Dell 21DXJ, 4820 ユーザーマニュアル

  • こんにちは!Dell PowerEdge 4820のインストールガイドについて、ご質問にお答えします。このガイドには、ラックへのサーバーの取り付け、ドアやサイドパネルの取り外し・取り付け、ケーブル配線など、設置に関する詳細な手順が記載されています。どうぞお気軽にご質問ください!
  • ラックへのサーバーの取り付け手順は?
    ラックドアの取り外し・取り付け方法は?
    ラックの安定化フィートの設置方法は?
    ケーブルをラック内に適切に配線する方法は?
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意 : 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能
性があることを示しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示
しています。
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せん。
2010 1 P/N 21DXJ Rev. A00
目次 113
目次
安全にお使いいただくために . . . . . . . . . . . . 115
安全について:システムのラック
への取り付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
ラックの取り付け手順
. . . . . . . . . . . . . . . . 116
ラックの要件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 116
作業を開始する前に
. . . . . . . . . . . . . . . 116
取り付け手順
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
奨励するツールおよび備品
. . . . . . . . . . . 118
ラックの扉の取り外しと取り付け
. . . . . . . 118
サイドパネルの取り外しと取り付け
. . . . . 122
前面扉の反転(オプション)
. . . . . . . . . . 126
ラック水平調節用の脚の固定
. . . . . . . . . . 133
ラックスタビライザの取り付け
. . . . . . . . 135
ラックポストの調整(オプション)
. . . . . . 138
ケーブルの配線
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 139
2 台のラックの連結
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
設置ガイド 115
安全にお使いいただくために
ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、
以下の安全に関するガイドラインに従ってください。安全および認可機関
に関する詳細情報は、システムに付属しているマニュアルの安全にお使い
いただくための注意事項を参照してください。保証情報は、このマニュア
ルに含まれている場合と、別の文書として付属する場合があります。
安全について:システムのラックへの取り付け
ラックの安定性や安全性に関して、以下の点にご注意ください。また、
特定の注意文および手順については、システムおよびラック付属のラック
取り付けマニュアルを参照してください。
システムはラックの一部とみなします。「コンポーネント」には、さまざ
まな周辺機器やサポートハードウェアと同様に、システムも含まれます。
注意 : ラックに取り付けるシステムの注意事項
お使いのラックキットは、ご購入いただいたラックキャビネット専
用として承認されています。システムをその他のラックに取り付け
る場合は、ユーザーの責任において、適用されるすべての基準に適
合することを確認してください。デルでは、本製品以外のラックと
の組み合わせは保証しておらず、いかなる責任も負いません。
システムをラックに取り付ける前に、前面と側面のスタビライザを
すべて取り付けてください。スタビライザを取り付けないと、ラッ
クが転倒するおそれがあります。
