15. コンピュータとデバイスをコンセントに接続して、電源を入れます。
16. 新しいシステムパスワード、またはシステム管理者パスワードを設定します。
CMOS 設定のリセット
1. 作業を開始する前にの手順に従って操作してください。
2. スモールフォームファクターコンピュータで CMOS 設定を消去する場合、ハードディスクドライブを取り外します(ハードディスクドライブの取り外し)。
3. 現在の CMOS 設定をリセットします。
a. パスワードおよび CMOS ジャンパの場所を確認します。パスワード(PSWD)ジャンパと CMOS (RTC_RST)ジャンパは、システム基板上にあります(ジャンパ設定を参照)。
b. パスワードジャンパプラグをピンから取り外します。
c. パスワードジャンパプラグを RTC_RST ピンに取り付け、約 5 秒待ちます。
d. ジャンパプラグを RTC_RST ピンから取り外し、パスワードピンに取り付けなおします。
4. スモールフォームファクターコンピュータで CMOS 設定を消去した場合、ハードディスクドライブを取りハードディスクドライブの取り付け を参照)。
5. コンピュータカバーを取り付けます(コンピュータカバーの取り付けを参照)。
6. コンピュータとデバイスをコンセントに接続して、電源を入れます。
HyperTransport™およびデュアルコアテクノロジ
HyperTransport テクノロジは、I/O ボトルネックを除去し、システム帯域幅を増やし、システムレイテンシを減少させることで、コンピュータ性能を全体的に高めます。完全に統合化された DDR メモリ
コントローラにより、プロセッサとメインメモリの直接接続が可能になります。デュアルコアは、1 つのプロセッサパッケージに 2 つの物理計算ユニットを集積し、それによって計算効率とマルチタスク機能
を向上させたテクノロジです。
多くのプログラムは、HyperTransport およびデュアルコアテクノロジの恩恵を受けることになりますが、これらのテクノロジ用に最適化されていないプログラムもあります。それらのプログラムは、ソフ
トウェア製造元によるアップデートが必要な場合があります。お使いのソフトウェアでの HyperTransport またはデュアルコアテクノロジの使用に際するアップデートやその他の情報については、ソフ
トウェア製造元にお問い合わせください。ご使用中のコンピュータがハイパースレッディングテクノロジに対応しているかどうかは、セットアップユーティリティの Performance タブにある Hyper-
Threading で確認できます(セットアップユーティリティを参照)。
電力の管理
お使いのコンピュータは、作業しない場合に少ない電力で動作するよう設定できます。コンピュータにインストールされたオペレーティングシステムおよびセットアップユーティリティの特定のオプション設
定を使って、電力使用を制御します。節電されている期間を「スリープモード」と呼びます。
l スタンバイ と呼ばれるこのスリープモードでは、冷却ファンを含むほとんどのコンポーネントへの電力は低減されているか、切られています。しかし、システムメモリは活動状態にあります。
l 休止状態 と呼ばれるこのスリープモードでは、システムメモリのすべてのデータをハードディスクドライブに書き込み、次に、システム電源を切ることによって、電力消費を最小にします。このモ
ードからウェイクアップするとコンピュータが再起動し、メモリの内容が回復されます。その後、コンピュータは休止状態モードに入る前の動作状態に戻ります。
l シャットダウン と呼ばれるこのスリープモードでは、補助用のわずかな量を除いてコンピュータからすべての電源を切ります。コンピュータがコンセントに接続されている限り、自動的にまたはリ
モートで起動することができます。たとえば、セットアップユーティリティ の Auto Power On オプションを使うと、コンピュータを特定の時間に自動的に起動することができます。また、ネットワ
ーク管理者は電源管理イベント(Remote Wake Up など)を使って、コンピュータをリモートで起動することができます。
次の表に、スリープモードとそれぞれのモードから復帰させるために使用できる方法を示します。