Hilti PS 35 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
*409101*
409101
PS 35
Operating instructions en
ja
ko
zh
cn
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
26 1
35 3
74
1
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
2
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
オリジナル取扱説明書
PS 35 フェロディテクター
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、 本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 12
2 製品の説明 13
3 製品仕様 15
4 安全上の注意 16
5 ご使用前に 17
6 ご使用方法 18
7 手入れと保守 20
8 故障かな? と思った時 20
9廃 21
10 本体に関するメーカー保証 21
11 FCC 注意事項 (米国用) ICES 意事項
(カナダ用) 21
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 22
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
PS 35 鉄筋探知器を指しています。
各部名称、 操作部/表示部名称 1
@
ON/OFF ボタン
;
測定および設定ボタン
=
メニューナビ用矢印ボタン
%
ステータス LED(赤/緑)
&
マーキング開口部
(
表示ディスプレイ
)
電池収納部
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
略号
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
リサイク
ル規制部品
です
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしてお
き、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してくださ
い。
機種名
製造番号
ja
12
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
1
2
1 2 3 4 5
1 2
2 製品の説明
2.1 正しい使用
ヒルティ PS 35 フェロディテクターは鉄類 (鉄筋) 非鉄類 (銅、 アルミニウム) の探査および鉄筋のかぶり厚
の測定に最適な装置です。
本体は、 テンションケーブルの特定には適していません。
本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください
周囲状況を考慮してください。 火災や爆発の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないでください。
本体の加工や改造は許されません。
2.2 表示ディスプレイ
測定値、 設定値、 本体の状態が画面に表示されます。
2.3 画面のバックライト
周囲が暗い場合は、 画面のバックライトが自動的にオンになります。
2.4 ディスプレイ
ディスプレイの範囲
@
ステータスエリア
;
探査エリア
ディスプレイの 2 つの範囲を表示。
2.5 ステータスエリアの標準設定
標準ステータスエリア 本体のスイッチをオンにすると、 自動的に標準測定モードがオンにな
ます。 このモードでは、 鉄類および非鉄類 (銅、 アルミニウム) の検
出が行えます。 限定かぶり厚測定はオフの状態です。
2.6 ステータス表示
ステータスエリア
@
鉄類探査オン
;
非鉄類探査オン
=
限定かぶり厚測定オン
%
選択されたかぶり厚測定範囲
(mm またはインチ)
&
電池の状態
アクティブな状態を表示
2.7 探査エリア
探査表示
@
信号強度バー
;
かぶり厚測定値 (mm またはイ
ンチ)
探査エリアの範囲を表示
ja
13
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
0
I
2
1
0
I
0
I
0
I
0
I
i
n
c
h
mm
i
n
c
h
i
n
c
h
mm
mm
025 7550
0 25 7550
01 32
0 132
0
I
0
I
0
?
I
0
?
I
2.8 メニュー表示
メニュー表示
@
ステータスエリア、 現在のメ
ニュー設定を表示
;
ステータス選択、 0 はオフ、
I はオン、 背景が白のシンボル
がオン
メニュー内を移動する際に表示されるディスプレイ。
