Sony UCP-8060 ユーザーマニュアル

カテゴリー
補助楽器
タイプ
ユーザーマニュアル
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
本機は電源スイッチを備えていません
本機を設置する際は、電源遮断用として本機の近くの容易に接近できる屋
内配線内に専用ブレーカーまたはスイッチを設けてください。
万一、異常が起きた場合は
このオペレーションマニュアルの「安全のために」に記載された指示に
従って電源を切ってください。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と
製品の取り扱いかたを示してありますこのオペレーションマニュアルを
よくお読みのうえ製品を安全にお使いください。お読みになったあと
は、いつでも見られるところに必ず保管してください。
UNIVERSAL CONTROL PANEL
UCP-8060
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition
2
安全のために
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や
大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4 6 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめしま
す。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者に
ご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
m
a
b
c
m
すぐに電源を切り、消火する。
・異な音、におい、煙が出たら
・ 落下させたら
炎が出たら
警告表示の意味
オペレーションマニュアルおよび
製品では、次のような表示をして
います。表示の内容をよく理解し
てから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがを
したり周辺の物品に損害を与えた
りすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記
行為を指示する記
日本語
3
目次
目次
警告 ....................................................................................................................................................4
注意 ....................................................................................................................................................6
概要 ............................................................................................................................................................7
特長 .................................................................................................................. 7
システム構成例................................................................................................. 8
各部の名称と働き...................................................................................................................................9
前面 .................................................................................................................. 9
後面、側面...................................................................................................... 10
基本操作.................................................................................................................................................11
画面表示と操作............................................................................................... 11
オペレーションソフトウェアの起動と終了...................................................... 11
基本情報の確認............................................................................................... 12
オートスタートの設定..................................................................................... 12
メモリースティックのフォーマット................................................................ 12
ソフトリセット............................................................................................... 12
システムセットアップ.......................................................................................................................13
SYSTEM SETUP UTILITY の起動............................................................... 13
各メニュー項目の働き..................................................................................... 13
