Dell PowerVault MD3000 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
Microsoft Windows Server フェイルオーバークラスタを使用する Dell PowerVault
MD3000 ストレージアレイ ハードウェアの設置&トラブルシューティング
はじめに
クラスタハードウェアのケー
ブル接続
システムのクラスタリングへの準備
トラブルシューティング
クラスタデータシート
メモ、注意、警告
本書予告なくされることがあります
©2008 すべての著作Dell Inc. にあります
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重にじられています
本書に使用されている商標:DellDELL ロゴPowerEdge PowerVault および OpenManage Dell Inc. の商標ですMicrosoftSQL Server Windows および Windows NT は米国その他の国における
Microsoft Corporation の商標または登録商標です
本書では、必要じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますがそれらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません
2008 4 Rev.A00
メモコンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています
警告: 物的損害、けがまたは死亡原因となる可能性があることをしています
目次に戻る
クラスタハードウェアのケーブル接続
Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタを使用する Dell™PowerVault™MD3000ストレージアレイ ハードウェアの設置&トラブルシューティング
マウスキーボードモニターのケーブル接続
電源ユニットのケーブル接続
パブリックネットワークとプライベートネットワークのケーブル接続
ストレージシステムのケーブル接続
以下の項では、電源ケーブルネットワークケーブルストレージケーブルをクラスタに接続する方法について説明しますハードウェアコンポーネントの接続を終えたら、接続方法の次に説明されている
クラスタの設定手順を参照してください
マウスキーボードモニターのケーブル
クラスタ構成をラックに取り付ける場合は、マウスキーボードモニターをノードに接続するためのスイッチボックスをめる必要があります。各ノードをスイッチボックスに接続する手順についてはラッ
クに付属のマニュアルを参照してください
電源ユニットのケーブル接続
個々の電源の要件が満たされていることを確認するにはクラスタソリューションのコンポーネントのマニュアルを参照してください
電源関連の障害からクラスタソリューションを保護するために、次のガイドラインにうことをおめします
l 複数の電源ユニットを使用したクラスタノードでは、各電源ユニットを別々AC 回路に接続する
l 無停電電源装置(UPS)を使用する
l 環境によってはバックアップ用の発電機の設置や別の変電設備からの電力供給を検討する
2-1および 2-2 は、2 Dell™PowerEdge™システムと 1 のストレージシステムで構成されるクラスタソリューションの電源ケーブルを接続するおめの方法です。冗長性を確保す
るためすべてのコンポーネントのプライマリ電源ユニットは1 つまたは 2 つの回路にまとめて接続し、冗長電源は別の電源供給回路にまとめて接続するようにします
2-1.電源ユニットを使用した PowerEdge システムの電源ケーブル
2-2.電源ユニットを使用した PowerEdge システムの電源ケーブル
メモこの図は、電源ユニットからコンポーネントへの配線のみをしたものです
パブリックネットワークとプライベートネットワークのケーブル
クラスタノードのネットワークアダプタは、各ノードにしてなくとも 2 つのネットワーク接続を提供しますネットワーク接続について2-1 にまとめます
2-1.ネットワーク
2-3 は、ネットワークアダプタのケーブル接続の例です。各ノード内の専用ネットワークアダプタはパブリックネットワークに、残りのネットワークアダプタは相互に接続されていますプライベートネット
ワーク用)。
2-3.ネットワークのケーブル接続
パブリックネットワークのケーブル
TCP/IP を実行しているシステムでサポートされているネットワークアダプタならどれでもパブリックネットワークセグメントに接続できます。追加のパブリックネットワークセグメントをサポートするため
またはプライマリネットワークアダプタやスイッチポートの故障に備えて冗長性を持たせるため、追加のネットワークアダプタを取り付けることができます
プライベートネットワークのケーブル
クラスタノードのプライベートネットワーク接続には、各ノードに取り付けた 2 番目以降のネットワークアダプタを使用しますこのネットワークはクラスタ内の通信に使用します
2 つの可能なプライベートネットワーク構成に必要なハードウェアのコンポーネントと接続方法2-2 します
2-2.プライベートネットワークのハードウェアコンポーネントおよび
プライベートネットワークのデュアルポートネットワークアダプタの使用
パブリックネットワークをプライベートネットワーク通信のフェイルオーバー用に使えるようにクラスタを構成することもできますただしデュアルポートネットワークアダプタを使用している場合、2 つの
ポートをパブリックとプライベートの両方のネットワークを同時にサポートするために使わないでください
NIC のチーム
メモこの図は、電源ユニットからコンポーネントへの配線のみをしたものです
クライアント LAN へのすべての接続。
プライベートネットワークのフェイルオーバー用に、少なくとも 1 つのパブリックネットワークを混在モードパブリックモードとプライベートモード)に設定する必要があります
クラスタノードでクラスタの稼動状況の情報を共有するための専用接続。
LAN に接続されたネットワークアダプタではクラスタ内の相互接続が失敗した場合にえて通信レベルでの冗長性も提供されます
プライベートネットワークの冗長性の詳細についてはMicrosoft
®
Cluster ServicesMSCSのマニュアルを参照してください
方式
ハードウェアコンポーネント
ネットワークスイッチ
ファーストイーサネットまたはギガビットイーサネットネ
ットワークアダプタとスイッチ
両方のクラスタノードのネットワークアダプタからの標準 2 ノードイーサネットケーブルをファーストイーサ
ネットまたはギガビットイーサネットスイッチに接続します
ポイントツーポイント2 ノード
クラスタのみ
ファーストイーサネットネットワークアダプタ
両方のクラスタノードのギガビットイーサネットネットワークアダプタにクロスオーバーイーサネットケーブルを
接続します
ポイントツーポイント
銅線ギガビットイーサネットネットワークアダプタ
両方のクラスタノードのギガビットイーサネットネットワークアダプタ間に標準イーサネットケーブルを接続しま
す。
