Dell PowerVault MD3000 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
www.dell.com | support.dell.com
Dell™ PowerVault™
Modular Disk 3000
システムインストールガイド
メモおよび注意
メモ : コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意 : ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を
回避する方法を説明しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書で使用されている商標について
: DellDELL ロゴ、および PowerVault Dell Inc. の商標です。
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おける
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米国およびその他の国における
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あります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2008 7
目次 3
目次
1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
システム要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
管理ステーションのハードウェア要件 . . . . . . . . . . 5
ストレージアレイについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
2 ハードウェアの取り付け . . . . . . . . . . . . . . 7
ストレージ構成の計画. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
エンクロージャの接続について . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
エンクロージャのケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
冗長と非冗長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
シングル SAS 入力ポート構成 . . . . . . . . . . . . . . . 8
デュアル SAS 入力ポート構成 . . . . . . . . . . . . . . 13
以前に構成した MD1000 エンクロージャによる
拡張
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
新しい MD1000 エンクロージャによる拡張 . . . . . . 20
3 ソフトウェアのインストール . . . . . . . . . . 23
システムの組み立てと起動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
MD Storage Manager
のインストール . . . . . . . . . . . . 24
Windows
システムへのインストール . . . . . . . . . . 24
Linux
へのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
Windows
システムのマニュアル . . . . . . . . . . . . . . . 31
Resource CD
の内容の表示 . . . . . . . . . . . . . . . 31
マニュアルのインストール . . . . . . . . . . . . . . . 32
Linux
システムのマニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
Resource CD
の内容の表示 . . . . . . . . . . . . . . . 32
マニュアルのインストール . . . . . . . . . . . . . . . 33
4 目次
4 インストール後のタスク. . . . . . . . . . . . . . 35
ストレージアレイ検出の検証 . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
Load Balancing
(負荷バランシング). . . . . . . . . . . . . 39
Load Balance Policy
(負荷バランスポリシ) . . . . . . 39
Linux
での負荷バランスポリシの設定 . . . . . . . . . . 40
Windows 2008
における負荷バランスポリシの
変更
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
プレミアム機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
トラブルシューティングツール . . . . . . . . . . . . . . . . 43
5 ソフトウェアのアンインストール . . . . . . . 45
Windows からのアンインストール . . . . . . . . . . . . . . 45
Linux
からのアンインストール . . . . . . . . . . . . . . . . 46
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
