Dell EMC Systems Management Overview
Guide
Version 20.0
May 2020
Rev. A00
Identifier GUID-5B8DE7B7-879F-45A4-88E0-732155904029
Version 13
Status Translation Validated
メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2019 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商
標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
Identifier GUID-3AEFBD52-3EBA-4C65-A48F-295A909F306D
Version 10
Status Translation approved
Dell EMC システム管理
Dell EMC は、IT 管理者が IT 資産を効果的に導入、アップデート、監視、管理するための管理ソリューションを提供しています。
OpenManage のソリューションとツールは、環境の種類（物理的、仮想的、ローカル、リモート）や稼働状況（インバンド、帯域
外（エージェント フリー））を問わず、Dell EMC サーバーの効果的かつ効率的な管理を支援して、お客様が素早く問題に対応でき
るようにします。OpenManage ポートフォリオには、integrated Dell Remote Access Controller（iDRAC）、Chassis Management
Controller に加え、OpenManage Enterprise、OpenManage Power Manager プラグイン、Repository Manager 等のツールなどのコン
ソールなど、革新的な組み込み管理ツールがあります。
Dell EMC は、オープンスタンダードに基づく包括的なシステム管理ソリューションを開発し、デルのハードウェアの高度な管理を
可能にする管理コンソールを統合しました。Dell EMC は、デルのハードウェアが持つ高度な管理機能を、業界トップのシステム管
理ベンダーの製品や Ansible などのフレームワークにつなぎまたは統合することで、Dell EMC のプラットフォームを簡単に導入、ア
ップデート、監視、管理できるようにしています。
Dell EMC PowerEdge サーバーを管理するための主要ツールは、iDRAC および 1 対多の OpenManage Enterprise（OpenManage
Enterprise）コンソールです。OpenManage Enterprise には、PowerEdge サーバの管理に役立つ OpenManage Essentials のすべての
主要機能があります。OpenManage Enterprise は、システム管理者が複数世代の PowerEdge サーバにおいてライフサイクル全体を
管理する際に役立ちます。Repository Manager などのその他のツールを使うと、シンプルで包括的な変更管理が可能になります。
OpenManage ツールは、VMware、Microsoft、および BMC Software など、他のベンダーからのシステム管理フレームワークと統合
します。この統合によって、IT スタッフのスキルを活用して、Dell EMC PowerEdge サーバーを効率よく管理できます。
Dell EMC システム管理の主な 4 つの柱は、多くの IT 部門が直面している問題やビジネスの課題に密接に沿ったものです。
• IT 管理の自動化
○ Dell EMC は、OPEX の削減および稼働時間と全体的な効率の改善に向けた包括的な自動化管理を実現します。
○ 包括的なツール一式を使用して、お客様のニーズに応じて自動化を進めます。
• 簡素化された管理
○ Dell EMC サーバを管理するシンプルながら強力なツール
○ サポートエンゲージメントを合理化する組み込みツール
○ 革新的ですぐに使用できる管理機能
• デフォルトでセキュア
○ Dell EMC サーバーは、悪意のある次世代型攻撃を防ぐために、堅牢なセキュリティ防御を有しています。
○ 最適な保護が得られるように、ハードウェアおよびファームウェア アーキテクチャの深部に至るまで、セキュリティが設計
されています。
• よりスマートなインフラストラクチャ管理
○ IT とサーバー インフラストラクチャを管理する次世代の 1 対多コンソールを提供します。
○
インフラストラクチャを認識
する組み込みインテリジェンスによって、トラブルシューティングと導入を最適化します
本マニュアルでは、IT 管理者が適切なツールを選択して Dell EMC PowerEdge サーバを完全に管理できるように、OpenManage
Systems Management 製品の概要を説明します。
トピック：
• Dell EMC のシステム管理の製品およびサービス
Identifier
GUID-719DAD5E-77AA-4631-B167-3E2CDC8572F5
Version 17
Status Translation Validated
Dell EMC のシステム管理の製品およびサービス
Dell EMC のシステム管理スイートには、多種多様なツール、製品、サービスがあります。戦略として、お客様が現在お使いのシス
テム管理フレームワークがある場合は、それを使用します。
1
Dell EMC システム管理 3
ただし、フレームワークをお持ちでない場合は、Dell EMC の社内ツールまたはパートナーのツールを提供します。Dell EMC の製品
およびツールのインストールおよびトレーニングのプロフェッショナルサービスもあります。すべてのソリューションが、iDRAC
を装備した PowerEdge サーバーのハードウェア管理を中心として展開されています。
Dell EMC OpenManage Enterprise は、サーバのライフサイクル管理タスクをすべて自動化し、強力な RESTful API でスクリプトを
提供し、また選択したフレームワークと統合します。検出、設定、導入、更新、修復に役立ちます。これらのタスクは、タワー、
ラック、モジュラー型プラットフォームの管理を統合する単一コンソールで実行されます。OpenManage Enterprise は、IT 管理ポ
リシーとプラクティスの標準化およびサポートに役立ちます。
図 1. Dell EMC OpenManage ポートフォリオ
Identifier
GUID-02C7E510-F707-43CD-AB45-C92495DE273A
Version 13
Status Translation approved
Dell EMC コンソール
• Dell EMC OpenManage Enterprise
• Dell EMC Repository Manager（DRM）
• OpenManage Enterprise への Dell EMC OpenManage Enterprise Power Manager プラグイン
• Dell EMC OpenManage Mobile（OMM）
Identifier
GUID-BDD280AA-CA52-4C64-9A79-3179501C16A9
Version 5
Status Translation Validated
自動化イネーブラ
• Dell System Update
• OpenManage Enterprise
• OpenManage Ansible Modules
• iDRAC RESTful API
• 標準ベース API
• RACADM CLI
• GitHub スクリプトライブラリ
4
Dell EMC システム管理
Identifier GUID-40077EFE-7E5C-4175-A9D4-CAEE2DEFE513
Version 12
Status Translation Validated
サードパーティコンソールとの統合
• Microsoft System Center Configuration Manager（SCCM）向け Dell EMC Server Deployment Pack
• Microsoft System Center Virtual Machine Manager（SCVMM）向け Dell EMC Server PRO Management Pack
• Microsoft System Center Operations Manager（SCOM）向け Dell EMC Server Management Pack Suite
• System Center Configuration Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration 向け Microsoft System Center（OMIMSSC）
• System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）
• VMware vCenter 向け Dell EMC OpenManage Integration（OMIVV）
• Dell EMC OpenManage Ansible Modules
• Dell EMC OpenManage Integration with ServiceNow
• BMC Software
○ BMC Software BladeLogic Server Automation（BSA）搭載 iDRAC
○ BMC ProactiveNet Performance Management Suite 搭載 OpenManage Server Administrator
Identifier
GUID-624F6E8D-EB32-45FD-9E86-C874A1337554
Version 14
Status Translation Validated
サードパーティ コンソールの接続
• Micro Focus
○ Dell EMC OpenManage Operations Connector 向け Operations Bridge Manager（旧 Operations Manager i）
○ HP Operations Manager（HPOM） 向け Windows 向け Dell EMC OpenManage Plug-In
• IBM
○ IBM Tivoli Netcool/OMNIbus（ITNO）向け OpenManage Connection
○ IBM Tivoli Network Manager（ITNM）IP Edition 向け OpenManage Connection
• Nagios
○ Nagios Core 向け OpenManage Plug-in
○ Nagios XI 向け OpenManage Plug-in
Identifier
GUID-9DA0A95B-0133-4BFC-AAD5-82956BFBB93F
Version 12
Status Translation Validated
シャーシおよびサーバマネージャ
• Integrated Dell Remote Access Controller（iDRAC）
