TitraLab AT1222

Hach TitraLab AT1222, TitraLab AT1102, TitraLab AT1112, TitraLab AT1122 Basic User Manual

目次
仕様 ページの 112 起動 ページの 126
総合情報 ページの 112 標準操作 ページの 127
取り付け ページの 117 保守点検 ページの 130
キーパッド ページの 125 トラブルシューティング ページの 133
より詳しい情報
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
仕様
仕様は予告なしに変更される場合があります。
仕様 詳細
寸法 ( × 奥行き × 高さ) 22 x 40 x 36 cm(8.7 x 15.7 x 14.2 インチ)
重量
4 kg (8.8 lb)
電源要件 100-240 VAC50/60 Hz
高度 最大 2,000 m(6,562 ft)
動作周囲温度 摂氏 15 35 (華氏 59 95 度)
相対湿度 20 % 80 %、結露のないこと
保管温度 摂氏–540 度(華氏 23104 度)
取り付けカテゴリ
II
汚染レベル
2
認証 安全性 IEC/EN 61010-1EMC IEC/EN 61326-1
保証 1 (EU: 2 )
総合情報
いかなる場合も、製造元は、例えそのような損害が生じる可能性について報告を受けていたとして
も、本マニュアルに含まれるいかなる瑕疵または脱落から生じる直接的、間接的、特定、付随的また
は結果的に生じる損害に関して責を負いません。製造元は、通知または義務なしに、随時本マニュア
ルおよび製品において、その記載を変更する権利を留保します。改訂版は、製造元の Web サイト上
にあります。
安全情報
メーカーは、本製品の目的外使用または誤用に起因する直接損害、偶発的損害、結果的損害を含むあらゆる損害
に対して、適用法で認められている範囲で一切責任を負わないものとします。ユーザーは、適用に伴う危険性を
特定したり、装置が誤作動した場合にプロセスを保護するための適切な機構を設けることに関して、全責任を負
うものとします。
この機器の開梱、設定または操作を行う前に、このマニュアルをすべてよく読んでください。危険お
よび注意の注意事項に注意を払ってください。これを怠ると、使用者が重傷を負う可能性、あるいは
機器が損傷を受ける可能性があります。
本装置に備わっている保護機能が故障していないことを確認します。本マニュアルで指定されてい
る以外の方法で本装置を使用または設置しないでください。
112
日本語
危険情報の使用
回避しなければ死亡または重傷につながる、潜在的または切迫した危険な状況を示します。
避けない場合、死亡事故や負傷が起こるかも知れない危険な状況を示します。
軽傷または中傷事故の原因となる可能性のある危険な状況を示しています。
回避しなければ、装置の損傷を引き起こす可能性のある状況を示します。 特に注意を要する情報。
使用上の注意ラベル
装置に取り付けてあるラベルとタグをすべてお読みください。これを怠ると、人身傷害や装置の損傷
につながるおそれがあります。測定器に記載されたシンボルについては、使用上の注意が記載された
マニュアルを参照してください。
このシンボルが測定器に記載されている場合、操作上の指示マニュアル、または安全情報を参照して
ください。
このシンボルは感電の危険があり、場合によっては感電死の原因となる恐れのあることを示していま
す。
このシンボルは、静電気放電 (ESD) に敏感なデバイスがあることと、機器の破損を防止する措置をと
る必要があることを示しています。
このシンボルが表示された電気機器は、欧州廃棄システムにより 2005 8 12 日以降の廃棄処分が
禁じられています。欧州地域規制および国内規制 (EU 指令 2002/96/EC) に従い、欧州の電気機器ユー
ザーは古くなったまたは使い切った機器をメーカーに無償返却する必要があります。
取得認証
カナダの障害発生機器規則、IECS-003、クラス A:
テスト記録のサポートはメーカーにあります。
このクラス A デジタル装置はカナダの障害発生機器規則の要件をすべて満たします。
Cet appareil numérique de classe A répond à toutes les exigences de la réglementation canadienne
sur les équipements provoquant des interférences.
