HI110D

Wacker Neuson HI110D, HI110HD D, HI200 D, HI200D, HI200HD D, HI200HDD, HI300D, HI300HDD ユーザーマニュアル

  • Wacker Neuson HIシリーズ間接燃焼式エアヒーターの操作説明書について、チャットアシスタントが対応します。このマニュアルには、安全な操作方法、保守方法、トラブルシューティングなどが詳しく記載されています。ディーゼル燃料を使用する製品の安全な取り扱いに関する情報も含まれていますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。
  • このヒーターはどのような用途に使用できますか?
    燃料はどのように補給しますか?
    安全上の注意事項はありますか?
    保守点検はどうすればいいですか?
操作説明書
間接燃焼式エアヒーター
HI110D / HI110HD D
HI200D / HI200HD D
HI300D / HI300HD D
種類
HI110D / HI110HD D, HI200D / HI200HD D,
HI300D / HI300HD D
文書
5100020104
年月日
1216
バージョン
08
言語
JP
著作権表示
ゥ Copyright 2015 by Wacker Neuson Production Americas LLC.
複写および頒布権を含むすべての権利は、当社に帰属します。
本出版物は、当機械の最初の購入者本人によって複写することができます。
Wacker Neuson Production Americas LLC の書面による許可のない複製は禁
じられています。
Wacker Neuson Production Americas LLC による許可のない複製または配布
は、いかなる形態においても、正当な著作権への侵害とみなされます。
反者は処罰されます。
商標
本マニュアルに引用されるすべての商標は、各社それぞれの登録商標また
は商標です。
メーカー
Wacker Neuson Production Americas LLC
N92W15000 Anthony Avenue
Menomonee Falls, WI 53051 U.S.A.
電話番号 : (262) 255-0500 ・ Fax: (262) 255-0550 ・ 電話番号 : (800)
770-0957
www.wackerneuson.com
翻訳済使用説明書
本オペレータマニュアルは、使用説明書原本の翻訳です。 本オペレータマ
ニュアルの原本に使用されている言語は、アメリカ英語です。
はじめに
ghi_tx001445jp.fm 3
はじめに
このヒーターは、CSA の規格に従い、建設現場用のヒーターとして使用する目的
で作られ、認可されています。本機器の使用についてご質問がある場合は、お住
まいの地域の防火機関にお問い合わせください。
燃料ガスや熱を発生させる製品の特定の使用に関しては、他の規格が適用されま
す。そうした規格に関しては、地方自治体にお問い合わせください。
本装置は、管轄機関の規制に従って設置しなければなりません。
本マニュアルを保管してください。このマニュアルには、以下の機種に関する重要
な指示が記載されています。重要な指示は Wacker Neuson Production Americas LLC
が明記したものであり、機器を設置、操作、メンテナンスする際に従わなければな
りません。
本マニュアル
で対象とする
機器
本マニュアルは、以下の商品番号の機器を対象とします。
機械の識別
型番、商品番号、改訂番号、シリアル番号が記載された銘板が機器に付いていま
す。銘板の位置は、上の図に示されています。
機器 商品番号 機器 商品番号
HI 110 D 0620915 HI 300 D 0620866
HI 110 HD 0620864 HI 300 HD D 0620867
HI 200 D 0620865, 5200011877
HI 200 HD 0620916, 5200011878
wc_gr012020
はじめに
4 ghi_tx001445jp.fm
シリアル番号
(
S/N
)
今後の参照のため、下記のスペースにシリアル番号を控えてください。機器の部
品を注文、または保守を依頼するときに、このシリアル番号が必要になります。
機器に関する
文書
本文書ではこれ以降、Wacker Neuson Production Americas LLC をワッカー
ノイソンと記載します。
機器と一緒にこのオペレーター マニュアルのコピーを保管してください。
機器に付属する別冊『パーツブック』を使用して交換部品を注文してください。
機器の保守や修理に関する詳細は、別冊の修理マニュアルを参照してください。
不足している文書がある場合、ワッカーノイソンに問い合わせて、または
www.wackerneuson.com から注文してください。
部品の注文または保守に関する情報をリクエストされる際は、機種番号、商
品番号、改訂番号、およびシリアル番号を準備し、担当者に伝えてください。
本マニュアル
に記載される
情報の目的
本マニュアルは、上記のワッカーノイソンの機種を安全に操作し、保守する
ための情報と手順を説明します。自身の安全と怪我の危険性を減らすために、
本マニュアルに書かれているすべての指示をよく読み、理解し、順守してく
ださい。
ワッカーノイソンは、事前に通知することなく、機器の性能を改善し、安全
基準を高めるために技術的な改良を加える権利を保有します。
本マニュアルに書かれている情報は、出版される前までに製造された機器に
基づいています。ワッカーノイソンは、事前に通知することなく情報の一部
を変更する権利を保有します。
本マニュアルに記載されているイラスト、部品、手順は、ワッカーノイソン
の工場が取り付けた構成部品を参照しています。お住まいの地域の要件に
よって、機器が異なることがあります。
メーカーによる
認可
本マニュアルには、
認可された
部品、付属品、および改造に関する記述が含まれ
