Hilti TE DRS-S 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
TE DRSS
日本語
Printed: 09.08.2017 | Doc-Nr: PUB / 5135221 / 000 / 01
Printed: 09.08.2017 | Doc-Nr: PUB / 5135221 / 000 / 01
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1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みください。 このことは 安全な作業と問題のない取扱いのための前提
条件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、 他の人が使用する場合には 製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。 記号と組み合わせて以下の注意喚起語
が使用されています
危険! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使わ
れます。
警告事項! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために
使われます。
注意! この表記は、 軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、 以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、 本文の作業手順とは一致しない場合があります。
概要図には項目番号が付されていて、 製品概要セクションの凡例の番号に対応しています。
この記号は、 製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
1.3 製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定を受けトレーニング
された人のみに限ります れらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりませ
ん。 製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。 ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、 製品データが必要になります。
製品データ
集じんモジュール TE DRSS
製品世代 01
製造番号
2 安全
2.1 安全上の注意
本体使用中、 作業者および現場で直近に居合わせる人々は保護メガネ、 保護ヘルメット、 保護手袋、
安全靴を着用しなければなりません。
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個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 けがに備え 電動工具の使用状況に応じ
粉じんマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓などの個人用保護具を着用してください
吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらのシステムが適切に接続、 使用されていることを確認
してください。 吸じんシステムを利用することにより、 粉じん公害を防げます。
健康を損なう恐れのある母材(アスベストなど) への穿孔/ハツリ作業は行わないでください。
作業開始前に、 作業場で発生する粉じんの危険有害度を調査してください。
作業場の採光と換気に十分配慮してください。
作業者や近くにいる人々が粉じんに触れたり吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾患を起こ
す可能性があります
油断せずに十分注意し、 常識をもった作業をおこなってください。
適切な作業着を着用してください。
本製品は必ず決められた使用制限内で使用してください。
安全な作動のために、 必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。
静電気帯電を防止するため、 静電防止サクションホースを使用してください。
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3 製品の説明
3.1 製品概要
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@
先端工具
;
集じんモジュールTE DRS-S
=
本体
%
産業用集じん機
&
テレスコープTE DRS-S
(
サクションヘッド(小)
)
サクションヘッド(大)
+
ホース
§
ベースボディ
/
ホルダー
:
ホルダーロックレバ
レングスゲージロックレバー
$
デプスゲージロックレバー
£
ホースコネクターロックレバー
3.2 正しい使用
集じんモジュールTE DRSS は、 デプスゲージ(最大径 8 mm) を取り付けたローターリーハンマードリル
およびコンビハンマードリルによる乾燥した無機物母材の穿孔の際に、 Hilti 吸じん装置/集じん機と組み
合わせて使用する吸じんシステムです。 の集じんモジュールは基準OSHA 1926.1153 を満たしています
(Table 1)
この集じんモジュールはあらゆる方向で使用することができます。
この集じんモジュールは、 乾式の穿孔作業および乾燥環境にのみ使用できます
この集じんモジュールは、 穿孔モードおよびハツリモードで使用できます。
この集じんモジュールは、 金属への作業には適していません。
3.3 本体標準セット構成
集じんモジュール、 取扱説明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、 社営業担当またはHilti センターにお問い合わ
せいただくか、 あるいはwww.hilti.group でご確認ください。
4 製品仕様
TE DRSS
有効長
140 mm
重量
0.5 kg
先端工具の長さ
140 mm
産業用集じん機の最小出力
800 W
円筒形接続部 (⌀)
33.75 mm
ホース長
3 m 5 m
ホース径
36.5 mm
5 ご使用方法
5.1 ご使用前に
1. 以下の条件があてはまる場合は、 追加してこの作業を行ってくださ
条件: 本体コンセント付き吸じん装置
ロータリーハンマードリルを集じん装置の本体コンセントに接続します
2. 適切なサクションヘッドを取り付けます。