FCC PART 15、クラス A 限度値
テスト記録のサポートはメーカーにあります。この機器は FCC 規則のパート 15 に準拠します。運
転は以下の条件を前提としています:
1. この装置が有害な干渉の原因とならないこと。
2. この装置が望ましくない動作の原因となる可能性のあるいかなる干渉にも対応しなければなりま
せん。
これらの規格への準拠に責任を持つ当事者による明示的承認を伴わなずにこの装置に対する改変ま
たは改造を行うと、ユーザーはこの機器を使用する権限を失う可能性があります。この装置は、FCC
規則のパート 15 に従って、クラス A のデジタル機器の制限に準拠することが試験によって確認され
ています。これらの制限は、この機器が商用の環境で使用されたときに、有害な干渉から適切に保護
日本語
113
することを目的に設定されています。この機器は、無線周波数エネルギーを生成および使用するもの
で、取り扱い説明書に従って取り付けおよび使用しない場合にはそれを放射する場合があり、無線通
信に対して有害な干渉を発生させる可能性があります。住宅地域における本装置の使用は有害な電
波妨害を引き起こすことがあり、その場合ユーザーは自己負担で電波妨害の問題を解決する必要があ
ります。以下の手法が干渉の問題を軽減するために使用可能です。
1. 装置から電源を取り外して、電源が干渉源かどうかを確認します。
2. 装置が干渉を受けている装置と同じコンセントに接続されている場合は、装置を別のコンセント
に接続してください。
3. 妨害を受けている装置から本装置を離します。
4. 干渉を受けるデバイスの受信アンテナの位置を変更します。
5. 上記の手法を組み合わせてみます。
製品の概要
装置は、デジタルおよびアナログセンサーを使用して動作します。測定アプリケーションを装置にイ
ンストールし、測定プロセスを自動化することができます。ユーザーが操作する必要がある場合に
は、装置のディスプレイに表示されます。製品の特長に関しては、 1 を参照してください。
1 製品の概要
1 キーパッド 6 ビーカー 11 センサーホルダー
2 ディスプレイ 7 シリンジ保護カバー 12 ポンプ 2 注水/排水
3 センサー保存チューブ 8 シリンジ注水/排水 13 ポンプ 1 注水/排水
4 USB ポート 9 チューブクリップ 14 ポンプアクセスカバー
5 チューブホルダー 10 シリンジ
:
モデルによって、シリンジおよびシリンジ注水
/
排水ポートは
1
個または
2
個、ポンプは
1
個、
2
個、またはな
し、となります。
1
を参照してください。
1 装置の構成
モデル シリンジ ポンプ
AT1102 1 0
AT1112 1 1
114
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1 装置の構成 (続き)
モデル シリンジ ポンプ
AT1122 1 2
AT1222 2 2
装置の接続
2 は、装置の背面パネルの接続を示しています。装置に付属する USB アプリケーションキーを使
用する際は、装置の側面の USB ポートを使います。プリンタ、マウス、キーボード、または USB
ブを使用する際は、装置背面の USB ポートを使って接続します。
2 装置の接続
1 24 V 外部電源ポート 4 外付けポンプポート 7 USB ポート
2 センサー 1 ポート 5 外付けプロペラポート 8 イーサネットポート
3 センサー 2 ポート 6 シリアルポート
製品コンポーネント
すべてのコンポーネントが正しく納品されていることを確認します。箱に入っている同梱物リスト
を参照してください。コンポーネントが不足していたり損傷していたりした場合は、直ちに HACH
Japan または弊社販売代理店にお問い合わせください。
日本語
115
3 装置の箱の内容物
1 装置 3 センサー保存チューブ 3 本) 5 電源コード
2 チューブホルダー
1
4 電源
1
装置で使用できるシリンジ位置それぞれにつき 1
116
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4 アプリケーションの箱の内容物
1 ビーカー(10×50mL および 10×150 L 7 シリンジ固定リング
5
2 拡散防止チップ付きチューブ
2
8 シリンジ(数量に関しては 1 ページの 114 を参
照)
3 円錐アダプタ(2 個) 9 USB アプリケーションキー
4 磁気かくはん棒(10 本) 10 ガラスボトル
6
5 レガシーセンサーアダプタ
3
11 ボトルキャップ(GL45 2 個、GL25 1 個)
6 センサー
4
12 空の乾燥カートリッジ(3 個)
取り付け
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
装置は、異なる構成で使用することができます( 1 ページの 114 を参照)。本取扱説明書は、シリ
ンジ 1 本、ポンプ 1 個の装置の設置に関する説明について扱っています。装置のシリンジ、ポンプの
数に応じて、取り付けに関する手順を適宜調整してください。
取り付けのガイドライン
装置は、室内でのみ使用することができます。
背面パネルの電源コネクタは、すぐに操作できるようにし、緊急時に素早く電源を切れるようにし
ておく必要があります。
装置は、ヒーター、直射日光、および他の熱源に近づけないようにし、温度過昇を避けてくださ
い。.
