ステップをオン/オフする
各ステップを演奏させるかさせないかを設定できます。
1.
SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押して点灯させます。
2.
オン/オフしたいステップ・ボタン[1]〜[16]ボタンを押します。
点灯(オン):ステップに入力されたノートが演奏されます。
消灯(オフ):ステップに入力されたノートが演奏されません。
オフのとき、そのステップを休符とするか、飛ばして次のステップに進めるかを選ぶことができま
す(「シーケンサー設定」をご覧ください)。
ステップを自動で進めてパターンを入力する(ステップ入力モード)
1.
SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押しながら[START]ボタンを押します。
ステップ・ボタン[1]が点滅し「
S 1
」と表示され、ステップ入力モードとなります。
2.
KEYBOARD[NOTE]ボタンを押して、点滅させます。
3.
ステップ・ボタン[1]〜[12]で音程を入力します。
ゲート・タイムの 値は 5 0 となります。
4.
演奏するたびにステップが自動で進みます。
16 ステップまで入力したら、入力モードが終了します。
K-25m を使う場合
手順 2 ~ 3 の替わりに K-25m の鍵盤で入力します。
ノートの入力/変更(NOTE)
1.
SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押して点灯させます。
2.
[NOTE/GATE]スイッチを「NOTE」に合わせます。
3.
ノートを入力するステップ・ボタンを押しながら、[VALUE]つまみでノート・ナンバーを選びます。
ディスプレイに、ノート・ナンバーが表示されます。
• ステップ・ボタンを押しながら K-25m の鍵盤を押してノート・ナンバーを選ぶこともできます。
• 複数のステップボタンを押しながら[VALUE]つまみを回すと、押したボタンすべてに同じノート・
ナンバーを入力することができます。
• ステップ・ボタン点灯でノート・オン、消 灯でノート・オフになります。
ゲート・タイムの入力/変更(GATE)
1.
SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押して点灯させます。
2.
[NOTE/GATE]スイッチを「GATE」に合わせます。
3.
ゲートを入力するステップ・ボタンを押しながら、[VALUE]つまみでゲート・タイムを選びます。
ディスプレイに、設定値が表示されます。
• 複数のステップボタンを押しながら[VALUE]つまみを回すと、押したボタンすべてに同じゲート・
タイムを入力することができます。
タイの入力
1.
SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押して点灯させます。
2.
タイを入力したいステップ・ボタンを押しながら、SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押します。
続けて SEQUENCER の[EDIT]ボタンを押すことで、次のステップにもタイを入力できます。
ステップ・ボタンを一度 OFF にすると、そのステップのタイ入力は消去されます。
保存する
設定を変更した場合は、電源を切ったり他のパッチ/コード・メモリー/パターンを選んだりすると、
変更した内容は消えてしまいます。変更した内容を残しておきたいときは、保存操作をします。
※KEYBOARD、ARPEGGIO の設定は保存されません。
パッチの保存
※パッチの設定を変更すると、ディスプレイにドットが表示されます。
1.
保存先の BANK[1(5)]〜[4(8)]ボタンを押します。
同じバンク・ボタンを押すたびに、バンク 1 ~ 4 と 5 ~ 8 が切り替わります。
また、バンク 5 ~ 8 を選ぶときは、選びたいバンク(5 ~ 8)を押しながら、他のバンク・ボタ
ンを押して選ぶこともできます。
2.
保存先の PATCH[1]〜[8]ボタンを長押しします。
保存されるとランプが点滅します。
※KEYBOARD、ARPEGGIO の設定はパッチには保存されません。
コード・メモリーの保存
※コード・メモリーの設定を変更すると、ディスプレイにドットが表示されます。
1.
[NOTE]ボタンを押して消灯させます。
2.
[CHORD]ボタンを押しながらステップ・ボタン[1]〜[16]を長押しします。
保存されるとランプが点滅します。
パターンの保存
※パターンの設定を変更すると、ディスプレイにドットが表示されます。
1.
SEQUENCER の[START]ボタンを押しながら、ステップ・ボタン[1]〜[16]を長押しします。
保存されるとランプが点滅します。
設定する
数字ボタン[1]〜[16]
設定モードでは、図の 16 個の数字ボタンを[1]〜[16]ボタンと呼びます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
パッチ・パラメーター
1.
SEQUENCER[EDIT]ボタンを押して消灯させます。
2.
[MANUAL(16)]ボタンを押しながら、下表の数字ボタンを押してパラメーターを選びます。
3.
[VALUE]つまみで値を設定します。
4.
