Roland OCTAPAD SPD-30 Version 2 取扱説明書

  • こんにちは!ローランドOCTAPAD SPD-30のユーザーマニュアルを読み込みました。このマニュアルには、30種類のエフェクト、音符設定、つまみ操作などSPD-30の機能が詳細に説明されています。ご不明な点や知りたい情報があれば、お気軽にご質問ください。
  • ディレイ・タイムを音符で設定した場合、テンポを遅くするとどうなるのですか?
    エフェクトのパラメーターをどのようにコントロールできますか?
    BPM Syncとは何ですか?
1
SPD-30 には 30 種類のエフェクト(FX)があります。
番号 エフェクト名
00 THRU
01 SUPER FILTER
02 STEP FILTER
03 FILTER+DRIVE
04 AUTO WAH
05 COMPRESSOR
06 LO-FI COMPRESS
07 DISTORTION
08 OVERDRIVE
09 EQUALIZER
10 ISOLATOR
11 SLICER
12 RING MODULATOR
13 STEP RINGMOD
14 PITCH SHIFT
15 STEREO DELAY
16 3TAP PAN DELAY
17 REVERSE DELAY
18 TAPE ECHO
19 CHORUS
20 HEXA-CHORUS
21 SPACE-D
22 PHASER
23 STEP PHASER
24 INFINITE PHASER
25 FLANGER
26 STEP FLANGER
27 AUTO PAN
28 ROTARY
29 REVERB
30 LONG REVERB
音符について
エフェクトのパラメーターの中には、音符が設定でき
るものがあります(Rate Delay Time といったパ
ラメーターが該当します)
それぞれのパラメータに関連する BPM Sync ON
のときに音符で設定でき、Kit Phrase で設定した
テンポに同期して効果がかかります。
音符:
また、BPM Sync OFF のときには、数値で設定で
きます。
ディレイ・タイムの値を音符に設定した場合、テン
ポを遅くするとディレイ・タイムが一定の長さ以上
変わらなくなります。ディレイ・タイムには上限値
があり、タイム値を音符に設定してテンポを遅くす
ると、この上限を越えてしまい、それ以上の値には
ならなくなるためです。それぞれの上限の時間は、
音符以外の数値で設定できる最大値です。
つまみについて
FX-EDIT 画面で、以下のアイコンが表示されている
パラメータは、FX CONTROL 画面でつまみを使って
FX のパラメータをコントロールできます。コントロー
ルできるパラメータはそれぞれの FX に最適なものが
設定されています。
●○○ つまみ1
○●○ つまみ2
○○● つまみ3
OCTAPAD SPD-30 エフェクト一覧
©2010 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
1PS
2
00:THRU
エフェクトの効果はかかりません。
01:SUPER FILTER
非常に急峻な傾き(減衰特性)を持つフィルターです。カットオフ周波数を周期的に変化させることもできます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Filter Type LPF、BPF、HPF、
NOTCH
フィルターの種類
各フィルターを通過する周波数
LPF:Cutoff 以下の周波数
BPF:Cutoff 付近の周波数
HPF:Cutoff 以上の周波数
NOTCH:Cutoff 付近以外の周波数
Slope -12dB、-24dB、-36dB フィルターの傾き(減衰特性、1 オクターブあたりの減衰量)
-12dB:緩やか
-24dB:急峻
-36dB:非常に急峻
[つまみ 3] Cutoff 0 127 フィルターのカットオフ周波数
値を大きくするほど高い周波数になります。
[つまみ 2] Resonance 0 127 フィルターの共振レベル
値を大きくするほどカットオフ周波数付近が強調されます。
Modulation Sw OFF、ON 周期的な変化のオン/オフ
Modulation Wave TRI、 SQR、SIN、
SAW1、SAW2
カットオフ周波数の変化のしかた
TRI:三角波
SQR:矩形波
SIN:正弦波
SAW1:のこぎり波(上昇)
SAW2:のこぎり波(下降)
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
Rate 0 127、音符 揺れの周期
[つまみ 1] Depth 0 127 揺れの深さ
Level 0 127 出力音量
SAW1 SAW2
3
02:STEP FILTER
カットオフ周波数を段階的に変化させるフィルターです。変化のパターンを任意に設定することができます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 3] Cutoff Modify -64 +63 全ステップの値を増減する
Cutoff Step 1-8 0 127 各ステップにおけるカットオフ周波数
値を大きくするほど高い周波数になります。
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:周期(Rate)を数値で指定
ON:周期(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 8 ステップのシーケンスを繰り返す周期
Attack 0 127 カットオフ周波数がステップ間で変化する速さ
Filter Type LPF、BPF、HPF、
NOTCH
フィルターの種類
各フィルターを通過する周波数
LPF:Cutoff 以下の周波数
BPF:Cutoff 付近の周波数