5
各シリンジにつき 1
2
アプリケーションに必要である場合
6
一部のアプリケーションキットのみに同梱
3
一部のアプリケーションキットのみに同梱
4
種類と数量はアプリケーションにより異なります
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117
装置は、通気性のよい安定した水平な場所に設置してください。.
装置の上下左右には 15 cm6 インチ)の隙間を作り、電気部品の過熱を防いでください。
埃っぽい、湿気の多い、または濡れた所で装置を操作したり保存したりしないでください。.
装置の表面およびアクセサリすべては常に乾いた清潔な状態に保ってください。
AC 電源への接続
感電死の危険。この装置を屋外または湿っている可能性がある場所で使用する場合は、主電源との接続
に漏電回路安全装置 (GFCI/GFI)を使用する必要があります。
感電および火災の危険。供給されたコードと非ロック式プラグが、該当する国の電気法規の要件を満た
していることを確認してください。
火災の危険。この装置の仕様に合った電源のみを使用してください。
1. 電源コードを電源に接続します。
2. 電源を装置に接続します。 2 ページの 115 を参照してください。
3. 電源コードを電源コンセントに接続します。
シリンジの設置
シリンジを取り付ける前に、装置の電源を入れてください。装置の前面にある電源ボタンを押しま
す。ディスプレイにスタートアップシーケンスが表示されるのを確認します。シリンジホルダーを
操作位置に下げます。
:
ディスプレイ上に表示されるアプリケーションなしに関連した警告メッセージは無視します。
センサーホルダーには、2 つの位置があります。1 つは磁気かくはん棒の上で、2 つ目は右に 180°
す。センサーホルダーを装置から 2 つ目の位置に移動させます。
下図に示した手順を参照してください。
2 つ目のシリンジを取り付けるには、ステップ 57 の手順を繰り返してください。
118
日本語
センサー保存チューブの設置
センサー保存チューブを、装置の側面にあるホルダーに取り付けます。 1 ページの 114 を参照し
てください。使用しない場合は、センサーは保存チューブに保管してください。
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119
かくはん棒およびビーカーの設置
かくはん棒をビーカーに入れ、ビーカーをセンサーホルダーに取り付けます。下図に示した手順を参
照してください。
チューブの準備
チューブの端が折れ曲がっている場合はのばします。下図に示した手順を参照してください。
チューブの接続
矢印の記号は、シリンジの注水および排水ポート、およびポンプ接続を表しています。「上」矢印は
排水ポートです。「下」矢印は注水ポートです。シリンジおよびポンプの注水/排水ポートのチューブ
コネクターをカチッというまでしっかり回します。
シリンジの排水チューブには、青いリングがついています。拡散防止チップが必要である場合は、
らかじめ取り付けられている注水チューブをシリンジから外し、アプリケーションキットのあらかじ
め拡散防止チップが取り付けられたチューブを取り付けます。
排水チューブをチューブホルダーのスロットに押し付け、正しく取り付けます。
120
日本語
下図に示した手順を参照してください。
センサーの設置
レガシーアダプタの設置
アプリケーションキットにレガシーアダプタが含まれていない場合は、センサーの接続
ページの 122 に進んでください。
1. 測定センサー、比較センサー、および温度センサーをレガシーアダプタに接続します。
2. レガシーアダプタケーブルを、装置の背面パネルにあるセンサーソケットに接続します。 5
参照してください。
日本語
121
5 レガシーアダプタの設置
1 温度センサー 2 比較センサー 3 測定センサー
センサーの接続
円錐アダプタを使って、センサーホルダーにセンサーをしっかり取り付けます。
センサーを装置の背面にある利用可能なセンサーポートに接続します。センサーを接続したら、セン
サーのアイコンがディスプレイ上部のバナーに表示されていることを確認します。下図に示した手
順を参照してください。
122
日本語
滴定剤および試薬の設置
化学物質による人体被害の危険。検査室の安全手順に従い、取り扱う薬品に適した個人用保護具をすべ