• Dell EMC OpenManage Enterprise Modular（OME-M）
• Chassis Management Controller（CMC）
• iDRAC サービスモジュール（iSM）
Identifier
GUID-D235DE5D-DDE4-4B2F-9EC3-EB0E1F5E493C
Version 13
Status Translation Validated
Dell EMC アップデートユーティリティ
• Dell System Update（DSU）
• Dell EMC Repository Manager（DRM）
• Dell EMC Update Packages（DUP）
• Dell EMC Server Update Utility（SUU）
• Dell EMC プラットフォーム専用ブータブル ISO（PSBI）
Dell EMC
システム管理 5
Identifier GUID-1E37A63C-00E8-4AD3-8415-74A4A68537A7
Version 15
Status Translation approved
デルのリソース
ホワイト ペーパー、ビデオ、ブログ、フォーラム、技術資料、ツール、利用例に関する詳細な情報などの各種情報については、
https://www.dell.com/openmanage にある OpenManage のページまたは次の製品ページを参照してください。
• integrated Dell Remote Access Controller（iDRAC）ページについては、https://www.dell.com/idrac を参照してください。
• iDRAC サービス モジュール（iSM）ページについては、www.dell.com/support/article/sln310557 を参照してください。
• OpenManage Ansible Modules ページについては、www.dell.com/support/article/sln310720 を参照してください。
• OpenManage Enterprise Modular ページについては、www.dell.com/OME-modular を参照してください。
• OpenManage Mobile（OMM）ページについては、www.dell.com/support/article/sln310980 を参照してください。
• OpenManage Integration for VMware vCenter（OMIVV）については、www.dell.com/support/article/sln311238 を参照してくださ
い。
• OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）については、www.dell.com/support/article/sln312177 を参照
してください。
• Dell EMC Repository Manager（DRM）については、www.dell.com/support/article/sln312652 を参照してください。
• Dell EMC System Update（DSU）については、www.dell.com/support/article/sln310654 を参照してください。
• Dell EMC プラットフォーム専用ブータブル ISO（PSBI）については、次のサイトを参照してください。 https://www.dell.com/
support/article/sln296511
• Chassis Management Controller（CMC）については、www.dell.com/support/article/sln311283 を参照してください。
• パートナー コンソール向けの OpenManage Connection ページについては、www.dell.com/support/article/sln312320 を参照して
ください。
• OpenManage Enterprise Power Manager ページについては、www.dellemc.com/solutions/openmanage/power-management.htm を
参照してください。
• OpenManage Server Administrator ページについては、www.dell.com/support/article/sln312492 を参照してください。
• OpenManage Integration with ServiceNow（OMISNOW）については、次の場所を参照してください。 https://www.dell.com/
support/article/sln317784
6
Dell EMC システム管理
Identifier GUID-958700D2-A3EF-4E14-8C56-937814CDFDA8
Version 5
Status Translation Validated
システム管理製品概要
Identifier GUID-CFCF61D4-00BA-4EE2-9F3A-2AD565DF8F27
Version 9
Status Translation Validated
Dell EMC コンソール
次のコンソールは、インフラストラクチャの監視と管理、PowerEdge サーバのライフサイクル管理に役立ちます。
Identifier
GUID-EC6D9271-61FB-44CB-8F42-C19321A36A6F
Version 6
Status Translation Validated
OpenManage Enterprise
OpenManage Enterprise は、次世代の OpenManage Essentials です。OpenManage Enterprise は、サーバライフサイクル管理アクテ
ィビティの全領域を簡素化、一元化、自動化します。これは、検出、設定、導入、アップデート、および修正に役立ちます。これ
らのタスクは、タワー、ラック、モジュラーといった各プラットフォームの管理を統合する単一のコンソール内で実行されます。
OpenManage Enterprise は、IT 管理ポリシーとプラクティスの標準化およびサポートに役立ちます。
OpenManage Enterprise コンソールは、次の領域で、OpenManage Essentials の現在の機能を合理化し、強化します。
• HTML5 GUI を使用して、小規模および大規模な IT 環境の管理に必要な時間と労力を削減
• PowerEdge のタワー、ラック、モジュラーといった各プラットフォームの管理を統合する単一の管理レイヤを提供し、GUI ワー
クフローを簡素化
• 仮想アプライアンスとしてパッケージ化されて提供され、ESXi、HyperV、および KVM をサポート
• PostgreSQL データベースを使用して、CentOS 上でアーキテクチャーを再設計。オペレーティングシステムとデータベースのラ
イセンスは、もはや不要
• 役割ベースのアクセス制御でユーザー管理を一元化
• Northbound API を使用して、お客様による自動化とソリューションの統合が可能
• ポリシー駆動型の管理を強化
表
1. OpenManage Enterprise の特長と利点
特長 説明 利点
仮想アプライアンスとし
てパッケージ化
OpenManage Enterprise は、ESXi、Hyper-V、KVM の各
ハイパーバイザに仮想アプライアンスとして容易に導
入できます。
仮想化のメリット（物理サーバ間でのアプ
リケーションの移行など）を得ながら、素
早く簡単な導入が可能です。
IPv4 または IPv6 ネットワ
ークでの検出とインベン
トリ
最大 8000 デバイスまでのデータ センター ハードウェ
アを検出し、インベントリーを作成します。
データ中心の可視性を IT 管理者に提供しま
す。セキュリティを向上させ、IPv4 を使用
しない管理ソリューションをお客様に提供
します。
デバイスの自動オンボー
ディング
デバイス検出プロセスおよびインベントリ作成プロセ
スにおける「管理の準備」手順が、iDRAC 向けに自動化
されています。
検出とセットアッププロセスでの人為的な
エラーを最小限にします。継続的な管理に
向けて環境を準備するのに役立ちます。
デバイスレベルでの役割
ベースのアクセス制御
（RBAC）
IT 管理の責任範囲を特定のデバイスグループに割り当
てることができます。
IT 管理者のワークロードバランスとスキル
セットの整合性を維持するために役立ちま
す。
サーバシングルサインオ
ン
IT 管理によるマネジメントタスクの実行時や iDRAC 仮
想コンソールの起動時に、パスワードプロンプトが何
単一レベルからの管理を可能にしながら、
PowerEdge サーバのライフサイクル全体
2
システム管理製品概要 7
表 1. OpenManage Enterprise の特長と利点（続き）
特長 説明 利点
度も表示されないようにするため、資格情報のキャッ
シュの使用を導入しました。
で、高速かつシームレスな管理を実現しま
す。
監視とイベント処理 検出されたデバイスのシステム正常性を監視し、ハー
ドウェアイベントをディスパッチするイベントポリシ
ーを作成します。
環境の正常性について IT 管理者のリアル
タイムフィードバックを提供し、自動化ポ
リシーを通じた自動応答を可能にします。
包括的な API 製品のすべての機能に、一般的な新規 Redfish 標準に
準拠する新しい RESTful API からアクセスできます。
IT 管理者は、PowerShell や Python などの
一般的なツールを使用して、OpenManage
Enterprise の機能を自動化できます。ま
た、OpenManage Enterprise を既存の IT プ
ロセスに統合できる柔軟性も得られます。
カスタムレポート IT 管理者は強力なレポート作成エンジンを使用して、
カスタマイズしたレポートを作成できます。
IT 管理者は特定のデバイス情報に迅速かつ
容易にアクセスできます。
柔軟性の高い検索機能を
備えた最新の UI
OpenManage Enterprise によって、最新の HTML5 標準
が UI に使用され、柔軟性の高い検索エンジンが有効に
なります。これによって IT 管理者は、コンソール内で
1 回の検索であらゆるものを特定できます。
デバイス、ハードウェアとソフトウェアの
インベントリ、特徴、機能などに関する検
索結果が迅速に得られるので、トレーニン
グ時間が最小限になると共に、効率が最大
限に高まります。また、各種ブラウザやモ
バイルデバイスからのアクセスも可能にな
ります。
ファームウェアのコンプ
ライアンスポリシーとア
ップデート
ファームウェアのコンプライアンスポリシーによっ
て、IT 管理者は環境内で PowerEdge サーバグループに
対して 1 つ以上のファームウェアベースラインを確立で
きます。お客様が定義したベースラインに準拠しない
ファームウェアを選択してアップデートできます。
シンプルな方法で PowerEdge サーバーに最
小限のファームウェア レベルを適用でき、
人為的なエラーが解消され、ダウンタイム
を最小限に抑えられます。Dell EMC が推奨
