Thermo Fisher Scientific ULT 取扱説明書

-40°C 超低温冷凍庫 RevcoTM

RDE

シリーズ、

FormaTM FDE

シリーズ、

HERAfreezeTM HDE シリーズおよび

Thermo ScientificTM TDE シリーズ

設置と操作

330846H51 • リビジョン A • 9 ２０１９

重要このマニュアルをお読みください。このマニュアルの指示に従わないと、装置の損傷、操作する人

のケガ、製品性能悪化につながることがあります。

注意すべての内部調整と保守は、認定されたサービス担当者が実施する必要があります。

このマニュアルに記載されている内容は、情報提供のみを目的としています。記載された内容および

製品は予告なく変更する場合があります。 Thermo Fisher Scientific は本マニュアルの内容について、一切

の責任を負わず、保証しません。本マニュアルの使用によって生じた、または使用に関連して発生した

直接的または偶発的なあらゆる損害について、 Thermo Fisher Scientific はいかなる責任も負いません。

コンテンツ

型番 ..........................................................................................................1

安全性に関する考慮事項 ............................................ 2

開梱............................................................................. 3

梱包内容明細........................................................... 3

一般的な推奨事項 ....................................................... 4

温度監視.................................................................. 4

一般的な使用........................................................... 4

初回運転.................................................................. 4

バッテリー扉の開閉................................................ 4

動作規格...................................................................... 5

電気的仕様 .............................................................. 5

設置............................................................................. 6

場所 ......................................................................... 6

水平出し .................................................................. 6

バックアップシステム（オプション）..................... 6

超断熱キャビネット構造......................................... 6

扉の操作.................................................................. 7

圧力均等化ポート ................................................... 7

リモートアラームコネクターの設置....................... 7

使用目的.................................................................. 7

操作............................................................................. 8

初回起動.................................................................. 8

操作概要.................................................................. 8

表示 ......................................................................... 8

設定 ......................................................................... 9

電源遮断.................................................................. 10

バックアップシステム（オプション）......................... 11

CO2 とLN2 の注意................................................. 11

設置 ......................................................................... 11

起動 ......................................................................... 12

操作 ......................................................................... 12

チャートレコーダー（オプション）............................ 13

設定と操作 .............................................................. 13

チャート用紙の変更................................................ 13

較正調整.................................................................. 13

保守............................................................................. 14

冷却器の清掃........................................................... 14

冷却器フィルターの清掃......................................... 14

ガスケットのメンテナンス..................................... 14

冷凍庫の除霜........................................................... 14

バッテリーのメンテナンス..................................... 14

メンテナンススケジュール..................................... 15

トラブルシューティングガイド.................................. 16

エラーコード.............................................................. 19

保証............................................................................. 20

保証（国際） ................................................................ 21

付録 A：アラーム概要................................................ 22

WEEE 準拠 ................................................................. 24

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫型番 | 1

型番

表1. 該当する型番

ブランド - 型番サイズ(xxx) 電圧 (*)