て装着してください。安全手順に関する現在の安全性データシート(MSDS/SDS)を参照してください。
ボトルキャップのチューブコネクタをゆるめます。
乾燥カートリッジに適用乾燥剤を入れます。乾燥カートリッジを滴定ボトルキャップのアダプタに
取り付けます。
コネクタから注入チューブを押します。チューブの端がボトルの底についていることを確認します。
ボトルキャップのコネクタを締めます。
USB アプリケーションキーの「アプリケーションに関する注記」を参照して、試薬ボトルに接続す
る適切なポンプを特定します。下図に示した手順を参照してください。
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123
作業エリアを整理整頓する
電磁弁のクリップおよびセンサーホルダーを使って、装置にチューブを取り付けます。下図に示した
手順を参照してください。
124
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ユーザインターフェースとナビゲーション
キーパッド
6 に、キーパッドとキーの機能を示します。
6 キーパッド
1 電源 4 ナビゲーションキー
2 プリンタ 5 ホーム
3 選択キー
キー 説明
電源 装置の電源をオン/オフにします。キーを 2 秒間押すと、電源が切れます。
プリンタ データを取り付けたプリンタに送信します。プリンタキーは、プリンタが装置に接続されてい
る場合にのみ使用できます。
選択キー(コン
テキスト)
測定オプション、選択および構成オプションを表示します。このキーを使って、現在のメニュ
ー表示を閉じたりサブメニューを開いたりします。各キーの上のディスプレイに、使用できる
オプションが表示されます。
ナビゲーショ
ンキー
メニューやデータをスクロールしたり、数字や文字を入力したりするほか、チェックボックス
設定の入力、シリンジやポンプのオプション設定などを行います。
ホーム メインメニューを開きます。
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125
起動
化学物質による人体被害の危険。検査室の安全手順に従い、取り扱う薬品に適した個人用保護具をすべ
て装着してください。安全手順に関する現在の安全性データシート(MSDS/SDS)を参照してください。
人体損傷の危険。装置を使用する場合は、必ずシリンジ保護カバーを取り付けてください。
装置の設定
1. メインメニューから、
Settings(設定)を選択します。
2. オプションを選択し、Select(選択)を押します。
オプション 説明
アプリケーシ
ョン
アプリケーションデータのコピーをエクスポート、変更(アプリケーション設定の変更
ページの 126 を参照)削除、および作成します。重複機能により、インストールされた各シ
リンジに対し 5 つ以上のアプリケーションが作成されないようにしてください。
オペレータ オペレータを追加、変更、および削除します。
日付と時刻 装置の日付と時刻を設定します。
明るさ ディスプレイの明るさを設定します。
音声 音声オプションを設定します。
言語 言語を設定します。
ネットワーク 装置に名前を付けます。この名前は、装置を PC に接続する際に使用します。 名前を変更し
た場合は、装置を再起動してください。
レガシー設定 レガシーアダプタを使用する場合は、センサーデータを特定してください。
情報 装置および取り付けられたハードウェアの情報を表示します。
デフォルトの
復元
装置をデフォルト設定に戻します。
オプション アプリケーションパラメータ表示をエキスパートモードに設定しますアプリケーション設定
の変更 ページの 126 を参照) 装置をオフに設定する場合、シリンジは滴定ボトルに排出さ
れるように設定します。温度表示の単位を変更します。プリンターが接続されている場合、
定カーブを印刷します。
3. Back(戻る)を押します。
アプリケーション設定の変更
装置にインストールされたアプリケーションは事前に定義されており、測定プロセスが最適化されるようになっ
ています。これらデフォルトのアプリケーションパラメータを変更すると、測定プロセスおよび測定結果に影響
が生じます。これらパラメータを変更したり、装置をエキスパートモードで使用したりできるのは、資格ある人
員のみです。
1. メインメニューから、 Settings(設定)を選択します。
