10 ハードウェアの取り付け
各 RAID コントローラモジュールには少なくとも 1 個の SAS 入力ポー
トコネクタがあります。このコネクタにより、ホストまたはノードへの
直接接続ができます。オプションのデュアルポート RAID コントローラ
では、2 つ目の SAS 入力ポートコネクタが利用できます。SAS 入力ポー
トコネクタには In-0 とラベル表示されています。オプションのコント
ローラの場合は、In-1 とラベル表示されています(詳細については、
PowerVault
MD3000 の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を
参照)。
メモ: ホストサーバーと MD3000 SAS 入力ポートコネクタをケーブルで
接続する場合は、サーバーの HBA のどちらの出力ポートコネクタでも使
用できます。
各 MD3000 RAID コントローラモジュールには、SAS 出力ポートコネク
タも装備されています。このポートを使用して、RAID エンクロージャ
を拡張エンクロージャに接続することも可能です。
エンクロージャのケーブル接続
エンクロージャは、4 台までのホストと 2 台までの拡張エンクロージャ
にケーブル接続できます。ユーザーが選択する構成は、お持ちのホスト
の台数、スタンドアロンホストまたはクラスタノードのどちらに接続し
ようとしているか、および必要なデータ冗長性のレベルによって異なり
ます。
以下の図は、MD3000 で使用できる SAS 入力ポートコネクタの数に
従って分類されています。シングル SAS 入力ポート構成とデュアル
SAS 入力ポート構成は、それぞれ冗長および非冗長ケーブル接続をサ
ポートしています。
冗長と非冗長
「非冗長構成」(ホストから
RAID
エンクロージャへのデータパスが単一
の構成)は、重要でないデータストレージにのみお使いください。ケー
ブルの障害もしくは取り外し、ホストバスアダプタの障害、または
RAID コントローラモジュールの障害もしくは取り外しによってパスの
障害が発生すると、ホストが RAID エンクロージャのストレージにアク
セスできなくなります。