ネットワークインタフェースカードNICのチームによって複数NIC を組み合わせ、ロードバランシング機能やフォールトトレランス機能を付加することができます。お使いのクラスタはパブリック
ネットワークでのみ NIC のチームをサポートしていますNIC のチーム化は、プライベートネットワークではサポートされていません
1 つのチームではじブランドの NIC を使用しますチームドライバも、同じブランドのもので統一してください
ストレージシステムのケーブル
本項では、お使いのクラスタをストレージシステムに接続する方法について説明します
帯域内ストレージ管理用SAS 接続を、または帯域外ストレージ管理用にイーサネット接続を使用できます。帯域外ストレージ管理にはストレージアレイのイーサネットポートをパブリックネットワーク
にケーブル接続します
非冗長構成のクラスタのケーブル
クラスタノードは1 SAS ケーブルでストレージシステムに接続しますこの構成ではクラスタノードからストレージシステムへのストレージパスは 1 つだけですストレージパス内で、HBA、ケ
ーブルまたはストレージコントローラなどのコンポーネントのいずれかに障害が発生するとクラスタがフェイルオーバーすることがありますクラスタのフェイルオーバーが発生するとMSCS はクラ
スタグループをスタンバイクラスタノードに移動し、データにアクセスします
クラスタのケーブル接続は次のとおりです
1. クラスタノード 1 HBA ポート 0 RAID コントローラモジュール 0 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
2. クラスタノード 2 HBA ポート 0 RAID コントローラモジュール 1 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
2-4.非冗長クラスタ構成
シングル SAS 5/E HBA 使用した冗長構成によるクラスタのケーブル
SAS 5/E HBA ケーブル 1 SAS ケーブル 2 本を使用して、各クラスタノードをストレージシステムに接続しますこの構成ではクラスタノードからストレージシステムへの冗長ストレージパスが
ありますポートケーブルまたはストレージコントローラなどストレージパスのコンポーネントのいずれかに障害が発生してもマルチパスソフトウェアが I/O 要求を代替パスに自動的に経路変更
するためストレージアレイは中断されることなく動作し続けます
クラスタのケーブル接続は次のとおりです
1. クラスタノード 1 をストレージシステムに接続します
メモ帯域内と帯域外の両方の管理パスを使用するように DellPowerVault™MD3000を設定することをおめしますRAID エンクロージャにするすべての管理接続を確立しておけ
、管理接続に障害が発生した場合でも代替パスが利用できます
メモストレージハードウェアのしい説明は、Dell PowerVault MD3000 RAID エンクロージャのハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください
メモデルでは、非冗長クラスタ構成から冗長構成へのアップグレードをサポートしていません
メモ同様の構成で使用されるマルチパスドライバがこの構成にも必要です
メモ2-4 に示す構成では1 のホストからコントローラへの SAS 接続を使用する RAID コントローラモジュールのみがサポートされています
a. クラスタノード 1 HBA ポート 0 RAID コントローラモジュール 0 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
b. クラスタノード 1 HBA ポート 1 RAID コントローラモジュール 1 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
2. クラスタノード 2 をストレージシステムに接続します
a. クラスタノード 2 HBA ポート 0 RAID コントローラモジュール 0 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
b. クラスタノード 2 HBA ポート 1 RAID コントローラモジュール 1 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
2-5.シングル SAS 5/E HBA 使用した冗長クラスタ構成
デュアル SAS 5/E HBA 使用した冗長構成によるクラスタのケーブル
SAS 5/E HBA ケーブル 2 SAS ケーブル 2 本を使用して、各クラスタノードをストレージシステムに接続しますこの構成ではクラスタノードからストレージシステムへの冗長ストレージパスが
ありますHBAケーブルまたはストレージコントローラなどストレージパスのコンポーネントのいずれかに障害が発生してもマルチパスソフトウェアが I/O 要求を代替パスに自動的に経路変更
するためストレージアレイは中断されることなく動作し続けます
クラスタのケーブル接続は次のとおりです
1. クラスタノード 1 をストレージシステムに接続します
a. クラスタノード 1 HBA 1 ポート 0 RAID コントローラモジュール 0 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
b. クラスタノード 1 HBA 2 ポート 0 RAID コントローラモジュール 1 ポート In-0 の間SAS ケーブルで接続します
2. クラスタノード 2 をストレージシステムに接続します
a. クラスタノード 2 HBA 1 ポート 0 RAID コントローラモジュール 0 ポート In-1 の間SAS ケーブルで接続します
b. クラスタノード 2 HBA 2 ポート 0 RAID コントローラモジュール 1 ポート In-1 の間SAS ケーブルで接続します
2-6.デュアル HBA 使用した冗長クラスタ構成
メモアクティブノードの HBA に障害が発生するとMSCS はクラスタグループをスタンバイノードに移動し、スタンバイノード経由でデータにアクセスします
目次に戻る
目次に戻る
クラスタデータシート
Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタを使用する Dell™PowerVault™MD3000ストレージアレイ ハードウェアの設置&トラブルシューティング
このシートはクラスタにする情報を記録するためにクラスタノードやラックのくの適当な場所に貼付しておきテクニカルサポートに連絡する場合に参照してください
B-1.クラスタデータシート
B-2.ノードデータシート
B-3.追加ネットワークのデータシート
B-4.DellPowerVaultMD3000データシート
目次に戻る
クラスタの情報
クラスタソリューション
クラスタIP アドレス
サーバーのタイプ
インストーラ
設置日
アプリケーション
場所
備考
ノード
サービスタグナンバー
パブリック IP アドレス
プライベート IP アドレス
追加ネットワーク
Dell™PowerVault™MD3000名前
サービスタグ
IP アドレス
ディスクの ディスク情報