ています。 以下の定義が適用されます。
認可されたパーツおよび付属品とは、ワッカーノイソンが製造または提供す
るものをいいます。
認可された改造とは、認可されたワッカーノイソンのサービスセンターが
ワッカーノイソンの指示書に従って行う改造をいいます。
認可されていない部品、付属品、および改造とは、認可されている基準に満
たないものをいいます。
認可されていない部品、付属品、または改造は以下の原因となる恐れがあります。
作業場でオペレーターや他の人物が重症を負う危険性
保障の対象とならない機器への恒久的な損傷。
認可された / れていない部品、付属品、または改造に関する質問がある場合
は、お近くのワッカーノイソン販売店まですぐにお問い合わせください。
シリアル番号:
目次
HI 110 / 200 / 300
wo_bo5100020104_06TOC.fm
5
はじめに 3
1 安全に関する情報 7
1.1 本マニュアルで使用される警告表示 ................................................... 7
1.2 機器の詳細と使用目的 ......................................................................... 8
1.3 稼働時の安全対策 ................................................................................ 9
1.4 燃焼バーナーを操作するための安全に関するガイドライン ............. 10
1.5 保守時の安全対策 .............................................................................. 11
2 ラベル 13
2.1 ラベル位置 ......................................................................................... 13
2.2 ラベルの意味 ..................................................................................... 15
3 吊り上げと輸送 19
3.1 機器の吊り上げと輸送 ....................................................................... 19
4 操作 20
4.1 吊り上げ用ブラケットの取り付け ( 搭載されている場合 ) ............. 20
4.2 ホイールとハンドルの取り付け ........................................................ 21
4.3 制御装置とサービスの位置 ............................................................... 22
4.4 コントロールパネル .......................................................................... 24
4.5 推奨する燃料と燃料の混合基準 ........................................................ 25
4.6 燃料ホースの点検 .............................................................................. 26
4.7 機器の設置 ......................................................................................... 27
4.8 推奨する通気方法 .............................................................................. 28
4.9 柔軟なダクトオプション ................................................................... 30
4.10 ダクトガイドライン .......................................................................... 31
4.11 機器の電源の接続 .............................................................................. 33
4.12 始動前確認 ......................................................................................... 34
4.13 機械の始動 ......................................................................................... 34
4.14 極度に寒い気候での機器の始動 ........................................................ 35
4.15 機器の停止 ......................................................................................... 37
4.16 バーナーエラー ................................................................................. 37
4.17 リモートサーモスタットの設置と使用 .............................................
