Nikon FSB-UC 取扱説明書

  • Nikon FSB-UC デジタルカメラブラケットの使用説明書について、ご質問にお答えします。この説明書には、ブラケットの取り付け方法、光軸の調整方法、撮影時の注意点などが記載されています。どのようなことでもお気軽にご質問ください。
  • ケラレや影はどうすれば最小限に抑えられますか?
    カメラの電池や記録メディアの交換はどうすればいいですか?
    高倍率撮影時のピント合わせはどうすればいいですか?
    撮影時に外部光の映り込みが気になる場合はどうすればいいですか?
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使用説明書 /Instruction manual/Manuel d’utilisation/
Bedienungsanleitung/ Manuale di istruzioni/Bruksanvisning/Käyttöohje/
Instruksjonsmanual/ Brugsvejledning
コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-UC/
Digital Camera Bracket FSB-UC
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使用上の注意
取り付けるカメラの機種、取り付け位置やズーム位置などの条件により、ケラレや影が生じることがあります。
ケラレや影は取りきれない場合もあります。最低限になるよう、慎重に最適な位置に設定してください。
・カメラの電池と記憶メディアの交換は、カメラの機種によっては、取り外して行うものと、取り外さなくても
可能なものがあります。いずれの場合も取り付け位置の再調整が必要となります。
・本機を組み込んだままの移動は、脱落等の恐れがありますので行わないでください。
・可動部が多くあります。調整つまみや固定つまみの役目 機能を十分に理解してから、ご使用ください。
・金属を組み合わせた製品ですので、指を挟み込んだり、けがなどをされないよう十分注意してお取り扱いくだ
さい。お子様がご使用されるときは特にご注意ください。
・撮影時のピント調整は、カメラの液晶モニターを見ながら、フィールドスコープ/ファーブルフォトのフォー
カスリングの調整で仮ピント出しを行い、最終ピントはカメラのオートフォーカスで行ってください。
・カメラのオートフォーカスが決まらないときは、レリーズを半押ししてフォーカスロックの状態でフィールド
スコープ/ファーブルフォトのフォーカスリングの再調整でカメラの液晶モニターによるピント合わせを行っ
てください。
・高倍率の撮影となりますので、被写界深度が浅くなります。ピント合わせは十分注意してください。
・付属のケーブルレリーズを使用する際は、静かに押してください。強く押し込みすぎるとカメラの設定位置が
傾くことがあります。
・高倍率撮影のため、セルフタイマーやリモコンを使用してブレを防止してください。
・液晶モニター及び撮影画像上で外部光の映り込みが確認できるときは、マウントとカメラレンズの隙間に入る
外部光を付属の遮光ゴムシートなどでさえぎるようにしてください。取りきれない場合は、黒い布などで全体
を覆うようにしてください。
・カメラ操作で位置がずれることがあります。シャッターを押す前にケラレや影の状態を確認してください。
・撮影の際はフラッシュを使わないでください。
撮影上の注意
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仕様
1. 適合するデジタルカメラ : 各種 COOLPIX シリーズ
2. 組み合わせ対象機種 :
・EDG フィールドスコープシリーズ +EDG フィールドスコープ接眼レンズ FEP シリーズ
・EDG フィールドスコープシリーズ +EMA-1+ 各種フィールドスコープ接眼レンズ
・フィールドスコープシリーズ + 各種フィールドスコープ接眼レンズ
・ファーブルフォトシリーズ
適合するデジタルカメラと組み合わせ対象機種の最新情報については、ニコンホームページをご覧ください
3. 寸法(最小時):
133mm ( 幅)x 131mm (高さ)x 94mm (奥行き) (突起物は含まず)
4. 質量(重さ)
300 g(付属品は含まず)
5. 付属品 :
FSBケーブルレリーズ x1 本、滑り止めパッド x 2 個、遮光ゴムシート x1
アフターサービスについて
お買い上げいただきました本製品を、安心してご愛用いただきますよう、次のとおり修理、アフターサー
ビスを行っております。
• 本製品の補修用性能部品(その製品の機能を維持するために必要な部品)は、製造打ち切り後も 5
間を目安に保有しております。ご使用いただいております製品が修理可能かどうかにつきましては、
ご購入店、またはニコンのサービス機関へお問い合わせください。
• ニコンのサービス機関につきましては、「ニコンサービス機関のご案内」をご覧下さい。
製品の外観・仕様などは改善のため予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
この「使用説明書」に掲載されている文章・イラスト等の一部または全部を無断で転載することは固く
お断りいたします。
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各部名称と機能
1 本体固定つまみ
接眼レンズやファーブルフォトの DS マウントに締め付けて固定するつまみ
2 本体 接眼レンズやファーブルフォトの DS マウントに取り付けます
(DSマウント : 本製品を取り付けるマウントのこと)
3 カメラ左右調整つまみ カメラの位置(左右)を調整するつまみ
4 カメラ高さ調整つまみ カメラの位置(上下)を調整するつまみ
5 カメラ前後固定つまみ カメラの位置(前後)を固定するつまみ
6 カメラシュー固定つまみ カメラの旋回を固定するつまみ
7 カメラ支え台 カメラを下から支える台
8 カメラ支え台固定つまみ カメラ支え台⑦を固定するつまみ
9 レリーズ軸旋回・高さ固定つまみ レリーズ軸⑪の旋回と高さを固定するつまみ
!p レリーズ取り付け穴 付属のケーブルレリーズを取り付ける穴
!q レリーズ軸 レリーズ取り付け穴⑩の水平位置を調整する軸
!w レリーズ軸固定つまみ レリーズ軸⑪をスライドさせて、固定するつまみ
!e 遮光ゴムシート取り付け部 付属の遮光ゴムシートを取り付けるための凸部(5カ所)
!r 接眼レンズ (DS マウント)挿入部 接眼レンズやファーブルフォトの DS マウント部を差し込む挿入部
!t カメラ取り付けネジ カメラにカメラシュー⑰を取り付ける三脚ネジ
!y カメラ固定つまみ カメラにカメラシュー⑰を固定するつまみ
!u カメラシュー 本体②へのカメラ装着を容易にするシュー
!i カメラシュー挿入部(穴) カメラシュー⑰を挿入する穴
各部の機能を十分に理解してから、ご使用ください。
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取り付け
注)名称 ○番号は「各部の名称」に準じます。
ブラケットの取り付け
1. カメラシュー固定つまみ⑥を緩めて、カメラシュー挿入部⑱から
カメラシュー⑰を取り外す(図 1)。
2. 本体固定つまみ①を緩めて、本製品を DS マウントに取り付ける。
DS マウント挿入部をしっかり奥まで挿入し、押し付けた状態で
本体固定つまみ①で固定する ( 2)。
[注意事項]
本製品が確実に DS マウントへ取り付けられているか、必ず確認
してください。しっかりと固定されていない状態でカメラの取り
付けを行うと、カメラの重みで落下する恐れがあります。
3. カメラ前後固定つまみ⑤を緩め、最も引き出した位置で仮り止め
る(図3
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カメラの取り付け
1.
