Wyse Management Suite

Dell Wyse Management Suite 取扱説明書

  • こんにちは!Dell Wyse Management Suiteの導入ガイドに関するご質問にお答えします。このガイドには、最大12万台のデバイスを管理するための様々な導入方法、ハードウェア要件、カスタムポート設定、データベース管理方法などが詳細に記載されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください。
  • 1台のサーバで5万台のデバイスをサポートするには、どのようなハードウェアが必要ですか?
    12万台のデバイスをサポートするにはどうすればよいですか?
    デフォルト以外のポートを使用するにはどうすればよいですか?
    データベースのバックアップと復元方法は?
Dell Wyse Management Suite
バージョン 1.2 導入ガイド
メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2018 Dell Inc. その関連会社。All rights reserved.DellEMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所
有者の商標である場合があります。
2018 - 05
Rev. A00
目次
1 はじめに...........................................................................................................................................................4
2 ハードウェア要件..............................................................................................................................................5
3 Wyse Management Suite の導入アーキテクチャ................................................................................................6
4 導入の詳細.....................................................................................................................................................7
1 台のサーバに導入して 5 万台以上のデバイスをサポートする...........................................................................................7
1 台のサーバに導入して 12 万台のデバイスをサポートする..................................................................................................7
FE MQTT を別のサーバに導入...........................................................................................................................................8
Wyse Management Suite を別のデータベースサーバに導入.............................................................................................9
5 カスタムのポート設定......................................................................................................................................10
Tomcat サービスポートの変更............................................................................................................................................10
MQTT ポートの変更.......................................................................................................................................................... 10
MariaDB ポートの変更....................................................................................................................................................... 11
MongoDB データベースポートの変更................................................................................................................................. 11
Wyse Management Suite の導入と設定.........................................................................................................................12
サービスとしてのフロントエンド Mosquitto の導入........................................................................................................ 13
サービスとしてのフロントエンド Mosquitto の導入........................................................................................................ 13
