Vaisala HMM100 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル

Vaisala HMM100は、環境試験装置への組込みにしたオープンフレームモジュールで、相対湿度または露点のアナログ出力1チャンネルで出力します。外部温度補正をする必要はありません。

プローブの取り付け位置は、測定環境内に全体を収め、チャンバー外壁またはダクトから十分な距離を保ち、プローブ周辺の空気の自由な流れを確保する必要があります。また、汚れがつかないようにする必要があります。

回路基板の隅にある取り付け穴を使用して、モジュールをしっかりと取り付ける必要があります。

2線式では、24VDC電源電圧を供給し、3線式では、出力の種類に従って、10~35VDCまたは24VAC±20%の電源電圧を供給する必要があります。

Vaisala HMM100は、環境試験装置への組込みにしたオープンフレームモジュールで、相対湿度または露点のアナログ出力1チャンネルで出力します。外部温度補正をする必要はありません。

プローブの取り付け位置は、測定環境内に全体を収め、チャンバー外壁またはダクトから十分な距離を保ち、プローブ周辺の空気の自由な流れを確保する必要があります。また、汚れがつかないようにする必要があります。

回路基板の隅にある取り付け穴を使用して、モジュールをしっかりと取り付ける必要があります。

2線式では、24VDC電源電圧を供給し、3線式では、出力の種類に従って、10~35VDCまたは24VAC±20%の電源電圧を供給する必要があります。

概要
HMM100 シリー湿度モジュールは環境試験装置への組込みにしたオープンフレームモジュール
です。このモジュールは、相対湿度(RH)または露点(T
d
)のアナログ出力 1 チャンネルで出力
します。詳細については技術情報 (ページ 3)』を参照してください
HMM100 シリーズのすてのモジュールには 、動作温度範囲全体にわたる自動温度補正機能があり
ます。外部温度補正をする必要はありません
ケーブル付きセンサプローブは出荷時に回路基板に接続されています。ケーブルを取り外したり、
再接続したりしないでください
取り付け
プローブの取り付け位置を選択する際は、次の点に注意してください
プロー全体を測定環境内に収めて、チャンバー外壁またはダクトから十分な距離を保つよう
にします。プロー周辺では空気が自由に流れるようにしてください
プローブは環境条件または作業条件を適切に反映する場所に配置し、できるだけ汚れがつかな
いようにします
1. 回路基板の隅にある取り付け穴を使用しモジュールをしっかりと取り付けます。必要に応
じて、オプションの取り付けブラケットを使用します。メッキされた取り付け穴から必ず接地
接続してください図 1 (ページ 2)を参照してください
付属品のヴァイサラ注文コードについては『HMM100 User Guide(M211024EN)を参照し
ください
2. プローブを設置します。オプションのプロー取り付けフランジ
1)
または取り付けクラン
2)
(必要時のみ)。熱伝導を防止するためにプローブと同じ空間に十分な長さのケーブルを
入し、校正時にプローブを移動できるようにします。
1) 取り付けフランジを使用した取り付けは 400 mm 長プロー(オプション)でのみ推奨されます。標準プローブでフランジ取り付
けにすると熱伝導の影響が大きな場合があります。
2) 400 mm 長クランプを取り付ける際は、安定性のために 2 つの取り付けクランプを使用します。
M211002JA-D
クイックガイド
Vaisala HUMICAPâ 湿度モジュール
HMM100
発行元
ヴァイサラ株式会社
101-0051 東京都千代田区神田神
保町 1 丁目 105 番地
神保町三井ビルディング 16
電話:03-5259-5960
© Vaisala 2019
本カタログは著作権によっ保護されています。本カタログに掲載されている全てのロゴおよび製品
名は、ヴァイサラまたは関連会社の商標です。本カタログに記載されている情報の複製、譲渡、配布、
または保存は、固く禁じられています。技術的仕様を含め、全ての仕様は予告なく変更されることが
あります。
3. 配線を次のネジ端子に接続します。
2 線式:図 2 (ページ 2)を参照してください。24 VDC 電源電圧を供給します。
3 線式:図 3 (ページ 2)を参照してください。出力の種類に従っ、次のように必要な
電源電圧を供給します。
10 ~ 35 VDC または 24 VAC ±20 %(0 ~ 20 mA、1 V/5 V の場合)
15 ~ 35 VDC または 24 VAC ±20 %(0 ~ 10 V の場合)
4. 設置を確認します。モジュールの電源を投入し、出力指示値を確認します。
OFFSET GAIN
+ OUT - + Vin -
図 1 回路基板(3 線式)
24 VDC
mA
-
+
+ Vin -
図 2 2 線式の結線
10 35 VDC
V/mA
-
+
24 VAC ±20 %
+ Vin -
+ OUT -
図 3 3 線式の結線
3 線式モジュールを使用する場合、4 つ目の配線をOut -端子に接続することもできます。これ
は内部でVin -端子に接続されています。この方法は、特に 0 ~ 1 V 出力使用時の電気的干渉の
低減に役立ちます。
トリマーを使用した調整
HMM100 シリーズモジュールでは 回路基板に 2 つのトリマーが取り付けられています。これらの
トリマーを使用し湿度測定のオフセットゲインを簡単に調整できます。モジュールはトリ
マーを稼動範囲の中央の位置にし出荷されます。
オフセットまたはゲインは、トリマーを反時計回りに回すと減少し、時計回りに回すと増加しま
