Dell EqualLogic FS7610 Series Appliances
取 り付 けおよびセット アップガイド
規 制 モデルシリーズ E02T
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発効：2013 年 10 月
パーツナンバー：YDNTN-JA A00
目 次
前 書 き v
1 作業を開始する前に 1
EqualLogic FS7610 について 1
開 始 手 順 3
取 り付 け前のタスク 3
安 全 に関 する推 奨 事 項 3
ハード ウェアの保 護 4
静 電 気 防 止 用 リストバンド の使 用 4
環 境 要 件 5
技 術 仕 様 5
配 送 ボックスの内 容 6
同 梱 されていない必 須 ハード ウェア 7
ラックの要 件 7
スイッチの要 件 8
必 要 な工 具 8
2 ハードウェアラック取り付け 9
アプライアンスの前 面 パネルと背 面 パネル 9
ラックへのマウントレール取 り付 けのガイドライン 10
ラックへのアプライアンスの取 り付 け手 順 11
ラックへのレールの取 り付 け 11
ラックへのアプライアンスの固 定 12
3 電源接続 15
アプライアンスの電 源 への接 続 15
4 ネットワークケーブルの接続 17
ネットワーク構 成 の概 要 17
ネットワークインタフェースポート 18
ネットワーク接 続 の要 件 と推 奨 事 項 19
ネットワークケーブルの接 続 手 順 21
クライアントネットワークケーブルの接 続 22
5 NAS クラスタ設定 23
NAS クラスタの設 定 手 順 23
NAS クラスタ設定 情 報 の収 集 23
NAS クラスタのネットワーク要 件 と推 奨 事 項 24
クライアントネットワーク 24
SAN ネットワーク 25
内 部 ネットワーク 25
NAS 設 定 リファレンス表 26
コントローラの検 出 と NAS クラスタの設 定 27
6 NAS ストレージの割り当て 29
NAS ストレージの割 り当 て手 順 29
NAS コンテナ情報 の収 集 29
NAS コンテナの作 成 30
セキュリティと許 可 30
共 有 所 有 権 の転 送 31
CIFS 共 有 へのアクセス 31
NFS エクスポートへのアクセス 32
7 次の手順 33
NAS クラスタ の操 作 33
NAS コンテナの操 作 34
用 語 集 35
索 引 37
iii
iv
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 目 次
前書き
Dell™ EqualLogic® FS Series アプライアンスと PS Series ストレージアレイとの組み合わせは、高いパフォーマン
スと可用性を持つ、拡張可能な NAS ソリューションを実現します。このマニュアルでは、EqualLogic FS7610 ア
プラインスのカスタマー交換可能コンポーネントのメンテナンスおよびトラブルシューティングの方法を説明します。
対 象 読 者
本書は、EqualLogic FS7610 ハード ウェアのメンテナンスを担当するハード ウェア管理者を対象としています。
関 連 マニュアル
FS Series アプライアンス、PS Series アレイ、グループ、ボリューム、アレイソフト ウェア、およびホストソフトウェアの
詳細については、カスタマーサポート サイトの マニュアルページ にログインしてください。
デルのオンラインサービス
Dell 製品とサービスについての情報は、次の手順で入手できます。
1. dell.com または デル製品の文書に記載されている URL にアクセスします。
2. ロケールメニューを使用するか、お住まいの国または地域を表すリンクをクリックします。
Dell EqualLogic スト レージソリューション
Dell EqualLogic 製品および新しいリリースについての詳細は、Dell EqualLogic テックセンターサイト、
delltechcenter.com/page/EqualLogic にアクセスしてください。ここでは、記事、デモ、オンラインディスカッション、
および製品シリーズの利点に関する詳細を参照できます。
テクニカルサポート とカスタマーサービス
PS Series SAN アレイおよび FS Series アプライアンスに関するお問い合わせは、デルのテクニカルサポートをご利
