Manitou Technical Reference FORK 取扱説明書

  • こんにちは!このマニトウサスペンションフォークのユーザーマニュアルの内容を理解しています。取り付け方法、メンテナンス、安全に関する情報、様々なモデル(R7 PRO、M30など)の仕様など、ご質問にお答えします。
  • フォークの取り付け方法は?
    定期的なメンテナンスは必要ですか?
    タイヤクリアランスを確認する方法は?
    保証期間は?
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MANITOU サスペンションフォーク
おめでとうござます!今日からあなたも世界最高品質の自転車用サスペンションのオー
ナーです!
Manitou
サスペンションフォークは自転車の乗車体験をより快適にします。
テクノロジーが凝縮されたこの新しい Manitou サスペンションフォークで、1 ミリ単位
で改善された走行をご実感ください。本マニュアルを最後までお読みください。すべて
のページには重要な役立つたくさんの情報が記載されています。
Manitou サスペンションフォークをお選びいただきありがとうございます。
本マニュアルには、Manitou 指すペンション製品の重要な安全、保証、およびメンテナ
ンスに関する情報が記載されています。Manitou サスペンション製品の正しく安全な取
り付け方法についての説明もあります。
本マニュアルおよびサスペンションの組立方法やサービスについてのガイドは当社ウェ
ブサイト (www.manitoumtb.com) からダウンロードいただけます。
安全取扱上の重要事項
1.Manitou 製フォークは、マウンテンバイクトレイルや同様のオフロード条件の道
路での一人乗り自転車用に設計されています。本製品は二人乗り自転車や原動機
付き自転車用には設計されていません。
2.Manitou サスペンションフォークを自転車に正しく取り付けることは非常に重要
です。有資格者の自転車整備士に自転車へのフォークの取り付けをご依頼される
ことを強くお勧めします。不適切に取り付けられたフォークは非常に危険で、重
度の怪我や死亡事故につながる恐れがあります。
3. 自転車に乗る前に、ブレーキが設置済みで適切に調整されていることを確認し
てください。不適切にブレーキを取り付けたり調整したりすると重度の怪我や死
亡に至ることがあります。
4. オイル漏れ、部品の湾曲または破損、上下方向への過度の突出、フォークから
発生する異音または視覚的に確認できる破損があった場合、ただちにフォークの
使用を中止し、Hayes Components または同社の認定サービスセンターに連絡して
点検を受けてください。
5. フォークを改造しないでください。Manitou 製フォークを改造した場合、保証
の対象外となり、重度の怪我や死亡に至ることがあります。
6. 承認された Manitou 製の交換部品のみを使用してください。承認外の補修部品
を使用した場合、保証の対象外となり、衝撃による破損が発生する原因になります。
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7. フォークドロップアウトで自転車を支えるキャリアを使用する場合は、キャリ
アを取り付けまたは取り外しするときに自転車を傾けないように注意してくださ
い。フォークドロップアウトや支柱の構造に破損が生じる原因になります。常に
フォークをクイックリリースにしっかりと締め付け、リアホイールがキャリアに
しっかりと固定されていることを確認してください。自転車が傾いたりキャリア
から脱落したりする場合は、Manitou または認定サービスセンターがフォークの点
検を行うまで自転車に乗らないでください。フォークの脚またはドロップアウト
に損傷があると、自転車のコントロールが取れなくなったり、重度の怪我や死亡
につながる事故が発生したりする危険があります。
8.Manitou 製フォークには、路上での使用に適した CPSC の要件を満たす反射器は
付いていません。路上でフォークを使用する場合は、国および地方自治体の法令
に即した反射器および(または)照明を取り付ける必要があります。
9. 自転車の乗車前には常にホイールを点検し、クイックリリーススキュアーおよ
び(または)スルーアクスルが適切に調整および固定されていることを確認して
ください。
安全取扱上の重要事項
ならし運転
新品のフォークは最初の数回の乗車中にならし運転するように設計さえています(乗
車時間約 20 時間)。ならし運転の前には、フォークは締まってややひっかかりがある