す。調整範囲は、オフセット、ゲイン共に ± 5 % です。
オフセット補正の場合、基準は 50 %RH 未満としてください。オフセット/ゲイン補正の場合、基
準は 1 点が 50 %RH 以上で、2 点間の差が 30 %RH 以上である必要があります。
トリマーは各方向に半回転未満の 135 度しか回りません。この停止点を越え無理に回さないでく
ださい。
クイックガイド M211002JA-D
2 (4)
+ 0 5 %- 0 5 %
0
OFFSET
GAIN
図 4 オフセットとゲインのトリマー
以下の手順は、飽和塩法の校正器 HMK15 を使用し、オフセットとゲインを調整する例ですが、
モジュールに電源投入し、出力指示値を測定できることが前提となっています
1. トリマーの現在の位置をメモしておきます
2. プローブを湿度校正器の LiCl チャンバー(11 %RH)に挿入し、指示値が安定するまで 20 ~
40 分待ちます。
3. 必要に応じて、小さいプラスドライバーを使用しオフセットトリマーを調整し、11 %RH に
対応する出力指示値を確認します。
4 ~ 20 mA 出力の場合、指示値は 5.76 mA になります
0 ~ 5 V 出力の場合、指示値は 0.55 V になります
4. プローブを NaCl チャンバー(75 %RH)に挿入し、指示値が安定するまで待ちます。
5. 必要に応じて、ゲイントリマーを調整し、75 %RH に対応する出力指示値を確認します。
4 ~ 20 mA 出力の場合、指示値は 16 mA になります
0 ~ 5 V 出力の場合、指示値は 3.75 V になります
6. オプション手順 2 ~ 4 を繰り返し、調整結果を確認します。調整をやり直す場合、トリマー
を元の位置に戻します。
技術情報
特性
説明/値
測定パラメーターおよび計測範囲
相対湿度
露点
0 ~ 100 %RH
-20 ~ +100 °C(-4 ~ +212 °F)T
d
精度(非直線性、ヒステリシス、繰り返し性を含む)
温度範囲:-20 ~ +40 °C(-4 ~ +104 °F) ±2 %RH(0 ~ 90 %RH)
±3 %RH(90 ~ 100 %RH)
温度範囲:-40 ~ -20 °C、+40 ~ +180 °C(-40 ~ -4 °F、
+104 ~ +356 °F)
±2.5 %RH(0 ~ 90 %RH)
±3.5 %RH(90 ~ 100 %RH)
湿度センサタイプ Vaisala HUMICAPâ 180R
Vaisala HUMICAPâ 180V
アナログ出力タイプ(1 チャンネルを選択)
2 線式
3 線式
4 ~ 20 mA(ルー電源供給型)
0 ~ 20 mA、0 ~ 1/5/10 V
電源電圧
2 線式
3 線式(0 ~ 20 mA、1/5 V)
3 線式(0 ~ 10 V)
24 VDC
10 ~ 35 VDC または 24 VAC ±20 %
15 ~ 35 VDC または 24 VAC ±20 %
クイックガイド M211002JA-D
3 (4)
特性 説明/値
入力電流 6 mA
接続
ネジ端子
サービスケーブルコネク
0.5 ~ 1.5 mm
2
M8 シリー 4 ピン(オス)
プローブの種類とケーブル
ステンレスプロー
プラスチックプロー(標準本体)
プラスチックプロー(拡張 400 mm(16 in)本体)
1.55/2.9 m(5.1/9.5 ft)
0.6/1.55/2.9 m(2/5.1/9.5 ft)
1.55 m(5.1 ft)
動作温度
回路基板
ステンレス製およびプラスチック製プロー(標準本体)
プラスチックプロー(拡張 400 mm(16 in)本体)
プラスチックグリッドフィルタおよび薄膜フィルタ
多孔質 PTFE フィルタ、ステンレス焼結フィルタおよびステ
ンレスネット付き PPS プラスチックグリッドフィルタ
-5 ~ +55 °C(+23 ~ +131 °F)
-70 ~ +180 °C(-94 ~ +356 °F)
-70 ~ +120 °C(-94 ~ +248 °F)
-20 ~ +80 °C(-4 ~ +176 °F)
-70 ~ +180 °C(-94 ~ +356 °F)
55
[2.16]
30.7
[1.21]
Ø12
[0.47]
46.5
[1.83]
36.5
[1.44]
55
[2.17]
49
[1.93]
Ø3.5
[0.14]
M10x1
362
[14.25]
41
[1.61]
Ø12
[0.47]
mm
[in]
図 5 HMM100 寸法。上図、および下図:標準プロー、および拡張ロングプロー
詳細なユーザーガイドは http://www.vaisala.com/hmm100 からダウンロードできます
クイックガイド M211002JA-D
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Vaisala HMM100は、環境試験装置への組込みにしたオープンフレームモジュールで、相対湿度または露点のアナログ出力1チャンネルで出力します。外部温度補正をする必要はありません。

プローブの取り付け位置は、測定環境内に全体を収め、チャンバー外壁またはダクトから十分な距離を保ち、プローブ周辺の空気の自由な流れを確保する必要があります。また、汚れがつかないようにする必要があります。

回路基板の隅にある取り付け穴を使用して、モジュールをしっかりと取り付ける必要があります。

2線式では、24VDC電源電圧を供給し、3線式では、出力の種類に従って、10~35VDCまたは24VAC±20%の電源電圧を供給する必要があります。

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