オペレーションソフトウェアのインストール ............................................................................14
準備 ................................................................................................................ 15
インストール .................................................................................................. 15
オペレーションソフトウェアの削除................................................................ 18
システムファイルのアップデート..................................................................................................18
“メモリースティック”を使う........................................................................................................19
“メモリースティック”について ..................................................................... 19
お手入れ.................................................................................................................................................21
仕様 .........................................................................................................................................................22
4
下記の注意を守らないと、火災感電により死亡大けが
につながることがあります。
指定された電源コードを使用する
指定以外の電源コードを使用すると、感電や故障の原因となることがあります。
電源コードのプラグ及びコネクターは突き当たるまで差し込む
真っ直ぐに突き当たるまで差し込まないと、火災や感電の原因となります。
お手入れを始める前に専用ブレーカーを off し、電源プラグを抜
電源を接続したままお手入れをすると、感電の原因となることがあります。
移動の際は電源コードや接続コードを抜く
コード類を接続したまま本機を移動させると、コードに傷がついて火災や感電の
原因となることがあります。
外装をはずさない、改造しない
外装をはずしたり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の調整や設定及び点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレーニング
を受けた技術者にご依頼ください。
電源コードや接続コードを傷つけない
電源コードや接続コードを傷つけると、火災や感電の原因となることがありま
す。
電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所には設置しない
上記のような場所や、この取扱説明書に記されている仕様条件以外の環境に設置
すると、火災や感電の原因となることがあります。
警告
5
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となることがあります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コードや接続コードを
抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
事故を防ぐためにサービストレーニングを受けた技術者以外はサー
ビスを行わない
機器内部に手を触れると、感電やけがの原因となります。
警告
6
下記の注意を守らないと、けがをしたり周辺の物品に損害を与えること
があります。
安定した場所に設置する
製品が倒れたり、搭載した機器が落下してけがをすることがあります。
充分な強度がある水平な場所に設置してください。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。
次の方法でアースを接続してください。
電源コンセントが 3 極の場合
付属の電源コードを使用することで安全アースが接続されます。
電源コンセントが2極の場合
付属の3極→2極変換プラグを使用し、変換プラグから出ている緑色のアース
線を建物に備えられているアース端子に接続してください。
安全アースを取り付けることができない場合は、ソニーのサービス担当者、また
は営業担当者にご相談ください。
コード類は正しく配置する
電源コードや接続ケーブルは、足に引っかけると本機の落下や転倒などによりけ
がの原因となることがあります。
充分注意して接続・配置してください。
ラックに確実に固定する。
機器のラックアングルのねじを締め忘れると機器が落下してけがをすることがあ
ります。
変換プラグ
アース線
注意
7
概要
概要
ユニバーサルコントロールパネル UCP-8060 は、ネット
ワークを介して PFV-SP シリーズの IF プロセッサーや
MVS シリーズのマルチフォーマットスイッチャーシステム
などに接続して、各機器の設定や制御、キーヤー調整を行う
など、幅広い用途に柔軟に対応できる汎用リモートコント
ロールパネルです。コントロールする機器用のオペレーショ
ンソフトウェアをインストールして使用します。
特長
幅広い用途に使用可能な汎用コントロールパネル
コントロールする機器のオペレーションソフトウェアをイン
ストールすることにより、接続した機器に応じた様々な操作
が1台のパネルで実行できます。また、ネットワークにより
1台のパネルで複数の機器の遠隔制御や状態監視が可能にな
ります。以下のソニー製品をコントロールすることができま
す。
PFV-SP シリーズ プロセッサー/ HKSP シリーズオプ
ションボード(DATA-LAN 使用)
MVS-8000 シリーズ スイッチャー(DATA-LAN 使用)
“メモリ-スティック”
1)
スロットを装備
“メモリ-スティック”を使用して、オペレーションソフト
ウェアをインストールしたり、設定データを保存する
2)
とができます。
1) 本機で使用可能な“メモリ-スティック”は、“メモリ-スティック”と
“マジックゲートメモリ-スティック”です。詳しくは、“メモリース
ティック”を使う」 (19 ページ)をご覧ください。
2) 現在のバージョンでは、この機能は対応していません。
