Dell PowerEdge RAID Controller S100, PowerEdge RAID Controller S300 ユーザーガイド

  • こんにちは!Dell PowerEdge RAIDコントローラーPERC S100およびS300のユーザーズガイドの内容を理解しています。サーバーのRAID設定、ドライバーインストール、トラブルシューティングなど、このデバイスに関するご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください!
  • PERC S100とPERC S300の違いは何ですか?
    サポートされるRAIDレベルは何ですか?
    ファームウェアのアップデート中にシステムを再起動できますか?
    静電気対策としてどのようなことをする必要がありますか?
Dell PowerEdge RAID
Controller
PERCS100
および PERC S300
ユーザーズガイド
メモ、注意、警告
メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意:手順に従わないと、ハードウェアの損傷やデータの損失につながる可能性が
あることを示しています。
警告:物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示してい
ます。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2008 - 2011 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書に使用されている商標:Dell™DELL ロゴ、PowerEdge™、および OpenManage™ は、
Dell Inc. の商標です。Intel™ は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。
AMD
®
Advanced Micro Devices, Inc. の登録商標です。AMD Opteron™AMD Phenom™
AMD Sempron™ Advanced Micro Devices, Inc. の商標です。Microsoft
®
Windows
®
および
Windows Server
®
は米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用されていること
があります。それらの商標や会社名は、一切
Dell Inc. に帰属するものではありません。
モデル:UCS61UCS60
2011 2 Rev. A01
目次 3
目次
1 警告:安全にお使いいただくために . . . . . . . . . . 7
安全について:一般的注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
安全について:システム内部の作業を行う場合. . . . . . . . . 8
静電気放出への対処 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
2 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
概要、対象読者、および使用の前提条件 . . . . . . . . . . . . 11
関連マニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
PERC S100
アダプタ / PERC S300 アダプタの説明 . . . . . . . . 12
RAID
について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
RAID の用語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
3 機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
一般的な機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
仕様. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
4 ハードウェアの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
作業を開始する前に . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
一般的な考慮事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
PERC S300 アダプタの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
4 目次
物理ディスクの PERC S300 アダプタへの接続 . . . . . . . . . . 35
ハードウェアの取り付けの完了 . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
5 ドライバのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
Microsoft Windows ドライバのインストール . . . . . . . . . . 37
6 RAID 構成と RAID 管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
コントローラの設定:PERC Virtual Disk Management
ユーティリティの使い方 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
7 トラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . 59
システム起動時の問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59
警告メッセージ:Dell Inc. PERC S100 アダプタまたは
Dell Inc. PERC S300
アダプタの BIOS 画面. . . . . . . . . . . . 62
仮想ディスク関連のエラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68
物理ディスク関連のエラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 73
8 付録 A . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
コントローラの仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
