6
EUROLIVE VP2520/VP1800S/VP1520/VP1220F/VP1220 取扱説明書
3.2
“フロントオブハウス” のスピーカーは常にマイクロフォンより
(オーディエンスから見て) 前方に、消して後方にならないように
設置してください。 演奏者が聞くことができるように、プロフェッ
ショナルのモニターシステムか、イン・イヤーのモニタリング・シス
テムを使用してください。
3.3
DJ
レコード・プレイヤーを使 用する時に、低音のフィードバックが起
こる場合があります。 低音のフィードバックは、低周波音がピック
アップに戻り、ラウドスピーカーで再び再生されることによって生
じます。 ほとんどの場合、スピーカーがレコード・プレイヤーの近
くに設置されていること、木の床の部屋、演台、舞台が原因になっ
ています。 このような場合には、ラウドスピーカーをレコード・プレ
イヤーから遠ざけ、ステージから下ろして、固い床に設 置するのが
最も良い方法です。 もう 1 つの方法は、スタンドを使ってスピーカ
ーを上に持ち上げる方法で、ラウドスピーカーが直接床に触れる
ことを防ぎます。
3.4
可聴周波数域以下のノイズやとても低い周波数による低周
波数域の過度な振幅によって引き起こされるラウドスピー
カーのダメージを防ぎましょう。 イコライザーを使ってラ
ウドスピーカーの周波数レンジより下の周波数をカットした
り、ローカット / ハイパス・フィルターを使用してください。
例えば、BEHRINGER ULTRAGRAPH DIGITAL DEQ1024 の よ う に 、イ コ ラ イ ザ
ーとサウンドを改善するシステムの多くは、ローカット機能を持っ
ています。 レコード・プレイヤーや CD プレイヤーを信号のソースと
して使っている場合は、信号経路にローカット・フィルターを使用
することが 推 奨され ます。 CD プレイヤーはとても低い周波数を再
生する場合があり、低周波数域ドライバーの異常な動きを引き起
こすことが あります。
4.
4.1
直径の小さすぎるラウドスピーカー用ケーブルは、パワーアンプの
パフォーマンスを著しく制限します。 ケーブルが長くなればなるほ
ど、問題が顕著になります。 その結果、ミュージシャンがアンプの
ボリュームを上げることになり、ラウドスピーカーの損傷につなが
ります。 ですから、15 m (45 フィート) 以上のケーブルは使わない
でください。 多くのアプリケーションでは、そのような長さは必要
ありません。 ケーブルの直径は最小でも 14 - 12 ゲージである必要
が あります。
4.2
正しいアンプを選択することは、それほど難しいことではあり
ません。 つまり、次の経験則に従ってください。 アンプのパワ
ーレートは、ラウドスピーカーの許容のおおよそ 2 倍である
べきです。 ラウドスピーカーの継続パフォーマンスが 200 ワッ
トの場合、400 ワットの出力のアンプによってパワーを供給で
きます。 例えば、あなたのスピーカーシステムに理想的なもの
は、BEHRINGER EUROPOWER EP2000 であるかも知れません。
4.3
ラウドスピーカーのアプリケーションにフューズを使 用すること
を、私たちはお薦めしません。 ラウドスピーカーへのダメージ
は、高いピークのシグナルや高い出力の結果であることがありま
す。 しかしフューズは 1 つか 2 つの原因からの 保護にしかなりま
せん。 そして 2 つの原因から同時に保護することはありません。
さらに、フューズの耐性は、しばしば直線的でなく、歪みや、予見で
きない オーバードライブ を引き 起こすことがあります。
4.4
• 常に 理 想 的 な 信 号レ ベ ルであることを 確 認してください
アンプのオーバードライブは避けてください
• あなたの PA システムの物理的な限界を意識してください
• 出 力シグナルレベル を 制 限 するリミッターを 使 用してくださ
い。 ミキシングコンソールとパワーアンプの間にリミッターを
配置してください。 この用途には、弊社の定評のあるAUTOCOM
PRO-XL MDX1600, COMPOSER PRO-XL MDX2600, MULTICOM PRO-XL
MDX4600 がしばしば優れたソリューションとなります。 これら
すべ てのモデル はリミッターとして使 用 可 能 です。 オー ディオ
信号のレベルがオーバードライブすることはなく、不快な“ピー
ク”は効率良く処理されます
◊ ULTRADRIVE PRO DCX2496SUPER-X CX3400 / CX2310
5.
5.1
この例は、VP1220, VP1220F, VP1520 と VP2520 に適用できます。
この例では、ミキシングコンソールのメイン出力信号は、パワーア
ンプリファイヤーに接 続されています。 出力と入力は両方ともステ
レオです。 フルレンジの VP シリーズ・ラウドスピーカーがアンプリ
ファイヤーの各出力に接続され 、これらのラウドスピーカーが周
波 数レンジの 全 体 を再生しま す。