使用条件を確認してください: 検出距離と対象物または背景との間隔、ならびに対象物
の反射率を対応する図 [参照 図 87] と照合します (x = 検出距離、y = 設定した検出距
離と検出距離の%としての背景抑制との間の遷移領域 (対象物反射率 / 背景反射率))。
反射率: 6% = 黒色 1、18% = 灰色 2、90% = 白色 3 (DIN 5033 に準拠した白)。反
射率の低い対象物を使用して調整することをお勧めします。
背景抑制のための最小距離 (= y) は図 [ 参照 図 87 1] から以下のように読み取るこ
とができます:
例: x = 150 mm、y = 20 => 150 mm = 30 mm のうち 20% 。つまりセンサからの間
隔が 180 mm より大きい場合に背景が抑制されます。
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Mindestabstand in mm (y) zwischen eingestelltem
Schaltabstand und Hintergrund (weiß, 90%) in %-Abhängigkeit
des Schaltabstandes
1 Schaltabstand auf Schwarz, 6 % Remission
2 Schaltabstand auf Grau, 18 % Remission
3 Schaltabstand auf Weiß, 90 % Remission
y
x
weißer Hinter-
grund (90%)
Beispiel:
Schaltabstand auf Schwarz, 6%,
x = 100 mm, y = (10% von 100 mm) =10 mm
0
20
15
10
5
10050 150 250200 300
0
Abstand in mm
1
2
3
6%/90%
18%/90%
90%/90%
yx
図 87: 最大検出距離 300 mm
機能を点検するために、図 88 と表 3 を使用します。スイッチング出力が表 3 に従っ
た動作を示さない場合は、使用条件を確認してください。故障診断の項目を参照。
3
検出距離の設定
設定不要なセンサ: センサは設定され、動作準備が整っています。
ポテンショメータ (タイプ: 270°) で検出距離を設定します。右へ回すと検出距離が
増大、左へ回すと検出距離が減少します。検出距離を対象物内に入れることをお勧め
します。例: 参照 表 39。検出距離が設定された後、対象物を光路から取り除きます。
この際、背景は抑制され、スイッチング出力が変化します [参照 表 38]。
表 39: 検出距離の設定
76 コミッショニング
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