用ください。
デルへのお問い合わせ
米国またはカナダでテクニカルサポートが必要な場合は、1-800-945-3355 にお電話ください。米国またはカナダ
以外の場所にお住まいの場合は、support.dell.com/support/topics/global.aspx にアクセスしてください。
エクスプレスサービスコード がある場合は、お手元にご用意ください。エクスプレスサービスコードは、デルのオート
テレフォンシステムをより効率的に使用するために役立ちます。
保 証 情 報
FS7610 アプライアンスの保証書は、配送ボックスに同梱されています。保証書の登録については、
eqlsupport.dell.com/utility/form.aspx?source=warranty をご覧ください。
v
メモ、注 意 、警 告記 号
メモ: ハードウェアおよびソフト ウェアをより適 切 に使用 するために役立 つ重 要 な情 報 を示します。
注 意 : 手 順 に従 わない場 合 、ハード ウェア損 傷 やデータ消 失 の可 能 性 があることを示 しています。
警 告 : 物 的 損 害 、怪 我 、または死 亡 の原 因 となる可能 性 があることを示しています。
vi
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 前 書 き
1 作業を開始する前に
適切な計画と要件の厳守は、正しい取り付けを確実にするために役立ちます。取り付けを開始する前に、次
の開始手順をお読みになり、準備タスクをすべて行ってください。
EqualLogic FS7610 について
Dell™ EqualLogic® FS Series NAS アプライアンスは、NAS( Network Attached Storage、ネットワーク接続スト
レージ) 機能を EqualLogic 製品ラインに追加し、高性能かつ拡張可能な統合ストレージプラットフォームを提
供します。EqualLogic FS Series アプライアンスは、Dell™ の高性能でクラスタ化されたネットワークアクセス可能
なファイルシステムである Dell Fluid File System( FluidFS) を備えています。
PS Series グループは、iSCSI へのアクセスが可能なブロックストレージです。 PS Seriesファームウェアの最新バー
ジョンと、Dell EqualLogic FS7610 NAS アプライアンスの追加により、同じ PS Series のグループが、ブロックスト
レージと NAS のサポートを提供できるようになりました。
メモ: EqualLogic FS7610 NAS アプライアンス では、電源 バックアップ付 きの 10Gb コントローラ 2 台 と、電 源 装 置
2 台 が 1 台 の 2U シャーシ内 に構成 されています。
FS7610 アプライアンスは、SFP+ コントローラまたは 10GBASE-T コントローラのいずれかを装備した形でご利用
いただけます。
メモ: EqualLogic FS7610 には、PS Series ファームウェアバージョン 6.0 以 降 を実行 する PS Series グループが必 要
です。10GBASE-T モデルには、ファームウェアバージョン 7.0 および FluidFS バージョン 3.0 以 降 が必 要 です。お
使 いの PS Series グループを最 新 ファームウェアバージョンにアップデートすることについての情 報 は、カスタマサポー
トウェブサイトにある『Release Notes』( リリースノート ) および『Updating Storage Array Firmware』( ストレージアレイ
ファームウェアのアップデート) マニュアルを参照 してください。
NAS クラスタは、複数の、拡張可能な NAS コンテナをサポートできます。各コンテナ内に、複数の CIFS 共有
および NFS エクスポートを作成できます。作成後、正しい資格情報を有するクライアント が NAS クライアント
VIP アドレス経由でこれらの共有およびエクスポートにアクセスできるようになります。
NAS クラスタネットワーク設定では、クライアントネットワークと SAN / 内部ネット ワークが必要です。
セキュリティ上の理由により、内部ネット ワークは通常プライベートネットワークであり、クライアントネット ワーク