小型・薄型設計
高さ 3 ユニット、幅は約 2/3 ラックと小型・薄型で、設置
場所の自由度が高い設計になっています。机上、操作卓への
組み込み、19 インチラックマウントなど、様々な状況で使
用することができます。将来発売予定のオプションモジュー
ルを追加することもできます。
迅速かつ確実な操作性
ジョグローラー、調整つまみ、ファンクションボタンでの操
作に加え、タッチパネルを併用して、迅速で確実な操作性を
実現しています。さらにタッチパネルを押した際に指に振動
が得られるタッチエンジン
TM
を採用し、操作時のストレス
を軽減しています。タッチエンジンの機能は OFF にするこ
ともできます。また、レイヤーの浅いメニュー構成、複数の
オペレーションソフトウェアでの共通の操作性など、使い易
さにも配慮した設計になっています。
関連マニュアル
ユーザーガイド
オペレーションソフトウェアを使った詳しい操作方法は、
ユーザーガイドをご覧ください。
8
概要
システム構成例
PFV-SP シリーズと UCP-8060 との構成
PFV-SP シリーズを UCP-8060 から DATA-LAN でコント
ロールする最も一般的な使用例です。
UCP-8060 MVS シリーズとの構成
UCP-8060 MVS パネルのサテライトパネルとして使用
し、MVS システム内のキーヤーをリモートコントロールす
る用途の例です。
イーサネットスイッチ(DATA)
UCP-8060
PFV-SP
UCP-8060
PFV-SP PFV-SP PFV-SP
UCP-8060
MVS
センターコントロール
パネル
システムマネージャー
イーサネットスイッチ(DATA)
a)
イーサネットスイッチ(CTRL)
a)
PFV-SP
(MVS の外付けキーヤー
MVS
プロセッサ
:DATA-LAN
:CTRL-LAN
a) 各 LAN(DATA、CTRL)は、それぞれ
別のイーサネットスイッチに接続してく
ださい。ただし、1つのイーサネットス
イッチで各 LAN 接続することもでき
ます。
9
各部の名称と働き
各部の名称と働き
前面
a システムインジケーター
赤、オレンジまたは緑色に点灯し、システムの動作状態を表
示します。
b ステータスインジケーター
メモリ-スティックスロットへのアクセス状態や、機器内部
の状態を赤、オレンジまたは緑色の点灯、点滅で表示しま
す。
c メモリースティックスロット
メモリースティックの挿入口です。ラベル面を上にして挿入
します。
詳しくは、本機の Installation Manual または使用するオペ
レーションソフトウェアに付属の User's Guide をご覧くださ
い。
d ジョグ L、R ボタン
左側をジョグ L ボタン、右側をジョグ R ボタンと呼びます。
階層の移動などに使用します。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
e ジョグローラー
ローラーを前後に回転し、項目の選択や数字の変更をしま
す。またローラーを押すと、選択した項目を決定します。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
f ファンクションボタン
上からファンクションボタン 1、2、. . 5 と呼びます。操作
の状態により、緑、オレンジ、赤に点灯します。ボタンの機
能は、使用するオペレーションソフトウェアによって異なり
ます。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
g セレクト L、R ボタン
左側をセレクト L ボタン、右側をセレクト R ボタンと呼び
ます。タスクバー(11 ページ参照)の各ボタンに対応する
位置に表示される機能を実行します。主に画面の切り換えに
使用します。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
h 表示窓
メニューやデータを表示します。画面はタッチパネルになっ
ています。表示されている項目に触れて選択することができ
ます。表示される内容は、使用するオペレーションソフト
ウェアによって異なります。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
SYSTEM
UCP-8060
1 システムインジケーター
8 表示窓
5 ジョグローラー
6 ファンクションボタン
7 セレクト L、R ボタン
9 調整つまみ
2 ステータスインジケータ
3 メモリースティックスロッ
4 ジョグ L、R ボタン
10
各部の名称と働き
i 調整つまみ
上からつまみ 1、2、3、4 と呼びます。パラメーターの調
整などに使用します。つまみの機能は、使用するオペレー
ションソフトウェアによって異なります。
詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User's Guide をご覧ください。
後面、側面
a EXT PANEL2(エクステンションパネル2)端子
(20 ピン、側面)
将来の拡張時にカバーをはずして使用します。電源供給ピン
(500mA/5V)も備えています。
b EXT PANEL1(エクステンションパネル1)端子
(D-sub 9 ピン)
将来の拡張時に使用します。
c RS-232C 端子(D-sub 9 ピン)
メンテナンス時に使用します。
d DATA LAN(データ LAN)端子(RJ-45 8 ピン)
イーサネット
1)
スイッチと接続します。イーサネットス
イッチに接続された IF プロセッサー PFV-SP シリーズや
MVS-8000 システムのセンターコントロールパネルなどと
の間でネットワークを形成し、機器間相互の通信を行いま
す。
使用できるイーサネットスイッチについては、ソニーのサー
ビス担当者にお問い合わせください。
1) イーサネットは XEROX 社の登録商標です。
イーサネットスイッチの接続については「システム構成例」 (8
ページ)をご覧ください。
イーサネットスイッチの詳しい設定方法は、イーサネットスイ
チに付属の取扱説明書をご覧ください。
ご注意
LAN ケーブルを使用するときは、安全のため、この端子を
過大電圧がかかる可能性のある周辺機器接続用コネクターに
は接続しないでください。
e -AC IN(AC 電源入力)端子(3ピン)
別売りの電源コードで 100 240V AC 電源に接続しま
す。電源コードは、使用する地域で指定されている安全規格
に適合するものをご使用ください。
RS-232C
EXT
PANEL1
DATA
LAN
-AC IN
1EXT PANEL2
2EXT PANEL1 端子
3RS-232C
4DATA LAN 端子 5-AC IN 端子
11
基本操作
基本操作
電源が供給されると、システムインジケーターが赤色に点灯
します。機器内部の初期化が正常に終了すると緑色に点灯
し、メイン画面が表示されます。表示窓に表示されるメ
ニューの選択や各種の設定は、ジョグローラー、ジョグボタ
ン、セレクトボタン、調整つまみを使って行います。表示窓
はタッチパネルになっています。画面に表示されている項目