はじめに 5
はじめに
本書では、
Dell™ PowerVault™ Modular Disk 3000
MD3000
)を構成する
手順について説明します。本書では、
PowerVault MD3000 Resource CD
から
MD Storage Manager
ソフトウェア、
SAS 5/E
アダプタドライバ、および
マニュアルをインストールする方法も説明しています。そのほかに、システム要
件、ストレージアレイの構成、ソフトウェアの初回の起動と検証、およびユー
ティリティとプレミアム機能の説明などの情報が掲載されています。
管理者は
MD Storage Manager
を使用して、ストレージアレイを最も使いやす
い状態に設定し、監視することができます。
MD Storage Manager
Microsoft
®
Windows
®
Linux
のどちらの
OS
環境でも動作し、
E-
メール
たは
Simple Network Management Protocol
SNMP
)によってストレージ
レイのエラー状態に関する警告を通知できます。これらの警告は、直ちに通知す
るモード、または定期的に通知するモードに設定できます。
システム要件
MD3000
ハードウェアと
MD Storage Manager
ソフトウェアを設置
/
インス
トールし、構成する前に、
OS
がサポートされていること、および最小システム要
件が満たされていることを確認します。詳細については、
support.jp.dell.com
で入手できる
, Dell PowerVault MD3000
Support Matrix
』を参照してください。
管理ステーションのハードウェア要件
管理ステーションは、
MD Storage Manager
を使用してネットワーク全体の
ストレージアレイを設定および管理します。管理ステーションとして指定する
システムはいずれも、次の最小要件を満たす
x86
ベースのシステムでなければ
なりません。
•Intel
®
Pentium
®
またはそれと同等の
CPU
133 MHz
以上)
128 MB RAM
256 MB
推奨)
120 MB
のディスク空き容量
管理者またはそれと同等の権限
800 x 600
ピクセル、
256
色以上のディスプレイ設定(
1024 x 768
ピクセル、
16
ビットカラー推奨)
6 はじめに
ストレージアレイについて
ストレージアレイには、物理ディスク、
RAID
コントローラモジュール、ファン、
電源ユニットなどのさまざまなハードウェアコンポーネントが含まれており、
れらがエンクロージャ内に収められています。
RAID
コントローラモジュールを通
じてアクセスした物理ディスクを含むエンクロージャは、
RAID
エンクロージャ
呼ばれています。
アレイに接続されている
1
台または複数のホストは、ストレージアレイ上のデータ
にアクセスできます。(ホストポートの障害などにより)どのパスが
1
つだけ失わ
れても、アレイに保存されているデータへのアクセスが失われることがないよう
に、ホストとアレイの間に複数の物理パスを確立することも可能です。
ストレージアレイは、ホストまたはストレージ管理ステーションで実行されている
MD Storage Manager
ソフトウェアによって管理されます。ホストシステムで
は、
MD Storage Manager
とアレイが、インタフェースケーブルを通じて管理
要求とイベント情報を直接通信します。ストレージ管理ステーションでは、
MD
Storage Manager
は、
RAID
コントローラモジュール上のイーサネット接続
を通
じて、またはホストサーバーにインストールされているホストエージェントを
通じ
て、アレイと通信します。
MD Storage Manager
では、アレイ内の物理ディスクを構成して、「ディスク
グループ」と呼ばれる論理コンポーネントを作成します。その後、ディスク
ループを仮想ディスク
に分割することができます作成できるディスクグループ
仮想ディスクの数には、ストレージアレイの構成とハードウェアが許すかぎり、
制限がありません。ディスクグループはストレージアレイの未構成容量内
に作成
され、仮想ディスクはディスクグループの空き容量内
に作成されます。
未設定の容量は、ディスクグループにまだ割り当てられていない物理ディスクで
構成されます。未設定の容量を使用して仮想ディスクを作成すると、ディスクグ
ループが自動的に作成されます。ディスクグループ内の唯一の仮想ディスクが削
除されると、そのディスクグループも削除されます。空き容量とは、仮想ディス
クに割り当てられていないディスクグループ内のスペースです。
データは、
RAID
テクノロジを使用してストレージアレイ内の物理ディスクに書
き込まれます。データがどんな方法で物理ディスクに書き込まれるかは、
RAID
のレベルによって決まります。
RAID
のレベルが異なれば、アクセスの容易さ、
冗長性、容量のレベルが異なります。ストレージアレイ上の各ディスクグループと
仮想ディスクについて、特定の
RAID
レベルを設定できます。
0
以外の
RAID
レベルを持つディスクグループ内にホットスペアを作成することで、
データの冗長性をもう一段強化できます。ホットスペアは、故障としてマークさ
れた物理ディスクと自動的に置き換わることができます。
ハードウェアの取り付け 7
ハードウェアの取り付け
本章では、
Dell™ PowerVault™ MD3000
ストレージアレイの物理構成を計画
する場合と、
1
台または複数のホストをアレイに接続する場合のガイドラインを
示します。ハードウェア構成の詳細については、
Dell PowerVault MD3000
『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。
ストレージ構成の計画
ストレージアレイを設置する前に、以下の点を検討してください。
データストレージのニーズと管理上の必要条件を評価します。