コントローラタスク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
物理ディスクのタスク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
仮想ディスクタスク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
サポートされる RAID レベル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
仮想ディスクの仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80
目次 5
9 付録 B . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
RAID テクノロジ - ディスクアレイと仮想ディスク
について
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
10 付録 C. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
認可機関の情報. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
FCC
規定(米国 のみ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
Industry Canada
規定(カナダのみ). . . . . . . . . . . . . . . 91
CE 規定(EU. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 92
CE
マーク規制 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
11 付録 D. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
デルへのお問い合わせ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
用語集 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
6 目次
警告:安全にお使いいただくために 7
警告:安全にお使いいただく
ために
ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の
安全に関するガイドラインに従ってください。
警告:Dell PowerEdge Expandable RAID Controller (PERC) S300 アダプタに液体が
かからないようにしてください。発火を防止するため、
S300 コントローラが取り
付けられがシステムの通気孔をふさいだり、物を押し込んだりしないでください。
コントローラは、隙間のない実装部に取り付けないでください。オーバーヒートの
原因になります。
警告:コントローラが落下したり、損傷した場合は、動作させないでください。
警告:コントローラは、システムの他のすべての電子部品と同様に、静電気によっ
て損傷する可能性があります。正しく静電気を除去してください。静電気防止用接
地リストバンドを着用し、コントローラを取り付ける前にシステムのコンセントを
外すことをお勧めします。
注意:ケーブルコネクタは、PERC S300 アダプタのコネクタに慎重に嵌め合わせる
必要があります。コネクタは、誤って挿入されないように設計されています。
注意:RAID コントローラが存在する場合は、現在の RAID コントローラが保留中
のタスク(リビルドなど)を現在実行していないことを確認してから、この
RAID
コントローラの電源をオフにしてシステムのアップグレードを実行します。
注意:ファームウェアのアップデート中は、PERC S300 アダプタが含まれるシステ
ムを再起動しないでください。アップデートは、コントローラごとに
5 分ほどかか
る場合があります。
安全について:一般的注意
次のサービスマークを確認し指示に従ってください。
ユーザーマニュアルに記載されている以外の製品には触れないでください。
稲妻の絵の三角形の記号が付いたカバーを開いたり、取り外したりしないで
ください。感電の危険性があります。トレーニングを受けたサービス技術者
以外の方は、これらの実装部の部品には触れないでください。
製品は必ずデル認定機器とともに使用してください。
製品には、電気定格ラベルに記載された種類以外の電源を使用しないでくだ
さい。適切な電源の種類が不明な場合は、サービス業者または最寄りの電力
会社にお尋ねください。
8 警告:安全にお使いいただくために
安全について:システム内部の作業を行う場合
システムカバーを取り外す前に、以下の手順を順番に行ってください。
警告:デルのマニュアルで別途明示的に記載されている場合を除き、トレーニング
を受けたサービス技術者以外は、システムからカバーを外したりコンピュータ内の
部品に触れないでください。
注意:システム基板を損傷する危険を避けるため、システムの電源切 5
ってから、コントローラを取り外してください。
1
システムを含むすべての装置の電源を切ります。
2
正しく静電気が除去された静電気防止用リストバンドを着用してからシステ
ムの内部に触ります。
3
作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部
品を破損する可能性のある静電気を除去してください。
4
システムと各デバイスの電源プラグをコンセントから外します。けがや感電
の危険を防止するために、すべての通信関連のケーブルをシステムから外し
ます。
さらに、該当する場合には、以下の点にもご注意ください。
ケーブルを外すときは、ケーブル自体を引っ張らずに、コネクタやストレ
インリリーフループを持って抜いてください。ケーブルには、ロックタブの
あるコネクタが付いているものもあります。このタイプのケーブルを外す際
は、ロックタブを押してからケーブルを外してください。コネクタを外すと
きは、コネクタのピンを曲げないようにまっすぐに引き抜きます。また、
ケーブルを接続する際には、前もって両方のコネクタの向きが合っているこ
とを確認してください。
コントローラは慎重に扱ってください。コントローラの部品や接続部分には
触れないでください。
静電気放出への対処
静電気放出(
ESD
)によってシステム内部の電子部品が損傷する恐れがあります。
ESD
(静電気放出)は、静電気が人体や物体に蓄積され、別の物体に放出される
プロセスです。
ESD
は、お使いの
PERC S300
アダプタ、システム、および他の
電子部品を損傷する恐れがあります。
ESD
による損傷を防ぐには、システム内部
の電子部品に触れる前に、静電気を身体から除去してください。電子部品に触れ