Forma - FDExxx40F* 400/500/600 A/D/V

Thermo Scientific –TDExxx40F* 400/500/600 A/D/V

HERAfreeze – HDExxx40F* 400/500/600 A/D/V

Revco - RDExxx40F* 400/500/600 A/D/V

2 | 安全性に関する考慮事項 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

安全性に関する考慮事項

本マニュアルでは、以下の記号と規則が使用されます。以下は、本製品に適用される重要な安全上の注意です。

EMC

本装置の EMC 登録は、業務用の場合のみ行われます。製

品を自宅で使用する場合、干渉が発生する可能性がありま

す。

本装置は、試験され、クラス Aデジタル装置の制限に準拠

することが判明しています。クラス Aは、家庭環境以外の

すべての施設で使用され、家庭環境に電源を供給する低電

圧電源ネットワークに接続されない装置を対象とします。

本ISM 装置は、カナダの ICES-001 に準拠します。

FCC

本装置は、試験され、 FCC 規則の第 15 部に従うクラス A

デジタル装置の制限に準拠することが判明しています。こ

れらの制限は、本装置を商用環境で動作させる場合、有害

な干渉に対する合理的な保護を提供するために設計されて

います。本装置は、無線周波数エネルギーを生成、使用し

ており、放射する可能性があります。取扱説明書に従っ

て、設置および使用しない場合、無線通信に対する有害な

干渉が発生する可能性があります。住宅領域で本装置を使

用して、有害な干渉が発生した場合は、ユーザーはその費

用負担で、干渉を修正する必要があります。

この記号が単独で使用されると、傷害のリスク

や装置のパフォーマンスの低下を軽減するため

の重要な操作手順を示します。

注意：この記号は注意の文脈で使用され、避け

られない場合には、軽度から中程度のケガや

装置に対する損傷に繋がる潜在的に危険な状況

を示しています。

警告：この記号は、避けられない場合には、

重傷や死亡に繋がる潜在的に危険な状況を示し

ています。

警告：この記号は危険な電圧が存在し、感電の

可能性が存在する状況を示しています。

雪の結晶記号は極端な低温や凍傷の危険性が

高いことを示しています。保護されていない体

の部分で、金属部分やサンプルに触れないで

ください。

この記号は指示された手順の間に手袋を使用す

る必要性を示しています。除染プロセスを実施

する場合には、耐薬品性の手袋を使用してくだ

さい。サンプルの取り扱い、および液体窒素の

使用時には、断熱手袋を使用してください。

本製品の設置、使用、保守前には、本マニュア

ルと製品の警告ラベルを必ずお読みください。

これらの指示に従わないと、この製品の誤作動

を引き起こし、ケガや損傷に繋がることがあり

ます。

製品の文献および本マニュアルに記載された方

法でのみ、本製品を使用してください。使用前

に、本製品が目的の使用に適していることを

確認します。この装置を製造メーカーの指定

する方法以外で使用する場合、装置の保護機能

が働かない場合があります。

システムコンポーネント、特にコントローラー

は改造しないでください。 OEM の同一の交換

装置や部品を使用してください。使用前に、

製品があらゆる点で改変されていないことを

確かめます。

警告：国および地域の電気規格に準拠して、

装置は適切にアースしてください。装置を

決して過負荷の電源に接続してはいけません。

警告：清掃、トラブルシューティング、または

その他の製品やコントロール保守の実施前に

は、装置のすべての電源を切断してください。

警告：「注意、火災の危険」。本装置には、

炭化水素冷媒が充填されています。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫開梱 | 3

開梱

荷物が届いたら、運送会社の担当者がいる内に、外側の

物理的損傷がないか確認します。外側の損傷が見つかった

ら、注意深く開梱し、装置とすべての付属品に損傷がない

か確認します。

外側に損傷がなければ、配達から 5日以内に開梱し、装置

を検査します。何らかの損傷が見つかったら、梱包材を

捨てず、直ちに運送業者に損傷を報告します。製造メー

カーには書面による許可なしに、物品を返送しないでくだ

さい。輸送中の損傷についてクレームを提出する際、輸送

業者に輸送コンテナと装置を点検するように要求します。

包装は保管して再利用することができます。

梱包内容明細

冷凍庫キャビネット内には、次のものが入った袋があり

ます。

•ハンドルロックキー

•翻訳版を含むユーザーマニュアルの入った USB

ドライブ

•適合性および較正の証明書

•リモートアラーム接触コネクター

•背面スペースのための柱

チャートレコーダーも注文した場合には、バッグには次の

ものも含まれます。

•レコーダー取り付け説明書

•予備の紙

バックアップシステムを注文した場合には、キャビネット

には次のものも含まれます。

•ホースアセンブリ

•インチ規格とメートル規格コネクター

注文時に指定した場合には、バッグには次のものも含まれ

ることがあります。

•QC温度グラフと試験ログ

•較正情報

4 | 一般的な推奨事項 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

一般的な推奨事項

温度監視

一般的な使用

この冷凍システムは、冷凍庫を保管目的で使用する場合の

み、 15 ℃～ 32 ℃（59°F ～90°F）までの周囲温度で安全

に極低温を維持するように設計されています。

冷凍室内温度の空気は急速に逃げるため、扉は長時間開放

しないでください。また、内側の扉はできるだけ閉めてお

