333XL-212

Bugera 333XL-212, 333, 333-212, 333XL 取扱説明書

  • Bugera 333シリーズ真空管アンプ(333XL、333XL-212、333、333-212)の取扱説明書の内容を理解しました。電源の入れ方から安全上の注意、接続方法、メンテナンスまで、様々な情報が記載されています。このアンプに関するご質問にお答えしますので、お気軽にご質問ください。
  • アンプの電源のオンオフ手順は?
    スピーカーキャビネットの接続方法は?
    真空管が非常に熱くなりますが大丈夫ですか?
    ヒューズが切れた場合はどうすれば良いですか?
ja
333XL/333XL-212/333/333-212
取扱説明書
A50-62332-00006
ja
2
安全にお使いいただくために
危険!高電圧!生命の危険!電源をコンセントから抜いた後も、製品内部には 500 V DC の高電圧が流れている場合があります。感電死の
危険を避けるため、ケースは絶対に開けないでください。内部には、ユーザーが自分で交換するようなパーツは含まれていません。製品のメ
ンテナンスは、すべて専門のサービス技術者にご相談ください。装置を使用しない期間は、電源ケーブルをコンセントから外してください。
注意:アンプ内部にあるパーツ類は、高電圧および高音の状態で作動しています。火事や感電といった事故によって怪我をしないように、製
品内部には何も落としたり、こぼしたりしないようにお気をつけください。
このマークが表示されている箇所には、内部に高圧電流が通じています。手を触れると感電の恐れがあります。
*
取り扱いとお手入れの方法についての重要な説明が付属の取扱説明書に記載されています。ご使用の前に良くお読みください。
!
取扱説明書を通してご覧ください。1)
取扱説明書を大切に保管してください。2)
警告に従ってください。3)
指示に従ってください。4)
本機を水の近くで使用しないでください。5)
お手入れの際は常に乾燥した布巾を使ってください。6)
本機は、取扱説明書の指示に従い、適切な換気を妨げない場所に設置してください。7)
本機は、電気ヒーターや温風機器、ストーブ、調理台やアンプといった熱源から離して設置してください。8)
ニ極式プラグおよびアースタイプ (三芯 )プラグの安全ピンは取り外さないでください。ニ極式プラグにはピンが二本ついており、そのう9)
ち一本はもう一方よりも幅が広くなっています。アースタイプの三芯プラグにはニ本のピンに加えてアース用のピンが一本ついていま
す。これらの幅の広いピン、およびアースピンは、安全のためのものです。備え付けのプラグが、お使いのコンセントの形状と異なる場
合は、電器技師に相談してコンセントの交換をして下さい。
電源コードを踏みつけたり、挟んだりしないようご注意ください。電源コードやプラグ、コンセント及び製品との接続には十分にご注意く10)
ださい。
すべての装置の接地(アース)が確保されていることを確認して下さい。11)
電源タップや電源プラグは電源遮断機として利用されている場合には、これが直ぐに手に届く場所に設置して下さい。12)
付属品は本機製造元が指定したもののみをお使いください。13)
ート、スタンド、三脚、ブラケット、テーブルなどは、本機製造元が指定したもの、もしくは本機の付属品となるもののみをお使いください。14)
カートを使用しての運搬の際は、器具の落下による怪我に十分ご注意ください。
雷雨の場合、もしくは長期間ご使用にならない場合は、電源プラグをコンセントから抜いてください。15)
電源コードまたはプラグが損傷した場合、本気内部に異物や水が入った場合、雨や水分で濡れた場合、本機が正しく作動しない場合、16)
もしくは本機を落下させてしまった場合は、当社指定のサービス技術者に修理をご依頼くださ。
注意 - これらの指示は、資格のあるサービス技術者に向けたものです。感電の危険を防ぐため、有資格者以外は、装置の操作方法に17)
記載された内容以外の整備は、行わないようにしてください。
注意!高熱!怪我をする危険があります!装置使用中は、真空管が非常に熱くなり、そのため装置のリアパネルも高温になる場合が18)
あります。装置使用中は、リアパネル部のコントローラーや接続端子類に触れないでください。高音部に思わず手が触れてやけどしな
いように、リアパネル部は壁側に向けて設置するように心がけてください。
ja
3
目次
重要事項 .........................................................................................................................................................................4
はじめに ..........................................................................................................................................................................4
使用する前に .....................................................................................................................................................................................................................4
コントロールパネル .....................................................................................................................................................5
フロントパネル ....................................................................................................................................................................................................................5
