2. PRESONUS
  3. StudioLive 16.4.2
StudioLive 16.4.2

PRESONUS StudioLive 16.4.2, StudioLive 16.0.2, StudioLive 24.4.2 ユーザーマニュアル

  • こんにちは！PreSonus StudioLive ミキサーのリファレンスマニュアルに関するご質問にお答えします。このマニュアルは、StudioLive ミキサーと連携する様々なソフトウェアの使い方を解説しています。Virtual StudioLiveによる詳細なミキシング設定から、iPad/iPhoneアプリによるリモートコントロール、Captureを使ったマルチトラックレコーディングまで、幅広い機能について説明されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください！
  • WindowsにUniversal Controlをインストールする手順を教えてください。
    Mac OS XにUniversal Controlをインストールする手順は？
    Captureを使用してライブ録音を始めるにはどうすれば良いですか？
    StudioLive Remote for iPadを使用してミキサーをリモートコントロールするには？
®
日本語
StudioLive
™
ソフトウェアライブ ラリ
リファレ ンス マ ニュアル
Universal Control（Virtual StudioLive および Smaart
®
シス
テムチェックウィザード搭載）| StudioLive Remote for iPad
®
iPhone
®
/iPod touch
®
用 QMix
™
Capture
™
| Studio One
®
Artist
www.presonus.com
目次
1 概要 — 1
1.1 はじめに — 1
1.2 このマニュアルについて — 1
1.3 Virtual StudioLive の機能要約 — 2
1.4 StudioLive Remote for Apple iPad の機能
要約 — 3
1.5 iPhone および iPod touch 用 QMix の機能
要約 — 3
1.6 Capture の機能要約 — 4
1.7 Studio One Artist の機能要約 — 4
2 コンピューターに接続する — 5
2.1 Windows へのインストール — 5
2.2 Mac OS X へのインストール — 6
2.3 S t u d i o L i v e をオーディオインターフェースとして
使用する — 7
2.4 StudioLive を一般的なオーディオアプリケー
ションと使用する — 7
2.5 FireWire センドおよびリターン — 9
2.5.1 チャンネル FireWire センド — 9
2.5.2 AuxFireWire センド（StudioLive
16.4.2 および 24.4.2 のみ） — 9
2.5.3 FireWireリターン — 10
2.5.4 メイン FireWireリターン — 11
2.6 プラグインエフェクトをインサートとして使 用する 
— 11
2.7 Fat Channel ダイナミクスと EQ をプリントする 
— 12
2.8 StudioLive For Core Audio（Mac のみ）を設定
する — 15
3 UniversalControl と VSL — 18
3.1 Universal Control 起動ウィンドウ — 18
3.1.1 高度な WDM 機能（Windows のみ） 
— 21
3.2 VSL：ブラウザー — 23
3.3 VSL：オーバービュータブ — 25
3.3.1 A u x センド / マスタービュー  — 25
3.3.2 タップテン ポ  — 26
3.3.3 ミックスをコピ ー する — 26
3.3.4 Channel 設定をコピーする — 26
3.3.5 フォーカスされた GEQ（24.4.2 および
16.4.2 のみ） — 27
3.4 VSL: Fat Channel タブ — 27
3.5 VSL からシーンとプリセットをロードする — 28
3.5.1 シーンをロードする — 28
3.5.2 メモ用ストリップラベルをロードする 
— 28
3.5.3 FatChannel プリセットをロードする 
— 29
3.5.4 F X プ リ セ ット を ロ ード す る  — 29
3.5.5 G E Q プ リ セ ット を ロ ード す る  — 30
3.6 VSL：GEQ タブ — 30
3.6.1 GEQ を選択して編集する（24.4.2
および16.4.2のみ） — 30
3.6.2 GEQ を有効にする — 31
3.6.3 G E Q カ ー ブ を フ ラット に す る  — 31
3.6.4 Smaart 分析を有効にする — 31
3.6.5 時 間 周 波 数 ス ペ クト ロ グ ラ フ  — 31
3.6.6 RTA — 32
3.6.7 S m a a t ス ペ クトグ ラ フ を 使 用し て
モ ニ タ ー をリング アウト する  — 33
3.6.8 ミキシング中 SmaartRTA を使用す
る — 34
3.7 VSL：設定タブ — 37
3.7.1 Aux 入力ルーター（16.4.2 および
24.4.2 のみ） — 37
3.7.2 フレキシブル入力ルーター
（StudioLive16.0.2 のみ） — 38
3.7.3 MIDI コントロールモードメニュー
（StudioLive16.0.2 のみ） — 38
3.7.4 ノイズゲートモード（StudioLive
16.4.2 のみ） — 38
3.7.5 シ ー ンリコ ー ルフィル ター  — 38
3.7.6 チャン ネ ルフェーダ ー をリンク設 定  
— 38
3.7.7 フェーダーロケートにデフォルト 
— 39
3.7.8 トークバックのアサイン — 39
3.7.9 リモートデバイスへの許可 — 39
3.7.10 ロックアウトモードを有効にする 
— 40
3.8 Smaart システムチェックウィザード
（StudioLive 16.4.2 および 24.4.2 のみ） 
— 41
3.8.1 SmaartRoomAnalysis ウィザード 
— 43
3.8.2 SmaartSystemDelay ウィザード 
— 47
3.8.3 SmaartOutputCheck ウィザード 
— 51
3.8.4 GoRemote — 52
3.8.5 マイク位 置  — 53
3.8.6 システム配置のルール — 55
3.8.7 記 録 を 使 用 す る ：トレ ンド を 見 定 め る  
— 56
4 StudioLive Remote for iPad 
— 60
4.1 iPadとコンピューターを接続する — 60
4.1.1 ス テ ッ プ 1：コ ン ピ ュ ー タ ー に アド ホ ッ
ク ネ ット ワ ー ク を 作 成 す る  — 60
