Korg Grandstage 取扱説明書

カテゴリー
補助楽器
タイプ
取扱説明書
90
修理、部品の交換などで、取扱説明書に書かれていること
以外は絶対にしない。
電源コードを無理に曲げたり、発熱する機器に近づけない。
また、電源コードの上に重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
大音量や不快な程度の音量で長時間使用しない。
大音量で長時間使用すると、難聴になる可能性があります。
万一
、聴力低下や耳鳴りを感じたら、専門の医師に相談し
てください。
本製品に異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)を入れない。
温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器
の近く、発熱する機器の上など)で使用や保管をしない。
振動の多い場所で使用や保管をしない。
ホコリの多い場所で使用や保管をしない。
風呂場、シャワー室で使用や保管をしない。
雨天時の野外のように、湿気の多い場所や水滴のかかる場
所で、使用や保管をしない。
本製品の上に、花瓶のような液体が入ったものを置かない。
本製品に液体をこぼさない。
濡れた手で本製品を使用しない。
注意
の注意事項を無た取り扱いをす、傷害を負可能性
または物理的損害が発生す可能性があります
正常な通気が妨げられない所に設置して使用する。
ラジオ、テレビ、電子機器などから十分に離して使用する。
ラジオやテレビ等に接近して使用すると、本製品が雑音を
受けて誤動作する場合があります。また、ラジオ、テレビ
等に雑音が入ることがあります。
外装のお手入れは、乾いた柔らかい布を使って軽く拭く。
電源コードをコンセントから抜き差しするときは、必ずプ
ラグを持つ。
長時間使用しないときは、電源プラグをコンセントから抜く。
電源スイッチをオフにしても、製品は完全に電源から切断
されていません。
付属の電源コードは他の電気機器で使用しない。
付属の電源コードは本製品専用です。他の機器では使用で
きません。
他の電気機器の電源コードと一緒にタコ足配線をしない。
本製品の定格消費電力に合ったコンセントに接続してくだ
さい。
スイッチやツマミなどに必要以上の力を加えない。
故障の原因になります。
外装のお手入れに、ベンジンやシンナー系の液体、コンパ
ウンド質、強燃性のポリッシャーを使用しない。
不安定な場所に置かない。
本製品が落下してお客様がけがをしたり、本製品が破損し
たりする恐れがあります。
本製品の上に乗ったり、重いものをのせたりしない。
本製品が落下または損傷してお客様がけがをしたり、本製
品が破損したりする恐れがあります。
データについて
操作ミス等により万一異常な動作をしたときに、メモリー内容が消
えてしまうことがあります。大切なデータは、あらかじめ USB ディ
スクや他のメディア等へセーブしておいてください。データの消失
による損害については、当社は一切の責任を負いかねますのでご了
承ください。
ご使用になる前に必ずお読みください
ここに記載した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、
あなたや他の方々への危害や損害を未然に防ぐためのものです
注意事項は誤った取り扱いで生じる危害や損害の大きさ、または
切迫の程度によって、内容を「警告」「注意」の 2 つに分けてい
ます。これらは、あなたや他の方々の安全や機器の保全に関わる
重要な内容ですので、よく理解した上で必ずお守りください。
マークについて
製品には下記のマークが表示されています。
マークには次のような意味があります。
のマークは、機の内部に絶縁されていない「危
な電」が在し、感電の危険があることを警告
してす。
ークは注意喚ンボルであ取扱説明書
などに的な、警、危険の説明が載され
ていることを表しいま
火災・感電・人身障害の危険を防止するには
図記号の例
記号は、注意険、警告を含む)を示しいます
記号の中には、具体的な意内容が描かれています
、警 、危
して)を してす。
記号の中には、具体的な注意内容が描かることがあ
ます。左の図は「分解」を表しています
記号は、強制行うこと)を示しいます。記
号の中に、具体的な注意内容が描かれとがあ
ます。左の図は「電源プラグをンセンから抜こと
してす。
ってく
警告
の注意事項を無た取り扱いをす
死亡や重傷を負う可能性があります
電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセントに差し込
む。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりを拭き
取る。
感電やショートの恐れがあります。
本製品はコンセントの近くに設置し、電源プラグへ容易に
手が届くようにする。
次のような場合には、直ちに電源を切って電源コードのプ
ラグをコンセントから抜く。
電源コードやプラグが破損したとき
異物が内部に入ったとき
製品に異常や故障が生じたとき
修理が必要なときは、コルグお客様相談窓口へ依頼して
ください。
本製品を分解したり改造したりしない。
安全上のご注意
91
このたびはコルグ Grandstage 88/73をお買い上げいた
だきまして、まことにありがとうございます。本製品を末
永くご愛用いただくためにも、この取扱説明書をよくお読
みなって正しい方法でご使用ください。
取扱説明書について
Grandstage 88/73の取扱説明書は以下のように構成さ
れています。
•
Grandstage88/73取扱説明書(印刷物)(本書)
•
Grandstage88/73MIDIガイド(PDF)
http://www.korg.comよりダウンロード)
•
Grandstage88/73SoundNameList(PDF)
http://www.korg.comよりダウンロード)
Grandstage 88/73 取扱説明書(印刷物)(本書)
Grandstage
88/73本体の操作方法を説明しています。
はじめに本書をお読みください。
Grandstage 88/73 MIDIガイド
(PDF)
Grandstage
88/73が
るMIDIメ
ます。部MIDI機やDAWなとGrandstage
88/73を使用するときにお読みください。
http://www.korg.com
よりダウンロードしてください。
Grandstage 88/73 Sound Name List
(PDF)
Grandstage88/73のプログラム・リスト、フェイバリッ
リスト、デモソングリストです。
http://www.korg.com
よりダウンロードしてください。
取扱説明書の表記
Grandstageに
は、が88鍵のGrandstage
88
と73鍵タイプのGrandstage
73があります。
本文中では、特に断りがない場合は、どちらもGrandstage
または本機と表記しています。またパネル図などは
Grandstage
88を使用しています。
マーク 
Note
Tip
これらのマークは、順番に、使用上の注意、ノート、アドバ
イスを表しています。
ディスプレイ表示
取扱説明書に記載されている各種のパラメーターの数値な
どは表示の一例ですので、本体のディスプレイの表示と必
ずしも一致しない場合があります。
目次
安全上のご注意 ---------------------------------------- 90
取扱説明書について--------------------------------------------91
おもな特長 --------------------------------------------- 92
各部の名称とその機能
------------------------------- 92
フロント・パネル-----------------------------------------------92
リア・パネル
-----------------------------------------------------94
準備 ----------------------------------------------------- 95
接続---------------------------------------------------------------95
オーディオ機器の接続--------------------------------------95
付属の電源コードの接続
-----------------------------------95
電源を入れる、切る--------------------------------------------95
電源を入れる-------------------------------------------------95
電源を切る
---------------------------------------------------95
デモ・ソングを聞いてみよう----------------------------------96
音色の選択と演奏 ------------------------------------- 96
フェイバリットを選ぶ------------------------------------------97
プログラムを選ぶ
-----------------------------------------------97
コントローラーを使う------------------------------------------98
ピッチ・ベンド・ホイール---------------------------------98
モジュレーション・ホイール------------------------------98
SW1、SW2--------------------------------------------------98
FOOTCONTROLLERS----------------------------------98
ダイナミックス、イコライザーの調節-----------------------99
ダイナミックス----------------------------------------------99
イコライザー-------------------------------------------------99
トランスポーズとパネル・ロック----------------------------99
トランスポーズ----------------------------------------------99
パネル・ロック----------------------------------------------99
フェイバリットの作成 ----------------------------- 100
使用しているプログラムの変更----------------------------- 100
レイヤー・サウンドにするときは---------------------- 100
スプリット・サウンドにするときは-------------------- 100
変更したフェイバリットを保存する------------------------ 101
プログラムをエディットする
-------------------------------- 101
エディット方法-------------------------------------------- 101
リバーブ / ディレイの設定---------------------------------- 103
システム設定 ---------------------------------------- 103
システム設定の種類------------------------------------------ 103
システム設定手順
--------------------------------------------- 103
システム設定パラメーター
---------------------------------- 103
ペダルのキャリブレーション---------------------------- 105
データのリセット、セーブ、ロード
-------------------- 106
付録 --------------------------------------------------- 108
故障とお思いになる前に------------------------------------- 108
エラー・メッセージ------------------------------------------ 109
仕様 --------------------------------------------------- 110
92
おもな特長
コルグGrandstageは、最高峰のアコースティックピアノお
よびエレクトリックピアノサウンドを中心にバリエーショ
ン豊かなサウンドの数々と直感的なインターフェイスを備え、
ステージでの演奏性を追求したステージピアノです。
最高峰のピアノ・サウンド
世界の名器と呼ばれる5つのグランド・ピアノ・サウンドを
収録しています。アコースティックピアノ専用のSGX-2音
源による、全鍵ステレオ、ノン・ループ大容量サンプルでの、
繊細かつ力強い、表現力豊かなサウンドを実現しています。
ビンテージ・エレクトリック・ピアノの代表的な6つのモデ
ルのサウンドを収録しています。エレクトリック・ピアノ
専用のEP-1音源による、自然な音色変化や精巧にモデリン
グしたパネル・エフェクト、キャビネットなど、最高のサウ
ンドを実現しています。
バリエーション豊かなサウンド
500種類の音色が、キーボードセクションとアンサンブル
セクションに分かれ収録されています。それぞれのセクショ
ンでカテゴリーとバリエーションを選ぶことで即座に選
択し演奏することができます。音色名は視認性に優れた有
機ELディスプレイで確認できます。
キーボード・セクションでは、グランド・ピアノ、アップラ
イト・ピアノエレクトリック・ピアノクラビ、オルガン
のキーボード音色を選択できます。アンサンブルセクショ
ンではストリングス、ブラスシンセ、ベルなどのステー
ジ演奏でよく使われる音色を選択できます。
SGX-2(アコースティックピアノ)、EP-1(エレクトリック
ピアノ)、CX-3(トーンホイールオルガン)、VOXオルガン、
Compactエレクトリックオルガン、AL-1(アナログモデ
リング)、HD-1(PCM音源)の、7つの品位ンセシス・
ンジンを搭載しています。
強力なエフェクト・セクションを備えています。例えば、
レクトリック・ピアノには定番のフェイザーやコーラスな
ど、音色毎に最適なエフェクトがプリセットされています。
さらに、リバーブ/ディレイセクションで、リバーブやディ
レイを即座に設定することができます。
レイヤー /スプリット機能を瞬時に設定できます。2つの音
色を重ねたり、左右の鍵盤で別々の音色を演奏できます。
ステージでの演奏性を追求
フロント・パネルの中央にFAVORITEボタンを配置。16個
のボタンを組み合わせで64種類の音色や設定を登録できま
す。ライブ演奏中に即座に呼び出すことができます。
DYNAMICSノブでは、打鍵の強弱による音量や音色の変化
具合を即座に調整することができます。ソロアンサンブ
ル、バンドなどの演奏スタイルや楽曲に合わせ、演奏フィー
ルをカスタマイズできます。また、イコライザー・セクショ
ンでは演奏会場の音響特性に合わせてサウンド全体の特
性を即座に調整ができます。
スムース・サウンド・トランジション(SST)の採用により
サウンドの切り替え時に、音切れを起こすことなく、音色や
エフェクトが自然に切り替わります。
RH3(リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3)鍵盤
を装備しました。グランド・ピアノのフィールを再現した
鍵盤で微妙なニュアンスを含んだ繊細な演奏も思いのま
まです。
各部の名称とその機能
フロント・パネル
1. ヘッドホン端子(フロント左)(→p.95)
ステレオ標準フォーン・プラグのヘッドホンを接続し
ます。AUDIO
OUTPUTからの出力と同じ信号を出力
します。ヘッドホンの音量はMASTER
VOLUMEノブ
で調節します。
Note:
ヘッドホン端子にヘッドホンが接続された状態
でも、AUDIO
OUTPUTから
の出力はオフにな
りません。
2.