リアパネル ...........................................................................................................................................................................................................................6
フットスイッチ ......................................................................................................................................................................................................................7
BUGERA の内部 ...............................................................................................................................................................................................................7
有資格サービス技術者用作業指示書 ....................................................................................................................................................................7
BUGERA の接続 ..........................................................................................................................................................8
オーディオ接続 .............................................................................................................................................................9
テクニカルデータ........................................................................................................................................................10
ja
はじめに
4
重要事項
以下の指示に従わずに装置を使用した場合、アンプもしくはスピー
カーが故障してしまう場合があります。そういった場合の故障には、
保証条件は一切適用されませんので十分ご注意ください。
ご使用の前に、 BUGERA 真空管アンプが適切なスピーカーキ
$
ャビネットに接続されていることを必ずご確認ください。さらに
スピーカーのインピーダンス値が正しく設定されていることを
確認し、正しい出力端子を使用してください。
アンプとスピーカーとの接続には、スピーカーケーブルのみを
$
使用してください。楽器ケーブルやマイクケーブルを使用して
の接続は絶対におやめください。
アンプのスイッチオンおよびオフ:
アンプに電源を投入する前に、 POWER および STANDBY
$
イッチが「Off」の位置にあることを必ずお確かめください。
スイッチオン (必ずこの順序に従ってください):
まず POWER スイッチを入れ、約 1 分間ほど間を空けてから
$
STANDBY スイッチを入れてください。
スイッチオフ (できるだけこの順序に従ってください):
まず STANDBY スイッチを切り、約 30 秒ほど間を空けてから
$
POWER スイッチを切ってください。
スイッチオフ後は、アンプを移動させる前に約 10 分間ほど時間を置
き、装置を十分にクールダウンさせてください。こうすることで非常に
敏感な真空管への機械的な損傷を避けることができます。
注意! BUGERA 真空管アンプを使用する際は、必ずスピ
!
ーカーキャビネットに接続してください。スピーカーに接続
しないで使用すると故障の原因となります。
はじめに
最先端の真空管アンプ BUGERA のお買い上げまことにありがとうご
ざいます。この 120 W フルチューブアンプには、 3 種類のトーンコン
トローラー、切替可能な独立エフェクトループ、内蔵リバーブといった
数多くの性能が搭載されています。この一台を手にしたことで、あな
たはあなたの本質、つまり「音楽」に集中することができるでしょう。
想像力を刺激する BUGERA のキラーサウンドを心ゆくまでお楽しみ
ください。このモンスターアンプが、どんなスタイルにも適した豊かな
チューブサウンドを提供します。
使用する前に
BUGERA は、安全な輸送のために工場出荷時に十分な注意を払っ
て梱包されていますが、万が一包装ダンボールに損傷が見られた
場合には、装置外面部の損傷もご確認ください。
装置が万一損傷している場合には、保証請求権が無効となる
$
恐れがありますので、製品を当社へ直接返送せず、必ず販売
代理店および運送会社へご連絡下さい。
装置の保管あるいは出荷時は、装置の破損を防ぐために、必
$
ずオリジナルの梱包を使用してください。
装置や包装箱を子供の手の届かない場所に置いてください。
$
環境を損なわないように梱包材を廃棄してください。
$
BUGERA の過熱を防ぐため、十分な換気の確保に留意し、装置を
暖房などのそばに設置することはお避け下さい。
すべての装置に正しくアースが施されていることをご確認くだ
$
さい。安全のために、装置や電源コードからアース線は決して
取り外さないでください。
電波の強い放送局や高周波音源の範囲内では、音質が減退
$
する可能性があります。その場合は、送信機と機器の距離を
離し、すべての接続にシールドケーブルを使用してください。
注意!