は、SAN および内部ネットワークとは別のネットワークになります。17 ページの 「ネットワーク構成の概要」を参
照してください。
図 1 および 表 1 には、NAS クラスタハードウェア構成が説明されています。
1
図 1: NAS のハード ウェア構成
表 1: NAS クラスタコンポーネント
付記 説明
1 クライアント
2 クライアントネットワークへのクライアント接続
3 クライアントネットワーク
4 クライアントネットワークへの NAS コントローラ接続
5 SAN/ 内部ネットワークへの NAS コントローラ接続
6 SAN ネットワーク
7 SAN( PS Series グループ)
8 リモート KVM
2
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
開始手順
EqualLogic FS7610 ハード ウェアを取り付けて NAS クラスタを作成するには、次の手順を実行します。
1. 安全上、環境上、その他の必要条件が満たされており、必要なハードウェアがすべてそろっていることを確
認するようにしてください。3 ページの 「取り付け前のタスク」を参照してください。
2. ラックに NAS アプライアンス を取り付けます。9 ページの 「ハードウェアラック取り付け」を参照してください。
3. アプライアンスを電源に接続します。17 ページの 「ネットワークケーブルの接続」を参照してください。
4. アプライアンスをネットワークに接続します。17 ページの 「ネットワークケーブルの接続」を参照してください。
5. グループマネージャ GUI を使用してコントローラを検出し、NAS クラスタを設定します。24 ページの 「NAS
クラスタのネットワーク要件と推奨事項」を参照してください。
6. NAS のコンテナを作成し、オプションで CIFS 共有または NFS エクスポートを作成します。29 ページの
「NAS ストレージの割り当て」を参照してください。
開始後、33 ページの 「次の手順」を参照してください。
取り付け前のタスク
ハードウェアを取り付ける前に、次の作業を行ってください。
• 取り付けの安全に関する注意事項を読みます。3 ページの 「安全に関する推奨事項」を参照して
ください。
• 精密機器であるハード ウェアの防護方法を確認します。4 ページの 「ハード ウェアの保護」を参照して
ください。
• この取り付けが環境要件を満たしていることを確認します。5 ページの 「環境要件」を参照してください。
• セットアップポスターの指示に従って配送ボックスを開梱し、ボックスの内容物がすべてそろっていることを確
認します。6 ページの 「配送ボックスの内容」を参照してください。
• 配送ボックスに含まれていないハード ウェアで、インストールに必要なものをすべてそろえます。
7 ページの 「同梱されていない必須ハードウェア」を参照してください。
• お使いのラックがラック要件を満たしていることを確認します。7 ページの 「ラックの要件」を参照してください。
• 取り付けに必要な工具があれば、それらを揃えます。8 ページの 「必要な工具」を参照してください。
安全に関する推奨事項
次の安全上の推奨事項に従います。
• EqualLogic FS7610 ハード ウェアの取り付けを開始する前に、システムに同梱の「安全にお使いいただくため
に」を読んでその指示に従ってください。
• EqualLogic FS7610ハード ウェアのラックへの取り付けは、ラック取り付けの経験者のみが行うようにして
ください。
3
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
• 配送ボックスの移動と開梱は、注意して行ってください。コンポーネントは、取り付け準備が整うまで包装さ
れたままにしておきます。
• コンポーネント は、適切な通気が確保され、過度な湿度、可燃性ガス、腐食性物質などを避けた安全な
場所に設置してください。
• ハードウェアの取り付け作業は、少なくとも 2 人で行う必要があります。コンポーネントの開梱と移動時は、
正しい方法で持ち上げ、運んでください。
• 静電気放電による損傷を防ぐため、常に各 FS7610 NAS アプライアンス が完全に接地されていることを確
認します。
• FS7610 NAS アプライアンス を取り扱う際には、静電気防止用リストガードまたはこれと同等の保護用具を
