Vaisala Indigo 202 Digital Transmitter ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル

このマニュアルも適しています

1 Indigo 202 クイックガイド
1.1 Indigo 変換器の説明
1.35
% | Carbon dioxide
WLAN is activated
Indigo 202
図 17 プロー接続オプションおよび無線インターフェースの例(GMP251 の例)
ヴァイサラ Indigo 変換器は、ヴァイサラ Indigo 互換プローブのプラグアンドプレイに
応したホストデバイスプラットフォームです。Indigo 変換器は、出力、測定値表示、状
態モニタリング、設定インターフェースアクセスに 関するさまざまな追加オプションに
より、接続されているプローブの機能を拡張します。
Indigo 互換プローブは、変換器本体に直接接続するか、またはプローブケーブルを使用
接続できます。Indigo 変換器の設定インターフェースは、ブラウザベースの無線
ユーザーインターフェースで 、無線接続(IEEE 802.11 b/g/n WLAN)対応のモバイルデ
バイスまたはコンピューターが必要になります。
1.1.1
 Indigo 202 の基本特徴とオプション
いずれのヴァイサラ Indigo 互換プローブもすての Indigo 変換器モデルに接続で
きます。
無線設定インターフェー:拡張可能な Indigo 202 のブラウザベースのユーザーイ
ンターフェースに接続し、プローブおよび変換器の設定を変更し、プローブおよび
変換器の状態を確認します。
3.5
TFT LCD カラーディスプレイ
電源入力 15 ~ 30 VDC(24 VAC +/-10% 50/60Hz)
デジタル出力:RS-485 Modbus RTU
2 つの設定可能なリレー
1 m、3 m、5 m、10 m のプロー接続ケーブルをアクセサリーとして入手可能
章 – Indigo 202 クイックガイド
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日本語
1.2 入力および出力仕様
表 3 入力と出力
特性 仕様
デジタル出力 RS-485 Modbus RTU
リレー 2 つの設定可能なリレー(VAC/VDC)
デバイ最大仕様(抵抗負荷)
最大スイッチング電力 30 W/37.5 VA
UL 定格最大仕様(抵抗負荷)
AC:最大 28 V/0.5 A
DC:最大 40 V/0.24 A
最大 30 VDC:
最大スイッチング電流 1 A
最大スイッチング電力 30 W
電源入力
1)
15 ...30 VDC(24 VAC +/-10% 50/60Hz)
最大電流 変換器と接続されているプローブで最大 1 A
消費電力 変換器だけで最大 3 W(+ 接続されているプローブの
消費電力。プローブタイプにより異なります。
プローブコネクタ プロー用 M12/5 コネクタまたはプローブケー
ルによ接続(ヴァイサラ Indigo 互換プロー
ケーブル挿入口 2 つのオプション:変換器の底部にあるゴム製の導
入口および変換器の背面にあるシール付きの開口部
ネジ端子の配線サイ
0.2 ...1.5 mm
2
1) 電気を安全に使用するために、過負荷保護機能付きの電源を使用することをお勧めします。
ユニットを改変したり、本書に記載されていない方法で使用したりしないでくだ
さい。不適切な改変は、安全上の問題や機器の損傷に加え仕様に準じた動作が行
れなくなったり、機器の寿命が短くなったりする原因となる場合があります。
注意
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1.3 Indigo 変換器の部品
3
4
6
5
1
2
図 18 Indigo 変換器の部品
1 ィスプレイ
2 プローブとプローブケーブルコネク 、固定用ホイール
3 無線(WLAN)設定インターフェースの起動ボタン
4 入力/出力ケーブル用の負荷を緩和できるゴム製の導入口
5 変換器のトップカバー:ディスプレイ、回路基板およびコネクタピン
6 変換器基盤:入力および出力配線(ネジ端子)、取り付け基盤
本変換器には、ヴァイサラ Indigo 互換プローブのみを使用してください。互換
性のないプローブまたはプローブケーブルを 接続しようとすると、機器が損傷するこ
とがあります。
注意
章 – Indigo 202 クイックガイド
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日本語
1.4 配線オプション
変換器の背面にある開口部または変換器の底部にあるゴム製の導入口から入力/出力ケー
ブルを配線できます。