ラックには必ず下から上へと、最も重いものから順に設置します。
ラックに電力を供給する
AC
分岐回路に過重電流を流さないでくだ
さい。
ラック内のコンポーネントの上に乗ったり、足をかけたりしないで
ください。
116 設置ガイド
ラックの取り付け手順
この取り付けガイドは、
48
ユニット(
U
)ラックの取り付け作業を行う、
トレーニングを受けたサービス技術者向けの手順書です。本書では、ラッ
クの組み立て、
2
台の
48 U
ラックの結合、ラック内のケーブル配線につ
いて説明します。
48 U
ラックの取り付けは、推奨された工具を使って
行ってください。
以下の取り付けを開始する前に、手順を最後までよくお読みください。
ラックの要件
注意 : 48 U ラックは、米国規格協会(ANSI/ 米国電子工業会(EIA)規格
ANSI/ EIA-310-D-92、全米家電協会(CEA)規格 CEA-310-E、国際電気標準会
議(IEC)規格 297、ドイツ工業規格(DIN41494 に適合しています。
作業を開始する前に
警告: ラックへの取り付け作業を開始する前に、「安全に関する重要な注
意」、およびラックに付属しているガイドの安全にお使いいただくための
注意事項をよくお読みください。
警告: 複数のシステムをラックに取り付ける場合は、1 台のシステムの
取り付け手順を完了してから、次のシステムの取り付けに進んでくだ
さい。
警告: ラックキャビネットはサイズが非常に大きく重量もあるため、
キャスターで簡単に移動できるようになっています。このキャスターには
ブレーキがありません。ラックキャビネットを移動するときは十分な注意
が必要です。ラックキャビネットを別の場所に移動するときは、水平調
節用の脚を収納してください。長い傾斜面、急勾配、または凹凸のある
場所、スロープなど、バランスが取りにくい場所にはキャビネットを設置
しないでください。水平調節用の脚を伸ばしてキャビネットを支え、キャ
ビネットが動かないようにしてください。
警告: ラックキャビネットの移動を凹凸のある場所で行わないでくだ
さい。キャスターが強い衝撃を受けて壊れ、ラックが不安定になって転倒
するおそれがあります。
警告: コンポーネントを取り付けた状態でラックを移動しないでくだ
さい。フル装備のラックを少しでも傾斜している床面に移動すると、ラッ
クが不安定になり、転倒するおそれがあります。
設置ガイド 117
安全に関する重要な注意
システムをラックに取り付けるときは、次の各項の安全に関する注意を遵
守してください。
警告: 作業者は、自分自身と周囲の人々を保護するために、本書の手順
に必ず従ってください。本システムは非常に重量があり大きいため、自分
自身と周囲の人々のけがを防ぐために準備と計画を適切に行うことが重要
です。これは、特にシステムをラックの高い位置に取り付ける場合に重要
になります。
ラックスタビライザ
警告: ラック前面および横のスタビライザを取り付けずにラックにシス
テムを取り付けると、ラックが転倒し、けがをするおそれがあります。
このため、必ずスタビライザを取り付けてから、ラックにコンポーネント
を取り付けるようにしてください。
警告: ラックにシステムを取り付けた後は、スライドアセンブリ上の複
数のシステムを同時にラックから引き出さないでください。引き出された
複数のシステムの重みでラックが転倒し、けがをするおそれがあります。
スタビライザは、スライドアセンブリが伸びきった状態でラックからシス
テムやその他のコンポーネントを引き出す際に、ラックの転倒を防ぎ
ます。
取り付け手順
ラックキャビネットの取り付けでは、以下のような作業を行います。
1
ラックの扉の取り外しと取り付け
2
サイドパネルの取り外しと取り付け
3
前面扉とバッジの反転(オプション)
4
水平調節用の脚の固定
5
スタビライザの取り付け
6
ラックポストの調整(オプション)
7
ラック内のケーブルの配線
8
2
台のラックの結合(オプション)
118 設置ガイド
奨励するツールおよび備品
ラックを取り付けるには、以下のような工具と備品が必要です。
#2
プラスドライバ
マイナスドライバ
12 mm
レンチ
ラジオペンチ
4 mm
アレンレンチ(前面扉の開閉方向を逆にする場合)
ラックの扉とサイドパネルのキー
13 mm
レンチ(ラックをパレットから取り外す際に使用)
17 mm