ピッチ
ベンドホイール(→p.98)
音の高さ(ピッチ)をコントロールします。
上に動かすとピッチが上がり、下に動かすと下がります。
3. モジュレーションホイール(→p.98)
ビブラート効果などをコントロールします。
上に動かすと音色ごとに設定された効果がかかります。
4. SW1ボタン、SW2ボタン(→p.98)
音色をコントロールします。
SW1はトーン、SW2はエフェクト・オン、オフを主に
コントロールします。コントロールする機能は音色ご
とに効果的な設定が行われています。
5.
MASTER VOLUMEノブ
ヘッドホン端子やAUDIO
OUTPUTからのオーディオ
出力の音量を調節します。
6. DYNAMICSボタン、ノブ
(→p.99)
ボタンを押してオンにするボタンが点灯)ノブの
設定が有効になります。
本体鍵盤を打鍵する強さ(ベロシティによる音量や音
色の変化具合を調節します。
7.
EQUALIZERボ
ン、LOW、MID、HIGHス
(→p.99)
オーディオ出力の直前にある、3バンド・イコライザー
を調節します。
ボタンを押してオンにするボタンが点灯)スライ
ダーの設定が有効になります。
8.
ENSEMBLE(アンサンブル
セクション)(→p.97)
ストリングスブラスなど鍵盤楽器以外のアンサン
ブル・カテゴリーのプログラムを選択、エディットし
ます。ここで選んだプログラムやエディットしたパラ
メーター設定は、フェイバリットに保存できます。
ENSEMBLEボタン
アンサンブル・プログラムをオン(ボタンが点灯また
はオフ(ボタンが消灯)にします。オフのときは発音し
ません。
カテゴリー選択ノブ
アンサンブルプログラムのカテゴリーを選択します。
ディスプレイ
プログラム名やエディット・モード時のパラメーター
や値などを表示します。
VARIATIONノブ
カテゴリー内のプログラムの選択や、エディットモー
ド時のパラメーターの選択をします。
93
LEVELノブ
プログラムの音量を調節します。音量レベルがノブの
周りのLEDで表示されます。また、エディット・モー
ド時にはディスプレイに表示中のパラメーターの値
を設定します。
EDITボタン(→p.101)
プログラムのエディット・モードに入ります。このと
きボタンが点灯します。
9.
WRITEボタン(→p.101)
現在の音色設定をフェイバリットに保存します。
10. SWAPボタン(→p.101)
スプリット
・サウンドでボタンを押す(ボタンが点灯)
と、キーボード・プログラムがロワー(低音側に、
ンサンブル・プログラムがアッパー(高音側)に入れ替
わります。
11.
SPLITボタン(→p.100)
ボタンを押すと
(ボタンが点灯)スプリット・サウンド
が有効になります。このボタンはスプリット・ポイン
トの設定でも使用します。
12.
FAVORITE(フェイバリット
セクション)
(→p.96)(→p.100)
使用する音色を保存した64個のフェイバリットの中か
ら選びます。A
~Hのバンク・ボタンと1~8のナン
バー・ボタンを組み合わせて
素早く選択することが
できます。
13.
KEYBOARDS(キーボード
セクション)(→p.97)
ピアノ、エレクトリック・ピアノ、オルガンなど、鍵盤
楽器カテゴリーのプログラムを選択エディットしま
。ここで選んだプログラムやエディットしたパラ
メーター設定は、フェイバリットに保存できます。
KEYBOARDSボタン
キーボード・プログラムをオン(ボタンが点灯)または
オフ(ボタンが消灯)にします。オフのときは発音しま
せん。
カテゴリー選択ノブ
キーボードプログラムのカテゴリーを選択します。
ディスプレイ
プログラム名やエディット・モード時のパラメーター
や値などを表示します。
VARIATIONノブ
カテゴリー内のプログラムの選択や、エディットモー
ド時のパラメーターの選択をします。
LEVELノブ
プログラムの音量を調節します。音量レベルがノブの
周りのLEDで表示されます。また、エディット・モー
ド時にはディスプレイに表示中のパラメーターの値
を設定します。
EDITボタン(→p.101)
プログラムのエディット・モードに入ります。このと
きボタンが点灯します。
14.
REVERB/DELAY
リバーブ/ディレイ・セクション)
(→p.103)
リバーブやディレイ・エフェクトを設定します。設定
はフェイバリットに保存できます。
REVERB/DELAYボタン
リバーブやディレイ・エフェクトをオンボタンが点
灯)またはオフ(ボタンが消灯)にします。
エフェクト選択ノブ
リバーブまたはディレイ・エフェクトの種類を選択し
ます。
DEPTHノブ
エフェクトのかかる深さを設定します。設定値がノブ
の周りのLEDで表示されます。
TIME-TAPボタン
ボタンをタップする間隔でリバーブ・タイム、または
ディレイタイムを設定します。
15.
EXIT(PANEL LOCK)
ボタン
ボタンを短く押すと、EXIT機能が動作します。
フェイバリットのライト操作のキャンセルや、パネル
ロック機能、エディットモード、システム設定から抜
けるときなどにも使用します。
ボタンを1秒程度の間、長押しすると、パネル・ロック
機能がオンになり、ボタンが点滅します(→p.99)
16.
SYSTEMボタン(→p.103)
マスター・
チューン、MIDI、コントローラー機能、音色
データのリストアなどGrandstage全体に関する設
定を行います。オンのときはボタンが点滅します。
17.
TRANSPOSEボタン(→p.99)
ピッチを半音単位
±1オクターブの範囲で移調しま
す。ボタンを押しながらC3 C5の鍵盤を押してト
ランスポーズの設定をします。
32
4 5 6 7 8 9
12
13
14
1
10
11
15
16
17
94
6. AUDIO OUTPUT(→p.95)
パワード・モニター、ステレオ・アンプ、ミキサー、
ルチトラックレコーダーなどを接続します。
L/MONO、R端子
6.3mm
TSフォーン(アンバランス)
のオーディオ出力
端子です。
音量はMASTER
VOLUMEノブで調節します。
ステレオで接続するときは
L/MONO端子とR端子に接
続します。
モノラルで接続するときはL/MONO端子に接続しま
。モノ・インプットのみの機器に接続する場合は
こちらを使用します。
LEFT、RIGHT端子
XLR(バランス型)のステレオ・オー
ディオ出力端子です。
はMASTER
VOLUMEノ
調節します。
本機のLEFT、RIGHT端子(XLR)をミキサー等に接
続する場合接続先のファンタム電源を必ずオフ
にしてください。本機を破損することがあります。
LIFT-GNDスイッチ
通常はGND側でお使いくださいLIFT側にすると
LEFT、RIGHT端子のGNDが本体のグランドから切り
離されます。グランドのループ等によるノイズが発生
したとき、LIFT側にすることでノイズが解消されるこ
とがあります。
7.
(電源ボタン)
電源を入れたり、切ったりします(→p.95)
オートパワー・オフ機能について
本機は一定時間以上操作しない場合は自動的に電源が
切れます。この機能の設定時間を変更したり無効にす
る場合は、104ページの「オート・パワー・オフの設定
(Auto
PowerO󰮏)
で行います。
なお、工場出荷時は4時間に設定しています。
電源を切ったときに、フェイバリットに保存して
いない設定は失われます。残したい設定はあらか
じめライトして保存してください。なお、システ
ム設定は変更した時点の設定のままになります
(103ページの「システム設定の種類」参照)
8. ACV(AC電源端子)
付属の電源コードを接続します。
電源コードを本機に接続してからプラグをコンセン
トに差し込んでください。
GN
D
HO
T
COLD
リア・パネル
1
3 4 5
6
7
8
2
1. KORGロゴ
KORGロゴがLED照明で光ります。
LED照明の色や点灯、消灯が設定できます(→p.104)
2. 譜面立て用穴
付属の譜面立ての取り付け用穴です。
下図のように取り付けます。
3. (USB)
A端子
USBフラッシュ・メモリーなどのUSBストレージ
バイスを接続できます。
B端子
Windows、MacのUSB
A端
て、
MIDIデータを送受信します。
4.
MIDI
IN端子、
OUT端子
外部MIDI機器と本機を接続して、MIDIデータを送受信
します。
5. FOOT CONTROLLERS(→p.98)
DAMPER端子
付属のダンパー・ペダルを接続します。
SWITCH端子
別売りのペダルスイッチを接続します。
PEDAL端子
別売りのエクスプレッション・ペダルやフット・コン
トローラーなどを接続します。
本機は、接続されたペダル・スイッチ、ダンパー・ペダ
ルの極性を自動認識します。電源を入れたとき、およ
びペダルを接続したときのペダルの状態をオフと認識
します。
電源を入れたとき、およびペダルの接続したとき
は、ペダルを踏まないようにしてください。
95
アース端子付きコンセントに接続する場合
電源コードのプラグに2P-3P変換器を取り付けます。
そしてコンセントのアース端子にアース線を接続し、
2P-3P変換器のプラグを差し込みます。
警告
アース接続はコンセントにプラグを差し込む前に
行ってください。また、アース接続を外すときは、
ンセントからプラグを抜いてから行ってください。
2P-3P変換器のアース線のU字端子にカバーが付いて
いる場合は、カバーを外して使用してください。
電源を入れる、切る
電源を入れる
1. のMASTER VOLUMEノり、
量を最小にします。
接続しているパワード・モニター・スピーカーやミキ
サーなどの外部機器の音量が絞られ電源が切られて
いることを確認します。
2.
