Mettler Toledo M300 FLOW 取扱説明書

  • Mettler-Toledo M300 FLOW Transmitterのクイックセットアップガイドについて、ご質問にお答えします。このガイドには、デバイスの設定、流量センサの種類の選択、アナログ出力の設定、設定点の設定、リレーの設定などの情報が含まれています。お気軽にご質問ください。
  • クイックセットアップモードへの入り方は?
    設定値を保存するには?
    設定値をキャンセルするには?
    アナログ出力の設定方法は?
    設定点の種類は?
87

1 操作 88
2 メニュー構造 89
3 ターミナル ブロック (TB) の定義 90
4 一般的なフローセンサの配線 91
5 クイック セットアップ 94
6 校正定数の入力 96
クイック セットアップ ガイド
M300
フロー 変換器
88
1
操作
データ値のエントリ、データ 入力 オプションの選択
キーや キーを使用して、数を増やしたり減らしたりします。同じキーを使用して、
選択できる値またはデータ 入力 フィールドのオプションに進みます。
注: 一画面データフィールド上で複数の値を設定する場合もあります(複数のセットポイン
トを設定)。次のディスプレイ画面に移動する前に、 また キーを使用して最初のフ
ィールドに戻り、 または キーを使用してすべての設定オプションを切り替えます。
画面に
ì
が表示される
ディスプレイの右下の端に
ì
が表示されたら、 または キーを使用して、それに進み
ます。
[ENTER]
をクリックすると、メニューに戻ります(
1
画面戻る)。これは測定モード
を終了して、再度メニューを入力しないでメニュー リーに戻る際に、とても役に立つオ
プションです。
[Exit]
メニュー
注: キーを同時に押すると、いつでもメニューを終了できます(エスケープ)。
変換器は測定モードに戻ります。
[Save changes]
ダイアログ
[Save changes]
ダイアログでは、
3
つのオプションが使用できます。
– [Yes & Exit]
: 変更を保存して、測定モードを終了する
– [Yes & ì]
変更を保存して、
1
つ前の画面に戻る
– [No & Exit]
変更を保存せず、測定モードを終了する
[Yes & ì]
オプションは、再度メニューを入力しないで設定を続行するにはとても便利です。
ì
89
2
メニュー構造
M300
PID
/
90
3
ターミナル ブロック
(TB)
の定義
電源接続は、
100 ~ 240 VAC
または
20 ~ 30 VDC
で、ニュートラル接続には
–N
が貼られ、ライ
ン接続には
+L
が貼られています。
1
4 DIN
1
2 DIN
NO =
通常開いています(作動しない場合はコンタクトを開く)。
NC =
通常閉じています(作動しない場合はコンタクトを閉じる)。
3.1
センサの接続
– TB3/TB4*
– AJ及びAINA
を表しています。
* 4チャンネルモデルのみ
1
4 DIN
TB1A
1 NO2
2 COM2
3 NC2
4 NO6*
5 COM6*
6 NO4
7 COM4
1
4 DIN
TB1B
1 NO1
2 COM1
3 NC1
4 NC5*
5 COM5*
6 NO3
7 COM3
1
4 DIN
TB2
1 AO1+
2 AO1–/AO2–
3 AO2+
4 AO3+*
5 AO3–/AO4–*
6 AO4+*
7 DI1+
8 DI1–/DI2–*
9 DI2+*
1
2 DIN
TB2
1 AO1+
2 AO1–/AO2–
3 AO2+
4 AO3+*
5 AO3–/AO4–*
6 AO4+*
7 DI1+
8 DI1–/DI2–*
9 DI2+*
1 NO1
2 COM1
3 NC1
4 NO2
5 COM2
6 NC2
7 COM5*
8 NC5*
9 COM6*
10 NO6*
11 NO3
12 COM3
13 NO4
14 COM4
1
2
TB4
TB2
TB3
TB1A
TB1B
1 7
1 7
9
1
9
1
9
1
TB2 TB3
TB4
TB1
1 14
1 9 1 9 1 9
1
2 DIN
TB1
端子番号 変換器 機能
TB3 TB4*
1– 使用せず
2 GND グランド
3 BJ* DJ* +10 VDC
4 BIN* DIN* フローパルス入力
5 +5 V + 5 VDC
6 GND グランド
7 AJ CJ* + 10 VDC
8 AIN CLN* フローパルス入力
9 +5 V + 5 VDC
* 2
チャ
ネルのみ
91
4
一般的なフローセンサの配線(
TB3/TB4
を使用)
以下に、一般的なフローセンサの配線を示します。その他のセンサについては、取扱説明書をご確認
ください。チャネル
A
に対する配線を示しています。 チャンネル B、C、D については、セクショ
ン 3.1 を参照してください。
M300
に付属するキット
58 091 032
には、下図のようにそれぞれ
4
つのコンデンサと抵抗と、配
に使用するワイヤナットが含まれています。
THORNTON 33142-33145,
33159-33162, 33273
Badger
(formerly Data Industrial 200 Series)
Flow Sensors
Type: high
M300 transmitter
black
shield
red
1K
0.33uF
TB 3
1
2 GND
3
4
5 +5V
6 GND
7 A J
8 A IN
9 +5V
94
5
クイック セットアップ(パス:
メニュー/クイックセットアップ
)
クイック セットアップを使用すると、よく使用する
M300