するファームウェアを用いてお客様が現在
の状態を維持できるようになり、セキュリ
ティが強化されます。
設定コンプライアンスポ
リシー
設定コンプライアンスポリシーを使用して、IT 管理者
は環境内の PowerEdge サーバグループに 1 つ以上の設
定ベースラインを確立できます。
確立されたベースラインに対し、
PowerEdge サーバをシンプルな方法で監視
できます。セキュリティ標準の適用に役立
つだけでなく、サーバの BIOS、RAID、ネ
ットワーク、および iDRAC 設定全体で管理
の整合性を維持するために役立ちます。
ベアメタルサーバの導入 ベアメタル PowerEdge サーバへのサーバ HW 設定の導
入を自動化し、OS の無人インストールプロセスを開始
します。
短時間で、ローカルの IT 管理者にあまり依
存せずに、PowerEdge サーバのハードウェ
アを信頼できる一貫した方法でプロビジョ
ニングおよび設定します。
カスタムテンプレート編
集
次のビューを使用して導入テンプレート属性を編集し
ます。
• ガイド付きビュー
• 詳細ビュー
BIOS、起動シーケンスなどの具体的な属性
の「ガイド付きビュー」を使用してテンプレ
ートの編集を制御する機能により、人的ミ
スを回避します。「詳細ビュー」でのテンプ
レート編集による、
使用しなれた
ユーザー
を詳細にコントロール
MX シリーズのサポート スタンドアロンシャーシおよびマルチシャーシ管理
（MCM）グループのリードシャーシとしての MX7000
シャーシの検出、インベントリ、設定コンプライアン
ス、修正をサポートします。
お客様が選択した 1 台のコンソールからラ
ック、ブレード、シャーシを統合的にサポ
ート
ステートレスな展開と仮
想 ID 管理
仮想 ID をサーバに割り当て、ステートレスな展開を実
行することができます。
ステートレスな展開では、仮想 ID 属性を
自動生成してサーバの I/O インタフェース
に割り当てることで、ダイナミックかつ柔
軟なサーバ環境を構築できます。
新プラットフォームのサ
ポート
MX7000 シャーシの新しいブレードサーバなど、最新の
第 14 世代 PowerEdge サーバをサポートします。
お客様が選択した 1 台のコンソールから複
数世代のラック、ブレード、シャーシを統
合的にサポート
8 システム管理製品概要
表 1. OpenManage Enterprise の特長と利点（続き）
特長 説明 利点
OpenManage Enterprise
RESTful API
ネットワーク設定、ID プールの作成、デバイステンプ
レートの設定、プロファイル管理に対応した REST API
拡張機能
データセンター環境での自動化の拡張を実
現するための大まかなフレームワークから
の顧客スクリプトを支援
構成の修正 定義されているベースラインからずれているサーバ構
成を修正。
データセンターの構成基準への準拠を維持
詳細については、www.dell.com/support/article/sln310714 を参照してください。
Identifier GUID-42BC4AE9-A9E0-439E-925B-C1E8FE0BF643
Version 4
Status Translation Validated
OpenManage Enterprise Power Manager
OpenManage Enterprise Power Manager は、OpenManage Enterprise バージョン 3.2 以降のプラグインです。Power Manager は、1
対多レベルで電源および温度の監視と管理を行います。Power Manager の特長は以下のとおりです。
• 電力消費を測定して管理し、温度の測定値を監視 - OME Power Manager を使用すると、データ センター全体のエネルギー消費
を詳細に測定することにより、データ センターのエネルギー使用を詳しく理解することができます。Power Manager は最大
3,000 台のサーバーの電力消費を測定して管理し、短期間および長期間の履歴データを追跡するための機能を管理者にもたらし
ます。
• 多目的に使用可能なポリシーの作成と実装 - Power Manager は、データ センター全体での電力ポリシーの実装を簡素化しま
す。PowerEdge サーバー、OpenManage Enterprise Advanced ライセンス、および iDRAC Enterprise ライセンスの第 12 世代以降
のバージョンで Power Manager が使用されている場合、管理者は、列ごと、ラックごと、または PE サーバーのグループごとに
対する電力消費を制御できます。さらに、管理者はグループ単位でのエネルギー使用率と温度の読み取りに関するレポートを
作成できます。
• 低負荷時の電力消費の削減 - Power Manager は、業務の必要性に応じたサーバー ルームの管理を可能にすることで、管理者に
よる電力消費の削減に役立ちます。Power Manager によって、管理者はシステムでの需要が低いときに電力消費を削減するポ
リシーを実装できます。また、最も重要なアプリケーションを実行するサーバには、最大限の電力を割り当てることもできま
す。
詳細については、www.dellemc.com/solutions/openmanage/power-management.htm にある『OpenManage Power Center User’s
Guide』（OpenManage Power Center ユーザーズ ガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-39BB5A69-859D-480D-AFD7-8B96A0394506
Version 12
Status Translation approved
Dell EMC Repository Manager
Dell EMC Repository Manager（DRM）は、次のことを行う際に役立つアプリケーションです。
• データセンター内のシステムに関連するアップデートを識別する
• アップデートが利用可能になったことを把握して通知する
• アップデートをさまざまな導入形式にパッケージ化する
DRM は、ベースライン リポジトリーの作成を自動化するため、iDRAC/LC、OpenManage Enterprise、Chassis Management
Controller、OpenManage Integration for VMware vCenter、および OpenManage Integration for Microsoft System Center
（OMIMSSC）との高度な統合機能を提供します。また、DRM は、導入に使用できるカスタムカタログにもアップデートをパッケ
ージ化します。
Dell EMC Repository Manager は次の導入ツールを作成できます。
• カスタムカタログ
• スマート ブータブル ISO
• スマート導入パッケージ
• カスタムサーバーアップデートユーティリティ（SUU）
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC Repository Manager
ユ
ー
ザ
ー
ズ
ガイド
』を参照してください。
システム管理製品
概要 9
Identifier GUID-E20E4B0B-DF1C-4A4E-9B0C-70D0C91BB544
Version 7
Status Translation approved
OpenManage Mobile
Dell EMC OpenManage Mobile（OMM）は、Android および iOS モバイルデバイスからサーバと関連デバイスを管理するためのモバ
イルアプリケーションです。OMM により、IT 管理者はサーバー設定、監視、修正といったタスクのサブセットをいつでもどこか
らでも実行できます。
OpenManage Mobile を使用する利点
• インベントリーの表示、正常性状態の監視、サーバー、MX7000 シャーシ、そのスレッドの基本設定を実行します。
• シャーシ コンポーネントの拡張現実ビューを通じて、PowerEdge MX7000 モジュラー型インフラストラクチャの監視とトラブ
ルシューティングを合理化します。
• OpenManage Enterprise からのプロアクティブな通知を受信するよう登録して、サーバーの不具合を検出できます。
• モバイル デバイスの大型 LCD ディスプレイと同等の大きな画面で、サーバーに関する情報を確認できます。
• モバイルデバイスを使用したシステムコンソールへのアクセスにより、面倒なクラッシュカートの必要性を減らします。
• QR コードに組み込まれた iDRAC 資格情報をスキャンすると、初回ログインを簡単かつ迅速に実行できます。
• 第 14 世代 Dell EMC PowerEdge サーバで、工場出荷時の iDRAC デフォルトパスワードをバッチアップデートします。
OpenManage Mobile から PowerEdge サーバへのアクセス
OpenManage Mobile では、以下の 3 つの方法で Dell EMC PowerEdge サーバにアクセスし、管理することができます。
• iDRAC at-the-server または MX7000 at-the-chassis へのアクセス
第 14 世代 PowerEdge サーバーまたは MX7000：OMM は、Quick Sync 2 モジュール経由で第 14 世代の PowerEdge サーバーまた
は MX7000 にアクセスできます。接続後、IT 管理者は IP アドレスや BIOS の設定、Dell EMC SupportAssist レポートの共有、サ
ーバインベントリ、正常性ステータス、ログの確認、またはサーバの電源の入れ直しを行うことができます。
Quick Sync 2 は、R940、R940xa、R840、R740、R740xd、R640、R540、R440、R6415、R6515、R6525、R7515、R7425、
R7415、T640 など、多数の PowerEdge ラック型サーバーおよびタワー型サーバーでサポートされています。
第 13 世代 PowerEdge サーバ：OMM は、Quick Sync ベゼル経由で第 13 世代の PowerEdge サーバにアクセスできます。接続
後、IT 管理者は IP アドレスの設定、サーバインベントリ、正常性ステータス、ログの確認、またはサーバの電源の入れ直しを
行うことができます。
Quick Sync ベゼルは、PowerEdge R730、R730xd、R630 サーバでサポートされています。
メモ
: at-the-server アクセスでは、Quick Sync 2 モジュールまたは Quick Sync ベゼルをインストールする必要がありま
す。
メモ: at-the-chassis アクセスでは、Quick Sync 2 モジュールを MX7000 にインストールする必要があります。
• iDRAC または MX7000 へのリモート アクセス
OMM は、セキュリティ保護された内部ネットワーク経由で、どこからでも第 12、13、14 世代の PowerEdge サーバにリモート