目次に戻る
クラスタ管理ソフトウェアのインストール
Dell™PowerEdge™ClusterSE600Wシステム インストールトラブルシューティング
本項ではMicrosoft
®
クラスタアドミニストレータを使用してクラスタを設定および管理する方法について説明しますMicrosoft は、クラスタ管理に組み込みツールとしてクラスタアドミニストレータを
提供しています
Microsoft クラスタアドミニストレータ
クラスタアドミニストレータはクラスタの設定と管理をMicrosoft のツールです。以下の項ではクラスタアドミニストレータをクラスタノードでローカルで実行する方法と、このツールをリモートコンソ
ールにインストールする方法について説明します
クラスタノードでのクラスタアドミニストレータの起動
クラスタノードでクラスタアドミニストレータを起動するにはスタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータ のにクリックします
リモートコンソールでのクラスタアドミニストレータの
Microsoft Windows OS を実行しているリモートコンソールまたは Management StationMicrosoft
®
Windows
®
管理ツールパッケージとクラスタアドミニストレータをインストールする
ことでクラスタサービスをリモートで管理および監視できますクラスタアドミニストレータはMicrosoft Windows Server
®
2003 OS まれている管理ツールパッケージの一部です
Windows 2003 管理ツールはWindows XPService Pack 1 またはそれ以降が適用されたものおよび Windows Server 2003 にのみインストールできます
クラスタアドミニストレータと Windows 管理ツールパッケージをリモートコンソールにインストールするには、以下の手順を実行します
1. リモートコンソールとして設定するシステムを選択します
2. 選択したシステムで現在実行している OS を確認します
3. システムのメディアドライブに以下のいずれか適切な再インストールメディアをセットします
l Windows Server 2003 Enterprise Edition メディア
l Windows Server 2003 R2, Enterprise メディア 1
l Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition メディア
l Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition メディア 1
4. エクスプローラのウィンドウを開き、システムのメディアドライブに移動し、ディレクトリ \i386 をダブルクリックします
5. Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition メディア 1 または Windows Server 2003 Enterprise Edition メディアをセットした場合は、ADMINPAK.MSI をダブルクリック
します
Windows Server 2003 R2 x64 Enterprise Edition メディア 1 または Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition メディアをセットした場合は、WADMINPAK.MSI
ダブルクリックします
6. 画面の指示に従ってインストール作業を完了します
リモートコンソールでのクラスタアドミニストレータの起動
リモートコンソールで以下の手順を実行します
1. システムに Windows 管理ツールパッケージがインストールされていることを確認します
2. スタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータ のにクリックします
目次に戻る
目次に戻る
はじめに
Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタを使用する Dell™PowerVault™MD3000ストレージアレイ ハードウェアの設置&トラブルシューティング

追加情報
Dell PowerVault MD3000 ストレージアレイを使用したクラスタソリューション
クラスタのハードウェア要件
クラスタストレージ
サポートされる Dell クラスタ構成
そののマニュアル
本書ではMicrosoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタノードで使用する Dell™PowerVault™MD3000ストレージアレイの設定について説明しますクラスタに共有ストレージ
を導入するために必要な情報と具体的な設定手順が説明されています
本書は、クラスタソリューションの設定作業を担当する熟練IT 専門家と、アップグレードとメンテナンス作業を担当するサービス技術者向けのガイドですクラスタリングをめて学ぶ読者の方も対象
としています
Dell フェイルオーバークラスタでは、特定のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを組み合わせてクラスタで実行されるアプリケーションとサービスの可用性をめますフェイルオーバークラス
タはシステムでシングルポイント障害が発生する可能性を低くするように設計されていますシングルポイント障害が発生するとクラスタのアプリケーションやサービスが利用できなくなる可能性が
あります)。
追加情報
l Windows Server 2003 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com 、『Microsoft Windows Server 2003 使用した Dell?フェイルオ
ーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
l Windows Server 2008 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com 、『Microsoft Windows Server 2008 使用した Dell?フェイルオ
ーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
l お使いのフェイルオーバークラスタとして推奨される OSハードウェアコンポーネントおよびドライバまたはファームウェアのバージョンのリストについては、高可用性クラスタリングにする
デルのウェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(Dell クラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
Dell PowerVault MD3000 ストレージアレイを使用したクラスタソリューション
このクラスタソリューションはWindows Server 2003 および Windows Server 2008 に組み込まれた Microsoft Cluster Server ソフトウェアMSCS)に基づいて2 ノードのクラスタリン
