BS60-2i EU

Wacker Neuson BS60-2i EU, BS70-2i EU ユーザーマニュアル

  • Wacker Neuson BS 60-2iとBS 70-2iランマーの操作マニュアルの内容を理解しています。 安全な操作方法、定期点検、メンテナンス、トラブルシューティングなど、このランマーに関する質問にお答えします。お気軽にご質問ください!
  • ランマーの推奨燃料は何ですか?
    エンジン始動手順を教えてください。
    定期点検はどのくらいの頻度で行うべきですか?
    エアクリーナーの保守点検方法を教えてください。
    ランマーのオイル交換頻度は?
ランマー
BS 60-2i
BS 70-2i
操作マニュアル
0175280jp 002
1109
0175280JP
BS 60/BS 70-2i 目次
3
1. 前書き 5
2. 安全情報 6
2.1 操作時の安全 ................................................ 7
2.2 エンジン運転についての作業者の安全 .......................... 8
2.3 保守点検時の安全 ............................................ 9
2.4 ラベル位置 ................................................. 10
2.5 安全と情報ラベル ........................................... 11
3. 操作 16
3.1 使用目的 ................................................... 16
3.2 推奨燃料 ................................................... 16
3.3 始動前 ..................................................... 16
3.4 始動 ....................................................... 17
3.5 停止 ....................................................... 18
3.6 操作 ....................................................... 19
3.7 正しい締め固め ............................................. 20
4. メンテナンス 21
4.1 定期点検のスケジュール ..................................... 21
4.2 エアクリーナーの保守点検 ................................... 22
4.3 潤滑 ....................................................... 23
4.4 燃料配管 ................................................... 24
4.5 シュー部品 ................................................. 25
4.6 キャブレター ............................................... 26
4.7 長期保管 ................................................... 26
4.8 輸送 ....................................................... 27
4.9 トラブルシューティング ..................................... 28
目次 BS 60/BS 70-2i
wc_bo0175280jp_001TOC.fm 4
5. 技術データ 29
5.1 ランマー ....................................................29
5.2 騒音測定 ....................................................30
5.3 振動測定 ....................................................30
5.4 寸法 .....................................................................................................31
5
1. 前書き
当マニュアル該当機種:
l
このマニュアルには,この Wacker Neuson 製品の安全な操作と保守のため
の情報や手順が書かれています。あなた自身の安全と事故防止のため,
のマニュアルに記載されている安全指示をよく読んで理解し,守ってく
ださい。
このマニュアル又はコピーを機械と共に保管して下さい。もし,このマ
ニュアルを紛失した場合や追加のマニュアルが必要になった場合には
Wacker Neuson 社にご連絡下さい。この機械はユーザーの安全を考慮して
作られていますが,操作や保守点検が不適切であれば危険を伴う事があ
ります。操作指示は確実に守ってください ! この機械の操作あるいは保
守点検作業で疑問がありましたら Wacker Neuson 社までご連絡下さい。
