Contec PT-970 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
1
Windows
®
10 IoT Enterprise LTSB 2016
セットアップ手順書
はじめに
本製品は、製品添付のMICROSOFT SOFTWARE LICENSE TERMの内容に同意いただける
場合に限り、ご使用になれます。
本書ではOSプレインストール版PT-970シリーズにおいて、製品開封後に行っていただくセッ
トアップ手順およびWindows 10 IoT Enterprise LTSB 2016ご使用いただく際の注意事項につい
て説明します。
Windowsのセットアップ
Windowsセットアップは対話的に実行されます。セットアップ画面の指示に従って、
セットアップを行ってください。
セットアップ作業中の画面切り替えには、少し時間がかかることがあります。これは、PC
内部でいろいろな設定が処理されているためです。画面に何も表示されない状態で遷移し
ている場合もありますので、キーボードや、マウスの操作、電源オフ操作を行わないでく
ださい。
セットアップ作業中は、絶対にパソコンの電源をOFFないでください。セットアップが
終わる前にパソコンの電源をOFFすると、Windowsシステムの破損の原因になります
OSプレインストールモデルに搭載しておりますHDDGPT形式でフォーマットを行ってお
り、OS領域はNTFSで領域確保しております。
ディスプレイドライバLANドライバ等は、既に組み込まれています。ただし、ネットワ
ークの設定は別途必要となりますので、接続先ネットワークのシステム管理者にご相談く
ださい。
本手順書中に使用している会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標で
す。
注意
Windows 10ットアップ手順書
2
ディスプレイ、キーボード、マウスが接続されていることを確認します。Windowsセットアッ
プが終了するまで、他のデバイス等は接続しないでください。機器を接続したらPC本体の電源
ONしてください
Windowsセットアップが起動するまでしばらくお待ちください。
起動後は、表示画面の指示に従ってセットアップを行ってください。
1.
提供するOSは英日中韓の4言語をサ
ポートしています。言語の確定は
Windowsセットアップ時の言語選
択で決定します
使用する言語を変更する場合は、
OSリカバを行って言語選択(変更)
を行います。
Windows言語選択画面が起動します。
使用する言語を選択してください。
選択した言語表示に切り替わります
英語 日本語
中国語 韓国語
以降の手順は、日本語を例に説明します。
2.
使用する地域・言語等を選択してください
次へ(N) をクリックしてください。
タイムゾーンはデフォルトで、UTCを日本国に設
定しています。
3.
ライセンスに関する文書です。
承諾す(A) リックしてください。
Windows 10ットアップ手順書
3
4.
OSの動作に関する設定です
簡単設定を使う(E) リックしてください。
5.
「お待ちください」が表示され、しばらくすると
アカウントの作成の画面が表示されます。
使用するアカウント名を入力します
パスワードを省略した場合、作成したアカウント
自動ログオンできます
次へ(N) をクリックしてください
6.
「お待ちください」が表示され
数回の再起動が行われます。
7.
パスワードの設定を省略した場合、
作成したアカウント(ユーザー名)で自動ログインし
ます。
8.
Windowsセットアップが完了すると、デスクトッ
プ画面が表示されます
Windows 10ットアップ手順書
4
本製品では、Windowsプロダクトキーを入力する必要はありません。
インターネットに一切接続しない場合、Windowsのライセンス認証(アクティベーション)
実施する必要はありません。
Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016の出荷時
設定について
◆コミュニケーションポート割り付けについて
Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016プレインストールモデルではPC体の表記とOS認識状
態は下記になります。
本体LAN
OS (Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016)LAN
A
イーサネット
B
イーサネット 2
(
補足)
初回Windowsトアップで選択した言語に合わせてLAN識名称が設定されます。
上記は初Windowsセッアップで日本語を選択した場合のLANの認識名称です。
以降、Windows上で言語切り替えをおこなった場合、LAN識名称は自動的にかわり
ません。
LAN認識名称を言語に合わせて表示させたい場合、手動で設定を行う必要がありま
す。
本体Serial
OS (Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016)Serial
A
COM2
B
COM3
C
COM4
※デバイスマネージャーではCOM1COM5まで認識しており、COM1はタッチパネルI/F
COM5はバッテリ監視I/F使用しています。
注意
Windows 10ットアップ手順書
5
◆タッチパネルの設定
■キャリブレーション設定について
出荷時は、タッチ座標にズレが発生しているため、キャリブレーション設定を行う必要がありま
す。以下の手順で設定を行ってください。
「スタート」→「CONTECツール」→「タッチパネルキャリブレーションユーティリティ」を実