グテクノロジを実装しますこのクラスタソリューションには以下の機能があります
l 3 Gbps のシリアル接続 SCSISASテクノロジ
l ネットワーククライアントへのシステムサービスとリソースの高可用性
l 共有ストレージにする冗長パス
l アプリケーションおよびサービスの障害復旧
l クラスタ全体をオフラインにしないでクラスタの修復、メンテナンスアップグレードを可能にする柔軟なメンテナンス機能
クラスタのハードウェア要件
使用するクラスタにはのハードウェアコンポーネントが必要です
l サーバーノード
l ストレージおよびストレージ管理ソフトウェア
クラスタノードのハードウェア要件1-1 に示します
1-1.クラスタノードの要件
メモクラスタのサーバーおよびストレージの電源ユニットノードとストレージアレイの間の接続、多層にわたるエンタープライズアプリケーションアーキテクチャのクライアントシステムま
たはそののサーバーへの接続には、冗長コンポーネントを使用することをおめします
コンポーネント
最小要件
プロセッサ
クラスタノードになくとも 1 つのプロセッサ
クラスタストレージ
共有ストレージシステムの構成要件1-2 します
1-2.クラスタストレージの要件
クラスタストレージ管理ソフトウェア
以下の項ではクラスタにインストールして設定できるさまざまなクラスタストレージ管理ソフトウェアについて説明します
Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager クライアント
MD Storage Manager クライアントはPowerVault MD3000 RAID エンクロージャを集中管理するために管理ステーションで実行しますPowerVault MD Storage Manager 使用して
RAID アレイの作成または管理、仮想ディスクのバインドファームウェアのダウンロードなどのタスクを実行できます
Dell PowerVault MD Storage Manager エージェント
MD Storage Manager エージェントはクラスタノードに常駐してMD Storage Manager クライアントによって管理できるサーバーベースのトポロジデータを収集します
マルチパスソフトウェア
マルチパスソフトウェア(別名「フェイルオーバードライバ」)とは、各クラスタノードに常駐し、サーバーと RAID エンクロージャの間で冗長データパスの管理をうソフトウェアのことですマルチパスソフ
トウェアによって冗長パスがしく管理されるためには、構成において HBA とケーブル接続が冗長になっている必要があります
マルチパスソフトウェアは1 つの仮想ディスクにして複数のパスがあることを認識し、そのディスクへの優先パスを確立します。優先パスのコンポーネントのいずれかに障害が発生するとストレー
ジアレイが中断されることなく動作し続けるようにマルチパスソフトウェアは I/O 要求の経路を自動的に代替パスに変更します
冗長クラスタ構成では自動フェイルバック機能はデフォルトで無効に設定されていますしたがって、障害の発生したコンポーネントを修復または交換しても、仮想ディスクは優先コントローラに自動
RAM
Windows Server 2003 Enterprise Edition の場合は、各クラスタノードになくとも 256 MB RAM が装備されていること
Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition および Windows Server 2008 x64 Edition の場合は、各クラスタノードになくとも 512 MB
RAM が装備されていること
クラスタノード
なくとも 2 台の同一Dell™PowerEdge™サーバーが必要です
Windows Server 2003 Windows Server 2008 のどちらでもサポートされている最大ノード2 です
HBA
クラスタノードに 1 または 2 SAS 5/E HBA
ネットワークインタフェースカード
NIC
2 枚以上NIC1 はパブリックネットワーク用で、もう 1 はプライベートネットワーク用)。
メモパブリックネットワーク用のNIC は同一仕様のものプライベートネットワーク用のNIC も同一仕様のものを使うことをおめします
内蔵ディスクコントローラ
ノードにつき、内蔵ディスクに 1 のコントローラを接続。サポートされている RAID コントローラまたはディスクコントローラならどれでも使用できます
ミラーリングRAID 1には 2 台の物理ディスクパリティきのディスクストライプRAID 5には 3 台以上のハードドライブが必要です
メモ内蔵ドライブにはハードウェアベースの RAID または ソフトウェアベースのディスクフォールトトレランスの使用を強くおめします
ハードウェアコンポーネント
最小要件
サポートされるストレージシステム
PowerVault MD3000 RAID エンクロージャ 1
PowerVault MD1000 拡張エンクロージャ 2 まで
電源および冷却要件
ホットプラグ対応内蔵 電源ユニット / 冷却ファンモジュール 2
物理ディスク
PowerVault MD3000 RAID エンクロージャ内になくとも 2 台の物理ディスク
ケーブル
非冗長構成の場合は、1 m2 mまたは 4 m SAS ケーブル 2
冗長構成の場合は、1 m2 mまたは 4 m SAS ケーブル 4
追加する PowerVault MD1000 拡張エンクロージャごとに 1 m2 mまたは 4 m SAS ケーブル 2
メモRAID 0 の構成も可能ですがディスクに障害が発生した場合にデータの冗長性を確保できないため、高い可用性を必要とするシステムにはおめできません
メモPowerVault MD3000 ストレージアレイを使用した Dell フェイルオーバークラスタでは、他のクラスタサーバーまたはスタンドアロンサーバーとのPowerVault MD3000 RAID
エンクロージャを共有することはできません
転送されませんMD Storage Manager クライアントまたはコマンドラインインタフェースCLI)を使用してフェイルバックを手動で開始することができます
張機能
PowerVault MD3000 RAID エンクロージャの拡張機能は、次のとおりです
l スナップショット仮想ディスクはソース仮想ディスクの内容に影響を与えずにバックアップテストまたはデータ処理を目的に仮想ディスクのポイントインタイムイメージをキャプチャします
l 仮想ディスクのコピーはソース仮想ディスクからストレージアレイのターゲット仮想ディスクにデータのフルコピーを生成します。仮想ディスクコピー機能を使用してデータのバックアップ
小容量の物理ディスクを使用するディスクグループから大容量の物理ディスクを使用するディスクグループへのデータのコピーまたはスナップショット仮想ディスクデータのソース仮想ディスク
への復元ができます
サポートされる Dell クラスタ構成
PowerVault MD3000 および MD1000 RAID エンクロージャを使用したクラスタとしてサポートされているさまざまな構成1-1 から 1-3 します