に触れて選択することもできます。
画面表示と操作
オペレーションソフトウェアの起動と
終了
起動するには
1
ジョグローラーを回して、起動したいオペレーション
ソフトウェアを Main Screen(以下メイン画面とす
る)で選択する。
2
ジョグローラーを押すか、セレクト R ボタン (Launch)
を押す。
選択したオペレーションソフトウェアが起動します。
メイン画面で、起動したいオペレーションソフトウェアを押
して起動することもできます。
終了するには
1
オペレーションソフトウェアのトップ画面でセレクト L
ボタン (Option) を押す。
Option Menu が表示されます。
2
ジョグローラーを回して Exit Application を選択する。
3
ジョグローラーを押す。
オペレーションソフトウェアが終了し、本機のメイン
画面が表示されます。
Exit Application を押して終了することもできます。
SYSTEM
UCP-8060
選択したい項目に触れる。
タスクバーに表示される機能を実行する。
回して、画面右に表示される
調整値表示エリアに表示され
る項目を調整する。
回して選択し、押して決定する。
押して設定する位置を移動する。
システムインジケーター タイトルバー
タスクバー
12
基本操作
基本情報の確認
ファンクションボタン 1 を押したまま、セレクト L、R ボタ
ンを同時に 3 秒以上押し、ファンクションボタン 1 が点灯
したら指を離します。
Basic Information of System [BIOS] Utility が起動し、
FPGA バージョン、MAC アドレスなど本体の基本的な情報
が表示されます。
メイン画面に戻るには
セレクト L ボタン(Reboot)を押します。
オートスタートの設定
あらかじめオペレーションソフトウェアにオートスタートを
設定しておくと、本機に電源を入れたとき、メイン画面をパ
スして、直接オペレーションソフトウェアのトップ画面が表
示されます。次の手順でオートスタートを設定します。
1
メイン画面で、オートスタートを設定したいオペレー
ションソフトウェアを選択する。
2
セレクト L ボタン(Menu)を押す。
メニュー画面が表示されます。
3
Auto Start を選択する。
Auto Start 画面が表示されます。
4
ON を選択する。
5
セレクト R ボタン(Save)を押す。
メニュー画面が表示されます。
6
セレクト L ボタン(Back)を押す。
メイン画面が表示されます。
メモリースティックのフォーマット
1
BIOS Utility を起動する。
起動方法については、「基本情報の確認 (12 ページ)をご
覧ください。
2
メモリースティックをラベル面を上にしてメモリース
ティックスロットに挿入する。
3
セレクト R ボタン (Memory Stick Format) を押す。
4
セレクト R ボタン (YES) を押す。
画面に“DONE”と表示されると、フォーマットが完了し
ます。
ソフトリセット
セレクト L、R ボタンを同時に 3 秒以上押し続けると、
UCP-8060 をソフトリセットすることができます。
Version : xxx Bulid date : xxx xx xxxx xx:xx:xx
FPGA Revosopm : xxx memorystick host controller : xxx
MAC Address : 08:00:46:xx:xx:xx
IP Address : 10.129.7.1
Netmask : 255.192.0.0
Gateway : 10.128.0.0
DNS : 0.0.0.0
MEMORY SIZE : xxMByte
Basic Information of System [BIOS] UTILITY
Reboot Memory Stick Format
ON
OFF
Auto Start
Exit Save
13
システムセットアップ
システムセットアップ
SYSTEM SETUP UTILITY で下記の項目を実行できます。
デバイスコントロール
表示窓の明るさの調整
ブザー音の音量調整とテスト
タッチエンジンの感度調整
タッチパネルに触れたときのブザー音の ON/OFF
日付、時刻の設定
TCP/IP アドレスの設定
表示とタッチパネルの位置関係の調整
お絵書きテスト
自己診断
SYSTEM SETUP UTILITY の起動
メイン画面で SYSTEM SETUP UTILITY を選択します。
SYSTEM SETUP UTILITY が起動し、SYSTEM SETUP
UTILITY 画面が表示されます。
必要な項目を選択してください。
選択のしかたについては、「基本操作」 (11 ページ)をご覧くだ
さい。
各メニュー項目の働き
Device Control
各項目は次の手順で調整します。
1
ジョグローラーを回して調整項目を選択する。
2
ジョグボタンを押して調整する。
3
ジョグローラーを押して調整値を確定する。
4
必要な項目の調整が終了したら、セレクト R ボタンを押
す。
調整値が保存されます。
調整値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
・LCD Brightness
表示窓の明るさを 1 7 7 段階で調整します。デフォル
トは“3”です。画面下の Sample 画像を参考にして、明る
さを調整することができます。
・F-KEY LED Brightness
ファンクションボタンの明るさを調整します。デフォルトは
最大値“7”です。画面下の Sample 画像を参考にして、明
るさを調整することができます。
・Sound Control
ブザーの音量を調整します。デフォルトは“3”です。
音量を調整すると、Sound Test が実行されます。
・Sound Test
Sound Control で設定した音量のテスト中であることを表
示します。
・Touch Engine Force:ON/HIGH
タッチエンジンの感度調整を行います。OFF、ON/LOW、
ON/MIDDLE、ON/HIGH の4段階に調整ができます。
・Touch Beep Control
タッチパネルに触ると鳴るブザー音を ON/OFF します。
Adjust Time
日時を設定します。設定した日時は電源を切っても約 7
間程度は保持されます
1
ジョグ L、R ボタンを押して設定する桁を選択する。
2
ジョグローラーを回して数値を設定する。
3
設定が終了したら、セレクト R ボタンを押す。
調整値が保存されます。
調整値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
Device Control
SYSTEM SETUP UTILITY Version 1.xx
Adjust Time
Set TCP/IP Config
Calibrate Touch Panel
Scribble Test
Self Diagnosis
Exit 03:13:00
14
オペレーションソフトウェアのインストール
Set TCP/IP Config.
