BS60-4s

Wacker Neuson BS60-4s, BS60-4s EU ユーザーマニュアル

  • Wacker Neuson BS 60-4とBS 60-4sランマーの操作マニュアルの内容を理解しました。安全な操作方法、保守点検、トラブルシューティング、推奨燃料、オイルに関する情報など、このランマーに関するご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください。
  • ランマーの推奨燃料は何ですか?
    エンジンオイルのレベルはどこで確認できますか?
    オイル不足時停止スイッチとは何ですか?
    エアクリーナーの保守点検はどうすればよいですか?
    ランマーの適切な締め固め方法を教えてください。
ランマー
BS 60-4
BS 60-4s
操作マニュアル
0158432jp 011
1109
0158432JP
BS 60-4 目次
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1. 前書き 5
2. 安全情報 6
2.1 操作時の安全 ................................................ 7
2.2 エンジン運転についての作業者の安全 .......................... 8
2.3 保守点検時の安全 ............................................ 9
2.4 ラベル位置 ................................................. 10
2.5 安全ラベル ................................................. 11
2.6 操作用ラベル ............................................... 14
3. 操作 16
3.1 使用目的 ................................................... 16
3.2 推奨燃料 ................................................... 16
3.3 始動前 ..................................................... 16
3.4 始動 ....................................................... 16
3.5 停止 ....................................................... 17
3.6 オイル不足時停止スイッチ(装備機の場合) .................... 18
3.7 適切な操作 ................................................. 19
3.8 正しい締め固め ............................................. 20
4. メンテナンス 21
4.1 定期点検のスケジュール ..................................... 21
4.2 エアクリーナーの保守点検 ................................... 22
4.3 エンジンオイル ............................................. 23
4.4 潤滑 ....................................................... 24
4.5 シュー部品 ................................................. 25
4.6 長期保管 ................................................... 25
4.7 輸送 ....................................................... 26
4.8 トラブルシューティング ..................................... 27
目次 BS 60-4
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5. 技術データ 29
5.1 ランマー ....................................................29
5.2 騒音測定 ....................................................30
5.3 振動測定 ....................................................30
5.4 寸法 ........................................................30
5
前書き
このマニュアルには,この Wacker Neuson 製品の安全な操作と保守の
ための情報や手順が書かれています。あなた自身の安全と事故防止の
ためこのマニュアルに記載されている安全指示をよく読んで理解
し,守ってください。
このマニュアル又はコピーを機械と共に保管して下さい。もし,この
マニュアルを紛失した場合や追加のマニュアルが必要になった場合
には Wacker Neuson 社にご連絡下さい。この機械はユーザーの安全を