38
5 付属品 40
5.1 利用可能な付属品 .............................................................................. 40
目次
HI 110 / 200 / 300
wo_bo5100020104_06TOC.fm
6
6 バーナーのセットアップ 41
6.1 アクセスカバー取り外し ....................................................................41
6.2 バーナー装置の取り外しと取り付け ..................................................42
6.3 バーナーのセットアップ ....................................................................43
6.4 オイルバーナーの電極 (D モデル ) の点検 ........................................45
6.5 バーナーノズル (D モデル ) の確認 / 交換 ........................................46
6.6 燃料圧力の調節 ..................................................................................47
6.7 空気バンドのセット ...........................................................................48
7 メンテナンス 49
7.1 定期メンテナンススケジュール .........................................................49
7.2 熱交換器の点検 ..................................................................................50
7.3 燃料ヒーターフィルターの交換 .........................................................53
7.4 カドミウム (CAD) セルの点検と掃除 ..............................................54
7.5 ファンの羽とモーターの掃除 .............................................................55
7.6 内側の覆いの掃除 ...............................................................................56
7.7 フレームヘッドの点検 ........................................................................57
7.8 電気接続の点検 ..................................................................................58
7.9 機器の掃除 ..........................................................................................58
8 基本的なトラブルシューティング 59
9 技術データ 60
9.1 機器 ....................................................................................................60
9.2 サイズ - HI110DHI110HD D ...........................................................61
9.3 サイズ - HI200DHI200HD D ...........................................................62
9.4 サイズ - HI300DHI300HD D ...........................................................62
10 略図 63
10.1 電気配線図 - HI 110 DHI 110 HDD .................................................63
10.2 電気配線図 - HI 200 D ........................................................................64
10.3 電気配線図 - HI 200 HDD ....................................................................65
10.4 電気配線図 - HI 300 D ........................................................................66
10.5 電気配線図 - HI 300 HDD ...................................................................67
HI 110 / 200 / 300 安全に関する情報