本機のリア
パネルの電源ボタンを押します。
キーボード・セクションのディスプレイに、数十秒間
オープニング画面が表示されます。
3. フロント・パネルのボタンやLEDが点灯したら演奏で
きる状態になります。
電源を入れたときは常にフェイバリットのバンクA
のナンバー 1が選択されます。
4.
本機のAUDIO OUTPUT端子に接続したパワード
ニター・スピーカーやミキサーなどの外部機器の電源
を入れます。
5.
のMASTER VOLUMEノ
リュームを操作して、最適な音量に調節します。
Tip:
本機は鍵盤やノブ、ボタンを一定時間以上操作しない
場合は自動的に電源が切れます。104 ページの「オー
ト・ー・定(Auto
PowerO󰮏)
覧ください。
電源を切る
1. パワード・モニター・スピーカーやミキサーなどの外
部機器のボリュームを下げて、電源を切ります。
2.
本機のリア
パネルの電源ボタンを、フロントパネル
のボタンやLEDが消灯するまで、数秒間長押しします。
キーボード・セクションのディスプレイに数秒間
“POWER
OFF”
が表示されます。
3.
ディスプレイの表示が消えたら、
自動的に電源が切れ
ます。
ディスプレイの表示が消える前に電源コードを外さ
ないでください。故障の原因になります。
準備
接続
オーディオ機器の接続
本機はスピーカーを内蔵していません。
音を出して演奏をお楽しみいただくためにはパワード・
モニター・スピーカーやステレオセットなどの音響機器、
またはヘッドホンをご用意ください。
パワードモニター・スピーカーやミキサーの接続
本機のオーディオ出力は、CDプレーヤーなどの一般的
な家庭用音響機器よりも高い信号レベルに設定されて
います。そのため、過大な音量で演奏するとスピーカー
や機器を破損することがあります。音量には十分ご注
意ください。
1. 接続するすべての機器の音量を絞り、電源を切ります。
2.
のAUDIO OUTPUTのL/MONO、R端 子、
はLEFT、RIGHT端子 XLR)をパワード・モニター・
スピーカーやミキサーなどのオーディオ入力端子へ接
続します。
Tip:
L/MONO、R 端子と LEFT、RIGHT 端子(XLR)は
同じ信号を出力します。同時に使用することができま
す。
Tip:
モノラルで使用するときには、L/MONO 端子に接続
します。
ヘッドホンの接続
ヘッドホンのステレオ標準フォーン・プラグを本機のヘッ
ドホン端子に接続します。
本機のヘッドホン端子は、AUDIO
OU
TPUTの出力と同じ
信号を出力します。
Note:
ヘッドホン端子にヘッドホンが接続された状態でも、
AUDIO
OUTPUTからの出力はオフになりません。
付属の電源コードの接続
電源コードは必ず付属のものをお使いください。他の電
源コードを使用した場合、故障などの原因となります。
電源は必ずAC100Vを使用してください。
付属の電源コードのプラグには、アース端子が付いていま
す。感電と機器の損傷を防ぐためにアース接続を確実に
行って、コンセントに接続します。
接地極付きコンセントに接続する場合
接地極付きコンセントに電源コードのプラグをそのま
ま差し込んでください。
96
デモ・ソングを聞いてみよう
本機には、デモソングが16曲内蔵されています。デモ
ソングを聞いて代表的な音色を確認してみましょう
「Sound
NameList」
のDemo
SongList参照)
1.
SYSTEMボ
とTRANSPOSEボ
押します。
それぞれのボタンが点滅して、デモソング演奏モー
ドに入ります。
FAVORITEボタンの
“A”
が点滅し、デモ・ソングの
1曲目が自動的にスタートします。
• FAVORITEボンの16個れぞれ1ソグ、
16個のデモソングが設定されています。
• Aソングが終わると、Bソングが自動的にスタート
します。演奏中のソングのボタンが点滅します
このまま何も操作しないときはすべてのデモ
ソングが順番に再生されます。
デモ・ソングで使用しているプログラム・ナン
バー音色名が左右のディスプレイ表示されま
す。デモ演奏で使われているサウンドを確認する
ことができます。
• モ・ソング演奏モードでは、SYSTEMボン、
TRANSPOSEボン、FAVORITEの16個
ン、およびMASTER
VOLUMEノブ以外の操作は
無効になります。
• 音色の選択や各種ノブの操作、
ホイール、SW1/2、
ダンパー・ペダルなどのコントローラー操作は全
て無効になります。
2.
他のデモ・ソングを選択するときは
任意の
FAVORITEボタンを押します。
ボタンが点滅し、そのデモ・ソングが先頭から演奏
開始します。
点滅中のボタンを押したときも曲の先頭から再ス
タートします。
3.
デモ
ソングの演奏を止めるときは、SYSTEMボタ
ン、TRANSPOSEボン、はEXITボ
ずれかを押します。
デモ・ソング演奏モードが終了し1.の状態に戻り
ます。
Note:
変更して保存していないフェイバリット設定は、
デモ・ソング演奏モードに入るとリセットされま
す。保存したいフェイバリットは、デモ・ソング
演奏モードに入る前に必ず以下のライト作業を
行ってください。(→p.101)
音色の選択と演奏
本機にはカテゴリー分けされた500個のプログラムを内
Sound
NameList」のProgramList参
)。
ピアノやストリングスなどの音色1つ1つを
“プログラム”
いう単位で扱います。プログラムは単音色で演奏したり、
2つのプログラムをレイヤー・サウンドや、スプリット・
ウンドとして、合わせて演奏することができます。
このプログラムは、キーボード・セクションとアンサンブ
ル・セクションで直接カテゴリーとバリエーションを選
択して演奏することもできますが、使いたいプログラムが
すぐに呼び出せるように、フェイバリット単位で保存して
おくのが便利です。
A1
フェイバリットにはプログラムレベル、エディット情報
以外にもリバーブ/ディレイ設定、レイヤーまたはスプリッ
ト設定などの情報を保存することができます。
64個は、16個のFAVORITEボ
Hのバンク・ボタン、1 8のナンバー・ボタンを使っ
選ぶとがます Sound
NameList」のFavorite
List参照)
なお
工場出荷時にはフェイバリットの一部にお薦めの設
定が保存されています。
Tip:
フェイバリットは、外部 USB 記憶メディアにバッ
クアップをとり、随時入れ替えることができます
(→ p.106)
97
フェイバリットを選ぶ
電源を入れたときは常にバンクAのナンバー 1のフェ
イバリットが選択されます。
このときFAVORITEボタンのバンクAとナンバー 1が点灯
します。
1. バンクAの他のフェイバリットに切り替えるときは
ナンバー 1 8のいずれかのボタンを押します。
2. 違うバンクのフェイバリットを選ぶときは、バンクA
~Hのいずれかのボタンを押します。
選んだバンクのボタンが点灯しナンバー 1 8のボ
タンが点滅します。
3.
点滅しているナンバー 1
8のいずれかのボタンを押
します。
選んだボタンが点灯になります。
選択したフェイバリットに保存されているプログラムの情
報は、キーボードセクションや、アンサンブルセクショ
ンのディスプレイに表示されます。
001
Grandstage
Piano
また、レイヤー・サウンドやスプリット・サウンドのフェ
イバリットの場合は設定に従ってKEYBOARDSボタ
ン、ENSEMBLEボタン、SPLITボタン、SWAPボタンが点
灯します。
下記はフェイバリットに保存されている設定です。
1つまたは2つのプログラム(カテゴリーバリエーショ
ン、レベル、エディット情報)
リバーブ/ディレイ設定(タイプ、DEPTH、タイム)
レイヤーまたはスプリット(スプリットポイント)設定
詳しくは100ページのフェイバリットの作成をご覧く
ださい。
Tip:
バンク A から D のプリロード・フェイバリットには、
お薦めの音色が設定されていますSoundName
List」の FavoriteList 参照)。
バンク E から H のフェイバリットは、初期設定になっ
ています。このバンクを使ってオリジナルのフェイバ
リットを作成、ライトすると便利でしょう。また、プ
リロード・フェイバリットをエディットして、バンク
A から H にライトすることも可能です。
プログラムを選ぶ
キーボードセクション、またはアンサンブルセクションの
プログラムは、各カテゴリーに分類されて収録されています。
本機では、直接プログラムを選ぶのではなく、フェイバリッ
トを選んで、その中のプログラムを変更します。
1. フロントパネルのKEYBOARDSボタンや、
ENSEMBLEボタンが点灯していることを確認します。
KEYBOARDSボタンだけが点灯しているときや
ENSEMBLEボタンだけが点灯しているときにオフに
はできません。両方を一度オンにして、使用しない方
のセクションをオフにしてください。
2.
変更したいセクションのカテゴリー選択ノブで、
カテ
ゴリーを選びます。
カテゴリーを切り替えたときは以前にそのカテゴ
リーで選ばれていたプログラムが選ばれます。
3.
