vRealize Operations Manager 用 Dell EMC
OpenManage Management Pack バージョン
2.0
インストール ガイド
December 2020
Rev. A00
メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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商標です。その他の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
章 1: はじめに..................................................................................................................................4
前提条件.................................................................................................................................................................................4
サポートマトリックス.........................................................................................................................................................4
章 2: OMIVV での拡張モニタリングの設定.......................................................................................... 5
章 3: vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 2.0 のインストー
ルまたはアップグレード................................................................................................................ 6
OMIVV インスタンスの追加.............................................................................................................................................. 7
OMIVV インスタンスの削除.............................................................................................................................................. 8
章 4: トラブルシューティング............................................................................................................9
目次
目次 3
はじめに
vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack を使用すると、VMware vCenter 用 OpenManage Integration
（OMIVV）4.0 以降で管理される Dell EMC PowerEdge サーバーおよびシャーシの正常性状態を監視し、重要なメトリックを分析でき
ます。
トピック：
• 前提条件
• サポートマトリックス
前提条件
以下は、vRealize Operations Manager 用の OpenManage Management Pack をインストールするための要件です。
● VMware vCenter 用および vRealize Operation 用 OpenManage Integration の互換性のあるバージョンが必要です（表 1 を参照）。
● Dell EMC ホストを管理するための OMIVV ライセンスを持っていることを確認します。OMIVV ライセンスについては、
OpenManage Integration for VMware vCenter Quick Installation Guide for vSphere Web Client を参照してください。
● 500 台を超えるサーバーを管理する場合は、vROPS 構成が［特大］に設定されていることを確認します（6.5 以上）。
メモ: OMIVV が多数のサーバー（>100）を管理している場合、vROPS で［収集間隔（分）］の設定値は 45 にすることをお
勧めします。
● Dell EMC Management Pack を使用してホストを管理するには、そのホストが Dell EMC OMIVV の接続ホスト認証情報プロファ
イルの一部であることを確認します。
サポートマトリックス
表 1. サポートマトリックス
vRealize Operations Manager 用
OpenManage Management Pack のバー
ジョン
必要な VMware vCenter 用
OpenManage Integration のバージョン
サポートされる vRealize Operations
Manager のバージョン
1.0 4.0 6.3、6.4
1.1 4.0、4.1、4.2 6.3、6.4、6.5、6.6
1.2 4.2、4.3 6.5、6.6、6.7、7.0
2.0 5.0 6.7、7.0、7.5
メモ: サポートされている PowerEdge、シャーシ、および対応ファームウェア バージョンについては、OMIVV のドキュメント
を参照してください。サポートされている PowerEdge サーバーの詳細については、dell.com/support にある『OMIVV
compatibility matrix』を参照してください。
1
4 はじめに
OMIVV での拡張モニタリングの設定
vRealize Operations（vROPS）を使用して VMware vCenter 用 Dell EMC OpenManage Integration（OMIVV）を設定するには、OMIVV
で拡張モニタリングを有効にします。
拡張モニタリングのサポートを有効にするには、次の手順を実行します。
1. OMIVV 管理コンソールを起動します。コンソールを起動するには、Web ブラウザーで https:\\<Appliance IP>または
<Appliance Hostname>を開きます。