る場合は、アース処理された金属(システムの
I/O
パネルの塗装されていない金
属面など)に前もって触れることで、
ESD
による障害を防ぐことができます。ま
た、システム内部の作業を行う間にも定期的に
I/O
コネクタに触れて、身体に蓄
積した静電気を除去します。
警告:安全にお使いいただくために 9
さらに、静電気放出による損傷を防止するために、以下の手順を実行することも
お勧めします。
コントローラを出荷用梱包から取り出す場合は、コントローラを取り付ける
用意ができるまでは、コントローラを静電気防止梱包材から取り出さないで
ください。静電気防止パッケージを開梱する直前に、必ず身体から静電気を
除去してください。
静電気に敏感な部品の取り扱いは、静電気の発生しない場所で行ってくだ
さい。なるべく静電気防止用のフロアパッドと作業台パッドを使用してく
ださい。
10 警告:安全にお使いいただくために
概要 11
概要
はじめに
Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERCS300 は、Dell PowerEdge
Value Server
に統合ソフトウェアによる RAID ソリューションを提供します。
PERC S300 コントローラは、SAS インタフェースおよび SATA インタフェー
スをサポートします。それぞれ
4 個のポートを持つ 2 個の内蔵コネクタを含む
PERC S300
アダプタは、ポートあたり最大 3Gbps のバースト速度でドライブ
を接続する
8 個のポートを装備しています。
PERC S100 アダプタは、Dell PowerEdge Value Server 向けの低コスト
RAID
ソリューションとして提供される製品です。ソリューションは、SATA
ハードディスクドライブ(HDD)およびソリッドステートディスク(SSD)ド
ライブをサポートします。
PERC S100 アダプタ PERC S100 アダプタは、追加
のハードウェアを必要とせず、プラットフォームのマザーボードの
I/O コント
ロラーハブ(
ICH)またはプラットフォームコントローラハブ(PCH)チップ
セットから実行されます。
PERC S100
アダプタおよび
PERC S300
アダプタは、最大
8
台の物理ドライブの
サポートをはじめとする、同じ
RAID
レベルのサポートおよび機能を提供します。
概要、対象読者、および使用の前提条件
本書の内容は次のとおりです。
PERC S100 アダプタ
および
PERC S300
アダプタ(サーバー、オペレー
ティングシステム、ソフトウェアサポートを含む)
コントローラの定および起動手順
コントローラのード
本書は、ストレージシステムのインストールおよび定に通しているシステム
理者および技術者を対象としています。
コントローラの定および使用に関する前提条件には、次に関する知識を持って
いることが含まれます。
サーバおよびコンピュータネットーク
RAID
テクロジ
SAS
および
SATA
などストレージインタフェーステクロジ
12 概要
関連マニュアル
PERC S100
アダプタまたは
PERC S300
アダプタおよび
Dell OpenManage
Server Administrator Storage Management
のマニュアルとの関詳細
いては、デルサポートサイト
support.jp.dell.com/manuals
から手で
きる
Storage Management
のマニュアルを参照してください。
PERC S100
アダプタ
/ PERC S300
アダプタの説明
コントローラには次のタイプがあります。
PERC S300
アダプタは、
4
SAS
ポートを持
2
の内コネクタを
ています。
PERC S300
ジュラーは、
4
SAS
ポートを持
2
の内コネクタを
備えています。
PERC S100
アダプタは、プラットフームのマザーード
ICH
または
PCH
ップセットで稼動します。
概要 13
対応プラットフォーム
2-1. PERC S100 アダプタおよび PERC S300 アダプタけのデルシステムおよびサポー
トマトリクス
PowerEdge サーバ PERC コントローラプラットフームごとのップセットおよ
びアダプタのサポート
PowerEdge R210
PERC S100 アダプタ – Intel Ibex Peak チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge R210 II
PERC S100 アダプタ – Intel Cougar Point チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge R310
PERC S100 アダプタ – Intel Ibex Peak チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS モジュール
PowerEdge R410
PERC S100 アダプタ – Intel ICH10R チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS モジュール
PowerEdge R415
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS モジュール、
AMD SP5100 サウスブリッジチップセット
PowerEdge R510
PERC S100 アダプタ – Intel ICH10R チップセット、
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge R515
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
AMD SP5100 サウスブリッジチップセット
PowerEdge T110
PERC S100 アダプタ – Intel Ibex Peak チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge T110 II
PERC S100 アダプタ – Intel Cougar Point チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge T310
PERC S100 アダプタ – Intel Ibex Peak チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
PowerEdge T410
PERC S100 アダプタ – Intel ICH10R チップセット
PERC S300 アダプタ – Dell 3Gb/s SAS アダプタ
14 概要
PERC S100 コントローラと PERC S300 コントローラの
プラットフォーム要件
2-2.