2. Applications(アプリケーション)Edit(編集)の順で選択します。
3. インストールリストから変更するアプリケーションを選択し、 Edit(編集)を選択します。
126
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4. 矢印キーを押してスクロールし、様々なアプリケーションパラメータを表示させます。Edit(編
集)キーが使用できるのは、変更できるパラメータにおいてのみです。
:
エキスパートモードでは、装置のより多くのパラメータを変更することができます。
5. Edit(編集)を押してパラメータを変更します。新しい詳細設定を入力するか、またはリストか
ら選択します。
アプリケーションのインストール
付属の USB キーを使用して、アプリケーションをインストールします。装置には、取り付けられた
各シリンジに対し最大 5 つのアプリケーションをインストールすることができます。シリンジ 2
に関して、ディスプレイの一番上の行に表示されるインストール済みアプリケーションは、1 つ目の
シリンジ、2 番目の行に表示されるインストール済みアプリケーションは 2 つ目のシリンジのもので
す。インストール中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティング ページの 133 を参照して
ください。
1. Home(ホーム)を押すと、メインメニューに戻ります。
2. USB キーを装置の側面にある USB ポートに接続します。USB キー上にあるアプリケーションが
ディスプレイに表示されます。
3. 矢印キーを押して、インストールするアプリケーションを強調表示させて選択します。左/右矢印
キーを押して選択します。このステップを繰り返して、そのほかのアプリケーションもインスト
ールします。
4. Import(インポート)を押すと、選択されたアプリケーションがインストールされます。
5. OK を押すと、インストールが完了します。インストールされたアプリケーションは、メインメ
ニューに表示されます。
:
さらにアプリケーションをインストールするには、
Home
(ホーム)を押してメインメニューに戻り、
USB
キーを一度取り外した後で再挿入します。
測定できるよう装置を準備する
1. メインメニューから、 Purge(パージ)を選択して、Start(開始)を押してください。取り
付けられているデバイスすべてがリストに表示されます。
2. All elements(エレメントすべて)を選択すると、取り付けられているでデバイスすべてのパージ
を行います。パージするデバイスを 1 つ選択することもできます。Select(選択)を押します。
デバイスから空気が取り除かれ、ボトルから液体が注水されます。
3. 操作が完了したら、OK を押します。
4. デバイスに気泡がないことを確認します。気泡がある場合、ステップ 2 を繰り返し行います。
5. 個々のデバイスを選択している場合は、パージを行う次のデバイスを選択します。
6. チューブすべてに試薬が注水され、デバイスから気泡が取り除かれたら、Exit(終了)を押しま
す。
:
小さな気泡がわずかにシリンジの内部またはピストンにある場合、そのままにしてもシステムのパフォーマ
ンスに影響を与えることはありません。
標準操作
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
日本語
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化学物質による人体被害の危険。検査室の安全手順に従い、取り扱う薬品に適した個人用保護具をすべ
て装着してください。安全手順に関する現在の安全性データシート(MSDS/SDS)を参照してください。
人体損傷の危険。装置を使用する場合は、必ずシリンジ保護カバーを取り付けてください。
化学物質による人体被害の危険。滴定が終了するまでは、ビーカーからかくはん棒を決して取り外さないでくだ
さい。
サンプル測定を取得する
このオプションでは、インストールされたアプリケーションの 1 つを使用してサンプル測定を取得し
ます。
1. メインメニューから、測定アプリケーションを選択して Start(開始)を押します。アプリケーシ
ョン情報がディスプレイに表示されます。
