12 安全にお使いいただくための注意
システム内部の作業を行う場合
システムカバーを取り外す前に、次の手順を順番に行ってください。
注意: デルのマニュアルで別途指示されている場合を除き、システムのカバーを取り外して
システム内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービス技術者だけが行って
ください。
注意: システム基板から部品を取り外したり、周辺機器の接続を外す場合は、システム基板
の損傷を避けるために、システムの電源を切ったあと
5 秒間待ってください。
1
システムおよび接続されているすべてのデバイスの電源を切ります。
2
システムと各デバイスの電源プラグをコンセントから外します。けがや感電の危険を防止するた
めに、すべての通信関連のケーブルをシステムから外します。
3
コンピュータ内部の部品に触れる前に、シャーシの塗装されていない金属面に触れて、身体から
静電気を除去します。
4
作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部品を破損する可能性
のある静電気を除去してください。
さらに、該当する場合には、以下の安全に関するガイドラインにもご注意ください。
• ケーブルを外すときは、ケーブルそのものを引っ張らずに、コネクタやストレインリリーフ
ループをつかんでください。ケーブルには、ロックタブのあるコネクタが付いているものもあ
ります。このタイプのケーブルを外す際は、ロックタブを押してからケーブルを外してくださ
い。コネクタを外すときは、コネクタのピンを曲げないようにまっすぐに引き抜きます。また、
コードを接続する際は、両方のコネクタの方向と位置が正しいことを確認してください。
• コンポーネントやカードの取り扱いには十分注意してください。カードのコンポーネントや接
点には触れないでください。カードを持つ際は縁を持つか、金属製の取り付けブラケットの部
分を持ってください。マイクロプロセッサチップなどの部品を取り扱う際には、ピンには触れ
ずに縁を持ってください。
静電気放出への対処
静電気放出(ESD)によってシステム内部の電子部品が損傷する恐れがあります。ESD は一定の条件
下で周辺機器などの物体や人体に蓄積され、システムなど別の物体に放電されることがあります。
ESD による損傷 を防ぐために、メモリーモジュールなどのシステム内部の電子部品に触れる場合は、
前もって静電気を身体から除去してください。電子部品に触れる場合は、アース処理された金属(シ
ステムの
I/O パネルの塗装されていない金属面など)に前もって触れることで、ESD による障害を防
ぐことができます。コンピュータに(携帯情報端末を含む)周辺機器を接続する場合は、システムに接
続する前に必ず作業者自身と周辺機器の両方の静電気を除去してください。また、システム内部の作
業を行う間にも定期的に
I/O コネクタに触れて、身体に蓄積した静電気を除去します。
さらに、静電気放出による損傷を防止するために、以下の手順を実行することもお勧めします。
• 静電気に敏感な部品を梱包箱から取り出す場合は、部品を取り付ける用意ができるまで、その
部品を静電気防止梱包材から取り出さないでください。静電気防止パッケージを開梱する直前
に、必ず身体から静電気を除去してください。
• 静電気に敏感な部品を運ぶ場合は、最初に静電気防止パッケージに入れてください。
• 静電気に敏感な部品の取り扱いは、静電気の発生しない場所で行ってください。可能であれば、
静電気防止用のフロアパッドと作業台パッドを使用してください。