もう一度[MANUAL(16)]ボタンを押して、パッチ・パラメーター設定を抜けます。
ボタン パラメーター 設定値/説明
[1]
Portamento
Switch
最初に弾いた鍵盤と次に弾いた鍵盤との間で、音の高さを連続的に変化さ
せます。
OFF
、
On
[2]
Portamento
Time
ポルタメントのピッチ変化にかかる時間を調整します。
0
~
255
[3] BendRange
ピッチ・ベンド・レンジを半音単位で設定します。
OFF
、
1
~
24
[4]
Tempo
Sync
LFO の RATE や DELAY の TIME をテンポに同期させます。
OFF
、
On
[5]
LFO
waveform
LFO の波形を切り替えます。
Tri
(三角波)、
Sqr
(短形波)、
SA1
(のこぎり波 1)、
SA2
(のこぎり
波 2 )、
Sin
(正弦波)、
rd1
(ランダム波 1)、
rd2
(ランダム波 2)
[6]
LFOKey
Trigger
鍵盤を押したタイミングとLFOの周期が '始まるタイミングを合わせるか(オ
ン)、合わせないか(オフ)を設定します。
OFF
、
On
※パッチの設定として保存されます。
ディレイ・パラメーター
1.
SEQUENCER[EDIT]ボタンを押して消灯させます。
2.
[DELAY(15)]ボタンを押しながら、下表の数字ボタンを押してパラメーターを選びます。
3.
[VALUE]つまみで値を設定します。
4.
もう一度[DELAY(15)]ボタンを押して、ディレイ・パラメーター設定を抜けます。
ボタン パラメーター 設定値/説明
[1] DelayLevel
ディレイの音量を設定します。
0
~
15
[2] DelayTime
音を遅らせる時間を調整します。
0
~
15
[3]
Delay
Feedback
フィードバック量(繰り返し量)を調整します。
0
~
15
※パッチの設定として保存されます。
シーケンサー設定
1.
SEQUENCER[EDIT]ボタンを押しながら、下表の数字ボタンを押してパラメーターを選びます。
2.
[VALUE]つまみで値を変更します。
3.
もう一度 SEQUENCER[EDIT]ボタンを押して、シーケンサー設定を抜けます。
ボタン パラメーター 設定値/説明
[1] Shue
偶数番目のステップの発音タイミングを調節します。
-50
~
50
[2]
StepOrder
Type
ステップ・シーケンサーの再生方法を指定します。
nOr
(Normal)
: 最初のステップから順に再生します。
EOr
(Even/Oddreverse)
: 偶数ステップと奇数ステップを入れ替えて再
生します。
Odd
(Oddonly)
: 奇数ステップを最初から順に再生します。
EVn
(Evenonly)
: 偶数ステップを最初から順に再生します。
O-E
(Oddonly
0
Evenonly)
: 奇数ステップを最初から順に再生し、最後の
ステップになったら偶数ステップを最初から順
に再生します。
E-O
(Evenonly
0
Oddonly)
: 偶数ステップを最初から順に再生し、最後の
ステップになったら奇数ステップを最初から順
に再生します。
rnd
(Random)
: ランダムに再生します。
[3]
OStep
Mode
オフのステップの演奏のしかたを設定します。
rSt
(Rest)
: 休符を演奏します。
SKP
(Skip)
: 演奏せずに次のステップに進みます。
[5] LastStep
演奏するステップの長さを指定します。
L1
(1step)
~
L16
(16step)
[6] Scale
1 ステップあたりの音符の長さ(スケール)を設定します。
2t
(3 連 2 分音符)、
4
(4 分音符)、
4t
(3 連 4 分音符)、
8
(8 分音符)、
8t
(3 連 8 分音符)、
16
(16 分音符)、
16t
(3 連 16 分音符)、
32
(32
分音符)
※Shue、StepOrderType、OStepMode の設定は電源を切ると初期値に戻ります。
※LastStep、Scale の設定はパターンの設定として保存されます。
システム設定
1.
ARPEGGIO[ON/OFF]ボタンを押しながら下表の数字ボタンを押して、パラメーターを選
びます。
2.
[VALUE]つまみで値を選びます。
3.