2.9 ディスプレイシンボル
鉄類
オン (左)
オフ (右)
非鉄類
オン (左)
オフ (右)
単位
インチがオン (左)
mm がオン (右)
限定かぶり厚測定 (mm) オン (左)
オフ (右)
限定かぶり厚測定 (インチ) オン (左)
オフ (右)
トーン
オン (左)
オフ (右)
ユーザーインストラクション オン (左)
オフ (右)
ja
14
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
2.10 警告および故障シンボルの表示
エラーメッセージ
弊社営業担当またはヒルティ代理店 販売店に連絡
温度警告
許可されない作動範囲
電磁波干渉
周囲干渉が大きすぎる
校正警告 校正が必要
2.11 バッテリー充電状態の表示
セグメント数 充電状態 (%)
3
=100%満
2
=80%満
1
=50%満
0
=20%満
バッテリーシンボルが点滅
=空
2.12 本体標準セット構成品
1本
1 ストラップ
4電
1 取扱説明書
1 製造証明書
1 布バッグ
2 マーカー
3製
技術データは予告なく変更されることがあります。
注意事項
すべてのデータは、 探査方向に対して垂直な個々の柱状の金属対象物、 外部からの障害影響のない平坦で滑らかな
コンクリート面に適用されます。 レンガ母材に対する測定の場合、 測定範囲および測定精度が制限されます。
PS 35
コンクリートにおいて鉄類 (個別の鉄筋) を特定する
ための測定範囲
>∅ 8 mm (≧ # 3) 5… 120 mm インチ ... インチ)
6…8mm5…100mm(¼...4)
非鉄類 (銅管、 アルミ管) を特定するための測定範囲
直径 Min. 10 mm インチ) 壁厚 Min. 2 mm (³/₃₂
ンチ) 5… 80 mm インチ ... 3¹/₈ インチ)
ja
15
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
個別の鉄筋のかぶり厚範囲
>∅ 8 mm (≧ # 3) 5… 120 mm ... インチ)
6…8mm5…100mm(¼...4)
かぶり厚測定値の測定精度 (精密測定モード) *
かぶり厚範囲 5 60 mm (¼ インチ ... 2²/ インチ)
± 3 mm(± ¹/₈ インチ)
かぶり厚範囲 60… 80 mm (2²/₃ インチ ... 3¹/₈ インチ)
± 5 mm(± ¼ インチ)
かぶり厚範囲 80… 100 mm (3¹/ ... 4 インチ) ± 7 mm
(± ⁹/₃ インチ)
かぶり厚範囲 100… 120 mm (4 インチ ... 4³/₄ インチ)
±11mm±⁷/₆イ
特定精度
±10mm±½イ
対象物の最小間隔
かぶり厚範囲 5 55 mm (¼ インチ ... 2¹/ インチ)
55 mm(2¹/₈ インチ)
かぶり厚範囲≧ 55 mm (2¹/₈ インチ) 間隔/かぶり厚係
数>1.5
供給電源
1.5 V(単 4) LR03 アルカリ乾電池 4
20 °C での連続動作時間
8h
動作温度
-15… +50°C (5 °F ... 122 °F)
自動カットオフ
5min
保管温度 (乾燥時)
-25… +63°C (- 13 °F ... 145 °F)
相対湿度
95%
絶縁クラス
IP 54(防塵および防水性)
重量 (電池を含む)
450 g (1 lb)
本体寸法 (長 x x
237 mm x 104 mm x 47 mm (9.4 x 4 x
2 インチ)
注意事項
* 標準的なコンクリート混合物および鉄筋の場合。
測定単位 寸法
mm
ミリメートル
in
インチ
in ¹⁄
¹⁄₈ インチ
4 安全上の注意
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、
下記事項を必ず守ってください。
本体は、 コンクリート、 レンガ、 仕切り壁内やモル
タル塗りした表面の下にある鉄類 (鉄筋) および非
(銅、 アルミニウム) を探査するのに最適な装置
で、 製品仕様の章に記載されたデータと一致しているこ
とが証明されています。
4.1 基本的な安全情報
a) 安全機構を無効にしたり、 注意事項や警告事項のス
テッカーをはがしたりしないでください。
b) 本体は子供の手の届かない所に置いてください。
c) ご使用前には毎回、 本体が正しく機能するかを
チェックしてください。
d) 本体のスイッチをオンにした後に表示ディスプレイ
を点検してください。 ディスプレイには、ヒルティ
のロゴ、 装置名、 およびバージョンが表示されな
ければなりません。 その後、 本体は短時間の自己
点検を行ってから、 ディスプレイに前回の設定また
は最後に記憶された設定を表示します。
e) イッチをオンにした後に本体が校正されること
を確認してください。
f) 妊婦の近くでは本体を使用しないでください。
g) 測定条件が急激に変わる場合、 測定結果に誤りが
