Sanwa SP20 ユーザーマニュアル

  • SANWA SP20 アナログマルチテスタの取扱説明書について、ご質問にお答えします。この説明書には、安全な使用方法、各種測定方法、保守管理方法、仕様などが記載されています。例えば、直流電圧や交流電圧の測定方法、抵抗や静電容量の測定方法、故障時の対処法などが詳しく説明されています。どんなことでもお気軽にご質問ください。
  • 0Ω調整ができない場合、どうすればよいですか?
    ヒューズが切れた場合、どうすればよいですか?
    測定レンジの選び方は?
    AC電圧測定時の誤差について、どうすればよいですか?
13
-
1802 2040 2040
植物油インキを使用しています。
【1】
安全に関する項目 〜ご使用の前に必ずお読みください〜
 このたびはアナログマルチテスタ SP20 型をお買い上げいただき、
誠にありがとうございます。
 ご使用前にはこの取扱説明書をよくお読みいただき、正しく安全
にご使用ください。そして常にご覧いただけるように製品と一緒に
して大切に保管してください。
 本文中の“
警告”および“ 注意”の記載事項は、やけど
444
や感
4
4
などの事故防止のため、必ずお守りください。
1-1 
警告マークなどの記号説明
 本器および『取扱説明書』に使用されている記号と意味について
安全に使用するための特に重要な事項を示します。 
  ・警告文はやけどや感電などの人身事故を予防するためのものです。
  ・
注意文は本器を壊すおそれのあるお取り扱いについての注意文です。
直流電圧(DCV)
グランド
〜 :
交流電圧(ACV)
プラス
Ω :
抵抗
マイナス
ヒューズとダイオードによる回路保護
ヒューズ
耐落下
1-2 安全使用のための警告文
注   
強力な電磁界、静電界のある場所での測定、インバータなど高
周波を多量に含む回路の測定では誤動作することがあります。
1-3 最大過負荷保護入力値
フ ァ ン ク シ ョ ン( レ ン ジ
入力端子 最大定格入力値
最大過負荷保護入力値
DCV 50 500
+,−
各レンジ
最大目盛値
DC 1000 V,AC 750 V
たは PEAK MAX 1100 V
ACV 50 500
DCV 2.5 10
DC,AC 200 V
  ま PEAK MAX 250 V
ACV 10
DCA 2.5 m/25 m/0.25
* DC,AC 200 V
  ま PEAK MAX 250 V
 
ューズ
DCA 50 μ,DCV 0.25
Ω 電流・電圧
入力禁止
1.5
DC 2 V
注意:AC電圧はサイン波の実効値で規定。*印は 5 秒間以内。
【2】
用途と特長
2-1 用 途
 本器は小容量電路の測定用に設計された、携帯用アナログマルチ
メータです。小型通信機器や家電製品、電灯線電圧や各種電池の測
定などに威力を発揮します。
2-2 特 長
・耐ショック・トートバンドメータ搭載
・スタンド機能付き
4-4-2 交流電圧(ACV 〜) 最大測定電圧 AC 500 V
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−入力
端子に差し込みます。
レンジ切り換えつまみで ACV〜の最適なレンジに合わせます。
③被測定回路に赤黒のテストピンを接触させます。
④ V,A 目盛にて指針の指示を読み取ります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●正弦波交流以外の測定では誤差を生じます。
●周波数が高くなると誤差が大きくなります。
4-5 直流電流(DCA 測定 最大測定電流 0.25 A
1. 入力端子には外部より
の電圧を絶対に加えな
いこと。
2. 必ず負荷を通して直列
に接続すること  
*右図参照
3. 入力端子に最大定格電
流を超える入力を加え
ないこと。
 警 告
【4】
測定方法
4-1 始業点検
【3】
各部の名称
保証書
ご氏名
ご住所
TEL
保証期間
ご購入日    年   月より 3 年間
(製品の許容差については1年間)
型 名
製造
No.
SP20
この製品は厳密なる品質管理を経
届け するもので す。
本保証書は所定ご記入の上保管
して いた だき、 フターサ ービスの
出ください
本保 証書 は再 行はいたしません
管してください。
保証規定
保証期間内に正常な使用状態のもとで、万一故障が発生した場合には無償で修理いたします。
但し、保証期間内であっても下記の場合には保証の対象外とさせていただきます。
1. 取扱説明書に基づかない不適当な取扱い(保管状態を含む)または使用による故障
2. 弊社以外による不当な修理や改造に起因する故障
3.
