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設置に関する一般的な注意
本スピーカーでは、壁面取り付けのさまざまな方法を提供しております。壁面取り付け用のデバイスは、背
面パネルに取り付けられています。またスピーカーは、ウォールブラケットでVESA 標準に掛けることもでき
ます。孔寸法は100x100mm M4となります。
既存のスピーカーや棚への設置のために、フロントスピーカーには4つの粘着ゴム足があります。
追加スピーカーの設置においては、まず、既存のフロントスピーカーの上部が Magnat AEH 400-ATM の配置
場所のサイズに適しているかを確認してください。約280 x 188mm の平面が必要になります。安定した設置
のためには、追加スピーカーの4本の足はフロントスピーカーに接している必要があります。その場合、主軸
に内蔵の同軸スピーカーには、天井に吸音または反射障害になるものがないか目視で確認することを常に
忘れないでください。 そうすることで望ましい音響の反射が、部屋の天井によって望む通りに機能します。
スピーカーの位置決め
スピーカーの最 適な位置は、その使用法によって異なります。
- Dolby Atmos の補助スピーカー:
AEH 400-ATM は、既存のフロント スピーカーの上に設置します (図 2)。この位置決めが望ましくない場合、
または使用可能な平面領域が不十分な場合、これらの場所のすぐ近くにAtmosスピーカーを配置します。
サラウンドフィールドに4つのAEH 4 0 0 -ATMおよび直接放 射スピーカーを設置する場 合、リアAtmosスピー
カーを 400 の上にスピーカーをサラウンドスピーカーの上、またはそのすぐ近くに配置します (図 2) 。これ
が可能でない場合は、後ろの壁の近くにフロントのペアとして互いに同じ高さ、同じ距離でリアAtmosスピ
ーカーを配置します。音響バッフルを部屋内で常に傾斜させる必要があります。この操作では、方向銘板の
接続端子スイッチが印をつけられた「Atmos」の位置にあることを確認してください。
Magnat AEH 400-ATMは、サイズ的にも視覚的にも シネマウルトラ・フロントスピーカーLCR 100-THXのス
ピーカーの上にぴったり合います。
- Dolby Atmos の天井取り付けスピーカー:
2つのAEH 400-ATMは、VESAマウント(100x100mm、M4)で天井に固定します。最適な位置は、リスニン
グ位置の少し前方(聴き手に対して約80度)であり、2つの天井のスピーカー間の距離が左右のフロントスピ
ーカーの間の距離に対応していなければなりません(画像 3a/b)。
天井スピーカーとして4つのAEH 400-ATMを使用する場合、これらはフロントスピーカーと互いに同じ距離
に配置しますが、さらに前側と後ろ側にします。リスニング位置に対して最適な位置は、聴き手に対して45度
または135度の角度です(図4a/b)。音響バッフルを聴き手に対し常に傾斜させる必要があります。この操作
では、方向銘板の接続端子スイッチが印をつけられた「Direct」の位置にあることを確認してください。
間接放射(天井反射)と直接放射の混合使用については、音響の理由からお勧めできません。
- 他の使用のための壁または天井取り付けスピーカー:
AEH 400-ATMは、他のオーディオフォーマットのための追加スピーカー、および最新のAVアンプやAVレシ
ーバのプレゼンスまたはワイドスピーカーとして好適です。それぞれのデバイスの取扱説明書やメーカーの
推奨からこれらの操作モードでの最適な位置を読み取ってください。
これらのモードでのAEH 400-ATMには、通常、壁や天井への取り付け用にVESAブラケットをご使用にな
ることをお勧めしております。追加のスピーカーの音響バッフルが常に部屋にまたはリスナーに向かって傾
斜しており、スイッチが接続端子の銘板の印をつけられた「Direct」の位置にあることを確認して下さい。