生じることがあります。
h) 本体は必ず決められた使用制限内で使用してくださ
い。 テンションケーブルやステンレス鋼などを含
む母材に本体を使用しないでください。
i) 本体を医療機器の近くで使用しないでください
j) 本体によって対象物が検出された位置に穿孔を行わ
ないでください。
k) 常に表示ディスプレイの警告メッセージに注意して
ください。
l) 本体を品質検査用に使用しないでください。
ja
16
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
m) 本体を電磁波障害源 (作動中の電動ハツリ機など)
の近くで使用しないでください。
n) 周囲状況を考慮してください。 火災や爆発の恐れが
あるような状況では、 本体を使用しないでくださ
い。
o) ースメーカー使用者の近くでは本体を使用しない
でください。
p) 表示ディスプレイは常に読み取り可能な状態に保っ
てください (例えば、 表示ディスプレイを指でつか
んだり、 汚したりしないでください)
q) 本体は故障のない状態で使用してください
r) 探査面が常に清潔であることを確認してください。
s) ご使用の前には本体の設定をチェックしてくださ
い。
t) 本体の測定精度は母材の影響を受けます。 本体を
正しく校正できない場合は、 若干の測定エラーが
生じることがあります。
u) 自動校正が正しく行われない場合は、 ディスプレイ
に警告メッセージが表示されます。
4.2 作業場の整理整頓
a) 梯子や足場の上で作業を行うときは、 不安定な態
勢にならないように注意してください。 足元を確か
にし、 常にバランスを保ちながら作業してくださ
い。
b) 極度に低温の場所から高温の場所に移す場合、 ある
いはその逆の場合は、 体温度が周囲温度と同じに
なるまで待ってから使用してください。
c) 本体は必ず決められた使用制限内で使用してくださ
い。
d) 各国の定める事故防止規定に従ってください。
4.3 電磁波適合性
本体は厳しい規則に適合するように設計されています
が、 強い電磁波の照射により障害を受けて、 機能異常
が発生する恐れがあります。 以上のような状況下で測
定を行う場合は、 読取り値が惑わされていないかチェッ
クしてください。 また他の装置 (航空機の航法システ
ムなど) に影響を及ぼす可能性もあります。 本体はク
ラス A に準拠しており、 居住区域で障害が発生する可
能性があります。
4.4 一般的な安全対策
a) ご使用前に本体をチェックしてください。 体に損
傷のある場合は、 ヒルティサービスセンターに修理
を依頼してください。
b) もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場
合は、 本体の作動と精度をチェックしてください。
c) 本体は現場仕様に設計されていますが、 他の測定機
器と同様、 取り扱いには注意してください。
d) 本体は防湿になっていますが、 本体ケースに入れ
前に必ず水気を拭き取り、 乾いた状態で保管して
ださい。
e) 本体をオンにしたとき、 すべてのシンボルがきちん
と見えることを確認してください。
f) 本体を使用する前には必ず測定精度を点検してくだ
さい。
4.5 電気に関する安全注意事項
a) 電池は子供の手の届かないところに置いてくださ
い。
b) 電池を加熱したり、 火気にさらさないでくださ
い。 電池が破裂するか、 あるいは有毒物質を発
生する恐れがあります。
c) 電池を充電しないでください
d) 電池を本体にはんだ付けしないでください。
e) 電池の接点をショートさせないでください。
熱して液もれを起こすことがあります。
f) 電池を分解したり、 過度に機械的な力を加えたりし
ないでください。
4.6 搬送
搬送時は必ず電池を抜き取ってください。
5 ご使用前に
5.1 電池の挿入 2
注意
損傷した電池は使用しないでください。
注意
電池は必ず全部一緒に交換してください。
危険
古い電池と新しい電池を混ぜないでください。 メーカー
の違う電池や種類の違う電池を混ぜないでください。
1. 電池収納部を開きます。
2. パッケージから電池を取り出し、 本体に挿入しま
す。
注意事項極性を確認してください (バッテリー収
納部のマークを参照)
3. バッテリー収納部が正しくロックされていること
を確認してください。
5.2 本体の点検
1. センサーエリアに水気がないことを確認してくださ
い。 水気がある場合は布でセンサーエリアを拭い
て乾かしてください。
2. 激しい温度変化にさらされた後は 正確な測定結
果を得るために、 使用前に本体を周囲温度に適
合させてください。
3. 本体を使用する前に設定をチェックしてください。
ja
17
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
5.3 本体電源のオン/オフ