天災の不可抗力に故障や損傷、および故障や損傷の原因が本計器以外の事由にる場合
4. お買い上げ後の輸送、移動、落下などによる故障および損傷
5. その他、弊社の責任ではないとみなされる故障
6. 本保証書は、日本国内において有効です。
This warranty is valid only within Japan.
以上
本社
=
東京都千代田区外神田2
4
4電波ビル
郵便番号
=
101-0021電話
=
東京(03)3253−4871
(代)
年 月 日 修理内容をご記入ください。
※無償の認定は当社において行わせていただきます。
 以下の項目は、やけどや感電などの人身事故を防止するため
のものです。本器をご使用する際には必ずお守りください。
1. 6 kVA を超える電力ラインでは使用しないこと。
2. AC 33 Vrms(46.7 Vpeak)たは DC 70 V 以上の電圧は人体に
険なため注意すること。
3. 最大定格入力値を超える信号は入力しないこと。
4. 最大過負荷入力値を超えるおそれがあるため、誘起電圧
サージ電圧の発生する(モータ等)ラインの測定はしないこと。
5. 本体またはテストリードが傷んでいたり、壊れている場合は
使用しないこと。
6. ケースまたは電池ふたをはずした状態では使用しないこと。
7. ヒューズは必ず指定定格および仕様のものを使用すること。
ヒューズの代用品を用いたり短絡することは絶対にしないこと。
8. 測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
1. 本体およびテストリードが傷んでいたり、壊れている場合は
使用しないこと。
2. テストリードが切れたりしていないことを確認すること。
9. 測定中は他のファンクションまたは他のレンジに切り換え
たりしないこと。
10. 測定ごとのレンジおよびファンクション確認を確実に行うこと。
11. 本器または手が水などでぬれた状態での使用はしないこと。
12. 強力な電磁波を発生するもの、帯電しているものの近くで
は使用しないこと。
13. 内蔵電池および内蔵ヒューズ交換を除く修理改造は行わないこと。
14. 年1回以上の点検は必ず行うこと。
15. 屋内で使用すること。
 警 告
 警 告
4-2 レンジの設定方法(最適レンジの設定)
①電圧(V)、電流(A)測定時の最適なレンジ
9 V を測定する場合は 10 V レンジ、25 V の場合は 50 V レンジと
ように、測定する値よりも大きく、かつ近いレンジを選びます
測定値の見当がつかない場合は最大レンジで測定してみます。
②抵抗(Ω)測定時の最適なレンジ
なるべく中央寄りの指示をするレンジを選びます。
例えば 1 kΩの測定では× 1 k ではなく、× 10 を選びます。
4-3 測定前の準備
0 位調整器を回して、指針を 0 位置(目盛板左端)に合わせます。
②レンジ切り換えつまみを回して測定レンジを選択します。
4-4 電圧(V)測定
1. 各レンジの最大定格入力電圧を超えた入力信号を加えないこと。
2. 測定中は他のレンジに切り換えないこと。
3. 測定値の見当がつかない場合は、最大レンジで測定すること。
4. 測定中はテストリードのつばよりテストピン側を持たないこと。
 警 告
4-4-1 直流電圧(DCV  最大測定電圧 DC 500 V
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−
入力端子に差し込みます。
レンジ切り換えつまみで DCV の最適なレンジに合わせます。
③被測定回路のマイナス電位側に黒のテストピンを、プラ
ス電位側に赤のテストピンを接触させます。
V,A 目盛にて指針の指示を読み取ります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●電池の電圧測定を行う場合は
1.5V
レンジをご使用くださ
い。実際に負荷をかけた状態で電池電圧が測定できます。
5-3 内蔵電池・ヒューズの交換
1. 入力端子に入力が加わった状態でリヤケースや電池ぶたをは
ずすと感電のおそれがあります。必ず入力が加わっていない
ことを確認してから作業を行うこと。
2. 交換用ヒューズは同定格のものを使用すること。ヒューズの
代用品を用いたり、短絡することは絶対にしないこと。
3. 電池ぶたをはずしたとき、ヒューズおよび電池以外の内部の
部品や配線に手を触れないこと。
 警 告
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−入力
端子に差し込みます。
レンジ切り換えつまみで DCA の最適なレンジに合わせます。
③被測定回路のマイナス電位側に黒のテストピンを、プラス電
位側に赤のテストピンを接触させます。