いてください。室内の空気の湿度が高く、庫内の空気と置

き換わると、冷凍庫内には迅速に霜が発生します。

初回運転

荷物を入れる前に、冷凍庫は希望の温度で最低 8時間運転

してください。

冷凍庫は、一番上の棚から一度に 1つの棚に物を入れてく

ださい。各棚に物を入れた後は、次の棚に荷物を入れる前

に、冷凍庫を設定温度に戻してください。冷凍庫に完全に

物を入れるまで、このプロセスを繰り返します。

バッテリー扉の開閉

格子扉を開くには、下図に示す通り、右上から扉を引き

ます。

格子扉を閉じるには、扉をフレームに押して、ラッチを所

定の位置へ固定します。

図1. 扉を開く

重要な注意： Thermo Fisher Scientific は、保存

された製品価値に見合ったパフォーマンスを連

続的に監視できるように、冷凍庫には冗長で独

立した温度監視システムの使用を推奨します。

警告：本装置は「急速冷凍」装置ではありませ

ん。大量の液体、または高水分含有の物品を

冷凍すると、冷凍室内の温度は徐々に上昇し、

コンプレッサーが長時間動作状態となります。

注意：これらの手順に従わないと装置に負荷が

かかり、コンプレッサーへの過度の負担や、

ユーザー製品の安全性を損なうことがありま

す。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫動作規格 | 5

動作規格

本マニュアルで記載されている冷凍庫は、汚染度 2と過

電圧カテゴリー II 環境で使用する据置型機器に分類されて

います。

これらの装置は、以下の環境条件で動作するように設計

されています。

•屋内使用

•最大高度 2000 m

•15°C～32°C （59°F ～90°F）の範囲の温度の場合、

60% の最大相対湿度

•主電源電圧変動が、公称電圧（200V/50Hz または

60Hz）の±10% を超えないこと。

•主電源電圧変動が、公称電圧（100V/60Hz）の

-5% または+10% を超えないこと。

電気的仕様

データプレートに記載された型番の最後の文字は、装置の

電気的仕様を示しています。各装置の電流定格は、データ

プレートに記載されています。

以下の表で示すように電圧タイプには A、D、Vがあり

ます。

* 値を変更する場合があります

表2. サイズと電圧による電気的仕様

サイズ/

電圧電圧周波数電流 *

400J 200V 50 Hz 2.6A

400K 200V 60 Hz 2.85A

500J 200V 50 Hz 2.8A

500K 200V 60 Hz 3.4A

600J 200V 50 Hz 2.8A

600K 200V 60 Hz 3.4A

6 | 設置 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

設置

場所

装置は上部と側面に最低 8インチ（20cm）の空間、背面

に6インチ（15cm）の空間を空けて、振動のない、水平

な場所に設置してください。（キャビネットの水平度調整

に関する詳細は、水平出しを参照してください）。扉は最

低85° 開くように、十分な隙間を確保してください。

背面空間の柱は、冷凍庫が適切な隙間を取れるように提供

されています。隙間空間のための柱を取り付ける場合に

は、装置の背面の背面デッキ部分にネジ止めしてくださ

い。

装置は直射日光や過熱ディフューザー、ラジエーター、

その他熱源の近くに配置しないでください。設置場所の

周辺温度範囲は 15°C ～32°C （59°F ～90°F）に収めて

ください。

配線

電源コードが損傷した場合は、適切な定格の電源コードに

交換してください。

水平出し

床が水平であるか確認してください。装置は前後、左右の

両方で水平が必要です。

300 と400 ボックス容量モデルは、右側に1つまたは2つ

の水平脚が備わっています。安全対策として、 300 サイズ

の水平脚を使用する必要があります。

キャスター付きの装置は必ずブレーキをかけてください。

バックアップシステム

（オプション）

CO2またはLN2バックアップシステムを使用する場合に

は、設置と操作の説明書を参照ください。バックアップシ

ステム（オプション）

超断熱キャビネット構造

すべてのモデルで、キャビネット壁はシールされたフィル

ムラミネートによって埋め込まれた真空断熱コアを持ちま

す。

警告：装置の左下側面に配置されたデータ

プレートに印刷された電気定格を超えない

ようにしてください。

注意：正しい電源に装置を接続します。不正な

電圧は、装置に対する重大な損傷を引き起こす

ことがあります。

注意：人体の安全と無障害の動作を行うため、

使用前に本装置は適切にアースしてください。

装置をアースしないと、ケガや装置への損傷に

繋がることがあります。必ず、国および地域の

電気法規に準拠してください。装置を過負荷の

電力線に接続してはいけません。

注意：装置の背面にある切断装置または回路

ブレーカーへのアクセスを妨げるようにユニッ

トを配置しないでください。

注意：冷凍庫は必ず専用の（個別の）回路に

接続してください。各冷凍庫は、正しい電圧を

提供するコンセントに接続するために設計され

たサービスコードとプラグが装備されていま

す。電源電圧は、冷凍庫の定格電圧（115V/

60Hz または230V/50Hz）の±10% 以内である

ことが必要です。

電源電圧は、冷凍庫の定格電圧（208 ～230V/

60Hz）の-10% ～+6% の範囲内であることが

必要です。

モデル電源コードの仕様

A 3-G 12 AWG, NEMA 5-20P, 20A/125V

D 3-G 12 AWG, NEMA 6-15P, 15A/250V

V 3-G 1.5 mm², CEE 7/7, 16A/250V

注意：電源コードのプラグから、アース用端子