1. ON/OFF ボタンを押して本体の電源をオンにしま
す。
本体が標準設定で起動します。
2. 本体の電源がオンの状態で ON/OFF ボタンを押す
と、 本体がオフになります。
注意事項本体を使用しない場合やエラーメッセージ
が表示された場合、 本体は 5 分後に自動的にオフ
になります。 電池が空の場合、 本体はオフになり
ます。
5.4 設定メニュー
1. 本体のスイッチをオンにします。
2. 矢印ボタン (右または左) のいずれかを押すと、
設定メニューが表示されます。
3. 矢印ボタンのいずれかを押しながらメニュー内を移
動し、 選択を行ってください。
4. 設定を変更するには、 測定および設定ボタンを
押します。
5. 選択を行った後 本体は次の 5 秒以内に自動的
に表示ディスプレイに切り換わり、 使用可能な状
態となります。
注意事項5 秒以内に選択が行われなかった場合、
設定メニューは終了します。
6 ご使用方法
6.1 本体の準備
注意
探査する対象物の付近で穿孔作業を行う場合は、 十分
に安全距離を取るように配慮してください。
1. 本体の電源をオンにする前に、 本体が自由に動か
せる状態で、 母材または金属対象物と接触してい
ないことを確認してください。
2. ON/OFF ボタンを押して本体の電源をオンにしま
す。
短時間の自己点検後、 本体は自動校正を開始しま
す。 これが終了すると、 ステータス LED が緑色
で点灯します。
校正中は本体を、 金属対象物または探査する母
材から 30 cm(12 インチ) 以上離して、 空中に保
持してください。
3. 最初の 5 回は使用開始前に、 ユーザーのための
インストラクションとして、 本体の使用方法を説
明したデモ画面が表示されます このインストラ
クションはメニュー設定でオフにすることができま
す。
6.2 本体の使用方法
探査する母材と本体が密着していることを確認してくだ
さい。
本体は必ず平らな母材に対して使用してください。
探査する母材に本体をゆっくりと慎重に押し付けます。
本体は 20 cm/s(9 インチ /s) 以下の速度で動かして
ください。
6.2.1 ワイプ方
最良の測定結果を得るためには、 本体をワイプ方式で使
用してください (対象物上を水平および垂直方向に広
く移動させる) 図に示したように移動させる方式
ワイプ方式です。 本体のスイッチをはじめてオンにす
ると、 ディスプレイ上でインストラクションが開始さ
れ、 母材上での本体による作業の仕方が示されます。
6.3 標準モードによる対象物特定
ja
18
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
1. 本体のスイッチをオンにし、 本体を金属対象物ま
たは探査する母材から 30 cm(12 インチ) 以上
離して保持してください。
自動校正の後、 標準モードが表示されます。
表示ディスプレイにかぶり厚測定単位 (mm また
in) が表示され、 ステータス LED が緑色で点
灯します。
本体は対象物の特定が可能な状態です。
2. 探査する母材に本体を慎重に押し付け、 横方向に
動かし始めます。
注意事項かぶり厚制限なしで鉄類を検出したい場合
は、 かぶり厚測定範囲設定をオフにします。
本体が鉄類 (鉄筋) に近づくと、 鉄類シンボル
が点滅してステータス LED が赤色で点灯し、
強度バーのレベルが上昇します。 本体が対象物
の真上にくると、 バーのレベルは最高に達します。
その間、 表示ディスプレイにはかぶり厚測定値
が表示されます。
本体をさらに動かして鉄類のところを通り過ぎる
と、 ステータス LED が緑色で点灯し、 信号強度
バーのレベルが下がります。
対象物を正確に特定するために、 ステータス LED
が赤色で点灯して信号強度バーが再び最高レベルに
達するまで本体を反対方向に動かします。
その後、 マーキング開口部から鉄類の位置に任
意のペンでマークを付けます。
スピーカーがオンになっている場合は、 本体が鉄
類の上にある間、 連続音が鳴ります。
本体が非鉄類 (銅、 アルミニウム) に近づくと、
非鉄類シンボルが点滅してステータス LED が赤色
で点灯し、 信号強度バーのレベルが上昇します。
本体が対象物の真上にくると、 バーのレベルは最
高に達します。
本体をさらに動かして非鉄類のところを通り過ぎる
と、 ステータス LED が緑色で点灯し、 信号強度
バーのレベルが下がります。
対象物を正確に特定するために、 ステータス LED
が再び赤色で点灯して信号強度バーが最高レベルに
達するまで本体を反対方向に動かします。
その後、 マーキング開口部から非鉄類の位置に任
意のペンでマークを付けます。
スピーカーがオンになっている場合、 本体が非鉄
類の上にある間、 連続音が鳴ります。
6.4 鉄類のみの特定
1. 本体のスイッチをオンにします。
設定メニューで鉄類をオンにし、 測定モード 「非
