°
故 障 か な?と 思 っ た ら
現象 原因/対策
ヘッドホンを
使って消音して
も、鍵盤を弾く
ときにゴトゴト
と音が鳴る
本機は、アコースティック・ピアノのタッチ感をよりリアルに再
現するために、ハンマー・アクション鍵盤を採用しています。そ
のため、鍵盤を弾くと、アコースティック・ピアノと同様にハン
マーのゴトゴトといった音が鳴ります。本機はピアノの音量が調
節できるためハンマーの音が目立つことがありますが、故障では
ありません。床や壁への振動が気になる場合は、ピアノ本体を壁
から離して設置したり、市販のピアノ用防振マットを敷いたりす
ることで、それらを軽減できることがあります。
電源が勝手に切
れる
本機は演奏や操作をやめてから 30 分経過すると、自動的に電源
が切れます(工場出荷時の設定)。
自動で電源を切る必要がない場合は、「オート・オフ」の設定を
オフにしてください(P.12)。
電源が入らない AC アダプターが正しく接続されていますか?(P.9)
ペダルが効かな
い、または効
きっぱなしに
なる
ペダルが正しく接続されていますか?
ペダル端子にしっかり接続してください(P.9)。
電源を入れたまま本体からペダル・コードを抜くと、ペダルの効
果がかかったままになることがあります。
本体の電源を切ってからペダル・コードの抜き差しをしてくだ
さい。
ツインピアノがオンになっていませんか?
ツインピアノをオンにすると、右ペダルは右側鍵盤のみ、左ペダ
ルは左側鍵盤のみに効くようになります(P.3)。
音量が上がら
ない
ボリューム・リミットの設定で最大音量を小さくしていませ
んか?
ボリューム・リミットで設定した音量より大きな音量にすること
はできません。ボリューム・リミットの設定を変更してください
(P.13)。
Input 端子に接
続した機器の音
量が小さい
抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。
音が出ない/
曲を再生しても
音が出ない
本機の音量や、接続している機器の音量が最小になっていませ
んか?
ヘッドホンを接続していませんか?
ヘッドホン端子に変換プラグが残っていませんか?
ヘッドホン端子にヘッドホンなどを接続しているときは、スピー
カーから音が出ません(P.9)。
ローカル・オフの設定になっていませんか?
ローカル・コントロールがオフに設定されていると、鍵盤を弾い
ても音は鳴りません。ローカル・コントロールをオンに設定して
ください(P.12)。
弾いた音が全部
鳴らない
最大同時発音数は 128 音です。デュアル音色(P.2)のときや、
曲と一緒に演奏しているとき、ダンパー・ペダルを多用している
ときは、演奏情報が発音数を超えてしまい、弾いた音が抜けてし
まうことがあります。
現象 原因/対策
鍵盤や曲の音
程、ピッチがず
れている
トランスポーズの設定をしていませんか?(P.11)
マスター・チューニングの設定は適切ですか?(P.10)
ピアノの音は、高音域はより高く、低音域はより低くする独特の
手法で調律されています(ストレッチ・チューニング)。そのた
め、ピッチがずれているように感じることがありますが、アコー
スティック・ピアノと同等の本来の聴こえかたです。
鍵盤を弾くと、
2 つの音が鳴る
デュアル音色を選んでいませんか?(P.2)
外部にシーケンサーを接続する場合は、本機をローカル・オフの
状態にしてください。または、シーケンサーのソフト・スルーの
設定をオフにしてください(P.12)。
アンビエンス効
果をオフにして
も残響音がする
本機のピアノ音は、アコースティック・ピアノ本来の奥行き感や
響きを忠実に再現しているため、アンビエンス効果をオフにして
も残響音として聴こえることがあります。
高音部で、ある
鍵盤から音が急
に変わる
アコースティック・ピアノでは、高音部の 1.5 オクターブ程度の
範囲はダンパー・ペダルに関係なく音が最後まで延びます。また
音色も違っています。
本機は、こうしたアコースティック・ピアノの動作を忠実に再現
しています。また、本機では、ダンパー・ペダルの影響を受けな
い範囲はトランスポーズの設定によって変化します。
「キーン」とい
う音がする
ヘッドホンで聴こえる場合:
きらびやかで粒立ちがはっきりしている一部のピアノ音色では、
高調波成分が多く含まれているため、金属的な響きが加わって聞
こえることがあります。これはピアノ本来の特徴を忠実に再現し
ているためで、故障ではありません。
この響きは、アンビエンス効果を深くするとより耳につきやすく
なりますので、アンビエンス効果を浅くすることで減少する場合
があります。
ヘッドホンからは聴こえない場合:
別の原因(本体の共鳴など)が考えられます。お買い上げ店また
はローランドお客様相談センターにお問い合わせください。
音がおかしい
/ビリビリと共
鳴する
音量を大きくすると、演奏方法によっては音がひずむことがあり
ます。その場合は、音量を小さくしてください。
ヘッドホンでは聴こえない場合:
大きな音で演奏するとスピーカーや本機付近のものが共鳴するこ
とがあります。部屋の蛍光灯やガラス戸などが共鳴することもあ
ります。特に低音鍵になるほど、音量が大きいほど起こりやすく
なります。共鳴を抑えるには、次のことにご注意ください。
• 本機を壁などから 10 〜 15cm 離して設置する。
• 音量を控える。
• 共鳴している器具などから遠ざける。
ヘッドホンで聴こえる場合:
別の原因が考えられます。お買い上げ店またはローランドお客様
相談センターにお問い合わせください。
°
こんな表示が出たら(メッセージ一覧)
表示 意味
E . 01
保存しようとしたミュージックデータは読み込み専用です。保存す
ることはできません。
E.02
書き込み中にエラーが発生しました。外部メディアのプロテクト・
タブが「プロテクト(書き込み禁止)」の位置になっていたり、外
部メディアが初期化されていなかったりする可能性があります。
E .1 0
USB メモリーが挿入されていません。USB メモリーを挿入してか
ら、もう一度操作してください。
E .11
保存先の空き容量が足りません。別の USB メモリーを挿入するか、
不要なデータ(曲データ)を削除して、もう一度操作してください。
E .14
読み込み中にエラーが発生しました。USB メモリーが破損してい
る可能性があります。別の USB メモリーを挿入して、もう一度
操作してください。または、USB メモリーを初期化してください
(P.7)。
E .15
ファイルを読むことができません。本機が対応していないデータ形
式です。
E .1 6
曲の再生にデータの読み出しが間に合いません。数秒待ってから、
もう一度[
s
]ボタンを押すと、曲を再生できることがあります。
E .1 8
対応していないオーディオ・フォーマットです。WAV 形式、
44.1kHz、16 ビット・リニアのオーディオ・ファイルを使用して
ください。
表示 意味
E.30
本機の記憶容量が足りません。
E.40
USB MIDI から一度にたくさんの MIDI データが送られてきたため、
本機で処理できません。
USB MIDI から送信されるデータ量を減らしてください。
E . 51
システムに異常がある可能性があります。
操作をやりなおしてください。何度か操作をやりなおしてもこの表
示が出る場合は、ローランドお客様相談センターにご相談ください。
E.65
USB メモリー端子に過大な電流が流れました。
USB メモリーに異常がないか確認したあと、電源を入れ直してく
ださい。
- - -
パネル・ロック機能がオンの状態です(P.9)。
PU
曲を再生するとき、弱起の場合に表示されます。
数字が点滅
オート・オフ機能によって電源が切れる前に残り時間が点滅表示し
ます。
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