VARIATIONノブでプログラムを選びます。
カテゴリーごとに選択できるプログラムは
Sound
NameList」
のProgram
Listをご覧ください。
KEYBOARD
(キーボード)
カテゴリー
GRAND グランドピアノ。イタリア、ドイツ、ドイツ
ベルリン、オーストリア、日本製の5つの名機グ
ランドピアノサウンドを収録。
UPRIGHT 2種類のアップライトピアノなど各種ピアノ
サウンドを収録。
EP RD タイン方式のビンテージエレクトリックピア
ノ。代表的なモデルI、II、V、DMPのベーシック
サウンド、トーン、エフェクトのバリエーション
サウンドを豊富に収録。
EP WL リード方式、ストリング方式のビンテージ
レクトリックピアノ。代表的なモデル200、
200A、CPなどのサウンドを収録。
EP SYN シンセサイザー・エレクトリックピアノ。アナ
ログ方式やFM方式による有名サウンドを収録。
CLAV クラビサウンド。代表的なDモデルの4種類の
ピックアップの組み合わせと定番エフェクトに
よる各種バリエーションサウンドを収録。ハー
プシコードも収録。
ORGAN オルガン。トーンホイールオルガン、VOXトラ
ンジスタオルガン、コンパクトトランジスタ
オルガン、3種類のビンテージオルガンサウン
ドに加え、パイプオルガン、アコーディオンを
収録。
ENSEMBLE
アンサンブルセクションの各種プログラムの選
択。アンサンブルセクションの2つのプログラ
ム、例えばストリングスとシンセパッドをレイ
ヤーする場合などに選択。
98
ENSEMBLE(アンサンブル)
カテゴリー
STRINGS ストリングス、パッド、クワイアー。リアルな
ストリングスアンサンブルや、レイヤー素材
として最適なシンセパッドサウンドなどを
収録。
BRASS ブラス、リード、ウッドウインド。リアルなブ
ラスセクションや管楽器を収録。
SYNTH シンセサイザー・サウンド。ベルや減衰音系な
ど、主にポリフォニックシンセサイザーの定
番サウンドを多数、収録。
LEAD シンセリードサウンド。モノシンセ、ポリ
フォニックシンセのリードサウンドを収録。
BELL/GTR ベル、ギター系のサウンド。マレットなど主に
減衰音のアコースティック系サウンドも収録。
BASS ベース。アコースティックベース、エレクト
リックベース、シンセベースなど幅広い音楽
ジャンルで使用できるベースサウンドを多数
収録。
SFX/HIT サウンドエフェクト、オーケストラヒット、
打楽器系サウンド。ステージ演奏で応用の効く
各種サウンドを収録。
KEYBOARDS
キーボードセクションの各種プログラムを選
択。キーボードセクションの2つのプログラム、
例えばグランドピアノとエレクトリック
アノをレイヤーする場合などに選択。
コントローラーを使う
スプリット・サウンドやレイヤー・サウンドではSW1、
SW2以外のコントローラーは、キーボード・セクションと
アンサンブル・セクションのセクションごとにオン
オフ無効が設定できます(102ページの「Other
Controls」参照)
ピッチ・ベンド・ホイール
演奏中に上下に動かすことで音の高さ
(ピッチ)をコントロールします。上に動
かすとピッチが上がり下に動かすと下
がります。
手を離すとセンター位置に戻ります。
プログラムによっては、ピッチ以外をコントロールする場
合があります。
設定されている機能は、Sound
NameList」
のProgram
Listを参照してください。
モジュレーション・ホイール
演奏中に上下に動かすことで音色ごと
に設定されたモジュレーションの深さを
コントロールします。上に動かすと設定
された効果がより大きくなり最も下の
位置では効果がなくなります。
モジュレーション・ホイールは手を離してもその位置に
とどまり、効果が継続します。
設定されている機能は、SoundNameList」のProgram
Listを参照してください。
SW1、SW2
演奏中にそれぞれオン、オフすることで音
色をコントロールします。コントロールす
る機能は、プログラムの音色ごとに効果的
な設定が行われています。
にSW1はン、SW2はト・
オン、オフをコントロールします。
は、 Sound
Name
List」のProgramListを参照してください。
Note:
オン、オフはフェイバリットに保存できます。
Note:
スプリット・サウンドやレイヤー・サウンドでは
キーボード・セクション側のみのコントロールにな
ります。
FOOT CONTROLLERS
各端子に対応するペダルを接続することによって、足元で
音色をコントロールできます。なお必要に応じて接続し
たペダルの極性可変範囲の調整を行います105ページ
「ペダルのキャリブレーション」参照)
DS-1H
PS-1, PS-3
EXP-2, XVP-10, XVP
-20
DAMPER(ダンパー)端子
付属のダンパー・ペダル(DS-1H)を接続します。鍵盤から
手を離しても発音が持続する、ピアノ・ダンパー効果が得
られます。
DS-1Hを接続した場合はハーフ・ダンパー・ペダルとして
機能します。本機のピアノサウンド、エレクトリック
アノ・サウンド等で繊細なダンパー・コントロールが可能
になります。またスイッチ・タイプのペダルを接続した
場合はダンパー・スイッチとして機能します。
SWITCH(スイッチ)端子
別売オプションのPS-1PS-3等、オン/オフを切り替える
タイプのフット・スイッチを接続します。フェイバリット
の切り替え、サウンドやエフェクトの効果をコントロール
します。
機能はシステム設定で選択します(105ページの「フット
スイッチの機能(Foot-Switch)参照)。
工場出荷時はフロント・パネルのSW2ボタンのオン/オフ
(CC#81)が設定されています。
PEDAL(ペダル)端子
別売オプションのXVP-20やXVP-10(エクスプレッション
/ボリュームペダル)EXP-2(フットコントローラー)
接続します。全体のボリュームやエフェクトをコントロー
ルします。
機能はシステム設定で選択します104ページの「フット・
ペダルの機能(Foot-Pedal)参照)
工場出荷時は機能に全体のボリュームをコントロールする
エクスプレッション(CC#11)が設定されています。
ただしPedalWahエフェクトを含むプリロード・プロ
グラムでは、自動的にワウ・エフェクトのコントロールに
なります。これらのプログラムはプログラム名の一部に
「PedalWah」を含みます。
99
ダイナミックス、イコライザーの調節
ダイナミックス
本体鍵盤を打鍵する強さ(ベロシティ)による音量や音色の
変化具合を調節します。
DYNAMICSボタンを押してオンにするボタンが点灯
と、ノブの設定が有効になります。
左に回すほど、打鍵の強さに対して弱めな音になります。
ソロ・ピアノやバンド・アンサンブルなどで、ピアニッシ
モからフォルテッシモを抑揚をつけて演奏するのに向きま
す。
右に回すほど打鍵の強さに対して強めな音になります
バンド・アンサンブルでバッキングやソロの音を全体的
に際立たせて演奏するのに向きます。
センター位置では効果がかかりません。
レイヤー・サウンドやスプリット・サウンドでは、両方の
音色に効果がかかります。
Note:
プログラムによって、コントロールする効果は異な
ります。オルガン系や一部のシンセ系サウンドなど、
元々、ベロシティによる音量や音色の変化がないプ
ログラムでは、ダイナミックスによる効果はありま
せん。
Note:
ダイナミックスの設定は、フェイバリットに保存でき
ません。電源を入れたときには、常にオフになります。
オンにするとノブの位置での効果がかかります。
Note:
設定したベロシティ・カーブp.104に対して
効果がかかります。
イコライザー
EQUALIZERボタンを押してオンにするボタンが点灯
と、スライダーの設定が有効になります。
のLOW、MID、HIGHの3本
オーディオ出力全体の特性を調節します。
イコライザーはフェイバリットやプログラムに関係なく
どの音色にも同じように効果がかかります。
スライダー 詳細 調節範囲
LOW 低音域シェルビング型 -12 0 ~+12dB
MID 中音域のバンド型 -12 0 ~+12dB
HIGH 高音域のシェルビング型 -12 0 ~+12dB
Note:
イコライザーの設定はフェイバリットに保存でき
ません。電源を入れたときには、常にオフになりま
す。オンにするとスライダーの位置での効果がかか
ります。
イコライザーをプラス方向に調節すると過大信号レベ
ルになり、オーディオ出力が歪む場合があります。キー
ボードとアンサンブルの各セクションのLEVELノブで
音量を下げて調節してください。
トランスポーズとパネル・ロック
トランスポーズ
キーを半音単位で変える(移調する)ことによって、黒鍵を
あまり使わないスケールで演奏したり、覚えたそのままの
指使いで、他の楽器や歌に演奏を合わせることができます。
設定方法
TRANSPOSEボタンを押しながら、C3 B3、C
4~C5
の鍵盤を押すことで、-12半音~-1半音、1半音~ 12半
音のトランスポーズができます。
トランスポーズが設定されているときは、TRANSPOSE
ボタンが点灯します。このときTRANSPOSEボタンを押
している間、キーボードセクションのディスプレイにト
ランスポーズ値が表示されます。
C4
C5
C3
解除方法
点灯しているTRANSPOSEボタンを押します。ボタンが消
灯に変わり、トランスポーズは解除されます。
Note:
電源を切った場合はトランスポーズが解除されます。
パネル・ロック
本機には、演奏中に不用意にパネルのボタンやノ
ブに触って、音色やプログラムが変化することを
予防するためのパネルロック機能があります。
この機能をオンにするとピッチ・ベンド・ホ
イール、モジュレーション・ホイール、MASTER
VOLUMEノブ、
SW1ボン、SW2ボン、EXIT
ボタン以外のパネル上のボタンやノブの状態が保
持されて、反応しなくなります。
パネルロック機能のオン、オフ(解除)
1. EXITPANEL LOCK)ボタンを約2秒押し続けてオン
にします。
このときボタンが点滅します。
2. オフに解除)するときは、点滅しているEXITボタン
を押します。
ボタンが消灯します。
Note:
パネル・ロックの設定は保存されません。電源を入
れ直すとオフにリセットされます。
100
フェイバリットの作成
新たにフェイバリットを作る場合は、もともと保存してい
る2つのプログラム(シングル・サウンド)を変更したり、2
つのプログラムを使ったレイヤーサウンドやスプリット
サウンドのプログラムを変更します。
また、使用しているプログラム自体の音色をエディットす
ることもできます。
Note:
プログラムのエディットは変更内容がフェイ
バリットの設定として保存されるためオリジ
ナルのプログラムには影響がありません。こ
のため他のフェイバリットで使用されて
いるプログラムの音は変わりません。
なお、プログラムを選択し直すことで、エディット
パラメーターのReleaseおよびサウンド・パラメー
ターは、オリジナルのプログラム設定にリセットさ
れます。
使用しているプログラムの変更
1. 任意のフェイバリットをFAVORITEボタンで選択し
ます(→p.97)
Note:
初期設定のフェイバリットを選択するときは
Eバンク以降を選択してください。
2. KEYBOARDSやENSEMBLEのボタを押して
(オン)消灯(オフ)を設定します。
KEYBOARDSボタンだけが点灯しているときや
ENSEMBLEボタンだけが点灯しているときにオフに
はできません。両方を一度オンにして、使用しない方
のセクションをオフにしてください。
3.
