NEC NP-PX2000ULJD 取扱説明書

  • NEC NP-PX2000ULJDプロジェクターの取扱説明書の内容を理解しています。投写方法、接続方法、各種設定、メンテナンス方法など、このプロジェクターに関するご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください。
  • 電源コードの接続方法は?
    投写画面の大きさを調整するには?
    台形歪みを補正するには?
    レンズの清掃方法は?
    3D映像を視聴する際の注意事項は?
NEC
プロジェクター
本機を安全にお使いいただくために
ご使用の前に必ずお読みください
NP-PX2000ULJD
取扱説明書の最新版は、当社ホームページに掲載しています。
https://www.nec-display.com/dl/jp/pj/manual/lineup.html
2
目 次
はじめに ……………………………………………………………………………… 5
本機を安全にお使いいただくために、ご使用の前に必ずお読みください…………… 6
お願い ……………………………………………………………………………… 19
本書の表記について………………………………………………………………………… 22
1. 添付品や名称を確認する …………………………………… 23
1-1. 特長 …………………………………………………………………………………………23
1-2. 添付品の確認 ………………………………………………………………………………25
1-3. 本体各部の名称 ……………………………………………………………………………27
1-4. リモコン各部の名称 ………………………………………………………………………33
2. 映像を投写する(基本操作) ………………………………… 38
2-1. 映像を投写する流れ ………………………………………………………………………38
2-2. コンピューターと接続する/電源コードを接続する …………………………………39
2-3. 本機の電源を入れる ………………………………………………………………………42
2-4. 入力信号を選択する ………………………………………………………………………44
リモコンのダイレクトボタンを押して選択する …………………………………44
本体の(INPUT)ボタンを押して選択する ………………………………………44
オンスクリーンメニューを表示して選択する ……………………………………45
2-5. 投写画面の位置と大きさを調整する ……………………………………………………46
投写画面の位置の調整(レンズシフト) ……………………………………………47
投写画面のフォーカス合わせ(フォーカス) ………………………………………49
投写画面の大きさの調整(ズーム) …………………………………………………50
投写画面の高低と左右の傾き調整(チルトフット) ………………………………51
2-6. 本機の電源を切る …………………………………………………………………………52
3. 便利な機能 …………………………………………………… 54
3-1. 投写光を消去する(レンズシャッター) ………………………………………………54
3-2. 映像を消去する(AV ミュート) ………………………………………………………54
3-3. オンスクリーン表示を消去する(オンスクリーンミュート) ………………………55
3-4. オンスクリーンメニューの表示位置を変更する ……………………………………56
3-5. 動画を静止画にする(静止) ……………………………………………………………57
3-6. 映像の一部を拡大する ( デジタルズーム ) ……………………………………………57
3-7. 輝度(明るさ)の調整と省エネ効果(ライトモード) ………………………………58
3-8. 台形歪みを調整する(台形補正) ………………………………………………………59
3-9. HTTP を使用したウェブブラウザーによる操作 ……………………………………60
3-10. レンズシフト調整値を保存する(レンズメモリー) …………………………………62
3-11. 投写画面の境界を調整する(エッジブレンディング) ………………………………64
4. オンスクリーンメニュー …………………………………… 69
4-1. オンスクリーンメニューの基本操作 ……………………………………………………69
4-1-1. オンスクリーンメニュー画面の構成 ………………………………………69
4-1-2. 調整バー ………………………………………………………………………70
3
4-1-3. 確認メッセージ ………………………………………………………………70
4-1-4. 数字の変更 ……………………………………………………………………71
4-2. オンスクリーンメニュー一覧 ……………………………………………………………72
4-3. 入力端子 …………………………………………………………………………………76
4-3-1. 入力切替 ………………………………………………………………………76
4-3-2. オートソース …………………………………………………………………76
4-3-3. カラースペース ………………………………………………………………76
4-3-4. アスペクト ……………………………………………………………………77
4-3-5. オーバースキャン ……………………………………………………………78
4-3-6. 画像設定 ………………………………………………………………………78
4-3-7. テストパターン ………………………………………………………………79
4-3-8. 3D ……………………………………………………………………………79