状態になっています。ならし運転の期間が過ぎるとフォークはずっと滑らかな感触に
なり、最初の乗車時に比べてでこぼこ道での走行時の反応が鮮明になります。20 時
間乗車した後、必要に応じてフォークの各部を再点検して、全体を微調整してくださ
い。
フォークの取り付け – シングルクラウンフォーク
1. 古いフォークを自転車から取り外します。
2. 自転車のヘッドチューブに合うように、ステアラーチューブ(操縦管)の長さ
を測定して切断します。ステアラーチューブを切断する前に、ステムとヘッドセッ
トのメーカーの説明を参照して、操縦管を固定するためにステアラーチューブの長
さを十分に取ってください。切断部分の下側でステアラーチューブが破損すること
のないように長さを調整してください。
注:ステアラーチューブの長さを測定する際には十分に注意してください。ステ
アラーチューブを短く切断し過ぎた場合、保証は適用されません。
有資格者の自転車整備士に自転車へのフォークの取り付けをご依頼されることを強
くお勧めします。
不適切に取り付けられたフォークは非常に危険で、重度の怪我や死亡事故に
つながる恐れがあります。
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3. ヘッドセットメーカーの説明にしたがって、クラウンレース取付工具を
使用してクラウンレースがクラウン上部にしっかりと収まるまでクラウンレー
スをフォークの操縦管に押し込みます。
4. ヘッドセットメーカーの説明にしたがって、ヘッドセットベアリングと
レースをクリーニングし、グリースを塗布します。
5. 該当する場合は、ヘッドセットメーカーの説明にしたがって、下ベアリ
ングをフォーククラウンに取り付けます。
6. ステアラーチューブ(操縦管)をフレームのヘッドチューブ(頭管)に
挿入します。
7. 上ベアリング、ステムスペーサー、ステムを取り付けます。
8. ステムスキャップとボルトを取り付けます。ヘッドセットメーカーの説
明にしたがって、ボルトを締めます。
9. ステムメーカーの説明にしたがって、ステムピンチスクリューまたはス
テムクランピングシステムにトルクをかけます。
10. ブレーキメーカーの説明にしたがって、ブレーキを取り付け、調整します。
11. MILO(ミロ)リモートロックアウトレバーが付いたフォークには、容易
にアクセスできる位置にレバーを取り付け、本マニュアルの表 2 の値にトルク
を調整します。
12. a. スルーアクスル(貫通軸)の付いていない標準的なドロップアウトが
装備されたフォークでは、クイックリリースをドロップアウトのカウンターボ
アに正しく設置した後に、クリックリリースメーカーの仕様にしたがって、ク
リックリリースを締めて固定する必要があります。クイックリリースレバーの
適切な使用方法と調整について、ご使用の自転車の取扱説明書を参照してくだ
さい。注 : 標準的なドロップアウトが装備されたフォークには、クリックリリ
ースが緩んだ場合にホイールをフォークに保持する働きを持つセカンダリキャ
ッチドロップアウトが装備されています。
b. 20mm のヘックスアクスルを取り付けるには、アクスルの小さい側の六
角をドロップアウトの大きい六角に滑り込ませます。小さい側の六角にセット
ボルトを挿入し、軽く締めます。フォークを 2 ~ 3 回上下に押して、アクスル
とハブを中央の位置に合わせます。最初に駆動側のピンチボルト、次にエンド
ボルト、最後にディスク側のピンチボルトの順で締めます。すべてのボルトを
本マニュアル記載の推奨トルク値を参考にして締めます。
c. QR15 アクスルを取り付けるには、本マニュアルの QR15 の取り付けに関
するセクションを参照してください。
13. ブレーキメーカーの説明にしたがって、ブレーキケーブルを取り付けま
す。
前部のブレーキケーブルをフォークまで適切に送って安全に固定しないと、
重度の怪我や死亡につながる恐れがあります。
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タイヤの間隔
自転車に初めて乗る前およびタイヤを交換した後には、タイヤの間隔が適切である
ことを必ず確認してください。タイヤの幅とアーチの間隔を測定します。適切なタ
イヤの間隔を下図に示します。
各フォームモデルの寸法は下
表を参照してください。
表 1 - タイヤの間隔
アーチの最短
間隔
タイヤの
最大幅
フォームモデル (図 A 参照)
R7 PRO、R7 MRD, M30
10mm 60mm
CIRCUS SPORT、EXPERT、COMP