鉄類」 をオフにします。
2. 限定かぶり厚測定のモードは、 選択により有効に
することができます。
3. その後は、「標準モードによる対象物特定」 の章
の鉄類用の説明に従ってください。
6.5 非鉄類のみの特定
1. 本体のスイッチをオンにします。
設定メニューで非鉄類をオンにし、 測定モード
「鉄類」 をオフにします。
限定かぶり厚測定のモードは 自動的にオフにな
ります。
2. その後は、「標準モードによる対象物特定」 の章
の非鉄類用の説明に従ってください。
6.6 鉄筋の正確なかぶり厚測定
注意事項
正確なかぶり厚測定は、 コンクリート内の鉄筋に対して
のみ可能です。
1. 本体のスイッチをオンにします。
設定メニューで鉄類をオンにし 測定モード 「非
鉄類」 をオフにします。
2. 探査する母材に本体を慎重に押し付け、 横方向に
動かし始めます。
本体が鉄筋に近づくと、 鉄類シンボルが点滅して
ステータス LED が赤色で点灯し、 信号強度バー
のレベルが上昇します。 本体が鉄筋の真上にくる
と、 バーのレベルは最高に達します 本体をさら
に動かして鉄筋のところを通り過ぎると、 ステー
タス LED が緑色で点灯し、 信号強度バーのレベル
が下がります。 対象物を正確に特定するために、
ステータス LED が再び赤色で点灯して信号強度
バーが最高レベルに達するまで本体を反対方向に
動かします。 最高レベルの範囲で、 表示ディスプ
レイにかぶり厚の最初の測定結果が表示されます。
3. ここで測定ボタンを押すと2 ... 3 秒以内に正確な
かぶり厚測定値が得られます。
6.7 限定かぶり厚測定
注意事項
この測定により、 定義されたかぶり厚測定範囲内での鉄
筋の特定が可能となります。
ja
19
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
注意事項
このモードで作業を行う場合は、 事前にかぶり厚を設
定する際に鉄筋との安全な間隔を考慮する必要がありま
す。
1. 本体のスイッチをオンにします。
2. 設定メニューで鉄類をオンにし、 鉄筋を特定する
際の希望かぶり厚測定範囲を有効にします。 必要
な場合は非鉄類の対象物をオフにすることができま
す。
3. 測定ボタンを押し、 希望する最大かぶり厚測定範
(25、 50、 75 mm 1、 2 3 インチ) を選
択します。
4. 「標準モードによる対象物特定」 の章の鉄類用
の説明に従って本体を使用してください。 この測
定モードでは、 設定されたかぶり厚測定値よりも
浅いところにある対象物のみが表示されます
最後の設定が記憶されます。
7 手入れと保守
7.1 清掃および乾燥
1. 必ず汚れていない柔らかい布で清掃してくださ
い。 必要に応じてアルコールまたは少量の水で
湿してください。
注意事項プラスチック部分をいためる可能性があり
ますので、 他の液体は使用しないでください。
2. 保管場所の保管温度に注意してくださ (特に冬
季/夏季)
7.2 保管
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。
体、 本体ケース、 アクセサリーは清掃し、 乾燥させ
る必要があります (最高 40 °C 104 °F) 本体は完
全に乾燥した状態で本体ケースに収納してください。
長期間保管した後や搬送後は、 使用前に本体の精度を
チェックしてください。
本体を長期間使用しない時は、 電池を抜き取ってくださ
い。 電池から流れ出た液体で、 本体に損傷を与える
能性があります。
7.3 搬送
搬送や出荷の際は、 本体をヒルティの本体ケースか同等
の質のものに入れてください。 本体をヒルティの本体
ケースか同等の質のものに入れて搬送する際には、
体がロックされていることを特に確認してください。
本体は安全に保管してください。
注意
搬送時は必ず電池を抜き取ってください。
7.4 ヒルティ校正サービス
各種の規則に従った信頼性を保証するためには、 本体
の定期点検を第三者の校正機関に依頼されることをお
勧めします。
ヒルティ校正サービスはいつでもご利用できますが、
少なくとも年に一回のご利用をお勧めします
ヒルティ校正サービスでは、 本体が点検日の時点で、
取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしているこ
とが証明されます。
本体が仕様範囲にない場合は、 再調整します。 調整
と点検の終了後調整済みステッカーを貼って、 本体が
メーカー仕様を満たしていることを証明書に記載しま
す。
校正証明書は ISO 900X を認証取得した企業には、
ず必要なものです。
詳しくは、 弊社営業担当またはヒルティ代理店 販売
店にご連絡ください。
8 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因
処置
電源が入らない。