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5.2 集じんモジュールを取り付ける
1. 先端工具を装着します。
2. デプスゲージを調整し、 デプスゲージが先端工具から突出しないようにします。
3. 集じんモジュールをデプスゲージに差し込みます
4. ホルダーを本体のサイドハンドルまでスライドさせます。
注意事項
長い先端工具の場合には、 集じんモジュールを前方からデプスゲージへスライドさせます。
短い先端工具の場合には、 集じんモジュールを後方からデプスゲージへスライドさせます。
5. ホルダーのネジを締め付けて 集じんモジュールがサイドハンドルに接触するようにします。
6. サクションヘッドを調整します。 7
7. ホースをホースコネクターに差し込みます。
5.3 集じんモジュールを取り外す
1. ホースのロックレバーを緩めてホースを取り外します。
2. ホルダーのロックレバーを緩めて集じんモジュールを取り外します。
5.4 種々の使用方法に応じてのアタッチメントの取替え
注意事項
アタッチメントの取替えの際は、 スプリング力により部品が外れてしまう可能性があります。
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1. 集じんモジュールを下方へとスライドさせ、 そのまま保持します。
2. ホースコネクターのロックレバーを開き、 ホースをホースコネクターから抜きます。
3. レングスゲージのロックレバーを開き、 レングスゲージを抜き取ります。
4. クランプクリップを抜き取ります。
5. ホルダーのロックレバーを開き、 ホルダーを取り外します。
6. ホルダー 180° 回し、 再び集じんモジュールに差し込みます。
7. ホルダーのロックレバーを閉じます。
8. クランプクリップを集じんモジュールに差し込みます。
9. 集じんモジュールを元の位置に戻し、 集じんモジュールを保持します。
10. レングスゲージを集じんモジュールに差し込み、 レングスゲージを閉じます。
11. ホースをホースコネクターに差し込み、 ホースコネクターのロックレバーを閉じます。
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5.5 直径リングを外す
1. サクションヘッドを集じんモジュールから取り外します。
2. サクションヘッドからサクションヘッドカバーを取り外します。
3. サクションヘッドシェルをしっかりした土台の上に置きます。
4. スクリュードライバーを使用して希望のリブを完全に取り外します。
5. サクションヘッドシェルをしっかりした土台の上に置きます。
6. スクリュードライバーを使用して希望のリブを完全に(リブの 4 箇所において) 取り外します。
7. サクションヘッドカバーをサクションヘッドシェルに取り付けます。
8. サクションヘッドを集じんモジュールに取り付けます。
9. サクションヘッドを調整します。 7
5.6 サクションヘッドを調整する
1. ホルダーのロックレバーを開きます。
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2. 以下の条件があてはまる場合は、 追加してこの作業を行ってくださ
条件: 穿孔
サクションヘッドとドリルビットが面一になるようにドリルビットを位置決めします。
3. 以下の条件があてはまる場合は、 追加してこの作業を行ってくださ
条件: ハツリ作業
チゼルの作業面とチゼルシャフトがサクションヘッドから突出(10 mm) するようにチゼルを位置
決めします。
注意事項
チゼルシャフトとサクションヘッド間に 3 mm 以上の隙間が必要です。
4. ホルダーのロックレバーを閉じます。
5.7 穿孔深さを調整する
1. デプスゲージ/レングスゲージのロックレバーを開きます。
2. デプスゲージ/レングスゲージをご希望の穿孔深さに調整します。
3. デプスゲージ/レングスゲージのロックレバーを閉じます。
5.8 先端工具をセンタリングする
1. 集じんモジュールを引き戻します。
2. 先端工具を装着し、 集じんモジュールからゆっくりと手を放します
6 手入れと保守
警告
感電による危険! 電源プラグをコンセントに接続した状態で手入れや保守を行うと 重傷事故およ
び火傷の危険があります。
手入れや保守作業の前に、 必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
手入れ
強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
集じんモジュールを定期的に冷水で清掃してください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、 操作エレメントについては問題なく機能すること
を定期的に点検してください。
損傷および/または機能に問題のある場合は、 集じんモジュールを使用しないでください。 直ちにHilti
サービスに修理を依頼してください。
手入れおよび保守作業の後は、 すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
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7 廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されな
ければなりません 多くの国でHilti は、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細につい
ては弊社営業担当またはHilti 代理店 販売店にお尋ねください。
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
8 中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、 有害物質を記載した表を確認できます qr.hilti.com/340602。
本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
9 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのHilti 代理店 販売店までお問い合わせください。
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Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
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