4-3-9. 自動調整 ………………………………………………………………………80
4-4. 映像 …………………………………………………………………………………81
4-4-1. プリセット ……………………………………………………………………81
4-4-2. コントラスト/明るさ/シャープネス/カラー/色相 …………………81
4-4-3. 色温度 …………………………………………………………………………81
4-4-4. 色域 ……………………………………………………………………………81
4-4-5. ガンマ補正 ……………………………………………………………………82
4-4-6. ホワイトバランス ……………………………………………………………82
4-3-7. 色補正 …………………………………………………………………………82
4-4-8. ノイズリダクション …………………………………………………………84
4-4-9. ダイナミックコントラスト …………………………………………………84
4-4-10. ライトオフタイマー …………………………………………………………84
4-5. 表示 …………………………………………………………………………………85
4-5-1. レンズロック ………………………………………………………………… 85
4-5-2. レンズ制御 …………………………………………………………………… 85
4-5-3. レンズメモリー ……………………………………………………………… 85
4-5-4. レンズセンタリング ………………………………………………………… 86
4-5-5. デジタルズーム ……………………………………………………………… 86
4-5-6. 幾何学補正 …………………………………………………………………… 87
4-5-7. ブランキング ………………………………………………………………… 91
4-5-8. エッジブレンディング ……………………………………………………… 92
4-5-9. スクリーンタイプ …………………………………………………………… 92
4-6. セットアップ ……………………………………………………………………………… 93
4-6-1. 言語 …………………………………………………………………………… 93
4-6-2. 投写方法 ……………………………………………………………………… 93
4-6-3. ファンモード ………………………………………………………………… 94
4-6-4. オートパワーオフ …………………………………………………………… 94
4-6-5. ダイレクトパワーオン ……………………………………………………… 94
4-6-6. ネットワーク設定 …………………………………………………………… 95
4-6-7. ライトモード ………………………………………………………………… 96
4-6-8. ライト調整(ライトモード) ……………………………………………… 97
4-6-9. 輝度一定モード(ライトモード) ………………………………………… 97
4-6-10. バックグラウンド ……………………………………………………………97
4-6-11. 起動時ロゴ ……………………………………………………………………97
4-6-12. リモコン ………………………………………………………………………98
4-6-13. TRIGGER 1/2 ………………………………………………………………99
4-6-14. メニュー設定 …………………………………………………………………99
4
4-7. 100
4-7-1. 100
4-7-2. 100
5. 101
5-1. 101
6. 103
6-1. 103
6-2. 104
7. 105
7-1. 105
7-2. 108
7-3. 111
7-4. 113
7-5. 114
7-6.
115
7-7. 120
7-8. 123
7-9. 125
7-10. 126
NEC
5
NEC
NP-PX2000UL
JD
HDMI DisplayPort BNC SDI LAN RS232C
DVI-D
© NEC Display Solutions, Ltd. 2020 2020
1
NEC
6
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
絵表示について
この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あ
たや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示を
しています。その表示と意味は次のようになっています。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
本機を安全にお使いいただくために、ご使用の前に必ずお読みください
警告
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡や大
がをするなど人身事故の原因となります。
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人がけがをし
り周囲の家財に損害をあたえたりすることがあります。
絵表示の例
記号は注意(警告を含む)をうながすことを表しています。
図の中に具体的な注意内容(左図の場合は感電注意)が描かれています。
記号はしてはいけないことを表しています。
図の中に具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれています。
記号はしなければならないことを表しています。
図のに具的な指示図の合は電源ラグコンントら抜
描かれています。
