Microsoft
System Center
Operations Manager 2007
R2/SP1
および System
Center Essentials 2007
用
Dell PowerVault MD
Storage Arrays
Management Pack Suite
バージョン 4.1
SP1 / 2010
ユーザーズガイド
メモおよび注意
メモ： コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意： ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避する
ための方法を説明しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
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2011 年 9 月
目次 3
目次
1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョン 4.1 の新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
の
主な機能
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
対応 Dell MD ストレージアレイ . . . . . . . . . . . . . . 6
対応オペレーティングシステム . . . . . . . . . . . . . . 6
管理ステーション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
管理下ノード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
Management Pack Suite
のインストールと
アンインストール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
Management Pack Suite
によってモデル化された
コンポーネントの詳細
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
拡張性に関するデルの推奨 . . . . . . . . . . . . . . . . 9
2 Dell MD Storage Arrays Management
Pack Suite
操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
Web Console
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
検出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
監視. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
正常性状態インジケータ . . . . . . . . . . . . . . 14
警告ビュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
ダイアグラムビュー . . . . . . . . . . . . . . . . 16
4 目次
MD ストレージアレイダイアグラム
. . . . . . . . 17
SCOM/SCE
コンソールからの Dell 検出
ユーティリティの起動
. . . . . . . . . . . . . . 19
状態ビュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
MD Storage Arrays Management Pack
の
カスタマイズ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
オブジェクト検出 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
ユニット監視 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
3 関連文書およびリソース. . . . . . . . . . . . . 25
Operations Manager 2007 SP1/R2 用のパフォーマンスと
拡張性に関する
Microsoft ガイドライン. . . . . . . . 25
その他の必要マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
テクニカルサポートの利用法 . . . . . . . . . . . . . . 26
A 付録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
問題とその解決 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
概要 5
概要
注意： データ破損、または / およびデータ損失の危険性を避けるため、本書に記
載されている手順の実行は、
Microsoft Windows オペレーティングシステムおよび
SCOM
または SCE の知識と経験を持つ担当者に限定することをお勧めします。
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョン
4.1
は
Microsoft System Center Operations Manager
（
SCOM
）および
System
Center Essentials
（
SCE
）環境を統合し、
Dell PowerVault MD
ストレージ
アレイの管理、監視を可能にして、その可用性を確実にすることができます。
メモ： Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite は Microsoft Systems
Center Operations Manager
（SCOM）2007 SP1 / R2 および Systems Center
Essentials
