555 パラメーターについて
555 は、PORTAMENTO、S&H、NOISE、RING MOD、LFO の 5 つの機能を持った 5 in 1 モジュールです。
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555
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S&H
(SAMPLE & HOLD)について
S&H は、入力信号(SAMPLE)を記憶しクロック信号に応じて保持(HOLD)する機能です。
SYS-555 の S&H は、SYS-555 の LFO の出力波形、ピンクノイズ、ホワイトノイズ、または EXT
SIG を入力信号とし、S&H 内蔵のクロック信号、もしくは EXT CLK により信号を HOLD することがで
きます。
さまざまな入力信号とクロック信号の組み合わせにより、予想のできない、しかし規則性のある CV を
作り出すことができます。
また、LAG TIME の調整により、出力する CV 波形の変化を滑らかに加工できます。
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LFO について
本機の LFO は、5 種類の波形を出力することができるだけでなく、ディレイ機能を内蔵しています。
DELAY TRIG に信号が入ると、LFO からの出力振幅は一度 0 になり、DELAY スライダーの設定に応じて、徐々に元の振幅に戻ります。
VCO と組み合わせることで、発音から時間を置いてビブラートを掛ける、ディレイ・ビブラートを掛けられます。
S&H(サンプル & ホールド)
EXT7CLK
内蔵 LFO でなく、外部からのクロックで信号を HOLD したいとき、この端子
にクロック信号を入力します。
CLK7RATE
HOLD に使われている内蔵 LFO の周波数を設定します。周波数は LED の
点滅で確認することができます。
CLK7OUT
CLK OUT からは、内蔵 LFO のクロック信号が出力されています。EXT
CLK が入力されているときは、その周波数でクロック信号が出力されます。
S&H7OUT
入力信号を HOLD した電圧を出力します。LAG TIME の調整により、出力
する CV 波形の変化を滑らかに加工できます。
LAG7TIME
S&H は LPF 内蔵しています。出力信号は LPF を通して出力します。このス
ライダーで LPF のカットオフ周波数を設定します。
SAMPLE7SELECT/EXT7SIG7SW
入力信号(SAMPLE)を選びます。本機内蔵のピンクノイズ、ホワイトノイズ、
LFO の出力波形、または外部からの EXT SIG を選ぶことができます。
NOISE
PINK/WHITE
PINK からはピンクノイズ、WHITE からはホワイトノイズを出力します。
RING MOD(リング・モジュレーター)
X/Y/RM7OUT
X と Y を掛け合わせた波形を RM OUT から出力します。
PORTAMENTO
CV7IN71/2
ポルタメントをかけたい信号を入力します。
CV7OUT71/2
ポルタメントがかかった波形を出力します。
PORT7CV71/2
LONG/SHORT を外部からコントロールする際に、電圧を入力します。
LONG/SHORT
ポルタメントの効き具合を調整します。
SHORT に近づくにつれ、元の波形に近づきます。
ON/OFF71/2( ポ ル タメント )
ポルタメントの ON/OFF を切り替えます。
LFO(Low Frequency Osillator)
FREQ(LFO 周波数)
LFO の周波数を設定します。
DELAY/DELAY7TRIG
DELAY TRIG に信 号 が 入ると、LFO からの 出 力 振 幅 は一 度 0 になり、
DELAY スライダーの設定に応じて、徐々に元の振幅に戻ります。
FREQ7RANGE(LFO 周波数レンジ)
LFO の発振周波数帯を設定します。
CV7FREQ
LFO の周波数を外部からコントロールする際に、電圧を入力します。
WAVE7FORM
矩形波、三角波、のこぎり波、逆のこぎり波、サイン波を出力します。