CKD SKH-5シリーズ ユーザーマニュアル

  • こんにちは!CKD ショックレスバルブ(SKH-520、SKH-530、SKH-550)の取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスは、シリンダのエア制御とスムーズな停止を実現するもので、リリーフ弁や近接スイッチによる調整機能が特徴です。製品仕様、使用方法、トラブルシューティングなど、あらゆる疑問にお答えしますので、お気軽にご質問ください!
  • SKH-530で長時間中間停止した場合、何が起こりますか?
    減速指令スイッチの取り付け位置は、どこに注意すれば良いですか?
    レギュレータの設置は必要ですか?
    保証期間はどのくらいですか?
    保証対象外のケースはありますか?
SM-
SM-SM-
SM-21
2121
218290
82908290
8290
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書取 扱 説 明 書
ショックレス
ショックレスショックレス
ショックレスバルブ
バルバル
バル
SK
SKSK
SKH‐
品を使いに前にこの明書ずお
みください。
特に安全に関する記述は、注意深くお読みください。
取扱な時して
うに大切に保管しておいてください。
第3版
[SM-218290]
-1-
本製
本製本製
本製品を
安全
安全安全
安全にご
にごにご
にご使用
使用使用
使用いただくために
いただくためにいただくために
いただくために
当社製品を使用した装置を設計製作される場合には、装置の機械機構と空気圧制御回路
とこれらをコントロールする電気制御によって運転されるシステムの安全性が確保できることを
チェックして安全な装置を製作する義務があります。
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定および使用と取扱い、ならびに
適切な保全管理が重要です。
装置の安全性確保のために、警告、注意事項を必ず守ってください。
なお、装置における安全性が確保できることをチェックして安全な装置を製作されるよう
にお願い申し上げます。
本製品
本製品本製品
本製品
、一般産業機械用装置
一般産業機械用装置一般産業機械用装置
一般産業機械用装置・
部品
部品部品
部品として
としとし
として設計
設計設計
設計
、製
製造製造
製造されたものです
されたものですされたものです
されたものです
よって、取り扱いは充分な知識と経験を持った人が行ってください。
製品
製品製品
製品
仕様範囲内
仕様範囲様範囲内
仕様範囲内でのご
でのでの
でのご使用
使用使用
使用
ずお
ずおずお
ずお
りください
りくださりくださ
りくださ
製品固有の仕様外での使用は出来ません。また、製品の改造や追加工は絶対に行わないで
ださい。
なお、本製品は一般産業用装置・部品での使用を適用範囲としておりますので、屋外での使用
および次に示すような条件や環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
(ただし、ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用
となりますが、万一故障があっても危険を回避する安全対策を講じてください。)
原子力・鉄道・航空・船舶・車両・医療機械・飲料・品などに直接触れる機器や用途、娯
器・緊急遮断回路・プレス機械・ブレーキ回路・安全対策用など、安全性が要求される用途へ
の使用。
人や財産に大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途への使用。
装置設計
装置設計装置設計
装置設計
管理等
管理等管理等
管理等
わる
わるわる
わる安全性
安全性安全性
安全性については
についてはについては
については
団体規格
団体規格団体規
団体規格
、法規等
法規等法規等
法規等
ずお
ずおずお
ずお
りください
りくださりくださ
りくださ
ISO4414, JIS B 8370(空気圧システム通則)
JFPS2008(空気圧シリンダの選定及び使用の指針)
高圧ガス保安法、労働安全衛生法およびその他の安全規則、団体規格、法規など
安全
安全安全
安全
確認
確認確認
確認するまでは
するまではするまでは
するまでは、
本製品
本製品本製品
本製品の
いおよび
いおよびいおよび
いおよび配管
配管配管
配管
機器
機器機器
機器
しを
しをしを
しを絶対
絶対絶対
絶対
わな
わなわな
わな
いでください
いでくださいいでください
いでください
機械・装置の点検や整備は、本製品が関わる全てのシステムにおいて安全であることを確認
してから行ってください。