過大な音量は聴覚障害やスピーカーの故障原因となる恐れ
$
があります。本装置に電源を投入する際には、 VOLUME コン
トローラーを左端まで廻しておいてください。常時、適正な音量
維持を心がけてください。
ja
コントロールパネル
5
フロントパネル
この 1 POWER スイッチで BUGERA 本体に電源を供給しま
す。
この 2 STANDBY スイッチで本体を STANDBY モードに切り
替えます。アンプは作動しませんが、真空管は暖まった状態
に保たれます( POWER スイッチはオンの状態です)。
注意! BUGERA 真空管アンプを使用する際は、必ずスピ
!
ーカーキャビネットに接続してください。スピーカーに接続
しないで使用すると故障の原因となります。
この 3 MASTER コントローラーで、 BUGERA の全体の音量を
調節します。まずはじめにアンプの 3 チャンネルすべての音
量をそれぞれ比較し、調えた上で、最終的にこの MASTER
ントローラーで全体音量を決定してください。コントローラーを
時計回りに廻すと音量が上がり、反時計回りに廻すと音量は
下がります。
PRESENCE4 コントローラーは、アンプの高周波音域を調節
します(333XL および 333XL-212 モデルのみ)。これでスピーカ
ーから出力される高音域の細かな調節を行います。
REVERB5 コントローラーで、内蔵されたリバーブ効果の調節
をします。
この 6 REVERB スイッチで、 REVERB 効果をオンにします(ス
イッチが黄色に点灯します)。
FX LOOP/BOOST7 スイッチで、 FX LOOP および BOOST
機能を起動させます(スイッチが緑色に点灯します)。
FX LOOP は、付属のフットスイッチを使っての操作が可能で
$
す。詳しくは、「フットスイッチ」の章をご参照ください。
この 8 NOISE GATE コントローラーは、 LEAD および
CRUNCH チャンネルに対する NOISE GATE フィルターの効き
具合を調節します( 333XL および 333XL-212 モデルのみ)。コ
ントローラーを時計回りに廻すほど、ノイズが軽減されていき
ます。低 GAIN 設定においては、トーンのサステインを出来る
限り維持するため、 NOISE GATE は低めに設定してください。
この 9 VOLUME コントローラーで、 3 チャンネルすべての音量
レベルを設定します。
LEAD および CRUNCH チャンネルの 10 TREBLE コントローラ
ーで、高域周波数帯域を補正します(最大 15 dB までブース
ト/カットが可能なアクティブ・シェルビングタイプ)。
LEAD および CRUNCH チャンネルの 11 MID コントローラーは、
中周波数帯域を補正します(最大 15 dB までブースト/カット
が可能なアクティブ・シェルビングタイプ)。
LEAD および CRUNCH チャンネルの 12 BASS コントローラー
は、低周波数帯域を補正します(最大 15 dB までブースト/カ
ットが可能なアクティブ・シェルビングタイプ)。
GAIN13 コントローラーは、 LEAD および CRUNCH チャンネル
の入力レベルを設定します( CLEAN チャンネルに GAIN コント
ローラーはありません)。プリアンプ部のディストーションおよび
サステインレベルを上げたい場合は、このコントローラーを時
計回りに廻してください。
非常に高い GAIN および VOLUME 設定で装置を使用した場
$
合、構造上の理由でコンボが共振する場合があります。これ
は非常に高い音量で装置を使用した場合に発生することがあ
りますが、この場合は、 GAIN および VOLUME の両設定を、
共振が収まるレベルまで下げてください。
LEAD および CRUNCH チャンネルに備えられたこの 14 XL スイ
ッチで、低周波域におけるアンプのレスポンスを変化させるこ
とができます( 333XL および 333XL-212 モデルのみ)。低域
周波数が持ち上げられることで、より図太いサウンドが得られ
ます。
この 15 LEAD スイッチで LEAD チャンネルに切り替えます (スイ
ッチが赤色に点灯します)。
この 16 CRUNCH スイッチを押すと、 CLEAN チャンネルのゲイ
ンレベルがアップします (スイッチが黄色に点灯します)。
このパッシブ 17 TREBLE コントローラーで、 CLEAN チャンネル
の高域を調節します。
このパッシブ 18 MID コントローラーで、 CLEAN チャンネルの中
域を調節します。
このパッシブ 19 BASS コントローラーで、 CLEAN チャンネルの
低域を調節します。