4.1.2 ス テ ップ 2 ： i P a d を アド ホ ック ネ ット
ワークに接続する — 62
4.1.3 ステップ 3：VirtualStudioLive と
StudioLive ミキサーに接続する 
— 63
4.2 オーバービューページ — 64
4.2.1 バスアサインのクエリ — 64
4.2.2 FatChannel のマイクロビューと
ズーム — 64
4.2.3 チャンネルコントロール — 65
4.2.4 マスターオーバービューとマスター
セクション ペ ー ジ  — 66
4.3 Auxミックスページ — 66
4.3.1 Aux ミックス選択と Aux ミキシング 
— 67
4.3.2 FX ミックス選択と FX バスミキシング 
— 67
4.3.3 FX 編集 — 68
4.4 GEQ ページ — 69
4.5 シーンページ — 70
4.6 設定ページ — 71
4.6.1 S m a a r t システム チェックウィザ ード を
リモ ートで 起 動 する — 72
4.7 チャンネルズームページ — 73
5 iPhone および iPod touch 用
QMix — 74
5.1 iPhone または iPod touch とコンピューターを
接続する — 74
5.1.1 ス テ ッ プ 1：コ ン ピ ュ ー タ ー に アド ホ ッ
ク ネ ット ワ ー ク を 作 成 す る  — 74
5.1.2 ステップ 2：iPhone または iPod
touch をアドホックネットワークに
接続する — 75
5.1.3 ステップ 3：QMix を StudioLive
ミキサーに接続する — 76
5.2 Auxミックスページ — 77
5.3 Wheel of Me — 78
5.4 設定ページ — 79
6 Capture — 80
6.1 スタートページ — 80
6.2 セッションページ — 81
6.2.1 トランス ポ ート — 82
6.2.2 メータ ーブリッジ  — 83
6.2.3 編集ツール — 84
6.2.4 編 集 ウィンド ウ  — 86
6.3 新規 Capture セッションを作成する — 87
6.4 Capture に録音する — 88
6.4.1 ライブ入力をモニターする — 88
6.4.2 入力レベルを設定する — 89
6.4.3 Capture メインソース選択（StudioLive
16.4.2 および 24.4.2 のみ） — 89
6.5 C a p t u r e セッションナ ビ ゲ ー ション   —   89
6.5.1 スクロール — 89
6.5.2 タイムラインズーム — 89
6.5.3 マーカーを使用する — 90
6.6 セッションのミキシングを行う — 91
6.6.1 Captureでミックスを作成する — 91
6.6.2 Capture セッションを StudioOne
でミキシングする — 92
6.6.3 Capture セッションを別の録音アプリ
ケ ー ション でミキ シング する  — 92
6.7 オーディオファイルをインポートする — 94
6.7.1 プレビュープレイヤー — 95
6.8 オーディオファイル をエクスポ ートする  —   95
6.9 Capture キーコマンド — 97
7 Studio One Artist クイックスタート 
— 98
7.1 インストールとアクティベーション — 98
7.1.1 StudioOne インストーラーを実行する 
— 98
7.1.2 ユ ー ザ ーアカウントを 作 成 する  
— 99
7.1.3 StudioOneArtist をオンラインで
アクティベ ートする  — 101
7.1.4 StudioOneArtist をオフラインで
アクティベ ートする  — 102
7.1.5 StudioOneArtist のバンドルコンテ
ン ツ を インストー ル する  — 107
7.1.6 サードパーティ製コンテンツをインス
トールする — 109
7.1.7 オーディオドライバーを有効にする 
— 110
7.2 MIDI 機器を設定する — 111
7.2.1 外 部 M I D I キ ー ボ ード コントロ ー ラ ー
をスタートページで設定する — 111
7.2.2 外 部 M I D I サウンドモジュー ル を
スタートページで設定する — 114
7.3 新規ソングを作成する — 116
7.3.1 StudioLive テンプレートを使用して
新規ソングを作成する — 116
7.3.2 空 のソングを作 成し、オーディオ I / O
を設定する — 116
7.4 オーディオトラックを作成する — 120
7.4.1 オ ー ディオトラックに つ い て  — 121
7.5 MIDIトラックを作成する — 121
7.5.1 StudioOne を使用して StudioLive
16.0.2リモートコントロールする 
— 123
7.6 バ ーチャルインストゥルメントとプラグインエ
フェクトをソングに追加する — 134
7.6.1 バ ー チャル インストゥル メントをド
ラッグ & ドロップ する  — 136
7.6.2 エ フェクト をド ラッグ & ド ロ ップ す る  
— 136
7.6.3 オーディオファイルと M I D I ファイル
をドラッグ & ド ロップ する  — 137
7.7 Studio One Artist に録音する — 137
8 トラブ ル シュー ティング  — 141
8.1 Universal Control：ドライバーおよび一般的
な接続 — 141
8.2 Universal Control: VSL — 142
8.3 StudioLive Remote — 142
8.4 QMix — 142
8.5 i P a d アド ホ ック ネ ット ワ ー ク のトラブ ル シュ ー
ティング — 143
8.6 iPhone アドホックネットワークのトラブル
シューティング — 143
1
1 概要
1.1 はじめに
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
1 概要
1.1 はじめに
StudioLive™シリーズのミキサーには、VirtualStudioLive(VSL) 搭載 UniversalControl、
Capture™、および StudioOne®Artist を含む、パワフルなソフトウェアライブラリが同梱さ
れています。さらに、PreSonus は StudioLiveRemote(SLRemote)foriPad®と iPhone®/
iPodtouch®用 QMix™を提供しており、いずれも AppleAppStore から無料でダウンロー
ドできます。StudioLive を iPad からリモートコントールしたり、ミュージシャンが自分のモ
ニターミックスで コントロー ル で きるようにし たり、たった 2 回 の マ ウスクリックで ライブ を