ghi_si000463jp.fm 7
1 安全に関する情報
1.1 本マニュアルで使用される警告表示
本マニュアルには、危険、警告、注意、
通知 、
注という警告表示が使用され
います。 怪我や機器の損傷、不適切な保守が行われる可能性を減らすために、警
告表示に従わなければなりません
注意事項 :
安全性を警告する記号を伴わず記される「注意」は、避けられな
かった場合、財産に影響を与える状況を示しています。
注:
注には、手順での重要な追加情報が記載されています。
これは安全性を警告する記号です。この記号は、個人が受ける可能性のある危険
について警告しています。
この記号の後に書かれているすべての安全に関するメッセージに従ってくだ
さい。
危険
「危険」は、避けられなかった場合、死に至る、または重症を負う危険な状況を示
しています。
死に至る、または重症を負う危険性を避けるために、この記号の後に書かれて
いるすべての安全に関するメッセージに従ってください。
警告
「警告」は、避けられなかった場合、死に至る、または重症を負う可能性のある危
険な状況を示しています。
死に至る、または重症を負う可能性を避けるために、この記号の後に書かれて
いるすべての安全に関するメッセージに従ってください。
注意
「注意」は、避けられなかった場合、軽傷や中度の傷害を受ける危険な状況を示し
ています。
軽傷や中度の傷害を負わないように、この記号の後に書かれているすべての安
全に関するメッセージに従ってください。
安全に関する情報 HI 110 / 200 / 300
8 ghi_si000463jp.fm
1.2 機器の詳細と使用目的
機器の詳細
HI ヒーターは、ディーゼル燃料で可動する間接燃焼式エアヒーターです。本機器
は以下のコンポーネントで構成されています。
ステンレススティール製の燃焼室と熱交換器
送風機
シングルステージバーナー
高温停止装置
燃料タンク
燃料は、閉型燃焼室で燃焼されます。室内の空気または外気 ( 使用場所による )
が、使用場所で機器に取り込まれます。この取り込まれたきれいで、乾燥した熱
い空気は、送風機で加熱する場所に吹き込まれます。送風機は触れられないよう
に、空気吸入口に取り付けられたガードで保護されています。
使用目的
HI ヒーターは、野外や室内の工事現場とその他の高度な用途で使用するためのも
のです。
本機器は、上記の使用目的のみのために設計され、作られています。他の目的で
本機器を使用すると、機器が恒久的な損傷を受けたり、オペレーターや作業場に
いる他の人物が重症を負う危険性があります。誤使用による機器の損傷は保証の
対象となりません。
本機器は、該当するすべての規則に準拠して室内で使用するよう作られているた
め、適切な換気をせずに機器を室内で使用しないでください。
本機器は、最新の世界的な安全基準に則り、設計され、作られています。本機器
は、出来る限り実際に起こりうる危険性を減らし、保護ガードを設置し、ラベル
を貼ることでオペレーターの安全性を高めるよう、入念に設計されています。し
かし、保護対策を講じても、危険性が完全に排除されない可能性があります。そ
うした危険性は残存リスクと呼ばれます。本機器では、残存リスクとして以下の
ようなものがあります。
排気ガス
排気口や燃料ヒーターなどの表面が高温
燃料、および燃料補給時に発生する燃料ガス
高電圧とアークフラッシュ
オペレーター自身と他の人を守るために、本マニュアルに書かれている安全に関
する情報をよく読み、理解してから機器を操作してください。
オプションの
付属品
ワッカーノイソン社は、本機器用に様々なオプションの付属品を提供していま
す。オプションの付属品には以下のようなものがあります。
リモートサーモスタット。
ダクトアダプター ( 各種サイズ、キットとして提供可能、々のダクトの長さ
はフィート以上 )。
排気管とひじ継ぎ手
詳細は、お近くのワッカーノイソンの販売店にお問い合わせください。
HI 110 / 200 / 300 安全に関する情報
ghi_si000463jp.fm 9
1.3 稼働時の安全対策
オペレーターの
トレーニング
本機器を操作する前に以下を行ってください。
本機器に付属するすべてのマニュアルに書かれた操作指示を読み、理解してく
ださい。
すべての制御装置と安全装置の場所およびその適切な使用方法を把握してくだ
さい。
必要な場合、追加のトレーニングについてワッカーノイソンまでお問い合わせ
ください。
本機器を操作する際は以下にご注意ください。
適切な訓練を受けていない人物が機器を操作しないようにしてください。機器
を操作する人物は、潜在リスクとそれに関連する危険性を把握していなければ
なりません。
機器の状態
以下の条件を満たす場合のみ本機器を操作してください。
熱交換器が正常に作動できる状態にある。
すべての安全装置と安全ガードが適切に設置され、正常に使用できる状態に
ある。
すべての制御装置が正常に稼働している。
機器がオペレーターマニュアルの指示通りに正しくセットアップされている。
機器が手入れされている。
機器のラベルが読み取れる。
機器を操作する場合、以下に注意してください。
安全装置を改造したり無効にしないでください。
摩耗した電気コードを使用しないでください。
故障した燃料供給装置を使用しないでください。
オペレーター
のためのガイ
ドライン
機器を操作する場合、以下に注意してください。
本機器の可動部分にご注意ください。本機器の可動部に手、足、衣服のだぶつ
いた部分を近づけないようにしてください。
機器を操作する際は、現場に適した防護服を着用してください。
保護眼鏡を着用してください。
機器を操作する場合、以下に注意してください。