このマニュアルに記載された情報は,このマニュアルの発行時点で生産
されている機械を基準にしています。Wacker Neuson 社はこの情報のど
の部分であれ事前の通知なく変更する権利を保有しています。
全ての権利,特にコピー及び配布の権利は Wacker Neuson 社が保有して
います。
Wacker Neuson 社は 2008 年に著作権登録をしています。
この発行物のどの部分であれ,Wacker Neuson 社からの文書による同意な
しに,どのような形でも,またどのような手段を用いても,複製しては
ならず,これには電子的または機械的な方法,および写真複写も含まれ
ます。
あらゆる形の複製又は配布で Wacker Neuson 社が承認していないものは,
著作権の侵害行為であり,告訴されます。当社は,事前に通知すること
なく,当社製品を改善するためまた安全基準を向上させるための技術的
変更を行う権利を保有します。
機械 管理番号
BS 60-2i 0009339 改定番号 124, 200+
0009393 改定番号 123, 200+
0009419 改定番号 125
0009419 改定番号 127, 200+
0009420 改定番号 126, 200+
0620613 改定番号 100, 200+
0620614 改定番号 100, 200+
BS 70-2i 0009341 改定番号 123, 200+
0009401 改定番号 123, 200+
0009426 改定番号 125, 200+
0009428 改定番号 126, 200+
安全情報 BS 60/BS 70-2i
6
2. 安全情報
このマニュアルには「危 (DANGER)」「警 (WARNING)」「注
(NOTICE)」及び「注」の表示があり,これらの内容は,人身傷害,
置の損傷,又は不適切な保守点検作業を防止するために守らなくては
なりません。
これは安全警告シンボルです。このシンボルは人身傷害の危険を警告
するために使用されます。このシンボルのついた安全メッセージに従
わない場合は人身傷害または死亡事故を引き起こす危険がありま
す。
「危険 (DANGER)」は死亡事故又は重症事故につながる危険な状況を示
しています。
「警告 (WARNING)」は死亡事故又は重症事故を引き起こす可能性があ
る危険な状況を示しています。
「注意 (CAUTION)」は軽症または怪我を引き起こすおそれがある危険
な状況を示しています。
注意 : 安全警告シンボルなしで表示される注意は物品の損傷につな
がる危険な状況を示しています。
: その作業に重要なその他の情報です。
危険
警告
注意
BS 60/BS 70-2i 安全情報
7
2.1 操作時の安全
機械を安全に操作するには慣れと適正な訓練が必要です。機械の操作
が不適切な場合または未熟な人物が機械を操作した場合には危険が
伴います。このマニュアルとエンジンマニュアルの両方に記載された
操作説明を読んで,操作機械全ての配置場所と正しい操作方法に慣れ
ておいてください。未経験者は機械の使用を許可される前にこの機械
に慣れた人物からの指導を受けるようにして下さい。
2.1.1 使用目的以外の作業に本機械を使用しないで下さい。
2.1.2 適正な訓練を受けていない人には本機械の操作を許可しないで下さ
い。本機械を操作する人は,それに伴う危険と傷害についてよく知っ
ている必要があります。
2.1.3 エンジン運転中またはエンジン停止直後にはエンジンまたはマフ
ラーに触らないで下さい。これらの部分は高温になり,火傷の危険が
あります。
2.1.4 Wacker Neuson 社の指定した以外のアクセサリーやアタッチメントは
使用しないで下さい。機械の損傷及び使用者に傷害を与える可能性が
あります。
2.1.5 作動中の機械を放置しないで下さい。
2.1.6 操作機械の機能を改造したり非作動状態にしないで下さい。
2.1.7 エンジンを停止させるためにチョークを使用しないで下さい。
2.1.8 爆発の危険のある場所で本機を使用しないで下さい。
2.1.9 本機を使用する前に,必ず操作マニュアルを読んで理解し,この指示
に従って下さい。
2.1.10 りの人間が本機から安全な距離に離れていることを必ず確認して
下さい。誰かが本機の作業区域に入ってきたら本機を停止させて下さ
い。
2.1.11 本機の使用前に,作業者が適切な安全対策と操作技術に習熟している
か確認してください。
2.1.12 機械の使用時には作業場所に適した保護着を必ず着用して下さい。
2.1.13 機械の使用時には必ず防音器具を着用して下さい。
2.1.14 必ず,手や足および衣服の端などは本機の可動部分から放しておいて
下さい。
2.1.15 本機の使用時には,常識を働かせ,注意を払ってください。
2.1.16 使用しないときには,ランマーをひっくり返したり転がしたりしない
で下さい。また,滑らしたり倒したりしないで下さい。
2.1.17 ランマーを使用しないときは,必ずエンジンを停止させて下さい。
2.1.18 ず,作がランマーと固い物体との間に挟まれない方向にラン
マーを誘導してください。水平でない場所での作業または粗い材料を
締め固める場合には特に注意が必要です。そのような状況で本機を使
用する場合には,しっかり立たせておくよう注意して下さい。
警告
安全情報 BS 60/BS 70-2i
8
2.1.19 崩れた部分や穴,斜面,溝および基盤部分の端で作業するときには,
ランマーが横倒しまたは転倒する危険がないように,よく注意して下
さい。
2.1.20 機械を使用しないときは適切に保管して下さい。機械は清潔で乾燥し