MINUTE/MARVEL 26” フォーク
MATCH 26” フォーク
9.5mm 63mm
MINUTE 29” フォーク
MARVEL 29” フォーク
MATCH 29” フォーク
12.0mm 63mm
MINUTE 27.5” フォーク
MARVEL 27.5” フォーク
12.0mm 65mm
MATTOC
12.0mm 68mm
MAGNUM
12.0mm 87mm
アーチの
最大間隔
タイヤの
最大間隔
図A
タイヤの間隔が正しくないと、タイヤがクラウンにぶつかり、重度の怪我や
死亡につながる恐れがあります。
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QR15 の取り付け手順
1. レバーを開の位置に反転させます。レバー側面に開状態を示す矢印があり
ます。アクスルの矢印にクロスピンを揃えます。クロスピンが正しい位置
に合うとカチッという感触があります。
2. ホイールをフォークに配置します。フォークの駆動側のドロップアウトに
アクスルを挿入します。アクスル挿入時に、アクスル上の文字または矢印
を上側に向け、クロスピンが垂直になるようにします。アクスルのレバー
はフォーク前部の方を向きます。キャスティングとハブにアクスルを停止
位置になるまで挿入します(テンションダイヤルの近くにある O リングが
キャスティングのカウンターボアの内部にくる必要があります)
3. カチッという感触があるまで、レバーを 90°右に回します。
4. レバーを閉の位置に反転させてアクスルをロックします。レバーを閉じる
際に非常に強い力が必要とされる場合は、アジャスターダイヤルで張力を
調整します。アジャスターダイヤルを右に回して、張力を下げて調整します。
レバーを閉じるときにアクスルが緩過ぎる場合はアジャスターダイヤルを
左に回して張力を上げます。
スキュアーフェー
スクラウン上の文字
指定位置
に固定
3A) 90° 右に回す
3B) 張力を設定する
上に反転させる
アクスルの張力が不適切だったり、レバーが完全に固定されていなかったり、
レバーが上向きの閉位置になっていなかったりすると、アクスルが外れ、重
度の怪我や死亡につながる恐れがあります。
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メンテナンス
フォークは定期的なメンテナンス、クリーニング、点検が必要です。ボルトと留め具
のトルク値は定期的にチェックしてください。特に過酷な条件で乗車される場合は頻
繁なチェックが必要です。最高のパフォーマンスを維持するために、フォークを定期
的に分解、クリーニング、乾燥、潤滑することをお勧めします。乗車後には毎回、内
部の脚とシール周辺の汚れを拭き取るとシールが長持ちします。有資格者の自転車整
備士にフォークのメンテナンスをご依頼されることを強くお勧めします。メンテナン
スおよびチューニング方法に関する手順は当社ウェブサイト(www.manitoumtb.com)
からダウンロードいただけます。
MANITOU サスペンションフォーク全モデルの
推奨メンテナンス期間
通常の乗車条件
短期の単発的な乗車 長期の頻繁な乗車
メンテナンスマニュアルにしたがってフォークを分
解します。6 か月毎にキャスティング全体をクリー
ニングし、Semi Bath オイルを交換します。1 年に 1
回ダンパーオイルを交換してダンピングシステムを
メンテナンスします。必要に応じてスプリングスタ
ックを潤滑油を塗布します。エアーフォークモデル
では、www.manitoumtb.comにある手順にしたがって、
2 か月毎にオイルレベルがエアピストン上部より高
い位置にあるkとをチェックします。
メンテナンスマニュアルにしたがってフォークを分
解します。4 か月毎にキャスティング全体をクリー
ニングし、Semi Bath オイルを交換します。1 年に 1
回ダンパーオイルを交換してダンピングシステムを
メンテナンスします。必要に応じてスプリングスタ
ックを潤滑油を塗布します。エアーフォークモデル
では、www.manitoumtb.comにある手順にしたがって、
6 週間毎にオイルレベルがエアピストン上部より高
い位置にあるkとをチェックします。
過酷な乗車条件
短期の単発的な乗車 長期の頻繁な乗車
メンテナンスマニュアルにしたがってフォークを分
解します。4 か月毎にキャスティング全体をクリー
ニングし、Semi Bath オイルを交換します。1 年に 1
回ダンパーオイルを交換してダンピングシステムを
メンテナンスします。必要に応じてスプリングスタ