（SCE）2007 SP1 / 2010 バージョンでのみサポートされています。
Dell MD Storage Arrays Management Pack
Suite
バージョン 4.1 の新機能
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョン
4.1
がサ
ポートする内容は次のとおりです。
• 旧バージョンより向上した拡張性とパフォーマンス
• 次の
MD ストレージデバイスに対応：MD3200、MD3200i、MD 3220、
MD3220i、MD3600i、MD 3620i、MD3600f、および MD3620f
• 25 個の新規リカバリ障害アラート
• リカバリ障害に対するナレッジ文書の改訂およびアップデート
• SCOM コンソールからの Dell 検出ユーティリティの起動
• 拡張可能監視または詳細監視のオプション。詳細については、
Management Pack Suite
によってモデル化されたコンポーネントの詳細
を参照し
てください。
6 概要
Dell MD Storage Arrays Management Pack
Suite
の主な機能
対応
Dell MD ストレージアレイ
Dell MD Storage Management Pack Suite
バージョン
4.1
は次の
Dell
PowerVault MD
ストレージアレイ
をサポートします。
• MD1000 をデイジーチェーン接続した MD3000/MD3000i および
MD3000/MD3000i
。
•
MD1200
または
MD1220 をデージーチェーン接続した MD3200/MD3200i お
よび
MD3200/MD3200i。
•
MD1200 または MD1220 をデージーチェーン接続した MD3220/MD3220i およ
び
MD3220/MD3220i。
•
MD1200 または MD1220 をデイジーチェーン接続した
MD3600i/MD3620i/MD3600f/MD3620f
および
MD3600i/MD3620i/MD3600f/MD3620f
。
表
1-1 機能と特徴
機能 機能性
Dell PowerVault MD スト
レージアレイの検出および監視
•
MD3000
、
MD3000i
、
MD3200
、
MD3200i
、
MD
3220
、
MD3220i
、
MD3600i
、
MD 3620i
、
MD3600f
、および
MD3620f
の検出と監視をサポー
トします。
•
MD
ストレージアレイからのリカバリ障害イベントを
管理します。
•
MD Storage Arrays Management Pack
によって
モデル化されたすべてのコンポーネントに対して、ダ
イアグラムビューで写実的なアイコンで表示します。
Recovery Guru 情報へのアク
セス
管理パックは、MD ストレージアレイの障害イベント
をトラブルシューティングするときの参照として
Recovery Guru 情報を提供します。
概要 7
対応オペレーティングシステム
管理ステーション
SCOM / SCE
用の管理ステーションでサポートされているオペレーティングシ
ステムについては、
Microsoft
のウェブサイト
http://technet.microsoft.com/hi-in/library/bb309428(enus).aspx
のリストを参照してください。
管理下ノード
帯域内でストレージアレイを検出した場合、シリアルアタッチド
SCSI
（
SAS
）、
iSCSI
（
internet Small Computer System Interface
）、または
ファイバー
チャネル（
FC
）の各ポートをを通して接続されているシステムに
Modular
Disk Storage Manager
（
MDSM
）ソフトウェアをインストールします。
MDSM
用にサポートされているオペレーティングシステムのリストについて
は、デルサポートページ
support.dell.com/manuals
から入手できる
Dell PowerVault
MD3200/MD3200i/MD3220/MD3220i/MD3000/MD3000i/MD3600i/MD
3600f/MD3620i/MD3620f
各システム用のサポートマトリクスを参照してく
ださい。
Management Pack Suite のインストールとアン
インストール
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョン
4.1
のインス
トールおよびアンインストールについては、自己解凍型実行ファイル
Dell_MD_StorageArray_Management_Pack_Suite_v4.1_A00.exe
にパッケージされているインストールガイドを参照してください。また、
support.dell.com/manuals
のシステム管理マニュアルからも参照可能です。
8 概要
Management Pack Suite によってモデル化され
たコンポーネントの詳細
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョン
4.1
は、
Dell MD Storage Arrays Management Pack
（拡張可能）、および
Dell
Detailed Monitoring Overrides Management Pack
の
2
つの管理パック
から構成されています。
表
1-2
は、各管理パックによってモデル化されたコンポーネントおよび詳細を
示しています。
表 1-2 管理パックの詳細とモデル化されたコンポーネント
管理パック 詳細およびモデル化されたコンポーネント
Dell MD Storage
Arrays Management
Pack
（拡張可能）
•
MD
ストレージアレイデバイスおよびそのコンポーネン
トすべてを検出します。
•
MD
ストレージアレイの全体的な正常性が表示されます。
•
MD
ストレージアレイの下にある個々のコンポーネント
の正常性は無効化されています。
•
検出された
MD
ストレージアレイのリカバリ障害イベン
トが表示されます。
Dell Detailed Monitoring