行します。“ユーザーアカウント制御”確認画面が表示される場合は“はい”を選択します。
START」ボタンを押して、画面に表示される十字の中心をタッチします。タッチを話した
点でデータが入力されますのでご注意ください。
4ヵ所をサンプリングした後に、「OK」ボタンを押すと補正が完了します。
*タッチパネルは長時間使用時の経年劣化や環境変化でズレを生じる場合があります。そのような場
合には再度キャリブレーションを実行してください。
■マウスカーソル表示について
マウスデバイス未接続状態でタッチ入力を行った場合、マウスカーソルが表示されません。
表示させるには当社提供の「VMouse Windows Touch Panel Utility」をご使用ください。
入手方法については当社ホームページからダウンロードしてください
Windows 10ットアップ手順書
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◆電源オプションの設定
電源とスリープボタンの設定は下記となります。
電源ボタンを押したときの動作: シャットダウン
スリープボタンを押したときの動作 何もしな
Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016の注意事
項について
◆ご購入後のプロトコルやサービスの追加について
Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016は、組み込み用途向けOSです。
本来は、お客様のシステム構成、必要なサービスやデバイス、各種プロパティなどを確認
上、お客様のご要望に合うようにカスタマイズを行い、OSを構築します。
しかしながら、プレインストールモデルのWindows 10 IoT Enterprise LTSB 2016では、お客様
システム構成どおりにカスタマイズを行うのではなく、あらかじめ決められた構成に基づき、
カスタマイズを行いOS構築を行っております。
さらに、ライセンスの関係上、Windows 10インストールDVD-ROM提供しておりません
上記のことから、プレインストールモデルWindows 10 IoT Enterprise LTSB 2016をご購入後
に、Windows 10ンストールDVD-ROM求されるサービスやプロトコル、その他の機能を
追加することはできません。
Q1 プレインストールに含まれていない機能には何がありますか?
A1 まれていない機能の一例は以下のとおりです。これらの機能はお客様で追加する
とが行えません
Windowsステムアプリ
Microsoft Edge トア, Cortana システムの復元
Windowsニバーサルアプリ
メール, カレンダー OneNote 気, ニュース,
スポーツ ネー, フォト, カメラ ュージックなど
本モデルで使用するOSライセンスは組み込み用途向けのため、アプリケーション開
には別途開発マシンをご用意ください。
Windows 10ットアップ手順書
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お客様のアプリケーションやI/Fボードのデバイスドライバの追加などWindows 10ンスト
DVD必要としない場合は、追加していただくことが可能です。
Q2 プリンタドライバを追加インストールすることは可能ですか?
A2 ンストール可能です
ただし、プリンタドライバは含まれておりませんので、プリンタメーカーが提供する
ドライバを使用してインストールしてください。
また、お客様の環境に合うように各種プロパティを変更することも可能です
Adobe Flash Playerについ
当社出荷時は、Adobe Flash Playerは使用できない設定としています。
ご使用になられる場合は、Adobe社もしくはAdobeのパートナーからライセンスを受ける必要
があります。
ライセンス受諾を受けた後、グループポリシー
設定変更を行います。
「ユーザーの構→「 管理用テンプレート」→
「コンポーネン→「Internet Explorer」→
「セキュリティの機能」→「 アドオン管理」にあ
る「Internet ExplorerAdobe Flashをオフにし、ア
プリケーションが……の無効設定を未構成に
更を行います。
Windows Update機能について
Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016では、更新とセキュリティのサービスよ
り修正プログラ(QFE)をインストールすることができます。
Windows 10ットアップ手順書
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Unified Write Filter 機能について
Unified Write Filter(以降UWF)は従来のEWF機能、FBWF機能とRegistryフィルタ機能を統合した
新しいライトフィルタです。OS/アプリケーションからのDISKへの書き込みをオーバーレイに
リダイレクトすることによりDISKへの書き込みを抑止しています。
シャットダウン処理を行わずに電源OFFした場合、UWF能が有効でないドライブへの
書き込み中のデータは保証されません。
UWF機能が有効なドライブへの書き込みは行いません。ソフトウェアのアップデートやデ
ータの追加、設定変更を行う場合はUWF機能を無効にしてから行ってください。また、
シャットダウン処理を行っても、メモリに書き込まれた内容をディスクへ書き戻しは行い
ません。
UWFによってメモリへ書き込まれたデータは、シャットダウンまたは再起動されると消去
されます