フロントエンド Mosquitto に接続するためのバックエンド Mosquitto の設定............................................................... 14
MongoDB データベースでのフロントエンド Mosquitto の設定.................................................................................... 16
リモートリポジトリ............................................................................................................................................................16
Wyse Management Suite リポジトリサービスの管理................................................................................................. 25
6 メンテナンス................................................................................................................................................... 26
データベースのバックアップ...................................................................................................................................................26
データベースの復元............................................................................................................................................................ 26
目次
3
はじめに
Wyse Management Suite は、Dell Wyse シンクライアントを一元的に設定、監視、管理、最適化するための次世代管理ソリューションです。この新し
いスイートでは、機能性とパフォーマンスに優れた使いやすい Thin Client を容易に導入し、管理することができます。また、クラウド / オンプレミスでの導
入、モバイルアプリケーションによるリモート管理、
BIOS 設定やポートロックダウンなど、高度な機能オプションも提供されています。その他の機能には、デ
バイス検出 / 登録、資産 / インベントリ管理、設定管理、オペレーティングシステム / アプリケーションの展開、リアルタイムのコマンド、エンドポイントの監
/ アラート / レポート / トラブルシューティングなどがあります。
本書では、最大 12 万台のデバイスを管理するために、プライベートクラウド上の 1 台の仮想マシンまたはサーバに Wyse Management Suite を導入す
る戦略について説明します。
1
4
はじめに
ハードウェア要件
次の表に、ハードウェアの要件を示します。
1. ハードウェア要件
説明 デバイス 1 万台以下 デバイス 5 万台以下 デバイス 12 万台以下
Wyse Management Suite -
ソフトウェアリポジトリ
Operating system
Microsoft Windows Server 2012 R2 または Microsoft Windows Server 2016 でサポートされている言語パック -
語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語プレビューリリース
最小ディスク容量
40 GB 40 GB
200 GB 120 GB
最小メモリRAM
8 GB 16 GB 32 GB 16 GB
最小 CPU 要件
4 4 16 4
ネットワークインタフェース
割り当て済み IP アドレ
1 1 4 1
ネットワーク通信ポート
Wyse Management Suite インストーラは、ファイアウォールの例外リストに TCP ポート
443 および 1883 を追加します。これらのポートは、Wyse Management Suite コンソ
ールにアクセスするため、および Thin Client にプッシュ通知を送信するために追加され
ます。
TCP 443 HTTPS 通信
TCP 1883 MQTT 通信
TCP 3306 MariaDBリモートの場合はオプション
TCP 27017 MongoDBリモートの場合はオプション
インストーラで使用されるデフォルトポートは、インストール時に別のポートに変更されて
いる可能性があります。
Wyse Management Suite リポ
ジトリインストーラは、
TCP ポー
443 をファイアウォールの例外
リストに追加します。ポートは、
Wyse Management Suite によ
って管理されているオペレーティ
ングシステムのイメージとアプリケ
ーションイメージにアクセスするた
めに追加されます。
対応ブラウザ
Internet Explorer バージョン 11
Chrome バージョン 58.0 以降
Windows Edge ブラウザ - 英語版のみ
Firefox バージョン 52.0 以降
メモ:
Wyse Management Suite は、物理または仮想マシンにインストールすることができます。
ソフトウェアリポジトリと Wyse Management Suite サーバは、同じオペレーティングシステムを使用する必要があります。
Wyse Management Suite Remote Repository v 1.2 はポート 8080 をサポートしますが、セキュリティ機能としての HTTP アクセスはサポートし
ません。
2
ハードウェア要件
5
Wyse Management Suite の導入アーキテクチャ
作業スペースに導入する Wyse Management Suite のインストーラコンポーネントは、次のとおりです。
WMS ウェブアプリケーション - Wyse Management Suite をホストするアプリケーションサーバ。
Memcached - パフォーマンスと拡張性のためにデータのキャッシュに使用されます。