アクセスできます。接続後、IT 管理者は IP アドレスや BIOS の設定、Dell EMC SupportAssist レポートの共有、サーバインベン
トリ、正常性ステータス、ログの確認、またはサーバの電源の入れ直しを行うことができます。
MX7000 リード シャーシにリモートからアクセスすると、メンバー シャーシおよびスレッドのいずれかに自動的にアクセスし
ます。MX7000 へのリモート アクセスは、その MX7000 で実行されている OpenManage Enterprise Modular を介して行われま
す。
メモ
: 機能は、サーバのモデルと世代によって異なります。iDRAC や OpenManage Enterprise にリモートでアクセスする
際に、Android または iOS デバイス以外のハードウェアは必要ありません。
• OpenManage Enterprise コンソール経由でのサーバーへのリモート アクセス
OMM は、OpenManage Enterprise—3.1 を介して PowerEdge サーバーに接続できます。IT 管理者は、Dell EMC 製のシャーシ、
サーバー、ストレージ、ネットワーク、ファイアウォール アプライアンス、およびその他の OME 対応のサードパーティ製ハー
ドウェアなど、OpenManage Enterprise を使用するすべての管理対象システムを監視できます。また、OMM は OME コンソー
ルからのプロアクティブな通知を受信することもできます。
10
システム管理製品概要
Identifier GUID-BDD280AA-CA52-4C64-9A79-3179501C16A9
Version 5
Status Translation Validated
自動化イネーブラ
• Dell System Update
• OpenManage Enterprise
• OpenManage Ansible Modules
• iDRAC RESTful API
• 標準ベース API
• RACADM CLI
• GitHub スクリプトライブラリ
Identifier
GUID-87635DB0-CD24-49D6-91B2-B678E851716C
Version 11
Status Translation Validated
Dell Remote Access Controller Administration CLI
Remote Access Controller Administration（RACADM）コマンドラインユーティリティは、PowerEdge サーバのインベントリ、設
定、アップデート、および正常性ステータスのチェックを実行するためのスクリプト可能なインタフェースを提供します。
RACADM は以下の複数のモードで動作します。
• ローカル - 管理対象サーバのオペレーティングシステムからの RACADM コマンドの実行をサポートします。
• SSH または Telnet - ファームウェア RACADM とも呼ばれ、SSH または TELNET を使用して iDRAC にログインすることによっ
てアクセスできます。
• リモート - ラップトップやデスクトップなどのリモート管理ステーションからの RACADM コマンドの実行をサポートします。
RACADM は、iDRAC で、および M1000e、VRTX、および FX2 の各モジュラー型システムの Chassis Management Controller でサポ
ートされます。ローカルおよびリモート RACADM は、Windows Server、Windows クライアント、および Red Hat、SuSe、Ubuntu
の各 Linux でサポートされます。
RACADM は iDRAC のすべての機能に向けたテキスト ベースのインターフェイスを使用して、すべてのサーバー属性の表示と変更
をサポートします。これには、BIOS、iDRAC、PERC、NIC、HBA の各設定や、サーバの冷却と電源のステータスおよび設定などが
含まれます。RACADM は、プロファイルベースのサーバ設定管理、ハードウェアとファームウェアの詳細なインベントリ、サーバ
ログへのアクセスもサポートします。
詳細については、www.dell.com/manuals にある『RACADM command line Reference Guide for iDRAC』（iDRAC 向け RACADM コマン
ド ライン リファレンス ガイド）および『RACADM command line Reference Guide for CMC』（CMC 向け RACADM コマンド ライン
リファレンス ガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-E4D2D74D-593D-4E58-84F8-769D945B378D
Version 5
Status Translation Validated
OpenManage Ansible Modules
Dell EMC OpenManage Ansible Modules を使用すれば、データ センターや IT 管理者は Red Hat Ansible を利用して、PowerEdge サー
バーのプロビジョニング、構成、導入、アップデートを自動化しオーケストレートすることができます。Dell EMC OpenManage
Ansible Modules は、iDRAC、OpenManage Enterprise、および OpenManage Enterprise Modular に組み込まれた管理自動化機能を使
用します。Ansible は、システムの設定、ソフトウェアの導入、より高度な IT タスク（継続的な導入やダウンタイムゼロのローリ
ングアップデートなど）の実行が可能な自動化ツールです。データ センターと IT 管理者は、PowerEdge サーバー向け OpenManage
Ansible Modules を使用することで、自社インフラストラクチャの迅速な導入、サーバー構成の変更、既知のベースラインに対する
設定誤差の管理などを行うことができます。
詳細については、www.dell.com/support/article/sln310720 を参照してください。
システム管理製品
概要 11
Identifier GUID-1C4A761C-E51C-4997-A687-276933814F7E
Version 11
Status Translation Validated
シャーシおよびサーバマネージャ
Identifier GUID-A25FC6B9-519C-4DDD-8A46-484E7939BEBC
Version 14
Status Translation Validated
Integrated Dell Remote Access Controller
integrated Dell Remote Access Controller 9（iDRAC9）は、エージェント フリーの高度なローカルおよびリモート サーバー管理を実現
します。各 PowerEdge サーバに組み込まれた iDRAC9 によって、多数の一般的な管理タスクを自動化する安全な方法がもたらさ
れます。iDRAC は各 PowerEdge サーバーに組み込まれているため、ソフトウェアを追加でインストールする必要はありません。電
源コードとネットワーク ケーブルを接続するだけで、iDRAC を使用する準備は完了です。オペレーティングシステム（OS）やハイ
パーバイザをインストールする前に、IT 管理者はサーバ管理機能の完全なセットを手元に持っていることになります。
iDRAC9 は Dell EMC PowerEdge ポートフォリオ全体に組み込まれているので、同じ IT 管理テクニックとツールをあらゆる場所で
適用できます。この一貫した管理プラットフォームにより、組織におけるインフラストラクチャへのニーズの高まりに応じて、
PowerEdge サーバを容易に拡張できます。お客様は、PowerEdge サーバを管理する拡張性の高い最新の方法として、iDRAC
RESTful API を使用できます。この API によって、iDRAC は Redfish 標準をサポートすると共に、Dell EMC 拡張を用いてそのサポー
トを強化し、大規模な PowerEdge サーバの管理を最適化できます。iDRAC を中心に据え、システム管理ツールの OpenManage ポ
ートフォリオ全体を使用することで、どのお客様も環境の規模に応じて、効果的かつお手頃なソリューションをカスタマイズでき
ます。
iDRAC は、ファームウェアのアップデート、バックアップ/リストア、ライフサイクル ログ、ハードウェア インベントリーのエク
スポートを実行します。詳細については、www.dell.com/idracmanuals で iDRAC のマニュアルを参照してください。
Identifier
GUID-2CC7D243-0818-4975-A67B-D64B01B38AC6
Version 9
Status Translation Validated
iDRAC サービスモジュール
このモジュールは、オペレーティングシステム（OS）からの監視および設定情報によって iDRAC を補完します。また、OS から
iSM インタフェースの制限されたバージョンにアクセスすることもできます。iDRAC インタフェースで iSM の機能を有効または無
効にして、サーバーのオペレーティングシステムで消費される CPU とメモリを制御できます。
iDRAC サービス モジュールには、次の主要な機能があります。
• オペレーティングシステム（OS）情報の表示。
• Lifecycle Controller ログのオペレーティングシステムログへの複製。
• 自動システムリカバリの実行。
• Windows Management Instrumentation（WMI）情報の入力。
• SupportAssist Collection（SAC）との統合。
• NVMe クラス PCIe SSD での削除の準備オプションの使用。
• ホスト IP を使用した iDRAC インタフェースへのアクセス。
• リモートのフルパワーサイクル。
• ホスト OS からの iDRAC GUI ランチャー（Windows OS のみ）。
• リモート iDRAC を使用した、第 13 世代および第 14 世代 PowerEdge サーバーのハード リセット。
• ホストオペレーティングシステムからの iDRAC MIB 互換 SNMP トラップへのアクセス。
• OS-BMC パススルーを介した iSM と iDRAC の通信の TLS 保護の有効化。
• ホスト OS 管理者デスクトップから iDRAC GUI にアクセスするためのシングル サイン オン（SSO）（Windows および Linux）
• OS-BMC パススルーを介した iSM と iDRAC 間の IPv6 通信（Linux のみ）。
詳細については、www.dell.com/support/article/sln311300 にある『iDRAC User’s Guide』（iDRAC ユーザーズ ガイド）を参照してくだ
さい。
12
システム管理製品概要