HPF:Cutoff 以上の周波数
NOTCH:Cutoff 付近以外の周波数
Slope -12dB、-24dB、-36dB フィルターの傾き(減衰特性、1 オクターブあたりの減衰量)
-12dB:緩やか
-24dB:急峻
-36dB:非常に急峻
[つまみ 2] Resonance 0 127 フィルターの共振レベル
値を大きくするほどカットオフ周波数付近が強調されます。
Level 0 127 出力音量
03:FILTER+DRIVE
オーバードライブ付きのロー・パス・フィルターです。高音域をカットし、歪みを加えます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 3] Cutoff 0 127 フィルターのカットオフ周波数
値を大きくするほど高い周波数になります。
[つまみ 2] Resonance 0 127 フィルターの共振レベル
値を大きくするほどカットオフ周波数付近が強調されます。
[つまみ 1] Drive 0 127 歪み具合
4
04:AUTO WAH
フィルターを周期的に動かすことで、ワウ効果(音色が周期的に変化する効果)を得るエフェクターです。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Filter Type LPF、BPF フィルターの種類
LPF:広い周波数範囲でワウ効果が得られます。
BPF:狭い周波数範囲でワウ効果が得られます。
[つまみ 3] Manual 0 127 ワウ効果を与える基準周波数
[つまみ 1] Peak 0 127 ワウ効果のかかる周波数帯の幅
値を大きくするほど周波数帯の幅が狭くなります。
[つまみ 2] Sensitivity 0 127 フィルターを変化させる感度
Polarity UP、DOWN フィルターの動く方向
UP:高い周波数方向
DOWN:低い周波数方向
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
Rate 0 127、音符 揺れの周期
Depth 0 127 ワウ効果の揺れの深さ
Phase 0 180deg 左右の音でワウ効果の揺れをずらすときの割合
Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
Level 0 127 出力音量
05:COMPRESSOR
大きなレベルの音を抑え、小さなレベルの音を持ち上げることで、全体の音量のバラツキを抑えます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 1] Threshold -48 0dB 圧縮を始める音量レベル
Make Up 0 24dB 出力する音のレベル
Ratio 2:1、3:1、4:1、8:1、
100:1
圧縮比
[つまみ 2] Attack 0 100 Threshold を超える入力があったときに、音量を圧縮するまで
の時間
[つまみ 3] Release 0 99 入力が Threshold より小さくなったときに、圧縮がかかってい
る状態から圧縮をやめるまでの時間
Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
5
06:LO-FI COMPRESS
音質を荒くします。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Pre Filter Type 1 3 LoFi を通る前のフィルターの種類
Lo-Fi Type 1 9 音質を粗くします。値が大きいほど音質が粗くなります。
Post Filter Type OFF、LPF、HPF LoFi を通った後のフィルターの種類
OFF:フィルター未使用
LPF:高域をカット
HPF:低域をカット
Post Filter Cutoff 200 8000Hz Post Filter の基準周波数
Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
[つまみ 1] Level 0 127 出力音量
07:DISTORTION
音を激しく歪ませます。フィルターを使って歪み音の音質を調節できます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Pre HPF BYPASS、
16 1000Hz
入力音の低域成分をカットするフィルターの基準周波数
(BYPASS:カットしない)
[つまみ 1] Drive 0 127 歪み具合
Tone Sw OFF、ON Tone のオン/オフ
Tone 0 127 歪み音の音質
[つまみ 2] Distortion Level 0 127 歪み音の音量
[つまみ 3] Dry Level 0 127 原音の音量
6
08:OVERDRIVE
音をマイルドに歪ませます。フィルターを使って歪み音の音質を調節できます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Pre HPF BYPASS、
16 1000Hz
入力音の低域成分をカットするフィルターの基準周波数
(BYPASS:カットしない)
[つまみ 1] Drive 0 127 歪み具合
Tone 0 127 歪み音の音質
[つまみ 2] Overdrive Level 0 127 歪み音の音量
[つまみ 3] Dry Level 0 127 原音の音量
09:EQUALIZER
低域、中域 ×2、高域の音質を調節します。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Low Freq 200、400Hz 低域の基準周波数
[つまみ 1] Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
