omconfig chassis info tag=buildsys
または
omconfig mainsystem info tag=buildsys
有効なコマンドが実行されると、結果として次のメッセージが表示されます。
Chassis info set successfully.
(シャーシ情報は正常に設定されました。)
シャーシによっては、異なる名前を割り当てることができます。 メインシステムシャーシの名前を変更することはできません。 下の例では、シャーシ 2 の名前を storscsi1 から storscsia に変更しま
す。
omconfig chassis info index=2 name=storscsia
または
omconfig mainsystem info index=2 name=storscsia
他のコマンドでは、シャーシ 2(メイン シャーシ=0)がない場合、CLI によってエラーメッセージが表示されます。 CLI では、存在するシステム構成に対してのみコマンドを実行できます。
omconfig chassis leds/omconfig mainsystem leds
omconfig chassis leds または omconfig mainsystem leds コマンドを使用して、シャーシエラー LED またはシャーシ識別 LED を点滅させるタイミングを指定します。 また、このコマンドを使用して
システムのハードドライブの LED をクリアできます。表4-8 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-8.omconfigchassisleds/omconfigmainsystemleds
omconfig chassis memorymode/omconfig mainsystem memorymode
omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用して、お使いのシステムのメモリにエラーが生じたときに使用する冗長性モードを指定します。
冗長メモリを使うと、システムが現在使用中のモジュールに許容できないエラーが検知されたときに、他の使用できるメモリモジュールに切り替えることができます。 omconfig chassis memorymode
または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用すると、冗長性を無効にすることができます。冗長性を無効にすると、システムが使用しているモジュールにエラーが発生したときに、他
の使用できるメモリモジュールに切り替えないようにシステムに指示を出すことになります。冗長性を有効にするには、スペア、ミラー、RAID から選択します。
スペアモードを使用すると、訂正可能なメモリイベントが検知されたときにシステムメモリのバンクが無効になり、スペアバンクが有効になって、オリジナルバンクのデータがすべてスペアバンクにコピーさ
れます。 スペアバンクには、少なくとも 3 つの同一メモリのバンクが必要です。オペレーティングシステムはスペアバンクを認識しません。
ミラーモードは、訂正不可能なメモリイベントが検知されたときに、メモリの冗長コピーに切り替えます。 ミラーされたメモリに切り替えた後、システムは次回再起動時までオリジナルのシステムメモリに切
り替わりません。 このモードではオペレーティングシステムはインストールされているシステムメモリの半分を認識しません。
RAID モードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。
表4-9 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-9.omconfigchassismemorymode/omconfigmainsystemmemorymode
omconfig chassis pwrmonitoring/omconfig mainsystem pwrmonitoring
omconfig chassis pwrmonitoring または omconfig mainsystem pwrmonitoring コマンドを使用して、電力消費量情報を設定します。
表 4-10.omconfigchassispwrmonitoring/omconfigmainsystempwrmonitoring
Spare は訂正可能なメモリイベントを持つメモリモジュールを無効にし、エラーがあったモジュールのデータをスペアバンクにコピーします。
Disabled は、訂正不可能なメモリイベントが検知されたときにシステムでその他のメモリモジュールを使用しないことを示します。
Mirror は、エラーのあったモジュールに訂正不可能なメモリイベントが検知された場合、システムをミラーされたメモリのコピーに切り替えます。 ミラー モードで
は、オペレーティングシステムはシステムが再起動されるまでオリジナルのモジュールに戻りません。
RAID-5 はシステムメモリの設定方法です。 これは理論的には、ハードドライブのストレージシステムで使用される RAID -5 モードに似ています。 このメモリモード
では、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。 サポートしている RAID モードは、循環パリティの RAID レベル 5 ストライピ
ングです。