2. パスワードを［ログイン］ボックスに入力します。
3. 左ペインで、アプライアンス管理をクリックして、拡張モニタリングセクションまでスクロールダウンします。
4. 拡張モニタリング セクションで、編集 をクリックし、次に 有効 または 無効 をクリックして拡張モニタリングのサポートを有
効または無効にします。拡張モニタリングのサポートはデフォルトで無効に設定されています。
5. vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack（OMMP）で SNMP アラートをサポートする場合、SNMP トラッ
プ モニタリングを有効にします。このトラップにより、ユーザーはサーバーやシャーシの正常性状態をリアルタイムでモニタリ
ングできるようになります。
2
OMIVV での拡張モニタリングの設定 5
vRealize Operations Manager 用 OpenManage
Management Pack バージョン 2.0 のインストー
ルまたはアップグレード
vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack v2.0 をインストールまたはアップグレードするには、次の手順を実
行します。
1. Dell.com/support にアクセスします。
2. vRealize Operations Manager v2.0 をダウンロードするには、次の 2 つの方法があります。
a. Dell EMC ソフトウェア仮想化ソリューションのサービス タグを入力して、検索を選択します。
● 該当するモデルを選択します。
● サーバーのサポート ページで、［ドライバーおよびダウンロード］を選択します。
● ［オペレーティング システム］のリストから、適切なバージョンの VMware ESXi を選択します。
● ［カテゴリー］リストから［システム管理］を選択します。vRealize Operations Manager v2.0 の対応バージョンが表示さ
れます。
● ［ダウンロード］をクリックするか、チェックボックスをオンにしてソフトウェアをダウンロード リストに追加します。
b. ［すべての製品の参照］ > ［ソフトウェア］ > ［仮想化ソリューション］を選択します。
メモ: ユーザーは前述のパスに移動すると、リストから直接 vRealize Operations Manager v2.0 を選択できます。
3. VRealize Operations Manager バージョン 2.0 をアップグレードまたはインストールするには
a. vRealize Operations Manager コンソールを https://<IP または Hostname または FQDN> として開きます。
b. vRealize Operations Manager の左ペインで、［管理］［ソリューション］の順にクリックします。
c. ［ソリューション］タブで、 をクリックします。
［ソリューションの追加］ページが表示されます。
メモ: vROPS 7.5 の場合は、次の順に移動します。
［ソリューション］ > ［リポジトリー］ > ［Management Pack の追加］
d. .pak ファイルの場所に移動するには、［参照］をクリックします。
e. OpenManageAdapter.pak ファイルを選択します。
f. ［アップロード］をクリックします。
g. ［次へ］をクリックして続行します。
［Dell エンド ユーザー ライセンス契約］（EULA）が表示されます。
h. ［ライセンス契約］を選択して、［次へ］をクリックします。
i. ［終了］をクリックします。
これで、vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack が、vRealize Operations Manager の［ソリ
ューション］タブに表示されます。
メモ: 管理パックのインストールが完了するまで 1 分間ほど、ソリューション UI は使用できません。
メモ: インストールまたはアップグレードが完了したら、Dell EMC ダッシュボードおよび Dell EMC のカスタム アイコン
を表示するため、vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack からログアウトして再度ログインして
ください。
j. ［ソリューションの詳細］タブで、vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 2.0 にアップグ
レードする場合は、アダプターのインスタンスごとに［収集の停止］［収集の開始］をクリックします。
トピック：
• OMIVV インスタンスの追加
• OMIVV インスタンスの削除
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6 vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 2.0 のインストールまたはアップグレード
OMIVV インスタンスの追加
ホスト名、完全修飾ドメイン名、IP アドレスのいずれか、ならびに OMIVV および vROPS の適切なログイン認証情報を入力して、
アダプター インスタンスを追加してください。
アダプタインスタンスを追加するには、次の手順を実行します。
1. ブラウザで、vRealize Operations Manager ユーザーインタフェースを起動します。
2. 管理者 としてログインします。
3. 管理→ソリューション をクリックします。
ソリューションの管理画面が表示されます。
メモ: vROPS 7.5 の場合は、［構成済みのアダプター インスタンス］の下の［OpenManage Management vRealize Operations
Management Pack］に移動して、［構成］をクリックします。
4. vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack を選択して、設定 をクリックします。
5. ソリューションの管理 — OpenManage vRealize Operations Management Pack 画面で、次の手順を実行します。
a. インスタンス設定：
i. 表示名 フィールドで、アダプタの名前を入力します。
ii. 説明 フィールドに説明を入力します。
b. 基本設定：
i. OMIVV インスタンスのホスト名、FQDN、または IP アドレスを入力します。
ii. ログイン資格情報を追加するには、
をクリックします。
iii. OMIVV で認証するための適切な管理者（デフォルトのユーザー名）の認証情報を、vROPS ユーザーの詳細とともに入力
します。
メモ: vROPS には管理者権限が必要です。
iv. ［OK］をクリックします。
v. 入力した設定を検証するには、テスト接続 をクリックします。
メモ:
拡張モニタリングが有効になっていることを確認します。詳細については、「OMIVV による設定」を参照してくださ
い。
c. 詳細設定：
i. 詳細設定 を展開し、リストから collector を選択します。
ii. 値を［True］に設定して自動検出を使用することをお勧めします。
iii. 設定の保存 をクリックします。
iv. 閉じる をクリックします。
vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack が OMIVV サーバインスタンスからデータの収集を開始しま
す。
メモ:
OMIVV インスタンスを追加すると、3 回のデータ収集サイクル後にサーバーとシャーシのデータとアラートが表示されます。
デフォルトではデータ収集サイクルは 5 分ごとに実行されます。
メモ:
物理サーバと ESXi ホスト間に関係を構築し、SNMP アラートをポストするには、vROPS の資格情報が必要です。
6. ホームページ に移動し、vROPS の旧バージョン（バージョン 6.5 以前）の場合は、ダッシュボードリスト ドロップダウンメニ
ューから OpenManage ダッシュボード を選択します。vROPS 6.6 以降の場合は、［ダッシュボード］に移動すると
［OpenManage ダッシュボード］が表示されます。
OpenManage のダッシュボードが表示されます。
メモ:
OMIVV の IP が変更されている場合は、ソリューションの管理 ウィザードで IP をアップデートします。
メモ:
既存の OMIVV インスタンスを別の OMIVV と交換する場合は、既存の OMIVV インスタンスを削除して新しい OMIVV イン
スタンスで設定します。
vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 2.0 のインストールまたはアップグレード 7
OMIVV インスタンスの削除
1. ブラウザで、vRealize Operations Manager ユーザーインタフェースを開きます。
2. 管理者 としてログインします。
3. 管理→ソリューション をクリックします。
ソリューションの管理画面が表示されます。
メモ: vROPS 7.5 の場合は、［構成済みのアダプター インスタンス］の下の［OpenManage Management vRealize Operations
Management Pack］に移動して、［構成］をクリックします。
4. Management Pack ソリューション をクリックします。
5. OpenManage vRealize Operations Management Pack を選択し、設定 をクリックします。
アダプター インスタンスのリストが表示されます。
メモ: Dell EMC アラートをすべてクリアしてから、OMIVV アダプター インスタンスを削除してください。
6. 必要なインスタンスを選択し、削除 をクリックします。
メモ:
削除したインスタンスを OMIVV で監視しない場合は、インスタンスを削除した後、OMIVV で拡張モニタリングを無効にし
ます。
メモ: OMIVV で管理されるサーバーとシャーシの台数によっては、削除の処理に数分かかることがあります。
既存の OMIVV インスタンスを別の OMIVV と交換する場合は、既存の OMIVV インスタンスを削除して新しい OMIVV インスタ
ンスで設定します。
8 vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 2.0 のインストールまたはアップグレード
トラブルシューティング
● vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack をバージョン 1.2 以降にアップグレードしてから、HDD リソース
のメトリックが表示されません。
— vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack をバージョン 1.2 以降にアップグレードした後、正しい HDD
メトリックを反映するには、アダプター インスタンスの収集を停止してから収集を開始する必要があります。複数インスタン
スの場合は、すべてのアダプタインスタンスで同じタスクを実行する必要があります。
● vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack をバージョン 1.2 以降にアップグレードしてから、HDD の履歴デ
ータが表示されません。
— vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack をバージョン 1.2 以降にアップグレードすると、HDD の履歴
データは利用できなくなります。これは想定どおりの動作であり、最新のアップグレードでは、アダプタが HDD と SSD のデー
タを個別に提供します。ただし、履歴データは SSD のみで使用できます。時間アダプタが更新されるため、HDD メトリクスが
新たに作成されます。
● 新しいアダプタインスタンスを作成して設定した後で、ファームウェアメトリクスを確認できません。
— ファームウェアカタログが更新されても、ファームウェアメトリクスの収集は行われません。OMIVV でインベントリを再度
実行し、次の収集サイクルの後でメトリクスをチェックする必要があります。
● アダプタインスタンスを削除すると、不明な状態のリソースが表示されます。
アダプタの設定されたインスタンスを削除すると、インベントリビューにサーバとシャーシの古いインスタンスが不明な状態で
表示されることがあります。そのようなコンポーネントはインベントリエクスプローラのページから削除します。
● アダプタインスタンスを削除し、新しいインスタンスを作成して同じ OMIVV で設定しましたが、今度はウィジェットにデータ
が設定されません。
— データを設定するには、ダッシュボードでウィジェットを編集し、変更を加えずに保存します。設定の詳細については、
vRealize Operations Manager 用 OpenManage Management Pack バージョン 1.2 以降のユーザー ガイドを参照してください。
● 稼働状態が「不明」と表示される Dell EMC サーバストレージコントローラがあります。
— オンボードコントローラ、6 GBps SAS HBA、およびソフトウェア RAID に対しては、リアルタイムモニタリングはサポートさ
れていません。そのため、稼働状態は「不明」と表示されます。
● 同じサーバーに対して複数のトラップを受信すると、基本的な正常性アップデート ジョブと拡張メトリック ジョブを 1 分以内に
実行できないことがあります。サーバーの関連メトリックは、次回ジョブの実行が正常に完了した後で更新されます。
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