Overrides Management
Pack
•
MD
ストレージアレイの下で発見されたすべてのコン
ポーネントのためのユニット監視を有効化します。
•
ダイアグラム
ビュー内の個々のコンポーネントの正常性
は次を表示します。
–
ボリューム
–
コントローラ
–
ESM
–
物理ディスク
–
ファン
–
バッテリ
–
電源装置
–
エンクロージャの正常性
–
エンクロージャグループの正常性
•
NIC
、シャーシ、およびファームウェアは、どの設定で
も監視されていません。
概要 9
拡張性に関するデルの推奨
6
台以上の
MD
ストレージアレイがある場合、
Dell Detailed Monitoring
Overrides Management Pack
の削除が推奨されます。
Operations Manager
データベースのオートグローオプションを有効にする
ことで、
MD
ストレージアレイの数の増加に伴うトランザクションのログサイ
ズの増加に対応できるようにします。
MD
ストレージアレイの数の増加に伴うトランザクションログの増加に対応す
るため、
Operations Manager Transaction
には少なくとも
5 GB
のディス
ク容量を確保するようにしてください。
10 概要
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作 11
Dell MD Storage Arrays
Management Pack Suite
操作
概要
この章では、
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite
バージョ
ン
4.1
を使用して
Microsoft Systems Center Operations Manager
（
SCOM
）または
Systems Center Essentials
（
SCE
）で実行できるさまざまな
操作について説明します。
MD Storage Arrays Management Pack
を使用することで、次の
Dell
PowerVault
MD
ストレージアレイを管理するための操作を実行することがで
きます。
• ホストシステムの IP アドレスを使用して、コンポーネントの正常性を検出および
監視、コンポーネントのインスタンスレベル情報の表示、および帯域外および帯域
内における
Dell PowerVault MD ストレージアレイに対する警告の表示を行いま
す。詳細については、
検出
および
監視
を参照してください。
• コンソールタスクを用いて
MD ストレージアレイの検出ユーティリティを起動し
ます。詳細については、
SCOM/SCE
コンソールからの
Dell
検出ユーティリティの起
動
を参照してください。
• オーバーライドを使用して、
MD Storage Arrays Management Pack のパラ
メータのカスタマイズします。詳細については、
MD Storage Arrays
Management Pack
のカスタマイズ
を参照してください。
12 Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作
Web Console
Web Console
サーバーを使用すると、
Operations Manager
コンソールの
代わりに、ブラウザを使用して
MD Storage Arrays Management Pack
で
Dell
デバイスの監視と管理ができます。
Operations Console
をインストール
せずに、
Web Console
サーバーを使用できます。
Web Console
には次の使
用制限があります。
• すべての管理パックに対して、監視機能のみ提供可能。
• 個人ビューは使用不可。
• 警告ビューに表示される警告は最初の
200 個のみ。
メモ： 警告 ビューは SCOM R2 ウェブコンソールにのみ適用できます。
検出
ネットワーク上の
PowerVault MD
ストレージアレイを検出する場合、
PowerVault MD
ストレージアレイの
IP
アドレスを含む
IP
リストファイルが
重要な前提条件となります。
デフォルトの
IP
リストファイル
Dell_MDStorageArray_ip_sample.cfg
は、管理ステーション内の、
Array Bridge Broker
（
ABB
）ファイルが解凍さ
れた場所、および
Dell
検出
ユーティリティ
にあります。このファイルは、
IP
アドレス用の参照フォーマットを提供します。
Dell MD
ストレージアレイを検出するには次の手順を実行します。
1
Dell
検出ユーティリティ
を実行し、
IP
リストファイル、
Dell_MDStorageArray_ip.cfg
にネットワーク内の
MD
ストレージ
アレイの
IP
アドレスを投入します。
2
MD Storage Arrays Management Pack
を
SCOM Operations
コンソー
ルにインポートします。
MD Storage Arrays Management Pack
を
SCOM
コンソールにイン
ポートすると、管理パックがスケジュールされた間隔で
IP
リストファイ
ルをスキャンし、
PowerVault MD
ストレージアレイの検出と監視を行
います。デフォルトのスケジュールは
24
時間です
。
メモ： Dell 検出ユーティリティを起動することで、追加の MD ストレージ
デバイスを検出することができます。詳細については、
SCOM/SCE
コンソー
ルからの
Dell
検出ユーティリティの起動
を参照してください。
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作 13
Dell MD Storage Arrays Management Pack
は
2
つのレベルで検出を行い
ます。
表
2-3
は検出オブジェクトと影響を受けるグループをリストします。
表 2-3 検出オブジェクト、および、影響を受けるグループ
検出オブジェクト 説明 影響されるグループ
MD ストレージア
レイのシード検出
後ほど投入される予定の検出オブ
ジェクトに対する