運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性がありますので、注意して行ってください。
機器の点検や整備については、エネルギー源である供給空気や該当する設備の電源を遮断し、
システム内の圧縮空気は排気して行ってください。
機械・装置を起動または再起動する場合、飛び出し防止処置等システムの安全が確保されて
るか確認し、注意して行ってください。
事故防止
事故防止事故防止
事故防止のために
のためにのために
のために
、次頁以降
次頁以降次頁以降
次頁以降
警告及
警告及警告及
警告及
注意事項
注意事項意事項
注意事項をお
をおをお
をお
りください
りくださりくださ
りください。
警告
警告警告
警告
[SM-218290]
2
ここ
ここここ
ここに示
した
したした
した注意事項
注意事項注意事項
注意事項では
ではでは
では
、安全注意事項
安全注意事項安全注意事項
安全注意事項
ランク
ランラン
ランクを
危険
危険危険
危険」「
」「」「
」「警告
警告警告
警告」「
」「」「
」「注意
注意注意
注意
として
としてとして
として
区別
区別区別
区別してあります
してありますしてあります
してあります
取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険な状態が生じる
ことが想定され、かつ危険発生時の緊急性(切迫の度合い)が
高い限定的な場合。
取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険を生じることが
想定される場合。
取り扱いを誤った場合に、軽傷を負うかまたは物的損害のみが発生
する危険な状態が生じることが想定される場合。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性が
あります。いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
●減速指令スイッチをシリンダエンド端近くに取り付けないでください。シリンダエン
ド端近くに取り付けますと、シリンダの排気圧力が加わらず過大な衝撃力が発生し、
衝撃力によりシリンダ又は、機器が破損いたします。
●調整前にリリーフ弁(R1R2)の設定圧力を低くしないでください。圧力を低くし
ますと、リリーフ弁からのリリーフ量が多くなりシリンダの排気圧力が低くなり衝撃
力が増大し、衝撃力によりシリンダ又は機器が破損いたします。
●SKH-530 での長時間中間停止をしないでください。エア漏れにより再起動時シリン
の飛び出し現象が発生し、シリンダ又は機器が破損いたします。
●リリーフ弁設定後、必ずリリーフ弁のつまみをロックしてください。ロックを忘れま
すとつまみが緩み、設定値が変わり、シリンダスピードが速くなり衝撃力が増大し、
衝撃力によりシリンダ又は機器が破損いたします。
●電磁弁に通電した状態で DIN 端子箱をはずさないでください。ショート又は、感電す
る恐れがあります。
レギュレータの設置の必要性について
クッションの方式が、排気圧力を利用する圧力制御方式のために、給気圧力が変動する
クッション特性が変化するという悪影響がでます。
このため、本ユニットの給気にあたっては圧力安定のために、必ずレギュレータの設置をお
願い致します。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
[SM-218290]
-3-
保証
保証保証
保証
する
するする
する注意事項
注意事注意事
注意事
保証期間
保証期間保証期間
保証期間
当社製品の保証期間は、貴社のご指定場所への納入後 1 年間といたします。
保証範囲
保証範囲保証範囲
保証範囲
上記保証期間中に明らかに当社の責任と認められる故障を生じた場合、本製品の代替品
または必要な交換部品の無償提供、または当社工場での修理を無償で行わせて
いただきます。
ただし、次の項目に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
カタログまたは仕様書に記載されている以外の条件・環境での取扱いならびに
ご使用の場合
故障の原因が本製品以外の事由による場合
製品本来の使い方以外の使用による場合
当社が関わっていない改造または修理が原因の場合
納入当時に実用化されていた技術では予見できない事由に起因する場合
天災、災害など当社の責でない原因による場合
なお、ここでいう保証は、納入品単体に関するものであり、納入品の不具合により
誘発される損害については除外させていただきます。
適合
適合性適合性
適合性
確認
確認確認
確認
お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社製品の適合性は、お客様自身