ボタンを点灯させたセクションのカテゴリー選択ノブ
とVARIATIONノブでプログラムを選びます。
変更したフェイバリットは、別のフェイバリットを選んだ
り、電源を切ると保存されている設定に戻ります。
変更したフェイバリットを保存するときは、必ずライト作
業を行ってください101ページの変更したフェイバ
リットを保存する」参照)
レイヤー・サウンドにするときは
2つの音色を重ねるレイヤー・サウンド(例:ピアノとストリ
ングス)を作ることができます。
Piano
Strings
1. KEYBOARDSとENSEMBLEの両方ボタンを
にして、プログラムをそれぞれ選びます。
レイヤー・サウンドになります。
2. 2つのプログラムの音量のバランスを、それぞれのセク
ションのLEVELノブで調節します。
Tip:
アンサンブル・セクションの 2 つのプログラムを使っ
てレイヤー・サウンドにするときは、キーボード・プ
ログラムのカテゴリーに ENSEMBLE を選びます。ま
た、キーボード・セクションの 2 つのプログラム使っ
てレイヤー・サウンドにするときは、アンサンブル・
プログラムのカテゴリーにKEYBOARDS を選びます。
スプリット・サウンドにするときは
鍵盤の高域と低域に異なる音色を配置するスプリット・サ
ウンド(例:ピアノとベース)を作ることができます。
Piano
Bass
スプリッポイント
1. シングルサウンドのときにSPLITボタンを押します。
SPLITボタンが点灯して、KEYBOARDSとENSEMBLE
の両方のボタンがオン(ボタンが点灯)になります。
2. それぞれプログラムを選びます。
アンサンブルプログラムがロワー(低音側)キーボー
プログラムがアッパー(高音側)になります。
101
3. スプリット・サウンドを解除するときはSPLITボタ
か、KEYBOARDSかENSEMBLEの
かのボタンを押してシングルサウンドにします。
このときSPLITボタンが消灯します。
レイヤー・サウンドのときは、SPLITボタンを押す(ボタン
が点灯)と、スプリットサウンドに変わります。
もう一度SPLITボタンを押すボタンが消灯)とレイヤー・
サウンドになります。
アンサンブルプログラムがロワー(低音側)キーボード
プログラムがアッパー(高音側)になります。
Note:
スプリット・サウンドの設定中にSPLITボタンを
オンの状態からオフにしたときは、スプリット・サ
ウンドにした直前の状態に戻ります。
ただし、スプリット・サウンドのフェイバリットを
選んでいる場合に、SPLITボタンをオフにしたとき
は、必ずキーボード・セクションのみがオンになり
シングル音色に戻ります。
Tip:
アンサンブル・セクションの 2 つのプログラムを使っ
てスプリット・サウンドにするときは、キーボード・
プログラムのカテゴリーに ENSEMBLE を選びます
また、キーボードセクションの 2 つのプログラム使っ
てスプリットサウンドにするときは、アンサンブル
プログラムのカテゴリーにKEYBOARDS を選びます。
スプリットポイント
アッパーの発音下限をスプリット・ポイントと呼びます
初期設定では、スプリットポイントはC4です。
スプリットポイントを変更する
SPLITボタンを押しながらスプリット・ポイントにし
たい鍵盤位置を押さえます。
変更したスプリット・ポイントはフェイバリットにスプ
リット・サウンドとして保存できます。ただし、保存する
前にシングル・サウンドに戻したり電源を切った場合は
初期設定のC4に戻ります。
Piano
スプリッポイント
Lead
ロワーとアッパーを入れ替えるには
SWAPボタンを押すとボタンが点灯してスプリット・
サウンドのロワー(低音側とアッパー(高音側)の音色
を入れ替わります。
Lead
Piano
入れ替わったまま、音色を変えることやエディットするこ
とができますがその場合、高音側がアンサンブル・セク
ション、低音側がキーボードセクションになります。
左右が入れ替わった状態になりますので、ご注意ください。
もう一度SWAPボタンを押すとボタンが消灯して、パネル
のセクション表記と一致したロワーとアッパーの音色に戻
ります。
変更したフェイバリットを保存する
変更したフェイバリットは保存する前に別のフェイバ
リットを選んだり、電源を切ると元のフェイバリットの設
定に戻ります。変更をして保存したいフェイバリットは、
必ず以下のライト作業を行ってください。
1.
エディットが終わったら、WRITEボタンを押します。
WRITEボタンとEXITボタンが点滅します。
2. 現在のフェイバリットに上書きする場合はそのまま
WRITEボタンを押します。
W
RITEボタンとEXITボタンが消灯し、ライトが完了し
ます。
ライト作業を中止するときは、EXITボタンを押します。
3. 異なるフェイバリットに保存する場合は、新たな保存先
のFAVORITEボタンのバンクとナンバーを押します。
4. WRITEボタンを押します。
WRITEボタンとEXITボタンが消灯し、ライトが完了し
ます。
Tip:
ライト操作中にバンク、またはナンバー・ボタンを押
すと、押している間、保存先のフェイバリットで選択
しているプログラムがディスプレイに表示されます。
これにより、保存先のフェイバリットの内容を確認す
ることができます。保存先のナンバーを上書きしてい
いかどうかの確認等に便利な機能です。
プログラムをエディットする
選択しているプログラムに対して、音色やエフェクトの簡
単な調節を行います。エディットしたプログラムはフェイ
バリットとして保存することができます。
エディット方法
キーボードセクション、およびアンサンブルセクション
のどちらも同じ操作です。
1.
エディットするプログラムを選び、
EDITボタンを押し
ます。
ボタンが点灯してディスプレイにパラメーターが表
示されます。
2.
VARIATIONノブで、パラメーターを選択します。
EDIT
Octave
0
EDIT
Tune
0.00 semitones
EDIT
Damper
Off
EDIT
Other Controls
On
3. LEVELノブで値をエディットします。
4.
続けてエディットする場合は手順2
3の操作を繰り返
します。
5.
エディットを終えるときは、EDITボタン、
またはEXIT
ボタンを押します。
EDITボタンが消灯して、ディスプレイにプログラム名
が表示されます。
別のプログラムやフェイバリットを選んだり
イヤーやスプリット・サウンドにするとエディッ
トが自動的に終了します。
102
6. エディットした設定を保存するときは、必ずフェイバ
リットのライト作業を行ってください101ページ
「変更したフェイバリットを保存する」参照)
Note:
保存する前に、別のフェイバリットを選んだり
電源を切切ったりすると、プログラムは元の状
態に戻ります。また、Releaseおよびサウンド
パラメーターは、別のプログラムを選んだとき
にもリセットするので注意してください。
プログラムパラメーター・リスト
パラメーター  値
Octave  -3,-2,-1,0,+1,+2,+3
Tune  -100
...0...+100
(cents)
Release  -100
...0...+100%
サウンド
パラメーター 1  プログラムによる
サウンドパラメーター 2  プログラムによる
サウンドパラメーター 3  プログラムによる
サウンドパラメーター 4  プログラムによる
Reverb
Send  -inf...+6.0dB
Damper  O󰮏,
On
OtherControls  O󰮏,On
Octave
オクターブ単位で音の高さを設定します。設定範囲は±3
オクターブです。
「レイヤーやスプリット・サウンドの設定時に、2つのプロ
グラム間で音程のバランスを調整したいときなどに使用し
ます。
この機能を使用しないときは、値を0に設定します。
Tune
セント単位半音=100セントで音の高さを設定します
設定範囲は±100セントです。
レイヤー設定でプログラム間の音程を微妙にずらして音に
厚みをつけるとき等に使用します。
この機能を使用しないときは、値を0に設定します。
Release
プログラムのリリースタイムを調節します。
ノート・オフから音が消えるまでの時間を設定します。こ
の機能を使用しないときは、
値を
0に設定します。
プログラム固有値からの相対的な値で、0にするとプログラ
ム・パラメーターでの設定値になります。マイナス値では
リリースタイムが短くなり、プラス値では長くなります。
音色パラメーター 1 4
プログラムの音色パラメーターを調節します。
エディットできるパラメーターは、プログラムごとに異な
ります。サウンドの調節に効果的な音色パラメーターが最
大4つ、あらかじめ設定されています。
Reverb Send
プログラムの出力を、リバーブ/ディレイ・セクションへ送
るセンドレベルを調節します。
通常0dBに設定し、リバーブ、ディレイの音量は、リバーブ
/ディレイセクションのDEPTHノブで調節します。
レイヤーやスプリット設定で2つのセクションのプログ
ラムとリバーブやディレイの音量バランスをとる場合に
Reverb
Send値で調節します。
たとえば
ピアノ音にはリバーブを深めにかけベース音
にはリバーブをかけない等の設定が可能です。
また、リバーブ/ディレイ・セクションの入力レベルが大き
すぎて、リバーブやディレイ音が歪む場合があります。こ
の場合もReverb
Se
nd値で下げて、歪まないように調節
します。
Damper
ダンパー効果の有効(On)無効(O󰮏)を設定します。
通常、有効に設定します。スプリットやレイヤー・サウン
ドで2つのセクションのどちらかだけのダンパー機能を
オフにするときに、セクションごとに設定をします。
たとえば、スプリット・サウンドでピアノ音にはダンパー
機能を有効にし、ベース音にはダンパー機能を無効にする
等の設定が可能です。
Other Controls
下記のコントローラーの有効On)無効O󰮏)を設定しま
す。
Note:
各種コントローラーに対して個別に有効、無効を設
定することはできません。
ピッチ
ベンドホイール
モジュレーション
ホイール
FOOT CONTROLLERSのPEDAL端
ダル(ただし、テム(→p.103)でPEDAL端子
機能が、“MasterVolume”の場合は、ここでの設定とは
無関係に常に有効になります。
FOOT CONTROLLERSのSWITCH端子に接続した
スイッチ(ただし、システム設定
(→p.103)でSWITCH
端子の機能が、“Favorite
Up”
または“Favorite
Down”
の場合は、
ここでの設定とは無関係に常に有効になりま
。)
通常、有効に設定します。スプリットやレイヤー・サウン
ドで、どちらかだけのピッチ・ベンドやエクスプレッショ
ン・ペダル機能などをオフにするときにセクションごと
に設定をします。
たとえば、レイヤー・サウンドで、エクスプレッション
ダル機能による音量のコントロールを、ピアノ音とストリ
ングス音のどちらか片方にだけ有効にする等の設定が可能
です。また、スプリットサウンドで、ピアノ音にはピッチ
ベンド機能を無効にし、シンセ・リード音やベース音には
ピッチベンド機能を有効にする等の設定が可能です。
103
リバーブ / ディレイの設定
リバーブまたはディレイエフェクトの設定を行います。
エフェクトの種類を4種類のリバーブタイプ、4種類のディ
レイタイプから選択します。
タイプ 内容
HALL コンサートホールやアンサンブルホールなどの
大きめの部屋の残響音が得られるホールタイプ
のリバーブ。
STAGE ステージなどでのホールタイプよりも小さめの
空間での残響音が得られるリバーブ。
ROOM
小さな部屋での残響音が得られるリバーブ。壁や天
井からの初期反射音を多く含んだサウンドが特徴。
SPRING 一部のギター・アンプやオルガンで使用されるス
プリング方式のリバーブサウンドを再現したリ
バーブ。
DELAY シンプルなステレオディレイ。
CROSS ディレイ音が左右に飛び交うタイプのステレオ
ディレイ。
TAPE アナログテープエコーの名機をモデリング。磁
気テープやモーターの回転によるサウンドの歪み
や揺れなどの音色変化を再現。暖かみのあるエ
コー・サウンド。
MOD DLY ディレイ音に、コーラスエフェクトのような音程
の変化を加えた、うねりやゆらぎのあるディレイ
サウンド。
1. REVERB/DELAYボタンを押します。
ボタンと選択ノブのLEDが点灯しエフェクトがかか
ります。
2.