プラットフォーム要件
— PERC S100
コントローラまたは
PERC S300
コントローラ
コンポーネント 要件
プロセッサ 500MHz 以上の x8632 ビット互換プロセッサ
メモリ 512MB 以上
物理ディスク
ハードディスクドライブ(HDD)またはソリッドステートディスク
SSD)ドライブ 1 台以上
メモ:
PERC S100
コントローラは、
SATA HDD 4
台または
SATA SSD
4
台の物理ディスクのケーブル接続による構成をサポートします。
PERC
S300
コントローラは、最大
8
台の
SATA
物理ディスクまたは
SAS HDD
物理ディスクからなるケーブル構成またはホットスワップ構成をサポー
トします。
SATA-II HDD
物理ディスクは、
PERC S100
アダプタまたは
PERC S300
アダプタで使用できます。
SATA-II SSD 物理ディスクは、PERC S100 アダプタのみで使用でき
ます。
SAS HDD
物理ディスクは、
PERC S300
アダプタのみで使用できます。
ポート
S300
アダプタは、アダプタカードに
2
個の
8470
タイプの内蔵
SAS
コネクタを備えています。各ミニ
SAS
コネクタは、
4
個の
SAS/SATA
ポートをサポートします。
S300
モジュラーは、通常、単一の
8470
タイプの
SAS
コネクタを備
えるバックプレーンに挿入されます(ただし、ケーブルを物理ディス
クに直接挿入する
R210
または
T110
PERC S300
アダプタは例外
です)
使用可能な
スロット
PERC S300 アダプタおよび PERC S300 モジュラーカードは、8 レーン
Peripheral Component Interconnect ExpressPCI-E)スロット
に挿入します。
概要 15
オペレーティン
グシステム
Microsoft Windows Essential Business Server
x64
Microsoft Windows Server 2008 Datacenter Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition
x86
Microsoft Windows Server 2008 Foundation
Microsoft Windows Server 2008 HPC Edition
Microsoft Windows Server 2008 R2 Datacenter
Microsoft Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise SP1
Microsoft Windows Server 2008 R2 Foundation
Microsoft Windows Server 2008 R2 Foundation SP1
Microsoft Windows Server 2008 R2 HPC Edition
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard SP1
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Datacenter Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Enterprise Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Enterprise Edition
x86
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Standard Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Standard Edition
x86
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Web Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 SP2 Web Edition
x86
Microsoft Windows Server 2008 Standard Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 Standard Edition
x86
Microsoft Windows Server 2008 R2
64
ビット、
Standard
および
Enterprise Edition
Microsoft Windows Server 2008 64-bit Web Edition
2-2.
プラットフォーム要件
— PERC S100
コントローラまたは
PERC S300
コントローラ
コンポーネント 要件
16 概要
Microsoft Windows Server 2008 Web Edition
x64
Microsoft Windows Server 2008 Web Edition
x86
Microsoft Windows Small Business Server 2008
Microsoft Windows Small Business Server 2008 SP2
Microsoft Windows Small Business Server 2003 R2 SP2
x86
または
x64
Microsoft Windows Small Business Server 2011
Microsoft Windows Web Server 2008 R2
Microsoft Windows Web Server 2008 R2 SP1
Microsoft Windows Server 2003 SP2
x86
または
x64
Microsoft Windows
Server 2003 R2 SP2
32
ビットまたは
4
ビット、
Standard
および
Enterprise Edition
Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 32
ビット
Web Edition
Microsoft Windows Server 2008 SP2
32
ビットまたは
64
ビット、
Standard
および
Enterprise Edition
メモ:
Microsoft Windows Server 2003 SP1
はサポートされていま
せん。
メモ:
Microsoft Windows Server 2003 R2
はサポートされていま
せん。
メモ:
Windows Hyper-V
では、
PERC S100
コントローラおよび
PERC S300
コントローラはサポートされていません。
対応デバイス
PERC S100
アダプタ:デルがサポートする
SATA
ベースのテープデバ
イスおよび
SATA
オプティカルディスクデバイスに対応します。
メモ:
PERC S100
コントローラは、
Dell RD1000
テープデバイスを使
用したテープからのシステムの起動をサポートしています。
CTRL-R
Continue
(続行)を選択して、
RD1000
の起動順序を
1
番に維持しま
す。
<Ctrl><Alt><Del>
が選択されていると、
RD1000
オプションは起
動順序リストの最後に移動し、ここから起動することはできません。
PERC S300
アダプタ:テープデバイスまたは
SATA
光学ディスクデバ
イスに対応していません。
2-2.