の責任でご確認ください。
[SM-218290]
4
SKH-5
ショックレスバルブ
取扱説明書 No. SM-218290
1. 製品の概要············································································ 5
2. 梱包開封 ·············································································· 5
3 施工
3.1 据付け ··········································································· 5
3.2 外部環境について····························································· 6
3.3 使用流体について····························································· 7
3.4 配管について··································································· 8
3.5 配線工事 ········································································ 8
3.6 配管接続····································································· 9
4. 調整
4.1 調整上の注意事項 ·························································· 10
4.2 調整方法 ······································································ 10
5. 動作説明
5.1 PUSH 側動作································································ 12
5.2 PULL 側動作 ································································ 12
6. 部品交換方法
6.1 高速用電磁弁(V1)(V1’)の交換 ········································ 13
6.2 減速用電磁弁(V2)及びリリーフ弁(R1R2の交換 ·················· 13
6.3 交換時の注意事項 ·························································· 13
6.4 部品リスト ······································································ 13
7. 部品構成
7.1 SKH-520 の場合 ···························································· 14
7.2 SKH-530 の場合 ···························································· 14
7.3 SKH-550 の場合 ···························································· 14
8. トラブルシューティング····························································· 15
9. 仕様 ·················································································· 16
10. 形番表示方法 ······································································ 17
[SM-218290]
-5-
製品
概要
梱包開封
施工
1. 製品の概要
本ユニットは、シリンダのエア制御を行うためのものです。シリンダの終端での停止をスムーズにさせるた
外部にクッション回路を構成しています。クッション方式は、排気圧力を利用する圧力制御方式です。
2. 梱包開封
ご注文の製品形番と製品銘板に記入されている製品形番が同一であることを確認してください。
3. 施工
3.1 据付け