もう一度 ARPEGGIO[ON/OFF]ボタンを押すと値を確定して、システム設定を抜けます。
ボタン パラメーター 設定値 説明
[1]
Master
Tune
433
~
448
Hz
マスター・チューンを設定します。
初期値:440Hz
[2]
MIDI
Channel
1
~
16
MIDI 送受信チャンネルを設定します(1 ~ 16)。
初期値:1ch
[3]
MIDI
Clock
Source
At
(AUTO)
MIDIIN 端子または USB 端子から MIDI クロックが入力さ
れた場合、自動的に MIDI クロックにテンポ同期します(初
期値)。
Int
(INTERNAL)
本体で設定したテンポで動作します。外部機器と同期したく
ない場合は「インターナル」に設定します。
MId
(MIDI) MIDIIN 端子からの MIDI クロックに常に同期します。
USb
(USB) USB 端子からの MIDI クロックに常に同期します。
[4]
Transpose
*2
-6
~
5
鍵盤の音域を半音単位でトランスポーズ(移動)します。
初期値:0
[5]
Key
Velocity
*1
ベロシティー情報(鍵盤を押す強さ)受信したのときの音源動作を設定し
ます。
※K-25m 演奏時の MIDI 出力にも設定が反映されます。
tch
(TOUCH)
ベロシティーを反映して動作します。
64
ベロシティーに関係なく、常に一定の値(64 または 127)
で動作します。
初期値:127
127
[6]
Velocity
Curve
*1
鍵盤タッチを設定します。
LHt
(Light) 鍵盤のタッチ感を軽めの設定にします。
MEd
(Medium)
鍵盤のタッチ感を標準設定にします(初期値)。
HVY
(Heavy)鍵盤のタッチ感を重めの設定にします。
[7] AutoO
OFF
(OFF) 自動的に電源が切れません。
30
(30min)
30 分経つと自動で電源が切れます(初期値)。
USB 接続時はオート・オフしません。
[8] LEDDEMO
Off
(OFF)
LED デモに入るまでの時間を設定します。
初期値:3min
1
(1min)
3
(3min)
10
(10min)
[9]
Chain
Mode
JU-06A は最大同時発音数が 4 音ですが、2
台以上のJU-06AをMIDIケーブルでつなぎ、
チェイン・モードをオンにすることで、同時発
音数を増やすことができます。
OFF
(OFF)
チェイン・モードをオンにすると、5 ボイス目以降のノート
を MIDIOUT にスルーします。
初期値:OFF
On
(ON)
[10]
Chorus
Noise
OFF
(NOISE
OFF)
コーラスをオンにしたときのノイズを設定します。
OrG
(ORIGINAL)は JUNO コーラスのノイズを再現し
ます(初期値)。
HLF
(HALF)
OrG
(ORIGINAL)
[11]
Control
Change
Output
Mode
OFF
(OFF)
パッチを設定変更(パネル操作)したときに、送信される
MIDI メッセージの出力先を設定します。
初期値:USB
USb
(USB)
MId
(MIDI)
ALL
(USB&
MIDI)
[12]
Arpeggio
Style
1
(Type1)
アルペジオの演奏のしかたを設定します。
1(Type1)は JUNO-60 のアルペジオを再現します(初
期値)。
2
(Type2)
*1 キーボード・ユニット K-25m(別売)使用時のみ
*2 ステップ・ボタンでの鍵盤演奏、およびキーボード・ユニットK-25m(別売)での演奏に対し
て機能します。
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)
JU-06A を、工場出荷時の状態に戻します。
1.
BANK[1]ボタンを押しながら電源を入れます。
ARPEGGIO[ON/OFF]ボタンが点滅します。
ファクトリー・リセットをキャンセルする場合は、電源を切ります。
2.
ARPEGGIO[ON/OFF]ボタンを押して、ファクトリー・リセットを実行します。
3.
すべてのボタンが点滅したら、JU-06A の電源を入れ直します。
データ・バックアップ/リストア
バックアップ
1.
JU-06A とパソコンを USB ケーブルで接続します。
2.
BANK[2]ボタンを押しながら電源を入れます。
ドライブの準備に 20 秒程度かかります。
3.
パソコンで「JU-06A」ドライブを開きます。
「JU-06A」ドライブの「BACKUP」フォルダー内にバックアップ・ファイルがあります。
4.
バックアップ・ファイルをパソコンへコピーします。
5.
コピーが完了したら、パソコン上で USBドライブの取り出しをします。
Windows8/7
マイコンピューターの「JU-06A」アイコンを右クリックして「取り出し」を実行します。
MacOS
「JU-06A」アイコンをドックにあるゴミ箱アイコンにドラッグします。
6.
電源をオフにします。
リストア
1.
「バックアップ」の 1 〜 3 の手順で、パソコンで「JU-06A」ドライブを開きます。
2.
「JU-06A」ドライブの「RESTORE」フォルダー内にバックアップ・ファイルをコピーします。
3.
コピーが完了したら、パソコン上で USBドライブの取り出しをして、ARPEGGIO[ON/OFF]
ボタンを押します。
4.
LED の点滅が完全に終わってから、電源をオフにします。
バッテリー動作固定モード
USB ポートに接続しても、バス電源に切り替わらずに電池駆動するモードです。
電源供給能力のない USB ポートでもご使用になることができます。
1.
PATCH[1]ボタンを押しながら電源を入れます。
※
電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする恐れがあります。『安全上のご注意』
『使用上のご注意』(『安全上のご注意』チラシ)に記載の電池に関する注意事項を守って正し
くお使いください。
コントロール・サーフェース・モード
コントロール・サーフェースとして動作します。JU-06A は発音しません。
1.
PATCH[8]ボタンを押しながら電源を入れます。
主な仕様
ローランド JU-06A:サウンド・モジュール
最大同時発
音数
4音
電源 ニッケル水素電池(単 3 形)× 4、アルカリ電池(単 3 形)×4、USB バス電源
消費電流 500mA(USB バス電源)
外形寸法 300(幅)×128(奥行)× 49(高さ)mm
質量 995g(電池を含む)
付属品
取扱説明書、安全上のご注意チラシ、保証書、ローランドユーザー登録カード、
アルカリ電池(単 3 形)× 4
別売品
キーボード・ユニット:K-25m
ブティーク・ドック:DK-01
※本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情報についてはローランド・ホームペー
ジをご覧ください。
MIDIINMIDIOUT