V,A 目盛にて指針の指示を読み取ります。
⑤測定後は被測定回路から赤黒のテストピンをはずします。
●電流測定では、電流レンジの内部抵抗が直列に入り、この分だ
け電流が減少しますので低抵抗回路では影響が大きくなります。
4-6 抵抗(Ω)測定 最大測定抵抗 2 MΩ
入力端子には外部よりの電圧を絶対に加えないこと。
 警 告
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−入力
端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみでΩの最適なレンジに合わせます。
③赤、黒のテストピンをショートして 0 Ω調整つまみを回し
指針をΩ目盛の 0 位置に合わせます。
④被測定物に、赤、黒のテストピンを当てて測定します。
⑤Ω目盛にて指針の指示を読み取ります。
⑥測定後は被測定物から赤黒のテストピンをはずします。
●抵抗レンジでは赤テストピン側が(−)電位となります。
●ヒューズの抵抗:定格 0.5 A/250 V より小さなヒューズや消弧剤
入りヒューズを使用すると、ヒューズの抵抗の影響で× 1 レンジ
0 Ω調整ができなくなったり、測定精度が低下します。同仕様、
同定格のヒューズをご使用ください。
注意:× 1 レンジで 0 Ω調整ができない場合には、電池が消耗し
ていますので新しい電池と交換してください。
●× 1 レンジでは 0 Ω調
整時、約 150 mA の電
流が流れます。長時
テストピンをショー
トさせたままですと、
0 Ω位置が変化した
り、電池が早く消耗
してしまいますので、
注意してください。
4-7 バッテリーチェック
入力端子には電池電圧(1.5 V)以上の電圧を絶対に加えないこと。
 警 告
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−入力
端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみで
1.5V
レンジに合わせます。
③被測定電池のマイナス側に黒テストピンを、プラス側に赤テ
ストピンをあて、
1.5V
目盛で指針の指示を読み取ります。
4-8 静電容量(μ F)測定
1. 入力端子には外部よりの電圧を絶対に加えないこと。
2. 充電状態のコンデンサの測定は絶対に行わないこと。
 警 告
①テストリードの赤プラグを+入力端子に、黒プラグを−入力
端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみをμ F × 1 レンジに合わせます。
③赤、黒のテストピンをショートして 0 Ω調整つまみを回し
指針をΩ目盛の 0 位置に合わせます。
④テストピンをコンデンサの端子にあてます。(有極性のもの
は+極側にテストピンの黒を、−極側に赤をあててください。
⑤メータ指針の振れの最大到達点をμ F 目盛で読み取ります。
4-9 
別売直流高圧プローブ(HV-10)による測定 最大測定電圧 DC 25 kV
このプローブは微少電流回路測定用です。送電線などの強電用
には使用しないこと。
 警 告
①高圧プローブの赤プラグを本体+入力端子に、黒プラグを−入
力端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみを
HV PROBE レンジに合わせます。
③被測定物のアースラインに黒クリップを接続し、被測定個所に
プローブ先端のピンをあてます。
VA 目盛の 0 250 0.1 倍して kv単位で読み取ります。
4-10 
別売温度プローブ(T-THP)による測定 最大測定温度 + 200℃
①温度プローブの先端ピンを本体+入力端子に、黒プラグを−入
力端子に差し込みます。
②レンジ切り換えつまみを
PROBE レンジに合わせます。
③指針を 0 Ω調整つまみで 0 Ωに合わせ、プローブ先端ピンを+入
力端子から抜き、プローブの赤プラグに差し込みます。
④プローブ先端を被測温部にあて、指示が安定したら℃目盛で読
み取ります。
4-11 測定の終了
測定が終了しましたら、OFFレンジに合わせておいてください。
(抵抗・電流レンジへの電圧印加防止のため)
【5】
保守管理について
1. この項目は安全上重要です。本説明書をよく理解して管理を
行ってください。
2. 安全と確度の維持のために1年に1回以上は校正、点検を実
施してください。
 警 告
5-1 保守点検
1)外 観
・落下などにより、外観が壊れていないか?
2)テストリードと内蔵ヒューズ
・入力端子にプラグを差し込んだときに緩みはないか?
・テストリードのコード部分が傷んでいないか?
・テストリードのどこかの箇所から芯線が露出していないか?