録 音したり、次 なるヒットアル バ ム をミックスしたりする場 合 、またこれらす べ てを 行う場 合
にも、StudioLive およびそのソフトウェアが、完全なツール一式を提供します。
本製品についてのご質問やご意見がございましたら、どうぞお気軽に弊社までお問い
合わせください。PreSonus では、継続的な製品の機能向上に努めており、お客様のご
意見を尊重しています。継続的な製品の向上という目的を達成するには、「本当の専門家」
である大切なユーザーの方々の声を聞くのが一番であると信じています。本製品のご購
入を通じたご支援に深く感謝いたします。
テクニカルサポートについては、セクション 7 . 1 : トラブ ル シュー ティング をご 参 照くだ さ い 。
1.2 このマニュアルについて
このマニュアルを使用し、StudioLive をコンピューターに接続する前に、StudioLive ソ
フトウェアライブラリの機能、使用法、適切な接続手順についての理解を深めることを
おすすめします。こうすることで、インストールやセットアップで問題が生じるのを未然
に防ぐことができます。
マニュアルの各所には、「パワーユーザー向けヒント」が記載されています。ここには、
StudioLive ソフトウェアライブラリを有効に利用する方法や、不明瞭な機能を活用する
ために役立つヒントが説明されています。
2
1 概要
1.3 Virtual StudioLive の機能要約
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
1.3 Virtual StudioLive の機能要約
VirtualStudioLive(VSL) アプリケーションは、StudioLive ミキサーと完全に統合さ
れています。VSL は、非常に高度なエディター / ライブラリアン、およびコントロー
ルパネルです。StudioLiveとVSL の間で継続的な双方向通信を行っているため、
StudioLive のコントロールサーフェスでの操作はすべて VSL に反映され、またその反
対も同様に反映されます。
•
容易なドラッグ &ドロップのワークフロー
•
プ リ セ ット を 直 接 チ ャ ン ネ ル にド ラッグ
•
FatChannel でプリセットの一部を直接コンポーネントにドラッグ
•
FatChannel ゲート、コンプレッサー、EQ、グラフィック EQ、エフェクトを調整
•
すばやくシーン全体をミキサーにドロップして、すべてのチャンネル、エフェクトお
よ び グ ラフィック E Q 設 定 を すぐ に 呼 び 出し
•
プリセットをチャンネルまたは バスにドラッグ するだけで、すばやくエフェクトをロード
•
StudioLive を StudioOne のような使いやすさに
•
PreSonusStudioLiveRemote を実行中の AppleiPad および PreSonusQMix を
実行中の iPhone/iPodtouch で、リモートコントロールが可能
•
マウスをスワイプし、すばやくチャンネルのミュート、ソロ、および複数のバスに
割り当てなどが 可 能
•
ボ ード 全 体 のタイムスタンプ 付 き バックアップ
•
SmaartSpectra™時間周波数スペクトログラフ
•
SmaartSpectra リアルタイムアナライザー
•
SmaartRoomAnalysis ウィザード：室内空間の周波数特性記録を生成
•
SmaartSystemDelay ウィザード：サブグループ出力の正しいディレイ時間を自動
的に計算して設定
•
SmaartOutputCheck：StudioLive 出力が正しく接続され機能していることをすば
やく確 認
•
トークバックのオン / オフ
•
トークバックのアサイン
•
プ リ セ ット 管 理 ：
•
プリセットをコンピューターで保管および整理し、ギグで使用するミキサーへ
転送
•
ツアー中にプリセットを作成し、それをミキサーに保管して、次にコンピュー
ターに接続したときにプリセットプールにドラッグ
•
ミキサーメモリでプリセットを再度順序付け可能。ギグやワークフローに最
適 な プ リ セ ット 順 を 容 易 に 設 定
•
友達とプリセットを共有。ブラウザー、E メール、およびインスタントメッセー
ジからプリセットをドラッグしたり、他の StudioLive ユーザーとプリセットを
ディスクスワップ
•
ミキサーオーバービュー
•
最もよく使用するすべてのパラメーターをミキサーに同時に表示
•
すべての FatChannel 設定の状態を同時に表示
•
すべての Aux ミックスを同時に表示
•
現在のエフェクトとパラメーター設定を表示
•
グラフィックイコライザー設定を表示
3
1 概要
1.4 StudioLive Remote for Apple iPad の機能要約
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
1.4 StudioLive Remote for Apple iPad の機能要約
StudioLiveRemote(SLRemote)foriPad では、Mac®版および Windows®版 PreSonus
VirtualStudioLive ソフトウェアを直接ワイヤレスでコントロールし、同様にあらゆる
StudioLive シリーズのデジタルミキサーをコントロールします。iPad と VSL を実行中のコ
ンピューターがワイヤレスで接続されていれば、SLRemo te によりコンソールをコントロー
ルできます。
•
VirtualStudioLive をコントロールするワイヤレスが提供されるため、あらゆる
StudioLive シリーズのデジタルミキサーをコントロール可能
•
オーバービューページでは、同時に複数のチャンネルのレベル、ミュート、パンニ
ング、EQ カーブ、FatChannel プロセッシングを表示
•
Aux ページでは、Aux センドや内部 FX バスのレベル、パンニング、FatChannel
プロセッシングを表示
•
GEQ ページでは、グラフィック EQ を調整
•
チャンネルズームページでは、1 つのチャンネルの全パラメーターを表示
•
StudioLive ミキサーを 1 台の iPad から無線ネットワークでコントロール
•
複数の iPad で同じ StudioLive をコントロール
•
ネットワーク上の任意の iPad の StudioLiveRemote が特定の機能のみをコント
ロールできるように、VSL の許可を設定
•
トークバックのオン / オフ
•
トークバックのアサイン
•
S m a a r t シス テム チェックウィザ ード
•
VSL ブラウザーの [OntheDisk] セクションからシーンを呼び出し
•
AppleAppStore から無料で利用
1.5 iPhone および iPod touch 用 QMix の機能要約
iPhone および iPodtouch 用 QMix により、演奏者がステージ上やレコーディングス
タジオにあるモニター（Aux）ミックスを無線でコントロールできます。