プラットフォーム要件
— PERC S100
コントローラまたは
PERC S300
コントローラ
コンポーネント 要件
概要 17
RAID について
RAID
ディスクアレイとは複数の独立した物理ディスクによるグループで、デー
タの保存やデータへのアクセスに使用するドライブの数を増やすことでパフォー
マンスを高めます。
RAID
ディスクのサブシステムは、
I/O
パフォーマンスとデー
タの可用性を高めます。この物理ディスクは、ホストシステムからは、単一のス
トレージユニットまたは複数の論理ユニットとして認識されます。複数のディス
クに同時にアクセスできるため、データスループットが向上します。
RAID
シス
テムを使用することで、データストレージの可用性とフォールトトレランスも向
上します。物理ディスクに障害が発生してデータが失われても、失われたデータ
をデータまたはパリティが保存されている残りの物理ディスクから再構築するこ
とで復旧が可能です。
メモ:RAID 0 仮想ディスクの物理ディスクで障害が発生した場合、この RAID
ベルには冗長性がないので、データは失われます。ただし、
RAID 1RAID 5 また
RAID 10 内の 物理ディスクに障害が発生した場合、これらの RAID レベルには
冗長性があるため、データは保存されます。
RAID レベルの概要
ボリュームは
単一の物理ディスクの使用可能な領域を使用し、データを保
存する単一の論理ボリュームを作成します。
RAID 0
では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイルを
扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループットが実
現します。
RAID 1
ではディスクミラーリングを使用し、
1
台の物理ディスクに書き込
まれるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込まれます。
RAID 1
は、
大容量を必要としない代わりにデータの完全な冗長性を必要とする小型の
データベースまたはその他のアプリケーションに適しています。
RAID 5
では、すべての物理ディスクにまたがるディスクストライピングと
パリティデータ(分散パリティ)を使用し、高いデータスループットとデー
タの冗長性が実現します。
RAID 10
では、
2
つのミラーセットにまたがるディスクストライピングを使
用します。
RAID 10
では高いデータスループットとデータの完全な冗長性
が実現します。
18 概要
RAID の用語
ディスクストライピング
ディスクストライピングを使用すると、
1
台の物理ディスクだけでなく、複数の
物理ディスクにまたがってデータを書き込むことができます。ディスクストライ
ピングでは、各物理ディスクのストレージ容量を、異なるサイズのストライプに
パーティション化します。これらのストライプは、連続して、繰り返しインタ
リーブされます。
1
台の物理ディスク上のストライプの一部は、ストライプエレ
メントと呼ばれます。
たとえば、
RAID
レベル
0
のようにディスクストライピングのみを使用する
4
のディスクからなるシステムでは、セグメント
1
はディスク
1
に、セグメント
2
はディスク
2
に、というように書き込まれます。ディスクストライピングによっ
てパフォーマンスが向上するのは、複数のディスクに同時にアクセスが行われる
からですが、ディスクストライピングではデータの冗長性は提供されません。
ディスクストライピングの一例を
2-1
に示します。
2-1. ディスクストライピング(RAID 0)の
ストライプエレメント
1
ストライプエレメント
5
ストライプエレメント
9
ストライプエレメント
2
ストライプエレメント
6
ストライプエレメント
10
ストライプエレメント
3
ストライプエレメント
7
ストライプエレメント
11
ストライプエレメント
4
ストライプエレメント
8
ストライプエレメント
12
概要 19