フロー 変換器の機能に限定して設定する
ことができます。各機能について詳しくは、取扱い説明書の各章を参照してください。
クイック セットアップ モードに入る
[Menu]
の選択を呼び出すには、測定モードで を押します。クイック セットア
ップを選択して、
[ENTER]
キーを押します。
注: ーを同時に押すと、いつでもクイック セットアップ ードを終了
できます(エスケープ)。変換器は測定モードに戻り、前回設定値が有効なまま残
されます。
フローセンサのタイプの選択
フローセンサのタイプについては、
4
章をご覧ください。
変換器に配線するフローセンサのタイプに該当する適切なフローセンサ イプを
選択してください。選択肢は、
HighLow
または
Type 2
です。
測定の選択
表示させ値及びアログ出力の有を設定すため、行
a
又は
c
)を選択して
下さい。
表示規則:
画面
1
行目
= >a
画面
3
行目
= >c
例:
– a
を選択し、単位として
GPM
を選択すると、流量値が
1
行目に表示されます。
– c
を選択し、単位として
Gals
を選択すると、桁数が多い流量積算値
3
行目に
表示されます。
– None
を選択すると、選択した行はディスプレイで空白になります。
75.5 GPM
0.000 Gals
75.5 GPM
283.9 L/min
a GPM
アナログ ュツリョク
? Yes ì
75.5 GPM
283.9 L/min
センサータイプ
インプット
high ì
75.5 GPM
283.9 L/min
メニュー
クイックセットアップ
95
アナログ出力
前の画面でアナログ出力
[Yes]
を選択すると、
[ENTER]
を押したときに、線形
4 ~ 20 mA
アナログ出力
Aout1
が測定
a
用に、あるいは
Aout2
が測定
c
用にセッ
アップされます。
[No]
を選択すると、アナログ出力はセットアップされません。
Aout1 min
Aout1 max
4-20 mA
最大測定値です。
セットポイント
アナグ出力の定後その測定対してセトポントを設するとができ
ます。
[No]
を選択して
[ENTER]
を押すと、クイック セットアップが完了し、セッ
トポイントを設定せずにメニューが終了します。
[Yes]
を選択して
[ENTER]
を押すと、セットポイントを設定することができます。
設定可能なセットポイントは次のとおりです。
– Off
(セットポイントはオフ)
– High
(上限値を設定する必要があります)
– Low
(下限値を設定する必要があります)
– Outside
(上限値及び下限値を設定する必要があります)
– Between
(上限値及び下限値を設定する必要があります)
セットポイントの値を設定した後で、そのセットポイントに対して遅延とヒステリ
シスを含むリレー (なし (空白)、
1234)
を設定できます。
[Yes]
[ENTER]
を押すと、ディスプレイ、アナログ出力、セットポイント、およ
びリレーの設定が保存され、リレーの使用を含む以前の値はキャンセルされます。
[No]
[ENTER]
を押すと、変更は保存されず、変換器は通常の操作モードに戻り
ます。
75.5 GPM
ヘンコウ ホゾン
Yes
ENTER
オシテ シュウリョウ
ì
75.5 GPM
SP1
リレー
#1 ì
75.5 GPM
SP1 (high) = 0.000
ì
75.5 GPM
a
セットポイント
Yes
SPm
タイプ
= High ì
75.5 GPM
Aout1 min= 0.000 GPM
Aout1 max= 0.000 GPM
ì
96
6
校正定数の入力(パス:
コウセイ/センサー/編集
)
K
ファクターはフローセンサのドキュメントに記載されており、特定の パイ イズに基づい
特定し、必要に応じて適切な単位に変換し、各チャネルに対して入力する必要があります。校正証明
(一)
M300
に入力するマチプライヤ単位は、計値が他の単位であって
1
ガロンあたりパル
数である必要があります。(提供されている場合は)
Adder
定数を
GPM
単位で入力してください。
K
ファクターが
GPM/Hz
単位で提供されている場合、
60
K
の値で割り、その結果をマルチプライ
“M”
として入力してください。たとえば
K
ファクターが
2 GPM/Hz
である場合、マルチプライ
ヤは
60/2 = 30
となります。
オフセットが
Hz
単位で提供されている場合、これに元の
K
ファクター
(GPM/Hz)
を掛け、その結果
Adder “A”
として入力してください。オフセットが提供されていない場合、
Adder
はゼロのままにし
てください。
測定モード中に キーを押します。 または ーを押して、
[Sensor]
を選
択します。
4
チャネル モデルでは、チャネルを選択してください。
[
Edit
] を選択します。
[Enter]
を押すと、センサの校正定数がすべて表示されます。
K
ファクター
“M”
Adder“A”
を変更します。
Adder
が提供されていない場合、
0
のままにします。
75.00 GPM
コウセイ ンサー
チャンネル
A GPM ì
75.00 GPM
コウセイ ンサー
チャンネル
A
ヘンシュウ
ì
75.00 GPM
M= 1.0000 A=0.0000
ì
97
マルチポイント データについては、取扱説明書をご確認ください。
[Yes]
を選択すると、新しい校正値が保存されて正常な校正が画面で確認され
ます。
75.00 GPM
コウセイ ホゾン
Yes
ENTER
オシテ シュウリョウ
ì
75.00 GPM
K1=100.000 F1=0.0000
K2=100.000 F2=0.0000
/