警告
設置について
RG3
レーザー光線の安全に関する警告
JIS
C 6802:2014 IEC 60825-1 3rd
Edition:2014 1
1
IEC/EN 62471-5 1st Edition:
2015 3
7
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
警告
RG3 IEC/EN 62471-5:2015
本機は日本国内専用です
200 240V
電源コードの取り扱いは大切に
NEC
故障したときは電源プラグを抜く
NEC
雷が鳴りだしたら、電源プラグに触れない
8
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
キャビネットは絶対にあけない
NEC
水場や水にぬれるような所には置かない
NEC
警告
次のような所では使用しない
動作中にレンズをふさがない
内部に物を入れない
NEC
9
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
清掃に可燃性ガスのスプレーを使用しない
アース端子を接続する
3
3
2
39
ぬれた手で電源プラグに触れない
電源コードはコンセントに接続する
電源コードのコネクターは電源コード
ストッパーで固定する
AC IN
長期間使用しないときは、電源プラグを抜く
通風口をふさがない
20
投写中および投写終了直後は排気口
をさわらない
注意
10
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
注意
お手入れの際は電源コードを抜く
移動するときは電源コードを抜く
持ち運びは 4 人以上で行う
4
4
取っ手以外の部分を持たない
過電圧が加わるおそれのあるネット
ワークには接続しない
HDBaseT/LAN
HDBaseT/LAN
点検・本体内部の清掃について
NEC
1 NEC
NEC
レンズシフト動作中は指の挟み込み
に注意
レンズシフト調整は後方または横
から行う
11
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
注意
冷却液には触れない
AC
電池の取り扱いについて
レンズの取り外し / 取り付け
HD
レンズユニットは落下防止用
ワイヤーで固定する
持ち運びのときレンズ部分に手を
かけない
12
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
光源のレーザーモジュールについて
JIS
C 6802:2014
IEC 60825-1 3rd
Edition:2014
1
IEC/EN 62471-5 1st Edition:2015
3
注意
3D 映像を視聴する際の健康に関するご注意
3D
3D
3D 3D
2m
1
15
3D
3D
450-460nm (blue),636-646nm(red)
680W
Blue 450-460nm
0.45mJ
0.87ms
180Hz
Red 636-646nm
0.77mJ
1.77mS
180Hz
13
本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
ラベル B
ラベル A
ラベル A
本機の警告ラベル
ラベル B
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本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
ラベル C
ラベル C
ラベル D
ラベル D
ラベル E
ラベル E
15
H
NP45ZL
22.0 28.3
NP46ZL
17.4 22.1
NP47ZL
13.9 18.2
NP48ZL
7.0 13.8
NP49ZL
4.0 7.0
V
NP45ZL
14.1 18.5
NP46ZL
11.1 14.2
NP47ZL
8.8 11.6
NP48ZL
4.4 8.7
NP49ZL
2.5 4.4
H
H
V
V
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本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
侵入禁止範囲HD: Hazard distance
下図の範囲は、IEC/EN 62471-5 1st Edition 2015 にてリスクグループ 3RG3) に分類され
た投写光の範囲を表しています。
設置時には下記事項を順守してください。
人の目が RG3 の領域内に侵入しないようにバリアを設けること。
バリアは RG3 となる領域から水平距離 1m 以上の保安距離をとること。ただし、頭上に設置
する場合は、床面と RG3 の領域の距離を 3m 以上確保すること。
RG3 領域内での観客の目の暴露を防ぐ高さで本機を設置すること。
機器管理者(オペレーター)は RG3 領域内への観客の侵入を制御すること。
レンズユニットの型名
投写距離(m)
RG3 HD
画面サイズ(m)
H V
NP45ZL
Wide 2.0 2.22 1.39
Tele 2.5 2.06 1.29
NP46ZL
Wide 3.0 2.48 1.55
Tele 3.5 2.22 1.39
NP47ZL
Wide 3.5 2.34 1.46
Tele 4.5 2.25 1.41
NP48ZL
Wide 5.5 2.77 1.73
Tele 6.5 1.65 1.03
NP49ZL
Wide 8.0 2.00 1.25
Tele 9.5 1.35 0.85
下図は、代表的な設置の例です。この他に、プロジェクターを傾けて設置する場合も、同様に「保
安距離」を確保する必要があります。
床置きまたはデスクトップ設置で投写す
る場合
天吊り設置で投写する場合