製品取付け姿勢は、規制ありません。取付方法は、下図を参照してください。
[SM-218290]
6
3.2 外部環境について
(1) ニッは雨、水直射光を避け
くだ使用
ださい。
(2)
接か場所使用きま。ユ
トの上避ないには
バー等設けて保護してください。
(3) 屑、粉塵、塵埃、パッタ等異物が直
使
避けられい場合は、必ずカバー等を
けて保護してください。
(4) ニッが腐するのあ環境は、
使用しないでください。この様な環境での使
用は損傷、作動不良の原因になります。
(5) ニットに使用する流体温度の範囲5
50です。この温度が50℃を超える場合
使用しないでくださ。ま5以下の場
には、回路中の水分が凍結し損傷、作動
止の配慮をしてください。
[SM-218290]
-7-
3.3 使用流体について
(1) ユニットを駆動する為に使用する圧縮空気
は、浄で分のない気を使用くだ
い。為、気圧にはフィタ等
使
は、ろ過度、流量、取付位置(方向弁に近づ
ける)どに注意してください。また、フィルタ
内に溜まったドレンは確実に排出してくだ
(
検してください。)
(2) 、無使すが
給 油 さ れ る 場 合 は 、 タ ー ビ ン 油 1ISO
VG32ご使用ください。その他の潤滑油
使用すパッキン常が生し
良にります。又、給油される場合は、給
は作動が不安定になります
●コンプレッサオイルの炭化物(カーボン及びタール状物質)等が空気圧回路内に混入すると、
機器製品(フィルタ、方向制御弁、シリンダ等)が作動不良を起こします。エアコンプレッサ等の
保守点検はメーカーの指示に従い確実に実施してください。
●有害な圧縮気を供給し場合は、機器製品(フィルタ、方向制御弁、シリンダ等)の消耗部
品(パッキン、ガスケット等)の寿命を著しく低下させ、作動不良の原因となります。
●腐食環境に設置されている、エアコンプレッサから供給される圧縮空気を利用した場合、圧
空気を供給される製品の内部より腐食が進み、破損、作動不良を発生させる原因となります。
[SM-218290]
8
3.4 配管について
(1) フィルタ以降の配管材は、亜鉛メッキ管・ナイロンチューブ・ゴム管など、腐食しにくいものをご使用ください
(2) シリンダと電磁弁をつなぐ配管は、シリンダが所定のピストン速度がでるだけの有効断面積があるもの
をご使用ださい
(3) 内のさび・異物・及びドレン除去のためフィルタ
できるだけ電磁弁の近くに取り付けてください。
(4) ガス管のねじ長さは有効ねじ長さ守ってください
又、ねじ部先端よ1/2ピッチほど面取り仕上げして
ださい。
(5)
のフラッシン(エア吹き)をしてください。
(6) 配管にはシールテープ又はシール剤を使いますが、ねじ先端から2山ほど控えて使用し、管内や機器内
にテープ屑やシール剤の残材が入り込まないように気を付けてください。
3.5 配線工事
●使用可能なキャプタイヤケーブルは、JIS C 3306 VCTF0.75mm
2
外径φ4.5~φ7です。
子台可能、日着端()1.25-31.25C3A使用く
い。
●端子台ねじ(M3)の締付トルクは、0.5Nm±15%の範囲で確実に締付けてください。
●電磁弁本体への取付ビスは、確実に締付けてください
(正) (誤) (正) (誤
●シ-ルテ-プ ●固形・液状シ-ル剤
[SM-218290]
-9-
3.6 配管接続図
SKH-520の配管接続例です。
[SM-218290]
10
調
4. 調整
4.1 調整上の注意事項
エアシリンダのクッション特性は、速度可変ユニットのリリーフ弁(R1R2)エアシリンダに取付けてある
減速用近接スイッチ(SW2SW3)位置により調整できます。リリーフ弁(R1R2)は、エアシリンダを減速さ
せるための排気側圧力を調整する機能です。調整方法は、つまみを右に回(め込む方向)と設定圧力
が高くなりエアシリンダのクッション効果が高まります。(調整するリリーフ弁は、電磁(V2)通電と反対
側のつまみになります。)速用近接スイッ(SW2SW3)の取付位置は、エアシリンダのクッションストロ
クを調整します。減速用近接スイッチ(SW2SW3)取付位置の目安として表1を参照してください
{条件 内径80mmアシリンダ水平動作ガイド付 最高速度1250mm/sec
1
負荷の値 PUSH PULL
392N 300400mm 250350mm
784N 400500mm 300400mm
1177N 450550mm 400500mm
1569N 500600mm 450550mm
4.2 調整方法
4.2.1 PUSH側、PULL側共通初期設定
手順1. アシリンダに取り付けてある速度調整用スピードコンとローラ(SP1SP2)を全閉より45転開き
(スピードコントローラ能力の3040)設定します。
手順2. エアシリンダに取り付けてある減速用近接スイッチ(SW2、SW3)を表1の目安に設定します。
