１
K-210
卓上丸鋸盤
このたびはホーザン Ｋ-２１０ 卓上丸鋸盤 をお買い上げいただき、まことにありがとうござ
います。この取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いください。また、お読みになった
あとも大切に保管してください。
各部の名称と入組明細
取扱説明書
ガイドレール
メンテナンスドア
（内側工具ＢＯＸ）
※収納例
角度調節ノブ
高さ調節ノブ
電源スイッチ
補助テーブル
足
補助テーブル
ディスクカッター
交換プレート
ディスクカッター
ロックナット
ガイド目盛
スピードコントロール
ツマミ
スピードコントロール表
テーブル
５.８ｋｇ
ＡＣ１００Ｖ ５０/６０Ｈｚ
２００Ｗ
１５分
外形寸法
消費電力
定格時間
重 量
３５００～６０００ｒｐｍ
回転数
３００（Ｗ）×１７０（Ｈ）
×２６０（Ｄ）ｍｍ ※
集塵口アダプター（直）
安全カバー
付属品
集塵口
アダプター（曲） 本体取付ネジ（４本）
ワッシャー（４枚）
平行ガイド
角度ガイド
六角レンチ
３ｍｍ（大）
２ｍｍ（小）
仕 様
仕 様
２
ご使用上の注意
１． 定格使用時間を超えて連続使用しないでください。
［本機の定格時間：１５分］
使用は１５分以内とし、必ず使用時間と同じだけ休止してください。
小休止は連続運転と同様です。
２. 電源は交流１００Ｖを使用してください。これを超える電圧で使用すると事故や故障
の原因になります。
３. 作業中は保護メガネを使用してください。また、切削、研削粉塵を吸い込まないよう
に防塵マスクを装着してください。
４. 必ず安全カバーを取り付けて使用してください。ディスクカッターに接触したり、破片
が飛散したりするおそれがあります。
５. ディスクカッターに曲がり、ヒビ、割れ、チップの欠損など異常がないことを確認して
から使用してください。ディスクカッターが破損し、ケガの原因になります。
６. 必ず作業台、机などに固定して使用してください。確実に固定しないで使用すると
落下するなどしてケガの原因になります。
７. 水、研磨液などは使用しないでください。感電事故の原因になります。
８. 作業中、ディスクカッターおよび駆動部に手や顔を近づけないでください。ケガの原
因になります。
９. 電源スイッチを入れたまま放置しないでください。事故の原因になります。
警告
注意文の警告マークについて
この取扱説明書ではご使用上の注意事項を次のように区別しています。
警告 …重傷をともなう重大事故の発生を想定してのご注意
注意 …傷害や物的損害を想定してのご注意
なお、 注意 として記載されていても、あるいは特に記述がなくても、状況によっては重
大な結果をまねくおそれがあります。正しく安全にご使用ください。
本機に付属のディスクカッター（刃）は Ｋ-２１０-２です。切断する板材の種類により、適したディス
クカッターは異なります。上表を参考に、適したディスクカッターをお求めください。
切断能力と適応ディスクカッター
木材
金属
プリント基板
軟質
アルミ板（純アルミ系）
鉄板（非熱処理）
セラミック
ガラスエポキシ
紙フェノール
２０
５
１
１
３
５
板厚
ｍｍ
超硬
歯数：２４山
刃厚：１.２ｍｍ
ダイヤモンド
粒度：＃１５０
刃厚：０.８ｍｍ
超硬
歯数：３０山
刃厚：１.６ｍｍ
外径：８５ｍｍφ
◎
◎
◎
－
－
○
－
－
○
◎
◎
△
◎
プラスチック アクリル板 １０ △ － ◎
◎
◎
－
－
○
Ｋ-２１０-２ Ｋ-２１０-３ Ｋ-２１０-４
板材の種類
◎…最適、○…適、△…可、ー…不適
１. ディスクカッターは取扱説明書に従って確実に取り付けてください。確実でないと、
外れたりし、ケガの原因になります。
２. 新しいディスクカッターを取り付け、初めて電源スイッチを入れるときは、ディスク
カッターの露出部から一時身体を避けてください。万一取り付けが確実でなかった
場合にディスクカッターが破損し、ケガの原因になります。
３. 電源コードを引っ張ったり引っ掛けたりしないでください。
注意
３
ご使用上の注意
１０. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、ディスクカッターや本体などに破損や亀裂、