選択ノブでエフェクトを選びます。
3.
DEPTHノブでエフェクトのかかり具合を調節します。
値はノブの回りのLEDで表示され、リバーブ・タイプ
ではリバーブレベルを、ディレイタイプではディレ
イ・レベルとフィードバック・レベルを同時にコント
ロールします。
4.
TI
ME-TAPボタンを押す間隔でディレイ・タイムやリ
バーブタイムを調節します。
ボタンが現在設定している間隔で点滅します。
Note:
リバーブ・タイムはタップ4回分の間隔が設定
されます。
レイヤーサウンドやスプリットサウンドでは、エフェク
ト量のバランスは、キーボードプログラム、アンサンブル
プログラムのエディットのパラメーター“Reverb
Send”
で調節します。
このセクションの設定はフェイバリットに保存することが
できます。
リバーブまたはディレイエフェクトの設定変更をした後、
すぐに演奏はできますが、そのまま別のフェイバリットを
選んだり、電源を切ると元のフェイバリットの設定に戻り
ます。設定を保存するときは必ずフェイバリットのライ
ト作業を行ってください。101ページの変更したフェイ
バリットを保存する」参照)
システム設定
システム設定の種類
マスター・チューンMIDIコントローラーの機能など
本機全体に関する設定を行います。
マスター・チューン
MIDIチャンネルの設定
MIDIチャンネル
モードの設定
ロワー MIDIチャンネルの設定
ローカル
コントロールの設定
ベロシティ・カーブの設定
コンバート
ポジション
オート
パワー・オフの設定
ディスプレイの明るさ調節
KORGロゴの点灯/消灯
KORGロゴの照明色
フットペダルの機能
フットスイッチの機能
ペダル類のキャリブレーション
工場出荷時状態に戻す
フェイバリット設定のセーブとロード
ここでの設定の変更は変更して数秒後に自動的にラ
イトされ、電源を切っても保存されます。
システム設定手順
以下で説明するシステム設定の手順は、基本的に下記の操
作手順になります。下記とは異なる手順の場合は別途手順
を示しています。
1.
SYSTEMボタンを押してオン(ボタン点滅)
にします。
キーボード・セクションのディスプレイの上段に
“SYSTEM”と表示されます。
2.
キーボード・セクションの
VARIATIONノブでパラ
メーターを選択します。
ディスプレイの中段に各種パラメーターが表示されます。
SYSTEM
Master Tune
0 (440.00 Hz)
SYSTEM
MIDI Channel
1
SYSTEM
Save .FAV File
[Press EDIT]
SYSTEM
Load .FAV File
[Press EDIT]
3. キーボードセクションのLEVELノブで値を設定します。
ディスプレイの下段に値や設定内容が表示されます。
値を変更した時点で、すぐにシステム設定に反映され、
電源を切っても設定は保存されます。
4. 設定が終わったらSYSTEMボタンまたはEXITボタ
ンを押します。
SYSTEMボタンが消灯します。
システム設定パラメーター
マスター・チューン(Master Tune)
本機全体のチューニング(調律)をします。
(半=100セト)±50セ 427.47...
440...452.89Hz)の範囲で設定します。初期設定は“+0”
440Hz(A4の周波数)です。
104
MIDIチャンネルの設定(MIDI Channel)
本機が送受信するMIDIチャンネル(1 16)を設定します。
初期設定では“1”に設定されています。
詳細は「Grandstage
88/73MIDIガイド
PDF)をご覧く
ださい。
MIDIチャンネルモードの設定(MIDI Ch Mode)
本機のMIDIの送受信で使用するMIDIチャンネルのモード
を選択します。
Global Only: MIDI
Channel”
で設定するチャンネルの
みを使用します。レイヤーまたはスプリット設定のとき、
送受信は1つのチャンネルのみです。
U/L Individual (Upper/Lower Individual):キーボー
セクション、アンサンブルセクションのMIDI送受信に、
MIDIChannel”
MIDICh(Lower)”で設定する、それぞ
れのチャンネルを使用します。
初期設定は“GlobalOnly”です。
詳細は「Grandstage
88/73MIDIガイド
PDF)をご覧く
ださい。
ロワー MIDIチャンネルの設定(MIDI Ch (Lower))
MIDI
ChModeの設定が、
U/L
Individual”
のときに有効
です。本機が送受信するロワー(低音側)アンサンブル
クションのMIDIチャンネル(1 16)を設定します。
初期設定では“2”に設定されています。
詳細は「Grandstage
88/73MIDIガイド
PDF)をご覧く
ださい。
MIDIローカルコントロールの設定(Local Control)
本体の鍵盤ホイール等で、本体の音源をコントロールす
Onか、音源はコントロールしないで外部へのMIDI
力のみを行うO󰮏かを設定します。本体だけで演奏する
ときは、通常“On”にします。
初期設定では“On”に設定されています。
詳細は「Grandstage
88/73MIDIガイド
PDF)をご覧く
ださい。
ベロシティ・カーブの設定(Velocity Curve)
ベロシティ(打鍵の強弱による音量や音色が変化する度
合いを設定します。
初期設定は“4(Normal)に設定されています。
Soft
127
Strong
1
1
2
3
8
6
5
4
7
9
内容
1(Heavy)
2 、3
強く弾いたときに効果が得られるカーブです。
4(Normal)
標準的なカーブです。
5、6
あまり強く弾かなくても効果が得られるカーブです。
7
弱打鍵時に一定の効果が得られるカーブです。
8(Light) より一定の効果が得られるカーブです。
9(Wide) 標準カーブ4に比べて、弱く弾いたときのレスポン
スをよりソフトにしたカーブです。
コンバートポジション(Convert Position)
トランスポーズ、ベロシティ・カーブを適用する位置を設
定します。この設定は、MIDI
の送受信データに影響を与え
ます。
Note:
トランスポーズの値はTRANSPOSEボタンの操作
で設定します(→p.99)
Pre-MIDI: 鍵盤からの出力直後のデータにトランスポー
ズ、ベロシティ・カーブをかけます。
Post-MIDI: 音源へ入る直前のデータにトランスポーズ
ベロシティ・カーブをかけます。
この設定は本体の鍵盤で、本体の音源を演奏するときには
影響しません。
初期設定は“Pre-MIDI”に設定されています。
詳細は「Grandstage
88/73MIDIガイド
PDF)をご覧く
ださい。
オートパワー・オフの設定(Auto Power O󰮏)
本機は鍵盤やノブ、ボタンを一定時間操作しないと自動で
電源が切れます。これを「オートパワーオフ」といいます。
設定はDisabled(無効)4
Hours
(4時間)から選びます。
初期設定では操作しない時間が4時間続くと電源が切れ
“4Hours”に設定されています。
ディスプレイの明るさ調節(Brightness)
フロント・パネルの2つセクションにあるディスプレイの
明るさを設定します。範囲は1 10の間で、初期設定は“8”
に設定されています。
大きな値に設定して使用を続けるとディスプレイの
寿命が短くなる場合があります。
KORGロゴの点灯/消灯(KORG Logo Light)
リア・パネルのKORGロゴの明るさを設定します。鍵盤演
奏のノート・オン・ベロシティ値に反応して点灯させる場
合は“On-NoteVel”に設定します。
初期設定は“5”に設定されています。
KORGロゴの照明色(KORG Logo Color)
リアパネルのKORGロゴ点灯時の照明色を設定します。
WhiteRedPink BlueGreen
(緑)Purple(紫)Gold(金)で単色点灯します。
Cycle(循環)を選択すると、時間の経過とともにゆるやかに
照明色が変化します。
初期設定はWhite(白)に設定されています。
フットペダルの機能(Foot - Pedal)
リア・パネルのFOOT
CONTROLLERSのPEDAL端子
ト・
XVP-20、XVP-10、
EXP-
2)でコントロールする機能を設定します。ボリュームやエ
フェクトのコントロールが可能です。
初期設定は“Expression
(CC#11)”
に設定されています。
機能 内容
O󰮏 接続したペダルは機能しない。
Expression
(CC#11)
エクスプレッションをコントロール。キーボード
セクションおよびアンサンブルセクションの出
力段のボリュームをコントロール。MIDIVolume
(CC#7)メッセージ値との掛け算で音量が決まる。
(*1)(*2)
PedalWah
一部のプログラムで例外的な動作。プログラムネー
ムに“PedalWah”を含むプログラムでは、プログラ
ム内のペダルワウエフェクトをコントロールして、
ボリュームのコントロールは行わない。
105
ペダルのキャリブレーション
ダンパー・ペダルのキャリブレーション(Damper Calib.)
DAMPER端子に接続したダンパー・ペダルDS-1H等)
キャリブレーションを行います。ハーフ・ダンパーの可変
範囲の調整します。
Tip:
ここで設定したキャリブレーションは再度設定するま
で記憶されます。
1.
ダンパー・ペダルを本機に接続します。
は98ペFOOTCONTROLLERS」
を参照してください。
2. ダンパー・ペダルから足を離します。
3.
SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで
“Damper Calib.”
を選択します。
ディスプレイ下段に [Press
Pe
dal]”が点滅表示され
ます。
Note:
[PressPedal]”点滅時にキャリブレーション
操作を中断する場合はVARIATIONノブで他
のパラメーターを選択するか、SYSTEMボタン
またはEXITボタンを押して、システム設定を終
了してください。
4.