考慮して作られていますが,操作や保守点検が不適切であれば危険を
伴う事があります。操作指示は確実に守ってください ! この機械の
操作あるいは保守点検作業で疑問がありましたら Wacker Neuson
までご連絡下さい。
このマニュアルに記載された情報は,このマニュアルの発行時点で生
産されている機械を基準にしています。Wacker Neuson 社はこの情報
のどの部分であれ事前の通知なく変更する権利を保有しています。
全ての権利,特にコピー及び配布の権利は Wacker Neuson 社が保有し
ています。
Wacker Neuson 社は 2009 年に著作権登録をしています。
この発行物のどの部分であれ,Wacker Neuson 社からの文書による同
意なしに,どのような形でも,またどのような手段を用いても,複製
してはならず,これには電子的または機械的な方法,および写真複写
も含まれます。
あらゆる形の複製又は配布で Wacker Neuson 社が承認していないもの
は,著作権の侵害行為であり,告訴されます。当社は,事前に通知す
ることなく,当社製品を改善するためまた安全基準を向上させるため
の技術的変更を行う権利を保有します。
安全情報 BS 60-4
wc_si000118jp.fm 6
1. 安全情報
このマニュアルには「危 (DANGER)」「警 (WARNING)」「注
(NOTICE)」及び「注」の表示があり,これらの内容は,人身傷害,
置の損傷,又は不適切な保守点検作業を防止するために守らなくては
なりません。
これは安全警告シンボルです。このシンボルは人身傷害の危険を警告
するために使用されます。このシンボルのついた安全メッセージに従
わない場合は人身傷害または死亡事故を引き起こす危険がありま
す。
「危険 (DANGER)」は死亡事故又は重症事故につながる危険な状況を示
しています。
「警告 (WARNING)」は死亡事故又は重症事故を引き起こす可能性があ
る危険な状況を示しています。
「注意 (CAUTION)」は軽症または怪我を引き起こすおそれがある危険
な状況を示しています。
注意 : 安全警告シンボルなしで表示される注意は物品の損傷につな
がる危険な状況を示しています。
: その作業に重要なその他の情報です。
危険
警告
注意
BS 60-4 安全情報
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1.1 操作時の安全
機械を安全に操作するには慣れと適正な訓練が必要です。機械の操作
が不適切な場合または未熟な人物が機械を操作した場合には危険が
伴います。このマニュアルとエンジンマニュアルの両方に記載された
操作説明を読んで,操作機械全ての配置場所と正しい操作方法に慣れ
ておいてください。未経験者は機械の使用を許可される前にこの機械
に慣れた人物からの指導を受けるようにして下さい。
1.1.1 使用目的以外の作業に本機械を使用しないで下さい。
1.1.2 適正な訓練を受けていない人には本機械の操作を許可しないで下さ
い。本機械を操作する人は,それに伴う危険と傷害についてよく知っ
ている必要があります。
1.1.3 エンジン運転中またはエンジン停止直後にはエンジンまたはマフ
ラーに触らないで下さい。これらの部分は高温になり,火傷の危険が
あります。
1.1.4 Wacker Neuson 社の指定した以外のアクセサリーやアタッチメントは
使用しないで下さい。機械の損傷及び使用者に傷害を与える可能性が
あります。
1.1.5 作動中の機械を放置しないで下さい。
1.1.6 操作機械の機能を改造したり非作動状態にしないで下さい。
1.1.7 エンジンを停止させるためにチョークを使用しないで下さい。
1.1.8 爆発の危険のある場所で本機を使用しないで下さい。
1.1.9 本機を使用する前に,必ず操作マニュアルを読んで理解し,この指示
に従って下さい。
1.1.10 りの人間が本機から安全な距離に離れていることを必ず確認して
下さい。誰かが本機の作業区域に入ってきたら本機を停止させて下さ
い。
1.1.11 本機の使用前に,作業者が適切な安全対策と操作技術に習熟している
か確認してください。
1.1.12 機械の使用時には作業場所に適した保護着を必ず着用して下さい。
1.1.13 機械の使用時には必ず防音器具を着用して下さい。
1.1.14 必ず,手や足および衣服の端などは本機の可動部分から放しておいて
下さい。
1.1.15 本機の使用時には,常識を働かせ,注意を払ってください。
1.1.16 使用しないときには,ランマーをひっくり返したり転がしたりしない
で下さい。また,滑らしたり倒したりしないで下さい。
1.1.17 ランマーを使用しないときは,必ずエンジンを停止させて下さい。
1.1.18 ず,作がランマーと固い物体との間に挟まれない方向にラン
マーを誘導してください。水平でない場所での作業または粗い材料を
締め固める場合には特に注意が必要です。そのような状況で本機を使
用する場合には,しっかり立たせておくよう注意して下さい。
警告
安全情報 BS 60-4
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1.1.19 崩れた部分や穴,斜面,溝および基盤部分の端で作業するときには,
ランマーが横倒しまたは転倒する危険がないように,よく注意して下
さい。
1.1.20 機械を使用しないときは適切に保管して下さい。機械は清潔で乾燥し
た場所に置き,子供の手が届かない場所に保管して下さい。
1.1.21 機械を使用しないときは必ずエンジンの燃料バルブを閉じて下さい。