可用性の要求を計算します。
完全バックアップを毎週、差分バックアップを毎日行うなど、バックアップの
頻度とレベルを決ます。
パスワード保、およびエラーが発生した場合の
E-
メールアラート通知
など、ストレージアレイのオプションを検討します。
データ構成計画にって、仮想ディスクとディスクグループの構成を設計
します。たとば、
1
つの仮想ディスクを在庫管理に、
2
財務会計情
報に、
3
顧客情報に使います。
障害の発生した物理ディスクと自動的に置き換わるホットスペアのた
スペースを設けるかどうかを決ます。
プレミアム機能を使用する場合は、仮想ディスクのコピーとスナップショット
仮想ディスクをどう構成するかを検討します。
エンクロージャの接続について
RAID
アレイエンクロージは、
2
台のホットプラグ対応
RAID
コントローラモ
ジュールを経由してホストに接続します。
RAID
コントローラモジュールは、
RAID
コントローラモジュール
0
および
RAID
コントローラモジュール
1
として
識別されます(詳細については
PowerVault MD3000
の『ハードウェアオー
ナーズマニュアル』を参照)
8 ハードウェアの取り付け
RAID
コントローラモジュールには少なくとも
1
個の
SAS
入力ポートコネクタ
があります。このコネクタにより、ホストまたはノードへの直接接続ができます。
オプションのデュアルポート
RAID
コントローラでは、
2
SAS
ポート
コネクタが利用できます。
SAS
入力ポートコネクタには
In-0
とラベル表示されて
います。オプションのコントローラの場合は、
In-1
とラベル示されています
(詳細については、
PowerVault MD3000
の『ハードウェアオーナーズマニュアル』
を参照)
MD3000 RAID
コントローラモジュールには、
SAS
出力ポートコネクタも装備
されています。このポートを使用して、
RAID
エンクロージャを拡張エンクロージャ
に接続することも可能です。
メモ : ホストサーバーと MD3000 SAS 入力ポートコネクタをケーブルで接続する
場合は、サーバーの
HBA のどちらの出力ポートコネクタでも使用できます。
エンクロージャのケーブル接続
エンクロージャは、
4
台までのホストと
2
台までの拡張エンクロージャにケーブル
接続できます。ユーーが選択する構成は、おちのホストの台数、スタンドア
ロンホストまたはクラスタノードのどちらに接続しようとしているか、および必
要なデータ冗長性のレベルによって異なります。
以下のは、
MD3000
で使用できる
SAS
ポートコネクタの数にって分類
されています。シングル
SAS
ポート構成とデュアル
SAS
ポート構成は、
それれ冗長および冗長ケーブル接続をサポートしています。
冗長と非冗長
「非冗長構成」(ホストから
RAID
エンクロージャへのデータパスが単一の構成)は
重要でないデータストレージにのみお使いください。ケーブルの障害もしくは取り
し、ホストバスアダプタの障害、または
RAID
コントローラモジュールの障害
もしくはしによってパスの障害が発生すると、ホストが
RAID
エンクロー
のストレージにアクセスできなくなります。
「冗長性」は、ホストとストレージアレイとの間に別々のデータパスを設けることで
確立します。この場合、パスの宛先別々
RAID
コントローラモジュールと
します。これにより、パスに障害が発生した場合でも、ホストがデータにアクセス
できないという態が回できます。方の
RAID
コントローラがストレージア
レイ内のすてのディスクにアクセスできるからです。
シングル SAS 入力ポート構成
1
個の
SAS
入力ポートコネクタを備えた
MD3000 RAID
コントローラモジュール
に接続する冗長および冗長ケーブル構成としてサポートされている配線
2-1
2-5
に示します。各図には、け可能なオプションの拡張エンク
ロージの最数を示しています。
ハードウェアの取り付け 9
2-1
2-3
は、ホスト
1
台または
2
台を使用する構成を示したもので、
れぞれが
1
台のみの
RAID
コントローラモジュールに接続されており、そこからさ
らに
2
台のストレージエンクロージャに拡張されています。ホストはストレージ
域を共有できますが、冗長パスがないため、
1
つのパスに障害が発生するとその
スに接続されているサーバーはストレージアレイから切断されます。
2-1. 非冗長データパスによるホスト 1 台のケーブル接続
RAID コントローラ
モジュール
0
シングル HBA ホストサーバー
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
10 ハードウェアの取り付け
2-2. 非冗長データパスによるホスト 2 台のケーブル接続
シングル HBA ホストサーバー
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID
コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
シングル
HBA ホストサーバー
ハードウェアの取り付け 11
2-3. 2 ノードのクラスタのケーブル接続(シングル HBA、各ノードからのデータパス
は非冗長)
シングル HBA ホストサーバー
シングル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID
コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
12 ハードウェアの取り付け
1
台および
2
台のホストを使用した場合の、冗長で可用性のいケーブル構成を、
2-4
および
2-5
に示します。どちらか一方のパスに障害が発生しても、
くとも
1
HBA
1
RAID
コントローラに接続されています。
2-4. 冗長データパスを使用した単一ホスト(デュアル HBA にケーブル 2 本)の
