50
CHORA
™
接続 (図E)
Choraのコネクタは、多芯ケーブル(直径4mmまで)やフォーク、バナナプラグとの高い接触力と汎用性を
保証します。その際、スピーカーの極性を守ることが必要です。 「+」印のコネクタは、アンプが対応する
出力に接続され、また、「-」印のコネクタはマイナス端子に接続されます。この条件が守られない場合、立
体音像と低音の再生力が大幅に劣化していきます。長さに合わせ適切に切断されたケーブルをお選びくださ
い。当メーカーの販売店が専門的なアドバイスをご提供いたします。
配置場所 (図F, G, H)
お客様のスピーカーは全ての形式の音楽やホームシアタープログラムをできるだけ忠実に再現するように
設計されています。ただし、スピーカーのパフォーマンスを最適化、適切な音調バランスをとリアルな
サウンドイメージを確実にするためにいくつかの簡単なルールを守ることをお勧めします。
スピーカーは、リスニングエリアに対称的に直面しながら、理想的な正三角形を形成するように配置する必
要が 。
あります。また、空間のレイアウトの特定の条件(図F)によって、理想的な中間位置を見つけながら設置
するにあたって、これらの間隔を変化させることができます。
スピーカーは同一水平面上の同じ高さに配置する必要があります。理想的にツイーターは通常のリスニング
ポイント(図G)にて聴取者の耳の高さに配置されます。
スピーカーを部屋の隅に配置するのは避けてください。また、壁に近づけすぎないでください。この様な配
置は空間の特定の共鳴を刺激しながら、低音レベルを人為的に増加させる効果があります。逆に、低音レベ
ルが不十分と考えられる場合、スピーカーを壁に近づけながら再調整を試みることができます(図H)。
最適化 (図I)
完璧な配置にこだわる場合は、以下の最適位置の方式をご覧ください。
もしAがウーファーの中心から最も近い面(床または壁)との距離だとしたら、Bが中間距離で、
Cが最大距離になります(A<B<C)。B
2
=ACの関係は、スピーカーの理想的な位置を定義します。
• 例 :
ウーファーの中心が後壁と50cm(A)の間隔があり、床と60cm(B)の間隔がある場合、
理想的な側面壁との間隔は72cmですC=B
2
/A=72cm)。
ご使用方法
スピーカーの動作は部屋の音響、その中でのスピーカーの優れたポジショニングとリスナーの位置によります。
所望の効果を修正または改善するために、これらの要素の相互作用を行うことは可能です。
ステレオによる音響環境の認識が不正確でありうまく調整されていない場合、スピーカーを互いに近づけるか
またはリスニングポイントの方向へ向きを変えてください。
音響が硬くてきつい場合は、空間の音響効果に残響が多すぎるからです。反響を吸収し拡散させる素材
(カーペット、ソファ、壁掛け、カーテンなど)と反射(家具)を使用することを検討してください。
音響が「フラット」で詰まる場合は、空間に吸収性素材が多すぎるため音響が詰まり、立体感に欠けています。
空間の吸収性素材と反射性素材のバランスを考慮してください。
通常は、音が適切に広がるためにスピーカーの後壁の性質が反射的であることを心掛けています。逆に、
リスニングエリアの後壁は、ステレオイメージの知覚を「汚さない」ように反射を防ぐため、理想的には吸収性
がある素材になります。
特に中音(「フラッターエコー」の除去)の特定の周波数領域を励起しないように音波を拡散するためには、家
具を壁側に適 切に配置します。
取扱説明書