を除去したり無効にしないでください。端子が

外されると、保証が無効となります。

注意：キャビネットの壁またはその近くにドリ

ルで穴を開けないでください。穴を開けると

断熱を損傷し、装置が動作不良となります。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫設置 | 7

扉の操作

直立冷凍庫モデルには、 -40 ℃超低温冷凍庫用に設計され

た高度なアセンブリが装備されています。

機能：

•片手操作

•正面アクセス可能ロック

•セキュリティを強化できる、標準の南京錠用掛け金。

掛け金の長さは、 3/4 インチ（1.9 cm）から、1 1/2 イ

ンチ（3.8 cm）の間であることが必要です

•信頼性の高い動作と、安全な製品保管のための耐久性

のある構造

•扉ランプアラインメント機能

扉を開く

1. （取り付けてあれば）南京錠を外します。

2. ラッチハンドルを掴み、ラッチが外れるまで手前に

引っ張ります。

3. メイン扉を開けるには、ラッチハンドルを引っ張って

おきます。

扉を閉じる

注意：扉を閉じても、ラッチは自動的に自己係合しませ

ん。最初にラッチを開位置に回転する必要があります。

1. ラッチハンドルを握り、手前に引き、開位置にラッチ

を回します。

2. 冷凍庫の扉を閉位置に移動し、静かにハンドルを押し、

ラッチがキャビネットストライクに完全にはまるよう

にします。

3. ラッチがしっかりと閉位置になるまで、静かにラッチ

を押し続けます。

4. 鍵を挿入し、反時計回りに回して鍵をかけます。

5. 必要であれば、南京錠を取り付けます。

圧力均等化ポート

直立型 -40 ℃超低温冷凍庫の扉が開かれると、室温の空気

が保管庫に流れ込みます。扉が閉じられると、固定容量の

空気が急速に冷やされます。大気圧以下の圧力低下は、

実質的な減圧となります。内部の圧力が大気圧と同じに

戻るまで、キャビネットに再び入ることはできません。

圧力均等化プロセスがないと、扉を簡単に開けられるよう

になるまでに、極端な場合数時間かかる場合があります。

すべての直立モデルでは、扉を開いた後に真空を緩和する

ためのポートを備えています。圧力均等化ポートは冷凍庫

の前面にある目の高さのパネルの裏側にある扉に位置して

います。ポートは加熱され、自動霜取りが設計されていま

すが、内側の扉に過剰な霜が蓄積すると、最終的には空気

の流れを制限します。そのため、定期的に内側の扉を確認

し、硬いナイロンブラシを使用して、柔らかい霜を取り

除く必要があります。

リモートアラームコネク

ターの設置

リモートアラーム接点は、冷凍庫の背面、電源スイッチの

左上に配置されています。リモートアラームからコネク

ターに配線を行った後、冷凍庫のマイクロボードへコネク

ターを設置してください。

ピン構成は以下の図2で示されています。

図2. リモートアラームピン構成

閉状態で警報を発するシステムの場合は、ピン 5と6に接

続します。

開状態で警報を発するシステムの場合は、ピン 6と7に接

続します。

接点は停電、高温アラーム、低温アラーム、扉の半開き

アラームのときにトリップします。

使用目的

本マニュアルで記載する一般研究室冷凍庫は、高性能の

業務用装置です（特定のモデル一覧は型番を参照のこと）。

これらの製品は研究目的の低温保存、および一般目的の

研究室冷凍庫としてサンプルまたは在庫を動作温度の

-10°C ～-40°C で保存するために使用することを意図して

います。

これは医療機器とはみなされず、そのため医療機器の規制

機関（例えば、 FDA）には登録されていません。つまり、

診断目的で使用するサンプル保管や、体内に再導入される

サンプルの保管について評価されていません。

本装置は危険区域での使用、可燃性の物品を保管するため

の使用は意図されていません。

注意：冷凍庫を動かす際には必ずキャビネット

の表面を持ってください。ラッチハンドルで

冷凍庫を引っ張ってはいけません。

8 | 操作 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

操作

初回起動

冷凍庫を起動するには、以下の手順に従ってください。

1. 冷蔵庫を電源コンセントに接続します。

2. 電源スイッチを ON に切り替えます。冷凍庫の背面、

右下にスイッチがあります。

3. 冷凍庫の電源が入ると、ユーザーインターフェイスは

起動手順を開始します。動作準備が整うと、温度が

画面に表示されます。

操作概要

初回起動手順を正常に完了すると、冷凍庫は正常動作を

開始し、必要な動作は以下だけです。

•動作とアラーム設定値を設定する。

•設置した場合、 CO2またはLN2バックアップシステム

の有効化。バックアップ設定とシステム有効化の説明

は、バックアップシステム（オプション）を参照

ください。

表示

以下の表示画面はデフォルト画面です。

図3. 表示

コントロールパネルは、ディスプレイの右側にある 5つの

タッチポイントボタンで構成されています。

•高温アラーム - 高温アラームの温度範囲は、 0°C

から設定値の5°C 以内までの範囲です。

注意：高温開始条件から 12 時間は、高温アラー

ムは動作しません。

•低温アラーム - 範囲は、 -99°C から設定値の 5°C

以内の範囲までです。

注意：設定値を変更すると、高温 /低温アラーム

設定値も自動的に変更され、制御設定値から最低

5°C の間隔が維持されます。

•オフセット値 - これは較正用に使用されます。範

囲は -10°C から +10°C。デフォルトは0。

正のオフセット値を入力すると、キャビネット

の温度が下がります。

負のオフセット値を入力すると、キャビネット

の温度が上がります。

•設定値セキュリティコード – このコードは3桁の

数字コードです。設定値セキュリティを参照して