使用してください。4 ページの 「ハード ウェアの保護」を参照してください。
• アプライアンスをラックに取り付ける際は、アプライアンスをラックと水平に保ちます。
ハードウェアの保護
FS7610 NAS アプライアンス コントローラは、ラックに取り付けられていないときは元の梱包に入れておく、または
静電気放電から保護された安定した面に置く必要があります。
FS7610 NAS アプライアンス の取り扱い時には、静電気防止用リストバンド、またはこれと同等の保護用具を
使用するようにしてください。
静 電 気 防止 用 リスト バンドの使 用
精密機器であるハード ウェアを静電気放電から保護するため、静電気防止用リストバンドを使用します。
1. コイルコード のスチール製のスナップをゴムバンドの留め金具に接続します。図 2 を参照してください。
図 2: 静電気防止用リストバンド の使い方
2. バンドを手首にしっかりと巻きつけます。
3. バナナプラグをアース端子に接続するか、プラグをワニ口クリップに取り付け、ESD マットなどの接地デバイ
ス、または接地された装置の金属フレームにクリップを接続します。
4
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
環境要件
NAS アプライアンスの設置場所は、次の環境要件を満たしている必要があります。
• エンクロージャは、電圧 90～264 VAC の電源でのみ動作させるようにしてください。
• 各電源で十分な電気過負荷保護が行われていることを確認します。
• 北米では、20A 以下のデバイス( UL489 規格準拠のサーキットブレーカ) による過電流保護が備わった電
源にアプライアンスを接続します。ヨーロッパでは、過電流保護に 20 A 以下のデバイス( IEC 準拠ブレー
カ) を使用する必要があります。
• アプライアンスの前後には通気のために十分なスペースを確保するようにしてください。
• 設置場所で適切な通気が行われていることを確認します。
• 後続の項で技術仕様を確認し、お使いの環境が必要条件をサポートすることを確かめてください。
技 術 仕 様
表 2 には NAS アプライアンス の技術仕様がリストされています。
表 2: FS7610 NAS アプライアンス技術仕様
カテゴリ 定 格
AC 電 源 装 置 ( 各電 源 装 置 につき)
ワット数 出力 717 W
熱消費
2446 BTU/ 時
メモ: マイクロ SD カードを紛失したり損傷したりするリスクを減らすため、交換用コントロール
モジュールへの取り付け準備が完了するまで、カードを取り外さないで下さい。
電圧
90～264 VAC、自動範囲設定、47 Hz/63 Hz
メモ: マイクロ SD カードを紛失したり損傷したりするリスクを減らすため、交換用コントロール
モジュールへの取り付け準備が完了するまで、カードを取り外さないで下さい。
バッテリ電 源
バッテリ 12.8～13.2 V、4.8～6 Ah、63～77 Wh
寸 法
高さ 86.4 mm( 3.4 インチ)
幅
481.5 mm( 18.96 インチ) — ラックフランジを含む
446.3 mm( 17.6 インチ) — ラックフランジを除く
奥行き
813.0 mm( 32.0 インチ) — ベゼルおよびハンドルを含む
741.0 mm( 29.2 インチ) — ベゼルおよびハンドルを除く
重量( 最大構成) 30.5 kg( 67 ポンド )
重量( 空の状態) 12.86 kg( 28.36 ポンド )
5
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
カテゴリ 定 格
環 境
動作温度 連続動作：5～40°C( 41～104°F) 、1 時間あたりの最大温度変化 20°C( 68°F) 。
保管温度 –40～60°C( –40～140°F) 、1 時間あたりの最大温度変化 20°C( 68°F) 。
動作相対湿度
1 時間当たり最大 10% の湿度変化、最大湿球温度 29°C( 89°F) で 20～80%
( 結露しないこと)
保管相対湿度
1 時間当たり最大 10% の湿度変化、最大湿球温度 38°C( 100°F) で 5～95%
( 結露しないこと)
最大動作時振動 動作方向に 0.26 Grms ( 5～350 Hz @ 0.0002G2/Hz) で 5分