1
2
Ø 7 ... 8 mm
図 19 Indigo 配線オプション
1 背面から配線:シールを切っ開きます
2 変換器の底部にあるゴム製の導入口から配線
1. 入力/出力ケーブルを変換器の背面から配線するには、以下の手順に従います。
a. ケーブルがちょうど通るように、必要な分だけシールを切り落とします。
b. 開口部にケーブルを通して、必要に応じて負荷を緩和するケーブルグランドを
り付けます。
c. 背面からのみ配線する場合は、底部にある導入口に栓をするか密封します。
2. 入力/出力ケーブルを底部にあるゴム製の導入口から配線するには、以下の手順に従
います。
a. 入力/出力ケーブルを導入口から押し込みます。
b. 導入口には負荷を緩和し、ケーブルを所定の位置に保持する機能があります。締
め付ける必要はありません
ゴム製の導入口から配線する場合の推奨ケーブル直径は 7 ~ 8 mm です。異なる
ケーブルサイズを使用する場合は、想定どおりケーブルへの負荷が緩和されてい
るかテストしください
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1.5 カバーの取り外しおよび設置
変換器のコネクタピンを損傷しないように、変換器カバーをまっすぐ引っ張っ
基盤から取り外します。捻ったり曲げたりしないでください
注意
1. 変換器カバーの 4 本のネジを緩めます。
2. カバーを基盤から引っ張っ外しやすくするために、変換器カバーを両側から途中
まで慎重に外します。
3. 変換器カバーをまっすぐ引っ張っ基盤から取り外します。捻ったり曲げたりしな
でください
4. 変換器基盤を取り付け面に配置し、3 本のネジで基盤を設置します。図 20 (ペー
ジ 32) に示されたネジの位置を参照しください
5. 入力/出力ケーブルを変換器内に配線します(配線オプション (ページ 30)」を参
照)。変換器の底部にある導入口にケーブルを通す場合は、ケーブルへの負荷が緩和
されているかテストしください
6. 入力/出力ケーブルをネジ端子に接続し(Indigo 変換器基盤 (ページ 32)」を参
照)、完了したらカバーを再度取り付けます。
章 – Indigo 202 クイックガイド
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1.6 Indigo 変換器基盤
1 4
5
6
3
INDIGO 202
DIGITAL TRANSMITTER
Serial No. SX12345678
24V
IN
RS485
A. Relay
B. Relay
2
c
図 20 Indigo 202 変換器基盤の主要部品とネジの位置
1 固定用ホイール内のプローブとプローブケーブルコネク
2 無線(WLAN)設定インターフェースの起動ボタン
3 背面から配線:シールを切っ開きます
4 負荷を緩和できるゴム製のケーブル導入口
5 リレー A および B 用のネジ端子
6 24 V 電源入力および RS-485(Modbus)接続用のネジ端子
配線を接続する前に通電させないでください注意
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1.7 プローブとケーブルの取り付け
1
2
3
図 21 プローブとケーブルの Indigo への取り付け
1 向きを示すマークと合うようにプローブをプローブコネクタに 挿入します。
2 プローブは固定用ホイールで所定の位置に固定します。決してプロー本体をつか
回さないでください
3 プローブと同様にプローブケーブルを接続します。ケーブルをコネクタに挿入し、
定用ホイールを回しながら所定の位置に保持します。
プローブの取扱説明書を参照し、接続手順を確認しください。プローブによては
ケーブルでしか接続できない場合があります。
1. プロー本体の向きを示すマークと合うようにプローブをプローブコネクタに 挿入
します。
2. プローブをプローブコネクタに 保持し、固定用ホイールを反時計回りに回して所定
の位置に固定します。取り付ける際は、プロー本体をつかん回さないでくださ
い。Indigo 変換器の固定用ホイールのみを回してください
3. 変換器で接続したプローブが認識されると、ディスプレイに通知メッセージ
[Probe Connected: GMP251] など)が表示されます。
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1.8 無線設定インターフェースへの接続
Select WLAN to connect to:
1. WLAN XYZ
3. WLAN ABC
2. Indigo_ID[xx]
1
3
500
ppm
WLAN on
Indigo 200
2
