SICK GTE6V 取扱説明書

  • こんにちは!SICK GTE6V 小型光電センサの操作説明書の内容を理解しています。このデバイスの機能、使用方法、トラブルシューティングなど、ご質問にお答えします。例えば、感度調整方法やLEDインジケータの意味など、お気軽にご質問ください。
  • 緑色のLEDが点灯しない場合はどうすればよいですか?
    黄色のLEDが点滅する場合はどうすればよいですか?
    センサの感度(検出範囲)はどのように調整しますか?
F
GTE6V
超小型光電センサ
de
en
es
fr
it
ja
pt
ru
zh
説明されている製品
G6 Inox
GTE6V
メーカー
SICK AG
Erwin-Sick-Str.1
79183 Waldkirch
Germany
生産拠点
SICK、マレーシア
法律情報
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© SICK AG. 無断複写・複製・転載を禁ず。
オリジナルドキュメント
このドキュメントは SICK AG のオリジナルドキュメントです。
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79
コンテンツ
71 安全上の注意事項.................................................................. 81
72 正しいご使用方法.................................................................. 81
73 動作およびステータス表示灯................................................ 81
74 取付け.................................................................................... 82
75 電気的接続............................................................................. 82
76 コミッショニング.................................................................. 83
77 トラブルシューティング....................................................... 86
77.1 トラブルシューティング表.................................................................. 86
78 解体および廃棄...................................................................... 86
79 メンテナンス......................................................................... 86
80 技術仕様................................................................................ 87
コンテンツ
80
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71 安全上の注意事項
コミッショニング前に取扱説明書をお読みください。
接続、取付けおよび設定できるのは専門技術者に限ります。
本製品は EU 機械指令の要件を満たす安全コンポーネントではありません。
Power supply: Class 2
Enclosure type 1
コミッショニングの際には、装置が濡れたり汚れたりしないように保護してく
ださい。
本取扱説明書には、センサのライフサイクル中に必要となる情報が記載されて
います。
72
正しいご使用方法
GTE6V とはリフレクタ形光電スイッチ (以下センサと呼ぶ) で、物体、動物または
人物などを光学技術により非接触で検知するための装置です。製品を用途以外の
目的で使用したり改造したりした場合は、SICK AG に対する一切の保証請求権が無
効になります。
センサ GTE6V は、工業用 (無線保護クラス A) の無線保護基準 (EMC) を満たして
います。住宅地域で使用する場合、無線干渉を引き起こす可能性があります。
73
動作およびステータス表示灯
エナジェティックリフレクタ形光電スイッチ
34.2 (1.35)
37.1 (1.46)
25.4 (1.0)
37.4 (1.47)
21.7 (0.85)
21.7 (0.85) 14.5 (0.57)
7.6 (0.3)
10.3 (0.41)
2
3
4
1
5
6
8
7
7.1
(0.28)
図 36: 接続タイプ: ケーブル
1
取り付け穴 M3
2
光学軸、受光器
3
光学軸、受光器
21.7 (0.85)
34.3 (1.35)
43.2 (1.7)
43.5 (1.71)
21.7 (0.85)
14.5 (0.57)
25.4 (1.0)
7.6 (0.3)
7.1
(0.28)
10.3 (0.41)
2
3
4
1
5
6
8
7
図 37: 接続タイプ: オスコネクタ、M8
1
取り付け穴 M3
2
光学軸、受光器
3
光学軸、受光器
安全上の注意事項 71
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81
4
光学軸、投光器
5
ケーブル
6
LED 表示灯 黄色: 受光光軸の状態
7
LED 表示灯 緑色: 供給電圧 有効
8
ポテンショメータ: 検出距離
4
光学軸、投光器
5
コネクタ、M8
6
LED 表示灯 黄色: 受光光軸の状態
7
LED 表示灯 緑色: 供給電圧 有効
8
ポテンショメータ: 検出距離
74 取付け
適切な取付ブラケットを使用してセンサを取り付けます (SICK 付属品カタログを
参照)。
< 0.4 Nm
75 電気的接続
センサの接続は必ず無電圧状態 (V
S
= 0 V) で行ってください。接続タイプに応じ
て、以下の情報に注意する必要があります:
オスコネクタ接続: ピン割り当て
ケーブル: 芯線の色
まずすべての電気的接続を確立し、チェックしてから、供給電圧 (V
s
> 0 V) をオン
にしてください。緑色の LED 表示灯がセンサ上で点灯します。
配線図の説明 (表 2 および 3):
Q / Q = スイッチング出力
n. c. = 未接続
DC: 10...30 V DC、参照 „技術仕様“, ページ 87
表 29: DC
GTE6- x24xxV x44xxV x74xxV
1
+ (L+) + (L+) + (L+)
2
Q Q Q
3
- (M) - (M) - (M)
4
Q Q Q
1= brn
2 = wht
3 = blu
4 = blk
0.14 mm
2
AWG26
2
1
4
3
1
2
4 3
74 取付け
82
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表 30: DC
PNP: Q ( 100 mA)
