20. ネットワーク設定 で DHCP を使用(CMC ネットワークインターフェース IP アドレス用)が選択されている場合、DHCP を使用して DNS サーバーアドレスを取得 を選択します。
DNS サーバーの IP アドレスを手動で入力するには、DHCP を使用して DNS サーバーアドレスを取得する チェックボックスをオフにし、プライマリおよび代替 DNS サーバーの IP アドレ
スを入力します。
21. 変更の適用 をクリックします。
これで、CMC 標準スキーマ Active Directory 機能の設定が完了します。
標準スキーマ Active Directory と RACADM を使用した CMC の設定
標準スキーマの CMC Active Directory 機能を RACADM CLI を使用して設定するには、次のコマンドを使用します。
1. CMC へのシリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて、次を入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADEnable 1
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADType 2
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADRootDomain <完全修飾ルートドメイン名>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o cfgSSADRoleGroupName <役割グループのコモンネーム>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o cfgSSADRoleGroupDomain <完全修飾ドメイン名>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <インデックス> -o cfgSSADRoleGroupPrivilege <特定のユーザー権限のビットマスク番号>
racadm sslcertupload -t 0x2 -f <ADS ルート CA 証明書>
racadm sslcertdownload -t 0x1 -f <RAC SSL 証明書>
2. 次のいずれかのオプションを使用して DNS サーバーを指定します。
l CMC で DHCP が有効化されており、DHCP サーバーによって自動取得される DNS アドレスを使用したい場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 1
l CMC で DHCP が無効になっている場合や、手動で DNS の IP アドレスを入力する場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 0
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 <プライマリ DNS IP アドレス>
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServer2 <セカンダリ DNS IP アドレス>
拡張スキーマの概要
Active Directory で拡張スキーマを有効にするには、次の 2 つの方法があります。
l CMC ウェブインタフェースを使用する。手順については、拡張スキーマ Active Directory と Web インタフェースを使用した CMC の設定 を参照してください。
l RACADM CLI ツールを使用する。手順については、拡張スキーマ Active Directory と RACADM を使用した CMC の設定 を参照してください。
Active Directory スキーマ拡張
Active Directory データは、属性とクラスの分散データベースです。Active Directory スキーマには、データベースに追加または挿入するデータタイプを決定する規則があります。
データベースに格納されるクラスの一例として、ユーザークラスがあります。ユーザークラスの属性には、ユーザーの姓、名、電話番号などが含まれます。
貴社の環境の固有なニーズを満たす独自の属性やクラスを追加して、データベースを拡張できます。デルでは、スキーマを拡張して、リモート管理の認証と許可をサポートするために必要な変更を組み
込みました。
既存の Active Directory スキーマに追加した属性やクラスは、それぞれ固有の ID で定義する必要があります。業界全体で一意の ID を維持できるよう、Microsoft は Active Directory オブジ
ェクト識別子(OID)のデータベースを管理しています。Microsoft の Active Directory でスキーマを拡張するために、デルは固有の OID、固有の名前拡張子、デル固有の属性とクラスに一意に関
連付けた属性 ID を確立しました。
デルの拡張子:dell
デルのベース OID:1.2.840.113556.1.8000.1280
RAC LinkID 範囲:12070-2079