UWF有効になっているとき、ドライブへの書き込みは制限されますのでドライブの寿命を延
ばすことができます。
ファル入出力
Cライ
Unified
Write Filter
ファイル入出力
モリ
Cライ
[ 通常のイメージ ]
[ UWF機能のイメージ ]
Windows 10ットアップ手順書
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■使用方法について
CONTEC Manager (CONTECManager.exe)
当社提供のGUIプリケーションがプレインストールされています。
タスクトレイに登録されている「 」アイコンのプロパティメニューから簡単UWF
能の設定変更ができます。下記の手順でアプリケーションを起動することもできます。
その他の機能についてはヘルプファイルをご確認願います。
【スタート】-CONTEC-CONTECManager】を実行します
(補足説明)
UWF機能の設定状態によってアイコンの表示が変わります。
UWF機能無効時赤マーク」(出荷時状態)
UWF機能有効時青マーク」
UWF マネージ(uwfmgr.exe)
マイクロソフト社提供のコンソールアプリケーションがインストールされています。
コマンドプロンプト(管理者権限)にコマンド“uwfmgr力して操作します。
Cドライブを書き込み保護にする手順:
ペースを示します。
ルタ保護ドライブとして設 > uwfmgr□volume□protect□c:
フィルタ保護を有効 > uwfmgr□filter□enable
Windows再起動 > uwfmgr□filter□restart
再起動後、設定状態を確認 > uwfmgr□get-config
Windows 10ットアップ手順書
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項目
表示
意味
ボリュームの状
保護 プロテクト設定有効
Un-protected
プロテクト設定無効
フィルタの状態
オン
UWF
有効
オフ
UWF
無効
■注意事項について
このモデルで採用しているUWFすべての構成に適しているわけではありません。特に”保
護されたDISKに対しOS/アプリから大量の書き込み要求が発生する構成”には不向きです。
このような環境下では頻繁にWindows再起動が必要となります。
以降で説明する内容はWindows 10 IoT Enterprise LTSB 2016におけるUWF機能仕様上の制限
となりますので、十分にご理解の上ご利用ください。
1. リムーバブルメディア(USBメモリ等)を保護対象とすることはできません。
2. 保護除外のフォルダ、ファイルを保護対象の領域に移動することはできません。
「ごみ箱」が保護対象である場合、エクスプローラは対象ファイルを一旦ゴミ箱へ移動さ
せるため削除エラーとなります。この場合は、Shift+Delを使ってゴミ箱を経由しない削除
を行います。
3. File Exclusion, Registry Exclusion機能は、FAT/NTFSュームのみで使用可能です
exFatどのボリュームはUWFで保護は可能ですが、保護除外の機能は利用できません。
コマンド入力
状態を確認
状態を確認
Windows 10ットアップ手順書
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4. UWFNTFSサポートしていますがUWFービスが起動するまでの間、NTFSのジャー
ナルファイルが記録されるため、起動時にDISKへの書き込みが発生します。
5. UWFHiddenパーティションを保護できません
6. UWFEnableて最初に起動すると、UWFフォーマンス向上のためいくつか
Windows能の設定が変更されます。詳細は以下リンク先の技術情報を確認ください。
UWFついての詳細はマイクロソフト技術情報を参照ください。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/mt572001(v=vs.85).aspx
7. UWFーバーレイ領域は、初期では最大サイズ1024MBとなります。
8. UWFーバーレイ領域の現在の使用状況は、下記コマンドで確認できます。
>uwfmgr.exe overlay get-consumption
UWFーバーレイ領域を最大サイズまで枯渇させることがないようにシステム運用が必要で
す。
UWFーバーレイ領域の最大サイズを超過して利用した場合、システムメモリが消費され、
お客様がご利用になるアプリケーションソフトウェアだけでなく、Windowsに影響を及ぼ
しますので、システム用途にあわせWindowsの再動を行い、UWFバーレイ領域を解放
する必要があります。
完全な対策はありませんが、以下の対策が有効です。
書き込み保護されたボリュームに極力書き込まない。
ログファイルなどの書き込みを行う場合は、書き込み保護されていないボリューム
(別のドライブ:USBモリや、ネットワークストレージなど)に変更する。
Windows 10ットアップ手順書
発行 株式会社コンテック 201810月制定
大阪市西淀川区姫里3-9-31 555-0025
https://www.contec.com/ NA06432 (LYWJ401)
[10262018]
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ことは禁じられています。
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Contec PT-970 取扱説明書

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