以上の項目に該当するものはそのまま使用せず、修理を依頼してください。
●テストリードが切れたりしていないことを、P.4、4- 1 を参照し
て確認してください。
5-2 校 正
 
校正、点検については三和電気計器(株)・羽村工場サービス課
までお問い合わせください。 P.12[送り先]参照)
〈内蔵電池の交換方法〉
①電池ぶたにねじ止めされているねじをプラスねじ回しではずし
ます。
②電池ぶたをはずし、消耗した電池を取り出します。
③⊕⊖の極性を間違えぬよう注意し、新品の電池と交換します。
④電池ぶたを取り付け、ねじ止めをします。
〈内蔵ヒューズの交換方法〉
使用ヒューズ定格
0.5 A/250 V(φ 6.3 × 30 mm しゃ断容量 500 A)
①電池ぶたにねじ止めされているねじをプラスねじ回しではずし
ます。
②基板上のホルダから、溶断したヒューズを抜き取り、新品の
ヒューズと差し換えます。
③電池ぶたを取り付け、ねじ止めをします。
④各レンジの指示が正常かチェックします。
●電池ぶた内側の予備ヒューズをご使用ください。
5-4 保管について
1. パネル、ケース等は揮発性溶剤に弱いため、シンナーやアル
コールなどでふいたりしないでください。お手入れをする場
合は、乾いた柔らかい布などで軽くふきとってください。
2. パネル、ケース等は熱に弱いため、高熱を発するもの(はんだ
こて等)の近くに置かないでください。
3. 振動の多い場所や落下のおそれがある場所には保管しないでください。
4. 直射日光下や高温または低温、多湿、結露のある場所での保
管は避けてください。
5. 長期間使用されない場合、内蔵電池を必ず抜いておいてください。
 注 意
以上の注意項目を守り、環境の良い場所(P.12【7】参照)に保管し
てください。
【6】
 アフターサービスについて
6-1 保証期間について
 本製品の保証期間は、お買い上げの日より 3 年間です。ただし、
日本国内で購入し日本国内でご使用いただく場合に限ります。
また、製品本体の許容差は 1 年保証、製品付属の電池、ヒューズ、
テストリード等は保証対象外とさせていただきます。
6-2 修理について
1)修理依頼の前に次の項目をご確認ください。
・内蔵電池の容量はありますか?装着の極性は正しいですか?
・テストリードは断線していませんか?
・内蔵ヒューズは切れていませんか?
2)保証期間中の修理
・保証書の記載内容によって修理させていただきます。
3)保証期間経過後の修理
・修理によって本来の機能が維持できる場合、ご要望により有
料で修理させていただきます。
・修理費用や輸送費用が製品価格より高くなる場合もあります
ので、事前にお問い合わせください。
・本品の補修用性能部品の最低保有期間は、製造打切後 6 年間
です。この補修用性能部品保有期間を修理可能期間とさせて
いただきます。ただし販売部品の入手が製造会社の製造中止
等により不可能になった場合は、保有期間が短くなる場合も
ありますのでお含みおきください。
4)修理品の送り先
・製品の安全輸送のため、製品の 5 倍以上の容積の箱に入れ、
十分なクッションを詰めてお送りください。
・箱の表面に「修理品在中」と明記してください。
輸送にかかる往復の送料は、お客様のご負担とさせていただきます。
[送り先]   三和電気計器株式会社・羽村工場サービス課
205-8604 東京都羽村市神明台4
7
15
TEL (042)554
0113 / FAX(042)555
9046
5)補修用ヒューズについて
ヒューズは、上記サービス課あてにヒューズの部品番号を明記し、
ヒューズ代金と送料分の切手を同封してご注文ください。
  〈形状〉   〈定格〉  〈単価〉     〈送料〉
φ 6.3×30 mm 0.5 A/250 V ¥65(税込)  ¥120(10 本まで)
部品番号 F0305 ガラスヒューズ/遮断容量 500 A
金額は、2014 4 月現在のもので消費税を含みます。
6-3 お問い合わせ
三和電気計器
本 社     :TEL(03)3253-4871 / FAX(03)3251-7022
大阪営業所 :TEL(06)6631-7361 / FAX(06)6644-3249
製品についての問い合わせ
0120-51-3930
受付時間 9:30 12:00 13:00 17:00
(土日祭日および弊社休日を除く)
ホームページ  
http://www.sanwa-meter.co.jp
【7】 仕 様
7-1 一般仕様
AC 整流方法 :半波整流方式
メータ仕様 :内磁型トートバンド方式
許容差保証温湿度範囲
:23 ℃± 2 ℃ 75 % RH 以下 結露のないこと
使用温湿度範囲
:3 〜 43 ℃ 80 % RH 以下 結露のないこと