•
VirtualStudioLiveAuxミックス機能をコントロールするワイヤレスが提供されるため、
どの StudioLive シリーズのデジタルミキサーでも Aux ミックスをコントロール
•
同じネットワーク上の任意の StudioLive の Auxミックスをリモートコントロール
•
WheelofMe を使用し、簡単なコントロール 1 つでユーザーの全チャンネルのレ
ベ ル を 同 時 にコントロ ー ル
•
ネットワーク上の任意の iPhone の QMix が特定の Aux ミックスのみをコントロー
ルできるように、VSL の許可を設定
•
AppleAppStore から無料で利用
4
1 概要
1.6 Capture の機能要約
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
1.6 Capture の機能要約
StudioLive に同梱されている Capture は、デジタルオーディオマルチトラックレコー
ディング アプリケ ー ション で あり、す ば やく容 易 にレ コ ー ディング が で きるように 設 計 さ
れています。C ap tur e は、ライブ をレコーディングし、リアルタイムで オーディオをス
テレオオーディオファイルにミキシングするのに最適で、SudioLive シリーズのミキサー
と完璧に連動するよう設計されています。すぐに設置およびレコーディングが可能です。
StudioLive16.4.2または 24.4.2 をご使用の場合、Capture があれば、すべての入力チャ
ンネルに加え、StudioLive のメイン出力、サブグループ出力の 1 ペア、Aux センドの
1 ペアからシング ルステレ オトラックを 録 音 で きます。これ により、メインミックス の 録
音や別のレコーディングミックスの作成が可能になります。
•
スケーラブルな 16x16、18x18、26x26、または 34x34 のマルチトラックレコーディ
ング アプリケ ー ション
•
StudioLive システムに合わせて拡大縮小。設定不要
•
マウス を 2 回クリックする だ け で 録 音
•
基本の編集スイート（コピー、カット、ペースト、スプライス、サイズ変更）
•
クリップ イン ジ ケ ー ター の P e a k L E D 様 式 メーターブリッジ
•
マーカーの配置と呼び出し
•
マ ーカー 間 の エクス ポ ート
•
StudioLive ミキサーからステレオミックスを録音
•
W A V 、 A I F F 、 O p e n T L ファイル をイン ポ ート / エクス ポ ート
1.7 Studio One Artist の機能要約
すべての PreSonus オーディオインターフェースには、6GM を超えるプラグイン、ルー
プ、サンプルが同梱され、音楽の録音と制作に必要なすべてを提供する、PreSonus
StudioOneArtist レコーディングソフトウェアが含まれています。StudioOneArtist ク
イックスタートガ イドは 、この マ ニュアル の セクション 7 . 5 にあります。ユ ー ザ ー マ ニュ
アル完全版は、StudioOneArtist のインストール DVD に入っています。
•
トラック数 、イン サ ート、 センドが 無 制 限
•
20 の高品質ネイティブプラグイン：アンプモデリング（Ampire）、ディレイ（Analog
Delay、BeatDelay）、ディストーション（RedLightDist™）、ダイナミクスプロセッ
シ ン グ（ChannelStrip、Compressor、Gate、Expander、Limiter、Tricomp™ ）、
イコライザー（ChannelStrip、ProEQ）、モデュレーション（Autolter、Chorus、
Flange、Phaser、X-Trem）、リバーブ（Mixverb™、RoomReverb）、ユーティリティ
（BinauralPan、Mixtool、PhaseMeter、SpectrumMeter、Tuner）
•
6GB を超えるループ、サンプル、楽器：Presence™バーチャルサンプルプレーヤー、
Impact™バーチャルドラムマシン、SampleOne™バーチャルサンプラー、Mojito
バーチャルアナログモデルのサブトラクティブシンセサイザー
•
ネ イティブ に C a p t u r e ファイル を 開くことが 可 能
•
革新的、直感的な MIDI マッピング
•
より速いワークフロー向けのパワフルなドラッグ & ドロップ機能
•
MacOSX®および Windows®と互換
5
2 コンピューターに接続する
2.1 Windows へのインストール
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2 コンピューターに接続する
プロセッサーの速度、RAM 容量、ハードディスクの容量、サイズ、速度は、レコーディ
ングシステムのパフォーマンス全体に大きく影響します。より高速なプロセッサーと大
きな RAM によって、信号のレイテンシ（ディレイ）を減少させ、全体のパフォーマン
ス を 向 上 さ せることが で きま す。
最新のシステム要件や互換性のあるハードウェアのリストについては、
www.presonus.com をご覧ください。また、お使いのレコーディングソフトウェアのシ
ステム要件を確認されることもおすすめします。
パワーユーザー向けヒント：PreSonus は、弊社製品の品質への責任の一端として、
継続して製品ドライバーやソフトウェアのアップデートを行います。このため、製品
をインストールする前に www.presonus.com をご覧いただき、最新のドライバービ
ルドをご確認ください。
2.1 Windows へのインストール
UniversalControl インストーラーには、UniversalFireStudio/StudioLiveドライバー、
UniversalControl、VirtualStudioLive が含まれています。UniversalControl インスト
ラーがあれば、各手順に従って容易にインストール処理を行うことができます。各手
順を慎重に読み、StudioLiveドライバーおよび VSL 付属の UniversalControl を正し
くインストールしてください。特に、コンピューターに StudioLive をあまり早く接 続し
す ぎ な い ようご 注 意くだ さ い 。
U n i v e r s a l C o n t r o l のインストー ル を 始 める前 に 、ウイルス 対 策ソフトウェアを 含 むすべて
のアプリケーションを終了し、コンピューターから StudioL i v e の接 続を解 除してください。
Windows Vista ユーザー：Windows セキュリティ警告が表示された場合、
[ このドライバソフトウェアをインストールする ] をクリックします。
画面上の指示に従って、インストールを完了します。インストールが完了すると、