IP Address、Netmask、Gateway、DNS の数値は工場出
荷時に設定されていますが、必要に応じて次の手順で変更す
ることができます。
1
ジョグローラーを押して変更したい項目を選択する。
2
ジョグ L、R ボタンを押して変更したい桁を選択する。
3
ジョグローラーを回して数値を設定する。
4
設定が終了したら、セレクト R ボタンを押す。
設定値が保存されます。
設定値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
工場出荷時の設定に戻したいときは、Default を選択しま
す。
Calibrate Touch Panel
タッチパネルに表示される十字マークの中心を順番にペンま
たは指のつめなどで押します。画面とタッチパネルの位置関
係を較正することができます。
途中でやり直したいときは、画面の中心あたりを押します。
それまでの動作はエラーとして処理され、やり直すことがで
きます。
Scribble Test
お絵描き機能で、タッチパネルの動作状態を確認します。ペ
ンなどをタッチパネル上で動かすと軌跡が表示されます。
Self Diagnosis
ジョグローラー、ジョグボタン、ファンクションボタン、調
整つまみの動作をチェックします。
オペレーションソフトウェ
アのインストール
UCP-8060 には、工場出荷時にいくつかのオペレーション
ソフトウェアがインストールされています。他のオペレー
ションソフトウェアを使用したい場合は、以下の手順に従っ
てインストールしてください。システムファイルをアップ
デートしたときも、オペレーションソフトウェアの再インス
トールが必要です。
インストールの方法には、メモリースティックを使う方法
と、インターネット (HTTP サーバー ) を使う方法がありま
す。
オペレーションソフトウェアの入手方法については、ソニーの営
業担当にお問い合わせください。
ご注意
オペレーションソフトウェアを格納するメモリーの容量には
制限があります。新しくインストールするオペレーションソ
フトウェアの容量によっては、すでにインストールされてい
るオペレーションソフトウェアを削除する必要があります。
削除の方法については、「オペレーションソフトウェアの削除」
(18 ページ)をご覧ください。
準備するもの
パーソナルコンピューター(メモリースティックを使う場
合は、メモリースティックへファイルコピーが可能なも
の)
インストールするオペレーションソフトウェア ( 拡張子が
jar および jad の2つのファイル )
メモリースティックを使ってインストールする場合
メモリースティック
15
オペレーションソフトウェアのインストール
準備
1
コンピューターを使って、メモリースティックまたは
HTTP サーバーにオペレーションソフトウェアをコ
ピーする。
メモリースティックにコピーする場合 MSSONY/
PRO/UCP というフォルダーを作り、UCP フォルダー
の下にコピーしてください。
2
本機の電源を入れる。
メイン画面が表示されます。
HTTP サーバーの IP アドレスおよびネットワーク接続に関する
詳細は、ネットワーク管理者に確認してください。
インストール
メモリースティックを使ってインストールす
るには
1
オペレーションソフトウェアをコピーしたメモリース
ティックを挿入する。
2
セレクト L ボタン (Menu) を押す。
Menu 画面が表示されます。
3
ジョグローラーで Install Settings を選択し、セレクト
R ボタン(Enter)を押す。
Install Settings 画面が表示されます。
4
ジョグローラーで Memory Stick を選択し、セレクト R
ボタン(Save)を押す。
メニュー画面が表示されます。
以降の手順は、本機にオペレーションソフトウェアがインス
トールされているかどうかで操作が異なります。
オペレーションソフトウェアがインストールされている場合
1
ジョグローラーで Install を選択する。
2
セレクト R ボタン(Enter)を押す。
Install 画面が表示されます。メモリースティック内の
拡張子が jad のファイルが表示されていることを確認
してください。
3
インストールするオペレーションソフトウェアをジョ
グローラーで選択し、セレクト R ボタン(Go)を押
す。
インストールするオペレーションソフトウェアの情報
が表示されます。
4
表示された内容が正しければセレクト R ボタン(Yes)
を押す。
インストールが開始されます。データの読み込み/書
き込み中は、ステータスインジケーターが点灯または