ください。

•バックアップシステムの種類（バックアップシス

テムが設置されている場合） – 設置されているバッ

クアップシステムに対応するLN2またはCO2に種

類を設定します。

•バックアップシステム設定値（バックアップシス

テムが設置されている場合） - この設定値は、バッ

クアップシステムがキャビネットの冷却を開始す

る温度を示します。バックアップシステムの設定

値は、制御設定値より最低 10°C 高く設定するこ

とをお勧めします。詳細情報は、バックアップシ

ステム（オプション）を参照ください。

1. アラームベル – このアイコンは、さまざまなア

ラーム状態を伴う視覚的および可聴アラームを

示します。アラーム状態のときにアラームベル

を押すと、可聴アラームが 10 分間スヌーズし

ます。

2. プラス – 選択した設定値を大きくします。

3. チェックマーク – 選択した値に対する変更を保

存します。

4. マイナス – 選択した設定値を小さくします。

5. 設定 – 設定アイコンは、次のようなさまざまな

設定を表します：

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫操作 | 9

上部のメッセージパネルには、冷凍庫の正常性状態とさま

ざまなアラームまたは警告状態が表示されます。

設定

設定値セキュリティが有効になっている場合は、最初に

セキュリティコードを入力して設定値を変更する必要が

あります。設定値セキュリティを調整する場合は、設定値

セキュリティを参照してください。

制御設定値

制御温度設定値を修正するには：

•装置温度を表示している間にプラスまたはマイナス

ボタンを押します（「Actual （実際）」が点灯します）。

制御設定値が表示されます

•設定値を希望の温度に調整します

•チェックマークボタンを選択して、新しい制御設定値

を保存します。

その他の設定値と設定

•設定ボタンを押して、設定メニューに入ります

•目的の設定が下部の水平パネルに点灯するまで、設定

ボタンを押し続けます。（バックアップシステムが設置

されている場合は、設定ボタンを 5回押した後に CO2

またはLN2が表示されます。）

•プラスまたはマイナスボタンを使用して、設定を希望

の温度または値に調整します

•チェックマークボタンを押して、新しい温度または値

を保存します

•値が保存されると、ディスプレイに設定メニューの次

のオプションが表示されます。

装置の温度表示に戻るには：

•装置の温度が表示されるまで（「Actual （実際）」が

点灯するまで）設定ボタンを押します

•5分経っても活動がない場合、装置は自動的に温度

表示に戻ります。

高温アラームテスト

プラスボタンとチェックマークボタンを同時に押して、

高温アラームテストを開始します。高温アラームテスト

中は、実際のキャビネット温度は表示されません。ディス

プレイ温度が上がります。ディスプレイ温度が高温アラー

ム設定値に達すると、アラームが作動します。 5秒後、

テストは自動的に終了し、ディスプレイは実際のキャビ

ネット温度に戻ります。

設定値セキュリティ

•設定メニューで設定値セキュリティを調整するには、

設定ボタンを 4回押します

•設定値セキュリティコードは、 3桁の数字で構成され、

各桁は左から右へ順番に設定する必要があります

•プラスまたはマイナスボタンを使用して各値を調整し、

チェックマークボタンを使用して、3桁のセキュリ

ティコードの各値を保存します

•設定値セキュリティコードを忘れた場合は、カスタ

マーサポートに連絡してください。

1. レンチ – これは、画面に表示される断続的な

点滅エラーコードに対応する一般的なサービス

警告です。エラーコードの一覧については、

エラーコードを参照してください。

2. 扉 – このアイコンは、扉の半開きアラーム中に

点灯します。扉が 3分以上開いていると、可聴

扉半開きアラームが鳴ります。

3. ハート – ハートは、冷凍庫の正常性状態です。

緑色のハートは、通常の冷凍庫の動作を示し

ます。アラーム状態では、このアイコンは点灯

していません。

4. 熱電対 – これは、キャビネットの温度が高温

アラームまたは低温アラームの設定値を超える

と、可聴アラームが発生することを示します。

5. スヌーズベル – これは、ユーザーによって消音

されているアクティブアラームの間だけ点灯し

ます。

10 | 操作 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

電源遮断

ULT の電源を遮断するには、まず冷凍庫の背面にある

ブレーカースイッチをオフの位置にします。スイッチが

オフの位置になると、ディスプレイに「OFF （オフ）」が

表示され、続いて「YES （はい）」が表示され、次に「NO

（いいえ）」が 2秒間隔で表示されます。「YES （はい）」と

「NO （いいえ）」が表示されている間、チェックマークも

点灯します。「YES （はい）」が表示されている間に、

チェックマークを押します。「YES （はい）」が点滅してい

るときは、チェックマークボタンをもう一度押して、確認

する必要があります。これで電源が切れます。

「NO （いいえ）」が点灯しているときにチェックマーク

ボタンが押された場合、または 5分間何も操作が行われな

かった場合は、停電と解釈されます。この場合、ユーザー

インターフェイスはオンのままになり（バッテリー電源の

みを使用）、可聴アラームが鳴って停電を示します。設置

されている場合、バックアップシステムはアクティブの

ままで、バックアップシステム設定に従って通電します。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫バックアップシステム（オプション） | 11