保存温湿度範囲
:− 10 50 ℃ 70 % RH 以下 結露のないこと
内蔵電 :単 3(R6)1.5 V × 2
内蔵ヒューズ :φ 6.3 × 30 mm 0.5 A/250 V
しゃ断容量 500 A 速断ヒューズ
寸法・質量 :144
H
)× 99
W
)× 41
D
mm・約 270 g
付属品 :取扱説明書 1、予備ヒューズ(本体に内蔵)
1 
        テストリード(TL-61)赤・黒1組
7-2 別売付属品
・クリップ アダ プタ C L - 1 4 黒1セット)
プアダプタ TL-9IC 高圧プロブ HV-10
携帯ケ C-SP 度プブ THP
・  〃 C-SPH
7-3 測定範囲および許容差
許容差保証条件 :23 ℃± 2 ℃ 75 % RH 以下 結露のないこと
姿     勢 :水平(± 5 ℃)
ACV ンジは正弦波交流(50 Hz または 60 Hz)で規定
ファンション
ジ( 許容差 備  考
直流電圧
(DCV )
0.25/2.5/5/10/50/100
大目盛値の
± 3 % 以内
内部抵 20 k Ω /V
500
内部抵 9 k Ω /V
交流電圧
ACV 〜)
10/50/250/500
大目盛値の
± 3 % 以内
内部抵 9 k Ω /V
周波数特性 
40 Hz 〜 100 kHz 
(AC 10 V ンジ± 3 %
直流電流
(DCA )
50 μ /2.5 m/25 m/0.25
大目盛値の
± 3 % 以内
電圧降下 0.25 V
(ヒズ抵抗除
抵 
(Ω)
2 k/20 k/200 k/2 M 
(× 1)(× 10)(× 100)(× 1 k)
目盛 長さの
± 3 % 以内
中央目盛値 20 Ω
最大目盛   2 k Ω
開放電 3 V
バッテリー
ェック
2.0 V
負荷抵抗 20 Ω
静電容量
(μ F)
500
概略値
充電電流最大
振れ指示
直流高電圧
(HV)
DC 25 kV
ローブとの
組み合わせ確度
± 20 %
別売 HV-10 使用
温 
℃)
20 〜 200
目盛 長さの
± 3 % 以内
別売 THP 使用
ここに掲載した商品の仕様や外観は改良等の理由により、予告
なしに変更することがありますのでご了承ください。
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
社=
東京都千代田区外神田
2
4
4電波ビル
郵便番号=101- 0021・電話=東京(03)3253
4871(代)
大阪営業所=阪市浪速区恵美須西
2
7
2
郵便番=556-0003 話=大阪(066631
7361(代)
Dempa Bldg., 4-4 Sotokanda 2-Chome, Chiyoda-Ku, Tokyo, Japan
SP20
マルチテスタ
MULTITESTER
ータカバー
目盛
指針
0位置
調整器
レンジ
つまみ
パネル
+入力端子
-入力端子
調 つまみ
(赤)
スト
ピン
プラグ
(黒)
ド( TL- 61)
(○)
(×)
ねじ
ヒュー
電池
池ぶた
スタート
テストリードおよび
ヒューズの断線確認
壊れている
振れない
振れる
壊れていない
本体および
テストリードの外観が
壊れていませんか?
レンジ切り換えつ
まみをΩレンジに
合わせます。
赤・黒のテストピン
をショートします。
そのまま使用せず、修
理を依頼してください。
各測定へ進んでく
ださい。
ヒューズ又は電池を交
換してからやり直し
てください。
指針が大きく右
へ振れますか?
-
1
-
-
5
-
-
9
-
-
4
-
-
8
-
-
3
-
-
7
-
-
2
-
-
6
-
-
10
-
-
14
--
13
--
12
--
11
-
Dempa Bldg., 4-4 Sotokanda 2-Chome
Chiyoda-Ku, Tokyo, Japan
INSTRUCTION MANUAL
SP20
MULTITESTER
START
Main unit and test
leads damaged?
Check continuity of
test leads and fuse.
Stop using it and
have it repaired.
No damaged
Damaged
No
Yes
Set the range selector
knob at Ω ranges.
Short the red and
black test pins.
No problem. Start
measurement.
Pointor swing at right?
Replace the battery
and fuse. and starting
to
once more.