コンピューターの再起動を促す画面が表示されます。
[ 完了 ] をクリックすると、PC が自動 的に再 起 動されます。コンピューターが
再起動されると、StudioLive に接続します。[ 新しいハードウェアが見つかりま
した ] ウィザードが起動し、[ 推奨 ] の手順に従います。
これで StudioLive はコンピューターと同期され、使用する準備ができました。
6
2 コンピューターに接続する
2.2 Mac OS X へのインストール
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2.2 Mac OS X へのインストール
UniversalControl インストーラーにより、各手順に従ってインストール処理を行うこと
ができます。各手順は慎重にお読みください。特に、コンピューターに StudioLive を
あまり早く接 続しすぎ な いようご 注 意ください。
1. インストーラーを起動すると、そのまま Welcome 画面が表示されます。
2. [ 続ける ] をクリックし、画面上の指示に従います。
3. StudioLiveドライバーおよび VSL 付属の UniversalControl をインストールする
ハードディスクの選択に進みます。システムドライブを選択する必要があります。
ストレージドライブやパーティションは、ドライバーのホストとして使用することは
できません。
4. インストールが完了すると、コンピューターの再起動を促す画面が表示されます。
Mac を再起動した後、FireWire ケーブルで StudioLive に接続して電源を入れます。
5. インストールが完了すると、アプリケーションフォルダーに UniversalControl プロ
グラムが表示されます。これを Dock に置くことをおすすめします。
StudioLive を使用する準備ができました。
7
2 コンピューターに接続する
2.3 StudioLiveをオーディオインターフェースとして使用する
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2.3 StudioLive をオーディオインターフェースとして使用する
StudioLive は、CoreAudio や ASIO 対応アプリケーションで使用でき、また Windows
コンピューターの WDM デバイスとしても使用できる、内蔵 FireWire インターフェース
を備えています。
StudioLive16.4.2 または 24.4.2 をご使用の場合、選択ボタンでの入力やバス、また
ソロバス、テープ入力、トークバックマイクでレコーディングが可能です。ソフトウェア
のオーディオデバイスドライバーとして StudioLive を選択する方法の詳細については、
オーディーアプリケーションに同梱の文書をご参照ください。StudioLive は Presonus
FireStudio ファミリーのインターフェースとして同じドライバーを使用するため、ドライ
バーはすべてのドライバー選択メニューで [PreSonusFireStudio]と表示されますので
ご 注 意くだ さ い 。
2.4 StudioLive を一般的なオーディオアプリケーションと使用する
次に、いくつかの一般オーディオアプリケーションでの基本的なドライバー設定方法
を説明します。PreSonusStudioOneArtist の設定手順完全版と、その機能について
の簡単なチュートリアルは、本マニュアルのセクション 7 で説明しています。
Steinberg Cubase 4 以降
1. Cubase を起動します。
2. [Devices]>[DeviceSetup] に移動します。
3. [DeviceSetup] の [Device] 列で [VSTAudioSystem] を選択します。
4. [ASIODriver]ドロップダウンリストから [PreSonusFireStudio] を選択します。
5. [Switch] をクリックして、StudioLiveドライバーの使用を始めます。
6. ドライバーの変更に成功したら、[Devices]>[VSTConnections] に移動し、入出力
バスを有 効にします。
Ableton Live 5 以降
1. AbletonLive を起動します。
2. [Options]>[Preferences]>[Audio] に移動します。
3. [DriverType] を次のとおり選択します：[ASIO]>[AudioDevice：ASIOPreSonus
FireStudio]。
4. [InputCong] に移動し、必要な入力チャンネルを有効にして選択します。
5. [OutputCong] に移動し、必要な出力チャンネルを有効にして選択します。
6. これで Live で作成した各トラックに、StudioLive の入出力を選択することができ
ます。
8
2 コンピューターに接続する
2.4 StudioLiveを一般的なオーディオアプリケーションと使用する
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
Apple Logic Pro/Express 7 以降
1. LogicPro/Express を起動します。
2. [Logic]>[Preferences]>[Audio] に移動します。
3. Devices タブをクリックします。
4. CoreAudio タブで [Enabled] にチェックを入れます。
5. [Device] メニューから [PreSonusFireStudio] を選択します。
6. Logicを再起動するかを尋ねるメッセージが表示されます。[try(re)launch]をクリッ
クしま す。
7. StudioLive は、高速なワークフローのために、カスタム入出力ラベル機能があり
ます。Logic でこれらのラベルを使用するには、[Options]>[Audio]>[I/OLabels]
に移動します。
8. ポップアップウィンドウの 2 列目に、[ProvidedbyDriver] と表示されます。各ラベ
ルを StudioLive 用に有効にします。有効にしたら、ウィンドウを終了します。
9. これで StudioLive を使用する準備ができました。
Avid Pro Tools 9 以降
1. ProTools を起動します。
2. [ 設 定 ]>[ ハ ードウェア ] に 移 動し、[ ペリフェラ ル ] リストから [PreSonus
FireStudio] を選択します。[OK] をクリックします。
3. [ 設定 ]>[ プレイバックエンジン ] に移動し、ウィンドウ上部のメニューから
[PreSonusFireStudio] を選択します。[OK] をクリックします。
Cakewalk Sonar 6 以降
1. Sonar を起動します。
2. [Options]>[Audio...] に移動し、Advanced タブをクリックします。