レンチ(ラックをパレットから取り外す際に使用)
ラックの扉の取り外しと取り付け
警告: ラックキャビネットの扉の大きさと重さを考慮して、取り付けお
よび取り外しは 1 人では行わないでください。
警告: 扉を保管する際には、不意に倒れてけがをしないように水平に寝
かせておきます。
前面扉の取り外し
1
扉のラッチを引き、前面扉を完全に開きます(図
1-1
を参照)
2
扉を開けたまま、ヒンジピンを上に引き、扉のピン受けから外し
ます(図
1-1
を参照)
ヒンジピンには固定クリップがあるため、ヒンジがヒンジ本体から
外れることはありません。
設置ガイド 119
1-1 前面扉の取り外し
3
ヒンジピンをピン受けから引き出した状態で、扉をラックから少し
手前に引き、ヒンジ本体から外します。
4
ヒンジピンを元に戻します。
5
扉を持ち上げ、下部のヒンジ軸を外します。
警告: 取り外した扉は、サイズと重量を考慮して、外側の面を上に向け
て水平に寝かせておくことをお勧めします。
6
扉のバッジと化粧仕上げに傷がつくことを防ために、外側の面を
上に向けて、扉を安全な場に置きます。
1
扉のラッチ
2
ヒンジピン
3
ヒンジ本体
4
ヒンジピンのピン受け
4
2
3
1
120 設置ガイド
前面扉の取り付け
前面扉を取り付ける場合は、取り外し手順を逆の順で行います。
背面扉の開放および取り外し
警告: ラックキャビネットの扉の大きさと重さを考慮して、取り付けお
よび取り外しは 1 人では行わないでください。
1
扉のハンドルを回して、面扉を開きます(図
1-2
を参照)
1-2 背面扉の開き方
1
扉のハンドル
2
背面扉(2
2
1
設置ガイド 121
2
側の面扉を取り外します。
a
扉を支えた状態で、上部ヒンジのピンを引いて、ピン受けから外
します(図
1-3
を参照)
ピンをピン受けから引き出すと、チッというがします。ヒン
ジピンはヒンジ本体からけないような構造になっています。
b
下部ヒンジについて、手順
a
します。
c
ラックから扉を外します。
1-3 背面扉の取り外し
警告: 取り外した扉は、サイズと重量を考慮して、外側の面を上に向け
て水平に寝かせておくことをお勧めします。
1
ヒンジピン
2
ヒンジ本体
3
ヒンジピンのピン受け
1
2
3
122 設置ガイド
d
外側の面を上に向けて、扉を安全な場に置きます。
外側の面を上に向けて水平にかせるようにすると、扉の化粧仕
上げが傷つくことを防できます。
e
側の面扉について、手順
a
から
手順
d
します。
背面扉の取り付け
面扉を取り付ける場合は、上の手順を逆の順で行います。
サイドパネルの取り外しと取り付け
注意 : 単体ラックの場合、ラック内を確実に冷却するために、ラック内の
システムに電源を入れる前にサイドパネルを取り付ける必要があります。
メモ: 側面スタビライザを取り付ける場合は、下部サイドパネルを取り
外す必要があります。
メモ: ラックにシステムを取り付けるためにサイドパネルを外す必要は
ありませんが、側面部を開けておくことにより、スライドアセンブリおよ
びサポートレールを取り付けたり、前面扉が開く方向を替える作業が容易
になります。
上部サイドパネルの取り外し
1
方のラッチを引き上げ、パネルの下をラックからします。
2
パネルの側をしっかり持ちます。
3
パネルを持ち上げて、パネルのをラックの上部から外します。
4
パネルの化粧仕上げに傷がつくことを防ために、外側の面を上に
向けて、パネルを安全な場に置きます。
5
側の上部サイドパネルについて、手順
1
から
手順
4
ます。
設置ガイド 123
上部サイドパネルの取り付け
1
上部サイドパネルをラック上に持ち上げ、パネルのをラックの上
部にけます(図
1-4
を参照)
2
パネルの下を下げてラックに合わせます。
3
方のラッチが定の置に固定されるまで、パネルをラックに
し付けます。
1-4 上部サイドパネルの取り付け
1
パネルの縁
2
上部サイドパネル(2
3
ラッチ(2
2
3
1
124 設置ガイド
下部サイドパネルの取り外し
1
方のラッチを引き下げ、サイドパネルの上部が外側に向かってわ
ずかに開くようにします。
2
パネルの側をしっかり持ちます。
3
パネルックがラックレーム部のから外れるまで、パネルを
持ち上げます。
4
パネルの化粧仕上げに傷がつくことを防ために、外側の面を上に
向けて、パネルを安全な場に置きます。
5