Meter cover
Panel
Pointer
Scale
input terminal
Range selector
Zero position
adjuster
input terminal
0 Ω
adjuster
Test lead (Red)
Test pin
Plug
Test lead (Black)
Test lead (TL-61)
Battery
Resistance
Resistance
Battery
Battery lid
Screw
Fuse
(○)
(×)
Power
Load
Power
Load
1
SAFETY PRECAUTIONS : Before use, read the following safety precautions
This instruction manual explains how to use your multitester
SP20 safely. Before use, please read this manual thoroughly. After
reading it, keep it together with the product for reference to it when
necessary.
The instruction given under the heading “ WARNING” “ CAUTION
must be followed to prevent accidental burn or electrical shock.
1-1 Explanation of Warning Symbols
The meaning of the symbols used in this manual and attached to
the product is as follows.
: Very important instruction for safe use.
The warning messages are intended to prevent accidents to
operating personnel such as burn and electrical shock.
The caution messages are intended to prevent damage to
the instrument.
: Voltage
: Glaund
: AC Voltage
: Plus input
Ω : Resistance
: Minus input
: Fuse & Diode protection : Fuse
: Drop proof
1-2 Warning Instruction for safe use
To ensure that the meter is used safely, be sure to observe
the instruction when using the instrument.
1. Never use meter on the electric circuit that exceed 3 kVA.
2. Pay special attention when measuring the voltage of AC 33
Vrms (46.7 Vpeak) or DC 70 V or more to avoid injury.
3. Never apply an input signals exceeding the maximum rating
input value.
4. Never use meter for measuring the line connected with
equipment (i.e. motors) that generates induced or surge
voltage since it may exceed the maximum allowable voltage.
WARNING
5. Never use meter if the meter or test leads are damaged or
broken.
6. Never use uncased meter.
7. Be sure to use a fuse of the specified rating or type. Never
use a substitute of the fuse or never make a short circuit of
the fuse.
8. Always keep your fingers behind the finger guards on the
probe when making measurements.
9. Be sure to disconnect the test pins from the circuit when
changing the function or range.
10. Never use meter with wet hands or in a damp environment.
11. Never open tester case except when replacing batteries or
fuse. Do not attempt any alteration of original specifications.
12. To ensure safety and maintain accuracy, calibrate and check
the tester at least once a year.
13. Indoor use.
1-3 Maximum Overload Protection Input
Function (Range)
Input
Maximum rating
input value
Maximum overload
protection input
DCV 50
500
, −
Full scale value
at the ranges
DC 1000 V, AC 750 V or
PEAK MAX 1100 V
ACV 50
500
DCV 0.25
10
DC, AC 200 V or
PEAK MAX 250 V
ACV 10
DCA 2.5 m/25 m/0.25
DC, AC 0.5 A
DCA 50 μ
DC, AC 1 mA
Ω
Voltage and current
input prohibited
DC, AC 200 V or
PEAK MAX 250 V
1.5
DC 2 V
Note: AC voltage is regulated by rms value of sinusoidal wave.
” is within 5 second.
2
APPLICATION AND FEATURES
2-1 Application
This instrument is portable multimeter designated for
measurement of weak current circuit.
2-2 Features
Taut-band structure is adopted in the meter part.
A stand is equipped.
3
NAME OF COMPONENT UNITS
4
MEASUREMENT PROCEDURE
4-1 Start-up Inspection
4-2 How to Set up Range (Selection of appropriate range)
When determining a measuring range, select a higher voltage
than the value to be measured as well as where the pointer of
a meter moves to a considerable extent. However, select the
maximum range and measure in case the extent of value to be
measured can not be predicted.
Appropriate range for measuring a resistance (Ω) , select the
range that the pointer indicates approximately in the center.
4-3 Preparation for Measurement
Turn the zero position adjuster so that the pointer may align left
to zero position. Select a range proper for the item to be measured
and set the range selector accordingly.
4-4 Voltage Measurement
4-4-1
DCV Measurement ( ) Maximum rating input value500 VDC
1) Applications
Measures batteries and d. c. circuits.
2) Measuring ranges
0.25/2.5/5/10/50/100 (6ranges)
1. Never use meter if the meter or test leads are damaged or
broken.
2. Make sure that the test leads are not cut or otherwise damaged.
WARNING
1. Never apply an input signals exceeding the maximum rating
input value.
2. Be sure to disconnect the test pins from the circuit when
changing the function.
3. Select the maximum range and measure in case the extent of
value to be measured can not be predicted.
4. Always keep your fingers behind the finger guards on the
probe when making measurements.
WARNING
Battery
4-4-2
ACV Measurement (
) Maximum rating input value500 VAC
Connect the black plug of the test lead to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to an appropriate ACV range.