た場所に置き,子供の手が届かない場所に保管して下さい。
2.1.21 機械を使用しないときは必ずエンジンの燃料バルブを閉じて下さい。
2.1.22 必ず,全ての安全装置及びガード類が適切に装着され,作動している
状態で本機を使用して下さい。安全装置の改造または無効化はしない
で下さい。安全装置またはガード類のどれかが無い状態,または作動
しない状態では機械を使用しないで下さい。
2.2 エンジン運転についての作業者の安全
エンジンには運転時および燃料補給時に特別な危険があります。エン
ジン取り扱いマニュアルでの警告情報と以下の安全ガイドラインを
読み,これらを守ってください。警告情報と安全ガイドラインに従わ
ない場合には,重症事故または死亡事故を引き起こす事があります。
2.2.1 機械の使用中は喫煙しないで下さい。
2.2.2 エンジンに燃料を補給しているときは喫煙しないで下さい。
2.2.3 エンジンが高温のとき,または運転中に燃料を補給しないで下さい。
2.2.4 火炎のそばでエンジンに燃料を補給しないで下さい。
2.2.5 エンジンに燃料を補給するときに燃料をこぼさないで下さい。
2.2.6 火炎のそばでエンジンを運転しないで下さい。
2.2.7 室内または深い溝などの閉鎖された区域では,排気ファンやホースな
どが配備された適切な換気装置がないかぎり,本機を運転しないで下
さい。エンジンの排気ガスは有毒な一酸化炭素を含んでおり,一酸化
炭素を吸入すると意識を失う事があり,死に至ることもあります。
2.2.8 燃料タンクへの補給は必ず換気の良い場所で行って下さい。
2.2.9 燃料補給後は必ず燃料タンクキャップを取り付けて下さい。
2.2.10 エンジン始動前に,必ず,燃料配管と燃料タンクに漏れや亀裂がない
か点検して下さい。燃料漏れがある場合や燃料配管が緩んでいる場合
には機械を使用しないで下さい。
危険
BS 60/BS 70-2i 安全情報
9
2.3 保守点検時の安全
保守のされていない機器は危険な状態になります。長期間にわたって
本機を安全かつ適正に作動させるためには,定期的なメンテナンスと
適時な修理が必要です。
2.3.1 運転中は機械の清掃または整備作業は行わないで下さい。回転物が深
刻な傷害を引き起こす事があります。
2.3.2 エアークリーナーを外してエンジンを運転しないで下さい。
2.3.3 エンジン運転中にエアークリーナーカバーやペーパーエレメントま
たはプレクリーナーを取り外さないで下さい。
2.3.4 エンジン回転数を変更しないで下さい。技術データのセクションで規
定された回転数でエンジンを運転して下さい。
2.3.5 ガソリンエンジンで燃料を吸い込みすぎた場合に,点火プラグを外し
た状態で回転させないで下さい。シリンダ内の燃料が点火プラグ孔か
ら噴出します。
2.3.6 ガソリンエンジンで燃料を吸い込みすぎた場合,又はガソリン臭がす
る場合には点火テストをしないで下さい。火花が飛んでガスに引火す
る事があります。
2.3.7 部品の洗浄にはガソリンやその他の燃料,あるいは引火性の溶剤を使
用しないで下さい。特に密閉空間での使用は避けて下さい。燃料や溶
剤からのガスが爆発することがあります。
2.3.8 修理およびメンテナンス後には,必ず安全装置とガード類を取り付け
て下さい。
2.3.9 マフラーの周囲からは,葉や紙,段ボール箱などのゴミを遠ざけて下
さい。高温のマフラーからこれらに火がついて火災の原因になる事が
あります。
2.3.10 定期点検は,必ず取扱説明書で定められたように行って下さい。
2.3.11 定期的にエンジン冷却フィンからゴミを取り除いて下さい。
2.3.12 磨耗または損傷した部品は,必ず Wacker Neuson 社が設計し,推奨す
るスペアパーツと交換して下さい。
2.3.13 ガソリンエンジンを搭載した機械では,整備作業を行う前に必ず点火
プラグの接続を外して突発的な始動を防止して下さい。
2.3.14 常に機械を清掃してラベル類が読めるようにしておいて下さい。紛失
したラベルや読みにくくなったラベルは交換して下さい。ラベル類は
重要な操作装置を説明しまた危険や傷害について警告するもので
す。
2.3.15 燃料配管を外す場合には必ず安全指示に従って下さい。これに従わな
いときには,燃料系統から燃料が噴出する事があります。
警告
安全情報 BS 60/BS 70-2i
10
2.4 ラベル位置
wc_gr005330
N
C
O
M
BS 60/BS 70-2i 安全情報
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2.5 安全と情報ラベル
Wacker Neuson 社の機械では,必要なところには国際標準マークを使
用しています。 こうしたラベルには以下のものがあります。
ラベル 意味
A
このラベルは重要な安全情報と操作情報を含
んでいます。これが読みにくくなった場合に
はラベルを交換して下さい。発注情報につい
てはパーツブックを参照して下さい。
--
プライマリーポンプが製品に付いてい
る場合は、ポンプ内部に燃料が見える
まで6回から10回ポンプを押して下
さい。
--
チョークを閉じます。
--
スロットルレバーを「START」位置にします。
安全情報 BS 60/BS 70-2i
12
--
スターターロープを引きます。
--
チョークを開きます。
--
スロットルレバーを「STOP」位置にします。
--
スロットルレバー :
0= 停止
亀マーク = 始動またはアイドル
ウサギマーク = 全開または高速
--
危険 !