ダンパー・ペダルを止まるところまで踏み込んでから、
足を離します。
Note:
ダンパー・ペダルが操作されている間、表示は
点滅しません。反応がない場合はDAMPER
端子に正しく接続されていない可能性がありま
す。接続を確認してください。
5. キャリブレーションが完了するとディスプレイ下段に
“Completed”と表示されます。
Note:
キャリブレーションが正しく完了しないとき
は、[PressPedal]が点滅表示されます。再度、
4の操作を行ってください。
6.
他の設定を続けるときは
VARIATIONノブで必要な
パラメーターを選択してください。
フットスイッチのキャリブレーション(Foot Sw Calib.)
SWITCH端子に接続したスイッチ・タイプのフット・ペダ
(別売PS-1、PS-3等)のキャリブレーションを行います。
ペダルの可変範囲の調整を行います。
Tip:
ここで設定したキャリブレーションは再度設定をする
まで記憶されます。
1. スイッチタイプのフットペダルを本機に接続します。
は98ペFOOTCONTROLLERS」
を参照してください。
2. フットペダルから足を離します。
3. SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで“Foot
Sw Calib.”を選択します。
ディスプレイ下段に [PressPedal]”が点滅表示され
ます。
Note:
[PressPedal]”点滅時にキャリブレーション
操作を中断する場合はVARIATIONノブで他
のパラメーターを選択するか、SYSTEMボタン
またはEXITボタンを押して、システム設定を終
了してください。
Volume
(CC#7)
ボリュームをコントロール。
キーボードセクションおよびアンサンブルセク
ションの出力段のボリュームをコントロール。(*1)
Master
Volume
マスター・ボリュームをコントロール。
音源出力の最終段の音量をコントロール。同時にユニ
バーサルエクスクルーシブメッセージのマスター
ボリュームメッセージを送信し、リバーブ/ディレ
セクションおよびイコライザーの出力を含む、
ての出力の音量をコントロール。(*3)
M.Wheel
(CC#1)
ペダル操作で本体モジュレーションホイールの効
果をコントロール。
MIDI
CC#0...
#95
設定したMIDIコントロールチェンジメッセージ
を出力する。本機がコントロールに対応する設定と
なっている場合、この効果がかかる。
MIDI
CC#102...
#119
設定したMIDIコントロール
チェンジメッセージ
を出力する。本機がコントロールに対応する設定と
なっている場合、この効果がかかる。
*1リバーブ/ディレイ・セクションおよびイコライザー入
力前段の音量をコントロールします。
*2CX-3タイプのオルガンプログラムでは、ロータリー・
スピーカー入力前段の音量をコントロールします。ド
ローバー方式のオルガンのエクスプレッションペダル
の効果を再現します。また、VOXオルガン、
エレクトリッ
オルガン
プログラムでも、同様にオルガンのエクス
プレッションペダルの効果を再現します。
*3MASTER
VOLUMEノ
でAUDIO
OUTPUTか
出力レベルを調節します。
フットスイッチの機能(Foot - Switch)
リア・ネルのFOOT
CONTROLLERS-SWITCH端子
に接続したフット
ペダル(別売PS-1、PS-3)でコントロー
ルする機能を設定します。フェイバリットの切り替え
ウンドやエフェクトのコントロールが可能です。
初期設定は“SW2
(CC#81)”
に設定されています。
機能 内容
O󰮏 接続したペダルは機能しない。
SW1
(CC#80)
フットスイッチ操作で本体SW1ボタンの効果をコ
ントロール。
SW2
(CC#81)
フットスイッチ操作で本体SW2ボタンの効果をコ
ントロール。
Soft
(CC#67)
ソフト
ペダル効果のオン、オフをコントロール。
Favorite
Up
フット
スイッチ操作で、次のナンバーのフェイバ
リットを選択。また、同時にプログラムチェンジ
メッセージを送信。
Favorite
Down
フットスイッチ操作で、前のナンバーのフェイバ
リットを選択。また、同時にプログラムチェンジ
メッセージを送信。
MIDI
CC#0...
#95
設定したMIDIコントロールチェンジメッセージ
を出力。本機がコントロールに対応する設定となっ
ている場合、この効果がかかる。
MIDI
CC#102...
#119
設定したMIDIコントロールチェンジメッセージ
を出力。本機がコントロールに対応する設定となっ
ている場合、この効果がかかる。
106
4. フット・ペダルを止まるところまで踏み込んでから、
足を離します。
Note:
フット・ペダルが操作されている間、表示は点
滅しません。反応がない場合はSWITCH端子
に正しく接続されていない可能性があります
接続を確認してください。
5. キャリブレーションが完了するとディスプレイ下段に
“Completed”と表示されます。
Note:
キャリブレーションが正しく完了しないとき
は、[Press
Pedal]
が点滅表示されます。再度、
4の操作を行ってください。
6.
他の設定を続けるときは
VARIATIONノブで必要な
パラメーターを選択してください。
ペダルのキャリブレーション(Pedal Calib.)
PEDAL端子に接続したエクスプレッションペダルタイ
プのフット・ペダル(別売
XVP-20、
XVP-10、EXP-2等)
キャリブレーションを行います。ペダルの可変範囲の調整
を行います。
Tip:
ここで設定したキャリブレーションは再度設定をする
まで記憶されます。
1.
エクスプレッション
ペダルを本機に接続します。
は98ペFOOTCONTROLLERS」
を参照してください。
2. エクスプレッションペダルを手前に戻しきります。
3.
SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで
“Pedal Calib.”
を選択します。
ディスプレイ下段に [PressPedal]”が点滅表示され
ます。
Note:
[PressPedal]”点滅時にキャリブレーション
操作を中断する場合はVARIATIONノブで他
のパラメーターを選択するか、SYSTEMボタン
またはEXITボタンを押して、システム設定を終
了してください。
4. エクスプレッション・ペダルを止まるところまで踏み
込んでから、手前に戻しきります。
Note:
エクスプレッション・ペダルが操作されている
表示は点滅しません。反応がない場合は
PEDAL端子に正しく接続されていない可能性
があります。接続を確認してください。
5.
キャリブレーションが完了するとディスプレイ下段に
“Completed”と表示されます。
Note:
キャリブレーションが正しく完了しないとき
は、[Press
Pedal]
が点滅表示されます。再度、
4の操作を行ってください。
6.
他の設定を続けるときは
VARIATIONノブで必要な
パラメーターを選択してください。
データのリセット、セーブ、ロード
工場出荷時の状態に戻す(Factory Reset)
本機の設定を、工場出荷時の状態に戻します。
この操作では、フェイバリットデータ、およびシステ
ム設定データをリセット初期化)します。そのため
エディットしたり新規作成したフェイバリット・デー
タは上書きされて消えてしまいます。フェイバリット
データを残しておきたい場合は、USBストレージ・デ
バイス(市販にセーブしておいてください。また、
ステム設定はキャリブレーション・データを含めす
べてリセットされます。再度、設定やキャリブレーショ
ンを行ってください。
リセット中は本機の電源を切ったり、鍵盤を弾いたり、
ボタンノブコントローラーなどを動かさないでく
ださい。リセットが失敗して本製品が使用できなくな
る可能性があります。
1.
SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで
“Factory Reset”
を選択します。
ディスプレイ下段に[PressEDIT]”が点滅表示され
ます。
Note:
[PressEDIT]”点滅時に工場出荷状態に戻す
操作を中断する場合はVARIATIONノブで他
のパラメーターを選択するか、SYSTEMボタン
またはEXITボタンを押して、システム設定を終
了してください。
2.
EDITボタンを押します。
実行するかどうかの再確認に
ディスプレイ下段の
“OK?[Press
EDIT]”
が点滅表示になります。
3.
実行するときは、再度EDITボタンを押します。
4.
リセッ
トが完了するとディスプレイ下段に
“Completed”と表示されます。
5.
SY
STEMボタンまたはEXITボタンを押して、システ
ム設定を終了します。
フェイバリットデータのセーブ(Save .FAV File)
エディット、ライト作業により本体に保存した64個のフェ
イバリットをUSB
A端子に接続した外部U
SB記憶メ
ディアにファイルとしてセーブ(保存)します。
例えば、自宅スタジオで作成したフェイバリットをUSBフ
ラッシュ・メモリー等にセーブしておくとスタジオやス
テージで使用する際にはUSBフラッシュ・メモリーから本
機にロードするだけで、自宅スタジオでのフェイバリット
サウンドが再現できます。またライブ演奏やプロジェク
トごとに異なるフェイバリットを
.F
AVファイルとして管
理することでそのときに必要なフェイバリットのセッ
ト”を瞬時に準備することができます。
1.
USBストレージ・デバイスを本機のUSB A
端子に接
続します。
Note:
本機のUSBA端子はホット・プラグ(電源を入
れた状態でUSBメディア/ケーブルを抜き差し
して使用できること)に対応しています。
2. SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで“Save
.FAV File”を選択します。
ディスプレイ下段に[PressEDIT]”が点滅表示され
ます。
107
Note:
[PressEDIT]”点滅時にセーブ操作を中断す
は、VARIATIONノム・
パラメーターを選択するか、SYSTEMボタンま
たはEXITボタンを押して、システム設定を終了
してください。
3.
セーブ操作を続けるときは、EDITボタンを押します。
Note:
USBA端子にUSBストレージ・デバイスが接
続されていない場合はディスプレイ下段に
No
validmedia”
れ、
中止します。この場合はUSBストレージ・デ
て、度、VARIATIONノ
Save
.FAVFile”
選び直して、3の操作を
います。
4.
ディスプレイ中段に
Set File Name”および Save
[Hold EDIT]”が交互に表示され、ディスプレイ下段に
ファイル名が表示されます。
5.
VA
RIATIONノブを回して変更する文字を選択して
(選択文字が点滅)点滅中の文字をLEVELノブで文字
を変更します。
初期値では GS0000”と表示され、左端の G”が点滅
します。ファイル名は最大6文字になります。
Note:
ファイル名の変更操作を中断するときはEXITボ
タンを押すと“[PressEDIT]”表示に戻ります。
6. ファイル名を設定したらEDITボタンを1秒間程度、
長押ししてセーブを実行します。
7. セーブを実行するかどうかの再確認に、ディスプレイ
下段の“OK?[Press EDIT]”が点滅表示になります。
Note:
操作を中断するときはEXITボタンを押します。
3つ前の状態の表示に戻ります。
8.
EDITボタンを短く押すとセーブが開始します。
9.