1-1.非冗長クラスタ構成
1-2.シングル SAS 5/E 使用した冗長クラスタ構成
1-3.デュアル SAS 5/E 使用した冗長クラスタ構成
メモクラスタ環境で仮想ディスクのしいオプションを導入する方法についてはPowerVault MD Storage Manager の詳細(プレミアム)機能使い方を参照してください
メモMD Storage Managerスナップショット仮想ディスクおよび仮想ディスクのコピーの詳細については、「共有ストレージシステムの取り付けと設定および MD Storage Manager
のマニュアルを参照してください
そののマニュアル
l ラックソリューションに付属の『ラック取り付けガイドでは
システムをラックに取り付ける方法について説明しています
l Dell システムに付属の『はじめにでは、最初にシステムをセットアップする場合の概要を説明しています
l Microsoft Windows Server 2003 を使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングおよびMicrosoft Windows Server 2008 を使用した Dell
フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングには、特定の種類Windows Server OS 使用してクラスタを導入する場合の詳細情報が説明されています
l お使いのフェイルオーバークラスタとして推奨される OSハードウェアコンポーネントおよびドライバまたはファームウェアのバージョンのリストについては、高可用性クラスタリングにする
デルのウェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(Dell クラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
l システムのセットアップマニュアルシステムの初期設定の概要について説明しています
l PowerEdge または PowerVault システムのユーザーズガイドではシステムの機能や仕様、SAS ドライバセットアップユーティリティ(該当する場合)、ソフトウェアのサポートシステ
ム設定ユーティリティについて説明しています
l PowerEdge または PowerVault システムのインストール&トラブルシューティングガイドではシステムのトラブルシューティング方法、およびシステムコンポーネントの取り付けや交換
方法について説明しています
l SAS 5/E のマニュアルではSAS ホストバスアダプタHBAについても説明しています
l PowerVault MD Storage Manager のマニュアルではRAID システムを設定するためのアレイ管理ソフトウェアの使いについて説明しています
l OS のマニュアルではOS ソフトウェアのインストール手順(必要な場合)や設定方法、および使い方について説明しています
l Dell PowerVault のテープライブラリのマニュアルではテープライブラリのインストールトラブルシューティングおよびアップグレードについて説明しています
l PowerEdge または PowerVault の『ユーザーズガイドではシステムの機能や仕様、セットアップユーティリティ(該当する場合)、ソフトウェアのサポートシステム設定ユーティリティに
ついて説明しています
l PowerVault MD Storage Manager の『コマンドラインインタフェースガイドではコマンドラインインタフェースCLI)の使い方を説明しています
l Dell PowerVault MD3000 Resource メディアには、本項まれているすべてのマニュアルのほかに、設定 / 管理ツールのマニュアルが収録されています
l Dell PowerVault MD Storage Manager の『ユーザーズガイドではRAID システムを設定するためのアレイ管理ソフトウェアの使い方について説明しています
l Dell PowerVault MD システムのSupport Matrix』(サポートマトリクスではPowerVault MD システムのサポートされているソフトウェアとハードウェアについて説明しています
l システム管理者ガイドではシステムの操作および管理方法を説明しています
l Microsoft Windows Server 2003 使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』、またはMicrosoft Windows Server 2008 使用した Dell
フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング
l システムとは別に購入されたコンポーネントのマニュアルでは、購入されたオプション装置の取り付けや設定について説明しています
l リリースノートまたは readme ファイルにはシステムまたはマニュアルの最新のアップデート情報や、専門知識をおちのユーザーや技術者のための高度な技術情報が含まれていることが
あります
目次に戻る
警告: 安全および認可機する重要 情報についてはシステムに しているマニュアルの安全にお使いいただくための注意事項を参してください。保証情報して
、『サービス サポートのご してください
注意: リリースノートや readme ファイルとしてまれている付属のアップデート情報には他の文書の内容を差し替える情報が含まれている場合が多いので、必ずおみください
メモにことわりのない限り、マニュアルはすべてデルサポートサイト support.dell.com から入手できます
目次に戻る
クラスタのメンテナンス
Dell™PowerEdge™ClusterSE600Wシステム インストールトラブルシューティング
クラスタノードへのネットワークアダプタの追加
IP サブネットにあるクラスタノードの IP アドレスの
WindowsServer2003を実行中のクラスタからのノードの削除
クォーラムディスクでの chkdsk /f の実
破損したクォーラムディスクからの復旧
Windows Server 2003 でのクラスタサービスアカウントパスワードの
クラスタディスクのフォーマット
本項ではノードの追加と削除、IP アドレスの更、破損したクォーラムディスクからの復旧、およびクラスタ構成の再フォーマットについて説明します
クラスタノードへのネットワークアダプタの追加
この手順では、両方のクラスタノードに最新Microsoft Windows
®
Service Pack が適用された Microsoft
®
Windows Server
®
2003および Microsoft Cluster ServicesMSCS)が
インストールされていることを前提としています
1. すべてのクラスタリソースをアップグレードするクラスタノードからクラスタ内の別のノードに移動します
特定のノードへのクラスタリソースの移動についてはMSCS のマニュアルを参照してください
2. アップグレードするクラスタノードの電源を切ります