Identifier GUID-2087FE99-41B6-46E2-9468-E16C75A25B61
Version 5
Status Translation Validated
Dell EMC OpenManage Enterprise-Modular エディション
Dell EMC OpenManage Enterprise-Modular エディション（OME-Modular エディション）は、インフラストラクチャの管理方法の変
革と、ビジネスの迅速な実現に有効です。これは、コンピューティング、ストレージ、ネットワークを含むすべてのノードを管理
する統合 web/RESTful API インタフェースです。コストの削減につながるほか、複数ツールの統合によってアクセスおよび監視の
簡素化を実現できます。管理を簡素化すれば、導入および監視の対象を 1 台から多数のシャーシへと拡張しやすくなり、リモート
管理の実現につなげることができます。俊敏でインテリジェントな自動化により、ハードウェアを迅速にロールアウトし、反復タ
スクを削減して、ライフサイクル管理を加速することができます。
これは、PowerEdge M9002m 管理モジュール（MM）ファームウェアで実行されます。OME-Modular を使用すると、スタンドアロ
ンの PowerEdge MX7000 シャーシまたは MX7000 シャーシグループを、1 つのグラフィカルユーザーインタフェース（GUI）から簡
単に設定および管理することができます。サーバの導入とファームウェアのアップデートに、OME-Modular を使用できます。シャ
ーシに加えて、コンピュート スレッド、ネットワーク、入出力モジュール（IOM）、ストレージ デバイスなどシャーシの各コンポ
ーネントの全体的な正常性管理も実行できます。OME-Modular には、ハードウェアで利用できる次のような機能もあります。
• 管理ネットワークの接続
• 検出、インベントリ
• 監視および電源制御操作とサーマル機能
OME-Modular を使用して、MX7000 プラットフォームの次のような主要ワークロードを管理できます。
• 大規模かつ非構造のデータおよび分析
• ハイパーコンバージドおよび従来のワークロード
• データベースのワークロード
• ソフトウェア定義型ストレージ
• HPC およびパフォーマンスのワークロード
マルチシャーシ管理（MCM）のリードシャーシでは、次のタスクを実行できます。
• 複数の MX シャーシにまたがるサーバの管理。
• メンバーシャーシの Web インタフェースを起動せずに、リードシャーシからサーバを導入またはアップデート。
• OME-Modular Web インターフェイスによる SmartFabric モードでのファブリック スイッチ エンジンの管理。
• アラートログおよびアクションの管理。
• 仮想 MAC/WWN ID プールの管理。
• サーバー プロファイルとテンプレートを使用したコンピュート スレッドの導入。
OME-Modular では、シャーシ管理者、コンピュート管理者、ファブリック管理者、ストレージ管理者、閲覧者など、シンプルで静
的なロールが用意されています。一方、OpenManage Enterprise では、ロールベースアクセス制御（RBAC）により、静的なグルー
プと動的グループを利用できます。
OME-Modular エディションの詳細については、www.dell.com/OME-modular を参照してください。
Identifier
GUID-8113DD3C-D8EB-4CB0-BA94-6F7B5AF2B2E7
Version 15
Status Translation Validated
Chassis Management Controller
Chassis Management Controller は、We インターフェイスまたはコマンド ライン インターフェイスを使用して複数のサーバー、I/O
モジュール、および共有の電力または冷却を管理するための組み込みシステム管理ハードウェアおよびソフトウェアのソリューシ
ョンです。
CMC は、iDRAC テクノロジーを使用して、BIOS またはコンポーネント ファームウェアのアップデートと BIOS の設定を 1 対多の操
作で行います。
CMC は次のシャーシで利用できます。
• PowerEdge M1000e - このシャーシは、デル初のブレードサーバソリューションです。このシャーシは、ブレードを用いたサーバ
ーソリューションの導入を選択した企業に対して、インフラストラクチャ（業界最高レベルの電源と冷却、ネットワーク、お
よびブレードの容易な管理）を提供します。マルチシャーシ管理機能を備えた単一の Chassis Management Controller インタフ
ェースは、最大 9 台のシャーシ、288 台のサーバ、54 台の電源装置、および 81 個のファンを追加のケーブル配線なしで監視お
よび管理できます。シャーシには、冗長性のある 2 つの CMC モジュール用のスロットが装備されていて、一方の Chassis
Management Controller モジュールが機能しなくなっても、管理者はシャーシに接続できます。
• PowerEdge VRTX - このシャーシは、サーバ、ストレージ、ネットワーキングをコンパクトなパッケージにまとめた、革新的で
管理しやすいプラットフォームです。リモートおよびオフィスでの利用に最適化されています。主な機能の 1 つに、
複
数
のサ
ー
システム管理製品
概要 13
バ
ー
ノ
ー
ドにわたる共有ストレ
ー
ジ
とオンボード RAID コントローラがあります。このシャーシには、最大 4 つのサーバーノー
ド、最大 48 TB の内蔵共有ストレージ、およびネットワークスイッチングを収納できます。PowerEdge VRTX には、他のブレー
ドサーバソリューションには用意されていない、PCIe スロットを使用する機能があります。PowerEdge VRTX は、ブレードサ
ーバの密度とラックサーバの I/O オプションの柔軟性を併せ持つため、共有シャーシ管理を使用しながらコストを抑えた PCIe
カードを使用できます。
• PowerEdge FX2/FX2s - FX2 エンクロージャーにより、サーバーとストレージは電力、冷却、管理、ネットワーキングを共有でき
ます。これには、冗長電源装置（1100 W、1600 W、2000 W、2400 W）と 8 個の冷却ファンが搭載されています。柔軟性に優
れたコンパクトな設計の FX2 シャーシでは、必要な時と場所に応じてリソースを効率よくインフラストラクチャに追加できる
ため、需要と予算のニーズに合わせて投資レベルを決定できます。また、FX2 エンクロージャは、ケーブル配線の簡素化、サー
バ内の東西トラフィックの改善、および LAN/SAN コンバージェンスの有効化を可能にする複数の IO アグリゲータへの I/O モ
ジュールも提供し、コストと複雑さを低減します。
CMC の詳細については、www.dell.com/support/article/sln311283 を参照してください。
Identifier GUID-476C6603-818E-4E2E-82F0-699BDE0C3A3C
Version 9
Status Translation Validated
iDRAC の組み込み型管理 API
iDRAC は、PowerEdge サーバーのスケーラブルな自動管理を可能にする、標準ベースのさまざまなアプリケーション プログラミン
グ インターフェイス（API）を提供します。標準のシステム管理 API は、IEEE（Institute of Electrical and Electronics Engineers）や
DMTF（Distributed Management Task Force）などの組織によって開発されたものです。これらの API は、管理機能（検出、インベ
ントリ、正常性ステータスのチェック、設定、アップデート、電源管理など）を自動化するために、商用のシステム管理製品と、
IT スタッフによって開発されたカスタムプログラムやスクリプトで広く使用されています。iDRAC でサポートされている API に
は、次のものがあります。
• iDRAC RESTful API：DMTF Redfish 標準に基づいて Dell EMC オペレーションを拡張する RESTful インタフェースを提供しま
す。これには、RESTful サーバ設定、モジュラーサーバ機能のサポート、OS ネットワーキングの詳細なインベントリとステータ
スの表示が含まれています。
• Redfish 対応の iDRAC RESTful API：2015 年、DMTF Scalable platforms Management Forum は、Redfish 対応の iDRAC RESTful
API を公開しました。これは、業界標準のオープンな仕様とスキーマであり、スケーラブルなハードウェアプラットフォームを
シンプルかつセキュアな最新手法で管理したい IT 管理者のニーズを満たすよう設計されています。Dell EMC は iDRAC RESTful
API に大きく貢献しており、SPMF の共同議長を務め、iDRAC RESTful API のメリットを啓蒙するだけでなく、業界をリードす
るシステム管理ソリューションを通じたメリットの提供に尽力しています。iDRAC RESTful API は、ハイパーメディア RESTful
インタフェース内のデータモデル表現を使用した、次世代の管理標準です。このデータモデルは、標準のマシンが読み取れる
スキーマによって定義されており、JSON で表現したメッセージのペイロードと OData v4 プロトコルが用いられます。
• WSMan：2008 年に DMTF によって最初に公開された Web Services For Management（WSMan）API は、iDRAC が提供する最
も成熟した最も堅牢な API です。WSMan は、共通情報モデルを用いてモデル化されたデータと共にシンプルオブジェクトア
クセスプロトコル（SOAP）を使用します。WSMan は、管理アプリケーションと管理下リソースとの間に相互運用性を提供す
るほか、Web サービス仕様と使用要件のコアセットを識別して、すべてのシステム管理の中心となる一般的な操作セットを公
開します。
• IPMI：Intelligent Platform Management Interface（IPMI）は、LAN およびシリアルインタフェースの両方で動作可能な、メッセ
ージベースのハードウェアレベルのインタフェース仕様です。IPMI は、サーバーのベンダー、システム管理ソリューション、お
よびオープンソースソフトウェアによって幅広くサポートされています。
• SNMP：Simple Network Management Protocol（SNMP）は、ネットワークデバイスの管理の標準化に貢献しています。SNMP
によって、ネットワークスイッチとルーターの監視用に作成された商用の管理コンソールで、x86 サーバーも監視できるように
なります。SNMP は主にシステム上の問題を管理者にアラートするイベントメッセージの配信に使用されますが、サーバの検
出、インベントリ作成、設定にも使用できます。
