omconfig chassis info/omconfig mainsystem info
omconfig chassis info または omconfig mainsystem info コマンドを使って、システムの管理タグとシャーシ名を入力します。システムがモジュラシステムの場合、モジュラコンポーネント
の管理タグも入力できます。 表4-7 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-7omconfigchassisinfo/omconfigmainsysteminfo
以下の例では、メインシステムシャーシの管理タグを buildsys に設定します。
omconfig chassis info index=0 tag=buildsys
または
omconfig mainsystem info index=0 tag=buildsys
インデックス 0 はメインシステムシャーシのデフォルト値です。次のコマンドでは index=n が省略されていますが、結果は同じです。
omconfig chassis info tag=buildsys
または
omconfig mainsystem info tag=buildsys
有効なコマンドが実行されると、結果として次のメッセージが表示されます。
Chassis info set successfully.
(シャーシ情報は正常に設定されました。)
シャーシによっては、異なる名前を割り当てることができます。メインシステムシャーシの名前を変更することはできません。下の例では、シャーシ 2 の名前をstorscsi1 からstorscsiaに変更しま
す。
omconfig chassis info index=2 name=storscsia
または
omconfig mainsystem info index=2 name=storscsia
他のコマンドでは、シャーシ 2(メイン シャーシ=0)がない場合、CLI によってエラーメッセージが表示されます。CLI では、存在するシステム構成に対してのみコマンドを実行できます。
omconfig chassis leds/omconfig mainsystem leds
omconfig chassis leds または omconfig mainsystem leds コマンドを使って、chassis fault LED または chassis identification LED を点滅するか指定します。このコマンドはシス
テムのハードドライブから LED をクリアすることができます。 表4-8 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-8omconfigchassisleds/omconfigmainsystemleds
omconfig chassis memorymode/omconfig mainsystem memorymode
omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用して、メモリエラーが発生したときにシステムのメモリで使用する冗長性モードを指定し
ます。
冗長メモリを使うと、現在使用中のモジュールに許容できないエラーが検出されたときに、システムを使用できる他のメモリモジュールに切り替えることができます。omconfig chassis
memorymode または omconfig mainsystem memorymode を使用すると、冗長性を無効にすることができます。冗長性を無効にすると、システムが使用しているモジュールにエラーが
発生したときに、使用できる他のメモリモジュールに切り替えないようにシステムに指示を出すことになります。冗長性、スペアの選択、ミラーおよび RAID を有効にするには、
スペアモードを使用すると、訂正可能なメモリイベントが検出されたときにシステムメモリのバンクが無効になり、スペアバンクが有効になって、オリジナルバンクのデータがすべてスペアバンクにコピ
ーされます。スペアバンクには、少なくとも 3 つの同一メモリのバンクが必要です。オペレーティングシステムはスペアバンクを認識しません。
ミラーモードは、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときに、メモリの冗長コピーに切り替えます。ミラーリングされたメモリに切り替えた後、システムは次回再起動時までオリジナルのシステムメ
モリに切り替わりません。このモードではオペレーティングシステムはインストールされているシステムメモリの半分を認識しません。