エンジンからは一酸化炭素が排出されます。
換気の良い場所でのみ使用して下さい。
--
機械の情報については取扱説明書を参照して
下さい。
ラベル 意味
BS 60/BS 70-2i 安全情報
13
--
危険 !
機械の近くに火花や火炎または燃焼している
物体を置かないで下さい。
--
燃料補給の前にエンジンを停止して下さい。
--
注意 !
清浄でろ過済みのガソリンのみを使用して下
さい。
B
警告 !
聴力低下を防止するため,本機を運転すると
きには防音器具を着用して下さい。
C
警告 !
高温。ガードを装着して下さい。
D
警告 !
圧縮されたスプリングまたはカバーが当たっ
た場合には深刻な傷害を受ける事があります。
このスプリング機械カバーの取り外し方が不
適切な場合はスプリングが飛び出す事があり
ます。
ラベル 意味
安全情報 BS 60/BS 70-2i
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F
最適な操作及び最良の性能を得,かつ手/腕
への振動を最小にするためには,図のように
ハンドルを掴んでください。
詳細については『適切な操作』の章をご覧く
ださい。
G
音圧レベルの保証値 dB(A)
H
吸気システムにはフィルターインジケータが
装備されています。これはフィルター交換が
必要な時期を示します。このインジケータの
黄色のプランジャ部分が赤いラインに達する
か近い位置にきたら,メインペーパーフィル
ターエレメントを交換して下さい。
I
各機械に貼付された銘盤で,型式ナンバーや
製品ナンバー,改訂ナンバー,及びシリアル
ナンバーが記載されています。この銘盤に記
載された情報を記録しておき,銘盤が紛失し
た場合や損傷した場合に使用できるようにし
ておいて下さい。部品を注文するときやサー
ビス情報を求めるときには,必ず機械の型式
ナンバーや製品ナンバー,改訂ナンバー及び
シリアルナンバーが必要になります。
J
エンジン停止ボタン :
エンジンを停止するときに押します。
ラベル 意味
BS 60/BS 70-2i 安全情報
15
K
チョーク :
O = 開
I = 閉
L
本エンジンは無鉛レギュラーガソリン及び分
離給油される 2 サイクルオイルによって動作
致します。
M
ガソリン
N
エンジンオイルタンク
O
この機械は一つまたはそれ以上の特許に保護
されています。
ラベル 意味
操作 BS 60/BS 70-2i
16
3. 操作
3.1 使用目的
ランマーは,緩んだ土壌や砂利を締め固めて地盤沈下を防ぎ,基礎や
コンクリートスラブ,基盤およびその他の構造物の堅固な土台を提供
するために設計されています。
3.2 推奨燃料
このエンジンには無鉛レギュラーガソリンと,Wacker Neuson 2 サイ
クルオイルまたは同等品を使用して下さい。新しい清浄なガソリンの
みを使用して下さい。ガソリンに水分やゴミなどが混入していると燃
料系統に故障をおこす事があります。詳しくは技術データを参照して
下さい。
3.3 始動前
3.3.1 このマニュアルの最初の部分にある安全情報を読んで下さい。
3.3.2 燃料タンクに充分な燃料が入っており,オイルタンクにケ以上のオイ
ルが入っていることを確認して下さい。
3.3.3 ランマーをゆるい土または砂利の上に置きます。アスファルトやコン
クリートなどの硬い表面上ではランマーを始動させないで下さい。
BS 60/BS 70-2i 操作
17
3.4 始動
図参照
wc_gr005331
3.4.1 スロットルを全開位置 (c4) まで開きます。これで自動的に燃料供給
通路が開きます。
3.4.2 プライマリーポンプが製品に付いている場合は、ポンプ内部に燃料が
見えるまで6回から10回ポンプを押して下さい。
3.4.3 チョークを閉じます (b1 側)
3.4.4 スターターロープ (a) を引きます。エンジンがかかるまでこの作業を
繰り返します以下の場合には,エンジンが始動するまでに複数回
(通常は 5 回以下です)引かなくてはならないときがあります。
初めて使用するとき。
長期間使用しなかったとき(1 週間以上)
前回燃料切れまで運転したとき。
気温が低いとき。
3.4.5 スロットルをアイドル位置 (c2) またはハイアイドル位置 (c3) まで戻
します。