バックアップシステム（オプション）

すべての -40 ℃超低温冷蔵製品については、サンプルの

安全性を確保するためにバックアップシステム（BUS）の

使用をお勧めします。

冷凍庫用にオプションの内蔵 CO2またはLN2バックアッ

プシステムを購入した場合には、バックアップ制御はメイ

ンユーザーインターフェイスに組み込まれています。

注意：スタンドアロンバックアップシステムの場合は、

バックアップシステムキットに付属の設置手順を参照して

ください。

CO2とLN2の注意

液体 CO2とLN2バックアップシステムを使用する際には、

以下の注意に従ってください。

設置

現地設置されたシステムは、完全な設置と操作説明書が

付属しています。お使いのシステムが工場出荷時の設置の

場合、冷凍庫はボトルと冷蔵庫を接続するための長さの

コイル状ホースが同梱されています。

•CO

2供給と接続するための金具付き 1/4 インチフレキ

シブルホース。

•LN

2供給と接続するための金具付き 1/2 インチフレキ

シブルホース。

取り付けるには、

1. コイル状ホースを真っ直ぐにします。

2. 片端を冷凍庫のラベルされた接続に接続します。

•ナットを1/3 回転（約 120°）締め付けます。

注意： CO2の場合、冷凍庫に接続するためのナットにアク

セスするための銅管の端にあるナットから、ネジ付き金具

を外します。ネジ付き金具を廃棄します。

3. もう一方の端に、供給ボトルまたは建物の供給金具を

接続します。

•CO

2の場合：

•アダプター（NPT 接続）からニップルを外します。

もう 1つのナットとワッシャーを外すために、

ケーブルタイを外します。ニップルに正しい

ナット金具（米国またはヨーロッパ）が供給され

ていることを確認します。

注意：必ずボンベの底から液体を引き出すため

のサイフォンチューブが装備されているボンベ

を購入してください。 CO2ボンベは適切に機

能するように、室温に維持してください。 LN2

ボトルは通常の温度であれば、いつでも機能し

ます。

警告： CO2またはLN2ボンベが倒れ、バルブ

が破損すると、ボンベは制御の利かないミサイ

ルとなって吹き飛び、非常に危険です。ボンベ

の輸送はボンベへ安全チェーンが接続されたハ

ンドトラックやカートを使用してください。

ボンベと装置を接続した後、建物の柱など、

固定した、静止物体に鎖でしっかりとボンベを

固定してください。

警告： CO2とLN2液体は無毒ですが、超低温

で、保護されていない皮膚は火傷します。ボン

ベの交換、またはアクティブな液体冷却源に接

続された配管システムの作業を行う際には、保

護メガネと防護服を着用してください。

警告：蒸発した CO2またはLN2のガスは無毒

性ですが、限定された空間の酸素を置換し、

窒息を引き起こすことがあります。地下室や囲

まれた場所にボンベを保管しないでください。

注意：ボンベの弁を閉じる際に、供給ホース内

に液体が留まることなく、排出を可能にする

ための噴射用電磁弁に通電していることを確認

してください。これをしないと、圧力開放装置

が起動し、冷凍庫に損傷を与え、起動した装置

の交換が必要になります。

注意：工場設置の内蔵バックアップシステム

ありで注文したモデルでは、バックアップ

システム動作時に扉が開いていると、液体

CO2

またはLN2のフローが中断します。自律型、

現地設置型のバックアップシステムで動作する

ユニットでは、液体CO2またはLN2のフロー

は、冷凍庫に設置された自律型パッケージに

スイッチが付属している場合のみ、扉を開けた

ときに中断します。

12 | バックアップシステム（オプション） Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

•ネジ山から見て、（ニップルの） 1/4 インチNPT

金具にテフロンテープを時計回りに 2巻きします。

NPT 金具を手締状態から約 2回転（約 720°）させ

ます。

注意：ニップルの上部にはナットを抜くときにレ

ンチを使用できるように、六角の構成があります。

•（CO2供給に内蔵ワッシャーがない場合）ナットの

ニップル内側にワッシャーを追加します。

注意：ワッシャーの少し隆起した領域がニップル

の溝にはまります。ニップルを左右に動かそうと

しても、ワッシャーがピッタリとはまっている

ことを感じるでしょう。ワッシャーはサプライと

の限られた回数の接続 /切断のために設計されて

おり、時間の経過によって摩耗します。ワッ

シャーが摩耗し、CO2が漏れるようならば、ワッ

シャーを交換してください。

•供給に供給ナットをレンチで締め付けます。

•LN

2の場合：

•供給に金具を取り付け、レンチで締め付けます。

注意：フレキシブルホースをねじる、回転させる、急な角

度で曲げないでください。ホースの寿命が短くなることが

あります。

起動

装置が起動すると、バックアップシステムが設置されてい

るかどうかを認識します。

1. バックアップシステム（オプション）の指示に従って、

バックアップシステムの種類と設定値を設定します。

2. サンプル保管の前にバックアップシステムの動作をテ

ストすることをお勧めします。

BUS 動作をテストする

冷凍庫が安定し、両方のバッテリーが完全に充電された

後、 BUS をテストして正しい動作を確認できます。

1. 電源スイッチをオフにして、冷凍庫の AC 電源を切り

ます。

2. 冷凍庫が暖まると、 BUS が希望の温度で通電すること

を確認します。表示される温度は、プローブの位置の

違いにより、通電温度とは数度異なることがあります。

注意：毎月、バックアップシステムをテストし、供給タン

クシステムのレベルを確認し、バックアップバッテリーの

電圧を確認することをお勧めします。

操作

バックアップシステムはバッテリー電力で最低24 時間実

行できます。

稼働中のバックアップシステムでは、平均して 24°C の周

囲温度で 1時間あたり 5～7ポンドの CO2 （2.3 ～3.2 L/

時）または LN2（2.8 ～3.9 L/ 時）が使用されます。

この速度は設定値、内容物の量、周辺温度、冷凍庫サイズ

によって異なります。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫チャートレコーダー（オプション） | 13