Mid1 Freq 200 8000Hz 中域 1 の基準周波数
Mid1 Gain -15 +15dB 中域 1 の増幅/減衰量
Mid1 Q 0.5、1.0、2.0、4.0、8.0 中域 1 の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
Mid2 Freq 200 8000Hz 中域 2 の基準周波数
Mid2 Gain -15 +15dB 中域 2 の増幅/減衰量
Mid2 Q 0.5、1.0、2.0、4.0、8.0 中域 2 の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
High Freq 2000、4000、
8000Hz
高域の基準周波数
[つまみ 2] High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
[つまみ 3] Level 0 127 出力音量
7
10:ISOLATOR
音量をカットする度合いが非常に大きなイコライザーで、各音域の音量をカットすることにより特殊な効果が得られ
ます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 1] Boost/Cut Low -64 +63 低域の増幅/減衰量
-64 でその帯域は聴こえなくなります。0 で入力音と同じレベ
ルです。
[つまみ 2] Boost/Cut Mid -64 +63 中域の増幅/減衰量
-64 でその帯域は聴こえなくなります。0 で入力音と同じレベ
ルです。
[つまみ 3] Boost/Cut High -64 +63 高域の増幅/減衰量
-64 でその帯域は聴こえなくなります。0 で入力音と同じレベ
ルです。
Mode BOOST NORMAL、
BOOST HIGH
増幅量の最大値
NORMAL:+4dB
HIGH:+12dB
8
11:SLICER
音を連続的にカットすることで、音にバッキング・フレーズを刻んでいるような効果を作り出します。特に持続音に
かけると効果的です。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 3] Level Modify 0 127 全ステップの値を増やす
Level Step 1-8 0 127 各ステップにおける音のレベル
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:周期(Rate)を数値で指定
ON:周期(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 8 ステップのシーケンスを繰り返す周期
[つまみ 2] Attack 0 127 音のレベルがステップ間で変化する速さ
Input Sync Sw OFF、ON 入力音の発生に応じてステップのシーケンスを先頭から再開す
る(ON)かしないか(OFF)を選択
Input Sync
Threshold
0 127 入力音の発生を検出する音量
Mode LEGATO、SLASH 次の Step に移行するときの音量変化のしかた
LEGATO:ある Step のレベルから次の Step のレベルへ、音
量がそのまま変化します。次の Step のレベルが前の Step
レベルと同じである場合は、音量変化は起きません。
SLASH:次の Step のレベルへ移行する前に、いったんレベル
0 になります。次の Step のレベルが前の Step のレベルと
同じである場合であっても、この変化は起きます。
Shufe 0 127 偶数番目の Step(Step 2、Step 4...)のレベルへの音量変化
のタイミング
値が大きいほど移行のタイミングが遅くなります。
Level 0 127 出力音量
9
12:RING MODULATOR
入力信号に振幅変調(AM 変調)をかけることによりベルのような音を出すことができます。入力音の音量により、
変調周波数を変化させることもできます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Mode RING MOD、ENV OSC RING MOD:入力信号に AM 変調をかけます。
ENV OSC:入力信号に応じたオシレータを出力します。
[つまみ 1] Frequency 0 127 変調をかける周波数
[つまみ 2] Sensitivity 0 127 周波数の変調のかかり具合
Polarity UP、DOWN 周波数の変調を動かす方向
UP:高い周波数方向
DOWN:低い周波数方向
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
[つまみ 3] Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
13:STEP RINGMOD
変調をかける周波数を 8 ステップのシーケンスに従って変化させるリング・モジュレーターです。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 3] Freq Modify -64 63 全ステップの値を増減する
Freq Step 1-8 0 127 各ステップにおけるリング変調の周波数
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:周期(Rate)を数値で指定
ON:周期(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 8 ステップのシーケンスを繰り返す周期
Mode RING MOD、ENV OSC RING MOD:入力信号に AM 変調をかけます。
ENV OSC:入力信号に応じたオシレータを出力します。
[つまみ 2] Attack 0 127 変調の周波数がステップ間で変化する速さ