最大保管時振動
以下の PSD プロファイルで 1.88 Grms( 全 6 面を各面 15 分ずつ試験)
周波数( Hz) G2/Hz
10 0.13
20 0.13
70 0.004
130 0.004
165 0.0018
500 0.0018
最大動作時衝撃 動作方向にパルス持続時間 2.6 ミリ秒 + / - 10% の 31 G + / - 5% 正弦半波衝撃
最大保管時衝撃
596.90 cm/ 秒( 235インチ / 秒) の速度変化での 27G の矩形波衝撃
( 全 6 面試験)
動作高度
-15.2～3048 m( -50～10,000 フィート)
高度が 2950 フィートを超えると、動作時の許容最大温度は、550 フィートごとに
1°F づつ低下します。
保管高度 -15.2～10,668 m( -50～35,000 フィート)
空気中浮遊汚染物質
レベル
G1( ISA-S71.04-1985 の定義による)
配送ボックスの内容
EqualLogic FS7610 を開梱します。開梱後、アプライアンスを静電気から保護された安定した場所に置いてく
ださい。
表 3 で説明されているアイテムが配送ボックス内にすべて入っていることを確認してください。
表 3: 配送ボックスの内容
パーツ 説 明
×1 FS7610 NAS アプライアンス NAS クラスタに高可用性と処理能力を提供します。
ベゼル アプライアンスの前面を保護します。
2 本の電源ケーブル
付属のケーブルは、地域によって異なります。電源ケーブルのコネクタはお住
まいの国によって異なります。
メモ: 電源ケーブルが配 送 ボックスに入っていない場 合 には、PS Series のサ
ポートプロバイダまたは代 理 店 に電 源 ケーブルについてお問 い合 わせくださ
い。
シリアルデバッグケーブル トラブルシューティングのためアプライアンスを接続できます。
レールキット 標準ラックにアプライアンスを取り付けるためのキット です。
6
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
パーツ 説 明
マニュアル
配送ボックスには、次のマニュアルが同梱されています。
• ハードウェアセットアップポスター
• 『取り付けおよびセットアップガイド』 ( 本書)
• ライセンス、法規制、および保証情報
メモ: 各 FS7610 NAS アプライアンスそれぞれにネットワークケーブルを用意 する必 要 があります。各 アプライアンス
には最 大 18 本 のネットワークケーブルが必 要 です。7 ページの 「同梱されていない必須ハード ウェア」を参
照 してください。
同梱されていない必須ハードウェア
お使いの環境に特有で、配送ボックスに含まれていないハードウェアは、別途用意する必要があります。
表 4 を参照してください。
表 4: 必要なハード ウェア – 付属していないもの
項 目 説 明
48.3 cm( 19 イン
チ) 、4 ポストラック
コンピューティング環境のハード ウェアに簡単にアクセスできるようになります。
7 ページの 「ラックの要件」を参照してください。
10GE ネットワーク
ケーブル
FS7610 のネットワークポートをネット ワークスイッチに接続します。
10GBASE-T アプライアンス：
RJ-45 コネクタ付きのカテゴリ 5E またはカテゴリ 6 のケーブルを使用します。カテゴリ 5 ケー
ブルは、IA/EIA TSB95 規格に準拠する場合にのみ使用します。
SFP+：
SFP+ と共に、光学 SFP+ プラグインモジュール付き光ケーブル、または SFP+ モジュール一
体型銅線ケーブルを使用します。
17 ページの 「ネットワーク構成の概要」を参照してください。
1GE ネットワークス
イッチ
デバイスをネットワークに接続します。複数のスイッチスタックの使用を推奨します。
8 ページの 「スイッチの要件」を参照してください。
ラックの要件
対応するラックについての詳細は、 のサポートプロバイダにお問い合わせください。
ラックおよびハードウェアの取り付けは次の要件を満たす必要があります。
• デフォルトでは、4 ポスト、角穴または丸穴の工具不要ラックのみがサポートされます。本書の図は角穴ラッ
クを示していますが、取り付け手順は丸穴ラックにも該当します。
• 業界標準の( 例：CEA-310-E) 、48.3 cm( 19 インチ) ラックを使用してください。