IP リストファイル
から
MD アレイデバイスの IP 詳細を
取得した後、シードオブジェクトを
作成します。
MD ストレージアレイのデ
バイスコンポーネント
MD ストレージア
レイの検出
Dell MD ストレージアレイのハード
ウェアコンポーネントを検出します。
MD アレイデバイスにコンタクトす
るために
ABB ツールセットを使用
し、デバイスインベントリおよび障
害情報を取得します。
•
MD
ストレージアレイの
バッテリ
•
MD
ストレージアレイの
電源装置
•
MD
ストレージアレイの
RAID
コントローラモ
ジュール
•
MD
ストレージアレイの
エンクロージャ
•
MD
ストレージアレイの
ファン
•
MD
ストレージアレイの
物理ディスク
•
MD
ストレージアレイの
仮想ディスク
•
MD
ストレージアレイの
EM
モジュールグループ
•
MD
ストレージアレイの
現在の構成
•
MD
ストレージアレイの
シャーシ
•
MD
ストレージアレイの
ネットワークインタ
フェース
14 Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作
監視
Dell MD Storage Array Management Pack Suite v4.1
では、検出された
Dell MD
ストレージアレイデバイスを監視することが可能になります。
正常性
状態インジケータ
は、ネットワーク上の
MD
ストレージアレイデバイスの正常
性を監視するために役立ちます。
次のビューを使用して
MD
ストレージアレイデバイスを監視することができます。
•
警告ビュー
•
ダイアグラムビュー
•
状態ビュー
正常性状態インジケータ
表
2-4
は、
Operations
コンソールにおいて検出された
Dell MD Storage
Array
デバイスの正常性状態を示すアイコンを表示しています。重要度の伝播
についての詳細は
状態ビュー
を参照してください。
表 2-4 重要度のインジケータ
アイコン 重要度
正常
/OK。コンポーネントは予想どおりに動作しています。
警告
/ 非重要。プローブまたはその他の監視デバイスによって、許容範
囲外のコンポーネントの読み取り値が検知されました。そのコンポーネ
ントは現在のところまだ機能しているようでも、そのうち故障する可能
性があります。または、コンポーネントが不安定な状態で機能している
可能性もあります。
重大
/ 失敗 / エラー。コンポーネントが故障しているか、故障が切迫し
ています。このコンポーネントを直ちに検査して、必要なら交換してく
ださい。データが消失した可能性もあります。
特定のコンポーネントが監視されていません。
サービスは利用できません。
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作 15
警告ビュー
警告
ビューには、監視している
PowerVault MD
ストレージアレイから受信
したイベントの警告が表示されます。
監視しているシステムに対する警告を表示するには。
1
Operations
コンソールで
監視
をクリックします。
2
左側の
監視
ペインで、
Dell
フォルダに移動し、別のビューを表示します。
3
警告ビュー
→
MD
ストレージアレイ警告
の順にクリックします。
Operations
コンソールの
MD
ストレージアレイ警告
ペインに監視してい
るすべてのストレージアレイに対する警告が表示されます。これらの警告
は、
オーサリング
ペインで指定した重要度、解決状態、ユーザーに割り当
てられた警告などの条件を満たします。
4
警告の詳細
ペインで詳細を表示する警告を選択します。
Recovery Guru 情報へのアクセス
MD Storage Arrays Management Pack
は、個々のイベントに関して
MD
ス
トレージアレイをトラブルシューティングするときの参照として
Recovery Guru
情報を提供します。
Recovery Guru
情報にアクセスするには、次の手順に従います。
1
警告
ビューで警告を選択します。
2
警告の詳細
ペインで、ナレッジベースの詳細にスクロールして情報を表示
します。ナレッジベースには、原因、重要メモ、回復手順、または、コント
ローラが
1
つのストレージアレイの回復手順、コントローラが
2
つのスト
レージアレイの回復手順、および追加メモが記載されています。
16 Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作
ダイアグラムビュー
ダイアグラム
ビューには、お使いのネットワーク上のすべての
PowerVault
MD
ストレージアレイの階層図と図形表現が表示されます。
MD
ストレージア
レイの
ダイアグラム
ビューには、
MD Storage Arrays Management Pack
に
よってモデル化された各種のコンポーネントの写実的なアイコンが表示されます。
管理パックでは、次のビューが表示されます。
•
完全ダイアグラムビュー
•
MD
ストレージアレイダイアグラム
完全ダイアグラムビュー
完全なダイアグラムビュー
には、
SCOM
が管理するすべての
Dell
デバイスが
図示されます。このビューでダイアグラム内の個々のデバイスやコンポーネン
トを展開して、その状態を確認できます。このビューのルートノードは
Dell
ハードウェア
グループです。
図 2-1 すべての Dell デバイスの図形表現
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作 17
完全なダイアグラムビュー
にアクセスするには
。
1
Operations
コンソールで
監視
をクリックします。
2
左側の
監視
ペインで、
Dell
フォルダに移動し、別のビューを表示します。
3
ダイアグラムビュー
→
完全なダイアグラムビュー
の順にクリックします。
4
詳細ビュー
ペインで詳細を表示するダイアグラム内のコンポーネントを選
択します。
MD ストレージアレイダイアグラム
Dell MD
ストレージアレイダイアグラム
には、
SCOM
が管理するすべての
Dell MD
ストレージアレイが図示され、ダイアグラム内の各デバイスとそのコ