変形などがないことをよく点検してください。破損や亀裂、変形があると事故の原因
になります。
１１. 電源プラグをコンセントに接続するときは、必ず電源スイッチが切れていることを確
認してください。電源スイッチが入ったまま電源を接続すると大変危険です。
警告
準 備
平らで安定した場所に設置します。
あらかじめ作業台または机に６～７ｍｍφの穴
を４カ所あけてください。作業台の端に設置す
る際は、作業台からはみ出さないようにご注意
ください。
付属の５×４５ｍｍの本体取付ネジを作業台の
下から締め付けます。
付属の本体取付ネジは作業台の厚み１０～３０
ｍｍに対応します。これより厚い、または薄い場
合は、その板の厚みより１０～２０ｍｍ長いネジ
をご用意ください。
１
１４０ｍｍ ２００ｍｍ
安全カバーを取り付けます。
まず、マイナスドライバーでメンテナンスドアを開
け、輸送用の緩衝材を取り除いてください。
ロックナットを反時計まわりに緩め、高さ調節ノ
ブを時計回りに止まるまで回して刃を繰り出し
てください。止まったところでロックナットをしっか
り締めてください。
２
高さ調節ノブ
ロックナット
必ず安全カバーを取り付けて使用してくださ
い。デ ィ ス ク カ ッ タ ー に 接 触 し た り、破 片
が飛散したりするおそれがあります。
注意
安全カバー取り付けの項、次のページへ続く。
ここからの作業はディスクカッター交換プレート
を取り外すと視認が楽になります。
４
準 備
ディスクカッター
交換プレート
四角ワッシャと
モーターボックス
の間に差し込む
メンテナンスドアから手を入れ、２カ所のネジを
ドライバーで少し緩めます。緩めすぎると抜
けてしまいますから注意してください。ドライバー
は全長の短いものをおすすめします。
安全カバーの足を四角ワッシャとモーターボッ
クスの間に差し込みます。
根元まで差し込んだら緩めたネジをしっかり締
め、安全カバーの足を固定します。
ディスクカッター交換プレート、メンテナンスドア
を元通り取り付けてください。
２カ所ネジを
緩める
Ｏが出ていたら「切」
ご使用方法
ディスクカッターに曲がり、ヒビ、割れ、チップの
欠損など異常がないこと、電源スイッチが切れ
ていることを確かめてから電源プラグをコンセン
トに差し込みます。
１
電源スイッチを入れ、正面左下のスピードコント
ロール表を参考に材料に応じた回転数を選び
ます。
２
本機背面のパイプに紙パック式掃除機のホースを差し込
み、掃除機を運転して作業すれば、約８０％の切削クズ
が吸い取れます。掃除機のホースが合わない場合は、付
属の集塵口アダプター（直）または集塵口アダプター（曲）
を取り付け、掃除機のホースを差し込んでください。【適合
径：３２～３６ｍｍφ】
掃除機を接続せずに作業すると切削クズが本体ケースの中にたまります。作業
後にメンテナンスドアを開けて処理してください。
切削クズの除去
５
ご使用方法
作業の必要に応じて角度ガイド、平行ガイド、補助テーブルを使用してください。
また、材料に応じて刃の高さ、角度を調整してください。
４
材料を手前からゆっくり送っていくと切断できま
す。
３
角度ガイド（下記参照）を使用し
た作業例
・切断する材料は最後までしっかりと押さえながら
送ってください。押さえが不十分ですと切断しきっ
た際に材料が手前に飛んでくることがあります。
・ディスクカッターに指などを近づけないよう、十分
に注意して作業してください。
注意
指針を目盛上の希望の角度に合わせ
て固定ツマミで固定し、アシを本体テー
ブルのガイドレールに沿って滑らせると、
材料を一定の角度で送ることができま
す。
角度ガイド
目盛
固定ツマミ 指針
アシ
目盛は目安とお考えになり、実際には正確
にケガキした線に沿って切断してください。
注意
両端の固定ツマミを緩め、右側方から水平に本体
テーブルに差し込みます。このとき、固定ツマミ（前）
内側の部品が、テーブル裏面の溝に噛みあうように
はめます。
平行ガイド先端の指針をガイド目盛の希望の切断寸
法に合わせ、手前の固定ツマミを締めます。ガイド
レールまたはテーブル端面と平行を保って後方の固
定ツマミを締めます。
材料を平行ガイドに沿わせて送ると平行に切断できま
す。
平行ガイド
目盛は目安とお考えになり、実際には正確