1.1.22 必ず,全ての安全装置及びガード類が適切に装着され,作動している
状態で本機を使用して下さい。安全装置の改造または無効化はしない
で下さい。安全装置またはガード類のどれかが無い状態,または作動
しない状態では機械を使用しないで下さい。
1.2 エンジン運転についての作業者の安全
エンジンには運転時および燃料補給時に特別な危険があります。エン
ジン取り扱いマニュアルでの警告情報と以下の安全ガイドラインを
読み,これらを守ってください。警告情報と安全ガイドラインに従わ
ない場合には,重症事故または死亡事故を引き起こす事があります。
1.2.1 機械の使用中は喫煙しないで下さい。
1.2.2 エンジンに燃料を補給しているときは喫煙しないで下さい。
1.2.3 エンジンが高温のとき,または運転中に燃料を補給しないで下さい。
1.2.4 火炎のそばでエンジンに燃料を補給しないで下さい。
1.2.5 エンジンに燃料を補給するときに燃料をこぼさないで下さい。
1.2.6 火炎のそばでエンジンを運転しないで下さい。
1.2.7 室内または深い溝などの閉鎖された区域では,排気ファンやホースな
どが配備された適切な換気装置がないかぎり,本機を運転しないで下
さい。エンジンの排気ガスは有毒な一酸化炭素を含んでおり,一酸化
炭素を吸入すると意識を失う事があり,死に至ることもあります。
1.2.8 燃料タンクへの補給は必ず換気の良い場所で行って下さい。
1.2.9 燃料補給後は必ず燃料タンクキャップを取り付けて下さい。
1.2.10 エンジン始動前に,必ず,燃料配管と燃料タンクに漏れや亀裂がない
か点検して下さい。燃料漏れがある場合や燃料配管が緩んでいる場合
には機械を使用しないで下さい。
危険
BS 60-4 安全情報
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1.3 保守点検時の安全
保守のされていない機器は危険な状態になります。長期間にわたって
本機を安全かつ適正に作動させるためには,定期的なメンテナンスと
適時な修理が必要です。
1.3.1 運転中は機械の清掃または整備作業は行わないで下さい。回転物が深
刻な傷害を引き起こす事があります。
1.3.2 エアークリーナーを外してエンジンを運転しないで下さい。
1.3.3 エンジン運転中にエアークリーナーカバーやペーパーエレメントま
たはプレクリーナーを取り外さないで下さい。
1.3.4 エンジン回転数を変更しないで下さい。技術データのセクションで規
定された回転数でエンジンを運転して下さい。
1.3.5 ガソリンエンジンで燃料を吸い込みすぎた場合に,点火プラグを外し
た状態で回転させないで下さい。シリンダ内の燃料が点火プラグ孔か
ら噴出します。
1.3.6 ガソリンエンジンで燃料を吸い込みすぎた場合,又はガソリン臭がす
る場合には点火テストをしないで下さい。火花が飛んでガスに引火す
る事があります。
1.3.7 部品の洗浄にはガソリンやその他の燃料,あるいは引火性の溶剤を使
用しないで下さい。特に密閉空間での使用は避けて下さい。燃料や溶
剤からのガスが爆発することがあります。
1.3.8 修理およびメンテナンス後には,必ず安全装置とガード類を取り付け
て下さい。
1.3.9 マフラーの周囲からは,葉や紙,段ボール箱などのゴミを遠ざけて下
さい。高温のマフラーからこれらに火がついて火災の原因になる事が
あります。
1.3.10 定期点検は,必ず取扱説明書で定められたように行って下さい。
1.3.11 定期的にエンジン冷却フィンからゴミを取り除いて下さい。
1.3.12 磨耗または損傷した部品は,必ず Wacker Neuson 社が設計し,推奨す
るスペアパーツと交換して下さい。
1.3.13 ガソリンエンジンを搭載した機械では,整備作業を行う前に必ず点火
プラグの接続を外して突発的な始動を防止して下さい。
1.3.14 常に機械を清掃してラベル類が読めるようにしておいて下さい。紛失
したラベルや読みにくくなったラベルは交換して下さい。ラベル類は
重要な操作装置を説明しまた危険や傷害について警告するもので
す。
警告
安全情報 BS 60-4
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1.4 ラベル位置
F
B
A
H
E
G
K
D
J
C
L
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BS 60-4 安全情報
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1.5 安全ラベル
Wacker Neuson 社の機械では,必要なところには国際標準マークを使
用しています。 こうしたラベルには以下のものがあります。
ラベル 意味
A
このラベルは重要な安全情報と操作情報
を含んでいます。これが読みにくくなっ
た場合にはラベルを交換して下さい。発
注情報についてはパーツブックを参照し
て下さい。
危険 !
エンジンからは一酸化炭素が排出されま
す。換気の良い場所でのみ使用して下さ
い。
機械の情報については取扱説明書を参照
して下さい。
危険 !
機械の近くに火花や火炎または燃焼して
いる物体を置かないで下さい。
安全情報 BS 60-4
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燃料補給の前にエンジンを停止して下さ
い。
注意 !
清浄でろ過済みのガソリンのみを使用し
て下さい。
B
警告 !
高温 !
C
警告 !