2. USB アプリケーションキーの関連する「アプリケーションに関する注記」から詳細を確認しま
す。
3. 必要に応じて、詳細な情報が見たい、あるいはデータを変更したいアイコンを選択します。
4. ビーカーにディスプレイに表示された推奨サンプル量を入れます。必要に応じて、十分な量の純
水を追加し、センサーがサンプル内に正しく設置されるようにします。
5. 注意しながら、ビーカーに磁気かくはん棒を入れます。液体がこぼれていないかどうか確認しま
す。
6. ビーカーをセンサーホルダーに取り付けます。
7. ディスプレイ下部のアイコン が強調表示されていることを確認します。このアイコン近くの
ディスプレイに表示された指示に従います。センサーの接続 ページの 122 を参照して、チューブ
とセンサーが正しく並んでいるかどうか確認します。
8. Start(開始)を押すと測定が開始します。測定データがディスプレイに表示されます。
9. デフォルトのかくはん速度を調整する必要がある場合、上/下矢印キーを押して、速度を増減しま
す。
10. 測定手順の実行中にオプション選択が可能である場合、Skip(スキップ)を押して現在のステッ
プをとばすか、または Stop(停止)を押して測定を中止します。
11. 測定が完了したら、矢印キーを押して異なる測定値を表示させます。
12. 以下のオプションを選択するには、Next(次へ)を押します。
オプション 説明
サンプルの繰り
返し
このオプションは、同じサンプルへ同じ滴定を開始します。これは、同じサンプルの異なる
部分を連続して分析することで再現性を調べる際に使用します。各測定の最後に、ウィンド
ウに平均値、標準偏差、および相対標準偏差が表示されます。
新しいサンプル このオプションは、新しいサンプルへ同じ滴定を開始します。標準偏差、相対標準偏差測定
は行われません。
13. Exit(終了)を押すと、メインメニューに戻ります。
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データログの管理
表示、削除、エクスポート、データフィルターの指定を行うデータを選択するには
1. メインメニューから、 Data log(データログ)を選択してください。
2. オプションを選択し、Select(選択)を押します。
オプション 説明
データログの表示 測定データを表示します。データの個々の行を選択して、詳細な内容を表示します。
データログのエク
スポート
システムから外付けデバイスに測定データをエクスポートします。エクスポーとする前
に、選択したデータのプレビューを表示します。外付けデバイス(USB キー、外付けハ
ードドライブなど)が装置に接続されていることを確認します。
データログの削除 システムから測定データを削除します。削除する前に、選択したデータのプレビューを
表示します。
3. データ抽出パラメータを指定します。左/右矢印キーを押して選択します。上/下矢印キーを押し
てオプションを選択します。
オプション 説明
結果の種類 利用できる結果の種類を設定します。
アプリケーション 使用できるアプリケーションを設定します。
日付 日付の範囲を設定します。
オペレータ 使用できるオペレータを設定します。
キャリブレーション
センサーの校正
1. メインメニューから、 Calibration(校正) Electrode calibration(電極校正)の順で選択
してください。
2. 1 つ以上のセンサーが設置されている場合、矢印キーを押して校正するセンサーを強調表示し、
Select(選択)を押してください。
3. 1 つ以上のアプリケーションにセンサーの校正パラメータが含まれている場合、矢印キーを押し
てアプリケーションを選択し、Select(選択)を押してください。アプリケーション情報がディ
スプレイに表示されます。
4. 必要に応じて、詳細な情報が見たい、あるいはデータを変更したいアイコンを選択します。
5. ディスプレイに表示された操作を行い、Start(開始)を押して校正を開始します。校正情報がデ
ィスプレイに表示されます。
6. デフォルトのかくはん速度を調整する必要がある場合、上/下矢印キーを押して、速度を増減しま
す。
7. 校正が完了したら、矢印キーを押して異なる測定値を表示させます。
8. Yes(はい)を押すと、次の校正バッファ溶液に進みます。