にケガキした線に沿って切断してください。
注意 同寸法に複数
切断するのに
便利です。
固定ツマミ（前）
平行ガイド
６
ご使用方法
テーブルの左部を引き出し、足を下に出します。
長い材料を切断するときに便利です。
補助テーブル
ロックナットを反時計回りに緩めて高さ調節ノブを回す
と刃が上下します。
板の厚さより刃を出し過ぎないとうまく切断できます。
また、必要な深さだけ切り込む「溝切り」に便利です。
調節後、ロックナットを再び締めてください。
刃の高さを変える
角度調節ノブを反時計方向に回して緩め、指針を希
望の角度に合わせてノブを締め込み固定します。
刃の角度を変える
目盛は目安とお考えになり、実際には不要の材料で
試し切りをしてご確認ください。
注意
ロックナット
高さ調節ノブ
５
交換部品
作業終了後は電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜きます。
また、高さ調節を反時計方向に止まるまで回し、ロックナットをしっかり締めて刃を
収納してください。
角度調節ノブ
Ｋ-２１０-２ 超硬
Ｋ-２１０-３
Ｋ-２１０-４
品番 種類
ダイヤモンド
（粒度：＃１５０）
超硬
歯数
２４山
ー
３０山
外径
ｍｍφ
８５
刃厚
ｍｍ
１.２
０.８
１.６
ディスクカッターは必ず純正品をご使用ください。
注意
本機に付属のディスクカッター
（刃）は Ｋ-２１０-２です。切断す
る板材の種類により、適したディ
スクカッターは異なります。２ペー
ジの適応表を参考に、適したディ
スクカッターをお求めください。
７
ディスクカッターの交換方法
・ ディスクカッターは取扱説明書に従って確実に取り付けてください。確実でないと、外
れたりし、ケガの原因になります。
・ ディスクカッター交換・取り付け作業は必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行
なってください。
・ 新しいディスクカッターを取り付け、初めて電源スイッチを入れるときは、ディスクカッ
ターの露出部から一時身体を避けてください。万一取り付けが確実でなかった場合
にディスクカッターが破損し、ケガの原因になります。
・ 電源を入れる前に、六角レンチなどの工具を必ず取り外してください。
注意
ドライバーでテーブル面のディスクカッター交
換プレートを外します。
１
Ｋ-２１０に付属のレンチ２ｍｍ（小）の長い柄を
テーブルの中央の穴に差し込みます。ディスク
カッターを指でゆっくり回しながら、レンチが首
下の部分まで入る個所をさがして挿入します。
これでディスクカッターの回転が固定されま
す。
２
ディスクカッターの厚みおよび角度によってディスクカッター交
換プレートがディスクカッターに触れないように位置を調整する
必要があります。
ドライバーでディスクカッター交換プレート固定ネジを緩めて
適宜移動してください。
ディスクカッター交換プレートの位置調整
万一ボルトとブレー
ドワッシャを落とした
場合は、メンテナン
スドアを開けて取り
出してください。
ここまで
入る
Ｋ-２１０に付属のレンチ３ｍｍ（大）でディスク
カッター取り付けネジを反時計方向に回して緩
め、ボルトとブレードワッシャ(黒）を取り出しま
す。テーブルの上からディスクカッターを引き出
します。
逆の手順で新しいディスクカッターを取り付けて
ください。
３
23.05
８
保守と点検
使用後は切削クズ粉塵などを取り除き、直射日光のあたらない涼しい場所に保管して
ください。
使用後は次回の使用に備えて、ネジ類の緩みや異常な個所がないことを確認してお
いてください。万一異常があったときは放置せず、点検、修理を依頼してください。
ディスクカッターは乾いた布などで汚れをふき取り、サビ防止のため薄く防錆油などを
塗っておいてください。
本体の汚れは乾いた布で軽くふき取ってください。
本機は防水構造ではありません。絶対に水などをつけて洗ったりふいたりしないでくだ
さい。また、絶対に揮発性の溶剤やガソリン、シンナーなどでも洗ったりふいたりしない
でください。変形、変色の原因となります。
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