MQTT - シンクライアントに通知をプッシュするために使用されます。
MongoDB - 構造化されたデータと正規化のためのリレーショナルデータベース。
MariaDB パフォーマンスと拡張性のための SQL データベース。
1. Wyse Management Suite アーキテクチャ
3
6
Wyse Management Suite の導入アーキテクチャ
導入の詳細
本章では、Wyse Management Suite の導入アーキテクチャの詳細について説明します。
Wyse Management Suite は、最大 12 万台の接続デバイスをサポートします。
導入時のセットアップにより、5 万台以上のデバイスの導入をカスタマイズすることもできます。
1 台のサーバに導入して 5 万台以上のデバイスをサポート
する
1 台のサーバで 5 万台のデバイスに対応する場合の最小ハードウェア要件は次のとおりです。
2. ハードウェアの仕様
アプリケーション ハードウェアの仕様
Wyse Management Suite
4 CPU
16 GB RAM
40 GB HDD
次の図は、Wyse Management Suite 1 台のサーバに導入した場合の構成を示しています。
2. 1 台のサーバで 5 万台のデバイスに対応
1 台のサーバに導入して 12 万台のデバイスをサポートする
1 台のサーバで 12 万台のデバイスに対応する場合の最小ハードウェア要件は次のとおりです。
4
導入の詳細
7
3. ハードウェアの仕様
アプリケーション ハードウェアの仕様
Wyse Management Suite
16 CPU
32 GB RAM
200 GB HDD
4 つのネットワークインタフェースサーバに 4 つの IP アドレスを割り当てる
3. 1 台のサーバで 12 万台のデバイスに対応
FE MQTT を別のサーバに導入
FE MQTT を別のサーバに導入することができます。サポートされる TCP 接続が FE MQTT サーバと WMS サーバで共有されるため、WMS サーバの負
荷が軽減されます。
最小ハードウェア要件は次のとおりです。
4. ハードウェア要件
アプリケーションの詳細 ハードウェアの仕様
Wyse Management Suite
8 CPU
16 GB RAM
200 GB HDD
1 つのネットワークインタフェース
FE MQTT サーバを複数のサーバに導入
4 CPU
8 GB RAM
40 GB HDD
1 つのネットワークインタフェース
FE MQTT サーバを 1 台のサーバに導入
8 CPU
16 GB RAM
80 GB HDD
8
導入の詳細
アプリケーションの詳細 ハードウェアの仕様
1 つのネットワークインタフェース
次の図は、Wyse Management Suite サーバと FE MQTT サーバを分離するアーキテクチャを示しています。
4. Wyse Management Suite サーバから分離された FE MQTT サーバ
Wyse Management Suite を別のデータベースサーバに導
本項では、Wyse Management Suite を別のデータベースサーバに導入する導入アーキテクチャについて説明します。MongoDB MariaDB は、同じサ
ーバに導入することも、別々のサーバに導入することもできます。
次の図は、Wyse Management Suite を別のデータベースサーバに導入する導入アーキテクチャを示しています。
5. Wyse Management Suite を別のデータベースサーバに導入
導入の詳細
9
カスタムのポート設定
Wyse Management Suite では、インストール済みアプリケーションのデフォルトポートとして次のポートが使用されます。
Apache Tomcat: 443
MariaDB データベース: 3306
Mongo データベース: 27017
MQTT Broker: 1883
Memcached: 11211
上記の 1 つまたは複数のサービスでデフォルト以外のポートを使用する場合は、Wyse Management Suite のインストール時に カスタム インストールオ
プションを選択します。続いて表示される画面のオプションでは、MongoDB および MariaDB のローカルデータベースを使用したり、リモートでインストール
されたデータベースを使用したりできます。
トピック
Tomcat サービスポートの変更
MQTT ポートの変更
MariaDB ポートの変更
MongoDB データベースポートの変更
Wyse Management Suite の導入と設定
Tomcat サービスポートの変更
本項では、Wyse Management Suite のインストール後にポートを変更する方法について説明します。ポートを変更するには、カスタムインストールモード
を使用して再インストールする必要があります。再インストールを避けたい場合は、以下の項で説明する手順に従ってポートを手動で変更します。
Tomcat サービスポートを変更するには、次の手順に従います。
1 Tomcat サービスを停止します。この Tomcat サービスは、Dell WMS: Tomcat Service エントリで識別されます。
2 テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\Tomcat-8\conf\server.xml ファイルを編集します。
3 ポートエントリ 443 のすべてのオカレンスを検索して、使用するポート番号に置き換えます。ポート 8443 への参照を変更するかどうかは任意です。
4 server.xml ファイルを保存して終了します。
5 Tomcat サービスを開始します。
6 URL にポート番号を入力しますデフォルトポート 443 の場合は URL から省略できますhttps://xyz.wysemanagementsuite.com:
553/ccm-webURL に指定するポートは、ポータルアクセスとデバイス登録の両方に使用する必要があります。
メモ: Memcached ポートは、Wyse Management Suite のインストール中に変更できます。インストール後は、Memcached ポートの
詳細を変更しないことをお勧めします。
MQTT ポートの変更
1 Tomcat および MQTT サービスを停止します。
2 Mosquitto を設定するには、次の手順を実行します。
a テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\Mosquitto\mosquitto.conf ファイルを編集します。
b 次のエントリに注意してください。
5
10
カスタムのポート設定