システム管理タスクの自動化と API 統合の簡素化を支援するため、Redfish および WSMan インタフェースで iDRAC RESTful API を
活用した PowerShell および Python のライブラリとスクリプトの例を提供しています。これらのライブラリと例は、https://
www.github.com/dell にある Dell GitHub リポジトリから入手できます。iDRAC のページには、組み込み型管理 API の使い方が詳細
に記述されたテクニカル ホワイト ペーパーのライブラリーがあります。詳細については、www.dell.com/support/article/sln311300
および www.dell.com/support/article/sln311809 を参照してください。
Identifier
GUID-0893D543-8B1C-4441-B5A3-6BC4EF173A85
Version 14
Status Translation Validated
Dell EMC アップデートユーティリティ
次の表は、アップデートユーティリティとサポートされるオペレーティングシステムのリストです。
14
システム管理製品概要
表 2. Dell EMC アップデートユーティリティ
製品 Windows Linux
Dell EMC Repository Manager 有 有
Dell EMC Update Packages 有 有
Dell EMC Server Update Utility 有 有
Dell EMC System Update 有 有
Dell EMC プラットフォーム専用ブータブル ISO 無 有
Identifier GUID-8BA0C705-DAA5-42AB-80BF-71EF38D5A7D1
Version 10
Status Translation Validated
Dell EMC Update Packages
Dell EMC Update Packages（DUP）は、サーバ上のコンポーネントと OMSA や iSM などのアプリケーションをアップデートする完
全独立型の実行可能パッケージで、Microsoft Windows または Linux に対応しています。
DUP は GUI または CLI モードで実行できます。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC Update Packages User’s Guid』（Dell EMC Update Packages ユーザー
ズガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-A3512F11-1CDF-4BD4-BE76-75E9626CA2AF
Version 8
Status Translation Validated
Dell EMC Server Update Utility
Dell EMC Server Update Utility（SUU）は、アップデート、インベントリコレクタ、およびアップデートアプリケータの集まりを含
むアプリケーションです。ターゲットシステムで SUU を実行すると、SUU はどのアップデートが適切かを判断し、該当するアッ
プデートを適用します。
SUU は、Dell EMC Sever Update Utility からダウンロードできます。または、Dell EMC Repository Manager（DRM）を使用して、カ
スタム SUU を作成できます。www.dell.com/esmmanuals から入手できる SUU には、現在サポートされているすべての PowerEdge
プラットフォーム用の全アップデートが含まれています。DRM を使用すると、お使いのデータセンター内のシステムのアップデー
トだけを含むカスタム SUU を作成できます。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC Update Utility User’s Guide』（Dell EMC アップデートユーティティユ
ーザーズガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-303793B9-C396-41FE-9413-4AA7CA961705
Version 11
Status Translation Validated
Dell EMC System Update
Dell EMC System Update（DSU）は、Linux オペレーティングシステムおよび Microsoft Windows オペレーティングシステム向けの
Dell EMC PowerEdge サーバアップデートを配布するために最適化された CLI アプリケーションです。DSU はスクリプトに最適化さ
れたツールで、使いやすさ、自動化、柔軟性を強化します。DSU は、RHEL、SLES、Ubuntu、Windows Server など、幅広いオペ
レーティングシステムで機能します。
Dell EMC System Update バージョン 1.7 以降を使用すると、Windows および Linux を介したインバンド、または iDRAC9 を介した帯
域外のいずれかを使用して、リモート システムへのアップデートを実行できます。
メモ: DSU v1.4 以上は、Smart ブート可能な ISO を容易に作成できるように強化されています。
詳細については、www.dell.com/support/article/sln310654 を参照してください。
システム管理製品
概要 15
Identifier GUID-4168272A-D851-4650-8F55-0F36BD74BEC3
Version 1
Status Translation Validated
Dell EMC プラットフォーム専用ブータブル ISO
Dell EMC プラットフォーム専用ブータブル ISO（PSBI）は、Dell EMC PowerEdge サーバーのすべてのファームウェア アップデート
が含まれたブータブル ISO です。この ISO イメージには、サイズの小さなブータブル Linux ディストリビューションと、特定のサー
バー モデルのすべてのファームウェアのコレクションが含まれています。対応イメージからサーバーを起動すると、アップデート
が自動的に実行されます。
メモ: PSBI には、PowerEdge C および DSS プラットフォーム用のブータブル ISO は含まれていません。
詳細については、https://www.dell.com/support/article/sln296511 を参照してください。
Identifier
GUID-75E89719-9F53-491D-8F6B-02BCDAE815B5
Version 11
Status Translation Validated
サードパーティコンソールとの統合
Dell プラグインは、次のとおりです。
• Microsoft System Center Operations Manager 向け Dell EMC Management Pack Suite
• Microsoft System Center Configuration Manager 向け Dell EMC Deployment Pack
• System Center Configuration Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration 向け Microsoft System Center（OMIMSSC）
• System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration 向け Microsoft System Center（OMIMSSC）
• Dell EMC PRO Management Pack 向け Microsoft System Center Virtual Machine Manager（Hyper-V）
• OpenManage Integration 向け VMware vCenter（OMIVV）
• OpenManage Integration 含む ServiceNow（OMISNOW）
• BMC Software
Identifier
GUID-A68A832F-5D49-43DA-A4D6-6796908C9285
Version 10
Status Translation Validated
System Center Operations Manager（SCOM）向け Dell
EMC OpenManage Integration for Microsoft System
Center（OMIMSSC）
Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center Operations Manager（SCOM）は、Dell EMC Server Management Pack
Suite とともに、定義されたネットワーク セグメント上の以下のシステムのステータスを検出、監視し、正確に表すことに役立ち
ます。
• Dell EMC PoweEdge Servers、Integrated Dell Remote Access Controllers（iDRAC）
• Dell EMC Chassis Management Controller（CMC）
• OpenManage Enterprise Modular Edition（OME-M）
• Dell EMC PowerVault NX NAS ストレージ アレイ
• Dell EMC ネットワークスイッチ
管理パックには、定義されたネットワーク環境でのシステム ステータスの確認とドリルダウンに使用できる Dell 固有のビューが用
意されています。登録済み Operations Manager コンソール内で検出された、サポートされているすべての Dell EMC デバイスの同
期
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Microsoft System Center Operations Manager Server Management Pack User’s
Guide』（Microsoft System Center Operations Manager Server Management Pack ユーザーズガイド）を参照してください。
16
システム管理製品概要
Identifier GUID-A1C8DC6A-CA9E-4C3E-9798-FA9CFC5F958A
Version 10
Status Translation Validated
System Center Configuration Manager 向け Dell EMC
OpenManage Integration for Microsoft System Center
System Center Configuration Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）は、エージ
ェントフリーでオペレーティングシステムとハイパーバイザに依存しない設定、OS の導入、PowerEdge サーバのファームウェアア