Carbon dioxide concentration
図 22 Indigo の無線設定インターフェースの有効化とアクセス
1 無線接続起動ボタン
2 Indigo ディスプレイ上の無線接続インジケータ(WLAN 記号)
3 接続できる無線機器リストから Indigo(Indigo_ID[xx])を選択
無線設定インターフェースに接続するには、以下の手順に従います。
1. 変換器の底部にある無線接続起動ボタンを押します。
2. 無線設定インターフェースが利用可能になると、Indigo ディスプレイには接続通知
が表示されます。LED インジケータ付きの Indigo モデルでは、接続がアクティブに
なると LED が緑色に点滅します。
3. モバイルデバイスやコンピューター無線接続メニューを開き、利用可能な接続の
リストから Indigo_ID[xx] を選択します。
4. デバイスによては、Indigo に接続した後で無線接続インターフェースがブラウザ
で自動的に起動します。そうでない場合は、ブラウザアプリケーションを手動で起
動する必要があります。
5. ブラウザで Indigo インターフェースを開くと、ログインするよう求められます。
無線設定インターフェースに接続できる機器は一度に 1 つだけです。
Indigo 202 無線設定インターフェースにアクセスする 手順の詳細またはトラブル
シューティング手順については『Indigo 202 User Guide』を参照しください
1.9 無線設定インターフェースへのログイン
ブラウザで Indigo の無線設定インターフェースを開くと、ログインするよう求められま
す。利用可能なユーザーレベルは、次の 2 つです。
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User:すてのユーザーが利用可能な表示専用アクセス。パスワードは不要です。
Admin:パスワードで保護されたアクセス。設定を変更するには、管理者としてログ
インする必要があります。
図 23 Indigo ログイン画面
ログインするには、以下の手順に従います。
1. ユーザー名とパスワードを入力します。
a. ユーザーとしてログイン(表示専用アクセス、設定権限なし)するには、[User
name] ドロップダウンから [User] を選択します。[Password]ィールドは空
のままにします。
b. 管理者としてログイン(設定する場合は必要)するには、[User name] ドロップ
ダウンから [Admin] を選択し、管理者パスワード(初期設定:12345)を
[Password] フィールドに入力します。
2. ログイン資格情報を入力したら、[Log in] を選択します。無線設定インターフェー
スが [Measurements] 画面で開きます。
ユーザーレベル(User または Admin)は、すべてのメニュー画面の右上角に表
示されます。
ユーザーレベルを変更するには、右上隅にあるユーザーイコンまたは管理者ア
イコンを選択します。
1.10 無線インターフェースメニュー
Indigo 変換器は、ブラウザベースの無線設定インターフェースを使用して設定します
(IEEE 802.11 b/g/n WLAN 無線接続対応のモバイルデバイスまたはコンピューターが必
要です)。無線インターフェースを使用すると、プローブと変換器の設定と校正に加え
て、測定データと状態情報を表示できます。
章 – Indigo 202 クイックガイド
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図 24 無線設定インターフェー、デスクトップブラウザ画面
1 Measurements:接続されているプローブの測定データが表示されます。
2 Status:Indigo および接続されているプローブの状態(通知やアラームなど)に関す
る情報が含まれます。
3 Calibration:基準を使用してプローブを校正および調整します。利用可能なオプ
ション(調整点など)は、プローブモデルによ 異なります。
4 Settings:接続および表示設定、出力、リレー、プロー固有の設定、機器の一般環
境設定を行うためのオプションが含まれます。
[General] サブメニュー:機器情報および一般設定、無線接続および表示設
[Outputs] サブメニュー:Modbus シリアル通信設定
[Relays] サブメニュー:リレー A および B を制御するための設定
[Probe] サブメニュー:環境補正やフィルタリング係数などのプロー固有
の設定
5 メニューおよび測定情報のメイン表示領域(デスクトップブラウザの例)
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