ケーブル接続
2-5. 冗長データパスを使用した単一ホスト(シングル HBA)のケーブル接続
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
デュアル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
シングル
HBA ホストサーバー
ハードウェアの取り付け 13
デュアル SAS 入力ポート構成
2
個の
SAS
入力ポートコネクタを備えた
MD3000 RAID
コントローラモジュール
に接続する、冗長および冗長ケーブル構成としてサポートされている配線を、
2-6
2-12
に示します。各図には、け可能なオプションの拡張エン
クロージの最数を示しています。
2-6
は、
1
台、
2
台、
3
台、および
4
台の各ホストを
1
台の
RAID
コントローラ
モジュールに冗長構成で接続したです。
RAID
コントローラモジュールは、
後からさらに
2
台のストレージエンクロージ拡張されます。ホストは
スト
レージ領域を共有できますが、冗長パスがないため、
1
つのパスに障害が発生
する
とそのパスに接続されているサーバーはストレージアレイから切断されます。
2-6. 非冗長データパスによるホスト 4 台までのケーブル接続
シングル HBA ホストサーバー
シングル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID
コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
シングル
HBA ホストサーバー
シングル
HBA ホストサーバー
14 ハードウェアの取り付け
1
台および
2
台のホストを使用した場合の、冗長で可用性のいケーブル構成を、
2-7
2-10
に示します。どちらか一方のパスに障害が発生しても、なく
とも
1
HBA
1
RAID
コントローラに接続されています。
2-7. 冗長データパスを使用した単一ホスト(デュアル HBA にケーブル 4 本)の
ケーブル接続
2-8. 冗長データパスを使用した単一ホスト(シングル HBA)のケーブル接続
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
デュアル HBA ホストサーバー
RAID コントローラ
モジュール
0
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
シングル
HBA ホストサーバー
ハードウェアの取り付け 15
2-9. 冗長データパスを使用したホスト 2 台(デュアル HBA を装備)のケーブル接続
RAID コントローラ
モジュール
0
デュアル HBA ホストサーバー
デュアル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
16 ハードウェアの取り付け
2-10. 冗長データパスを使用したホスト 2 台(シングル HBA を装備)のケーブル接続
RAID コントローラ
モジュール
0
シングル HBA ホストサーバー
シングル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
ハードウェアの取り付け 17
一の
RAID
エンクロージ(後からさらに
2
台のストレージエンクロージ
拡張)を使用した、
2
ノードクラスタの冗長構成を、図
2-11
2-12
に示し
ます。
2-11. 2 ノードのクラスタのケーブル接続(シングル HBA、各ノードからのデータ
パスは冗長)
RAID コントローラ
モジュール
0
シングル HBA ホストサーバー
シングル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
18 ハードウェアの取り付け
2-12. 2 ノードのクラスタのケーブル接続(デュアル HBA、各ノードからのデータ
パスは冗長)
冗長性と冗長性、および代替パスソフトウェアの詳しい説明については、
Dell
PowerVault MD3000
の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照して
ください。
MD3000
の特
1
つは、
MD1000
拡張エンクロージ
2
台まで追加して
容量をやすことができる点です。この拡張により、最物理ディスクプールが
3.5
イン
SAS
および
/
または
SATA II
物理ディスク
45
台にまで増えます。
以下に説明するように、新品
MD1000
を使って拡張するか、または
PERC 5/E
システムを使用した直接接続ソリューションで以前に構成した
MD1000
を使って
拡張することができます。
注意 : MD3000 に接続するすべての MD1000 拡張エンクロージャは、
support.jp.dell.com から入手できる Dell MD1000 EMM ファームウェアに
必ず
アップデートしてください。
A03
より前の
Dell MD1000 EMM
ファームウェア
バー
ジョンは
MD3000
アレイではサポートされていません。サポートされていない
ファームウェアを使用して
MD1000
を取り付けると、認定されない
状況が
アレイ
内に
発生します。詳細については、以下の手順を参照してください。
注意 : PERC 5/E アダプタに接続されていた MD1000 拡張エンクロージャには、
Maxtor SAS
ハードディスクドライブが含まれている場合があります。この
HDD
は、
MD3000
でも、
MD3000
にケーブル接続されている
MD1000
拡張エンクロージャ
でも、サポートされていません。エンクロージャを MD3000 に取り付ける前に、
すべての
Maxtor SAS ハードディスクドライブが MD1000 から取り外されている
ことを確認してください。
RAID コントローラ
モジュール
0