ップデートを実現します。自動化されたプロセスにより、ベアメタル状態からのサーバの設定で手順、時間、コストを削減できる
ほか、マルチベンダーのオペレーティングシステムおよびハイパーバイザ環境内で、リモートでの 1 対多のオペレーティングシステ
ム導入を準備する際にも、手順、時間、コストを削減できます。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center (OMIMSSC) for
System Center Configuration Manager User’s Guide』（Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）
ユーザーズガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-5F7E008C-3023-4C38-BF32-C416AD69B7D8
Version 7
Status Translation Validated
Microsoft System Center Configuration Manager 向け Dell
EMC Server Deployment Pack
Dell EMC Server Deployment Pack は、OpenManage Deployment Toolkit（DTK）および PXE ベースの OS 導入を使用して、ネットワ
ーク全体の PowerEdge サーバーにおける各種 Microsoft オペレーティングシステムのベアメタル設定と導入を自動化します。
メモ
: DTK は、現在の第 14 世代 Dell PowerEdge サーバーより新しい将来のプラットフォームではサポートされません。現在
および以前のサポート プラットフォームでは、サポート終了日（EOSL）まで、DTK が維持されます。
メモ: Microsoft System Center Configuration Manager（SCCM）用の Server Deployment Pack は廃止されています。
Microsoft SCCM に Server Deployment Pack を使用している場合は、System Center Virtual Machine Manager に
Microsoft System Center 用 Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）を使用する
ことをお勧めします。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC Server Deployment Pack for Microsoft System Center Configuration
Manager User’s Guide』（Microsoft System Center Configuration Manager 用 Dell EMC Server Deployment Pack ユーザーズ ガイド）を
参照してください。
Identifier
GUID-F29114FE-C653-44B1-97C8-B0815E45CAB8
Version 9
Status Translation Validated
System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC
OpenManage Integration for Microsoft System Center
System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）は、ハード
ウェア設定と OS 導入の自動化および簡素化に役立ちます。
次のようなメリットがあります：
• ハードウェア設定
• OS 導入
• ハイパーバイザー導入
• クラスター導入
• サポート対象 Dell EMC PowerEdge サーバーの再利用
• Dell EMC Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodes [S2D Ready Nodes]の自動クラスター導入
• クラスター対応ファームウェア アップデート機能を含む、簡素化されたライフサイクル管理
OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）を使用すれば、以下のことを実行できます。
• エクスペリエンスの合理化と機能強化のために Update Center を使用して、1 つのウィンドウ内で多段階のワークフローを実
現。
システム管理製品
概要 17
• 検出段階でのクラスタ、シャーシ、ホスト、未割り当てのサーバーグループに基づいて、ラックとモジュラーサーバーを仮想グ
ループとして自動的にグループ化。
• SCVMM ホストを OpenManage Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）アプライアンスと同期することでホスト
を管理。
• 簡略化された実装および SCVMM での初期構成のための Virtual Appliance（ソフトウェアモデル）としてのインストール。
• PowerEdge サーバーコンプライアンスをチェックして、必要なファームウェアリビジョンがインストールされていることを確
認。
• ベアメタルサーバーに LC での iDRAC を有効にするための自動検出およびハンドシェイクの実行。これは、OpenManage
Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）アプライアンスを通じた SCVMM コンソールの特定に役立ちます。
• LC ネットワークで iDRAC 用の静的 IP を使用しながら、未割り当ての PowerEdge サーバーを手動で検出。
• IT 管理者のデータセンターで展開する適切なサーバーの選択に役立つ、検出されたサーバーの主なインベントリーの詳細の閲
覧。
• IT 管理者が定義する標準に基づいたゴールデン構成とも呼ばれる理想的なサーバー構成を準備し、この構成を仮想環境への展
開を目的とするサーバーに迅速かつ一貫的に複製することを可能にします。
• IT 管理者が、反復的な管理タスクおよび時間消費を削減するためにポリシーベースおよびプロファイルベースの構成テンプレー
トを開発および管理することに役立ちます。
• 次のオプションを使用した OS およびハイパーバイザーの展開：
○ OS 展開のためのサポートされているすべてのオペレーティングシステムのドライバパックを含む LC での iDRAC。
○ Dell Deployment Toolkit（DTK）から任意的にダウンロード可能な OS ドライバ付きのカスタマイズされた Microsoft Windows
Pre-installation Environment（WinPE）のイメージの準備。
○ LC ドライバパックの存在に関係なく、指定されたゴールデン構成に基づいたハイパーバイザーの展開の複製、および
BIOS、RAID、およびブート順序の設定の複製。
• サーバーのオペレーティングシステムのリモート的なインストール。
• DLCI アプライアンス内で実行されるジョブおよびタスクのデータログの閲覧。
• iDRAC/LC の認証およびアクセスのための Active Directory の資格情報の使用。
• SCVMM 環境内のベアメタル Dell EMC Ready ノード サーバーでの S2D クラスター導入を自動化。
• 事前検証済みソリューション カタログからのクラスター対応ファームウェア アップデートの実行
• S2D 対応ノード用の事前定義済みオペレーション テンプレートの使用
• 論理的スイッチと論理ネットワークの自動化
• 導入前に動作テンプレートを使用してサーバーのコンプライアンス チェックを実行。
• 検出、論理的スイッチ、クラスター導入の 3 ステップ プロセスを使用して、エンドツーエンドの導入を簡素化。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center (OMIMSSC) for
System Center Virtual Machine Manager User’s Guide』（System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC OpenManage
Integration for Microsoft System Center（OMIMSSC）ユーザーズガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-4A1E0A1D-8666-4CC6-85E1-F3289D679FA8
Version 8
Status Translation Validated
Microsoft System Center Virtual Machine Manager 向け
Dell EMC Server PRO System Center Management Pack
Dell EMC Server PRO Management Pack は、温度、メモリ、電源装置に関する PowerEdge サーバーの情報を Microsoft System
Center Virtual Machine Manager（SCVMM）および Operations Manager（SCOM）と統合して、Microsoft Hyper-V での仮想ワークロ
ードをホストするサーバーを効率的に管理します。システムが侵害された場合の是正処置を迅速に実装できます。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『Dell EMC server PRO Management Pack for Microsoft System Center Virtual
Machine Manager User’s Guide』（Microsoft System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC Server PRO Management Pack ユ
ーザーズ ガイド）を参照してください。
Identifier
GUID-77957455-CBCD-449E-B940-3798BAD4624E
Version 1
Status Translation Validated
Dell EMC OpenManage Integration with Microsoft
Windows Admin Center
この新しい Dell EMC OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Center（OMIMSWAC）拡張機能を使用すると、
Microsoft Windows サーバーおよび Hyper-V、Storage Spaces Direct Ready Nodes for Microsoft Azure Stack HCI の各環境によってサ
18
システム管理製品概要
ポートされる PowerEdge サーバーを合理化して管理できます。最新で使いやすい受信トレイ ツール、サーバー、クラスター、およ