点滅します。
インストールが完了すると、インストールが成功した
というメッセージが画面に表示されます。
16
オペレーションソフトウェアのインストール
ご注意
データの読み込み/書き込み中は、電源を切ったり、
メモリースティックを抜いたりしないでください。
ファイルが壊れることがあります。
5
メモリースティックを抜く。
6
セレクト R ボタン(Restart)を押す。
メイン画面が表示されます。インストールしたオペ
レーションソフトウェアの名前が表示されていること
を確認してください。
オペレーションソフトウェアがインストールされていない場
1
セレクト L ボタン(Back)を押す。
メイン画面が表示されます。
2
セレクト R ボタン(Install)を押す。
Install 画面が表示されます。メモリースティック内の
拡張子が jad のファイルが表示されていることを確認
してください。
3
インストールするオペレーションソフトウェアをジョ
グローラーで選択し、セレクト R ボタン(Go)を押
す。
インストールするオペレーションソフトウェアの情報
が表示されます。
4
表示された内容が正しければセレクト R ボタン(Yes)
を押す。
インストールが開始されます。データの読み込み/書
き込み中は、ステータスインジケーターが点灯または
点滅します。
インストールが完了すると、インストールが成功した
というメッセージが画面に表示されます。
ご注意
データの読み込み/書き込み中は、電源を切ったり、
メモリースティックを抜いたりしないでください。
ファイルが壊れることがあります。
5
メモリースティックを抜く。
6
セレクト R ボタン(Restart)を押す。
メイン画面が表示されます。インストールしたオペ
レーションソフトウェアの名前が表示されていること
を確認してください。
インターネットを使ってインストールするに
1
本機がインターネットに接続されていることを確認す
る。
2
セレクト L ボタン (Menu) を押す。
Menu 画面が表示されます。
3
ジョグローラーで Install Settings を選択し、セレクト
R ボタン(Enter)を押す。
Install Settings 画面が表示されます。
4
ジョグローラーで Internet を選択する。
ここで URL アドレスを設定しておくと、インストール
するときに毎回 URL を入力する必要がなくなります。
URL アドレスの設定ついては、「URL アドレスを設定する
には」 (17 ページ)をご覧ください。
5
セレクト R ボタン(Save)を押す。
メニュー画面が表示されます。
以降の手順は、本機にオペレーションソフトウェアがインス
トールされているかどうかで操作が異なります。
オペレーションソフトウェアがインストールされている場合
1
ジョグローラーで Install を選択する。
2
セレクト R ボタン(Enter)を押す。
Install 画面が表示されます。
3
タスクバーのキーボードアイコンを押す。
キーボードが表示されます。
4
インストールするオペレーションソフトウェアが格納
されている URL アドレスとオペレーションソフトウェ
アのファイル名を入力し、セレクト R ボタン(OK)を
押す。
ご注意
オペレーションソフトウェアのファイル名は必ず拡張
子が jad のものを指定してください。
5
セレクト R ボタン(Go)を押す。
インストールするオペレーションソフトウェアの情報
が表示されます。
17
オペレーションソフトウェアのインストール
6
表示された内容が正しければセレクト R ボタン(Yes)
を押す。
インストールが開始されます。データの読み込み/書
き込み中は、ステータスインジケーターが点灯または
点滅します。
インストールが完了すると、インストールが成功した
というメッセージが画面に表示されます。
ご注意
データの読み込み/書き込み中は、電源を切らないで
ください。ファイルが壊れることがあります。
7
セレクト R ボタン(Restart)を押す。
メイン画面が表示されます。インストールしたオペ
レーションソフトウェアの名前が表示されていること
を確認してください。
オペレーションソフトウェアがインストールされていない場
1
セレクト L ボタン(Back)を押す。
メイン画面が表示されます。
2
セレクト R ボタン(Install)を押す。
Install 画面が表示されます。
3
タスクバーのキーボードアイコンを押す。
キーボードが表示されます。
4
インストールするオペレーションソフトウェアが格納
されている URL アドレスとオペレーションソフトウェ
