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クイックリファレンスガイド
ヴァイサラ CARBOCAP®
CO
2
温度変換器
GMW116
– 壁面取り付け型のコンパクトな CO
2
温
度変換器で、デマンド制御の換気が可能
– HVAC 用に最適
– 可動部品のない高度な単光源 2 波長測定
– ヴァイサラ CARBOCAP® センサを内蔵
ヴァイサラ CARBOCAP® CO
2
温度変換器 GMW116 は、
屋内の温度および CO
2
レベルを測定し、その情報を換気
制御システムに送信します。精度の高い換気制御によって、
屋内の空気を快適に保ち、エネルギー消費を低く抑えるこ
とができます。
GMW116 は継続的に温度を測定するため、CO
2
測定の温
度補正は不要です。
設置
1. 変換器の設置場所を選択する
以下の基準に従って変換器の設置場所を選択します。
- 熱源や換気装置に近い場所、直射日光が当たる場所、
天井には変換器を設置しないでください。
- 電源供給線への接続が容易な場所であることを確認し
てください。
2. 変換器を開ける
GMW116 変換器は閉じた状態で出荷されます。以下の手
順に従って変換器を開けます。
1. マイナスドライバーを使用してプラスチッククリップ
を押し込みます。なお、クリップは変換器の上部にあ
る換気スリットから確認できます。
2. カバーの上部を持ち上げ、カバーを取り外します。
図 1 変換器を開ける
電気的接続
Vin+ 電源（+）24 VDC/VAC
0 電源（-）
CH1 CO
2
信号（+）0 ～ 10 V
GND 信号（-）
CH2 温度信号（+）0 ～ 10 V
GND 信号（-）
3. 電源を接続する
電源ケーブルは、取り付け基盤の上部、底部、中央のいず
れからでも接続できます。電源ケーブルを最も使いやすい
ケーブル口（上部または中央を推奨）から挿入し、ネジ
端子に接続します。変換器の底部の換気穴にはケーブルを
通さないでください。温度および CO
2
測定の妨げになり
ます。
変換器は 24 VAC または 15 ～ 36 VDC で動作します。
図 2 個別の AC 電源を接続（推奨）
図 3 複数の変換器に 1 つの AC 電源を接続
ホームページ： www.vaisala.co.jp
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図 4 電源ケーブルの配線
4. 取り付け基盤を設置する
取り付け穴を使用して、取り付け基盤を設置場所にしっか
りと固定します。ネジ（同梱されていません）を少なくと
も 2 つ使用して下さい。取り付け基盤の矢印が真上に向く
ように設置してください。
注記 温度測定の精度は、壁面の温度に影響さ
れます。
注記 電源ケーブルを壁を通して取り付けるこ
とも可能です。この取り付け方法で
チューブを使用する場合は、誤測定を防
ぐため、チューブが適切にシールされて
いることを確認してください。
1 自己診断 LED
2 CO
2
センサ
3 温度センサ
図 5 GMW116 カバー
5. カバーを基盤に取り付ける
カバーを取り付け基盤の上に置き、プラスチッククリップ
がはめ込まれるようにカバーを閉じます。ネジコネクター
の穴にピンが差し込まれていることを確認してください。
6. 自己診断 LED を確認する
変換器の部品基板には自己診断 LED があり、変換器を閉
じた状態でも正面の換気穴を通して確認できます。
緑色 LED が、正常動作時には点灯し、センサ障害などの
内部エラー発生時には点滅します。
技術データ
特性 詳細
性能
測定範囲 0 ～ 2000 ppm CO
2
0 ～ 50 °C T
測定精度（再現性、非直線
性、校正の不確かさを含む）
±（測定範囲の 2.0 % +
指示値の 2 %）
長期安定性 測定範囲の ±5 % / 5 年間
応答時間 1 分
圧力依存性 指示値の +0.15 % / hPa
（典型値）
温度測定精度 25 °C の場合 ±0.7 °C
ウォームアップタイム 1 分
製品寿命 > 10 年
動作環境
動作温度範囲 0 ～ +50 °C
動作湿度範囲 0 ～ 85 % RH
動作圧力範囲 700 hPa ～ 1200 hPa
入出力
動作電圧 24 V（±20 %）AC/DC
消費電力
< 2 W
接続 ネジ端子、配線サイズ
0.22 ～ 1.5 mm
2
出力
アナログ 2 x（0 ～ 10 V）
推奨外部負荷抵抗
電圧出力
> 10 kΩ
電磁適合性 EN61326-1：一般環境
保証書
ヴァイサラ社は、通常の動作条件下におけるこの製品
の材質および製造について、出荷日から 2 年間有効な
保証書を発行します。例外的な条件下での使用、取り
扱い時の不注意または誤使用に起因する損傷に対して
は、上記保証は無効です。
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