圧縮されたスプリングまたはカバーが当
たった場合には深刻な傷害を受ける事が
あります。このスプリング機械カバーの
取り外し方が不適切な場合はスプリング
が飛び出す事があります。
D
最適な操作及び最良の性能を得,かつ手
/腕への振動を最小にするためには,図
のようにハンドルを掴んでください。
詳細については『適切な操作』の章をご
覧ください。
ラベル 意味
BS 60-4 安全情報
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E
音圧レベルの保証値 dB(A)
F
注意 !
清浄でろ過済みのガソリンのみを使用し
て下さい。
G
各機械に貼付された銘盤で,型式ナン
バーや製品ナンバー,改訂ナンバー,及
びシリアルナンバーが記載されています。
この銘盤に記載された情報を記録してお
き,銘盤が紛失した場合や損傷した場合
に使用できるようにしておいて下さい。
部品を注文するときやサービス情報を求
めるときには,必ず機械の型式ナンバー
や製品ナンバー,改訂ナンバー及びシリ
アルナンバーが必要になります。
この機械は一つまたはそれ以上の特許に
保護されています。
ラベル 意味
安全情報 BS 60-4
wc_si000118jp.fm 14
1.6 操作用ラベル
Wacker Neuson 社の機械では,必要なところには国際標準マークを使
用しています。 こうしたラベルには以下のものがあります。
ラベル 意味
エンジンスイッチを「ON」位置にしま
す。
チョークを閉じます。
スターターロープを引きます。
チョークを開きます。
エンジンスイッチを「OFF」位置にしま
す。
BS 60-4 安全情報
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H
スロットルコントロールレバー:
亀マーク = アイドリングまたは低速
ウサギマーク = 全開または高速
J
燃料バルブ:
K
エンジン停止ボタン :
エンジンを停止するときに押します。
チョーク :
O = 開
I = 閉
L
オイル不足時停止スイッチ装備機の場合、
エンジンオイルが不足すると警告灯が点
灯します。エンジンを停止し、オイルレ
ベルを点検してください。
注意: 警告灯が点灯したまま、運転し
続けると、エンジンを損傷するおそれが
ありますので、行わないでください。
ラベル 意味
操作 BS 60-4
wc_tx000310jp.fm 16
2. 操作
2.1 使用目的
ランマーは,緩んだ土壌や砂利を締め固めて地盤沈下を防ぎ,基礎や
コンクリートスラブ,基盤およびその他の構造物の堅固な土台を提供
するために設計されています。
2.2 推奨燃料
このエンジンは、自動車用無鉛ガソリンで作動することが保証されて
います。新しく,不純物の混じっていないガソリンのみを使用してく
ださい。ガソリンに水やゴミが含まれていると燃料システムが損傷し
ます。
2.3 始動前
2.3.1 このマニュアルの最初の部分にある安全指示を読んでください。
2.3.2 ガソリンタンクが満タンになっていることを確認します。
2.3.3 エンジンオイルのレベルを点検してください。
2.3.4 ランマをゆるい土壌または砂利の上に置きます。アスファルトやコン
クリートなどの硬い表面上ではランマを始動させないでください。
2.4 始動
図参照
wc_gr001454
ランマーを寝かせて輸送した後ではランマーをたたせてオイルがエ
ンジンに戻るようにして下さい。オイルレベルが戻るまでには 2 分ほ
どかかります。これを行わない場合にはエンジンが損傷することがあ
ります。
2.4.1 燃料バルブ (e) を開きます。
2.4.2 エンジンスイッチを「ON」(d) にします。
2.4.3 エンジンが冷えている場合は、キャブレターのチョーク (b1) を閉じ
ます。
場合によっては、エンジンが温まっていてもチョーク状態にしな
ければならないことがあります。
2.4.4 スロットルをアイドル位置 (c2) にして、エンジンが始動するまでス
タータロープ (a) を引きます。
注意
BS 60-4 操作
wc_tx000310jp.fm 17
オイル不足時停止スイッチ装備機では、始動時に警告灯が点滅す
る場合はエンジンオイルレベルが低いためエンジンが停止します。
ンジンにオイルを注入します。オイルの量および種類については「テ
クニカルデータ」を参照してください。警告灯が点灯したままになる
場合、エンジンは作動し続けますがオイル不足時停止スイッチが正常
に機能していないため交換する必要があります。
初めて使用する時、直前に使用していた時,燃料が切れるまで運
転してしまった時、または長期間使用しなかった時には、燃料をキャ
ブレターに送るためにロープを複数回引かなければならない場合が