# Port to use for the default listener
#port 1883
c port 1883 エントリのコメントを外し、ポート番号を優先ポートに変更します。たとえば、port 2883 とします。
d ファイルを保存し、MQTT サービスを開始します。
e 次のエントリをチェックして、MQTT サービスが新しいポートで実行されていることを確認します。
ps> get-nettcpconnection LocalPort 2883
3 Tomcat を設定するには、次の手順を実行します。
a コマンドプロンプトセッションを開き、cd コマンドで C:\Program Files\DELL\WMS\MongoDB\bin ディレクトリに移動します。
b コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
>mongo stratus -u stratus -p <mongodbPassword> -eval "db.bootstrapProperties.update({'name': ' mqtt.server.url'}, {'name': '
mqtt.server.url' , 'value' : 'tcp://xyz-pns.wysemanagementsuite.com:2883', 'isActive' : 'true', 'committed' : 'true'},
{upsert
:true})"
c ローカルサービス Dell WMS: Tomcat Service として識別されている Tomcat サービスを開始し、MQTT URL が新しいポートを参照する
ように、すべてのデバイスを再登録します。
MariaDB ポートの変更
1 Tomcat サービスを開始し、MariaDB サービスを停止します。MariaDB を設定するには、次の手順を実行します。
a テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\Database\SQL\my.ini ファイルを編集します。
b mysqld とクライアントの両方のポート番号を優先ポートに変更します。ポート番号は同じ値にする必要があります。たとえば、次のとおりで
す。
[mysqld]
datadir=C:/Program Files/DELL/WMS/Database/SQL
port=3308
[client]
port=3308
c ファイルを保存し、MariaDB サービスを開始します。
2 Tomcat を設定するには、次の手順を実行します。
a テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\Tomcat-8\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes\bootstrap.properties ファイルを編
集します。
b ファイル内のプロパティを優先ポート番号の値に変更します。たとえば、次のとおりです。
jpa.connection.url=jdbc\:mysql\://localhost\:3308/stratus?useUnicode\=true&characterEncoding
\=utf-8&useLegacyDatetimeCode\=false&serverTimezone\=America/Los_Angeles
jpa.connection.port=3308
c ファイルを保存し、Tomcat サービスを開始します。設定したポートでサービスが実行されていることを確認します。たとえば、次のとおりです。
ps>get-nettcpconnection LocalPort 3308
MongoDB データベースポートの変更
1 Tomcat および MongoDB サービスを停止します。
2 MongoDB ポートエントリを設定するには、次の手順を実行します。
a テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\MongoDB\mongod.cfg ファイルを編集します。
b ファイル内のプロパティを優先ポート番号に変更します。たとえば、port=27027 とします。
c ファイルを保存し、MongoDB サービスを開始します。新しいポートで実行されていることを確認します。
3 Tomcat を設定するには、次の手順を実行します。
カスタムのポート設定
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a テキストエディタで C:\Program Files\Dell\WMS\Tomcat-8\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes\bootstrap.properties ファイルを編
集します。
b ファイル内のプロパティを優先ポート番号に変更します。たとえば、mongodb.seedList=localhost\:27027 とします。
c ファイルを保存し、Tomcat サービスを開始します。目的のポートでサービスが実行されていることを確認します。たとえば、ps>get-
nettcpconnection LocalPort 27027 とします。
Wyse Management Suite の導入と設定
本章では、1 台のサーバに Wyse Management Suite を導入して構成する方法について説明します。
1 台のサーバに Wyse Management Suite を導入する手順は次のとおりです。
サーバの準備
DNS の設定
Wyse Management Suite のインストール
1 台のサーバに Wyse Management Suite を導入して、12 万台のデバイスをサポートするには、次の手順を実行します。
1 システムにログインします。ネットワーク接続ウィンドウに移動し、サーバに 4 つのネットワーク接続があることを確認します。
次のウィンドウが表示されます。
6. IP アドレスの設定
2 Wyse Management Suite で使用するプライマリ IP アドレス IP0 Ethernet0 に割り当てる場合と同じように、各ネットワーク接続をそれぞれの
IP アドレスで設定します。
3 つまり、Ethernet1Ethernet2Ethernet3 には、残りの 3 つの IP アドレスフロントエンド MQTT で使用される IP1IP2IP3を割り当てま
す。
4 DNS 2 つの DNS レコードで設定します。たとえば、次のとおりです。
Xyz.wysemanagementsuite.com
Ethernet0 に割り当てられたプライマリ IP アドレスで、割り当てが実行されます。