9. 校正が完了したら、Yes(はい)を押して校正を受け入れるか、または No(いいえ)を押して拒
否します。
10. Exit(終了)を押すと、メインメニューに戻ります。
滴定剤の校正
1. メインメニューから、 Calibration(校正) Titrant calibration(滴定剤校正)の順で選択し
てください。関連情報がディスプレイに表示されます。
2. 必要に応じて、詳細な情報が見たい、あるいはデータを変更したいアイコンを選択します。
3. ディスプレイに表示された操作を行い、Start(開始)を押して校正を開始します。校正情報がデ
ィスプレイに表示されます。
日本語
129
4. デフォルトのかくはん速度を調整する必要がある場合、上/下矢印キーを押して、速度を増減しま
す。
5. 校正が完了したら、矢印キーを押して異なる測定値を表示させます。
6. Continue(続行)を押すと、校正が続行されます。
7. 校正が完了したら、Yes(はい)を押して校正を受け入れるか、または No(いいえ)を押して拒
否します。
8. Exit(終了)を押すと、メインメニューに戻ります。
パージ
このオプションを使って、システムから気泡を取り除きます。指示に関しては測定できるよう装置を
準備する ページの 127 を参照してください。
保守点検
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
メンテナンスのために装置を分解しないでください。内部のコンポーネントを清掃するか、または修理する場合
は、メーカーにお問合せください。
装置の清掃
装置のいかなる部分の清掃にも、可燃性または腐食性の溶媒を決して使用しないでください。これらの溶媒を使
用すると、装置の環境保護を低下させることがあり、保証が無効になる可能性があります。
湿らせた布、または水と中性洗剤を混ぜたものを使って、外側の表面を清掃してください。柔らかい
布でふき取って乾かしてください。
センサーの清掃
センサーに付属する説明書を参照してください。
保守点検メニュー
メインメニューから Maintenance(保守点検)を選択します。
シリンジのアクティベーション
シリンジの点検の行います。シリンジが適切に排水/注水を行っていることを確認します。
1. 保守点検メニューから、Syringe activation(シリンジアクティベーション)を押します。
オプション 説明
注水 シリンジに滴定剤を注水します。シリンジが一杯になると、自動的にプロセスが停止しま
す。
ボトルへの排水 シリンジの内容物が滴定剤ボトルに排水されます。
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オプション 説明
ビーカーへの排水 シリンジの内容物がビーカーに排水されます。シリンジの排水ポートからのチューブが
ビーカーに挿入されていることを確認してください。
停止 操作を停止します。
2. 2 シリンジが取り付けられている場合、Toggle(切り替え)を押すと第 2 シリンジに変更され
ます。
シリンジの交換
シリンジを交換するには、保守点検メニューから Syringe replacement(シリンジの交換)を選択し
ます。ディスプレイに表示される指示に従ってください。シリンジの設置 ページの 118 を参照して
ください。
ポンプのアクティベーション
このオプションは、ポンプが取り付けられている装置にのみ適用されます。ポンプの点検の行いま
す。ポンプが適切に排水/注水を行っていることを確認します。
1. 保守点検メニューから、Pump activation(ポンプアクティベーション)を押します。
オプション 説明
開始 ポンプを開始します。試薬は、チューブを通ってビーカーに注入されます。ポンプの排水ポート
からのチューブがビーカーに挿入されていることを確認してください。
停止 操作を停止します。
2. 複数のポンプが取り付けられている場合、Toggle(切り替え)を押すと別のポンプに切り替わり
ます。
ポンプカセットの交換
感電死の危険。この手順を開始する前に、装置の電源を切ってください。
このオプションは、ポンプが取り付けられている装置にのみ適用されます。
ポンプカセットを交換する場合は、ディスプレイに表示される図説を参照して指示に従います。
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