3. [DriverMode] を [ASIO] に変更します。
4. [ O K ] ボ タン をクリックしま す。
5. Sonar を再起動します。
6. [Options]>[Audio...] に移動し、Drivers タブをクリックします。
7. [PreSonusFireStudio] で始まるすべての入出力ドライバーをハイライトします。
8. [Options]>[Audio...] に移動し、General タブをクリックします。
9. [PlaybackTimingMaster] を [PreSonusFireStudio...DAWOut1] に設定します。
10. [RecordingTimingMaster] を [PreSonusFireStudio...Mic/Inst1] に設定します。
9
2 コンピューターに接続する
2.5 FireWire センドおよびリターン
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2.5 FireWire センドおよびリターン
StudioLive をオーディオインターフェースとして使用する場合、「FireWire センド」と
「FireWire リターン」という用語を理解することが重要です。StudioLive のオーディオ
インターフェースはミキサーのその他の機能と完全に統合されているため、FireWire
入出力は独立したバスとして動作するように設計されています。他のバスから
FireWire バスに信号をルート（センド）でき、その出力（リターン）信号は指定され
たミキ サ ー チャンネ ル に ハ ードコ ードされます。
•
StudioLive24.4.2 には、利用可能な 32 のセンドと 26 のリターンがあります。
•
StudioLive16.4.2 には、利用可能な 32 のセンドと 18 のリターンがあります。
•
StudioLive16.0.2 には、利用可能な 16 のセンドと 16 のリターンがあります。
2.5.1 チャンネル FireWire センド
24/16を通したFireWireセンド1は、StudioLiveの24/16入力チャンネルからプリフェー
ダーを送信するためにハードコードされます。これらのセンドは、FatChannelEQ と
ダイナミクスの前後になります。
チャンネルの EQ とダイナミクスプロセッシングをレコーディングするには、[Dig Out] ボ
タンを有効にするだけです。ボタンが点灯して、FatChannel 信号パスが FireWire セン
ドにルーティングされていることを示します。このモードが無効な場合、FireWire 経由で
送信された信号は、トリムの後およびアナログインサートの前となります（必要に応じて）。
StudioLive 16.02 の場 合：この 規則は FireWire センド 15/16 には該当しません。
FireWire センドはフレキシブル入力で、StudioLive の背面にある入力 15 および 16 の
アナログ 信 号 、ま た は メインミックス を 録 音 するよう設 定 で きま す。セクション 3 . 7 . 2 で、
フレキシブル入力センドのアサイン方法を説明します。
パワーユーザー向けヒント：フレキシブル入力ペアがメインミックスを録音するよう設
定されている場合でも、マイクや楽器をアナログ入力 15 および 16 に接続し、それら
をミックスで使用してメインミックスの一部として録音できます。ただし、個別のトラッ
クとして 録 音 することは で き ま せ ん 。
2.5.2 Aux FireWire センド（StudioLive 16.4.2 および 24.4.2 のみ）
StudioLive16.4.2 と 24.4.2 は、VSL の設定タブからステレオペアでルーティングでき
る追加の FireWire センドを備えています。以下の入力とバスの組み合わせから選択
できます。
•
メインミックス 左 / 右
•
サブグループ 1 と 2
•
サブグループ 3 と 4
•
A u x センド 1 と 2
•
A u x センド 3 と 4
•
A u x センド 5 と 6
•
Aux センド 7 と 8（StudioLive24.4.2 のみ）
•
Aux センド 9 と 10（StudioLive24.4.2 のみ）
•
A u x センド A と B （ E F X A と E F X B センド ）
•
Aux リターン A（Aux 入力 A）
•
Aux リターン B（Aux 入力 B）
•
F X リターン A（ E F X A リターン ）
•
F X リターン B（E F X B リターン）
•
2 トラック左 / 右
•
トークバック左 / 右
•
ソロ左 / 右
10
2 コンピューターに接続する
2.5 FireWire センドおよびリターン
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
パ ワ ー ユ ー ザ ー 向 け ヒ ン ト：ステレオペアのどちらのチャンネルも、ホストアプリケーショ
ンではモノトラックでアクセスすることができ、ルーティングのみがステレオペアとして
割り当てられる必要があることにご注意ください。例えば、サブグループ 1 にルーティ
ングしたバックボーカルグループとサブグループ 2 にルーティングしたギターグループ
がある場合、録音アプリケーションには 2 つのモノトラックを作成することになります。
サブグループ 1 にアサインされたトラックの入力は、バックボーカルグループを録音
し、サブグループ 2 にアサインされたトラックの入力は、ギターグループを録音します。
ただし、サブグループ 3-4 にアサインされたステレオドラムグループがある場合、レコー
ディングアプリケーションにステレオトラックを作成することができ、入力をサブグルー
プ 3 と 4 にアサインできます。サブグループミキシングについて詳しくは、『StudioLive
24.4.2/16.4.2 オーナーズマニュアル』のセクション 4.5 をご参照ください。
この原則には、トークバックマイク入力は明らかに該当しません。この場合、同じ信号
がセンドの両側に表示されます。レコーディングソフトウェアでは、モノトラックを作成
して、ルーティングされたステレオ FireWire センドの片側にアサインすることができます。
FireWire センドの両側で、トークバックマイクプリアンプから同じモノ信号を受信します。
内部エフェクトセンドグループとエフェクトリターンの両方にアクセスする必要があること
にご注意ください。内部エフェクトセンド（Aux センド A と B）を録音する場合、内部エフェ
クトバスに送信しているチャンネ ル の未処理（「ドライ」）ミックスを取り込みます。処 理
済 み のミックスを 録 音 するに は 、内 部 エフェクトリターン（F X リターン A また は F X リター
ン B ）を 選 択 し ま す 。こ れ は 内 部 エ フェクト か ら の ダ イ レ クト 出 力 で あ る た め 、1 0 0 % ウェッ