チャートレコーダー（オプション）

パネル搭載型6インチ7日間レコーダーは、小型（300

および 400 ボックス容量）以外のすべての冷凍庫モデルで

利用可能なオプションです。

設定と操作

レコーダーが適切に機能するための準備には、以下の手順

に従います。

1. 格子扉を開き、レコーダーにアクセスします。

2. 空白のチャート用紙を取り付けます（チャート用紙の

変更を参照）。

3. ペン触針やインクペンからプラスチック製のキャップ

を外し、レコーダーの扉を閉じます。

レコーダー動作はシステムが電源オンになると開始しま

す。システムがレコーダーの範囲の温度に到達するまで、

レコーダーが応答しないことがあります。

図4. チャートレコーダー

図5. チャートボタン

チャート用紙の変更

チャート用紙を交換するには、以下の手順に従ってくださ

い。

1. 前面の、レコーダーパネルの左上にある圧力感知ボタ

ンを確認します。

2. Change Chart （チャート変更）ボタン (#3) を1秒間長

押しします。ペンはスケールから離れます。

3. 中央のナットを外し、古いチャート用紙を取り出し、

新しいチャート用紙を取り付けます。慎重に基準

マーク（レコーダーパネルの左側の小さな溝）と日時

を合わせます。

4. 中央のナットを交換し、手で締めます。 Change Chart

（チャート交換）ボタンを再度押して、温度記録を再開

します。

較正調整

本レコーダーは工場で正確に較正が行われ、電源喪失時に

も較正は保持されます。しかし、必要に応じて次のように

調整が行えます。

1. 制御設置値温度で、ユニットを連続的に動作します。

十分なレコーダー応答の時間を提供するため、最低 2

時間の定常運転を継続します。

2. 較正された温度モニターでキャビネットの中心温度を

測定します。

3. 測定されたキャビネット温度と、レコーダー温度を比

較します。必要であれば、左 (#1) と右(#2) のチャート

ボタンを押して、レコーダーを調整します。

注意：触針は上部中央ボタン（#3）を5秒間長押ししない

と動き始めません。

注意：尖った物でチャートボタンを押さないで

ください。レコーダーに永久的な損傷を与える

ことがあります。

14 | 保守 Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

保守

冷却器の清掃

冷却器は最低 6か月ごとに清掃してください。実験室が

埃っぽい環境の場合にはさらに期間を短くしてください。

冷却器を清掃するには、以下の手順に従ってください。

1. 格子扉を開いて開けます。

2. 冷却器を掃除機で吸い取ります。

3. フィルターの清潔さを点検し、必要に応じて清掃して

ください。

4. 格子扉を閉じます。

冷却器フィルターの清掃

2-3 か月ごとに冷却器フィルターを清掃します。

1. 格子扉を開いて開けます。

2. フィルターを取り外します。

3. フィルターを揺すって埃を落とし、清潔な水でフィル

ターを洗浄し、揺すってフィルターから余分な水を落

とし、フィルターを交換します。

4. 格子扉を閉じます。

ガスケットのメンテナンス

扉の周囲のガスケットは定期的に穿孔や裂け目がないこと

を確認してください。漏れはガスケットの破損場所からの

線状の霜となって現れます。キャビネットが水平であるこ

とを確認してください（水平化についての情報は水平出し

を参照）。

扉のガスケットを清潔に保ち、柔らかい布で霜を丁寧に拭

いてください。

冷凍庫の除霜

冷凍庫の霜は一年に一度、または氷が 3/8 インチの厚みを

超えたら除霜してください。除霜するには、以下の手順に

従ってください。

1. すべての内容物を取り出し、別の ULT 冷凍庫に移して

ください。

2. 冷凍庫をオフにします。

3. 外側の扉とすべての内側の扉を開きます。

4. 冷凍庫スタンドを立てて、最低 24 時間扉を開けたま

まにします。これによって内部と、発泡冷媒システム

の両方を室温まで上昇させます。

5. 氷を捨て、キャビネットの底に溜まった水を拭き取り

ます。

6. 冷凍庫が臭う場合には、重曹とお湯で内部を洗浄しま

す。

7. 外側は一般的な家庭用洗剤で清掃します。

8. 扉を閉め、冷凍庫を再起動し、荷物を入れ直します。

初回運転を参照し、指示に従ってください。

バッテリーのメンテナンス

冷凍庫はバッテリーの電圧状況を毎日監視し、視覚的およ

び聴覚的なアラームを介してバッテリーの電圧を示しま

す。システムアラームまたは必要に応じて個々の状態評価

に従ってバッテリーを交換します。バッテリーの接続を定

期的に確認します。必須ではありませんが、停電が発生し

た場合でも適切なバッテリー状態を確保するために、毎年

のバッテリー交換が推奨されます。

安全のため、バッテリーを交換する前に、装置の電源を

切って電源から切り離すことをお勧めします。バッテリー

端子は赤と黒で色分けされています。対応する色の付いた

ワイヤーがバッテリーの対応する色の端子に接続されてい

ることを確認します。バッテリーは、端子が冷凍庫の外側

ドアのコンデンサ室またはヒンジ側を向くように取り付け

ます（

バッテリー仕様を参照）。正しく取り付けられてい