このドメインは、HTTPS 経由で Tomcat と通信するためにデバイスが使用します。
Xyz-pns.wysemanagementsuite.com
12
カスタムのポート設定
Ethernet1Ethernet2Ethernet3 に割り当てられた 3 つの IP アドレスは、ラウンドロビン方式で使用されます。
このドメインは、フロントエンド MQTT サーバとの接続を確立するためにデバイスが使用します。
5 プライベートクラウド用の最新の Wyse Management Suite をダウンロードしてインストールします。次のコンポーネントがサービスとしてインストールさ
れます。
a Tomcat
b Memcached
c Mosquitto
d MongoDB
e MariaDB
WMS インストーラがインストールする Mosquitto は、バックエンド MQTT として設定する必要があります。フロントエンド MQTT は手動でインストー
ルできます。デフォルトのインストールディレクトリは、C:\Program Files\DELL\WMS です。
サービスとしてのフロントエンド Mosquitto の導入
Wyse Management Suite の場合、インストーラがインストールする Mosquitto 1 インスタンスで最大 5 万台のデバイスに対応できます。このインスタ
ンスは、フロントエンドとバックエンドの両方の
Mosquitto として機能します。12 万台のデバイスをサポートするには、デバイス接続に対応するために、追
加の Mosquitto インスタンスが必要になります。各 Mosquitto インスタンスは最大 5 万台のデバイス接続に対応できるため、12 万台のデバイスに対応
するには、少なくとも 3 つのフロントエンドインスタンスが必要になります。3 つの各フロントエンド Mosquitto インスタンスは、ポート 1883 を経由して相互
に連携し、各インスタンスは特定の IP アドレスにバインドされます。新しい 3 つの Mosquitto インスタンスをインストールするには、次の手順の説明のよう
に、新しい Mosquitto 導入コピーが 3 つ必要になります。
1 次のエントリのように、Mosquitto フォルダ内に新しい 3 つのディレクトリを作成します。
C:\Program Files\DELL\mq1
C:\Program Files\DELL\mq2
C:\Program Files\DELL\mq3
2 手順 1 で作成したフォルダに、C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto ディレクトリ内のファイルをコピーします。
3 テキストエディタで C:\Program Files\DELL\mq1\mosquitto.conf ディレクトリにあるファイルを開きます。
4 mosquitto.conf フォルダで、bind_address プロパティのコメントを外し、エントリを bind_address <IP1> として更新します。
5 mq1 IP1 で実行されていることを確認するには、mq1 を開始して次の手順を実行します。
a コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
b C:\Program Files\DELL\mq1 ディレクトリに移動します。
c コマンドプロンプトで Mosquitto.exe c mosquitto.conf コマンドを実行します。
d Powershell ウィンドウを開き、コマンドプロンプトで PS> get-nettcpconnection -LocalPort 1883 コマンドを実行します。
6 サービスが次の値で実行されていることを確認します。
LocalAddress=IP1
LocalPort=1883
State=Listen
7 mq2 IP2mq3 IP3 の組み合わせで、手順 3456 を繰り返してプロセスを完了します。
サービスとしてのフロントエンド Mosquitto の導入
1 管理者権限で Windows PowerShell ウィンドウを開き、次のコマンドを実行して、レジストリおよびサービスデータベース内にサービスエントリを作成
します。
PS> sc.exe Dell WMS: FE-MQTT1 binPath= C:\Program Files\DELL\mq1\mosquito.exe run
PS> sc.exe Dell WMS: FE-MQTT2 binPath= C:\Program Files\DELL\mq2\mosquito.exe run
カスタムのポート設定
13
PS> sc.exe Dell WMS: FE-MQTT3 binPath= C:\Program Files\DELL\mq3\mosquito.exe run
2 コントロールパネルから Windows ローカルサービスを開き、次のスクリーンショットに示すように、サービスが作成されていることを確認します。
7. サービス
メモ: スタートアップの種類 手動 です。Mosquitto Services はスクリプトを実行して開始します。システムの再起動時にサービスがス
クリプトにより自動的に開始されるため、
Mosquitto サービスDell WMS: Mosquitto」を含むを開始または手動で再起動する必要
はありません。
フロントエンド Mosquitto に接続するためのバックエンド Mosquitto
の設定
1 テキストエディタで C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto\mosquito.conf ディレクトリにあるファイルを開きます。
2 mosquitto.conf フォルダで、bind_address プロパティのコメントを外し、エントリを bind_address <IP1> として更新します。
3 文書の Bridges セクションに移動し、次のコマンドを実行します。
# connection <name>
#address <host>[:<port>] [<host>[:<port>]]
#topic <topic> [[[out | in | both] qos-level] local-prex remote-prex]
connection pns01
address <IP1>:1883
topic # out
connection pns02
address <IP2>:1883
topic # out
connection pns03
address <IP3>:1883
topic # out
4 Windows ローカルサービスで、次のウィンドウに示すように Dell WMS: Mosquitto サービスを 手動 に設定します。