トです。セッションに合わせてブレンドできるように、ドライとウェットの両ミックスの録
音をお望みになるかもしれません。
『StudioLive 24.4.2/16.4.2 オーナーズマニュアル』のセクション 4.1.5 で説明している
とおり、[DigOut] ボタンはサブグループ、メイン出力、Aux バス、内部 FX リターン、
Aux 入力には使用できません。サブグループ、メイン出力、Aux 入力も、FireWire セ
ンドへのポストフェーダーに送られます。
セクション 3.7.1 で、これらの Aux ステレオ FireWire センドのソース選択方法を説明
しています。
2.5.3 FireWire リターン
各 StudioLive 入力は、それぞれの FireWire リターンを受け取るためにハードコード
されます。レコーディングアプリケーションの 24/16 を通したアウトプット 1 は、これら
の再生ストリームを StudioLive の各チャンネルに対してルーティングします（たとえば
ソフトウェアのアウトプット 1 は、常に StudioLive チャンネル 1FireWire リターンに入
ります）。 一 度 、レ コ ーディング アプリケ ーション のトラックをこれらの 出 力 の 1 つ を 通
して再生するようにルーティングすると、FireWireリターンボタンを押すだけで、常に
アクセスで きるように なります。
パ ワ ー ユ ー ザ ー 向 け ヒント： FireWireリターンとアナログ入力は同じように考慮するこ
とが重要です。FireWire リターンがオンの場合、アナログ入力はミックスで置き換えら
れます。それを Fat Channel で処理し、Aux ミックスに含めて、FX ミックスに送ること
ができます。
StudioLive 16.0.2 の場合：『StudioLive 16.0.2 オーナーズマニュアル』のセクション 4.5
で説明されているとおり、MultiMode ボタンを使用してチャンネルの FireWire リター
ンのオン / オフを可能にする前に、まず FireWire リターンモードをオンにする必要が
あります。ステレオチャンネルへの FireWireリターンは、アナログ入力と同様に動作
します。従って、リンクの解除されたチャンネル 11/12 がある場合、FireWireリターン
11 のみがチャンネルで聞こえます。チャンネル 11/12 のステレオリンクをオンにすると、
FireWireリターン 11と 12 の両方が聞こえます。
11
2 コンピューターに接続する
2.6 プラグインエフェクトをインサートとして使用する
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2.5.4 メイン FireWireリターン
最も柔軟なミキシング環境を提供 するには、任意のアプリケーションに対するメインミッ
クス出力をメイン FireWireリターンにアサインする必要があります。これらの FireWire
リターンは、StudioLive の 2トラックイン（StudioLive16.4.2と 24.4.2 のみ）およびモ
ニター セクション の FireWire リターン ボ タン に ハ ードコードされます。このように、
StudioLive の 2 チャンネルを使用しないでレコーディングアプリケーションからのメイン
出力をモニターでき、他のチャンネルは FatChannel にルートしたり、プラグインをライ
ブの楽器にインサートするために利用できます（詳細は次のセクションをご覧ください）。
メイン FireWireリターンボタンは、次のようにルーティングされます。
•
StudioLive24.4.2：FireWireリターン 25-26
•
StudioLive16.4.2：FireWire リターン 17-18
•
StudioLive16.0.2：FireWireリターン 1-2
2.6 プラグインエフェクトをインサートとして使用する
StudioLive の FireWire ストリーミングは、常に双方向です。これは、StudioLive が常
に信号を全入力チャンネルのダイレクト FireWire センドから送信し、また FireWire セ
ンドの 2 番目のバンクにアサインされた Aux 入力とバスから送信しているということ
です（StudioLive16.4.2 と 24.4.2 のみ）。それと同時に、StudioLive は FireWireリター
ンから戻ってくる信号を受信しています。FireWire リターンは StudioLive の各チャン
ネルに常に戻るため、レコーディングアプリケーションのプラグインをチャンネルスト
リップにすばやくインサートでき、リアルタイムでモニターできます。
この例では、PreSonusStudioOne の BeatDelay プラグインを StudioLive のチャン
ネ ル 4 に イン サ ートしま す。
1. まず、StudioOne でモノのオーディオトラックを作成します。
2. 入力をチャンネル 4 に、出力をアウトプット 4 に割り当てます。
（AppleLogic を含む DAW アプリケーションの中には、モノ出力バスを提供してい
ないものもあります。この 場合、例えば、出力ストリームをチャンネル 3-4 にルー
ティングし、アウトプット 4 のみに送信されるように、チャンネルを右端にパンする
必要があります。詳細な手順については、ソフトウェアのユーザーマニュアルをご
参 照 く だ さ い 。）
3. StudioOne のルーティングを設定したら、BeatDelay プラグインをトラックにドラッ
グ & ドロップして、録 音できるようにします。ソフトウェアモニタリングは、自動的
に 有 効 に なります。
12
2 コンピューターに接続する
2.7 Fat Channel ダイナミクスと EQ をプリントする
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
4. StudioLive のチャンネ ル 4 の FireWire リターンボタンを 押します。これで、
StudioLive のチャンネル 4 からのアナログ信号を、インサートしたエフェクト（こ
の場合、BeatDelay）でモニターできます。
パ ワ ー ユ ー ザ ー 向 け ヒント：プラグインをインサートとして使 用する場 合、コンピュー
ターのバッファーサイズをパフォーマンスの問題にならない程度に最小に設定すること
が非常に重要です。通常新しいコンピューターでは、これは問題ではありません。バッ
ファーサイズは、128 以下で大半のプラグインに十分な低レイテンシを与えます。ただ
し、ダイナミクスと EQ プラグイン、およびアンプモデラーなどのパフォーマンスプラグ
インは、さらに低いレイテンシ設定が必要な場合があります。バッファーサイズ設定に
つ い て 詳しくは 、セクション 3 . 1 を ご 参 照くだ さ い 。