3. そのシステムに追加のネットワークアダプタを取り付けます。拡張カードをシステムにインストールする手順についてはPowerEdge システムのインストールトラブルシューティング』を参照
してください
4. ノードの電源を入れてWindows OS を起動します
5. 必要に応じてネットワークアダプタのドライバをアップデートします
6. 次の手順でネットワークアダプタのアドレスを設定します
a. スタート® コントロールパネル® ネットワーク の順にクリックします
b. ウィンドウ内で、システムに取り付けたしいネットワークアダプタを確認します
c. しいネットワークアダプタをクリックしてプロパティ を選択します
d. 固有の静IP アドレスサブネットマスクおよびゲートウェイを割り当てます
たとえばノード内の既存のネットワークアダプタのアドレスが 192.168.1.101 で、サブネットマスクが 255.255.255.0 なら2 番目のネットワークアダプタには IP アドレス
192.168.2.102 とマスク 255.255.255.0 を割り当てることができます
7. OK をクリックしネットワークアダプタのプロパティを終了します
8. スタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータにクリックします
9. ネットワーク タブをクリックします
10. 新規のリソースがNew Cluster Networkという名前で作成されていることを確認します
しいリソースの名前を変更するにはリソースをクリックし、新しい名前を入力します
11. すべてのクラスタリソースをのクラスタノードに移動します
12. 手順 2 手順 11 を各クラスタノードで繰り返します
インストールおよび IP アドレスの割り当てがしくわれていれば、新しいネットワークアダプタリソースのすべてがオンラインで表示されping コマンドに正常に応答します
メモしいネットワークアダプタの IP アドレスのネットワーク ID が、ほかのアダプタとなっていることを確認してください
メモしいネットワークアダプタには必ず、最初のノードの 2 番目のネットワークアダプタとIP アドレスを割り当ててください
IP サブネットにあるクラスタノードの IP アドレスの
1. クラスタアドミニストレータきます
2. クラスタノードの MSCS を停止します
2 のクラスタノードで実行中のクラスタアドミニストレータユーティリティによってクラスタサービス ウィンドウにいアイコンが表示されることで、第 1 のノードが停止していることがされま
す。
3. IP アドレスの再割り当てをいます
4. ドメインネームシステムDNS)を実行している場合は、必要に応じて DNS エントリがしいことを確認します
5. クラスタノードの MSCS を再起動します
クラスタノード間の接続が再確立されクラスタアドミニストレータに表示されるノードアイコンが青に戻り、ノードがびオンラインになったことがされます
WindowsServer2003を実行中のクラスタからのノードの削除
1. すべてのリソースグループをオフラインにするか、別のクラスタノードに移動します
2. スタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータにクリックします
3. クラスタアドミニストレータ内で、アンインストールするノードのアイコンをクリックしクラスタサービスの停止 を選択します
4. クラスタアドミニストレータ 内で、アンインストールするノードのアイコンをクリックしノードの削除 を選択します
ノードを削除できない場合、またはそのノードがクラスタ内の最後のノードの場合は、次の手順を実行します
a. コマンドプロンプトをきます
b. のように入力します
cluster node <ノード> /force
<ノード> はクラスタから削除するクラスタノードです
5. クラスタアドミニストレータじます
クォーラムディスクでの chkdsk /f
デバイス/f fixオプションを使用してchkdsk コマンドを正常に実行するにはデバイスにアクティブなオープンファイルハンドルがないことを確認する必要がありますMSCS がアクティブなオ
ープンファイルハンドルを維持するのでクォーラムリソースが格納されているハードドライブでは chkdsk /f 実行できません
クォーラムリソースのドライブで chkdsk /f を実行するには、次の手順を実行します
1. クォーラムリソースを次の手順で一時的に他のドライブにします
a. クラスタ名を右クリックしプロパティ選択します
b. クォーラム タブをクリックします
c. のドライブをクォーラムディスクとして選択し<Enter>を押します
2. クォーラムリソースが保存されていたディスクchkdsk /f を実行します
3. クォーラムディスクをのドライブにします
破損したクォーラムディスクからの復旧
クォーラムディスクにはクラスタノードに障害が発生した場合に、クラスタを復旧する際に必要となる設定データが保存されていますクォーラムディスクリソースがオンラインにならないとクラスタは
せずすべての共有ドライブが使用できなくなりますこの状況が発生し、クォーラムディスクで chkdsk を実行する必要が生じた場合は、コマンドラインインタフェースから手動でクラスタを起動する
ことができます
メモクラスタノードをのサブネットに移行する場合は、すべてのクラスタリソースをオフラインにしすべてのノードをしいサブネットに一緒に移行してください
コマンドプロンプトから手動でクラスタを起動するには、次の手順を実行します
1. コマンドプロンプトをきます
2. 以下を入力してクラスタフォルダのディレクトリを選択します
cd \windows\clusterWindows Server 2003 の場合)
3. のとおりに入力してクォーラムログをわずに手動モード1 つのノードのみでクラスタを起動します
Clussvc -debug -noquorumlogging
MSCS が起動します
4. クォーラムリソースとして割り当てられたディスクで chkdsk /f 実行します
chkdsk /f ユーティリティを実行するには、次の手順にいます
a. 2 つ目のコマンドプロンプトをきます
b. のように入力します
chkdsk /f
5. chkdsk ユーティリティが完了した後で、<Ctrl><c> して MSCS を停止します
6. クラスタサービスを再起動します
サービス コンソールから MSCS を再起動するには、次の手順を実行します
a. スタート ボタンをクリックしプログラム® 管理ツール® サービスにクリックします
b. サービス ウィンドウでクラスタサービスクリックします
c. ドロップダウンメニューでスタート ボタンをクリックします
コマンドプロンプトから MSCS を再起動するには、次の手順を実行します
a. 手順 4a で開いた 2 つ目のコマンドプロンプトウィンドウをきます
b. のように入力します
Net Start Clussvc
クラスタサービスが再起動します
破損したクォーラムディスクから回復する方法の詳細についてはMicrosoft のサポートウェブサイト www.microsoft.com 技術情報 258078 を参照してください