ンポーネントを展開して、各デバイスの状態を確認できます。このビューの
ルートノードは
Dell MD
ストレージアレイ
グループです。
図 2-2 SCOM によって管理されている Dell MD ストレージアレイの図形表現
18 Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作
ストレージデバイスの正常性状態やイベント処理を表示することもできます。
MD
ストレージアレイダイアグラムにアクセスするには、次の手順に従います
。
1
Operations
コンソールで
監視
をクリックします。
2
左側の
監視
ペインで、
Dell
フォルダに移動し、別のビューを表示するフォ
ルダをクリックします。
3 Dell
ストレージアレイ
→
ダイアグラムビュー
→
MD
ストレージアレイ
ダイアグラム
の順にクリックします。
4
詳細ビュー
ペインで詳細を表示するダイアグラム内のコンポーネントを選
択します。
MD
ストレージアレイの次のハードウェアコンポーネントの詳細
が表示されます。
–
バッテリ
–
ファン
–
物理ディスク
–
電源装置
–
RAID
コントローラモジュール
–
仮想ディスク
–
エンクロージャ
–
エンクロージャ管理（
EM
）モジュール
MD Storage Arrays Management Pack
では、ストレージアレイの次の
コンポーネントは監視されません。
–
シャーシ
–
現在の設定
–
ネットワークインタフェース
MD
ストレージアレイダイアグラム
ビューには、
監視されない
グループに
上記のコンポーネントが表示されます。
メモ： EM モジュールはデイジーチェーン接続された MD ストレージアレイに適
用できます。
Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作 19
SCOM/SCE コンソールからの Dell 検出ユーティリティの起動
コンソールタスクを使用して
Dell
検出ユーティリティを起動することができま
す。コンソールタスクは、操作コンソールの
処置
ペインから実行できます。い
ずれかの
Dell
ダイアグラムビューでデバイスやコンポーネントを選択すると、
関連タスクが
処置
ペインに表示されます。
Dell
検出ユーティリティを起動するには次の手順を実行します。
1
完全なダイアグラム
ビュー
、または
MD
ストレージアレイ
ダイアグラムに
ある
Dell MD
ストレージアレイ
グループを選択します。
2
処置
ペインにある
Dell MD
ストレージアレイのタスク
の下にある
Dell
検出ユーティリティの
起動
をクリックします。
メモ： 検出された MD ストレージアレイを確認できるのは、次回の検出サ
イクルの時のみです。
状態ビュー
状態ビュー
には、ネットワーク上で
SCOM
または
SCE
で管理されている各
Dell
デバイスの状態が表示されます。
MD
ストレージ管理パックは、ネット
ワーク上の
Dell MD
ストレージアレイの正常性を監視する際に役立つ重大度イ
ンジケータのリストを提供しています。
状態ビュー
にアクセスするには、次の手順を実行します。
1
Operations Console
で
監視
をクリックします。
2
左側の
監視
ペインで、
Dell
フォルダに移動し、別のビューを表示するフォ
ルダをクリックします。
3
状態ビュー
→
MD
ストレージアレイ
の順にクリックします。
Operations
コンソールでは、監視しているすべての
Dell
ストレージアレ
イの状態が右ペインに表示されます。
4
詳細ビュー
ペインで詳細を表示する状態を選択します。
20 Dell MD Storage Arrays Management Pack Suite 操作
MD Storage Arrays Management Pack
のカスタマイズ
オーバーライドを使用して、次の
MD Storage Arrays Management Pack
の検出パラメータをカスタマイズすることができます。
• 有効：検出を有効または無効にできます。オーバライド設定 を True または
False
に設定できます。
• 間隔秒数：
Dell 管理パックが、Dell デバイスのコンポーネント インスタンスとそ
の属性を検出する頻度（秒数）。この属性のデフォルト値は、
86400 秒（24 時間）
です。
•
IP 設定ファイルパス：異なるファイルまたはフォルダの場所を使用している場合、
このパラメータをオーバーライドします。デフォルトで、IP リストファイルは
C:¥Dell_MDStorageArray_ABB
にあります。IP リストファイルの設定の詳
細については、インストールガイドを参照してください。インストールガイドは自
己解凍型の実行ファイル
Dell_MD_StorageArray_Management_Pack_Suite_v4.1_A00.exe 内
にパッケージされています。
support.dell.com から実行ファイルをダウンロー
ドできます。
SCOM
コンソールの
オーサリング
ペインでオーバーライドパラメータを指定
できます。
オブジェクト検出
オブジェクト検出用のオーバーライドパラメータを指定するには次の手順を実
行します。
1
SCOM
コンソールを開いて、
オーサリング
タブをクリックします。
2
オーサリング
ペインの
管理パックオブジェクト
の下で
オブジェクトの検出
を選択します。
3
MD
ストレージアレイのシード検出グループオブジェクトを選択し、その下
にある
Dell MD
ストレージアレイのシード検出
を選択します。
4
選択したオブジェクト検出を右クリックし、ポップアップメニューから
オーバーライド
→
オブジェクト検出のオーバーライド
と選択すると、オー
バーライドする特定のタイプのオブジェクト、またはグループ内のすべての
オブジェクトを選択することができます。
5
オーバーライドしたい該当検出パラメータを確認し、その
オーバーライド
値
を設定します。
6
新しい管理パック上でオーバーライド設定を保存します。
7
適用
をクリックします。
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