修理が必要な機器を操作しないでください。
機器の近くでタバコを吸わないでください。
機器の空気の取り込み口と吹き出し口を塞がないでください。
個人用保護具
(
PPE
)
本機器を操作する際は、以下の個人用保護具 (PPE) を着用してください。
動きを妨げない体にフィットした作業服
側面シールド付き保護眼鏡
聴覚保護具
安全靴
安全に関する情報 HI 110 / 200 / 300
10 ghi_si000463jp.fm
機器の設置に
関するガイド
ライン
推奨する設置基準として、カナダの石油燃焼装置の導入基準である CSA B139
およびアメリカの石油燃焼装置の導入基準である NFPA 31 の最新版を参照して
ください。
機器を可燃物のすぐ近くで決して使用しないでください。最低限離さなければ
ならない距離は、
機器の位置
操作
の章で指定されています。
一ガロン (US) の容量につき開けなければならない大体の距離は、間接燃焼式
ヒーターで 1 方フィートです。
作業場
機器を操作する場合、以下に注意してください。
機器は不燃性の水平な硬い面に設置してください。
機器の周辺や機器の下は、きれいに整頓され、ごみや可燃物がないようにして
ください。
機器の上部に埃があると落ちてくる可能性があるので、埃がないようにしてく
ださい。
使用時以外は機器を適切に保管してください。
資格のない人物や子ども、ペットを機器に近づけないでください。
機器を操作する場合、以下に注意してください。
排気口と空気供給口の間をダクト配管でつなげないでください。
可燃物、燃料、可燃性の蒸気のある場所で本機器を操作しないでください。
機器の下や上に電気コードを置かないでください。
1.4 燃焼バーナーを操作するための安全に関するガイドライン
機器を使用する際は、以下を守ってください。
燃料がこぼれた場合は素早く拭き取ってください。
機器に燃料を補給した後は、燃料タンクの蓋を交換してください。
よく換気された場所で燃料タンクにオイルを補給してください。
液化石油 (LP) を使用する機器を設置する場所の地域や地方、州で必要な適切
な認証やライセンスを取得してください。
機器を使用する際は、以下を守ってください。
裸火の近く、喫煙中、または機器が稼働しているときに、燃料タンクに燃料を
補給したり、燃料タンクから燃料を排出しないでください。
機器に燃料を補給しているときに喫煙しないでください。
危険
バーナーの排気ガスには、猛毒の一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素にさ
らされると数分で死亡します
該当する地域や国の規則に従い、機器で適切に通気が確保されるまで、室内や
密閉された場所で機器を動かさないでください。
HI 110 / 200 / 300 安全に関する情報
ghi_si000463jp.fm 11
1.5 保守時の安全対策
ライセンス /
トレーニング
訓練を受けた人物のみが、トラブルシューティングや機器で生じている電気系
統の問題の修理を行ってください
掃除
機器の掃除と保守を行う際は以下に注意してください。
バーナーの近くに葉っぱ、紙、カートンなどゴミが残っていないようにしてく
ださい。
機器をきれいに保ち、ラベルを読める状態にしてください
機器を掃除する際は以下に注意してください。
機器が動いているときに機器を掃除しないでください。
ガソリン、その他の燃料、または可燃性の溶剤を使用して部品を掃除しないで
ください。燃料や溶剤から煙が出ている場合、爆発する恐れがあります。
メンテナンス
に関するガイ
ドライン
機器のメンテナンスを行う際は、以下に注意してください
燃料管を良い状態に保ち、適切に接続してください。
バーナーが冷めてから機器のメンテナンスを行ってください。
修理やメンテナンスを終えてから安全装置と安全ガードを再度取り付けてくだ
さい。
熱や油、振動面、鋭い刃のある場所に電気コードを近づけないでください。
各コードを使用する前にすべての電気コードを点検し、損傷したコードは交換
してください。
部品とラベル
の交換
機器のメンテナンスを行う際は、以下に注意してください
ワッカーノイソン製交換用部品、または寸法、種類、強度および素材などのす
べての仕様が元の部品と一致する部品のみ使用してください。
摩耗または損傷した部品は交換してください。
紛失したラベルや読み取れないラベルはすべて交換してください。
電気部品を交換または修理する際は、元の部品と同じ定格と性能の部品を使用
してください。
付属品、安全
装置、および
改造
機器を使用する際は、以下を守ってください。
ワッカーノイソンが認める付属品や付属装置のみご使用ください。
機器を使用する際は、以下を守ってください。
安全装置や防護装置が不足していたり、正常に動作しない場合、本機器を操作
しないでください。
安全装置を無効にしないでください。
製造会社から書面で許可を得ることなく機器を改造しないでください。
個人用保護具
(
PPE
)
本機器の保守やメンテナンスを行う際は、以下の個人用保護具 (PPE) を着用し
てください。
動きを妨げない体にフィットした作業服
側面シールド付き保護眼鏡
安全に関する情報 HI 110 / 200 / 300
12 ghi_si000463jp.fm
聴覚保護具
安全靴
また、機器の保守やメンテナンスを行う前に以下を行ってください。
長い髪は後ろで束ねる。
装身具 ( 指輪を含む ) をすべて外す。
HI 110 / 200 / 300 ラベル
ghi_si000464jp.fm 13
2 ラベル
2.1 ラベル位置
wc_gr009251
A
A
C
C
E
F
(4)
(4)
B
P
P
J
J
B
G