電池が空。
電池を交換する。
電池の極性を間違っている。
電池を正しくセットする。
電池収納部が閉まっていない。 電池収納部を閉じる。
本体が校正されない。
本体が金属対象物に近づきすぎてい
る。
本体のスイッチをオフにし、 本体
を金属対象物または探査する母材か
30 cm(12 インチ) 以上離してか
ら、 再びスイッチをオンにする。
ja
20
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
4
02292
PS 35
01
Hilti=trademark of Hilti Corp., Schaan, LI Made in Malaysia
This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the condition that this device does not cause
harmful interference. This Class B digital apparatus complies with Canadian ICES-003. Cet appareil numérique de la classe B
est conforme à la norme NMB-003 du Canada.
Power: 6V/160 mA
Item No.: Serialnumber:
症状 考えられる原因 処置
本体が電磁波警告を表示する。
本体が電磁波障害源に近づきすぎてい
る。
本体を電磁波障害源から離す。
本体が温度警告を表示する。
本体温度が高すぎる、 または低すぎ
る。
作業温度 (製品仕様) に注意する。
対象物上で表示がされない。
鉄類/非鉄類のモードがオフになって
いる。
希望の探査モードをオンにする。
9廃
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 本体や古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具お
よびバッテリーは一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してくださ
い。
10 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
11 FCC 注意事項(米国用) ICES 注意事項(カナダ用)
本体は FCC 規格の第 15 条および IC クラス B 装置用
ICES-003 に準拠した要求事項を満たしています。
本体は以下の条件下で使用されます。
1. 本体は、 標準規格に適合しない干渉ノイズを一切引
き起こしません。
2. 本体は、 障害を引き起こす可能性のある、 いかな
る干渉ノイズも受け入れません。
注意事項
ヒルティの書面による許可なしに本体の改造や変更を
行うと、 使用者が本体を操作する権利が制限されること
があります。
ja
21
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称 フェロディテクター
機種名
PS 35
設計年
2009
この製品は以下の基準と標準規格に適合していること
を保証します:2016 4 19 日まで:2004/108/EG、
2016 4 20 以降 2014/30/EU、 2011/65/EU、
EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Edward Przybylowicz
Head of BA Quality and Process
Management
Head of BU Measuring Systems
Business Area Electric Tools &
Accessories
BU Measuring Systems
06/2015 06/2015
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
22
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
*409101*
409101
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423/234 21 11
Fax: +423/234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
Pos. 2 | 20150924
Printed: 27.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137806 / 000 / 01
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Hilti PS 35 取扱説明書

タイプ
取扱説明書