ディスクミラーリング
ミラーリング(
RAID 1
で使用)では、
1
台のディスクに書き込まれるデータが同
時に別のディスクにも書き込まれます。あるディスクに障害が発生しても、別の
ディスクを使用してシステムの動作を続行し、障害の発生した物理ディスクをリ
ビルドできます。ディスクミラーリングの主な利点は、
100
パーセントのデータ
冗長性を提供することです。ディスクの中身が
2
台目のディスクに完全に書き込
まれるため、
1
台のディスクに障害が発生しても問題とはなりません。両方の
ディスクに常に同じデータが格納されているからです。どちらの物理ディスクも
動作可能な物理ディスクとして機能します。ディスクミラーリングは
100
パー
セントの冗長性を実現しますが、システム内の各物理ディスクを複製しなければ
ならないため、高価になります。
ディスクミラーリングの一例を
2-2
に示します。
メモ:ミラーリングされた物理ディスクは、読み取りの負荷分散により、読み取り
のパフォーマンスを高めることができます。
メモ:PERC S300 コントローラは、物理ディスク(SAS および SATA)のみをサ
ポートします。
SSD デバイスは PERC S300 コントローラには移行できません。
2-2. ディスクラーリング(RAID 1)の
スパニングを使用する RAID レベル
スパニングは、よリ単純な RAID レベルの複数のセットから RAID レベル 10
が構築される方法を表す用語です。たとえば、RAID 10 は、RAID 1 ディスク
アレイの複数のセットで構成され、
RAID 1 の各セットが 1 つのスパンと見な
されます。データは、
RAID 0 と同様に)RAID 1 のスパンにまたがってスト
ライピングされ、
RAID 10 の仮想ディスクが作成されます。
ストライプエレメント
1
ストライプエレメント
2
ストライプエレメント
3
ストライプエレメント
1
の複製
ストライプエレメント
2
の複製
ストライプエレメント
3
の複製
ストライプエレメント
4
ストライプエレメント
4
の複製
20 概要
パリティデータ
パリティデータは、特定の
RAID
レベル内にフォールトトレランスを提供するた
めに生成された冗長データです。ドライブで障害が発生した場合、コントローラ
はパリティデータを使用してユーザーデータを再生できます。パリティデータは、
RAID 5
ディスクアレイ専用です。
パリティデータは、システム内のすべての物理ディスクに分散しています。
1 台の物理ディスクに障害が発生しても、残りの物理ディスク上にあるパリ
ティとデータからディスクを再構築できます。図
2-3 に示すように、RAID 5
では分散パリティとディスクストライピングが組み合わされています。パリ
ティでは、
1 台の物理ディスクに不具合が生じても対応できる冗長性が提供さ
れる一方で、すべての物理ディスクの内容を複製する必要はありません。
2-3. 散パリティ(RAID 5)の
ストライプエレメント 1
ストライプエレメント 7
ストライプエレメント 2
ストライプエレメント 8
ストライプエレメント 3
ストライプエレメント 9
ストライプエレメント 4
ストライプエレメント 10
ストライプエレメント 5
パリティ6 10
パリティ
11 15
パリティ
1 5
ストライプエレメント
6
ストライプエレメント 12
ストライプエレメント 15
ストライプエレメント 11
ストライプエレメント 14ストライプエレメント 13
ストライプエレメント 19
ストライプエレメント 25
ストライプエレメント 20
ストライプエレメント 23
ストライプエレメント 18
ストライプエレメント 21
ストライプエレメント 16
ストライプエレメント 22
ストライプエレメント 17
パリティ21 25
パリティ
26 30
パリティ
16 20
ストライプエレメント
24
ストライプエレメント 30
ストライプエレメント 27
ストライプエレメント 29
ストライプエレメント 26
ストライプエレメント 28
/