この 20 CLEAN スイッチで CLEAN チャンネルに切り替えます (
スイッチが緑に点灯します)。
3 チャンネルともに、付属のフットスイッチで切り替えることも可
$
能です。詳細は、「フットスイッチ」の章をご参照ください。
HIGH GAIN21 入力は (333 および 333-212 モデルでは IN-
PUT) LOW GAIN 入力よりも 6 dB ほど音量が上がるため、
ほとんどのエレキギター用に適しています。
LOW GAIN22 入力は、 HIGH GAIN 入力では過大入力とな
ってしまうような出力レベルの高い楽器の接続に使用します
(333XL および 333XL-212 モデルのみ)。
HIGH GAIN LOW GAIN の両入力端子を同時に使用した場
$
合、感度は両端子ともに LOW GAIN となります。
コントロールパネル
BUGERA 333XL のフロントパネル
ja
コントロールパネル
6
リアパネル
注意!
!
高熱!怪我をする危険があります!装置使用中は、真空
管が非常に熱くなり、そのため装置のリアパネルも高温に
なる場合があります。装置使用中は、リアパネル部のコン
トローラーや接続端子類に触れないでください。高音部に
思わず手が触れてやけどしないように、リアパネル部は壁
側に向けて設置するように心がけてください。
このカリブレートされた 23 LEVEL コントローラーは、外部エフェ
クト機器もしくはその他のシグナルプロセッサー (0 -10) に送り
こまれる信号のレベルを調節します。時計回りに廻せば信号
量は増加し、反時計回りに廻せば逆に減少していきます。出
来るだけノイズのない信号にするため、高めの設定にすること
をお勧めします。 FX Send LEVEL および FX Return LEVEL
(26) の両コントローラーは、それぞれ正反対の設定にしてくだ
さい。例えば、 FX Send LEVEL が低レベルに設定されてい
る際に、 0 dB の聴音レベルを達成したい場合は、 FX Return
LEVEL (26) をこれに応じて高レベルに設定します。また、音量
レベルをブーストさせたい場合は、両コントローラーをそれぞ
れ高めに設定してください。
SEND24 出力は、 6.3mm モノラルフォンジャックを使用して外部
エフェクト機器の入力端子と接続します。
RETURN25 入力には、 6.3 mm モノラルフォンジャック(シール
ド)を使用して外部エフェクト機器の出力端子を接続します。
このカリブレートされた 26 LEVEL コントローラーは、外部エフェ
クト機器もしくはその他のシグナルプロセッサー (0 -10) から送
り戻される信号のレベルを調節します。時計回りに廻せば信
号量は増加し、反時計回りに廻せば逆に減少していきます。
出来るだけノイズのない信号にするため、 FX Send LEVEL
(23) は比較的高めに、 FX Return LEVEL は低めに設定する
ことをお勧めします。 RETURN 入力を使用していない時は、こ
LEVEL コントローラーで BOOST 効果を達成することがで
きます。このコントローラーで音量レベルを上げ、フットスイッチ
FX LOOP を起動させると、ギターの音量が上がります。こ
の機能は、特にギターソロの際に便利です。
この 7 27 FOOTSW(itch) コネクターは、付属の BUGERA
FSB104 フットスイッチの接続に使用します。ケーブルの接続
は、アンプの電源を入れる前に行ってください。詳しくは「フット
スイッチ」の章をご覧ください。
この 28 DAMPING スイッチで、 BUGERA 333 および 333-
212 モデルのみ)のダンピング・ファクターの調整を行います。
「ダンピング」とは、信号が消えゆく速さを調整するアンプ側に
備えられた機能です。ダンピング・ファクターを高く設定すると
(HIGH) 、低い設定 (LOW) 時より、信号がより早くフェードアウ
トします。ダンピング・ファクターの設定を変更すると、自動的
にアンプの音量も変更してしまうので、再度の調節が必要とな
ります。
この 29 IMPEDANCE スイッチで、スピーカーのインピーダンス
を切り替えます。使用するスピーカーのインピーダンス値と同
じ値に必ず切り替えてください。同じインピーダンス値をもつ 2
台のキャビネットを接続する場合は、そのうち一台のキャビネ
ットが持つ値の半分の値に切り替えます。例えば、 2 台の 16
オームキャビネットを使用する場合は 8 オームに、 2 台の 8
オームキャビネットを使用する場合は 4 オームにそれぞれ切
り替えてください。詳しくは、「 BUGERA の接続」の章をご覧く
ださい。
!