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
10
14:PITCH SHIFT
原音のピッチをずらします。ピッチをずらした 2 つの音を原音に重ねて鳴らすことができます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
[つまみ 1] Pitch 1
[semitone]
-24 +12 semi ピッチ・シフト 1 のピッチ・シフト量(半音単位)
[つまみ 2] Pitch 2
[semitone]
-24 +12 semi ピッチ・シフト 2 のピッチ・シフト量(半音単位)
Pitch Delay BPM
Sync
OFF、ON OFF:遅延時間(Pitch Delay Time)を数値で指定
ON:遅延時間(Pitch Delay Time)を音符で指定
Pitch Delay Time 0 1300msec、音符 原音が鳴ってからピッチ・シフトの音が鳴るまでの遅延時間
[つまみ 3] Pitch Feedback -98 +98% ピッチ・シフト音を入力に戻す割合(マイナス:逆相)
Pitch 1 Pan L64 63R ピッチ・シフト 1 の音の定位
Pitch 2 Pan L64 63R ピッチ・シフト 2 の音の定位
Pitch 1 Level 0 127 ピッチ・シフト 1 の音量
Pitch 2 Level 0 127 ピッチ・シフト 2 の音量
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
11
15:STEREO DELAY
ステレオ仕様のディレイです。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Left BPM Sync OFF、ON OFF:遅延時間(Left Time)を数値で指定
ON:遅延時間(Left Time)を音符で指定
Left Time 0 1300msec、音符 原音が鳴ってから左のディレイ音が鳴るまでの遅延時間
Right BPM Sync OFF、ON OFF:遅延時間(Right Time)を数値で指定
ON:遅延時間(Right Time)を音符で指定
Right Time 0 1300msec、音符 原音が鳴ってから右のディレイ音が鳴るまでの遅延時間
Phase Left NORMAL、INVERSE 左のディレイ音の位相
NORMAL:非反転
INVERSE:反転
Phase Right NORMAL、INVERSE 右のディレイ音の位相
NORMAL:非反転
INVERSE:反転
Feedback Mode NORMAL、CROSS ディレイ音を戻す入力先
[つまみ 1] Feedback -98 +98% ディレイ音を入力に戻す割合(マイナス:逆相)
HF Damp 200 8000Hz、
BYPASS
入力に戻すディレイ音の高域成分をカットする基準周波数
(BYPASS:カットしない)
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
[つまみ 2] Level 0 127 出力音量
12
16:3TAP PAN DELAY
中央、左、右の 3 方向にディレイ音が鳴らせます。
つまみ パラメーター 設定値 説明
Delay BPM Sync OFF、ON OFF:遅延時間(Left/Center/Right Time)を数値で指定
ON:遅延時間(Left/Center/Right Time)を音符で指定
Left/Center/
Right Time
0 1300msec、音符 原音が鳴ってから左/中央/右のディレイ音が鳴るまでの遅延
時間
Center Feedback -98 +98% ディレイ音を入力に戻す割合(マイナス:逆相)
HF Damp 200 8000Hz、
BYPASS
入力に戻すディレイ音の高域成分をカットする基準周波数
(BYPASS:カットしない)
[つまみ
1 2 3]
Left/Center/
Right Level
0 127 左/中央/右のディレイ音の音量
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Level 0 127 出力音量
17:REVERSE DELAY
入力された音のリバース音をディレイ音として付加するリバースディレイです。リバースディレイの直後にはコー
ラスが接続されています。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Threshold 0 127 リバース・ディレイがかかり始める音量
Reverse Delay
BPM Sync
OFF、ON OFF:遅延時間(Reverse Delay Time)を数値で指定
ON:遅延時間(Reverse Delay Time)を音符で指定
Reverse Delay
Time
0 1300msec、音符 リバース・ディレイに音が入力されてからディレイ音が鳴るま
での遅延時間
[つまみ 1] Feedback -98 +98% ディレイ音をリバース・ディレイの入力に戻す割合
(マイナス:逆相)
HF Damp 200 8000Hz、
BYPASS
リバース・ディレイ音の高域成分をカットする基準周波数
(BYPASS:カットしない)
[つまみ 2] Reverse Delay
Level
0 127 リバース・ディレイ音の音量
[つまみ 3] Chorus Level 0 127 リバース・ディレイ・コーラス音の音量
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Level 0 127 出力音量
13
18:TAPE ECHO
往年のテープ式エコーの効果です。
つまみ パラメータ 設定値 説明