:このエンジンにはオイル量低下時の停止スイッチが備えられてい
ます。エンジンが 15-30 秒で停止する場合は,オイルタンクのオイル
量を確認して必要なら Wacker Neuson2 サイクルオイルか,または同
等品のオイルを補充して下さい。
3.4.6 チョークをゆっくりと開きます (b2 )。チョークを完全に開いた位
置でアイドリングが安定するまでエンジンを暖機します。
: 寒冷時には暖機時間が 1 分間くらい必要です。
操作 BS 60/BS 70-2i
18
3.5 停止
図参照
wc_gr005331
3.5.1 スロットルをアイドル位置 (c2) にします。
3.5.2 スロットルを,ノッチを超えて停止位置 (c1) まで戻し,エンジンを
停止します。エンジンは停止して燃料バルブが閉じます。
: スロットルワイヤーが切れた場合には,エンジン停止ボタン (d)
を押してエンジンを停止します。
wc_gr005331
BS 60/BS 70-2i 操作
19
3.6 操作
図参照
wc_gr002612, wc_gr005332
振動ランマーは汚れのない乾燥した場所に保管して下さい。無負荷運
転はしないで下さい。締め固める材料から離して,または機械を持ち
上げた状態でランマーを全開運転しないで下さい。
最適な制御と性能を達成し,かつ手 / 腕に伝わる振動を最小限に抑え
るために図のようにハンドルを握ってくださいこのようなポジ
ショニングでは, / 腕の振動 (HAV) が最適化されます。レポートさ
れる HAV のレベルは,EN 1033 および ISO 5349 に準じて示される手
の位置のすぐ前の A 位置で測定されます。
このエンジンにはオイル量低下時の停止スイッチが備えられてい
ます。エンジンが 15-30 秒で停止する場合は,オイルタンクのオイル
量を確認して必要なら Wacker Neuson2 サイクルオイルか,または同
等品のオイルを補充して下さい。
このエンジンにはアイドリング停止機能も備えられています。アイド
リング回転数で 17.5 分を超えて運転するとエンジンは自動的に停止
します。アイドリング停止が作動した後でエンジンを再始動するとき
には 5 秒間待ってから行って下さい。
注意 : ランマーへの損傷を避けるため,ランマーを横倒しにして運
転しないで下さい。
ランマーが横倒しになった場合は,下図のようにランマーを置いて下
さい。その後で,スロットルをノッチを超えて停止位置まで戻し,
ンジンを停止します。
wc_gr005332
操作 BS 60/BS 70-2i
20
3.7 正しい締め固め
図参照
wc_gr000045
3.7.1 ランマーを最高性能で使用するため,全開位置 (a4) 位置で運転して
下さい。
3.7.2 ハンドル部でランマーをガイドして下さい。機械を自力で前進させて
下さい。機械を押さえつけないで下さい。
3.7.3 上手く締め固めるにはシュー部分全体が地面にあたる様にして(b)
後に傾けないで下さい。これでシューの異常磨耗も防止できます。
wc_gr000045
b
a1
a2
a3
a4
BS 60/BS 70-2i メンテナンス
21
4. メンテナンス
4.1 定期点検のスケジュール
始動前の
日常点検
使用開
始から
5時
毎週,
または
25
間毎
毎月,
または
100
間毎
3ヶ月毎,
または 300
時間毎
毎年
燃料量の点検
エンジンのオイルレベル点検
エアフィルターインジケーター
の点検。必要なら交換。
ランマー装置のオイル量点検
(覗き窓から)
燃料配管と接続部の亀裂および
漏れ点検。必要なら交換。
ランマーシュー部品の締め付け

エンジンシリンダーボルトの
チェック

外側部品のチェック及び締付

エンジン冷却フィンの清掃
点火プラグギャップ部の清掃と
調整
点火プラグの交換
リコイルスターターの清掃
ランマー装置のオイル交換 *
エンジンマフラーおよび排気
ポートの清掃
吊り上げケーブルの磨耗や損傷
および酷使の検査

燃料フィルターの点検
* ランマー装置用オイルは使用開始から 50 時間で 1 回目の交換をして下さい。
: エンジン出力が不足な場合には,必要に応じてエアーフィルターエレメントを点検し,清
掃または交換して下さい。
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