ご 注 意くだ さ い ： 旧式または速度の遅いコンピューター、または適切に最適化されて
いないコンピューターでバッファーサイズを小さく設定し過ぎると、パフォーマンスが
落ちる場合があります。ミッションクリティカルな状況では、CPU 集中型のタスクを試
行する前に、常にシステムの制限をご確認ください。
2.7 Fat Channel ダイナミクスとEQ をプリントする
FatChannel ダイナミクスプロセッシングと EQ をポストプロダクションで使用したい場
合があります。問題は、これらの変更をレコーディングにどうプリントするかです。簡単
な方法として、メインバス FireWire センドを使用します。
この例では、StudioOne のステレオドラムループを、StudioLive のチャンネル 3 およ
び 4 の FatChannel プロセッシングで処理します。
1. StudioOne で、チャンネルの出力を StudioLiveFireWireリターン 3と4 にルーティ
ングします（StudioOne の入出力バスの作成方法については、セクション 7.3.2
をご参照ください）。
2. StudioLive のチャンネル 3 の FireWire リターンボタンをオンにします。
3. StudioLive のチャンネル 3 を選択します。
Select
13
2 コンピューターに接続する
2.7 Fat Channel ダイナミクスと EQ をプリントする
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
4. FatChannel の [Link] ボタンを押し、チャンネル 3 と 4 とステレオリンクします。
5. [SIP] ボタンを長押しします。
6. ソロチャンネル 3-4。その他すべてのチャンネルがミュートされます。
7. チャンネル 3 と 4 のフェーダーをユニティまで上げます。
8. メインフェーダーをユニティまで上げます。
Link
SIP
14
2 コンピューターに接続する
2.7 Fat Channel ダイナミクスと EQ をプリントする
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
9. StudioLive16.4.2 および 24.4.2 の場合：VSL で、メイン L/R を AuxFireWire リター
ン 31 と 32 にパッチします。
StudioLive16.0.2 の場合：VSL で、メイン L/R をフレキシブル入力にパッチします。
10. StudioOne で、新規ステレオオーディオトラックを作成します（詳しくは 、 セクショ
ン 7.4 をご参照ください）。
11. StudioOne で、StudioLiveAuxFireWire センド 31 と 32（24.4.2と16.4.2 の場合）、
または StudioLiveFireWire センド 15 と 16（16.0.2 の場合）を新規トラックの入
力に選択します。
12. すると、個々のチャンネルおよびメインバスの FatChannel を通して、再生ストリー
ムを処理できます。
13. サウンドに満足したら、StudioOne でレコーディングします。
パ ワ ー ユ ー ザ ー 向 けヒント： 未 処 理 のトラックは セッション から削 除 する か 、エフェクト
として処理したトラックと一緒に使用することができます。StudioLive のフレキシブル
な ル ー ティングとミキ シング 機 能 によって、「 イン ザ ボックス」 のミックス にこれ まで 利
用できなかったツールの機能が提供されます。遠慮せずに最新のミキシング技術の
限界を試して、ご自分 のテクニックを生み出してください。
注意：FireWire リターンを入力ソースとして選択した場合、[Dig Out] ボタンは機能し
ません。[DigOut] が有効な場合、リターンにルーティングしたいかなる Aux、サブグ
ループ（StudioLive24.4.2/16.4.2）、メインバスも、ポスト FatChannel 信号を受け取
りません。未処理の信号はこれらのバスや FireWire バスにルーティングされたままで
すが、FatChannel プロセッシングはルーティングされません。
FatChannel プロセッシングを FireWireリターンに追加する場合、[DogOut] を無効
に する 必 要 が あります。
15
2 コンピューターに接続する
2.8 StudioLive For Core Audio（Mac のみ）を設定する
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
2.8 StudioLive For Core Audio（Mac のみ）を設定する
StudioLive は Mac のメイン CoreAudio デバイスとして使用することができ、Mac の
メイン出力を利用可能な出力ストリームにルーティングできます。デフォルトでは、こ
れらのストリームは StudioLive のチャンネル 1 と 2 にルーティングされています。
StudioLive16.4.2 と 24.4.2 の場合、CoreAudio 再生だけで StudioLive の入力チャン
ネ ル を 2 つ 使ってしまうことに なります。
チャンネル25-26/17-18は、StudioLive16.4.2と24.4.2 の 2トラックインおよびモニター
セクションの FireWireリターンボタンで利用でき、これらのチャンネルは CoreAudio
再生で使用することをお勧めします。以下の手順に従って、StudioLive を Mac のメイ
ンオーディオ再生デバイスとして使用するよう設定できます。
StudioLive16.4.2と 24.4.2 の場合、まず Mac の出力をメイン FireWireリターンにルー
ティングする必要があります。StudioLive16.0.2 の場合は、手順 7 に進んでください。
1. [MacintoshHD]>[ アプリケーション ]>[ ユーティリティ ] に移動し、[AudioMIDI
設定 ] を起動します。
2. [ 出 力 ] タブ をクリックしま す。
3. [ スピーカーの構成 ...] ボタンをクリックします。
4. ストリー ム 1 とストリー ム 2 の 隣 に ある ボックス に チェックを 入 れ ま す。
16
2 コンピューターに接続する
2.8 StudioLive For Core Audio（Mac のみ）を設定する
StudioLive™ ソフトウェアライブラリ
リファレンスマニュアル
5. 左スピーカーに [2TrackInL] を選択します。
右スピーカーに [2TrackInR] を選択します。
6. 選 択し たら、 [ 適 用 ] をクリックして から [ 終 了 ] をクリックしま す。
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