+ (L+)
Q
– (M)
+ (L+)
Q
– (M)
NPN: Q ( 100 mA)
+ (L+)
Q
– (M)
+ (L+)
Q
– (M)
PNP: Q ( 100 mA)
+ (L+)
Q
– (M)
+ (L+)
Q
– (M)
NPN: Q ( 100 mA)
+ (L+)
Q
– (M)
+ (L+)
Q
– (M)
76 コミッショニング
1
光軸調整
センサを対象物に合わせます。赤色光投光スポットが対象物の中央に当たるように位
置を選択します。センサの光学面 (フロントカバー) の視界を遮るものが一切ないこ
とを確認してください [参照 図]。
センサを対象物に合わせます。赤外光 (不可視) 投光スポットが対象物の中央に当た
るように位置を調整します。光軸調整が適切かどうかは、LED 表示灯の点灯状態によ
ってのみ確認できます。および表 30 を参照。センサの光学的開口部分 (フロント
カバー) の視界を遮るものが一切ないことを確認してください。
コミッショニング 76
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図: 光軸調整
2
検出距離
使用条件を確認してください: 対応する図 [参照 図 38] に従って、検出距離および対
象物の反射率を設定します。(x = 検出距離、y = 予備能)。
このプロセス中に、対象物を背景前で検出することができるのは、対象物の反射率が
背景のそれよりも高い場合、または対象物と背景との距離が十分に確保出来ている場
合のみです。
0 400 600200 800 1.000
100
10
1
Funktionsreserve
Abstand in mm
3
2
90%/90%
18%/90%
6%/90%
1
図 38: 最大検出距離 900 mm
0 400300200100
100
10
1
Funktionsreserve
Abstand in mm
2
90%/90%
18%/90%
1
図 39: 最大検出距離 300 mm
76 コミッショニング
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図 40: IR: 最大検出距離 900 mm
1
黒での検出距離、反射率 6%
2
灰色での検出距離、反射率 18%
3
白での検出距離、反射率 90%
3
検出距離の設定
感度 (検出距離) はポテンショメータ (タイプ:270°) で調整します。右回転: 感度 (検
出距離) 増加; 左回転: 感度 (検出距離) 減少。対象物を検出距離内に配置することをお
勧めします。感度を設定したら、対象物を光軸から取り除きます。スイッチング出力
が変化します。
表 31: 検出距離の設定
センサは調整済みで、動作準備が完了しています。
コミッショニング
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77 トラブルシューティング
トラブルシューティングの表は、センサが機能しなくなった場合に、どのような対
策を講じるべきかを示しています。
77.1 トラブルシューティング表
表 32: トラブルシューティング
LED 表示灯/故障パターン 原因 対策
緑色の LED が点灯しない 無電圧、または電圧が限界値
以下
電源を確認し、すべての電気
接続(ケーブルおよびプラグ
接続)を確認します
緑色の LED が点灯しない 電圧がきていない又は不安
安定した電源電圧が供給さ
れていることを確認します
緑色の LED が点灯しない センサの異常 電源に問題がなければ、セン
サを交換します
黄色い LED が点滅 センサの動作準備はまだ整
っているが、動作条件が最適
ではない
動作条件を確認します: 光軸
(光軸スポット) を対象物に
完全に合わせます / 光学面
を清掃する / 感度を再調整
する (ポテンショメータ)
黄色い LED が点灯、光軸に対
象物がない
背景からの反射が過剰状態
です
背景の変更を確認してくだ
さい。センサの感度を下げ
るか、または BGS 機能付き
のセンサを使用してくださ
対象物は光軸にある、黄色い
LED は点灯しない
センサの設定感度が低すぎ
るか、またはセンサと対象物
との距離が長すぎる
センサと背景間の距離に注
意して検出距離を拡大する
対象物は光軸にある、黄色い
LED は点灯しない
検出対象物の反射率が不十
センサと背景間の距離に注
意して検出距離を拡大する
78 解体および廃棄
センサは必ず該当国の規制にしたがって処分してください。廃棄処理の際には、
きるだけ構成材料をリサイクルするよう努めてください(特に貴金属類)
79 メンテナンス
SICK センサはメンテナンスフリーです。
定期的に以下を行うことをお勧めしています:
レンズ境界面の清掃
ネジ締結と差込み締結の点検
機器を改造することは禁止されています。
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご
了承ください。指定された製品特性および技術データは保証書ではありません。
77 トラブルシューティング
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80 技術仕様
GTE6-xxx1xV GTE6-xxx2xV GTE6-xxx3xV
検出範囲 12 ... 250 mm 45 ... 700 mm 40 ... 760 mm
最大検出範囲 10 ... 300 mm
1)
30 ... 900 mm
1)
30 ... 900 mm
1)
光点のスポット径/距離 6 mm / 100 mm 8 mm / 100 mm 6 mm / 100 mm
供給電圧 U
v
DC 10 ... 30 V
2)
DC 10 ... 30 V
2)
DC 10 ... 30 V
2)
出力電流 I
max.
100 mA 100 mA 100 mA
最大スイッチング周波数 500 Hz
3)
500 Hz
3)
500 Hz
3)
最大応答時間 < 1.25 ms
4)
< 1.25 ms
4)
< 1.25 ms
4)
保護等級 IP 67, IP 68, IP
69 K
5)
IP 67, IP 68, IP
69 K
5)
IP 67, IP 68, IP
69 K
5)
保護クラス III
6)
III
6)
III
6)
回路保護 A, B, D
7)
A, B, D
7)
A, B, D
7)
周辺温度 (作動中) -25 °C ... +55 °C -25 °C ... +55 °C -25 °C ... +55 °C
1)
反射率 90 % の対象物(DIN 5033 に準拠した白色)
2)
限界値:短絡保護の操作は最大 8 A;残留リップルは最大 5 V
ss
3)
ライト/ダークの比率 1:1
4)
負荷のある信号経過時間
5)
IP68: EN 60529 に準拠 (水深 1 m/24 h)。
IP69K: ISO 20653:2013-03 に準拠。
6)
定格電圧 DC 50 V
7)
A = U
V
電源電圧逆接保護
B = 出入力 逆接保護
D = 出力の過電流保護および短絡保護
技術仕様 80
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