ックを潤滑油を塗布します。エアーフォークモデル
では、www.manitoumtb.comにある手順にしたがって、
6 週間毎にオイルレベルがエアピストン上部より高
い位置にあるkとをチェックします。
メンテナンスマニュアルにしたがってフォークを分
解します。3 か月毎にキャスティング全体をクリー
ニングし、Semi Bath オイルを交換します。1 年に 1
回ダンパーオイルを交換してダンピングシステムを
メンテナンスします。必要に応じてスプリングスタ
ックを潤滑油を塗布します。エアーフォークモデル
では、www.manitoumtb.comにある手順にしたがって、
4 週間毎にオイルレベルがエアピストン上部より高
い位置にあるkとをチェックします。
表 2 - 推奨トルク値
項目 トルク値 - Nm (in-lbs)
ヘックスアクスルボルト 3,4 - 4,5 Nm (30 - 40 in-lb)
リモートハンドルバークランプ 0,45 - 0,68 Nm (4 - 6 in-lb)
リモートレバーケーブルクランプスク
リュー
0,34 - 0,56 Nm (3 - 5 in-lb)
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限定保証
HAYES は、購入日より 1 年間(EU 諸国は 2 年間)にわたり、通常の摩耗および
亀裂を対象として、意図された通常の使用における製品の素材および製造工程
上の欠陥がないことを保証します。法律で禁止されていない限り、送料前払い
で購入証明書同封で上記の欠陥があった製品を受領した場合、HAYES は独自の判
断でかかる製品を修理または交換します。本保証は、衝突や落下に起因する破
損、湾曲、または故障には適用されません。HAYES 製品に対する改造または改変
あるいは通常の摩耗を原因とする欠陥または損傷、事故、メンテナンス上の不備、
他社製部品を HAYES 製品に使用したことによる故障、製品の不適切な使用また
は乱用、HAYES 製品マニュアルに記載されている方法以外の方法による利用また
は使用があった場合、もしくは、該当する HAYES 製品マニュアルに記載されて
いる指示事項にしたがわなった場合、本保証はいかなる場合も適用されません。
製品マニュアルはオンライン(www.hayescomponents.com)からダウンロードい
ただけます。お客様または後続のユーザーによる製品の改変があった場合、本
保証は適用されません。製品に明記されている製品番号または製品コードを意
図的に改変、破損、または削除した場合、本保証は適用されません。通常のメ
ンテナンスまたは正常部品の交換にかかる費用はお客様の負担となります。現
地法で認可される場合、本保証はあらゆる他の保証(権原を除き、明示的また
は黙示的であるかを問わない)に明示的に代わるものであり、特に、HAYES は
商用性または特定の目的における適合性に関する黙示的保証を無制限に否認す
るものとします。理由のいかんを問わず、保証上の手続きが必要とされる場合、
対象となる部品をお買い求めの販売店に返品いただくか、もしくは現地代理店
または現地 HAYES 代理店までご連絡ください。米国内のお客様は、HAYES 電話番
号 (888) 686-3472 までお問い合わせのうえ、返品承認番号 (RA#) をご照会くだ
さい。その際、修理、返品、または交換の方法をご説明いたします。米国以外
のお客様は、現地代理店または HAYES 代理店までお問い合わせください。
責任の限定
強制法規で要求される場合を除き、HAYES は、偶発的、間接的、特定的、または
因果的な損害に対して責任を問われないものとします。
本保証は通常の使用による摩耗や亀裂には適用されません。摩耗部品および亀裂部品
は、通常の使用による損傷、推奨事項に基づくメンテナンスの不備、または推奨外の
条件における乗車を対象とします。通常のメンテナンスまたは正常部品の交換にかか
る費用はお客様の負担となります。以下は、保証適用外となる摩耗部品と亀裂部品の
一覧です。
- ブッシング
- リアショック
を搭載したハードウ
ェア
- ハンドルバーグリッ
- チューブレスバルブ
- ダストシール
- フォーク&ショックエアー
シールおよび(または)O リ
ング
- ベアリング
- アッパースタンションチュー
- 剥離または摩耗したボルト
- リモートロックアウトケー
ブル
- グローブ
- アンダースタンション
チューブ(Dorado)
オーナー
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