側の下部サイドパネルについて、手順
1
から
手順
4
ます。
下部サイドパネルの取り付け
1
パネルをラック内に下し、後部パネルックをラックレーム
部の後部に、前面ックをラックレーム前部の対応するに、
それ入します(図
1-5
を参照)
2
パネルの上をラックに近づけます。
3
方のラッチが定の置に固定されるまで、パネルをラックに
し付けます。
設置ガイド 125
1-5 下部サイドパネルの取り付け
1
パネルフック(2
2
ラッチ(2
3
下部サイドパネル(2
1
2
3
126 設置ガイド
前面扉の反転(オプション)
メモ: ラックから前面扉のヒンジ本体を取り外し、それを反対側に取り
付けなおす作業には、4 mm のアレンレンチを使用します。上部ヒンジ本
体をラックに固定するアレンボルトの作業を行うには、脚立が必要になる
場合があります。
前面扉が開く方向を替えるには、次の手順を行します。
1
前面扉を取り外します(
118
ページの「前面扉の取り外し」
を参照)
2
サイドパネルを取り外します(
122
ページの「サイドパネルの取り
外しと取り付け」を参照)
3
上部ヒンジ本体を逆にします。
a
ヒンジピンを少し上に引き出して、固定クリップの作業が行
ようにします(図
1-6
を参照)
b
ラジオペンチを使って固定クリップを取り外し、ヒンジピンをヒ
ンジ本体から引ききます。
設置ガイド 127
1-6 前面扉ヒンジの取り外し
c
ヒンジ本体からヒンジのスプリングを取り外します。
d
ヒンジピン、固定クリップおよびスプリングを安全な場に置き
ます。
e
4 mm
アレンレンチを使って、ヒンジ本体をラックに固定してい
るアレンルトをすべて外し、ルトとヒンジピン、固定クリ
ップ、本体スプリングをまとめておきます。
f
ヒンジ本体を
180
回転し、ヒンジピンのがヒンジ本体の
側にくるようにします(図
1-7
を参照)
1
ヒンジピン
2
上部ヒンジ本体
3
底部ヒンジ
4
ヒンジ軸
5
固定クリップ
6
本体スプリング
1
6
5
2
3
4
128 設置ガイド
1-7 上部および下部ヒンジの反転
1
ヒンジピン
2
上部ヒンジ本体
3
スプリング
4
固定クリップ
5
ヒンジ軸
6
下部ヒンジ本体
7
ラック正面
2
3
4
1
5
6
7
設置ガイド 129
g
ラック側上部にあるルト置を確認し、アレンルトを
使ってヒンジ本体をラックの側に固定します。
h
スプリングを下部ヒンジ本体の上下のヒンジピン入し
ます。
i
ヒンジピンをヒンジ本体にみます。
j
固定クリップがスプリングの下にくるように、固定クリップをヒ
ンジに入します。
4
下部ヒンジ本体を逆にします。
a
ヒンジ本体をラックに固定しているアレンルトを外し、ルト
を安全な場に置きます。
b
ヒンジ本体を
180
回転させ、ヒンジ軸がヒンジ本体の反
にくるようにします(図
1-7
を参照)
c
ラックの側にある下部ルト置を確認し、アレンルト
を使ってヒンジ本体をラックの側に固定します。
5
ヒンジピンのピン受けが側にくるように、前面扉を
180
回転さ
せます(図
1-8
を参照)
130 設置ガイド
1-8 前面扉の反転
6
118
ページの「前面扉の取り外し」の手順を逆の順で行い、前面
扉を取り付けます。
7
ックキャッチを逆にします。
a
ックキャッチを垂直フレームンバーに固定している
2
本の
プラスネジを外します。
b
ックキャッチを取り外して
180
回転させます。
c
ックキャッチをもう一方のラックの前面垂直フレームンバ
ーに取り付けます。キャッチのレームンバーのを合
わせ、
2
本のプラスネジをんで固定してください。図
1-9
を参照してください。
設置ガイド 131
1-9 前面扉のロックキャッチの反転
8
前面扉のバッジを逆にします。
a
前面扉を開きます。
b
扉の内側から、マイナスドライバをバッジリリースッチに
します(図
1-10
を参照)
1
ロックキャッチ
2
ネジ
2
1
132 設置ガイド
1-10 前面扉のバッジの反転
c
ドライバをバッジリリースッチのまで入し、反時計方向に
回します。
d
バッジを持ち上げて、扉から外します。
e
取り付けたときに文しい方向になるように、バッジを
180
回転させます。
1
バッジリリースノッチ
2
前面扉のバッジ
3
センタータブ(2
4
バッジ固定クリップ(2
5
バッジフック(2
1
3
2
5
4
/