びハイパーコンバージド インフラストラクチャを管理するブラウザー ベースのコンソールをお探しのお客様は、Dell EMC
OpenManage の拡張機能と組み合わせて Microsoft Windows Admin Center コンソールを活用することで、サーバーとクラスターの詳
細なハードウェア監視およびライフサイクル管理が可能になります。
詳細については、https://www.dell.com/support/home/product-support/product/OpenManage-Integration-Microsoft-Windows-
Admin-Center/docs を参照してください。https://www.dell.com/support/home/product-support/product/OpenManage-Integration-
Microsoft-Windows-Admin-Center/docs
Identifier GUID-94E0E8C3-A32E-4356-9CB8-38EC40074ADB
Version 14
Status Translation approved
Dell EMC OpenManage Integration for VMware vCenter
Dell EMC OpenManage Integration for VMware vCenter（OMIVV）を使用すると、PowerEdge サーバーのハードウェアとファームウ
ェアの監視、プロビジョニング、管理を行うことができます。これらのタスクは、専用の Dell EMC メニューから実行できます。
このメニューには VMware vCenter コンソールから直接アクセスできます。OMIVV では、vCenter と同じロールベースのアクセス
コントロールモデルを使用して、ハードウェア環境の細かい制御とレポート作成も可能です。vRealize Operations Manager 用
OpenManage Management Pack は OMIVV v4.0 以降で使用できます。これはハードウェアの正常性チェックと vRealize Operations
のアラート通知に役立ちます。また、サーバー環境のダッシュボードとレポート作成も含まれます。
メモ: Dell EMC Repository Manager は、OpenManage Integration for VMware vCenter と統合されています。Dell EMC
Repository Manager は高度な機能を提供し、新しいアップデートの検出と展開を簡素化します。
仮想化環境内で、次のような Dell EMC ハードウェアの管理と監視を実施できます。
• サーバーおよびシャーシの環境のアラートおよび監視
• サーバーおよびシャーシの監視およびレポート作成
• vSAN クラスターを含むサーバー上のファームウェアのアップデート
• 拡張オプションの展開
詳細については、www.dell.com/support/article/sln311238 を参照してください。
Identifier
GUID-9BCC4095-72B9-40F1-A832-AB7C9AD1589D
Version 1
Status Translation Validated
OpenManage Integration with ServiceNow
Dell EMC OpenManage Integration with ServiceNow を使用して、企業組織は運用効率を向上させることができます。Dell EMC
OpenManage Integration with ServiceNow は企業組織のサービス プロセスと運用管理プロセスの間のギャップを埋めます。これ
は、ServiceNow プラットフォーム内のネイティブ アプリケーションであり、OpenManage Enterprise インフラストラクチャ管理機
能と ServiceNow サービスおよび運用管理機能の間のインターフェイスを提供します。この統合により、これら 2 つのプラットフ
ォーム間でデータを転送する自動化機能が提供され、運用およびサービス管理チームは業務サービスと IT インフラストラクチャの
正常性に影響する問題の迅速な検出、診断、および解決が可能になります。また、OpenManage Integration with ServiceNow は
SupportAssist Enterprise と統合され、Dell サポートによって上げられたサポート ケースを ServiceNow プラットフォーム内から直接
表示および追跡できます。この統合により、運用およびサービス管理チームはデル サポートによって上げられたテクニカル サポー
ト チケットを追従して、インシデントから解決までのチケットの進捗状況を追跡できます。
この統合によって次のことを実現できます。
• OpenManage Enterprise と ServiceNow Configuration Management Database（CMDB）間で、PowerEdge サーバーの情報を同期
• サーバーのアラートを監視
• サーバーの重要アラートおよび警告アラートに対してインシデントを自動的に作成
• デル サポートによって上げられたサポート チケットを表示および監視
詳細については、dell.com/support で https://www.dell.com/support/article/sln310720
Identifier
GUID-8E7A8447-E647-4B34-B1A0-A710AEB9979C
Version 6
Status Translation Validated
BMC Software
Dell EMC と BMC Software は、サーバ、ストレージ、ネットワーク管理機能を BMC Software のプロセスとデータセンターの自動化
製品に統合します。Dell EMC と BMC Software のパートナーシップにより、Dell EMC と BMC Software ベースの IT インフラストラ
システム管理製品
概要 19
クチャとサービスが提供するデータセンターとビジネスサービスは非常に管理しやすくなっています。Dell EMC 製品と BMC
Software 製品の統合は、Dell EMC 自身の IT 組織で力を発揮しています。BMC Software が複数の BMC ソリューションを展開し、
Dell EMC の 主な IT プロセスを自動化して応答性を向上させています。
詳細については、i.dell.com/sites/doccontent/shared-content/data-sheets/en/Documents/
The_Combined_Power_of_BMC_and_Dell.pdf から『The combined power of BMC and Dell
』
（BMC と Dell の統合によるメリット）を
参照してください。
Identifier GUID-BAA13D5E-A4F1-42FC-BDDE-B9CA30686347
Version 15
Status Translation Validated
サードパーティシステム管理コンソールとの接続
Identifier GUID-ABCE86B7-6A88-49C9-B6FA-C09E59AD32AF
Version 7
Status Translation approved
Dell EMC OpenManage Operations Connector for
Operations Bridge Manager
OpenManage Operations Connector for Micro Focus Operations Bridge Manager（OBM）は、OpenManage Enterprise と、Micro Focus
OBM 搭載 OpenManage Enterprise を統合する機能を提供します。OpenManage Operations Connector（OpsCx）を使用すると、シ
ステム管理者と IT 管理者がデータ センター内の Dell EMC デバイスを包括的に表示できるようになります。OpenManage Enterprise
のイベントおよびトポロジー データを収集し、その情報を Micro Focus OBM コンソールに転送します。また、Micro Focus OBM 環
境で Web コンソールからの OpenManage Enterprise の直接起動をサポートしており、Dell EMC デバイスの詳細なトラブルシューテ
ィング、構成、管理アクティビティを実行できます。
メモ: HPE Operations Bridge/Operations Manager i（OMi）/Operations Manager は、Micro Focus の一部になりました。
詳細については、https://www.dell.com/support/article/sln310709 を参照してください。
Identifier
GUID-80416A37-AA55-4943-8389-0D9530C015F3
Version 13
Status Translation approved
HPE Operations Manager for Windows 向け Dell EMC
Smart Plug-in
Micro Focus Operations Manager 向け Dell EMC Smart Plug-in（SPI）は、Micro Focus Operations Manager が管理しているデータセ
ンター環境にある以下の Dell EMC デバイスの検出、分類、監視を行います。エージェントフリー（帯域外）とエージェントベース
（帯域内）の 2 つオプションがあります。
• PowerEdge サーバー
• iDRAC
• Dell EMC モジュラーインフラストラクチャ
• Dell EMC ストレージアレイ
• Dell EMC ネットワーキングデバイス
• Dell EMC ワークステーション
OM コンソール内から 1 対多 Dell EMC ツール（OpenManage Enterprise など）だけでなく 1 対 1Dell EMC デバイス コンソール
（iDRAC Web コンソールなど）を起動して、Dell EMC デバイスの設定、トラブルシューティング、およびその他のシステム管理
アクティビティを実行することもできます。
メモ
: HPE Operations Bridge / Operations Manager i（OMi）/ Operations Manager は、Micro Focus の一部になりまし
た。
詳細については、www.dell.com/esmmanuals にある『HP Operations Manager For Microsoft Windows
向け
Dell Smart Plug-in
ユ
ー
ザ
ー
ズ
ガイド
』を参照してください。
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システム管理製品概要
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