Windows Server 2003 でのクラスタサービスアカウントパスワードの
Windows Server 2003 実行しているクラスタ内の全ノードのクラスタサービスアカウントパスワードを変更するにはコマンドプロンプトを開き、次の構文を入力します
Cluster /cluster:[クラスタ] /changepass
クラスタ名 はお使いのクラスタの名前です
クラスタパスワードの変更に関するヘルプを表示するには、次のように入力します
cluster /changepass /help
クラスタディスクのフォーマット
1. スタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータにクリックします
2. クラスタアドミニストレータウィンドウペインでグループ ディレクトリを展開します
3. グループ ディレクトリ内で、再フォーマットするディスクをむクラスタリソースグループをクリックしオフラインにする選択します
メモWindows Server 2003 ではクラスタサービスアカウントのパスワードを空白にすることはできません
メモこの手順を実行する前に、クラスタディスクからすべてのクライアントシステムが接続解除されていることを確認してください
4. クラスタアドミニストレータウィンドウペインで、再フォーマットするディスクをクリックしオンラインにする選択します
5. クラスタアドミニストレータウィンドウペインで、再フォーマットするディスクをクリックしプロパティ選択します
プロパティ ウィンドウが表示されます
6. 詳細設定 タブをクリックします
7. 詳細設定 タブメニューの Looks Alive ポーリング間隔 ボックス内で指定する選択します
8. 指定 フィールドで、次のように入力します
6000000
6000000 は、6,000,000 ミリ秒(すなわち 100 分)です
9. 適用 をクリックします
10. Windows デスクトップでマイコンピュータクリックし管理 選択します
コンピュータの管理 ウィンドウが表示されます
11. コンピュータの管理 の左ウィンドウペインでディスクの管理をクリックします
物理ディスクの情報が右ウィンドウペインに表示されます
12. フォーマットするディスクをクリックしてフォーマット選択します
ディスクの管理 によってディスクがフォーマットされます
13. ファイル メニューで 終了 を選択します
14. Looks Alive ポーリング間隔ボックス内で、リソースタイプ使用 を選択しOK をクリックします
15. クラスタアドミニストレータウィンドウペインで、再フォーマットされたディスクをむクラスタグループをクリックしオンラインにする選択します
16. ファイル メニューで 終了 を選択します
目次に戻る
目次に戻る
MSCS 使
Dell™PowerEdge™ClusterSE600Wシステム インストールトラブルシューティング
クラスタオブジェクト
クラスタネットワーク
ネットワークインタフェース
クラスタノード
クラスタリソース
アクティブおよびパッシブクラスタノードの構成
フェイルオーバーとフェイルバック
クラスタオブジェクト
クラスタオブジェクトはMicrosoft
®
Cluster ServicesMSCSによって管理される物理ユニットと論理ユニットです。各オブジェクトは、次の要素と関連しています
l クラスタのオブジェクトとオブジェクトの動作を定義する 1 つまたは複数のプロパティまたは属性
l オブジェクトのプロパティの操作に使用されるクラスタ制御コードのセット
l MSCS によってオブジェクトを管理するために使用されるオブジェクト管理機能のセット
クラスタネットワーク
クラスタネットワークはクラスタノード間(プライベートネットワーク接続)、LAN のクライアントシステム間(パブリックネットワーク接続)、またはこの両者の組み合わせ(パブリック-プライベートネット
ワーク接続)に通信リンクを提供します
ネットワーク障害防止
MSCS のインストールにはクラスタノードに接続されているパブリックネットワークセグメントとプライベートネットワークセグメントを確認します。確なクラスタフェイルオーバーと中断のない通信を
実現するために、次のことをってください
l プライベートネットワークは内部通信用に設定する
l すべてのプライベートネットワークに障害が発生した場合の冗長パスを提供するためパブリックネットワークはすべての通信用に設定する
l 追加のネットワークアダプタはクライアントシステムのみまたはすべての通信用に設定する
ネットワークの優先度と役割は、MSCS のインストール時、または Microsoft クラスタアドミニストレータソフトウェアの使用時に設定できます
ノード間(ノードツーノード)通信
パブリッククライアントアクセス専用に設定されているネットワークがあるとクラスタサービスはそのネットワークを内部のノード間通信に使用しませんプライベート通信(または混在ネットワーク)用
に設定されたネットワークのすべてに障害が発生するとノードは情報を交換できず1 つまたは複数のノードが MSCS を終了し、クラスタへの参加を一時的に停止します
ネットワークインタフェース
クラスタアドミニストレータそののクラスタ管理アプリケーションを使用するとすべてのクラスタのネットワークインタフェースを表示することができます
クラスタノード
クラスタノードとはMicrosoft Windows
®
OS および MSCS 実行しているクラスタのシステムのことですクラスタ内の各ノードについて、次のことがえます
l クラスタのすべての設定とリソースデータを保管する 1 つまたは複数のクラスタストレージデバイスに接続していてすべてのクラスタ設定データにアクセスできます
l ネットワークアダプタをしてのノードと通信します
l クラスタにするシステムの参加または離脱を認識しています
l ノードで実行中のリソースを認識しています
l クラスタの管理とアクセスに使用される共通のクラスタ名を使ってそののノードとともにグループされます
クラスタ処理で発生するノードの様々な状態の定義5-1 に示します
5-1ノードの状態 定義
1 つのノードで MSCS の設定を行う際に、管理者はそのノード用に独自のクラスタを形成するか、既存のクラスタに参加させるかを選択しますノードはMSCS の起動時にクラスタ内部通信が有効
になっているネットワークのそののアクティブノードを検索します
しいクラスタの形成
MSCS は、すべてのアクティブノードで現在のクラスタデータベースのコピーを保持しますノードの 1 つがクラスタに参加できない場合、このノードはクォーラムリソースの制御権を獲得してクラスタを
形成しようとしますこのノードはクォーラムリソースのリカバリログを使用してクラスタデータベースをアップデートします
のクラスタへの
ノードがクラスタ内の別のアクティブノードと通信できる場合、このノードはクラスタに参加することができますノードはクラスタへの参加時に、クラスタデータベースの最新のコピーを使ってアップデー
トされますMSCS によってノードの名前とバージョンの互換性が確認されるとノードがクラスタに参加します
クラスタリソース
クラスタリソースは、次の特徴を持つ物理または論理コンポーネントです