レンズシフトをお使いの場合は、画面が移動します。シフト量も考慮してください。
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上面から床面へ投写する場合
※レンズシフトをお使いの場合は、画面が移動します。シフト量も考慮してください。
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本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
安全確保のため、以下の事項を順守してください。
設置について
RG3 あるは、ロフナル安全れる
必要です。そのため設置やレンズユニットの取り付けおよび取り外しは、専門のサー
ビスが行こと務付れてすので、ず販へごくだい。
お客様による設置は絶対におやめください。視力障害などの原因となります。
設置場所のレイアウト設計の際には本書に記載された安全への処置の実施を遵守す
ること。
危険回避のため、緊急時に電源プラグをコンセントから抜けるように、コンセント
は手の届く範囲に設置すること。
もしくは、プロジェクターを停止できるようなデバイス(ブレーカー)を設けること。
前項の RG3 の領域へ人の目が入らないような安全処置を行うこと。
設置する場所に適したレンズを選定し、レンズごとに設定された安全のための領域
を確保する処置を適切に行うこと。
プロジェクターを動作させて光の調整作業などを行う際は、必ず適切な処置が完了
してから行うこと。
設置後にレンズごとに設定された安全確保の処置が適切に施行されているか妥当性
の確認を行うこと。
妥当性の確認は定期的に実施し、確認結果の記録を保管すること。
機器管理者(オペレーター)に対して、安全に関する教育を機器使用前に必ず実
すること。
ご使用にあたって
機器管理者(オペレーター)に対して、動作前点検(投写光に対する安全の確認を
含む)を必ず実施するように指示すること。
機器管理者(オペレーター)に対して、プロジェクター動作時には必ず機器管理者(オ
ペレーター)が緊急時の対応が出来るような状態で管理するように指示すること。
機器管理者(オペレーター)に対して、本書、点検記録をいつでも参照できるとこ
ろへ保存・保管しておくよう指示すること。
各国、各地域の規制を遵守した状態であることを明確にしておくように指示するこ
と。
注意
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本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
お願い
性能確保のため、次の点にご留意ください
振動や衝撃が加わる場所への設置は避けてください。
動力源などの振動が伝わる所に設置したり、車両、船舶などに搭載すると、本機に
振動や衝撃が加わって内部の部品が傷み、故障の原因となります。
振動や衝撃の加わらない場所に設置してください。
高圧電線や動力源の近くに設置しないでください。
高圧電線や動力源の近くに設置すると、妨害を受ける場合があります。
次のような場所に設置したり、保管したりしないでください。
故障の原因となります。
強い磁界が発生する場所
腐食性のガスが発生する場所
レーザー光線のような強い光がレンズから入り込むと、故障の原因となります。
本機の設置角度に制限はありません。
ただし、次のような姿勢で設置すると、光学部品の寿命が短くなります。
レンズが下向きになる設置
ポートレート投写で、吸気口が下向きになる設置
設置については販売店にご相談ください。
たばこの煙の多い場所での使用・長時間の使用
たばこの煙ほこりの多い場所で使用する場合、または長時間連続して12 時間/
また
260 日/年を超えて)使用する場合は、あらじめ NEC プロジェクター
カスタマサポトセンタご相談くださ
たり使場合は、高地
てください。
94 ページ)
本機を高所(気圧の低い所)で使用すると、光学部品(光源など)の交換時期が
まる場合があります。
スクリーンへの外光対策をしてください。
スクリーンには、照明など本機以外からの光が入らないようにしてください。
外光が入らないほど、ハイコントラストで美しい映像が見られます。
スクリーンについて
ご使用のスクリーンに汚れ、傷、変色などが発生すると、きれいな映像が見られま
せん。
スクリーンに揮発性のものをかけたり、傷や汚れが付かないよう取り扱いにご注意
ください。
持ち運びについて
本機を移動する際はいったんレンズユトを取りし、レンズに傷が付かな
ように必ずレンズユニットに添付のレンズキャップを取り付けてください。また、
プロターには防塵ップを付けださい。
ロジェクター本に強衝撃動をあたえないように注意して運んでくだ
い。
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本機を安全にお使いいただくために󰗐ご使用の前に必ずお読みください
投写レンズ面は素手でさわらないでください。
投写レンズ面に指紋や汚れが付くと、拡大されてスクリーンに映りますので、レン
ズ面には手を触れないでください。
廃棄について
本体を廃棄する際は、お買い上げの販売店、または自治体にお問い合わせください。
50cm
50cm
設置する際の周囲との距離についての注意
本機を設置する際は、下記のように周囲に十分な空間を作ってください。
本機から出た高温の排気が再び本機に吸気される場合があります。
また、エアコンから吹き出された風が本機に当たらないようにしてください。
本機の温度制御で異常(温度エラー)を感知して自動的に電源が切れることがありま
す。
(注)
て、
とします。
(注)
て、
とします。
(注)
て、
ものとします。
1:本機の左右に壁がある場合
2:本機の後方に壁がある場合
3:本機の上方向に空間がない場合
50cm 50cm
50cm
/