カメラの三脚ネジ穴にカメラ取り付けつまみ⑮をしっかりと止まるま
でねじ込み、カメラとカメラシュー⑰を一体にする。
(カメラのシャッターボタンに、付属の滑り止めパッドを貼り付ける)
(図 4)。
2. カメラシュー⑰カメラ挿入部⑱に差し込み、カメラシュー固定つま
み⑥を締めてカメラの旋回を仮り止めする(図 5)。
[注意事項]
カメラシュー固定つまみ⑥で固定した後、カメラ本体の向きを調整す
る場合は、必ずカメラシュー固定つまみ⑥を緩めてから行ってくださ
い。
3. カメラの電源を ON にして、カメラのズーム操作(広角から望遠)を
行い、カメラのレンズと接眼レンズや DS マウントが干渉しないこと
を確認した後、ズームを広角の状態にする(図 6)。
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取り付け
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光軸の調整
1. カメラの液晶モニターを見ながら、カメラ左右調整つまみ③
カメラ高さ調整つまみ④を回して、モニターの中心に接眼レン
ズの円の中心が重なるように調整する。
カメラの電源を入れた時、図 A のような状態であった場合は、
カメラの視野に対してフィールドスコープ/ファーブルフォト
の視界が左下にずれているので、カメラ左右調整つまみ③
メラ高さ調整つまみ④を調整して図 B のような状態にする。
2. カメラ前後固定つまみ⑤を緩め、カメラごと前方に移動させ、
C のように4隅のケラレの大きさが等しく、視界周辺がクッ
キリする位置にカメラを固定する(接眼レンズや DS マウント
とカメラのレンズが接触しないように注意してください)。図
D はまだクッキリしていない状態の例です。
組み合わせにより図 C にならない場合もあります。
3. E の状態の場合は、図 F のように接眼レンズに対して、カ
メラの右側が近い、あるいは、カメラが左にずれている状態で
す。カメラシュー固定つまみ⑥を緩め、カメラの液晶モニター
を見ながら、図 C の状態になるようにカメラの旋回方向と必
要であれば、カメラ左右調整つまみ③を操作してカメラの左右
を調整する。
4.カメラのズームを操作して、ケラレがなくなるようにズーム位
置を決める( カメラのズーム操作により、接眼レンズや DS
ウントとカメラのレンズが干渉しないように注意してくださ
い)。ケラレは取りきれない場合もあります。
[注意事項]
E の状態が、上下に現れる場合は、図 C あるいは図 D のよ
うには調整しきれませんので、カメラのズーム位置を調整のう
えケラレのない位置でご使用ください。
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撮影準備
1. カメラ支え台固定つまみ⑧を緩め、カメラ支え台⑦をカメラの底
面に添えるようにして固定する(下から強く持ち上げるようにす
ると、カメラの光軸がずれますのでご注意ください)(図 7)
2. レリーズ軸旋回・高さ固定つまみ⑨レリーズ軸固定つまみ⑫
緩めて、レリーズ取り付け穴⑩がカメラのシャッターボタンの真
上にくるように固定する(図 8)
3. レリーズ取り付け穴⑩は、シャッターボタンの少し上に固定する。
4. ケーブルレリーズを取り付ける(図 9)
5.ケーブルレリーズのレリーズボタンを押して、シャッターボタン
の上に貼った滑り止めパッドの上にレリーズの先端が乗る事を確
認する。
遮光ゴムシートの取り付け・使用
付属の遮光ゴムシートはカメラに入り込む日差し等の光を軽減する為
に使用します。
1. 遮光ゴムシートの穴を適宜遮光ゴムシート取り付け部⑬に引っ掛
ける(図 10)。
2. 余った部分の遮光ゴムシートは折り曲げたり、もしくは切り取っ
たりして、使用する環境(カメラ機種の寸法、形状、光の入り方)
に応じて適宜調整する。
[ 注意事項 ]
遮光ゴムシートを装着した後にカメラの位置を前方向に再調整し
たり、ズーム操作をする際には、カメラのレンズと接眼レンズや
DS マウントとの干渉に注意してください。
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