デュアル HBA ホストサーバー
デュアル
HBA ホストサーバー
RAID コントローラモジュール 1
MD3000 RAID
エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
MD1000 拡張エンクロージャ
ハードウェアの取り付け 19
以前に構成した MD1000 エンクロージャによる拡張
お使いの
MD1000
現在
Dell PERC 5/E
システムに直接接続され、同システム
上で構成されている場合は、この手順を実行してください。
PERC 5 SAS
コント
ローラ上で作成された仮想ディスクからのデータは、
MD3000
に接続されている
MD3000
または
MD1000
拡張エンクロージに直接移行することができません。
注意 : PERC 5 SAS コントローラに以前接続されていた MD1000 MD3000
対する拡張エンクロージャとして使用した場合、
MD1000 エンクロージャの物理
ディスクは再初期化され、データは失われます。拡張を行う前に、
MD1000 の全
データのバックアップを取っておく必要があります。
以前に構成した
MD1000
拡張エンクロージ
MD3000
に接続するには、次の
手順を実行してください。
1
MD1000
エンクロージ上のすてのデータのバックアップをります。
2
エンクロージ
PERC 5
コントローラにまだ接続されている間に、
MD1000
ファームウェアを
A03
またはこれ以のバージョンにアップグ
レードします。
Windows
システムのユーーは
DUP.exe
パッケージを参
照してください。
Linux
カーネルについては
DUP.bin
パッケージを参照し
てください。
3
MD1000
エンクロージ追加する前に、
MD3000
ソフトウェアが
インス
トールされ、最新の状態にアップデートされていることを確認します。
詳細
については、
support.jp.dell.com
で入手できる
Dell PowerVault
MD3000
の『
Support Matrix
』を参照してください。
a
SAS
ドライバとファームウェアをインストールまたはアップデートしま
す。
Windows
システムの場合はアップデートパッケージを使用しま
す。
Linux
システムの場合は
DKMS
パッケージを使用します。
b
ホストサーバーに
MD Storage Manager
をインストールするか、
または(
support.jp.dell.com
で入手できるバージョンに)アップ
デートします。ホストサーバーにマルパスドライバをインストール
するか、または(
support.jp.dell.com
で入手できるバージョンに)
アップデートします。マルパスドライバは
Modular Disk Storage
Management
のインストールとバンドルされています。
Windows
ステムの場合は、
Full
または
Host
選択すると、ドライバが自動的に
インストールされます。
c
MD Storage Manager
を使用して、
MD3000 RAID
コントローラ
ファームウェアを
support.jp.dell.com
で入手可能なバージョンに
アップデートします(
サポート
ファームウェアのダウンロード
RAID
コントローラモジュールファームウェアのダウンロード
NVSRAM
についても同にアップデートします(
サポート
ファー
ムウェアのダウンロード
RAID
コントローラモジュール
NVSRAM
のダウンロード
20 ハードウェアの取り付け
4
次の手順で、すてのシステムの
I/O
理を停止し、電源をります。
a
アレイに対するすべての
I/O
処理を停止し、
MD3000
に接続されていて
影響けるホストシステムの電源をります。
b
MD3000
の電源をります。
c
影響けるシステム内のすての
MD1000
エンクロージの電源を
ります。
5
お使いのラックに当する構成
2-1
2-12
を参照して、
MD1000
エンクロージ
MD3000
にケーブルで接続します。
6
次の手順で、接続されている置の電源を入れます。
a
MD1000
拡張エンクロージャの電源を入れます。拡張ステータス
LED
色に点するまでちます。
b
MD3000
の電源を入れ、ステータス
LED
置の準備ができたことを
示すまでちます。
ステータス
LED
色に点している場合、
MD3000
はまだオン
ライン状態になっていません。
ステータス
LED
色に点している場合は、エラーが発生して
います。エラーは
MDStorage Manager
を使用して確認できます。
ステータス
LED
色に点したら、
MD3000
準備ができた
状態です。
c
MD3000
がオンラインで準備ができた状態になったら、接続されている
てのホストシステムの電源を入れます。
7
MD1000
MD3000
する拡張エンクロージとして構成されたら、
手順
1
でバックアップをったデータを復元します。
MD1000
エンクロージがオンライン状態になったら、
MD3000
システム内で
使用できます。
新しい MD1000 エンクロージャによる拡張
しい
MD1000
拡張エンクロージ
MD3000
に接続するには、次の手順を
実行してください。
1
MD1000
エンクロージ追加する前に、
MD3000
ソフトウェアが
インス
トールされ、最新の状態にアップデートされていることを確認します。
詳細
については、
support.jp.dell.com
で入手できる
Dell PowerVault
Support Matrix
』を参照してください。
a
SAS
ドライバとファームウェアをインストールまたはアップデートしま
す。
Windows
システムの場合はアップデートパッケージを使用します。
Linux
システムの場合は
DKMS
パッケージを使用します。
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