Roland JUNO-106 は、1984 年に発売されたアナログシンセサイザーです。Juno-106 は、その温かみのあるサウンドと使いやすさから、現在でも多くのミュージシャンに愛されています。
Juno-106 の特徴は、まずそのサウンドにあります。Juno-106 のサウンドは、アナログシンセサイザーならではの温かみと厚みがあり、特にベースやパッドサウンドに適しています。また、Juno-106 は、シンセサイザーでありながら、ビンテージ・エレクトリック・ピアノやオルガンなどの音色も演奏することができます。
Juno-106 は、その使いやすさも特徴です。Juno-106 は、複雑なプログラミングを必要とせず、直感的に操作することができます。また、Juno-106 は、外部MIDI機器との接続にも対応しており、他のシンセサイザーやシーケンサーと連携
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パラメーター・ガイド
JUNO-106
Model Expansion
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本書は ZENOLOGY Pro の Model Expansion のパラメーターや設定画面を使って説
明しています。
パラメーターの名称や表示される順番などは、お使いの製品によって異なります。
1
システムシステム
CONDITION
経年変化を起こしたような変化を付加します。
PITCH DRIFT
アナログ・シンセサイザーのような発音時の微細
なピッチのずれ具合を調節します。
KEY MODE
[SOLO]ボタン
モノフォニックで発音します。
[POLY]ボタン
ポリフォニックで 発 音しま す 。
[UNISON]ボタン
ユニゾンで発音します。
[SL-UNISON]ボタン
モノフォニック・ユニゾンで発音します。
PORTAMENTO[OFF][ON]ボタン
(PORTA MODE / PORTA TIME)
ポルタメント効果を使って演奏するかしないかを選び、ポルタメント・
タイムを設定します。
PORTA CRV
[ORIG]ボタン
モデルのオリジナル・カーブで変
化します。
[LIN]ボタン
線形カーブで変化します。
[EXP-1]ボタン
非線形カーブ(傾き緩やか)で変
化します。
[EXP-2]ボタン
非線形カーブ(傾き急)で変化し
ます。
[PRM EXP]ボタン
(PARAM EXPANSION)
ON にすると LFO RATE、
CUTOFF、RESONANCE、
FILTER ENV DEPTH の変化
幅がオリジナルモデルより拡
張されます。
2
LFOLFO
[RATE]つまみ(LFO RATE)
LFO の周期の速さを設定します。
[DELAY TIME]つまみ(FLO DELAY TIME)
キーを押さえてから LFO による変調が効き始める
までの時間を調節します。
3
DCODCO
PWM
PM MODE = LFO:モジュレー ション の 深 さ を 調
節します。
PM MODE = MANUAL:パルス・ウィズの値を
調節します。
[LFO][MAN]ボタン(PW MODE)
パルス・ウィズの値を LFO で変化させるか(LFO)、
PULSE WIDTH MOD で設定した一定の値にする
か(MANUAL)を選びます。
[ (PWM 波)]ボタン(PW SWITCH)
PWM 波をオン/オフします。
[ ( の こ ぎ り )] ボ タ ン (SAW SWITCH)
のこぎり波をオン/オフします。
[RANGE]つまみ(OSC RANGE)
オシレーターのオクターブを設定します。
16'、8'、4'、2'
LFO(OSC LFO MOD)
LFO で音のピッチを変化させます(ビブラート)。
U
SUB
(SUB LEVEL)
サブ・オシレーターの音量を調節します。
NOISE(NOISE LEVEL)
ノイズの音量を調節します。
4
HPFHPF
[FREQ]つまみ(HPF STEP)
ハイ・パス・フィルターのカットオフ周波数を 4 段
階で設定します。
0、1、2、3
5
VCFVCF
[R][M][S]ボタン(VINTAGE FLT TYPE)
ビンテージ・タイプのモデルを選んだとき、フィルターのタイプを変更
します。
[R]は Roland、[M][S]は他社のビンテージ・シンセサイザーをモデ
リングして います。
[FREQ]つまみ(CUTOFF)
ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を決め
ます。カットオフ周波数より高い周波数成分をカッ
トして音を丸くします。
[RES]つまみ(RESONANCE)
フィルターのカットオフ周波数付近を強調します。
値を大きくするほど強調の度合いが大きくなり、シ
ンセサイザー特有のクセのある音になります。
ポラリティー・ボタン
フィルターの極性を設定します。
ENV(FLT ENV DEPTH)
カットオフ周波数をエンベロープでコントロールす
るときのかかり具合を調節します。
LFO(FILTER MOD)
LFO でカットオフ周波数を変化させるときのかかり
具合を調節します。
KYBD(FLT KEY FOLLOW)
カットオフ周波数を鍵盤でコントロールする際の、
音の高さに対する効き具合(キー・フォロー)を調
節します。値を小さくすると、高音になるのに従っ
てカットオフが下がります。
6
VCAVCA
[LEVEL]つまみ(AMP LEVEL)
トーンの音量を調節します。
[ENV][GATE]ボタン(AMP ENV SEL)
音量を ENV でコントロールするか(ENV)、ゲー
ト信号でコントロールするか(GATE)を選びます。
7
ENVENV
エンベロープ
エンベロープの ADSR をエディットすることができ
ます。
A
D
S
R
[A]つまみ(ENV ATTACK)
アタック・タイムを調節します。
[D]つまみ(ENV DECAY)
ディケイ・タイムを調節します。
[S]つまみ(ENV SUSTAIN)
サステイン・レベルを調節します。
[R]つまみ(ENV RELEASE)
リリース・タイムを調節します。
8
MFXMFX
MFX パラメーター
MFX タイプごとに Edit 画面が異なります。
[MFX TYPE]表示
現在選ばれている MFX 名が表
示されます。
[MFX LEVEL]つまみ
MFX の OUTPUT LEVEL を調
節します。
9
コントロールコントロール
A.TOUCH[LEVEL]つまみ
アフタータッチによるトーンの音量の変化具合を設
定します。
A.TOUCH[FREQ]つまみ
アフタータッチによるロー・パス・フィルターの開
き具合を設定します。
A.TOUCH[LFO]つまみ
アフタータッチによる LFO のかかり具合を設定し
ます。
BEND[PIT]つまみ(BEND PITCH)
ピッチ・ベンドによるピッチの可変範囲を設定し
ます。
BEND[FILT]つまみ(BEND FILTER)
ピッチ・ベンドによるフィルターの変化範囲を設定
します。
MOD[LFO]つまみ(MODULATION LFO)
モジュレーションによる LFO のかかり具合を設定し
ます。