はじめに: Dell PowerConnect 35xx システムユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/NETWORK/PC35xx/ja/UG/ryanugc1.htm[7/25/2012 10:19:27 AM]
スタッキングメンバーの取り外しおよび取り付け
ユニット 1 および ユニット 2 はマスター対応ユニットです。ユニット 1 および ユニット 2 はマスターユニットまたはバックアップマスター
ユニットのどちらかに指定されています。スタックマスターの割り当ては設定処理中に行われます。次の決定手順に沿って、マスター対応ス
タックメンバーのひとつがマスターとして選択され、もう一方のマスター対応スタックメンバーがバックアップマスターとして選択されます。
スタックマスター対応ユニットが 1 台しかない場合、そのユニットがマスターとして選択されます。
マスター対応スタッキングメンバーが 2 台あり、そのうちのひとつが手動でスタックマスターに設定されている場合、手動で設定され
たメンバーがスタックマスターとして選択されます。
マスター対応ユニットが 2 台あり、どちらもマスターとして手動設定されていない場合、アップタイムが長いユニットがスタックマス
ターとして選択されます。
マスター対応ユニットが 2 台あり、両方がマスターとして手動設定されている場合、アップタイムが長いユニットがスタックマスター
として選択されます。
2 台のマスター対応スタッキングメンバーのアップタイムが同じである場合、ユニット 1 がスタックマスターとして選択されます。
メモ: 挿入された時間差が 10 分以内である場合、2 台のスタッキングメンバーはアップタイムが等しいと見なされます。
例えば、ユニット 2 が 10 分サイクルの最初の 1 分に挿入され、ユニット 1 が同じ 10 分サイクルの 5 分目に挿入された場合、これらのユ
ニットのアップタイムは同じとみなされます。同じアップタイムのマスター対応スタックが 2 台ある場合、ユニット 1 がマスターとして選択
されます。
スタックマスターおよびバックアップマスターはウォームスタンバイを維持します。ウォームアップスタンバイは、フェイルオーバーが発生し
た場合に、バックアップマスターがスタックマスターを確実に引き継ぐようにします。これにより、スタックの正常な動作の継続が保証されま
す。
ウォームスタンドバイ中、マスターおよびバックアップマスターは静的設定でのみ同期化されます。スタッキングマスターが設定される際、ス
タックマスターはスタッキングバックアップマスターを同期化する必要があります。動的設定は保存されず、例えば、動的に学習された MAC
アドレスは保存されません。
スタックの各ポートには固有のユニット ID、ポートタイプおよびポート番号があり、これらは設定コマンドおよび設定ファイル両方の一部で
す。設定ファイルはデバイススタックマスターによってのみ管理されます。管理には次が含まれます。
フラッシュへの保存
外部 TFTP サーバー /HTTP クライアントへの設定ファイルのアップロード
外部 TFTP サーバー /HTTP クライアントからの設定ファイルのダウンロード
メモ: 設定済みポートすべてのスタック設定は、スタックがリセットされた、またはポートが存在しなくなった場合でも保存さ
れます。
再起動が行われる時は常にトポロジの検出が実行され、マスターはスタック内のすべてのユニットを学習します。ユニット ID はユニットに保
存され、トポロジの検出によって学習されます。選択されたマスターがない状態でユニットが起動を試み、そのユニットがスタンドアロンモー
ドで動作していない場合、ユニットは起動しません。
設定ファイルは明確なユーザー設定を通じてのみ変更されます。次の場合には、設定ファイルの自動変更は行われません。
ユニットが追加された
ユニットが取り外された
ユニットのユニット ID が再割り当てされた
ユニットがスタッキングモードとスタンドアロンモード間で切り替えられた
システムが再起動される毎に、マスターユニット内のスタートアップ設定ファイルがスタックの設定に使用されます。