パラレル結線された両 30 LOUDSPEAKER 出力( 6.3 mm
ノラルフォンジャック)には、スピーカーキャビネットを接続しま
す。最小インピーダンスは 4 オームです。使用するスピーカ
ーキャビネットのインピーダンスに合わせて、 IMPEDANCE
イッチを切り替えてください。
注意! BUGERA 真空管アンプを使用する際は、必ずスピ
!
ーカーキャビネットに接続してください。スピーカーに接続
しないで使用すると故障の原因となります。
この 31 LEVEL コントローラーは、 OUT (32) から出力される信
号レベルを調節します。これは OUT から接続されているスレ
イブアンプやスピーカーシステムのレベルと、 LOUDSPEAKER
出力 (30) から接続されているキャビネットのレベルのバランス
を調整するものです。
この 32 OUT 端子は、例えばパワーアンプ信号を出力し、この音
色の特性を保持したまま、他のアンプおよびスピーカーシステ
ムをドライブさせたい場合に使用します。
*
警告:ヒューズの交換は、必ず電源ケーブルをコンセントから33
抜いてから行ってください。ヒューズは、ヒューズホルダーにあ
ります。ヒューズが飛んだ場合は、必ず同じ種類のものと交換
してください。違う種類のヒューズを使用して装置が故障した
場合、製品の保証は無効になります。ヒューズが何度も焼損し
てしまう場合は、サービス技術者にご相談ください。
*
IEC34 電源コネクターに、該当安全基準に準拠した付属の電
源ケーブルを接続します。ケーブルをコンセントに差し込む前
に、アンプとの接続を必ず行ってください。
アンプのシリアルナンバーです。35
BUGERA 333 のリアパネル
ja
コントロールパネル
7
フットスイッチ
BUGERA FSB104 フットスイッチ
この 7 36 DIN 端子に付属のフットスイッチケーブルを接続し
ます。これを BUGERA FOOTSW 端子と接続してください。
フットスイッチの接続は、必ずアンプのスイッチを入れる前に
行ってください。
この 37 CLEAN スイッチで CLEAN チャンネルに切り替えます。
チャンネルが作動している間、該当する LED が点灯します。
この 38 CRUNCH スイッチを入れると、 CRUNCH チャンネルが
作動します。このチャンネルが有効になっている間、隣接する
LED が点灯します。
この 39 LEAD スイッチで LEAD チャンネルに切り替えます。チャ
ンネルが作動している間、該当する LED が点灯します。
この 40 FX LOOP スイッチで FX LOOP および BOOST 機能
を有効にします。 FX LOOP が作動している間、該当する LED
が点灯します。
BUGERA の内部
危険!
*
高電圧!生命の危険!