Apply the red and black test pin to measured circuit.
Read the move of the pointer by V. A scale.
After measurement, remove the red and black test pins from the
circuit measured.
Since this instrument adopts the mean value system for its AC
voltage measurement circuit, AC waveform other than sine wave
may cause error.
Errors occur under such frequencies other than specified
specification.
4-5
DCA Measurement ( ) Maximum rating input value0.25 ADC
Connect the black plug of the test lead to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to an appropriate DCA range.
Apply the black test pin to the negative potential side of the
circuit to measure and the red test pin to the positive potential
side.
Read the move of the pointer by V. A scale.
After measurement, remove the red and black test pins from the
circuit measured.
4-6 Resistance Measurement (Ω)
Connect the black plug of the test lead to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to an appropriate Ω range.
Short the red and black test pins and turn the 0 Ω adjuster so
that the pointer may align exactly to 0 Ω.
Apply the black and red test pin to the measured resistance.
Read the move of the pointer by Ω scale.
After measurement, remove the red and black test pins from the
resistor measured.
Note : Be sure to use the same rated fuse. In case a fuse other than the
same rated one (see "SPECIFICATIONS") is used, error in
indication occurs and/or circuit protection is made unable.
Caution : If the pointer fails to
swing up to 0 Ω
even when the 0 Ω
adjuster is turned
clockwise fully,
replace the internal
battery with a fresh
one.
4-7 Battery check
Connect the black plug of the test lead to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to an appropriate
1.5V
or
1.5V
range.
Apply the black test pin to the negative potential side of the circuit
to measure and the red test pin to the positive potential side.
Read the move of the pointer by
1.5V
.
4-8 Measuring Capacity (μF)
Connect the black plug of the test lead to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to an appropriate μF×1 range.
Short the red and black test pins and turn the 0 Ω adjuster so
that the pointer may align exactly to 0 Ω.
Apply the black and red test pin to the measured capacitor.
The pointer moves full scale by the charge current to the capacitor.
However, the point starts gradual returning from a certain point.
Read the indicated maximum value on μF scale.
4-9 DC High Voltage measurement (Optional HV Probe)
Connect the black plug of the HV probe to the −input terminal and
the red plug to the
input terminal.
Set the range selector knob to HV PROBE range.
First, connect the clip (black) of the probe to the earth line (−) in
the circuit to be measured, and then apply the measuring pin on
the probe body to your measuring point.
Read the move of the pointer by V. A scale, measured value in
terms of kV.
4-10 Optional Temperature Probe (T-THP) Max value +200
Connect the pin of the temperature probe to the
input terminal
and the black plug to the −terminal.
Set the range selector to
PROBE range.
Adjust the pointer to the 0 Ω by the range selector. Remove
the pin of the temperature probe from the
terminal and then
connect the red plug.
Connect the measuring pin to a point to be measured. Read the
value on
scale when the pointer is stabilized.
4-11 End of Measurement
Turn off the range to prevent voltage applied to resistance and
current ranges.
5
MAINTENANCE
1. Never apply voltage to
the input terminals.
2. Be sure to make a
series connection via
load. (Please see to
above drawing)
3. Do not apply an input
exceeding the
maximum rated current
to the input
terminals.
WARNING
Never apply voltage to the input terminals.
WARNING
Never apply an input signals exceeding the battery voltage
to the input terminals.
The probe is designed for the measurement of very small direct
current circuit. Never use the probe to measure high voltage in
power lines, such as transmission and distribution lines ; it is
very dangerous.
WARNING
WARNING
1. Never apply voltage to the input terminals.
2. Do not measure as for a condenser of a
charged condition.
1. This section is very important for safety. Read and understand
the following instruction fully and maintain your instrument
properly.
2. The instrument must be calibrated and
inspected at least once a
year to maintain the safety and accuracy.
1. If the rear case or the battery lid is removed with input applied to
the input terminals, you may get electrical shock. Before starting
the work, always make sure that no input is applied.
2. Be sure to use the fuse is same rating so as to ensure safety and
performance of tester.
3. When operator remove the battery lid, do
not touch the internal
parts or wire with hand.
1. The panel and the case are not resistant to volatile solvent and
must not be cleaned with thinner or alcohol.
      
For cleaning, use dry, soft cloth and wipe it lightly.
2. The panel and the case are not resistant to heat. Do not place the
instrument near heat-
generating devices (such as a
soldering
iron).
3. Do not store the instrument in a place where it may be subjected
to vibration or from where it may fall.