手順3. ユニットのリリーフ弁(12)の調整ノブを全閉より45回転開き設定します。
手順4. 使用条件(供給圧力、電気信号等)に合わせ、負荷をセットし動作させます。
手順5. 動作させるとシリンダのストロークエンド手前で、バウンド現象が見られるか(停止したように見えるほど
速度が落ちる場合もあります。)、バウンド現象が見られずに、ストロークエンドで衝撃が起こる場合が
あります。
手順6. バウンド現象が見られる時 スピードコントローラ(SP1SP2)を徐々に開いていきバウンド現象が
見られることを確認しながら概略の速度に設定します。
ストロークエンドで衝撃が リリーフ弁(12)調整ノブを閉めてバウンド現象が見られるよ
起こるとき にしてださい。
[SM-218290]
-11-
調
4.2.2 PUSH側設
手順7. 繰り返し動作をさせながらユニットのリリーフ(1)を徐々開いていきウンド現象が起こらずに
ーズに停止すように定します(PULL側のッション状は、考えません。)多少スムーズさに
ける場合、減用近スイッチ(SW2)の位を前せると調整でるため、調は最後に
います。
手順8. シリンダの配管ポートに取り付けているスピードコンとローラ(SP2)調整して、最終的に希望するタク
ムにうにますし、を速る場スピトロ(SP2)
徐々に開いていき、その都度リリーフ弁(R1)の調整を行ってください。
4.2.3 PULL側設定
手順9. り返し作動をさせながらユニットのリリーフ弁(2)徐々に開いていきバウンド現象が起こらずに
ムーズに停止するように設定します(PUSH側のクッション状態は考えません。)少スムーズさに
ける場合は、シリンダの速用近接スイッ(SW3)位置を前後させると調整できるため、調整は最
後に行います。
手順10. リンダの配管ポートに取り付けているスピードコンとローラ(SP1)調整して、最終的に希望するタ
クトタイムになるように設定します。ただし、設定速度を速くする場合は、スピードコントローラ(SP1)
徐々に開いていき、その都度リリーフ弁(R2)の調整を行ってください。
4.2.4 最終調整
手順11. 最終微調整は、減速用スイッ(SW2SW3)の位置を前後させスムーズに停止するように調整しま
す。調整後は、ロックつまみを固定してください。
[SM-218290]
12
動作説明
5. 動作説明
5.1 PUSH側動作
●電磁弁(V1)(V1’)a側と電磁(V2)aに通電すると、シリンダは高速で動作します。減速用近接スイッ
(SW2)が動作すると電磁弁(V1)(V1’)は非通電となり、シリンダのロッド側排気エアは電磁(V2)排気
に取り付けたリリーフ弁(R1)よりシリンダの排気圧力が高くなり速度が遅くなりシリンダはスムーズに止まり
ます。近接スイッチ(SW1)(SW2)との距離(L1)は、シリンPUSH時のクッションストロークとなります。
5.2 PULL側動作
●電磁弁(1) (V1’)b側と電磁弁(V2)b側に通電すると、シリンダは高速で動作します。減速用近接スイッ
(SW3)が動作すると電磁弁(V1)(V1’)は非通電となり、シリンダのロッド側排気エアは電磁(V2)排気
に取り付けたリリーフ弁(R2)よりシリンダの排気圧力が高くなり速度が遅くなりシリンダはスムーズに止まり
ます。近接スイッチ(SW3)(SW4)との距離(L2)は、シリンPULL時のクッションストロークとなります。
(注)リリーフ弁の圧力設定でシリンダの停止時間の調整ができます。又、クッションストロークとリリーフ弁の
3.6SKH-520
SKH-530SKH-550は電磁弁(V2)が変わります。
<タイムチャート図>
制御シーケンスを上記タイミングチャートに従うような回路としてください。
[SM-218290]
13
部品交換
6.部品交換方法
6.1 高速用電磁弁(V1)(V1’)の交換
●電磁弁取付けM4×45 (3)を外しますとサブプレートより電磁弁を外せます。
6.2 減速用電磁弁(V2)及びリリーフ弁(R1、R2)の交換
●電磁弁取付けM4×75(3)を外しますとブプレトより電弁とリリフ弁を外すこができますの
要な部品を交換してください
6.3 交換時の注意事項
●高速用電磁弁(1)(1’)、減速用電磁弁(2)の交換をする時、取り付け位置を混同しないようにして
ください。
●ガスケットは、方向性がありますのでシール面を確認して組み立ててください。
●リリーフ弁(1、R2)を交換したときは、クッション効果が変化していますので4.2調整方法により調整して
ください。
●エアシリンダ、スピードコントローラをメンテした場合は4.調整より行ってください。
6.4 部品リス
●排気処理区分が“無記号”の場合
電磁弁(V1) (V1’)高速用 電磁弁(V2)減速用 リリーフ弁(R1R2)
