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ATTO Conguration ToolにはディスクストレージをRAIDグループまた
はホットスペアドライブに構築できます。
備考:JBODの個々のディスクもRAIDグループとみなされます。
ATTOCongurationToolを使ってSonnetRAIDコントローラのRAIDグ
ループを以下のいずれかのRAIDレベルに設定することができます。
• JBOD
• RAIDレベル0
• RAIDレベル1
• RAIDレベル4
• RAIDレベル5
• RAIDレベル6
• RAIDレベル10
• DVRAID™
DVRAIDRAIDグループはATTOCongurationToolで自動的に設定
されます。その他のRAID設定はそれぞれに入力する必要があります。
Sonnetは「カスタムRAID」グループセットの使用を推奨します。
各RAIDグループは1つ以上の複数のパーティションに分割することがで
きます。各パーティションはご使用のコンピュータからは各仮想ディスク
として表示されます。
ATTOCongurationToolのRAIDCLIタブのRAIDCommandLine
Interfaceペインからコマンドラインインターフェースペインを使用してパ
ラメータを設定、変更できます。(付録Aを参照)ただし、この章に記載
のメニューベースの手順を採るのがFusionストレージシステムのRAID
コンフィギュレーションを設定する上で望ましい方法です。
始めに〜設定の手順
1.「ATTOCongurationTool」アプリケーションを起動します。
2.CongurationToolのメイン画面が表示されます。ウィンドウ左
側にあるDeviceListingペイン、localhostの下に表示されている
「ExpressSASRxxx」をクリックしてください。新しくタブのセット
が右側のペインに表示されます。画面の概要は14ページの図10を
参照ください。
3.RAIDタブをクリックします。アプリケーションはドライブをスキャン
します。上側のペインには接続されたドライブが表示されます。下
側のペインにはRAIDグループとホットスペアが表示されます。
カスタムRAIDグループのセットアップ
1.始めに~設定の手順の後、アプリケーションメニューより、「RAID
Management(RAID管理)>CreateGroup(グループ作成)>
Customized(カスタマイズ)」と選択します。
2. 新規RAIDグループを設定するため最初のオプションセットを選択
します。14ページ図11を参照してください。
• Name: RAIDグループ名を付けます、またはCongurationTool
によって割り当てられた名前を使用します。名前はユニークでス
ペースを含まない14文字以内から構成する必要があります。
•Level: ドロップダウンメニューよりRAIDグループレベルを選択
します。
• Interleave: インターリーブ値を指定します。デフォルト値は
64KBまたは128KBで使用するOSに依存します。映像編集のパフ
ォーマンスを最大化するためにはインターリーブ値を1MBに設定
することをソネットは推奨します。
•Mirror Count: RAID1またはRAID10グループ作成時における
ミラーグループ数を指定します。
参考情報:
ATTO Conguration ToolウィンドウのDevice
Listingペインでは、Sonnet RAIDコントローラは「ExpressSAS
Rxxx」と認識されます。
参考情報:
DVRAIDは、RAID 4からカスタマイズされデータ保護
の付いたコンフィギュレーションです。このコンフィギュレーショ
ンではRAID 5と比べてデジタル映像の再生時におけるパフォー
マンスが最適化されます。この最適化により、DVRAIDの書き込み速度
は低下します。
参考情報:
RAIDレベルの説明はWikipedia.orgウェブサイトにて
探すことができます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/RAID、
http://en.wikipedia.org/wiki/Standard_RAID_levels、または
http://en.wikipedia.org/wiki/Nested_RAID_levels.
参考情報:
同一のRAIDグループ名が2つある場合、認識されないこ
とがあります。構築済みのところに別のRAIDグループを追加する場
合はグループが同名でないことを確認し同名の場合は変更してください。
参考情報:
RAIDグループを作成した時のインターリーブ値はパ
フォーマンスを大きく左右します。ソネットから発送されるFusion
RAIDストレージシステムにプレインストールされるハードディスク
ドライブは、ポストプロダクション編集業務(大きなファイルデータを扱
う業務)アプリケーション、概してインターリーブ値512KBまたは1MBを
選択して使用します。ストレージ目的または小さなファイル(データベー
ス、Ofce文書等)の扱いをメインにするストレージシステムを構築する
場合は、インターリーブ値を64KBまたは128KBに設定してください。
参考情報:
Sonnetから発送されるハードドライブ搭載 Fusion
RAIDシステムのドライブはMac OS拡張(ジャーナル)フォーマッ
トで単一のRAID 5グループが構成が済んでおりMac OS Xベース
のシステムで使用できます。設定を変更し現在のRAIDグループ(12ページ
RAIDグループの削除を参照)を削除してください。ドライブを再フォーマ
ットおよび再設定するにはConguration Toolとオペレーティングシステ
ムのソフトウエアツールを使用してください。Mac OSおよびWindowsの場
合のクイックフォーマット手順については、xivページを参照してください。
1.2 RAIDグループの設定と管理
Windows参考情報
:Windowsの場合、2TB以上のRAIDボリュ
ームの作成には以下のいずれかの条件を満たしてください:
カスタムRAIDグループ (DVRAID以外) の作成の際、4 K B のセク
ターサイズを選択しディスク管理アプリケーションのフォーマットオプシ
ョンでシンプルボリュームを選択する。もしくは、Fusionストレージに付属
のソフトウエア設定ツールを使用し最大2TBまでのボリュームを作成してか
ら、ボリューム同士を連結(仮想チェーンでリンク、スパンする) し、NTFS
フォーマットを行う。もしくは、GPTフォーマットを使用する。注意点とし
て、GPTフォーマットのドライブおよびボリュームはWindows XP Profes-
sional全バージョンおよびまたはWindows Server 2003 SP1の32ビット
版では不可視です。