H
K
H
K
L
D G
H
H
A
AF
C
C
E
B
B
G
D
G
N
N
HI 110
HI 200
L
ラベル HI 110 / 200 / 300
14 ghi_si000464jp.fm
HI 300 HD
(4)
HI 300
A
A
F
C
C
E
P
B
B
J
H
K
L
D
G H
wc_gr009252
N
(4)
P
J
H
K
L
H
A
AF
C
C
E
B
B
G
D
G
N
HI 110 / 200 / 300 ラベル
ghi_si000464jp.fm 15
2.2 ラベルの意味
1
A
警告
高温面
B
警告
手を挟む危険性。機器が回転しています。エ
ンジンが動いている時に機器の内部を触らな
いでください。
C
注記
吊り上げ位置
D
警告
感電の危険性。
電源を外してから修理を行ってください。
オペレーター マニュアルをお読みください。
E
注意
本機器はディーゼル燃料を使用しています。
F
固定位置
ラベル HI 110 / 200 / 300
16 ghi_si000464jp.fm
G
危険
ヒーターを室内で使用すると、数分で死亡
します。ヒーターの排気ガスには一酸化炭
素が含まれます。一酸化炭素は無色無臭の
猛毒ガスです。室内で使用する際は、排気
ガスを外に排出します。オペレーターマ
ニュアルを参照してください。
H
注意
動作中は高温となります。触らないでくだ
さい。子どもや衣服、可燃物を近づけない
でください。
J
ディーゼル燃料を使用するヒーター用の安
全警告ラベル
K
型番、品番、改訂番号、シリアル番号が記
載された銘板が各装置に付いています。こ
の銘板に書かれている情報を記録し、銘板
が紛失したり損傷を受けたときにもわかる
ようにしてください。部品の注文やサービ
ス情報のリクエストをする際に、装置の型
番、品番、改訂番号、シリアル番号を必ず
聞かれます。
L
ヒーターの銘板。 銘板には、機器のセット
アップや操作に関する重要な技術情報が表
示されています。
HI 110 / 200 / 300 ラベル
ghi_si000464jp.fm 17
M
警告
資格のあるガス技術者のみ実施可能。
天然ガス / 体プロパンを使用するバー
ナーのセットアップ、設置、燃料供給装置
の接続、試験点火、および調節は、資格の
ある専門のガス技術者が行わなければなら
ず、該当するすべての地域、州、国、連邦
政府の要件に従わなければなりません。
この警告に従わなかった場合、爆 / 火事
となり、物品損害、人身傷害、または死亡
する恐れがああります。
N
自然に配慮した環境作り
本製品は、LEED® EQ 3.1 および 3.2 認証
の取得に役立ちます。
P
操作方法 :
1. 最大使用長さ12/3 x 50 または10/13 x 100
の延長コードを使用して、機器を 120V
の電源に接続します。
2. 20 30 分待ってから、燃料を予熱します。
3. 以下のモードを選び、機器の電源を入れ
ます。
a. 連続加熱モード (I) またはサーモス
タットモード (II)
b. 可能な場合、高または低火モードを選
びます。
4. 電源を切るには、(0) にセットします。
警告
爆発と火災の危険性詳細については、オペ
レーターマニュアルをお読みください。
3 連続して機器のリセットに失敗した場
合、ロックアウトの根本的な原因を探るた
めに加熱装置のトラブルシューティングを
行います。
安全な起動状態を整えるために必要な修
理または調節を行います。
熱交換器にオイルやオイル蒸気がないこ
とを確認してからバーナーを起動または
リセットします。
ラベル HI 110 / 200 / 300
18 ghi_si000464jp.fm
フォークリフトポケット
HI 110 / 200 / 300 吊り上げと輸送
ghi_tx001446jp.fm 19
3 吊り上げと輸送
3.1 機器の吊り上げと輸送
要件
1000 ポンド (454 kg) の重量に対応した輸送車。
1000 ポンド (454 kg) の重量に対応したクレーンまたはリフトケーブル。
背景
注意事項 :
本機器は、車両を使って牽引する目的で作られていません。
ガイドライン
本機器の吊り上げ時と輸送時には、以下のガイドラインに従ってください。
機器に付いているすべての通気管 / 装置を外してから吊り上げ / 輸送します。
機器にあるすべての開口部を塞ぎ、道にあるゴミや埃が入らないようにします。
吊り上げ装置を使用する場合、
HI 300HD
を除く機器の両側にある
4
箇所の吊り上
げ位置すべてを使用します。
HI 300HD で吊り上げ装置を使用する場合、機器上部の指定の吊り上げ位置を
使用します。
HI 300HD
のみ : フォークリフトで機器を輸送する場合、指定のフォークポケッ
トを使用します。
作業場内で機器の位置を変える場合、手動輸送ハンドルを使います。
機器を固定する場合、固定用ストラップまたはチェーンを必ず下部のフレーム
に通します。
注意事項 :
固定用具のストラップやチェーンが機器上部を通らないようにして
ください。機器が損傷する恐れがあります。指定の固定位置のみ使用します。
警告
下敷きになる危険性。
必ず資格のある人物が機器を吊り上げなければなりません
HI 110 / 200 / 300 操作
ghi_tx001447jp.fm 20
4 操作
4.1 吊り上げ用ブラケットの取り付け ( 搭載されている場合 )
機器を持ち上げる前に、吊り上げ用ブラケットを取り付ける必要があります。
1. 機器をクレーンから外します。
2. 付属のボルトとワッシャーを使用し、図に示されている通りに四つの吊り上げ
用ブラケット
(a) を取り付けます。
/