SKH-520イプ 4KB439-00-LS-電圧 2 4KB429-00-LS-電圧
SKH-4-SR
SKH-530イプ 4KB439-00-LS-電圧 2 4KB439-00-LS-電圧
SKH-4-SR
SKH-550イプ 4KB439-00-LS-電圧 2 4KB459-00-LS-電圧
SKH-4-SR
●排気処理区分が“P6(イオン防止処理追加)の場合
電磁弁(V1) (V1’)高速用 電磁弁(V2)減速用 リリーフ弁
(R1R2)
SKH-520イプ
4KB439-00-LS-電圧-P6 2
4KB429-00-LS-電圧-P6 SKH-4-SR
SKH-530イプ
4KB439-00-LS-電圧-P6 2
4KB439-00-LS-電圧-P6 SKH-4-SR
SKH-550イプ
4KB439-00-LS-電圧-P6 2
4KB459-00-LS-電圧-P6 SKH-4-SR
[SM-218290]
14
部品構成
7.部品構成
7.1 SKH-520の場合
一般的なON、OFF制御に使用します。中間停止はできません。停電時には、エンド端まで進んで停止し
ます。
7.2 SKH-530の場合
中間停止が可能です。但し、長時間の停止後は、エア漏れによるシリンダの飛び出し現象が発生する可能
性がありますので注意が必要です。
7.3 SKH-550の場合
中間停止が可能です。ブレーキ機構付のシリンダを制御するような場合や、長時間停止する場合などに
リンダの両側にエアを加圧して保持します
(注意)
停止時には、両加圧の状態になりますので両側のバランスを取るためリバースレギュレータの使用が必要
な場合があります。
[SM-218290]
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トラブル
8.トラブルシューティング
不具合現
一次原因 二次原因 対策
電気信号がきていない 電気制御回路修正
空気圧力がきていない 空気圧源を入れる
空気圧力が低い レギュレータの設定圧力を
修正
コイルが断線 コイル交換
端子台接触不良 配線修正又は端子台交換
電磁弁が切換わらない
プーに異
み込み スプールを分解し異物除去
シリンダ
動作しない
排気側エアが出てこない
全閉 スピードコントローラ絞りを開く
電気信号がきていない 電気制御回路修正
コイルが断線 コイル交換
高速用電磁弁(V1)(V1’)
切換わらな 端子台接触不良 配線修正又は端子台交換
電気信号がきていない 電気制御回路修正
コイルが断線 コイル交換
減速用電磁弁(V2)
わらない 端子台接触不良 配線修正又は端子台交換
配管ホース径が小さい 配管ホース径変更
合成有効断面積が小さい 配管距離が長い 配管距離変更
空気圧力が低い レギュレータの圧力設定を
修正
シリンダ径が小さい シリンダ径修正
シリンダ
速度が遅
推力が不足している
負荷が大き シリンダ径修正又はレギュ
レータの設定圧力を修正
電気信号が切れない 電気制御回路修正
高速用電磁弁(V1)(V1’)
切換わらな プーッキ
み込み スプールを分解し異物除去
電気信号が切れない 電気制御回路修正
プーに異
み込み スプールを分解し異物除去
減速用電磁弁(V2)
わらない
近くにある 減速用スイッチ取付位置変更
リリーフ弁の設定値が低 リリーフ弁の設定値変更
シリンダ
減速しない
排気圧力が上昇しない
全開 スピードコントローラ絞り調整
スピードコントローラ絞り
すぎ スピードコントローラ絞り調
シリンダ
バウンドする
排気圧力が逃げない
リリーフ弁の設定値が高 リリーフ弁の設定値変更
[SM-218290]
16
9.仕様
使用流体 圧縮空気
使用圧力(MPa) 0.30.7
周囲温度() -550(但し凍結なきこと)
流体温度() 550
給油 不要 3.3(2)
手動装置 ノンロック式
流体仕様
流量特性
C(音速コンダクタンス) 16.3 dm
3
/(sbar)
定格電圧 AC100VAC200VDC24V
消費電力(W) AC 50Hz 1.860Hz 1.5DC 2.0
温度上昇() 30
電圧変動範囲 ±10
耐熱クラス B
コイル電気仕様
電気接続 小形端子
シリンダ最低ストローク(mm) 800
その他 シリンダ最低速度(mm/s) 500
[SM-218290]
17
形番表示
10
10.形番表示方法
SKH - - -
   呼びサイズ
5 4KB4 2ヶ 使用
   切換位置区分
2
3
5
 2位置ダブル
 3位置オールポートブロック
 3位置PAB接続
0 電磁弁
   操作区分
標準
1 AC100V 50/60Hz
   電圧
15 Rc1/2
   接続口径
2 AC200V 50/60Hz
3 DC24V
ホ ヘ
無し
P6
   排気処理区分
標準品
銅イオン対策品
ロ ハ
/