l オンラインとオフラインに切り替えることができる
l クラスタ内で管理される
l 一度1 つのシステムがホストとして管理する
MSCS がダイナミックリンクライブラリDLL)を使用してリソースを要求するとリソースモニターがリソースの状態をチェックし、制御します
リソースプロパティの設定
リソースの プロパティ ダイアログボックスを使って、以下のタスクを実行することができます
l リソースの名前、明、および実行可能な所有者の表示と変更
l 独立したリソースメモリスペースの割り当て
l リソースタイプグループのオーナーシップリソースの状態の表示
l リソース所有中のノードの表示
l 既存の依存関係の表示とリソース依存関係の変更
l リソースの再起動と(必要にじたリソースの設定変更
l MSCS のポーリング間隔に対する Looks Aliveリソースの一般的なチェックIs Aliveリソースの詳細なチェック)の設定を使用したリソースのオンライン状態のチェック
l MSCS がリソースを オフライン または 障害 状態にするまでの、保留状態(オンラインち または オフライン待ちのリソース解決に必要な時間的要件の指定
l 特定のリソースパラメータの設定
l すべてのリソースには、全般、依存係、および詳細タブがありますがリソースのタイプによってはこれ以外のタブも使用されています
リソースの依存
MSCS ではリソースをオンラインやオフラインにするにリソース依存関係リストを使用しますたとえば、物理ディスクとファイル共有があるグループを同時にオンライン状態にする場合、ファイル共有
を収めた物理ディスクはファイル共有の前にオンライン状態にする必要があります
5-2 に、リソースとその依存関係をします
定義
ダウン
ノードはクラスタ処理にアクティブに参加していません
参加中
ノードはクラスタ処理にアクティブに参加しようとしているところです
一時停止
ノードはクラスタ操作にアクティブに参加していますがリソースグループのオーナーシップをつことができずリソースをオンラインにできません
アップ
ノードはクラスタグループのホストの役割を含むすべてのクラスタ処理にアクティブに参加しています
不明
状態が確認できません
メモクラスタオブジェクトのプロパティは、複ノードで同時にアップデートしないでください。詳細についてはMSCS のオンラインドキュメントを参照してください
メモ必要な依存関係は、リソースを作成する前に設定しておく必要があります
5-2クラスタリソースと必要依存
リソースプロパティの詳細設定
プロパティ ダイアログボックスの 詳細設定 タブを使うと、次のタスクを実行できます
l リソースを再起動するまたは障害発生時にリソースを停止する。詳細については、「しきい値と期間値の調整」を参照してください
l Looks Alive または Is Alive パラメータを調整する
l リソースタイプのデフォルト番号を選択する
l リソースの保留状態に対する時間のパラメータを指定する
リソースパラメータ
プロパティ ダイアログボックスの パラメータ タブはほとんどのリソースで利用可能です5-3 に、すべてのリソースと設定可能なパラメータをします
5-3リソースと設定可能なパラメータ
クォーラムリソース
クォーラムリソースは、通常すべてのクラスタノードからアクセス可能なクラスタの共通リソースですクォーラムリソースは、一般には共有ストレージシステムの物理ディスクにあたりデータの整合性、
クラスタの一貫性、クラスタの操作内容にする情報を保持します
クォーラムリソースはクラスタを形成する場合やノードが通信に失敗した場合に、アクティブで通信中1 のノードだけがクラスタを形成できるようにします。何らかの理由でノードに障害が発生し、ク
ォーラムリソースをむノードがクラスタのそののノードと通信できない場合は、MSCS がクォーラムリソースを制御していないノードを自動的にシャットダウンしますノードで障害が発生した場合、
クラスタが障害のあるリソースを復旧したり、現在の構成のクラスタを再作成したりするためにクラスタ構成データベースを使用します
このソリューション製品ではクォーラムリソースとして共有の物理ディスクのみがサポートされています
クォーラムリソースはクラスタの整合性を確保します。各ノードのクラスタデータベースのプライベートコピーはMSCS がクォーラムリソースの回復ログを使用してアップデートしていますこれによっ
て、クラスタデータベースのバージョンがしく維持されクラスタの完全性も確保されます
OS は、クォーラムリソースを使用してアクティブで通信中1 のノードだけをクラスタとして動作させますノードがクラスタを形成できるのはそのノードがクォーラムリソースの制御を獲得できる
合に限られますノードがしいクラスタに参加したり、既存のクラスタにまったりできるのはクォーラムリソースを制御するノードと通信できる場合だけです
リソースの障害
MSCS は定期的にリソースモニターを起動してリソースが正常に機能しているかどうかを確認します。障害のあるリソースをチェックするにはLooks Alive または Is Alive 設定してポーリング
を行いますIs Alive ではMSCS がより詳細なリソース状態のチェックを要求するため、一般にポーリング間隔Looks Alive の場合よりもくなります
リソース
必要依存
ファイル共有
ネットワーク名(分散ファイルシステム [DFS] のルートとして設定された場合のみ)
IP アドレス
なし
ネットワーク
ネットワーク名に対応する IP アドレス
物理ディスク
なし
リソース
設定可能なパラメータ
ファイル共有
共有の許可と同時にサポートするユーザー
共有名(参照リストまたはエクスプローラリスト内の名前が、クライアントによって検出されます
共有のコメント
共有ファイルパス
IP アドレス
IP アドレス
サブネットマスク
IP アドレスリソースのネットワークパラメータ(適切なクラスタネットワークを指定します
ネットワーク
システム
物理ディスク
物理ディスクリソースドライブリソース作成後は、ドライブを変更できません
メモマジョリティノードセットクォーラムリソースタイプはサポートされていません
メモテクニカルサポートによる指示がないかぎりLooks Alive Is Alive の設定は調節しないでください
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12
  • Page 13 13
  • Page 14 14
  • Page 15 15
  • Page 16 16
  • Page 17 17
  • Page 18 18
  • Page 19 19
  • Page 20 20
  • Page 21 21
  • Page 22 22
  • Page 23 23
  • Page 24 24
  • Page 25 25
  • Page 26 26
  • Page 27 27
  • Page 28 28
  • Page 29 29
  • Page 30 30
  • Page 31 31
  • Page 32 32
  • Page 33 33
  • Page 34 34
  • Page 35 35

Dell PowerVault MD3000 取扱説明書

タイプ
取扱説明書