• ラック定格は静荷重 540 kg 以上である必要があります。
• ラックの前面から背面までの最小奥行きは 100cm です。
• 前部ラックポストと後部ラックポストの 内側( 取り付け面) の距離は、61cm～90 cm である必要があります。
• さらに安定させるために、ラックを床に固定します。
7
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
• 前面ベゼルを取り付けることができるように、ラックドアとハードウェアの前面の間には少なくとも 4.1 cm の隙
間が必要です。
• ハードウェアを取り付けたラックは、UL 60950-1 および IEC 60950-1 の安全基準に準拠している必要があり
ます。
• ハードウェアは水平に取り付けます。それ以外の取り付けを行うと、保証およびサポート契約が無効になり
ます。
スイッチの要件
デルでは、クライアントおよび SAN/ 内部ネットワーク接続には可用性の高いネットワークスイッチ構成の使用を
推奨します。
理想的な構成は、1 つのスイッチ障害が発生しても NAS クラスタの可用性に影響を与えないようなネット ワー
クスイッチ構成です。つまり、1 つのスイッチに、すべてのクライアントまたは SAN/ 内部ネットワークを接続しない
ようにするということです。
19 ページの 「ネットワーク接続の要件と推奨事項」を参照してください。
必 要 な工 具
アプライアンスをラックに取り付けている場合は、#2 プラスドライバが必要になります( 同梱されていません) 。
8
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 1 作 業 を開 始 する前 に
2 ハードウェアラック取り付け
適切な動作のためには、EqualLogic アプライアンスを 図 5 に示されているとおりに取り付ける必要があります。
アプライアンスの前面パネルと背面パネル
図 3 および 表 5 にはアプライアンスの前面パネルが説明されています。図 4 および 表 6 にはアプライアンスの
背面パネルが説明されています。
図 3: 前面パネル( ベゼルを取り外し、ファンカバーを閉じた状態)
表 5: 前面パネルのコンポーネント
番 号 コンポーネント
1 システム正常性インジケータ、電源、およびシステム識別 LED です。
2
冷却ファンのアクセス用ド ア
6 台のホットスワップ可能な冷却ファンを収容し保護します。
3
冷却ファンアクセス用ド アリリースラッチ
アクセス用ドアリリースラッチを押してホットスワップ冷却ファンをむき出しにします。
4
情報タグ
両コントローラのシステム NIC および BMC MAC アドレスを一覧表示した引出型ラベルパネル。
5
サービスタグ
アプライアンスのサービスタグ情報を示します( 背面パネルのサービスタグ情報と同じ情報です) 。
9
図 4: 背面パネル
表 6: 背面パネルのコンポーネント
番 号 コンポーネント
1
サービスタグ
アプライアンスのサービスタグ情報を示します( 前面パネルのサービスタグ情報と同じ情報です) 。
2
電源装置( 2 台のうちの 1 台)
左：PSU1 右：PSU2
3 コントローラリリースラッチ
4 コントローラハンド ル
5
コントローラ( 2 台のうちの 1 台) ：冗長 NAS 処理ユニット
左：コントローラ 1 右：コントローラ 2
6
シリアル COM ポート ( ミニ USB コネクタ)
シリアルデバイスをシステムに接続することができます。
注 意 : このコネクタは修 理 専 用 です。このコネクタは、デルのサポートから指 示 を受けた場合
にのみ使 用 してください。
7 USB ポート
8 ビデオポート
9
左から右：サービスアクションボタン、電源オンインジケータ / 電源ボタン、コントローラ正常性
インジケータ、システム識別ボタン、およびキャッシュアクティブ / オフロード LED です。これら
のインジケータおよびボタンの詳細については、『FS7610 NAS アプライアンス Hardware
Owner's Manual』( ハード ウェアオーナーマニュアル) を参照してください。
10 リモート KVM
ラックへのマウント レール取り付けのガイドライン
マウントレール取り付け場所を計画します。アプライアンスは 2U のラックスペースを使用します。