れば、赤い線を後部のバッテリー（プラス）端子に、黒い

線を前面（コモン）端子に接続する必要があります。

バッテリーを正しく接続しないと、電気コンポーネントが

損傷し、冷凍庫の正常な動作を妨げる可能性があります。

バッテリーのメンテナンスに関するご質問やご不明な点が

ある場合は、認定サービス技術者に相談してください。

警告：弊社が認可した業者以外による冷凍庫修

理は、保証が無効になります。技術サービスに

連絡してください。電話番号については、連絡

先情報を参照してください。

注意：保守は訓練を受けた担当者が行ってくだ

さい。

Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫保守 | 15

バッテリー仕様：

充電式密閉鉛蓄電池、 12 V、7.0 A 時

交換用バッテリーは、 Thermo Fisher Scientific から直接

購入することができます。

図6. バッテリー仕様

メンテナンススケジュール

定期的なメンテナンスは、装置を適切に作動させるために

重要です。マニュアルの指示どおりに点検 /清掃してくだ

さい。

項目間隔

氷/霜が蓄積

します

内扉を適切に閉じるために、必要に応

じてガスケット、内扉、ブレーカーの

周りに付着した氷や霜を取り除きます。

ガスケット

扉の周囲のガスケットは定期的に穿孔

や裂け目がないことを確認してくださ

い。定期的にガスケット周囲の氷の溜

まりを清掃します。

フィルター 2-3 か月ごとに冷却器フィルターを清掃

します。

冷却器

6か月ごとに清掃してください。実験室

が埃っぽい環境の場合にはさらに期間

を短くしてください。

バッテリー

システムアラームまたは必要に応じて

個々の状態評価に従ってバッテリーを

交換します。バッテリーの接続を定期

的に確認します。必須ではありません

が、停電が発生した場合でも適切な

バッテリー状態を確保するために、毎

年のバッテリー交換が推奨されます。

除霜

冷凍庫の霜は一年に一度、または氷が

3/8 インチ（0.95 cm）の厚みを超えた

ら除霜してください

赤

黒

16 | トラブルシューティングガイド Thermo Fisher Scientific ULT 冷凍庫

トラブルシューティングガイド

このセクションは、一般的な運用上の問題のトラブルシューティングに関するガイドです。

問題原因解決策

装置が熱くなります。

設定値に達していません。

装置は設定値までゆっくりと

回復します。

高温負荷 /過負荷。

製品が高温負荷から回復するために十分な時間を与えて

ください。キャビネットに過負荷をかけないでくださ

い。運転手順については、ユーザーマニュアルの初回運

転を参照してください。

熱い環境。

場所が周囲要件（15°C ～32°C または59°F ～90°F）内

にあり、高温の物体から離れているかどうかを確認して

ください。

冷却器および冷却器フィ

ルターが汚れています。

冷却器およびフィルターを清掃してください。ユーザー

マニュアルの冷却器の清掃および冷却器フィルターの清

掃を参照してください。

空気循環に十分な空間が

ありません。

装置は上部と側面に最低 8インチ（20cm）の空間、背

面に 6インチ（15cm）の空間を空けて、振動のない、

水平な場所に設置してください。

相対湿度が高いため着氷 /

霜が発生します。

場所が要件を満たしているかどうかを確認してくださ

い。 15°C ～32°C （59°F ～90°F）の範囲の温度の場合、

60% の最大相対湿度。

冷凍室内に過剰な霜が蓄

積します。

装置を除霜してください。ユーザーマニュアルの冷凍庫

の除霜を参照してください。

外側ドアガスケット上に

霜が蓄積します。

時々、ガスケット上の氷をこすり落としてください。

鋭利な工具を使用しないでください。ゴム製ガスケット

に穴をあけないように注意してください。

ガスケットが損傷してい

ます。

ガスケット上に穿孔または裂け目がないか確認してくだ

さい。必要に応じて、交換してください。ユーザーマ

ニュアルのガスケットのメンテナンスを参照してくださ

い。

扉の開放時間が長くなっ

ています。

扉を長時間開けないでください。扉を開けた後、回復に

十分な時間を与えてください。

電源供給が不十分です。装置に適切な電圧が供給されていることを確認してくだ

さい。

コンプレッサーが作動し

ていません。サービスに連絡してください。

ユーザーインターフェイス

（表示）に障害が発生しまし

た。

ブレーカーがオフになっ

ています。

回路ブレーカーを確認し、オンの位置にリセットしてく

ださい。必ず専用接地回路を使用してください。

装置の電源障害。

電源が停止している /ブ

レーカーがオフになって

います。

コードがしっかり差し込まれていることを確認してくだ

さい。

別の器具をコンセントに差し込み、電源が供給されてい

るかどうかを確認してください。

必ず専用接地回路を使用してください。

ページが読み込まれています...

Thermo Fisher Scientific ULT 取扱説明書

Thermo Fisher Scientific ULT 取扱説明書

関連論文