14
カスタムのポート設定
8. サービスの開始
Mosquitto サービスのスタートアップスクリプトの編集
1 C:\Program Files\DELL ディレクトリに移動し、mqttsvc.bat ファイルを作成します。
2 テキストエディタで mqttsvc.bat ファイルを開き、次のコマンドをファイルに入力します。
@ECHO OFF
SETX -m MOSQUITTO_DIR "C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto\mq1"
sc.exe start "Dell WMS: FE-MQTT1"
SLEEP 5
TIMEOUT /5
SETX -m MOSQUITTO_DIR "C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto\mq2"
sc.exe start "Dell WMS: FE-MQTT2"
SLEEP 5
TIMEOUT /5
SETX -m MOSQUITTO_DIR "C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto\mq3"
sc.exe start "Dell WMS: FE-MQTT3"
SLEEP 5
TIMEOUT /5
SETX -m MOSQUITTO_DIR "C:\Program Files\DELL\WMS\Mosquitto"
sc.exe start "mosquitto"
3 mqttsvc.bat ファイルを保存します。
4 mqttsvc.bat ファイルへのショートカットを作成します。このスクリプトは、サーバの起動時にすべての Mosquitto サービスを開始する場合に使用しま
す。
5 Mosquitto サービススタートアップスクリプトを設定するには、Windows のスタートアップフォルダに移動し、次のスクリーンショットに示すように、検索
ウィンドウに
Shell:startup と入力します。
カスタムのポート設定
15
9. スタート画面
C:\Users\Administrator\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup ディレクトリが表示されます。
6 mqttsvc.bat ファイルのショートカットをフォルダにコピーします。
7 サーバを再起動して次の手順を実行し、Mosquitto 4 つのインスタンスがポート 1883 を使用して IP0IP1IP2IP3 で実行されていることを確
認します。
a Powershell ウィンドウを開き、次のコマンドを実行します。
PS> get-nettcpconnection -LocalPort 1883
b 少なくとも 4 つのサービスが以下の値で実行されていることを確認します。
LocalAddress=IP0, IP1, IP2, IP3
LocalPort=1883
State=Listen
MongoDB データベースでのフロントエンド Mosquitto の設定
MongoDB には、bootstrapProperties ファイルがあり、Tomcat URL を設定し、バックエンドとフロントエンドの Mosquitto とデバイスを接続するための
様々なパラメータが含まれます。多くのユーザーは Mosquitto 1 インスタンスでサービスを実行するため、デフォルトの場合、インストーラはバックエンドの
Mosquitto で両方のパラメータを設定します。
1 コマンドプロンプトを開き、C:\Program Files\DELL\WMS\MongoDB\bin ディレクトリに移動します。
2 コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
>mongo stratus -u stratus -p <mongodbPassword> -eval "db.bootstrapProperties.update({'name': 'stratus.external.mqtt.url'}, {'name':
'stratus.external.mqtt.url' , 'value' : 'tcp://xyz-pns.wysemanagementsuite.com:1883' }, {upsert:true})"
3 ローカルサービス Dell WMS: Tomcat Service として識別されている Tomcat サービスを再開します。
リモートリポジトリ
Wyse Management Suite では、アプリケーション、オペレーティングシステムイメージなどのために、ローカルリポジトリとリモートリポジトリを使用できます。
ユーザーアカウントが地理的に分散している場合、デバイスがローカルリポジトリからイメージをダウンロードできるように、分散したユーザーアカウントごとに
別のローカルリポジトリを配置する構成が効率的です。この柔軟性は、WMS_Repo.exe ソフトウェアで実現されます。WMS_Repo.exe は、Wyse
16
カスタムのポート設定
Management Suite のファイルリポジトリソフトウェアであり、Wyse Management Suite に登録できる分散リモートリポジトリを作成する場合に役立ちま
す。WMS_Repo.exe は、Pro ライセンスのサブスクライバのみが使用できます。
Wyse Management Suite リポジトリソフトウェアをインストールする場合のサーバ要件は次のとおりです。
Windows 2012 R2 または Windows 2016 Server
4 CPU
8 GB RAM
40 GB ストレージ容量
WMS-Repo ソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。
1 Dell Digital Locker から WMS_Repo.exe ファイルをダウンロードします。
2 管理者としてログインし、WMS_Repo.exe をリポジトリサーバにインストールします。
3 次へ をクリックして、画面に表示される指示に従ってインストールを完了します。
10. ようこそ画面
カスタムのポート設定
17
11. インストール先フォルダ
18
カスタムのポート設定
12. インストールの完了
4 起動 をクリックして、ウェブブラウザで WMS リポジトリ登録 画面を表示します。
カスタムのポート設定
19
13. 登録の詳細
5 登録 をクリックして登録を開始します。パブリッククラウドで登録を行っている場合は、パブリック WMS 管理ポータルへの登録 を選択します。
20
カスタムのポート設定
/