セーブが完了するとディスプレイの下段に
“Completed”と表示されます。
Note:
セーブ先のUSBストレージ・メディアに
同じ名前のファイルが存在していた場合
FileOverwrite”
表示されます。ファイルを上書きセーブす
る場合はEDITボタンを押してください
上書きセーブしない場合はEXITボタンを押
してください。Set
FileName”表示に戻るの
ファイル名を変更してから再度6.の操作で
セーブを行ってください。
10.
SY
STEMボタンまたはEXITボタンを押して、システ
ム設定を終了します。
使用できるメディア
MS-DOSFAT16、FAT32フォーマットのフラッシュ・メ
ディア、ディスクなどのUSBストレージ・デバイスに対応
します。
認識できる容量
FAT32:
2TB
(2,000GB)まで
FAT16:
4GBまで
本機でメディアにセーブをしたときに、
メディアのルート
に、のKORG/Grandstageと
ディレクトリが自動的に作成されます。Save
.FAVFileを
実行すると
このディレクトリに拡張子が.FAVのファイル
が保存されます。
がMS-DOS
FAT16、FAT32で
い場合、No
validmedia”
表示します。コンピュ
ターでフォーマットを実行してください。またメディア
の残量が少なくてセーブが実行できない場合No
fr
ee
sp
aceと表示します。コンピューターで不必要なファイ
ルを消去して容量を確保してください。または十分な空
き容量があるメディアに交換してください。
.FAVファイルをロードするときは、KORG/Grandstage
ディレクトリにある.FAVファイルのみが表示され選
択ロードが可能です。コンピューター等でディレクト
リやファイルの階層や名前を変更すると本機でロード
できなくなります。
本機で認識するファイル名の拡張子は、.FAVです。コ
ンピューター等で拡張子を変更した場合本機はこれ
を未定義のファイルとみなし本機でロードできなく
なります。また、本機でセーブしたファイル名の文字
数は6文字です。コンピューター等でファイル名の文
字数を増やした場合本機でファイル名が全て表示で
きなくなる場合があります。
フェイバリットデータのロード(Load .FAV File)
フェイバリット・データのセーブでUSBストレージ・デバ
イスに保存した64個のフェイバリットを、本体にロードし
ます。
この操作ではフェイバリット・データをロードしま
。そのため、工場出荷時やエディットして保存した
これらのフェイバリットは上書きされて消えてしまい
ます。フェイバリット・データを残しておきたい場合
は、USBストレージ・デバイス(市販)にセーブしてお
いてください。
1. フェイバリットのセットを保存したUSBストレージ・
デバイスを、本機のUSB A端子に接続します。
Note:
本機のUSBA端子はホット・プラグ(電源を入
れた状態でUSBメディア/ケーブルを抜き差し
して使用できること)に対応しています。
2. SYSTEMボタンを押して、VARIATIONノブで“Load
.FAV File”を選択します。
ディスプレイ下段に[PressEDIT]”が点滅表示され
ます。
Note:
[PressEDIT]”が点滅時にロード操作を中断
る場は、VARIATIONノで他のSYSTEM
パラメーターを選択するか、SYSTEMボタンま
たはEXITボタンを押して、システム設定を終了
してください。
108
3. ロード操作を続けるときは、EDITボタンを押します。
Note:
USBA端子にUSBストレージ・デバイスが接
続されていない場合や本機でSave
.F
AV
Fi
leを実行したときに作成されるKORG/
Grandstageディレクトリ、またはディレクト
リの中に拡張子が.FAVのファイルがない場合
は、ディスプレイ下段に“No
validmedia”
また
No
File/Path”
をが表示され、ロード操作を
中止します。セーブした.FAVファイルを含む
USBストレージ・デバイスを接続して再度
VARIATIONノブでLoad
.FAVFile”
を選び直
して、手順3を行います。
4.
ディスプレイの下段にロードするファイル名が表示さ
れます。複数のファイルがある場合は
LEVELノブを
回してロードするファイル名を選択します。
5.
ED
ITボタンを1秒間程度長押ししてロードを実行し
ます。
ロードを実行するかどうかの再確認にディスプレイ
下段の“OK?[Press
EDIT]”
が点滅表示になります。
Note:
操作を中断するときはEXITボタンを押します。
1つ前の“Select
File”
表示に戻ります。
6.
EDITボタンを短く押すとロードが開始します。
ロード
が完了するとディスプレイの下段に
“Completed”と表示されます。
7. SYSTEMボタンまたはEXITボタンを押してシステ
ム設定を終了します。
付録
故障とお思いになる前に
動作がおかしいと思ったときは、以下の項目を確認してく
ださい。
電源が入らない
□ 電源コードがコンセントに接続されていますか?
□ 電源ボタンを押しましたか?
電源が切れない
□ 電源ボタンを長く押しましたか?
電源が切れてしまう
□ オートパワー・オフ機能が有効になっていませんか?
鍵盤を弾いても音が出ない
□ パワード・モニター・スピーカーやヘッドホンは正しく接続
されていますか?
□ 接続しているパワード・モニター・スピーカーなどの電源が
入り、ボリュームが上がっていますか?
□ MASTER
VOLUMEノブが左に回しきられていませんか?
□
ローカルコントロールの設定が“On”
になっていますか?
□
各セクションのLEVELノブが左に回しきられていませんか?
□ FOOT
CONTROLLERS- PEDAL端子
に接続したペダルで
のボリュームが下がっていませんか?
弾いた音に一部の音が出ない場合、最大同時発音数を超えて
いませんか?
音が止まらない
□ ダンパー・ペダルが正しい設定になっていますか? キャリ
ブレーションを行い、ペダルの極性やハーフダンパーの可変
範囲の調整を行ってください。
音が二重に発音する
外部MIDI機器やDAW等を使用中の場合、ローカル・コントロー
ル設定が
O󰮏”になっていますか?
音が歪む
□ 接続したミキサー、パワードモニター・スピーカー等で過入
力になっていませんか?
本機のMASTERVOLUMEノブで出力レベルや、ミキサー
の入力ゲインやレベルを調節してください。
鍵盤で和音演奏ができない
□ プログラムによっては、モノフォニックシンセサイザー音色
など、和音演奏できないものがあります。故障ではありません。
発音のピッチがずれる
□ トランスポーズ機能が正しく設定されていますか?
□ Master
Tune”
のOctaveや
Tuneのエディット・パラメーターが正しく設定されています
か?
パネルのノブやボタンが反応しない
□ パネル・ロックがオンEXITPANELLOCK)ボタンが点滅)
になっていませんか?
イコライザー、ダイナミックスやリバーブ / ディレイが効
かない、コントロールできない
□ パネル・ロックがオンEXITPANELLOCK)ボタンが点滅)
になっていませんか?
□
DYNAMICS、EQUALIZER、REVERB/DELAYボが、
オフ(消灯)になっていませんか?
109
ノイズが発生する
プログラムが使用しているエフェクトにはAnalog
Re
cord”のようにノイズ効果を持つエフェクトがあります。
またレゾナンス付きフィルターでは発振させることができ
ます。これらは故障ではありません。
□ DYNAMICSノブ、EQUALIZERスライダー、LEVELノブな
どで音量を上げた場合に、デジタル信号処理で過大レベルに
なり、歪み音やノイズ音が発生する場合があります。これは
故障ではありません。
各セクションで音量を下げて調節してください。
□ リバーブ/ディレイ
セクションをオンにしたときに、過入力
による歪み音やノイズ音が発生する場合があります。これは
故障ではありません。
キーボードおよびアンサンブルセクションのLEVELノブ、
Reverb
Sendのエディット
パラメーターの値を下げて調節
してください。
□ TIME
-TAPボタンなどで、ディレイ・エフェクトのタイムを
変更したときにノイズ音が発生する場合があります
。これは
ディレイタイムが急激に変化し、不連続になるためのノイズ
で故障ではありません。
電源環境等によっては、グランドのループ等によるノイズが
発生する場合があります。リア・パネルのLIFT-GNDスイッ
チを、LIFT側にすることでノイズが解消されることがありま
す。
キーボード・セクションやアンサンブル・セクションのノ
ブやボタンが効かない、コントロールできない
□ パネル・ロックがオンEXITPANELLOCK)ボタンが点滅)
になっていませんか?
□ KEYBOARDSボやENSEMBLEボ(消灯)
なっていませんか?
プログラムを変更、エディットしたフェイバリットがない
□ フェイバリットを保存する前にフェイバリットを切り替えた
り、電源を切りませんでしたか?
FOOT CONTROLLERS 各端子に接続したダンパー・
ペダル、エクスプレッション・ペダル、フット・スイッチ
の反応がおかしい
正しい設定で接続されていますか?ペダルのキャリブレー
ションを行ってください。
外部 MIDI 機器との MIDI 送受信が正しく応答しない
□ MIDIケーブルは正しく接続されていますか?
□ USB-MIDI接続の場合、USBケーブルがUSB
B端子
に正しく
接続されていますか?
□ 外部MIDI機器と同じチャンネルで、MIDIデータを送受信して
いますか?
□ 本機が対応しているMIDIメッセージを送受信しようとしてい
ますか?
MIDI プログラム・チェンジ・メッセージに反応しない
□ 本機ではフェイバリットの選択がMIDIプログラム・チェン
ジ・メッセージに対応しています。キーボード・セクション、
アンサンブル・セクションの音色プログラムの選択はMIDI
プログラムチェンジメッセージには反応しません。
DYNAMICS ノブが MIDI 入力に反応しない
Dynamics機能は本体鍵盤演奏に対してのみ有効です
MIDIINには効果はありません。
エラー・メッセージ
No valid media
10
7ページの使用できるメディア106ページの
「フト・ Save
.FAVFile)
107ページのフェイバリット・データのロードLoad
.FAVFile)
参照
No File/Path
10
6ページの「フェイバリット・データのセーブSave
.FAVFile)
参照
No free space
107ページの
「使用できるメディア」参照
Save Error
SaveFAVFile」
実行時、メディアへの書き込み中にエ
ラーが発生しました。セーブ中にメディアを抜いてしまっ
たときにメディアが不正な状態になり、書き込みができな
くなる場合があります。コンピューターでメディアの必
要なデータをバックアップをとり、フォーマットし直すな
どの修復を行ってください。
Write Protected
→データの書き込み先のメディアにライト・プロテクトが
かかっています。メディアのライト・プロテクトを解除し
て、再度コマンドを実行してください。
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Korg Grandstage 取扱説明書

カテゴリー
補助楽器
タイプ
取扱説明書