アのファイル名を入力し、セレクト R ボタン(OK)を
押す。
ご注意
オペレーションソフトウェアのファイル名は必ず拡張
子が jad のものを指定してください。
5
セレクト R ボタン(Go)を押す。
インストールするオペレーションソフトウェアの情報
が表示されます。
6
表示された内容が正しければセレクト R ボタン(Yes)
を押す。
インストールが開始されます。データの読み込み/書
き込み中は、ステータスインジケーターが点灯または
点滅します。
インストールが完了すると、インストールが成功した
というメッセージが画面に表示されます。
ご注意
データの読み込み/書き込み中は、電源を切らないで
ください。ファイルが壊れることがあります。
7
セレクト R ボタン(Restart)を押す。
メイン画面が表示されます。インストールしたオペ
レーションソフトウェアの名前が表示されていること
を確認してください。
URL アドレスを設定するには
1
ジョグローラーで http:// を選択し、ジョグローラーを
押す。
2
タスクバーのキーボードアイコンを押す。
キーボードが表示されます。
3
インストールするオペレーションソフトウェアが格納
されている URL アドレスを入力する。
4
セレクト L ボタン (OK) を押す。
Install Settings 画面が表示されます。
18
システムファイルのアップデート
オペレーションソフトウェアの削除
オペレーションソフトウェアは次の手順で削除することがで
きます。
1
メイン画面で、削除したいオペレーションソフトウェ
アを選択する。
2
セレクト L ボタン(Menu)を押す。
メニュー画面が表示されます。
3
Remove を選択する。
Remove
4
セレクト R ボタン(Yes)を押す。
確認画面が表示されます。削除したいオペレーション
ソフトウェアかどうかを確認します。
5
セレクト R ボタン(Yes)を押す。
削除が開始されます。削除が終了すると、メイン画面
が表示されます。
システムファイルのアップ
デート
工場出荷時にインストールされているシステムファイルを最
新の状態にアップデートすることができます。
ご注意
システムファイルをアップデートすると、インストールして
いるオペレーションソフトウェアは消去されてしまいます。
アップデートの後、オペレーションソフトウェアをインス
トールし直してください。
準備するもの
パーソナルコンピューター(メモリースティックへファイ
ルコピーが可能なもの)
最新のシステムファイル
オペレーションソフトウェア ( アップデート後に再インス
トールするため )
メモリースティック
システムファイル、オペレーションソフトウェアの入手方法につ
いては、ソニーの営業担当にご確認ください。
バージョンの確認
システムファイルのアップデートを実行する前に、現在のシ
ステムファイルのバージョンを確認してください。
バージョンの確認方法については、「基本情報の確認」 (12 ペー
ジ)をご覧ください
準備
1
メモリースティックをフォーマットする。
フォーマットのしかたについては、「メモリースティックの
フォーマット」 (12 ページ)をご覧ください。
2
システムファイルをコンピューターで解凍する。
解凍したデータは、下記のディレクトリーに保存され
ます。
MSSONY/PRO/UCP/
3
解凍したデータを、MSSONY を含めたフォルダーごと
メモリースティックにコピーする。
19
“メモリースティック”を使う
アップデート
アップデートには約30分程かかる場合があります。画面の
指示に従って操作してください。
ご注意
インストールを途中で中止しないでください。
インストール中は絶対に電源を切らないでください。シス
テムファイルが壊れることがあります。
1
ファンクションボタン 2 を押したままセレクト LR
タンを同時に 3 秒以上押し、ファンクションボタン 2
が点灯したら指を離す。
UPDATE UTILITY が起動します。
2
インストールするシステムファイルをコピーしたメモ
リースティックを本機に挿入する。
3
画面の指示に従ってセレクト R ボタンを押す。
アップデートが実行されます。
アップデートが終了すると、完了のメッセージが表示
されます。
4
メモリースティックを抜く。
5
セレクト R ボタン (Reboot) を押す。
本機が再起動します。
6
必要なオペレーションソフトウェアを再インストール
する。
インストールの方法については、「オペレーションソフト
ウェアのインストール」 (14 ページ)をご覧ください
“メモリースティック”を
使う
“メモリースティック”について
“メモリースティック”とは?