あります。
2.4.5 エンジンが暖機したら、キャブレターのチョーク (b2) を開きます。
注:エンジンが冷えているときは、約 1 分間、アイドル位置 (c2)
暖機してください。
チョークを閉じたままで作動を続けますと,プラグがかぶってしまう
恐れがあります。
注意 : チョーク (b2) を開くときは、常にスロットルをアイドル位置
(c2) にした状態で行ってください。スロットルをアイドル位置 (c2)
にしないでチョークを開くとランマが動いてしまうことがありま
す。
2.5 停止
図参照
wc_gr001454
2.5.1 スロットルをアイドル位置 (c2) にします。
2.5.2 エンジンスイッチを「OFF」(d) にします。
2.5.3 燃料バルブ (e) を閉じます。
操作 BS 60-4
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2.6 オイル不足時停止スイッチ(装備機の場合)
オイル不足時停止スイッチは、オイル量の不足からエンジンを損傷す
るのを防止するためのスイッチです。
始動時:
警告灯が一回すばやく点灯する場合、エンジンオイルの量は正
常です。
警告灯がゆっくり点滅する場合、エンジンは始動しますが、10
12 秒後に停止します。これはエンジンオイルが不足している
徴候です。エンジンにオイルを注入します。オイルの量および
種類については「テクニカルデータ」を参照してください。
警告灯が点灯したままで、エンジンが始動して回転し続ける場
合、オイル不足時停止スイッチが正常に働いていません。ス
イッチの配線接続部を点検します。警告灯が点灯したままであ
る場合は、スイッチを交換します。
警告灯が 1 回すばやく点灯し、エンジンが始動して回転し続け
る場合、オイル不足時停止スイッチが正常に働いていません。
スイッチの配線接続部およびアースを点検します。再始動して
も警告灯が点灯しない場合は、スイッチを交換します。
BS 60-4 操作
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2.7 適切な操作
図参照
wc_gr002612, wc_gr001455
振動ランマは、清浄で乾燥した状態に保ってください。無負荷運転を
しないでください材料から離して、または装置を持ち上げた状態
で、ランマを全開運転しないでください。
最適な制御と性能を実現し、 / 腕に伝わる振動を最小限に抑えるた
めに、以下の図のようにハンドルを握ってください。 / 腕に伝わる
振動 (HAV) は、この位置で最適化されています。データ等の HAV レベ
ルは、EN 1033 および ISO 5349 に準じて示された手の位置のすぐ前
A 位置で測定されています。
注意 : ランマへの損傷を防止するため、ランマを横倒しにして運転
しないでください。
ランマが横倒しになった場合は、以下の図のようにランマを置いてく
ださい。その後、エンジンスイッチを「OFF」にしてエンジンを切り
ます。
操作 BS 60-4
wc_tx000310jp.fm 20
2.8 正しい締め固め
図参照
wc_gr000045
2.8.1 ランマーを最高性能で使用するため,全開位置 (a4) 位置で運転して
下さい。
2.8.2 ハンドル部でランマーをガイドして下さい。機械を自力で前進させて
下さい。機械を押さえつけないで下さい。
2.8.3 上手く締め固めるにはシュー部分全体が地面にあたる様にして(b)
後に傾けないで下さい。これでシューの異常磨耗も防止できます。
wc_gr000045
b
a1
a2
a3
a4
BS 60-4 メンテナンス
wc_tx000311jp.fm 21
3. メンテナンス
3.1 定期点検のスケジュール
始動前
の日常
点検
使用開
始から
5時
週、
また
は25
時間
ごと
毎月、
また
100
時間
ごと
3ヵ月ご
と、ま
たは 300
時間ご
毎年
燃料レベルのチェック。エンジン
オイルレベルのチェック
エアフィルタの点検。必要なら交
オイルレベルのチェック(点検窓
から)
燃料配管と接続部の亀裂 / 漏れ
チェック。必要なら交換
ランマシュー部品の締め付け

外側部品のチェック及び締付

エンジンシリンダーボルトの
チェック
点火プラグの清掃とギャップ調整
エンジンオイルの交換
点火プラグの交換
リコイルスタータの清掃
ランマ装置用オイルの交換 *
クレーン吊り上げケーブルの摩耗、
損傷、酷使の検査
燃料フィルタの点検
* ランマ装置用オイルは、使用開始から 50 時間後に 1 回目の交換を行ってください。
注:エンジン性能が低下している場合には、エアフィルタエレメントをチェックし、必要なら清掃また
は交換してください。
/