Dell では、次のガイドラインに従ってレールの取り付けを行うことをお勧めします。
• ラックが 7 ページの 「ラックの要件」にある要件を満たしていることを確認してください。本書の図は角穴ラッ
クを示していますが、取り付け手順は丸穴ラックにも該当します。
• ハードウェアの取り付けは、ラックの一番下から開始します。
10
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 2 ハード ウェアラック取 り付 け
ラックへのアプライアンスの取り付け手順
注 意 : アプライアンスのラックへの取 り付 けは、2 名 以 上 で作 業 してください。
1. レールキットを取り出します。6 ページの 「配送ボックスの内容」を参照してください。
2. 左右のレールをレールの取り付け方向の向きに設置します。を参照してください。
3. レールをラックに取り付けます。11 ページの 「ラックへのレールの取り付け」を参照してください。
4. アプライアンスをラックに挿入します。
5. アプライアンスをラックに固定します。12 ページの 「ラックへのアプライアンスの固定」を参照してください。
6. ベゼルをアプライアンスに取り付けます。12 ページの 「ベゼルの取り付け」を参照してください。
これらの手順は、次の各項で詳しく説明されています。
ラックへのレールの取り付け
各コントローラレールの取り付けには、図 5 を参照して、これらの手順に従います。一般的なラックへの取り付
けについては、 10 ページの 「ラックへのマウントレール取り付けのガイドライン」を参照してください。
1. レールをラックのどこに取り付けるかを確認します。
2. 次の手順に従ってレールを揃えます。
– 左右のレールの向きが正しいことを確認します。レールにはそれぞれ L FRONT および R FRONT と刻
印されています。レールの上下が逆になっていないことを確認します。
– 前面および背面の上部取り付けフックを、ラックの 1U セクションの一番上の穴の位置と合わせます。
– 前面の下部取り付けフックを、ラックの 1U セクションの一番下の穴の位置と合わせます。
– 背面の下部取り付け穴を、ラックの隣の下部 1U セクションの一番上の穴の位置と合わせます。
3. レールの前面フックをラックの内部前面に取り付けます。
4. ラックの内部背面に当たるところまでレールの端を引き出します。背面フックをラックの内部背面に固定します。
5. オプションで、背面レールマウントを #10-32 ネジで固定します( 同梱されていません) 。
6. レールの両端が同じ位置のラック穴に正しく装着されていること、およびレールが水平になっていることを確
認してください。
11
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 2 ハード ウェアラック取 り付 け
図 5: ラックへのレールの取り付け
ラックへのアプライアンスの固定
アプライアンス をよりしっかりとラックに取り付けるには、次の手順を実行します。
1. アプライアンスをレールの内側の端に置き、アプライアンスを奥まで押し込みます。
2. 完全に挿入されると、アプライアンス前面の蝶ネジがラックのネジ穴に装着されます。アプライアンスの左側
および右側の蝶ネジを、手で締めます。
3. ベゼルを取り付けます。12 ページの 「ベゼルの取り付け」を参照してください。
ベゼルの取 り付 け
ベゼルを取り付けるには、図 6 を参照して、これらの手順に従います。
1. ベゼル右側をシャーシの右側のスロットに挿入します( 付記 1) 。
2. ベゼルを左方向に押し、ベゼルをシャーシの左側にはめ込みます( 付記 2) 。
3. キーを使用してベゼルをロックします( 付記 3) 。
12
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 2 ハード ウェアラック取 り付 け
図 6: ベゼルの取り付け
13
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 2 ハード ウェアラック取 り付 け
14
Dell EqualLogic FS7610 取 り付 けおよびセットアップガイド 2 ハード ウェアラック取 り付 け
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