○作業中のヒント
作業を行う際は、左のイラストのようにマルチのこぎりヘッド部
分を握りながら切断することで振動が軽減されます。
10TPI木工レシプロソーブレードや18TPI金工レシプロソーブ
レードを使用の際は、切断シューベースを切断する部材にしっか
り押し当てて作業を行ってください。部材から離れると切断する
部材が振動し切断効率が悪くなります。部材からシューベースが
離れて、本体や切断する部材が、振動し始めた際は、直ちにスイッ
チを離し、シューベースを切断する部材にしっかりと、押し当て
た後、再度切断を開始してください。正しく切断シューベースを
押し当てて作業を行うと、振動は軽減します。
プルーニングソーブレードを使用の際は、部材を切断シューベー
スに当てず、手動のこぎりの要領で全体を前後させて切断してく
ださい。(前後させるスピードは1 〜 2秒間に1往復程度)
※プルーニングソーブレードはあさり刃を採用しているため、前
後させる主だった目的は切り粉の排出です。
●木材の切断(通常のレシプロソーブレード/セーバーソーブレード)
木材が固定されていないときは、切断作業の前に必ずクランプ等を使って加工する物を固定してく
ださい。まずブレードをゆっくりと加工物へおろし、スイッチをゆっくり入れ、切断を開始する前
に速度を最大まで上げてください。切断作業中は必ず両手を使って本体をしっかりと固定してくだ
さい。振動やぶれを防止するため、シューベースは作業物に常に接触した状態を保ってください。
ブレードの破損防止にもつながります。
●金属の切断
ブレードの種類により、金属の切断能力は異なります。ブレードを選ばれるとき製品の仕様、用途
をよく読み、作業の内容に適したブレードをお選びください。通常、歯数が多いブレードの方がき
れいに仕上がります。金属の切断は10TPI以上のブレードをご使用ください。通常の作業に最適な
歯数は14TPI(早切り)、18TPI(硬い素材)になります。切断作業中、無理な力をかけて切断す
ることはブレードの寿命を著しく短縮させますのでおやめください。
【ドリル・ドライバーヘッド】
◆キーレスチャック
(1)本機にはキーレスチャックが装備されています。チャックの
後半部(黒い部分)を一方の手で保持し、もう一方の手でチャッ
クカバー先端を時計の針と反対方向に回してチャックを開い
てください。使用するビットを開いたチャックの中に20ミリ
程度押し込んでください。
(2)一方の手でチャックの後半部(黒い部分)を持ち、もう一方
の手で時計の針と同じ方向にチャックカバーを回してキーレ
スチャックをしっかり締めてください。作業が終わったら、
再びチャックカバーを時計の針と逆方向に回し、ビットを取
り外してください。
10TPI木工・18TPI金工ブレード
しっかり
あてる
プルーニングブレード
後前