“メモリースティック”は、小さくて軽く、しかもフロッ
ピーディスクより容量が大きい新世代の IC 記録メディアで
す。“メモリースティック”対応機器間でデータをやりとり
するのにお使いいただけるだけでなく、着脱可能な外部記録
メディアの 1 つとしてデータの保存にもお使いいただけま
す。
“メモリースティック”には、標準サイズのものとその小型
サイズの“メモリースティック デュオ”があります。“メモ
リースティック デュオ”をメモリースティック デュオ アダ
プターに入れると、標準サイズの“メモリースティック”と
同じサイズになり、標準サイズの“メモリースティック”対
応機器でもお使いいただけます。
“メモリースティック”の種類
“メモリースティック”には、用途に応じて以下の4種類が
あります。
“メモリースティック‐ R”
いったん記録されたデータが上書きされない“メモリース
ティック”です。“メモリースティック‐ R”対応機器での
みデータを記録できます。著作権保護技術(マジックゲー
ト)が必要なデータは記録できません。
“メモリースティック”
著作権保護技術(マジックゲート)が必要なデータ以外の、
あらゆるデータを記録できる“メモリースティック”です。
“マジックゲート メモリースティック”
著作権保護技術(マジックゲート)を搭載した“メモリース
ティック”です。
“メモリースティック‐ ROM”
あらかじめデータが記録されている、読み出し専用の“メモ
リースティック”です。データの記録や消去はできません。
20
“メモリースティック”を使う
使用可能な“メモリースティック”
本機では、“メモリースティック”“マジックゲート メモ
リースティック”がご使用いただけます。ただし、本機はマ
ジックゲート規格に対応していないため、本機で表示する
データはマジックゲートによる著作権の保護の対象にはなり
ません。
“メモリースティック デュオ”について
“メモリースティック デュオ”を本機でお使いの場合は、
必ず“メモリースティック デュオ”をメモリースティッ
ク デュオ アダプターに入れてからお使いください。
“メモリースティック デュオ”をメモリースティック デュ
オ アダプターに入れるときは、正しい挿入方向をご確認
ください。
“メモリースティック デュオ”をメモリースティック デュ
オ アダプターに装着して本機でご使用になるときは、正
しい挿入方向をご確認の上ご使用ください。間違ったご使
用は機器の破損の原因となりますのでご注意ください。
メモリースティック デュオ アダプターに“メモリース
ティック デュオ”が装着されていない状態で、“メモリー
スティック”対応機器に挿入しないでください。このよう
な使いかたをすると、機器に不具合が生じることがありま
す。
データ読み込み / 書き込みスピードについて
お使いの“メモリースティック”と機器の組み合わせによっ
ては、データの読み込み / 書き込み速度が異なります。
マジックゲートとは?
マジックゲートは、暗号化技術を使って著作権を保護する技
術です。
“メモリースティック”について
誤消去防止ツマミを「LOCK」にすると記録や編集、消去
ができなくなります。
“メモリースティック デュオ”の誤消去防止スイッチを動
かすときは、先の細いもので動かしてください。
以下の場合、データが破壊されることがあります。
読み込み中、書き込み中に“メモリースティック”を
取り出したり、本機の電源を切った場合
静電気や電気的ノイズの影響を受ける場所で使用した
場合
大切なデータは、バックアップを取っておくことをおすす
めします。
ご注意
ラベル貼り付け部には、専用ラベル以外は貼らないでくだ
さい。
ラベルを貼るときは所定のラベル貼り付け部に貼ってくだ
さい。はみ出さないようにご注意ください。
“メモリースティック デュオ”のメモエリアに書き込むと
きは、あまり強い圧力をかけないでください。
持ち運びや保管の際は、付属の収納ケースに入れてくださ
い。
端子部には手や金属などで触れないでください。
強い衝撃を与えたり、曲げたり、落としたりしないでくだ
さい。
分解したり、改造したりしないでください。
水にぬらさないでください。
以下のような場所でのご使用や保管は避けてください。
高温になった車の中や炎天下など気温の高い場所
直射日光のあたる場所
湿気の多い場所や腐食性のある場所
“メモリースティック”の初期化(フォー
マット)について
“メモリースティック”は、出荷時に専用の標準フォーマッ
ト形式でフォーマットされています。お客様ご自身で“メモ
リースティック”のフォーマットをされる場合には、本機で
フォーマットされることをおすすめします。
“メモリースティック”をパソコンでフォー
マットするときのご注意
お手持ちのパソコンなどで“メモリースティック”をフォー
マットする場合は、次の点にご注意ください。
パソコンでフォーマットした“メモリースティック”は、本
機での動作を保証いたしません。一度パソコンでフォーマッ
トした“メモリースティック”を、本機で使用するには、本
機で再度フォーマットする必要があります。なお、この場合
“メモリースティック”内に記録してあるデータはすべて消
去されますので、ご注意ください。
メモリーステックのフォーマットのしかたについては「メモリー
スティックのフォーマット」 (12 ページ)をご覧ください。
ラベル貼り付け部
誤消去防止つま
端子
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Sony UCP-8060 ユーザーマニュアル

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