電源をコンセントから抜いた後も、製品内部には 500 V
DC の高電圧が流れている場合があります。感電死の危
険を避けるため、ケースは絶対に開けないでください。内
部には、ユーザーがご自分で修理できるようなパーツは
含まれていません。製品のメンテナンスは、すべて専門の
サービス技術者にご相談ください。装置を使用しない期間
は、電源ケーブルをコンセントから外してください。
アンプ内部にあるパーツ類は、高電圧および高音の状態
*
で作動しています。火事や感電といった事故によって怪我
をしないように、製品内部には何も落としたり、こぼしたり
しないようにお気をつけください。
有資格サービス技術者用作業指示書
真空管およびコントローラー類にアクセスする際は、アンプケーシン
グの裏面を取り外してください。
12AX7A/B/C41 プリアンプ真空管用のソケットです。
これらは 42 6L6 および EL34 パワー管用のソケットです。
BIAS SELECT スイッチ (43) が正しく切り替わっているか確認
してください。 333 および 333-212 の両モデルは、工場出荷時
6L6GC パワー管が搭載されています。それに対し、 333XL
および 333XL-212 の両モデルは、 EL34 管が採用されていま
す。
この 43 BIAS SELECT スイッチで、使用する真空管 (6L6 もしく
は EL34) のバイアスを切り替えることが出来ます。
*
BIAS TEST44 コネクターには、パワーアンプ管のバイアス調
整用に電圧計を接続することが出来ます。電圧計が直流 (DC)
に設定されていることを必ずご確認ください。
BIAS ADJUST45 コントローラーで、バイアスの調整をしま
す。
パワーアンプ管の交換の際にもバイアスの調整が必要となり
$
ます。常に 4 本の決まった真空管を使用してください。この製
品には、 BUGERA シリーズ真空管が最適です。
注意:バイアスの調整は、専門家にお任せすることを強く
!
お勧めします!
BUGERA 333 の内部
ja
BUGERA の接続
8
BUGERA の接続
注意!
!
やけどに注意!本体作動中は、真空管が非常に熱くな
り、そのためリアパネル部表面の温度が高くなります。や
けどを防ぐために、ケーブル接続の確認等は、まだ本体
が冷えているうちに行ってください。
注意! BUGERA 真空管アンプを使用する際は、必ずスピ
!
ーカーキャビネットに接続してください。スピーカーに接続
しないで使用すると故障の原因となります。
BUGERA には、複数のスピーカーキャビネット接続用に 2 つの並列
LOUDSPEAKER 出力端子が装備されています。
スピーカーキャビネットを一台しか接続しない場合は、 IMPEDANCE
スイッチを接続したスピーカーのインピーダンスに合わせてください。
2 台のスピーカーキャビネットを接続する場合は、両キャビネットとも
に同一のインピーダンス値を有している必要があります。この場合、
キャビネットのインピーダンス値の半分を選択します。 IMPEDANCE
スイッチが正しい位置に切り替わっているか必ず確認してください。
2 台の 16 オームキャビネットを接続する場合は 8 オームを選択し、
8 オームのキャビネットを接続する場合は 4 オームの最低インピー
ダンス値を選択してください。
注意:コンボに搭載されたスピーカーは直列に結線されています。イ
ンピーダンスは 16 オームです。
インピーダンス
BUGERA ヘッドとスピーカーキャビネット
ja
オーディオ接続
9
以下の図は、 FX LOOP を介して外部エフェクトを接続した場合の
333XL-212 におけるセットアップです。 LINE OUT 出力は、信号がレ
コーディング用機器に送られるようミキサーのライン入力と接続され
ています。 LINE OUT LEVEL コントローラーによって BUGERA の出
力レベルとミキサーの入力感度を調節することが出来ます。さらに、
BUGERA のスピーカー信号は、マイクによって拾われ、ミキサーの
マイク入力に送られています。このようにセットアップすることで、もう
一本のギター信号を PA システムによって増幅したり、レコーディン
グしたりすることが可能となります。
BUGERA コンボを使用したライブ向けセットアップ
オーディオ接続
BUGERA の入出力端子は、モノラルフォンジャック仕様となっていま
す。
6,3-mm モノラルフォンジャック
ja
テクニカルデータ
10
テクニカルデータ
プリアンプ部
真空管
タイプ 1 x 12AX7A
1 x 12AX7B
2 x 12AX7C
プリアンプハイゲイン入力
インピーダンス 470 kΩ
Clean チャンネル
規定入力レベル -20 dBV