[つまみ 1] Rate 0 127 テープ・スピード
[つまみ 2] Intensity 0 127 エコー音の繰り返し量
[つまみ 3] Level 0 127 エコー音の音量
19:CHORUS
ステレオ仕様のコーラスです。フィルターを使ってコーラス音の音質を調節できます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Filter Type OFF、LPF、HPF フィルターの種類
OFF:フィルター未使用
LPF:高域をカット
HPF:低域をカット
Cutoff Frequency 200 8000Hz フィルターで特定の周波数帯をカットする場合の基準周波数
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの遅延時間
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 揺れの周期
[つまみ 2] Depth 0 127 揺れの深さ
Phase 0 180deg コーラス音の広がり具合
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
[つまみ 3] Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
14
20:HEXA-CHORUS
音に厚みと広がりを与える 6 相コーラス(ディレイ・タイムの異なる 6 つのコーラス音が重なる)です。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの遅延時間
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 揺れの周期
Depth 0 127 揺れの深さ
Pan Deviation 0 20 各コーラス音の定位の偏差
0:すべて中央に定位
20:中央を基準に各コーラス音が 60 度間隔で定位
[つまみ 2] Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
[つまみ 3] Level 0 127 出力音量
21:SPACE-D
2 相のモジュレーションをステレオでかける多重コーラスです。変調感はありませんが、透明感のあるコーラス効果
が得られます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの遅延時間
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 揺れの周期
[つまみ 2] Depth 0 127 揺れの深さ
Phase 0 180deg コーラス音の広がり具合
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
[つまみ 3] Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
15
22:PHASER
ステレオ仕様のフェイザーです。原音に位相をずらした音を加えてうねらせます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Mode 4-STAGE、8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
[つまみ 2] Manual 0 127 音をうねらせる基準周波数
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:うねり(Rate)を数値で指定
ON:うねり(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 うねりの周期
Depth 0 127 うねりの深さ
Polarity INVERSE、SYNCHRO モジュレーションの左右の位相
INVERSE:左右逆相
モノ・ソースを使用したときに音の広がりがでます。
SYNCHRO:左右同相
ステレオ・ソースを使用するときに選びます。
[つまみ 3] Resonance 0 127 フィードバック量
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Mix 0 127 位相をずらした音の音量
Level 0 127 出力音量
16
23:STEP PHASER
ステレオ仕様のフェイザーです。フェイザー効果が段階的に変化します。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Mode 4-STAGE、8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
[つまみ 2] Manual 0 127 音をうねらせる基準周波数
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:うねり(Rate)を数値で指定
ON:うねり(Rate)を音符で指定
Rate 0 127、音符 うねりの周期
Depth 0 127 うねりの深さ
Polarity INVERSE、SYNCHRO モジュレーションの左右の位相
INVERSE:左右逆相
モノ・ソースを使用したときに音の広がりがでます。
SYNCHRO:左右同相
ステレオ・ソースを使用するときに選びます。
[つまみ 3] Resonance 0 127 フィードバック量
Step Rate BPM
Sync
OFF、ON OFF:フェイザー効果の段階的変化(Step Rate)を数値で指
ON:フェイザー効果の段階的変化(Step Rate)を音符で指
[つまみ 1] Step Rate 0 127、音符 フェイザー効果の段階的変化の周期
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Mix 0 127 位相をずらした音の音量