4. For storing the instument, avoid hot, cold or humid places or
places under direct sunlight or where condensation is anticipated.
WARNING
WARNING
WARNING
CAUTION
5-1 Maintenance and Inspection
1. Appearance
Is the appearance not damaged by falling?
2. Test leads and fuse
Is the cord of the test leads not damaged?
Is the core wire not exposed at any place of the test leads?
If your instrument falls in any of the above items, do not use it and
have it repaired or replace it with a new one.
Make sure that the test leads are not cut.
5-2 Calibration
The calibration and inspection may be conducted by the dealer.
For more information, please contact the dealer.
5-3 How to Replace Battery and Fuse
<How to replace the battery>
Remove the battery lid screw with a screwdriver.
Remove the battery lid.
Take out the battery and replace it with a new one.
Attach the battery lid and fix it with the screw.
<How to replace the fuse>
Remove the battery lid screw with a screwdriver.
Pull out the fuse out of holder on the circuit board and replace it.
Put back the battery lid where it was and tighten the screw.
Check and see whether or not indications of respective ranges are
normal.
Please use spare fuse of a battery lid back side.
5-4 Storage
Following the above instructions, store the instrument in good
environment.
6
AFTER-SALE SERVICE
6-1 Repair
If the multimeter fails during use, check the following items before
sending it for repair.
Is the battery not exhausted?
Are the test leads not disconnected?
Is the fuse not blown?
We repair defective product at any cost. When mailing it to us for repair,
do not use the same cardboard box in which it was delivered to you
because it may receive damage in trasit. Please send it in a box at least
five times as large as the original box with enough cushioning material
stuffed around it.
6-2 For Information or Enquiries
If you need information regarding purchase of repair parts or if you
have any other sales related questions, please contact the dealer, selling
agent, or maker.
7
SPECIFICATIONS
7-1 General Specifications
AC Rectifier Form
: Half-wave rectifier form
Meter type : Internal magnet type, Taut band meter
Accuracy Assurance Temperature/Humidity Range
: 21
25
75 %RH max. No condensation
Operating Temperature/Humidity Range
: 3
43
80 %RH max. No condensation
Storage temperature/Humidity Range
: −10
50
70 %RH max. No condensation
Internal Battery : R6 (IEC) or UM-3 1.5 V×2
internal fuse :
φ
6.3×30 mm 0.5 A/250 V Fast fuse
Blowout capacity 500 A
Dimension and Mass
: 144(
H
)×99(
W
)×41(
D
)mm
approx. 270 g
Accessories : Instruction manual 1 Spare fuse 1
Test leads (TL-61)1
7-2 Optional Accessories
Clip adapter CL-14 (Red, Black 1 set)
HV probe HV-10
Carrying Case C-SP
Carrying Case C-SPH
Clip adapter TL-9IC
7-3 Measurement Range and Accuracy
Accuracyassurance range : 23
±2
45
75 %RH max.
  
No condensation
Attitude : Horizontal (± 5 °)
ACV accuracy in the case of sine wave AC.
Function full scale value Accuracy Remarks
DCV
(
)
0.25/2.5/5/10/50/100
±3 % against
full scale
Input impedance 20 kΩ/V
500
input impedance 9 kΩ/V
ACV
(
)
10/50/250/500
±3 % against
full scale
Input impedance 9 kΩ/V
Frecquency
:40 Hz
100 kHz
(AC 10 V range ±3 %)
DCA
(
)
50 μ/2.5 m/25 m/0.25
±3 % against
full scale
Voltage drop 0.25 V
Not including the
resistance of the fuse
Ω
2 k/20 k/ 200 k/ 2 M
(×1)(×10)(×100)(×1 k)
±3 % of arc
Center value 20 Ω
Max. Value 2 kΩ
Release voltage 3 V
Battery
Check
2.0 V
―――
Load resistance 20 Ω
Capacity
(μF)
500
―――
Pointer indication of
the maximum move
by charged current in
the capacitor.
HV DC 25 kV
±20 % with
probe
Optional HV-10
Temp
−20
〜+
200
±3 % against
full scale
Optional THP
Specifications and external appearance of the product described
above may be revised for modification without prior notice.
Fuse of the specified rating and type
0.5 A/250 V
φ
6.3×30 mm Blowout capacity:500 A
-
1
-
-
5
-
-
9
-
-
4
-
-
8
-
-
3
-
-
7
-
-
2
-
-
6
-
-
10
-
-
14
--
13
--
12
--
11
-
/