最小入力レベル -30 dBV
最大入力レベル 0 dBV
Crunch チャンネル
規定入力レベル -80 dBV
最小入力レベル -90 dBV
Lead チャンネル
規定入力レベル -80 dBV
最小入力レベル -90 dBV
プリアンプローゲイン入力 (333XL および 333XL-212 のみ)
インピーダンス 44 kΩ
レベルアッテネーション +6 dB
エフェクトセンド
インピーダンス 47 kΩ またはそれ以上
最小出力レベル -10 dBV, 300 mV RMS
最大出力レベル 0 dBV, 1 V RMS
エフェクトリターン
インピーダンス 470 kΩ
最小入力感度 -10 dBV
最大入力感度 0 dBV
ライン出力
インピーダンス 47 kΩ またはそれ以上
調節可能出力レベル +/-20 dBV
パワーアンプ部
真空管
タイプ 4 x 6L6GC (333 および 333-212)
4 x EL34 (333XL および 333XL-212)
パワーアンプ出力
出力 (PP) 120 W / 16, 8, 4 Ω
スピーカー接続
タイプ 6,3-mm モノラルフォンジャック、アンバランス型
負荷インピーダンス 4 Ω / 8 Ω / 16 Ω 切替可能
内部スピーカー (333XL-212 および 333-212 のみ)
タイプ 2 x 12” BUGERA, 12G70J8
インピーダンス 8 Ω
連続定格電力 70 W (IEC)
トータルインピーダンス 16 Ω (直列接続)
電源供給
米国/カナダ 120 V
~
, 60 Hz
中国 220 V
~
, 50 Hz
韓国 220 V
~
, 60 Hz
欧州/英国/オーストラリア 230 V
~
, 50 Hz
日本 100 V
~
, 50/60 Hz
一般輸出モデル 120/230 V
~
, 50/60 Hz
消費電力 最大 350 W
ヒューズ T 3.15 A H 250 V (100 - 120 V
~
, 50/60 Hz)
T 1.6 A H 250 V (220 - 230 V
~
, 50/60 Hz)
電源接続 標準 IEC 電源コネクター
外形寸法/重量
333
外形寸法 (高さ x 幅 x 奥行き) 249 mm x 687,3 mm x 246 mm
重量 約 21,5 kg
333-212
外形寸法 (高さ x 幅 x 奥行き) 518,46 mm x 687,3 mm x 247,65 mm
重量 約 28,5 kg
333XL
外形寸法 (高さ x 幅 x 奥行き) 249 mm x 687,3 mm x 246 mm
重量 約 21,5 kg
333XL-212
外形寸法 (高さ x 幅 x 奥行き) 518,46 mm x 687,3 mm x 247,65 mm
重量 約 28,5 kg
RED CHIP COMPANY LTD 社は、最高の品質水準を保つ努力を常に行っています。当社は、最高の品質水準を保つ努力を常に行っています。必要と思われる改良等は、事前の予告なし
に行われますので、技術データおよび製品の写真が実物と多少相違する場合がありますが、あらかじめご了承ください。技術仕様および外観は予告なく変更する場合があります。
ja
11
テクニカルデータや製品の外観は予告なしに変更される場合があります。ここに記載された情報は、印刷時のものです。表記された登録商標(BUGERA、BUGERA ロゴおよび THE SOUL
OF VALVES を除く)は、すべて該当する登録商標所有者に帰属するものであり、RED CHIP COMPANY LTD 社とは一切関係ありません。RED CHIP COMPANY LTD 社は、ここに含まれ
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に異なる場合があります。製品の販売は、当社の正規代理店のみが行っています。この説明書は、著作権保護されています。本取扱説明書に記載された情報内容は、RED CHIP COM-
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は、BEHRINGER グループが独占的に行っています。 EU 地域での配給は BEHRINGER International GmbH が行っています。ALL RIGHTS RESERVED. (c) 2008 RED CHIP COMPANY LTD.
Trident Chambers, Wickhams Cay, P.O. Box 146, Road Town, Tortola, British Virgin Islands.
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