Level 0 127 出力音量
17
24:INFINITE PHASER
音がうねる周波数を上昇/下降させ続けることのできるフェイザーです。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Mode 1、2、3、4 値が大きいほどフェーザーの効果が深くなります。
[つまみ 1] Speed -100 +100 音がうねる周波数が上昇/下降する速度(+:上昇/-:下降)
[つまみ 2] Resonance 0 127 フィードバック量
[つまみ 3] Depth 0 127 うねりの深さ
Pan L64 63R 出力音の定位
Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
Level 0 127 出力音量
25:FLANGER
ステレオ仕様のフランジャーです(LFO は左右同相)。ジェット機の上昇音/下降音のような金属的な響きが得られ
ます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの遅延時間
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 揺れの周期
[つまみ 2] Depth 0 127 揺れの深さ
Phase 0 180deg フランジャー音の広がり具合
[つまみ 3] Feedback -98 +98% フランジャー音を入力に戻す割合(マイナス:逆相)
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
18
26:STEP FLANGER
フランジャー音のピッチが段階的に変化します。ピッチ変化の周期は、特定のテンポに対する音符の長さで設定する
こともできます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの遅延時間
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
Rate 0 127、音符 揺れの周期
[つまみ 2] Depth 0 127 揺れの深さ
Phase 0 180deg フランジャー音の広がり具合
[つまみ 3] Feedback -98 +98% フランジャー音を入力に戻す割合(マイナス:逆相)
Step Rate BPM
Sync
OFF、ON OFF:ピッチ変化(Step Rate)を数値で指定
ON:ピッチ変化(Step Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Step Rate 0 127、音符 ピッチ変化の周期
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
Balance D100:0W D0:100W 原音(D)とエフェクト音(W)の音量バランス
Level 0 127 出力音量
27:AUTO PAN
音の定位を周期的に変化させます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Rate BPM Sync OFF、ON OFF:揺れ(Rate)を数値で指定
ON:揺れ(Rate)を音符で指定
[つまみ 1] Rate 0 127、音符 エフェクトのかかる周期
[つまみ 2] Depth 0 127 エフェクトのかかる深さ
Low Gain -15 +15dB 低域の増幅/減衰量
High Gain -15 +15dB 高域の増幅/減衰量
Level 0 127 出力音量
19
28:ROTARY
往年の回転スピーカー・サウンドをシミュレートします。高域と低域のローターの動作をそれぞれ独立して設定でき
るので、独特のうねり感をリアルに再現できます。
つまみ パラメータ 設定値 説明
[つまみ 1] Speed SLOW、FAST 低域と高域のローターの回転速度(周期)
SLOW:低速(Slow Rate)
FAST:高速(Fast Rate)
Woofer Slow
Speed
0 127 低域ローターの低速回転時(SLOW)の周期
Woofer Fast
Speed
0 127 低域ローターの高速回転時(FAST)の周期
Woofer Accel 0 15 回転速度の切替時、低域ローターの回転周期が変化する速度
[つまみ 2] Woofer Level 0 127 低域ローターの音量
Tweeter Slow
Speed
0 127
高域ローターの設定
設定項目は低域ローターと同じです。
Tweeter Fast
Speed
0 127
Tweeter Accel 0 15
[つまみ 3] Tweeter Level 0 127
Separation 0 127 音の広がり具合
Level 0 127 出力音量
20
29:REVERB
原音に残響を加え、空間の広さなどをシミュレートします。
つまみ パラメータ 設定値 説明
Reverb Type ROOM1、ROOM2、
STAGE1、STAGE2
リバーブの種類
ROOM1:余韻が短く高密度
ROOM2:余韻が短く低密度
STAGE1:後部残響音多め
STAGE2:初期反射強め
Pre Delay 0.0 100msec 原音が鳴ってからリバーブ音が鳴るまでの遅延時間
[つまみ 1] Reverb Time 0 127 リバーブ音の余韻の長さ
HF Damp 200 8000Hz、
BYPASS
リバーブ音の高域成分をカットする周波数
周波数を低くするほどやわらかなリバーブ音になります。
(BYPASS:カットしない)
Wet Low Gain -15 +15dB エフェクト音の低域の増幅/減衰量
Wet High Gain -15 +15dB エフェクト音の高域の増幅/減衰量
[つまみ 2] Level 0 127 出力音量
/